JP4809907B2 - 盗難防止タグ - Google Patents

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この発明は、商品に取り付ける盗難防止タグに関し、特に、商品や陳列品の万引き・盗難防止用機器として自鳴式の盗難防止タグに関するものである。
一般に、各種の店舗において、商品や陳列品の万引き・盗難防止用機器として盗難防止タグが商品等に取り付けられている。この盗難防止タグは、これが不正に商品から外されると、その内部に設けたブザーが警告音を発するものである。
このような自鳴式の盗難防止タグは、ケースの内部に電源電池、ブザー等の警報器、これらを接続する警報回路が形成された基板、盗難を検知するための検知スイッチ等を収納したものである。この検知スイッチとしては、検知ピンの出し入れによって接点が開閉されるプッシュスイッチ式のものが用いられ、この検知ピンがケースの商品取り付け面から出没可能に、外向きに付勢するように取り付けられている(特許文献1参照)。
特開2002−8152号公報 この盗難防止タグを使用するには、ケースの商品取り付け面を商品に接するように両面テープなどによって商品に貼り付けて、検知ピンを押し込んで警戒状態にしておく。この警戒状態において、万引きをしようとする者が、盗難防止タグを商品から不正に剥がし取ると検知ピンが突出する。この検知ピンの突出により検知スイッチの接点が閉じて、その閉じた接点に基づき警報ブザーが警告音(警告信号)を発して、万引きの発生を店の者に知らせることができる。
また、商品に盗難防止タグを付けたままで店外に持ち出そうとすると、店の出口に設けられたゲートが常時、特定の波長の電波を発するようになっていて、盗難防止タグがこの電波を受信し、警告音を発するようにもなっている。
しかし、従来の盗難防止タグは、商品の一部分で検知ピンを押し込み、その押し込み状態で盗難防止タグを支えながら、結束帯、あるいは専用のベルトなどの取り付け部材を棒体と一緒に巻きつけて、取り付ける必要があった。このため、盗難防止タグの取り付けに手間がかかり、その取り付け作業が煩わしいものとなっていた。
そこで、この発明の課題は、商品に対する取り付け、取り外しを容易に行い得るようにすることである。
前記の課題を解決するために、この発明は、商品に取り付けられるケースと、そのケースの商品取り付け面から出没可能に設けられ弾性体により突出方向に付勢された検知片と、前記ケース内に前記検知片の作動に基づいて警告信号を発する警報器とを備えた盗難防止タグにおいて、前記ケースは、前記商品取り付け面に対向する商品押さえ片と、これを支持し前記商品取り付け面から出没可能に設けられた支持軸と、前記商品押さえ片を前記商品取り付け面に押し付ける向きに付勢する弾性体とを備えるクランプが設けられ、前記商品押さえ片は、前記商品取り付け面から突出状態の前記検知片が収まる収納穴を有する構成を採用したのである。
この構成により、商品への取り付けの際、クランプの商品押さえ片を引き出して、その商品押さえ片とケースとの間に商品の一部を差し込むと、商品押さえ片は弾性体により商品取り付け面に押し付ける向きに付勢されているので、商品の一部をケースとの間で挟むことができる。
クランプの商品押さえ片によって商品の一部を挟むので、従来の盗難防止タグのように、結束帯や専用のベルトを巻きつけることにより取り付ける必要がなく、容易に商品に取り付けることができる。
一方、商品からの取り外しは、商品押さえ片を引き出すことにより行うことができるので、従来の場合において商品への取り付けに使用した結束帯や専用のベルトを取り除く必要がなく、簡単に商品から取り外すことができる。
前記構成において、前記クランプは、前記ケースの商品取り付け面に対向する背面から出没可能に、かつ前記支持軸に一体に設けられた押しボタンを備え、前記押しボタンの押圧により、前記支持軸が前記商品取り付け面から突き出すようにした構成を採用することができる。
この構成では、商品への取り付けの際、押しボタンを押圧すると、これに一体に設けたクランプの支持軸がケースの商品取り付け面から突き出し、商品押さえ片が引き上げられる。このため、一方の手で持った商品に、他方の手で押しボタンを押しながらクランプで挟むことで、取り付け作業をより効果的に行うことができる。
