JP2004290598A - 吸収性物品の包装構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トップシート11と、バックシート12と、トップシートとバックシートとの間に配される吸収体13とを備える複数の生理用ナプキン1が、包装部材2により包装されて、ロール状に巻回された生理用ナプキンの包装構造体100である。包装部材は、生理用ナプキンをトップシート11側から被覆するための表面カバーシート21と、生理用ナプキンをバックシート12側から被覆するための裏面カバーシート22とを備えて構成されている。表面カバーシート及び裏面カバーシートのうち、少なくとも一方のカバーシートは連続的に帯状に繋がって形成されている。表面カバーシート及び裏面カバーシートにより生理用ナプキンが挟まれ、且つ、少なくとも表面カバーシート及び裏面カバーシートの長手方向Xの両縁部が互いに重ね合わされて封止されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収性物品の包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸収性物品として、例えば生理用ナプキンが知られており、表面(肌との当接面)側をなす液透過性のトップシートと、裏面側をなす液不透過性のバックシートと、これら各シート間に配置された液吸収性の吸収体とを有するものが一般的である。
この生理用ナプキンのような吸収性物品は、従来より、個別に折り畳んだ状態でフィルム等の包装部材により包装され、これら複数個がまとめられて全体包装が施されている。
ところで、上記のように吸収性物品を個別に折り畳んで包装した場合、吸収性物品が嵩張ってしまい、当該吸収性物品をコンパクトに収納・包装することが困難となっていた。
そこで、よりコンパクトに収納・包装可能な吸収性物品の包装構造として、複数個の吸収性物品を帯状の包装部材でロール状に包装した構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−154878号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の場合、包装部材の上面に各吸収性物品の裏面を粘着して、前記包装部材をロール状に巻回した状態となっているため、吸収性物品の肌との当接面をなすトップシートを衛生的に保つことは困難となっている。即ち、吸収性物品は、所定の厚さを有しているために、ロール状に巻回された状態で重なり合う包装部材どうしの間に隙間が生じてしまい、包装部材の長手方向の縁部から当該包装部材の内側にゴミや埃等が侵入し易くなって、当該包装部材の内側に配設された吸収性物品が不衛生な状態となる。
【0005】
本発明の課題は、吸収性物品を衛生的に、且つ、コンパクトに包装・収納することができる吸収性物品の包装構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、例えば、図1及び図2に示すように、
表面側に配されるトップシート(11)と、裏面側に配されるバックシート(12)と、前記トップシートと前記バックシートとの間に配される吸収体(13)とを備える複数の吸収性物品(例えば、生理用ナプキン1等)が、包装部材(2)により包装されて、ロール状に巻回された吸収性物品の包装構造(例えば、生理用ナプキンの包装構造体100等)であって、
前記包装部材は、前記吸収性物品を前記トップシート側から被覆するための表面カバーシート(21)と、前記吸収性物品を前記バックシート側から被覆するための裏面カバーシート(22)とを備えて構成され、
前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートのうち、少なくとも一方のカバーシートは連続的に帯状に繋がって形成され、
前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートにより前記吸収性物品が挟まれ、且つ、少なくとも前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートの長手方向(X)の両縁部が互いに重ね合わされて封止されてなることを特徴としている。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、表面カバーシート及び裏面カバーシートのうち、少なくとも一方のカバーシートは連続的に帯状に繋がって形成され、表面カバーシート及び裏面カバーシートにより吸収性物品が挟まれ、且つ、少なくとも表面カバーシート及び裏面カバーシートの長手方向の両縁部が互いに重ね合わされて封止され、これら表面カバーシート及び裏面カバーシート並びに吸収性物品がロール状に巻回されている。