JP3460821B2 - 吸収性製品の製造方法 - Google Patents
吸収性製品の製造方法Info
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Description
のオシメや生理用ナプキン、失禁用パッドなどに適用さ
れる尿などの液体の吸収性製品の製造方法に関するもの
である。
来の使い捨てオシメ(襁褓)は次のように構成されてい
る。一般に、このような「オシメ」は使用者が装着した
ときに外面となる箇所には、液体不透過性のシート材が
適用され、その内側には尿等の液体を吸収するための吸
収材が配置され、さらにその内側で使用者の肌と接触す
る箇所には、液体を透過するシート材が配置されてい
る。
使用者が装着したときに、使用者の股を包囲するよう
に、シール手段を備えている。このシール手段により、
尿等の液体が「オシメ」の外側に流れて、下着等を汚し
てしまうことを防止している。
使い捨てのオシメを示している。このオシメ1000
は、使用者が装着した状態において、尿や便等の排泄物
を覆うことができるように、前後に長い形状になってい
る。このオシメ1000の外面となる箇所には、液体不
透過性のバックシート1001が用いられている。バッ
クシート1001の内側には、尿等の液体を吸収するた
めの吸収体1002とティッシュ1003が重ねて配置
されている。吸収体1002のさらに内側には、表面材
1004が配置されている。この表面材1004は、液
体を通過する材質で作られている。表面材1004とバ
ックシート1001は重ねて配置されており、表面材1
004の内側には、2つの立体ギャザー部1005,1
005が設けられている。立体ギャザー部1005の外
側には股ギャザー部1006が設けられている。この立
体ギャザー部1005は、オシメ1000を使用者が装
着した時に、使用者の股を包囲するようにして、尿等の
液体がオシメ1000の外部に流れないようにして、下
着等を汚してしまうのを防止している。
は、センター表面材1020とサイド表面材1022,
1024を有している。このオシメ1000を折りたた
んで梱包する場合には、図11に示すようにセンター表
面材1020に対してサイド表面材1022,1024
をR方向に内側に折りこんだあと、図12に示すように
三つ折りにする。すなわちオシメ1000の部分104
0を中間部1050に対して図11のU方向に折り曲げ
ることで重ね合わせた後に、図11のV方向に沿って部
分1060を折り曲げることで、部分1060は部分1
040の上に折り重なる。
シメ1000を長手方向Lに関して三つ折りにして商品
のサイズをコンパクト化した場合には、図12のような
三つ折りにされた状態で包装工程に高速で移送すると、
短手方向T方向に折り込まれたサイド表面材1022,
1024の部分の厚みが、端部であるバックシート10
01と表面材1004が直接貼り合わされた部分よりも
厚いため、内側の部分1022A,1024AがR方向
とは逆のK方向に沿って外側に広がろうとする。このた
めに図12に示すようなオシメ1000の三つ折り状態
を保持することができず、オシメ1000の三つ折り状
態が変形してしまい、このようなオシメ1000を効率
よく移送して包装することができなくなってしまうとい
う問題がある。この原因としては、部分1022A,1
024Aが解放されており、部分1060とは別になっ
た状態で図12に示すように三つ折りされているからで
ある。そこで本発明は上記課題を解消し、コンパクトに
三つ折りした状態で吸収性製品を安定して移送すること
ができる吸収性製品の製造方法を提供することを目的と
している。
の透過を防止するバックシートと、身体に接触する面側
に配置される液体透過性のセンター表面材と、前記バッ
クシートと前記センター部材の間に配置されて前記セン
ター表面材を透過した液体を吸収して保持する吸収体を
備え、前記バックシートと前記センター表面材が接着さ
れることで形成されている長手方向に関する一端部と他
端部とを有し、前記一端部と他端部は残部に比べて薄く
形成されている吸収性製品を三つ折りにするための前記
吸収性製品の製造方法であり、前記吸収性製品の短手方
向の第1側部と第2側部をそれぞれ内側に折り返す折り