また、商品からの取り外しの際、押しボタンを押圧することで、商品押さえ片は押し付けている商品の一部から離れるように引き上げられる。このため、取り付け作業と同様、商品を一方の手で持った状態で、他方の手で押しボタンを押して、クランプの商品押さえ片を引き上げて、容易に取り外すことができる。
従来の盗難防止タグにおいては、ケースの商品取り付け面を商品の表面に押し付けることにより、検知片を押し込んでいるので、商品に取り付けた盗難防止タグの検知片とその商品との間に、薄い板材を差し込むことが可能であった。それによって、検知片を押し込み、検知スイッチの警戒状態を維持したまま、すなわち警報音を発生させることなく、盗難防止タグが商品から取り外されてしまうことがある。
薄い板材の差し込みを防止するため、盗難防止タグを完全に覆うように専用の透明フィルムで巻き付けて、商品に取り付けることが考えられるが、商品への盗難防止タグの取り付け、取り外しが煩雑になってしまうという問題があった。
この問題を解決するため、前記商品取り付け面の前記商品押さえ片との対向部分にリブが形成され、そのリブは、前記ケースの長さ方向に対して交差する方向に沿って形成され、前記検知片の両側に配置された構成を採用することができる。
ここで、ケースの長さ方向とは、ケースを取り付ける商品の一部分が棒体である場合、その棒体の長さ方向を意味する。
この構成によれば、商品に取り付けたケースとその商品との間に薄い板材をケースの長さ方向に差し込むと、その薄い板材がリブに突き当たる。このため、検知片とその商品との間に薄い板材を差し込むことができず、検知片を押し込んだ状態で盗難防止タグが商品から不正に取り外されるのを防止することができる。また、リブは検知片の両側に形成されているので、ケースの長さ方向の両方向に対して薄い板材の差し込みを防止することができる。
通常、盗難防止タグは、ケースの商品取り付け面を商品の表面に押し付けることにより、検知片が押し込まれて警戒状態とされる。しかし、取り付けられる商品が、例えば眼鏡のテンプル、ゴルフクラブなど一部に細い棒体を有するものである場合、その棒体の周面で検知片を押し込み、その押し込み状態で盗難防止タグを支えながらの盗難防止タグの取り付けは難しい。
このため、商品の一部分である棒体で検知片を容易に押し込むため、前記検知片は、前記ケースの長さ方向に対して交差する方向に所要長さをもって形成され、前記商品押さえ片の前記交差方向の範囲内に設けられた構成を採用することができる。
商品押さえ片が支持軸を中心に回転することを防止する目的で、前記クランプが前記ケースの長さ方向に並ぶ2本の前記支持軸を備える構成を採用してもよい。この場合、2本の支持軸によって、商品押さえ片をケースの商品押し付け面に対して向かい合う状態に保持することも可能である。
前記商品取り付け面の前記商品押さえ片との対向部分にリブが形成された構成において、前記リブは、前記ケースの長さ方向に沿ってさらに設けられ、前記検知片よりも前記ケースの幅方向の外側に配置された構成を採用することができる。
リブがケースの長さ方向に設けられると、ケースと商品との間に薄い板材をケースの長さ方向に交差する方向に差し込むと、その薄い板材がリブに突き当たる。この場合も、リブをケースの長さ方向と直交方向に設けた場合と同様、検知片とその商品との間に薄い板材を差し込むことができず、検知片を押し込んだ状態で盗難防止タグが商品から不正に取り外されるのを防止することができる。
前記商品押さえ片の表面または前記ケースの商品取り付け面の少なくともいずれか一方に、前記商品に対する緩衝部材が設けられると、商品押さえ片、あるいはケースの商品取り付け面に接する商品の一部分が傷つくことを防止できる。
また、突出状態の検知片を収納する商品押さえ片の収納部は、その商品押さえ片に設けた凹部や溝とすることができるが、例えば、貫通孔であれば、外部から検知片の位置が分かり易くなる。したがって、商品の一部分により検知片を確実に押さえることができる。
以上のように、この発明の盗難防止タグは、クランプにより商品の一部分を挟むことができるので、商品への取り付け、取り外し作業の効率を向上させることができる。
また、商品への取り付けの際、結束帯や専用のベルト等を別途準備する必要がない。