従って、表面カバーシート及び裏面カバーシートの長手方向の両縁部からのゴミや埃等の侵入を防止することができることとなって、吸収性物品を衛生的に、且つ、コンパクトに収納・包装することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば、図1等に示すように、請求項1に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記包装部材は、隣り合う二つの前記吸収性物品間に、前記吸収性物品を個別に切り離すための切目(例えば、ミシン目L等)が設けられていることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、包装部材は、隣り合う二つの吸収性物品間に、吸収性物品を個別に切り離すための切目が設けられているので、吸収性物品の使用に際し、切目に沿って包装部材を切り取ることにより各吸収性物品の切り離しを容易に行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートの前記切目の前後となる部分は、互いに重ね合わされ前記切目に沿って封止されてなることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、表面カバーシート及び裏面カバーシートの切目の前後となる部分は、互いに重ね合わされ切目に沿って封止されているので、表面カバーシート及び裏面カバーシートの切目の前後となる部分からのゴミや埃等の侵入も防止することができることとなって、切目の前後に配された吸収性物品を衛生的に保つことができる。従って、例えば吸収性物品を携帯するに際し、切り離された吸収性物品が表面カバーシート及び裏面カバーシートにより四方封止されることとなって、衛生的に携帯することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、例えば、図6〜図8に示すように、
表面側に配されるトップシート(11)と、裏面側に配されるバックシート(12)と、前記トップシートと前記バックシートとの間に配される吸収体(13)とを備える複数の吸収性物品(例えば、生理用ナプキン1)が、包装部材(602)により包装されて、ロール状に巻回された吸収性物品の包装構造(例えば、生理用ナプキンの包装構造体600等)であって、
前記包装部材は、前記吸収性物品を前記トップシート側から被覆するための表面カバーシート(621)と、前記吸収性物品を前記バックシート側から被覆するための裏面カバーシート(622)とを備えて構成され、
前記裏面カバーシートは、連続的に帯状に繋がって形成され、
前記裏面カバーシートに前記吸収性物品の裏面が粘着され、且つ、少なくとも前記表面カバーシートの前記裏面カバーシートの幅方向(W)側の両縁部と、前記吸収性物品の前記表面カバーシートの幅方向側の両縁部とが重ね合わされて封止されてなることを特徴としている。
【0013】
請求項4に記載の発明は、裏面カバーシートは、連続的に帯状に繋がって形成され、裏面カバーシートに吸収性物品の裏面が粘着され、且つ、少なくとも表面カバーシートの裏面カバーシートの幅方向側の両縁部と、吸収性物品の表面カバーシートの幅方向側の両縁部とが重ね合わされて封止され、これら表面カバーシート及び裏面カバーシート並びに吸収性物品がロール状に巻回されている。従って、表面カバーシートの裏面カバーシートの幅方向側の両縁部からのゴミや埃等の侵入を防止することができることとなって、吸収性物品を衛生的に、且つ、コンパクトに収納・包装することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、例えば、図6等に示すように、請求項4に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記裏面カバーシートは、隣り合う二つの前記吸収性物品間に、前記吸収性物品を個別に切り離すための切目(例えば、ミシン目L)が設けられていることを特徴としている。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、裏面カバーシートは、隣り合う二つの吸収性物品間に、吸収性物品を個別に切り離すための切目が設けられているので、吸収性物品の使用に際し、切目に沿って包装部材を切り取ることにより各吸収性物品の切り離しを容易に行うことができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記表面カバーシートの幅方向の両縁部と、前記吸収性物品の幅方向の両縁部とは、重ね合わされて封止されてなることを特徴としている。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、表面カバーシートの幅方向の両縁部と、吸収性物品の幅方向の両縁部とは、重ね合わされて封止されているので、表面カバーシートの幅方向の両縁部からのゴミや埃等の侵入も防止することができることとなって、吸収性物品を衛生的に保つことができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、例えば、図1等に示すように、請求項1〜6の何れか一項に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記吸収性物品は、その長手方向(A)が前記包装部材の長手方向と略平行となるように配置され、
前記吸収性物品及び前記包装部材は、前記トップシートが内側となるように巻回されていることを特徴としている。