返し工程と、前記吸収性製品の前記一端部を含む第1部
分を折り返すことで、前記第1部分を前記吸収性製品の
中間部に重ねる第1折り工程と、前記吸収性製品の前記
他端部を含む第2部分を折り返すとともに、前記第1部
分の前記一端部を前記第2部分の折り返しに伴い前記第
2部分とともに折り返すことで、前記第2部分を前記吸
収性製品の前記第1部分に重ねる第2折り工程と、を含
むことを特徴とする吸収性製品の製造方法である。請求
項1では、折り込み工程において、吸収性製品の短手方
向の第1側部と第2側部をそれぞれ内側に折り込む。第
1折り工程では、吸収性製品の一端部を含む第1部分を
折り返すことで第1部分を吸収性製品の中間部に重ね
る。第2折り工程では、吸収性製品の他端部を含む第2
部分を折り返すとともに第1部分の一端部を第2部分の
折り返しに伴い第2部分とともに折り返すことで、第2
部分を吸収性製品の第1部分に重ねる。これにより、第
1部分の一端部は第2部分とともに折り返され、第2部
分が第1部分に重なるので、第1部分の一端部は第1部
分の外側面と第2部分の内側面の間に挟まれて保持され
て、残部に比べ薄くされている第1部分の一端部が折ら
れる事で広がりずらく、更に挟む部分の厚みにより外側
に広がるのを確実に防ぐことができる。このことから、
三つ折りにされた吸収性製品の形が変形しにくくなり、
吸収性製品の移送を効率よく行える。
性製品の製造方法において、前記吸収性製品が水平に搬
送され、前記第1折り工程では、搬送角度を変化させる
様に動作する第1折り動作部の動作により前記第1部分
を前記中間部に対して折り返す。請求項2では、第1折
り工程において搬送角度を変化させる様に動作する第1
折り動作部の動作により第1部分を中間部に対して折り
返すようになっている。
性製品の製造方法において、前記第1折り工程を通過し
た前記吸収性製品が、前記第2折り工程では、前記第1
折り工程以前の角度とほぼ同等の角度に搬送角度を戻す
ように動作する第2折り動作部の動作により前記第1部
分を前記中間部に対して折り返す。請求項3では、第2
折り工程では、前記第1折り工程以前の角度とほぼ同等
の角度に搬送角度を戻すように動作して略水平とする第
2折り動作部の動作により第1部分を中間部に対して折
り返す。
の吸収性製品の製造方法において、前記第1折り工程に
おいて、前記第1部分は前記吸収性製品の長手方向の全
長の1/3以上で前記中間部に対して折り返す。請求項
4の発明では、第1折り工程において、第1部分は吸収
性製品の全長の1/3以上で中間部に対して折り返す。
これにより第1部分の一端部を第2部分の折り返しに伴
い第2部分とともに確実に折り返すことができるととも
に、三つ折りにした吸収性製品をよりコンパクトに折っ
た状態にできる。
4のいづれかに記載の吸収性製品の製造方法において、
前記一端部側が進行方向側となるように進み、包装工程
に移送される。請求項5の発明では、一端部の折られた
方に移送されるので、空気が流入しずらく、吸収性製品
が移送途中で拡がるのを防げる。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
オシメの使用時の形状例を示している。図2は、このオ
シメ1の内側を示した平面図である。図1と図2におい
て、オシメ1は、バックシート2、ティッシュ3、吸収
体4、表面材5、左右の立体ギャザー部6、左右の股ギ
ャザー部7を有している。バックシート2は、外側のシ
ート材等とも呼んでおり、液体の透過を防止する材質に
より作られている。バックシート2の材質としては、た
とえば薄いプラスチックフィルム、具体的には、ポリエ
チレンフィルムやポリエチレンラミネート紙等が使用で
きる。バックシート2は液体は通さないが好ましくは水
蒸気を透過させて蒸れを防止でき、ある程度可撓性を備
えている材質を選択する。これによりオシメ1の内側の
内容物(汚物である固形物や尿等)が外側に漏れ出ない
ようになっている。
2と表面材5の間に配置して収容されるものであり、液
体等を吸収して保持するための部分である。ティッシュ
3は、液体等を吸収する柔らかい材質、たとえばパルプ
(バージンパルプ、古紙再生パルプ)、レーヨン、コッ
トン、ケナフ、バガス、シルク、親水処理をした繊維
(ポリオレフィン系、ポリエステル、アクリル)などを