実施例1の盗難防止タグを正面側より見た斜視図 同上の盗難防止タグを背面側より見た斜視図 同上の盗難防止タグの横断面図 図3のA−A線における断面図 実施例1の盗難防止タグの要部を表わす分解斜視図 同上の盗難防止タグを示す一部切り欠き正面図 同上の盗難防止タグの使用状態を示す一部切り欠き横断面図 図7のB−B線における断面図 同上の盗難防止タグを取り付けた商品を示す斜視図 同上の盗難防止タグの使用状態を示す斜視図 (a)実施例2の盗難防止タグの一部切り欠き横断面図、(b)同上の盗難防止タグの使用状態を示す一部切り欠き横断面図
以下、この発明に係る盗難防止タグの実施例を添付図面に基づいて説明する。
この実施例1での盗難防止タグ1は、図1、図2に示すように、商品に取り付けられるケース2と、そのケース2の商品取り付け面から出没可能に設けられ突出方向に付勢された検知片11と、ケース2の商品取り付け面との間で商品の一部を挟むクランプ21とを備えている。
ケース2は、周縁全周に側壁を有する長方形状の正面側板部材3および背面側板部材4とからなり、これらの板部材の側壁を互いに嵌め合わせることにより箱状に形成される。
ケース2の内部には、図3、図4に示すように、電源であるボタン型電池5、警報器としてのブザー6、および盗難を検知する検知スイッチ7および特定の信号を受信可能なアンテナ8が実装され、これらの実装部品を電気的に接続する警告回路9が形成された基板10が収納されている。
ブザー6は基板10上でのケース2の一端寄りに実装され、警告信号を背面側板部材4表面の一端寄りに形成された複数のスピーカー孔12を通して外部へ伝えるようになっている。
基板10上の検知スイッチ7は、その接点(図示省略)を開閉する検知片11を備えている。検知片11は、正面側板部材3に設けた孔13から出没可能に設けられ、検知スイッチ7内の図示しない弾性体により突出方向に付勢され、ケース2の長さ方向に対して直交方向に所要長さをもって形成される。この所要長さは、商品押さえ片22の前記直交方向長さの範囲内であればよい。
このように検知片11が形成されると、商品の一部分が棒体である場合、その棒体にケース2を取り付ける際、棒体によって検知片11はその長さ方向(ケース2の長さ方向に対して直交方向)の任意の位置で没入(押し込み)可能となる。このため、容易に警戒状態に移行させることができる。
また、検知片11は前記の棒体をケース2の長さ方向に沿って取り付けた状態で、検知片11を押し込むことができる方向に設ければよい。したがって、必ずしもケース2の長さ方向に対して直交する方向に設ける必要はなく、ケース2の長さ方向に対して交差する任意の方向に設けられていればよい。
検知片11の出没に応じて、検知スイッチ7の接点が開閉し、その開閉に基づいてブザー6が音(警告信号)を発する。なお、ブザー6により警告信号が発せられた際、基板10に実装されたLED(図示省略)を点灯または点滅させて、視覚的にも外部に警告信号を発するようにしてもよい。
アンテナ8は、商品及び商品にとりつけた盗難防止タグ1が、出入口等に配置したゲートからの信号送信領域内に持ち運ばれ、ゲートからの特定の信号をアンテナ8が受信した場合、警告回路9はその受信信号を検知して、ブザー6により警告信号を発するようになっている。これにより、未清算の商品が店外に持ち出されることを防止する。
また、基板10に、例えば、非接触方式のICタグ(図示省略)を実装すれば、盗難防止タグ1を取り付けた商品の出所確認や、出庫管理、顧客情報などの商品情報をICタグに記憶させることができる。これにより、ICタグに新たな情報を書き込んだり、または不要な情報を消去したり情報の更新をすることができるため、盗難防止タグ1を商品管理に利用することが可能となる。
商品の一部分を挟むクランプ21は、図5に示すように、商品取り付け面とされる正面側板部材3の表面に向かい合う商品押さえ片22と、これを支持し正面側板部材3から出没可能に設けられた2本一対の支持軸23と、商品押さえ片22を商品取り付け面に押し付ける向きに付勢する弾性体としてのコイルばね24と、一対の支持軸23、23に一体に設けられ背面側板部材4の表面から出没可能にスライドする押しボタン25を備えている。