【0019】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、吸収性物品は、その長手方向が包装部材の長手方向と略平行となるように配置され、吸収性物品及び包装部材は、トップシートが内側となるように巻回されているので、吸収性物品の収納・包装時において、トップシートの表面が内側となるような曲げぐせが生じ易くなって、吸収性物品の装着性を高めることができる。また、例えば折り畳んで包装された吸収性物品の場合において生じる折りぐせに起因した液体の漏れを抑制することができるので、吸収性物品による液体の吸収効率を高めて、当該吸収性物品の商品価値を高めることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートは、水解性を有する材料から構成されていることを特徴としている。
【0021】
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、表面カバーシート及び裏面カバーシートは、水解性を有する材料から構成されているので、吸収性物品の使用に際して、不要物となる表面カバーシート及び裏面カバーシートを、例えば水洗トイレット等に流して破棄することができる。
【0022】
請求項9に記載の発明は、例えば、図2等に示すように、請求項1〜8の何れか一項に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記吸収性物品の厚さ(H)は、8mm以下であることを特徴としている。
【0023】
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜8に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、吸収性物品の厚さは、8mm以下であるので、吸収性物品のロール状包装を好適に行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0025】
[第一の実施の形態]
図1は、本発明を適用した吸収性物品の包装構造の好適な一例として例示する第一の実施の形態の生理用ナプキンの包装構造体を示す斜視図である。
図1に示すように、生理用ナプキンの包装構造体100は、複数の生理用ナプキン1を、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22とを有する包装部材2により包装して、ロール芯3を軸としてロール状に巻回したものである。
【0026】
各生理用ナプキン1は、所定の厚さを有する略平板状の部材であり、例えば平面視にて、その長手方向Aの両端部がわずかに膨らんだ形状に形成されている。
以下に、生理用ナプキン1の構造について、図2及び図3を参照してさらに詳細に説明する。ここで、図2は、図1のII−II線における要部の拡大断面図であり、図3は、生理用ナプキンの包装構造体100の表面カバーシート21を開いた状態を示す要部拡大図である。
【0027】
図2に示すように、生理用ナプキン1は、表面(肌との当接面としての使用面)側に配されたトップシート11と、裏面側に配されたバックシート12と、トップシート11とバックシート12との間に配された吸収体3とを備えて構成されている。
【0028】
トップシート11は、体液としての経血やおりもの等を速やかに透過させる透液性を有するように形成されている。従って、身体から排出された体液をトップシート11を介して、吸収体13に対し速やかに導くことができる。
トップシート11は、例えば、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどにより形成されている。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブロー法、ニードルパンチ法、或いはこれらを組み合わせた方法等によって不織布を製造することができる。
なお、トップシート11に多数の透孔を形成した場合には、経血やおりもの等の体液がより速やかに吸収されるようになって、ドライタッチ性に優れたものとなり、また、孔のないトップシートに比べて伸縮性の優れたものとすることもできる。
【0029】
また、トップシート11の長手方向Aの両縁部には、シート端部材11a、11aが設けられている。各シート端部材11aは、例えば、トップシート11の表面側と一体的に設けられている。また、各シート端部材11aは、例えば不織布からなり、即ち、各シート端部材11aはトップシート11と比べて低弾性となっている。
【0030】
バックシート12は、例えば、ポリエチレン等のような、不透液性の材料で構成されている。これにより、生理用ナプキン1の裏面側からの液漏れが確実に防止される。
また、バックシート12は、例えば、ムレ防止の観点から透湿性を有するシート材であることが好ましく、この遮水性と透湿性とを具備するシート材としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
また、バックシート12の裏面側には、当該生理用ナプキン1を裏面カバーシート22に粘着するための粘着部14が設けられている。この粘着部14によって、生理用ナプキン1を身体に装着する際に、当該生理用ナプキン1を下着に固定することも可能となっている。
【0031】