単一又は複合してシート化したものを用いることができ
る。吸収体4は、表面材5のセンター表面材8を透過し
た液体成分を吸収して保持する役割を果たす。従って液
体吸収性に優れる材質のものであれば使用することがで
き、このような吸収体4の材質としては、たとえばパル
プに吸収材であるポリマーを混合したりパルプにポリマ
ーを散布したりして形成するパルプ吸収体もしくはポリ
マー等が好ましい。ここでパルプは、たとえば木材を機
械的または化学的に処理して、抽出したセルロース繊維
の集合体であり、これを線状またはシート状にしたもの
が用いられる。
イド表面材9,10を有している。センター表面材8
は、バックシート2に対して長手方向Lに沿って接着剤
により固定される部分であり、センター表面材8は直接
使用者の肌に触れるために、肌を必要以上に損なうこと
なく肌触りの良い点を考慮してこれに適した材料が選択
される。センター表面材8は内側のシートもしくはトッ
プシート等とも呼んでおり、液体を透過させ特に速やか
に液体成分が透過されるのに適した材質の繊維として、
たとえば種々の天然繊維、合成繊維あるいはこれらの組
み合わせから選択できる。たとえば合成繊維としては一
例としてポリエステルやポリプロピレンのファイバを素
材として液体透過性をよくするように形成した繊維が好
ましい。
方向Lに沿って両側に配置されている。センター表面材
8が液体を透過させることができるのに対して、サイド
表面材9,10は液体の透過を防止する材質で作られて
いる。センター表面材8が不織布で作られる場合には、
湿式不織布(紙、ティッシュ、ハイドロスパン(デクス
ター社)、ケミカルボンド(又はレジンボンド)、サー
マルボンド(エンボス、アンビル、エアスルー)、エア
レイド、スパンレース、スパンボンド、メルトブロー
ン、ニードルパンチ、ステッチボンド、そしてスパンボ
ンドとメルトブローンの不織布を複合して作られたSM
不織布(スパンボンドとメルトブローンの積層体)、S
MS不織布(スパンボンドとメルトブローンとスパンボ
ンドの積層体)等が採用できる。この中ではセンター表
面材8の材質としては、特にサーマルボンド、スパンボ
ンド、スパンレースが好ましい。これに対して、サイド
表面材9,10の材質としては、たとえばポリオレフィ
ン系不織布あるいはポリエステル系不織布と薄いプラス
チックフィルムの組み合わせたもの、ポリエステル系不
織布等とポリエチレンフィルムの組み合わせたもの、S
M不織布、SMS不織布等が採用できる。
サイド表面材9,10の少なくとも長手方向の中央部に
弾性体(ギャザーともいう)11を配置することで形成
されている。この立体ギャザー部6は、図示例ではサイ
ド表面材10の少くとも長手方向Lの中央部に弾性体を
配置することで形成されている。しかし、別の実施の形
態では、立体ギャザー部は、センター表面材8の少なく
とも長手方向Lの中央部に弾性体を配置することで形成
できる。この立体ギャザー部6を形成するために、線状
の弾性体11がサイド表面材9あるいはサイド表面材1
0の少なくとも中央部分において長手方向Lに沿って収
容されている。この弾性体11の弾性収縮能力により、
サイド表面材9,10の少くとも中央部には、図1に示
すように立体ギャザー部6が形成されている。この立体
ギャザー部6を形成することにより、使用者の排泄物も
しくは液体成分がオシメ1の短手方向Tに沿って外側に
漏れ出さないように使用者の身体に密着して阻止する。
股ギャザー部7は、立体ギャザー部6と協働して、オシ
メ1の股にあたる短手方向両端部を弾性力で引く事で、
股へのフィット性を高め、短手方向である股部分から漏
れる事を防ぐ。
は、ずれ防止用の接着部12が形成されている。このず
れ防止用の接着部12は、ハクリ紙13により覆われて
いる。オシメ1を使用する時には、このハクリ紙13を
剥離して、ずれ防止用接着部12を露出することによ
り、ずれ防止用接着部12がたとえば下着等の内面に着
脱可能に粘着して貼り付くことにより、オシメ1がパン
ツのような下着に対してずれないように固定することが
できるのである。
部の部分PのY−Y’断面により積層構造例を拡大して
示している。図4は、図3のオシメ1の部分Pの積層構
造要素の分解斜視図である。このオシメ1は、いわゆる