商品押さえ片22は、その幅が正面側板部材3に対して同幅に形成された矩形の板体からなり、正面側板部材3の孔13を覆うように配置され、その商品押さえ片22を貫通する窓26を備えている。窓26は孔13に連通し、その孔13から突出状態の検知片11を収納する収納部とされる。窓26が貫通孔であるため、外部から検知片11の位置が分かり易くなり、商品の一部分により検知片11を確実に押さえることが可能となる。
また、商品押さえ片22には、一対の支持軸23の一端部が一体に設けられている。一対の支持軸23は正面側板部材3の幅方向(ケース2の長さ方向に対して直交方向)一端部寄りに、かつケース2の長さ方向に並んで形成された一対の貫通孔14にそれぞれ挿通され、正面側板部材3の表面から出没可能にスライドする。
この実施例1では一対の支持軸23で商品押さえ片22を支持しているが、クランプ21としての強度を備えている限り、一本の支持軸で支持するようにしてもよい。一対の支持軸23により支持すれば、商品押さえ片22の回転を防止できるとともに、商品押さえ片22を商品取り付け面に対して向かい合う状態に確実に保持することができる。
また、商品押さえ片22の商品取り付け面側の表面には、柔軟で弾性を備える素材、例えば、発泡ウレタンや合成ゴムからなる緩衝部材30が設けられている(図4参照)。この緩衝部材30は、商品押さえ片22の前記表面のうち支持軸23よりも正面側板部材3の幅方向他端側に、かつ、正面側板部材3の長さ方向の全長にわたる範囲に設けられている。また、その表面を凹凸に形成することで滑り止めとされる。
緩衝部材30によって、商品押さえ片22で商品取り付け面との間に商品の一部分を傷付けることなく挟むことができる。また、緩衝部材30は商品取り付け面である正面側板部材3の表面に設けることもでき、商品押さえ片22および正面側板部材3の両方に設けてもよい。すなわち、これらの少なくともいずれか一方に設けられていればよい。
押しボタン25は一端が閉塞した円筒部27とフランジ28とからなる。円筒部27は背面側板部材4に形成された貫通孔15から出没可能にスライドする。フランジ28は円筒部27の外側に配置された一対の固定孔29を備え、各固定孔29に挿通したねじ31をそれぞれの支持軸23に締め付けることで、支持軸23と一体化される。これにより、押しボタン25を押すと、一対の支持軸23、23が正面側板部材3から突き出す。
また、押しボタン25の円筒部27の内部には、コイルばね24の一端部が挿し込まれ、他端部が正面側板部材3の内面に設けられたばね支持部32に支持されている(図3参照)。このコイルばね24は、押しボタン25が押圧された際、圧縮されるように支持されている。このため、その復元力により、押しボタン25を背面側板部材4から突出方向に付勢する。
押しボタン25が突出方向に付勢されると、これに一体にスライドする一対の支持軸23、23がケース2内に没入方向に付勢され、さらに、支持軸23に一体化された商品押さえ片22が商品取り付け面を押し付ける向きに付勢される。
また、図6に示すように、商品取り付け面のうち商品押さえ片22との対向部分に、ケース2の幅方向(ケース2の長さ方向に対して直交方向)のリブ16が設けられる。このリブ16は検知片11が出没する孔13を挟んで両側に配置され、商品取り付け面に押し付けられた状態の商品押さえ片22の周縁部に当接する。
リブ16は、不正の目的で商品に取り付けたケース2と商品の一部分との間に薄い板材(図示省略)をケース2の長さ方向に差し込んだ場合、薄い板材がリブ16に突き当たる方向に設けられていればよい。したがって、必ずしもケース2の長さ方向に対して直交方向に設ける必要はなく、例えば、ケース2の長さ方向に対して交差する任意の方向に設けることができる。
これにより、薄い板材をケース2の長さ方向に差し込んだ場合、その薄い板材がリブ16に突き当たる。このため、検知片11と商品の一部分との間に薄い板材を差し込むことができず、検知片11を押し込んだ状態で盗難防止タグ1が商品から不正に取り外されるのを防止することができる。
さらに、商品取り付け面のうち商品押さえ片22との対向部分にケース2の長さ方向に形成されたリブ17が設けられる。リブ17は、正面側板部材3において、孔13に対して、ケース2の幅方向の貫通孔14と反対側の端部に設けられ、商品取り付け面に押し付けられた状態の商品押さえ片22の周縁部に当接する。