吸収体13は、例えば綿状パルプ等のような吸収性に富んだ材料を基本とし、その中に液体そのものを吸収するポリマー材料を含むコアをクレープ紙等で包んだものにより構成されている。ここで、パルプは短時間で液体を吸収して保持する性質を有し、ポリマーは比較的緩やかではあるものの、確実に液体を吸収する性質を有している。
吸収体13は、トップシート11及びバックシート12の中央側に設置され、人体から排出された経血が吸収体13にて吸収されるようになっている。
なお、吸収体13の周囲部分となるトップシート11及びバックシートの周縁部は、例えばヒートシールなどにより封止されている。
【0032】
上記構成の生理用ナプキン1は、表面カバーシート21によりトップシート11側から被覆され、裏面カバーシート22によりバックシート12側から被覆されることによって、当該表面カバーシート21及び裏面カバーシート22により包まれた状態となる。
【0033】
表面カバーシート21及び裏面カバーシート22には、生理用ナプキン1の長手方向Aが当該表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の長手方向Xと略平行となるように複数の生理用ナプキン1、…が配置されている。
ここで、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22は、例えば、略矩形状に形成された部材であり、複数の表面カバーシート21及び裏面カバーシート22が連続的に帯状に繋がった状態となっている。そして、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22は、例えば、それぞれの端部どうしが略重なるように配設されている。
【0034】
また、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22のうち、各生理用ナプキン1の周辺部分は、封止されている。具体的には、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の長手方向Xの両縁部が、所定幅をもって封止されているとともに、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22のうち、各生理用ナプキン1の前後となる部分が、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の幅方向に沿い所定幅をもって封止されている。これにより、各生理用ナプキン1が個別に包装された状態となっている。
【0035】
上記の封止方法としては、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の封止部に、例えばホットメルト接着剤等ののりの塗布、或いは両面粘着性のテープの貼着を行って、外方から挟むように圧力を加えることで封止する方法や、ヒートシーラーを用いて、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の封止部をヒートシールする方法等が挙げられる。
【0036】
そして、上記のように、生理用ナプキン1が表面カバーシート21及び裏面カバーシート22により挟まれた状態で、トップシート11が内側となるように巻回されている。これにより、生理用ナプキン1の収納・包装時において、肌との当接面となるトップシート11の表面が内側となるような曲げぐせが生じ易くなって、生理用ナプキン1の装着性を高めることができる。さらに、例えば折り畳んで包装された生理用ナプキン1の場合において生じる折りぐせに起因した経血の漏れを抑制することができるので、生理用ナプキン1による経血の吸収効率を高めて、当該生理用ナプキン1の商品の価値を高めることができる。
【0037】
また、各生理用ナプキン1の前後における表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の封止部、即ち、隣り合う2つの生理用ナプキン1、1間には、生理用ナプキン1を個別に切り離すためのミシン目(切目)Lが形成されている。このミシン目Lは、例えば、封止部の略中央となる位置にて表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の幅方向にわたって形成されている。従って、ミシン目Lに沿って表面カバーシート21及び裏面カバーシート22を切り取ることにより各生理用ナプキン1の切り離しを容易に行うことができる。
さらに、例えば、生理用ナプキン1を携帯するに際し、必要な数の生理用ナプキン1を切り離すことも可能となり、切り離された生理用ナプキン1がロール状に巻回されることで、当該生理用ナプキン1をコンパクトにまとめて所持することもできる。
【0038】
また、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の幅方向Wの長さは、例えば、トイレット用巻回衛生ロール紙(図示略)の幅方向の長さ以下とされ、具体的には、100〜115mmの範囲とされている。これにより、トイレット用巻回衛生ロール紙ホルダーに、ロール状に包装された生理用ナプキン1を収納可能となり、トイレット(図示略)内において、生理用ナプキン1の収納場所を確保することができるとともに、生理用ナプキン1の使用に際しては、生理用ナプキン1をトイレット用巻回衛生ロール紙ホルダーから取り出すだけで良く、生理用ナプキン1の取扱性を向上させることができる。