内折り型のオシメである。図3と図4において、バック
シート2と、センター表面材8の間には、ティッシュ3
と吸収体4が挟まれて収容されるようにして配置され
る。センター表面材8とバックシート2の端部はシール
するためのエンドシール用のホットメルト(接着剤の一
例)20を用いて接着している。センター表面材8と2
つのサイド表面材9,10は、ホットメルト22を用い
て接着している。
れぞれ立体ギャザー部6を形成するための弾性体11を
収容している。この弾性体11は、サイド表面材9と1
0の内端24を折り曲げて袋状にすることにより収容し
ている。内端24はサイド表面材9,10に対してヒー
トシール部25を用いて一体的に固定している。弾性体
11はたとえば線状の弾性材料、具体的にはゴム等によ
り作られていて、サイド表面材9,10の袋状部分25
Aの中に収容されている。また、ここでは弾性体11
は、オシメ1の長手方向端部まで設けられているが、中
央部のみに設けても良い。なお、バックシート、サイド
表面材等の別部材の接触部は、基本的にホットメルトに
より接着されているが図面の簡単化のために表示を省略
している。たとえば図3に示す接着部27の部分はホッ
トメルトにより接着されている。
手方向Lに関して一端部800と他端部810と、この
一端部800と他端部810を除いた残部820を有し
ている。一端部800と他端部810は、残部820に
比べると薄く形成されている部分である。つまり、一端
部800と他端部810は、主にバックシート2とセン
ター表面材あるいはサイド表面材が接着された部分であ
り、吸収体4等が含まれる残部820に比べると薄く形
成されている。一端部800と他端部810はそれぞれ
Pで示す領域である。これに対してオシメ1の短手方向
Tに関しては、第1側部900と第2側部910を有し
ている。第1側部900はサイド表面材9側に相当し、
第2側部910はサイド表面材10側に相当する。
シメ1の製造装置の例について簡単に説明する。図5の
吸収性製品の製造装置200は、概略的には吸収体製造
工程201、表面材製造工程202、ハクリ紙付着工程
203、立体ギャザー部形成工程204、左右端折り工
程205、プレス工程206、切断折り工程207、そ
して包装の為の移送工程Z等を有している。吸収体製造
工程201では、ドラム210からパルプが供給される
とパルプは粉砕されるとともにポリマーが供給されるこ
とにより、吸収体4が作られる。帯状のティッシュ3は
ドラム211から供給されて吸収体4と一体になり、吸
収体4はティッシュ3により包含される。その後、マッ
トカッター212により所定の長さにティッシュ3が切
断される。
からセンター表面材8が供給されるとともに、ドラム2
15からはサイド表面材9,10が供給される。サイド
表面材9,10には立体ギャザー部6が形成された後
に、ヒートシール部25が施される。これによりヒート
シール部25を有するサイド表面材9,10が形成さ
れ、サイド表面材9,10の中にはゴムのような弾性体
11が収容される。センター表面材8とサイド表面材
9,10がヒートエンボス部217により吸収体部と一
体化される。ドラム218からはバックシート2が供給
され、股ギャザー部7が施される。そしてエンドサイド
シール219において、センター表面材8、サイド表面
材9,10およびバックシート2が一体化される。バッ
クシート2にはあらかじめハクリ紙付着工程203にお
いてハクリ紙13が付着されている。このようにして一
体化されたセンター表面材8、サイド表面材9,10お
よびバックシート2で作られたオシメ1は、短手方向の
左右端が折り曲げられて断面でみてほぼC型に形成され
た後に、プレス工程206のプレスベルト220を通る
ことにより圧力がかかった後に、製品カッター221に
より所定のオシメの長さに切断される。その後に、オシ
メ1は長手方向に関して3つに折る。このようにして三
つ折りになったオシメ1を得ることができる。
る三つ折り装置700の構造例を示している。図6の三
つ折り装置700は、ベルトコンベア701,702,
703,704,705,706を有している。図2に
示すような形状に作られたオシメ1は、コンベア70
1,702により水平方向Hに沿って送られる。コンベ