リブ17により、薄い板材をケース2の幅方向に差し込んだ場合も、薄い板材がリブ17に突き当たる。このため、検知片11とその商品との間に薄い板材を差し込むことができず、リブ16の場合と同様、検知片11を押し込んだ状態で盗難防止タグが商品から不正に取り外されるのを防止することができる。
リブ16、17の高さは、検知片11の突出高さよりも低いものであり、ケース2を商品に取り付けた際、検知片11が商品により押し込まれ警戒状態を維持できる高さであればよい。
以上のように、この実施例の盗難防止タグ1は構成され、以下にその使用方法を図7から図10に基づいて説明する。
まず、盗難防止タグ1を一方の手で持ち、クランプ21の押しボタン25を押圧する。押圧した押しボタン25により、図7に示すように、コイルばね24が圧縮されるとともに、押しボタン25に一体に設けられた一対の支持軸23、23を正面側板部材3から突出する。突出した一対の支持軸23、23は、これに一体に設けた商品押さえ片22を商品取り付け面としての正面側板部材3の表面から離れるように移動させる。
商品押さえ片22が商品取り付け面から離れている状態を保ちながら、他方の手に持った商品40(一部分に棒体を有するもの。例えば、図9に示すめがねやゴルフクラブなど)の棒体41をケース2の長さ方向に沿って商品取り付け面と商品押さえ片22との間に差し込む。
棒体41の差し込む際、商品押さえ片22には窓26が設けられているので、図6に示すように、窓26から検知片11を見ながら、棒体41で検知片11を覆うようにすることより、検知片11が押し付け可能状態となっていることを確認することができる。
棒体41を差し込んだ後、押圧していた押しボタン25から手を離すと、圧縮状態のコイルばね24の復元力により、商品押さえ片22は、棒体41を商品取り付け面に押し付けるように付勢され、商品取り付け面に押し付ける向きに移動する。これにより、図8に示すように、棒体41が商品押さえ片22と商品取り付け面との間で挟まれる。
このように盗難防止タグ1は、商品40(図9の場合ではメガネ)の一部分である棒体41(図9の場合はメガネのテンプル)を、クランプ21の商品押さえ片22によって挟んだ状態に取り付けられ、商品に対して警戒状態とされる(図10参照)。
また、商品40の棒体41をクランプ21の商品押さえ片22によって挟むようにしたので、従来の盗難防止タグのように、取り付けの際に使用される結束帯や専用のベルトが不要となり、容易に商品に取り付けることができる。
さらに、一方の手で押しボタン25を押しながら、他方の手で持った商品40の棒体41をクランプ21の商品押さえ片22で挟むことができるため、盗難防止タグ1の取り付け作業を効率良く行うことができる。
一方、盗難防止タグ1を商品40から取り外すときは、専用の警戒解除装置で警戒状態を解除した上で、盗難防止タグ1を一方の手で持ちながら、他方の手で商品40を持ち、クランプ21の押しボタン25を押圧する。
押しボタン25の押圧により、クランプ21の商品押さえ片22を棒体41から離れる向きに移動させ、商品押さえ片22による棒体41への押し付けが解除される。その解除状態で棒体41が商品押さえ片22と商品取り付け面との間から抜き取られる。
このように、盗難防止タグ1の取り外しが、商品への取り付けと同様、一方の手で持った盗難防止タグ1を他方の手で持った商品から容易に行うことができる。
この盗難防止タグ1のクランプ21の構造は、商品押さえ片22と商品取り付け面との間に商品40の一部分を挟むことができるものであれば、適宜変更することができる。一例として、この発明の実施例2を図11(a)、(b)に示す。なお、以下においては、上記実施例1との相違点を中心に述べ、同一に考えられる構成に同符号を用いて、その説明を省略する。
この実施例2では、クランプ21は、図11(a)に示すように、一対の支持軸23に一体に、かつ背面側板部材4の表面から突出可能に設けられた押しボタン25の代わりに、一対の支持軸23の他端部をつなぐ連結板33をケース2内に設けたものであり、この連結板33と、これに形成された孔34を貫通するばね支持部32とでコイルばね24を保持するようにしたのである。
このクランプ21は、商品押さえ片22を商品取り付け面から引き出すことで、連結板33は正面側板部材3に近づくとともに、コイルばね24が圧縮される(図11(b)参照)。コイルばね24の復元力により商品押さえ片22が商品取り付け面を押し付ける向きに付勢される。