【0039】
さらに、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22は、それぞれ水解性を有する材料から構成されている。これにより、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22を構成する繊維は、水分に接触することで解れることとなる。従って、生理用ナプキン1の使用に際して、不要物となる表面カバーシート21及び裏面カバーシート22を、例えば水洗トイレット(図示略)等に流して破棄することができる。
【0040】
また、本実施の形態における生理用ナプキン1の厚さHは、8mm以下とされている。上限を8mmと規定したのは、8mmを上回ると、生理用ナプキン1並びに表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の厚みが大きくなりすぎて、生理用ナプキン1のロール状包装を好適に行えなくなるからである。
また、本実施の形態において、ロール芯3の直径は、例えば、長手方向Aの長さが20cmの生理用ナプキン1が一周しない程度とされるのが好ましい。これにより、生理用ナプキン1の取出性の向上を図ることができる。
【0041】
以上のように、本実施の形態の生理用ナプキンの包装構造体100によれば、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22により生理用ナプキン1が挟まれ、且つ、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の長手方向Xの両縁部が互いに重ね合わされて封止され、これら表面カバーシート21及び裏面カバーシート22並びに生理用ナプキン1がロール状に巻回されているので、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の長手方向Xの両縁部からのゴミや埃等の侵入を防止することができることとなって、生理用ナプキン1を衛生的に、且つ、コンパクトに収納・包装することができる。
【0042】
また、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22のミシン目Lの前後となる部分は、ミシン目Lに沿って封止されているので、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22のミシン目Lの前後となる部分からのゴミや埃等の侵入を防止することができることとなって、ミシン目Lの前後に配された生理用ナプキン1を衛生的に保つことができる。
従って、例えば、生理用ナプキン1を携帯するに際し、切り離された生理用ナプキン1が表面カバーシート21及び裏面カバーシート22により四方封止されることとなって、衛生的に携帯することができる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22のうち、各生理用ナプキン1の周辺部分となる表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の周縁部が所定幅をもって封止されるようにしたが、これに限られるものではなく、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22のうち、少なくとも重ね合わされた表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の長手方向の両縁部が封止されていれば良い。即ち、例えば、図4(a)に示すように、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の長手方向Xの両縁部が互いに重ね合わされて封止されることにより、包装部材202によって生理用ナプキン1が包装された生理用ナプキンの包装構造体200であっても良いし、例えば、図4(b)に示すように、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22により各生理用ナプキン1の周辺部分が全て封止されることにより、包装部材302によって当該生理用ナプキン1が包装された生理用ナプキンの包装構造体300であっても良い。
【0044】
<変形例1>
この変形例1の生理用ナプキンの包装構造体400は、図5に示すように、複数の裏面カバーシート22が連続的に帯状に繋がって形成され、生理用ナプキン1の各々に対応するように複数の表面カバーシート421を間欠的に配設したものである。
即ち、生理用ナプキンの包装構造体400は、例えば、図5(a)に示すように、表面カバーシート421の長手方向Xの長さが、裏面カバーシート22の長手方向Xの長さよりもわずかに短く、且つ、生理用ナプキン1の長手方向Aの長さよりも長くなるように形成されている。そして、表面カバーシート421及び裏面カバーシート22の長手方向Xの両縁部が互いに重ね合わされて封止されることにより、包装部材402によって生理用ナプキン1が包装された状態となっている。