ア701,702の下流側であって、コンベア703,
704の上流側には、第1折り工程S1が配置されてい
る。この第1折り工程S1は、第1折り動作部730が
設けられている。第1折り動作部730は、オシメ1の
搬送角度を変化させる様に動作する。具体的には、たと
えばこの第1折り動作部730は垂直方向V1に沿って
ロッド731を上下動や回転させるように操作すること
により、オシメ1の第1部分800をオシメ1の中間部
862に対して折り返す動作を行う。このようにして折
り返されたオシメ1は、ベルトコンベア702,704
により垂直方向V2に沿って移送される。
ベルトコンベア705,706の上流側の間には、第2
折り工程S2が設けられている。この第2折り工程S2
には、第2折り動作部740が配置されている。第2折
り動作部740は、第1折り工程S1以前の角度とほぼ
同じ搬送角度に戻すように動作する。具体的には、たと
えば第2折り動作部740は、ロッド741をH1方向
に左右動や回転させるように操作することで、第2部分
864及び第1部分800の端部を同時にオシメ1の第
1部分800と中間部802に対して折り曲げられる動
作を行う。これにより、コンパクトに三つ折りされたオ
シメ1は、包装の為の移送工程Zとなるベルトコンベア
705,706等によりH2の方向にほぼ水平に搬送さ
れて、図5に示す案内部860により案内されて包装箱
もしくは包装袋に梱包されるようになっている。尚、第
1折り動作部730がオシメ1を搬送する角度は垂直方
向V1以外の小さい角度でもよいし、第2折り動作部7
40がオシメ1を搬送する角度も水平方向のH1方向で
なくてもよい。
性製品の製造方法について説明する。図9の折り返し工
程S0では、図2に示すオシメ1の短手方向Tの両端部
分である第1側部900と第2側部910を、それぞれ
図7のR方向に沿って内側に折り返す。これにより第1
側部900に相当するサイド表面材9の部分とサイド表
面材10の部分がそれぞれR方向に沿って内側に折り返
される。このような状態では、M方向から見ると、オシ
メ1の端部はほぼC字型に折り返した状態になる。これ
によって、まず図2のオシメ1の短手方向Tに関するオ
シメの幅Wを、図7に示す小さい幅W1にまで縮小する
ことができる。なお、ここでは一枚の製品単位とされて
いるが、この時点ではオシメはつながった状態とされて
いる。また、第1側部900と第2側部910を重なる
よう、折り返してもよい。
のような状態に折り返されたオシメ1は図8に示すよう
に三つ折りにする。図8(A)ではオシメ1が長手方向
Lに沿って図示されており、吸収体4がバックシート2
とセンター表面材8の間に位置している。第1折り工程
S1では、図6の第1折り動作部730のロッド731
を用いてV1方向に折る。これにより、一端部800を
含む第1部分860がロッド731により、中間部86
2と第2部分864に対してB方向に折り曲げられる。
図8(B)はこのようにして折り曲げた状態のオシメ1
を示しており、一端部800を含む第1部分860は中
間部862に対して重ねて折り曲げられている。
に、図9の第2折り工程S2では、さらに第2部分86
4は第1部分860と中間部862に対してB1方向に
折り曲げることになる。すなわち、第2折り工程S2に
おいては、図6の第2折り動作部740のロッド741
が水平動作することにより、図8(B)に示すようにポ
イントP1において一端部800と第2部分864が同
時にB1方向に折り曲げられる。これにより図8(C)
に示すように第1部分860の一端部800は第2部分
864とともに折り曲げられて、一端部800は第1部
分860外面側と第2部分864内面側の間に挟まれた
状態で折り返されて保持されて、Xの方向に移送され
る。この第2部分864は他端部810を含んでいる。
図8(C)に示すように他端部810はたとえば第1部
分860のバックシート2側に密着した状態になる。
より、第1部分860の一端部800が第1部分860
と第2部分864の間に挟まれるようにして、第2部分
864と同時に重ねて折り返される。つまり吸収体4の
ない薄い部分である一端部800が移送方向Xとは逆の
向きに端部が来るよう折り返されており、空気の流入等
が少ないため、オシメ1が広がりずらく、更に、第1部