商品40への取り付けは、まず、クランプ21の商品押さえ片22を手で引き出して、ケース2との間に商品40の一部分を差し込む。このとき、商品押さえ片22は付勢されているので、商品押さえ片22から手を離すと、商品押さえ片22が商品40の一部分をケース2との間で挟む。したがって、従来の盗難防止タグのように、結束帯や専用のベルトを巻きつけることにより取り付ける必要がなく、容易に商品40に取り付けることができる。
一方、商品40からの取り外しは、専用の警戒解除装置で警戒状態を解除した上で、商品押さえ片22を商品40の一部分から引き離すようにさらに引き出し、商品40の棒体41を抜き取ることで容易に行うことができる。
1 盗難防止タグ
2 ケース
3 正面側板部材
4 背面側板部材
5 ボタン型電池
6 ブザー
7 検知スイッチ
8 アンテナ
9 警告回路
10 基板
11 検知片
12 スピーカー孔
13 孔
14 貫通孔
15 貫通孔
16 リブ
17 リブ
21 クランプ
22 商品押さえ片
23 支持軸
24 コイルばね
25 押しボタン
26 窓
27 円筒部
28 フランジ
29 固定孔
30 緩衝部材
31 ねじ
32 ばね支持部
33 連結板
34 孔
40 商品
41 棒体

Claims (8)

  1. 商品(40)に取り付けられるケース(2)と、そのケース(2)の商品取り付け面から出没可能に設けられ弾性体により突出方向に付勢された検知片(11)と、前記ケース(2)内に前記検知片(11)の作動に基づいて警告信号を発する警報器(6)とを備えた盗難防止タグにおいて、
    前記ケース(2)は、前記商品取り付け面に対向する商品押さえ片(22)と、これを支持し前記商品取り付け面から出没可能に設けられた支持軸(23)と、前記商品押さえ片(22)を前記商品取り付け面に押し付ける向きに付勢する弾性体(24)とを備えるクランプ(21)が設けられ、前記商品押さえ片(22)は、前記商品取り付け面から突出状態の前記検知片(11)が収まる収納穴(26)を有することを特徴とする盗難防止タグ。
  2. 前記クランプ(21)は、前記ケース(2)の商品取り付け面に対向する背面から出没可能に、かつ前記支持軸(23)に一体に設けられた押しボタン(25)を備え、前記押しボタン(25)の押圧により、前記支持軸(23)が前記商品取り付け面から突き出すようにしたことを特徴とする請求項1に記載の盗難防止タグ。
  3. 前記商品取り付け面の前記商品押さえ片(22)との対向部分にリブ(16)が形成され、そのリブ(16)は、前記ケース(2)の長さ方向に対して交差する方向に沿って形成され、前記検知片(11)の両側に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の盗難防止タグ。
  4. 前記検知片(11)は前記ケース(2)の長さ方向に対して交差する方向に所要長さをもって形成され、前記商品押さえ片(22)の前記交差方向の範囲内に設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の盗難防止タグ。
  5. 前記クランプ(21)が前記ケース(2)の長さ方向に並ぶ2本の前記支持軸(23)を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の盗難防止タグ。
  6. 前記リブ(17)は、前記ケース(2)の長さ方向に沿ってさらに設けられ、前記検知片(11)よりも前記ケース(2)の幅方向の外側に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の盗難防止タグ。
  7. 前記商品押さえ片(22)または前記ケース(2)の商品取り付け面の少なくともいずれか一方に、前記商品(40)に対する緩衝部材(30)が設けられたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の盗難防止タグ。
  8. 前記商品押さえ片(22)の収納部(26)が貫通孔であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の盗難防止タグ。
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