分860と第2部分864の間に挟まれた状態なので、
この一端部800と図7に示す第1側部900と第2側
部910がR方向とは反対の外側に広がる動作を防ぎ、
オシメ1の三つ折り状態が変形するのを防ぐことができ
る。しかも従来と異なり、図8(C)において一端部8
00が第1部分860と第2部分864の間において第
2部分864と同時にB1方向に折り返された状態で折
り曲げられるので、オシメ1の長手方向Lの三つ折り状
態における長さEは、従来に比べるとよりコンパクトに
できる。
(A)の第1部分860の長手方向Lに関する長さE1
が、オシメ1の長手方向Lの全長E2に対して1/3以
上確保できるように折り返して、図8(C)のように三
つ折り形態を採用することにより、三つ折り状態の長さ
Eを従来に比べてよりコンパクトにすることができるの
である。図8(C)のようなコンパクトな三つ折り形態
によりオシメ1を折りたたむので、図6のベルトコンベ
ア705,706はこの三つ折りにしたオシメ1を安定
して移送することができる。これは、三つ折りにコンパ
クトになったオシメ1の図8(C)に示す一端部800
が第1部分860と第2部分864の間に挟まれて外へ
開かないようにしているからである。
れるものではない。上述した実施の形態の吸収性製品の
製造方法は、オシメ以外のこれより小さな吸収性製品た
とえば女性用生理用品や、失禁用の補助吸収性製品等種
々の製品の製造に適用することができる。
コンパクトに三つ折りした状態で吸収性製品を安定して
移送することができる。
る吸収性製品の一例としてオシメを示す斜視図。
層構造例を示す図。
うちの折り工程の構造例を示す図。
側部がそれぞれ内側に折り返された状態を示す図。
図。
り返した状態を示す図。
図。
ト、3・・・ティッシュ、4・・・吸収体、5・・・表
面材、6・・・立体ギャザー部、8・・・センター表面
材、9,10・・・サイド表面材、800・・・一端
部、810・・・他端部、820・・・残部、860・
・・第1部分、862・・・中間部、864・・・第2
部分、900・・・第1側部、910・・・第2側部
Claims (5)
- 【請求項1】 液体の透過を防止するバックシートと、
身体に接触する面側に配置される液体透過性のセンター
表面材と、前記バックシートと前記センター部材の間に
配置されて前記センター表面材を透過した液体を吸収し
て保持する吸収体を備え、前記バックシートと前記セン
ター表面材が接着されることで形成されている長手方向
に関する一端部と他端部とを有し、前記一端部と他端部
は残部に比べて薄く形成されている吸収性製品を三つ折
りにするための前記吸収性製品の製造方法であり、 前記吸収性製品の短手方向の第1側部と第2側部をそれ
ぞれ内側に折り返す折り返し工程と、 前記吸収性製品の前記一端部を含む第1部分を折り返す
ことで、前記第1部分を前記吸収性製品の中間部に重ね
る第1折り工程と、 前記吸収性製品の前記他端部を含む第2部分を折り返す
とともに、前記第1部分の前記一端部を前記第2部分の
折り返しに伴い前記第2部分とともに折り返すことで、
前記第2部分を前記吸収性製品の前記第1部分に重ねる
第2折り工程と、を含むことを特徴とする吸収性製品の
製造方法。 - 【請求項2】 前記吸収性製品が水平に搬送され、前記
第1折り工程では、搬送角度を変化させる様に動作する
第1折り動作部の動作により前記第1部分を前記中間部
に対して折り返す請求項1に記載の吸収性製品の製造方
法。 - 【請求項3】 前記第1折り工程を通過した前記吸収性
製品が、前記第2折り工程では、前記第1折り工程以前
の角度とはほぼ同じ搬送角度に戻すように動作する第2
折り動作部の動作により前記第1部分を前記中間部に対
して折り返す請求項2に記載の吸収性製品の製造方法。 - 【請求項4】 前記第1折り工程において、前記第1部
分は前記吸収性製品の長手方向の全長の1/3以上で前
記中間部に対して折り返す請求項1又は3に記載の吸収
性製品の製造方法。 - 【請求項5】 前記一端部側が進行方向側となるように
進み、包装工程に移送される請求項1ないし請求項4の
いづれかに記載の吸収性製品の製造方法。
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