従って、変形例1によれば、上記実施の形態と同様に、表面カバーシート421及び裏面カバーシート22の長手方向Xの両縁部からのゴミや埃等の侵入を防止することができることとなって、生理用ナプキン1を衛生的に、且つ、コンパクトに収納・包装することができる。
【0045】
また、上記の変形例において、例えば、図5(b)に示すように、生理用ナプキンの包装構造体500は、表面カバーシート421の幅方向Wの両縁部と、裏面カバーシート22の前記両縁部に重ね合わされて対向する部分とが封止されることにより、包装部材502によって生理用ナプキン1が包装された構造であっても良い。
【0046】
なお、上記実施の形態及び変形例1では、幅方向の長さの等しい表面カバーシート21(421)及び裏面カバーシート22を例示したが、これに限られるものではなく、表面カバーシート21及び裏面カバーシート22は、当該表面カバーシート21及び裏面カバーシート22により生理用ナプキン1が挟まれ、且つ、少なくとも表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の長手方向の両縁部が互いに重ね合わされて封止可能であれば如何なる形状であっても良い。
【0047】
さらに、上記実施の形態及び変形例1では、ウイング状フラップ(図8参照;後述)やヒップホールド用フラップ(図示略)を備えない生理用ナプキン1について、例示したが、上記ウイング状フラップやヒップホールド用フラップを備える生理用ナプキンにあっては、包装部材2(202、302、402、502)によって、ウイング状フラップやヒップホールド用フラップが折り返された状態で包装されても良いし、ウイング状フラップやヒップホールド用フラップが折り返されていない状態で包装されても良い。
【0048】
[第二の実施の形態]
以下に、本発明を適用した第二の実施の形態の生理用ナプキンの包装構造体について、図6を参照して説明する。
ここで、図6(a)は、第二の実施の形態の生理用ナプキンの包装構造体600を示す平面図であり、図6(b)は、図6(a)のb−b線における要部の拡大断面図である。
【0049】
図6に示すように、生理用ナプキンの包装構造体600は、包装部材602として、連続的に帯状に繋がって形成された裏面カバーシート622と、例えば生理用ナプキン1と略等しい形状に形成された表面カバーシート621とを備えている。
具体的には、例えば、図6(b)に示すように、裏面カバーシート622の表面には、生理用ナプキン1の裏面が粘着部14によって粘着されている。また、表面カバーシート621の長手方向Xの両縁部(裏面カバーシート622の幅方向(W)側の両縁部)の裏面には、当該両縁部に沿い所定幅を有する粘着部15、15が設けられており、これら粘着部15によって、重ね合わされた各表面カバーシート621の長手方向Xの両縁部と、各生理用ナプキン1の長手方向Aの両縁部(表面カバーシート621の幅方向側の両縁部)に配されたシート端部材11a、11aとが粘着(封止)されている。
なお、図示は省略するが、生理用ナプキンの包装構造体600は、上記第一の実施の形態の生理用ナプキンの包装構造体100と同様に、包装部材602及び生理用ナプキン1がロール状に巻回可能とされている。
【0050】
以上のように、第二の実施の形態の生理用ナプキンの包装構造体600によれば、表面カバーシート621の長手方向の両縁部からのゴミや埃等の侵入を防止することができることとなって、生理用ナプキン1を衛生的に、且つ、コンパクトに収納・包装することができる。
【0051】
なお、上記第二の実施の形態では、各表面カバーシート621の長手方向Xの両縁部と、各生理用ナプキン1の長手方向Aの両縁部とが封止された生理用ナプキンの包装構造体600を例示したが、これに限られるものではない。例えば、図7(a)に示すように、表面カバーシート721によって、生理用ナプキン1の長手方向Aの両縁部に加え、当該生理用ナプキン1の幅方向の両縁部が封止されることにより、包装部材702によって生理用ナプキン1が包装された生理用ナプキンの包装構造体700であっても良い。即ち、表面カバーシート721の外周縁部と、生理用ナプキン1の外周縁部とが重ね合わされて封止されている。この場合、表面カバーシート721の外周縁部の裏面に、当該外周縁部に沿って、且つ、所定幅を有する粘着部16が設けられている。このように、表面カバーシート721の幅方向の両縁部と、生理用ナプキン1の幅方向の両縁部とは、重ね合わされて封止されているので、表面カバーシート721の幅方向の両縁部からのゴミや埃等の侵入も防止することができることとなって、生理用ナプキン1を衛生的に保つことができる。また、例えば、図7(b)に示すように、表面カバーシート721の裏面全面が生理用ナプキン1の表面全面に粘着されることにより、包装部材802によって生理用ナプキン1が包装された生理用ナプキンの包装構造体800であっても良い。この場合、表面カバーシート721の裏面全面に、粘着部17が設けられている。
【0052】
<変形例2>
この変形例2の生理用ナプキンの包装構造体900は、図8に示すように、生理用ナプキン901を下着(図示略)に固定する際に、当該下着に止着されるウイング状フラップ18、18を備えた生理用ナプキン901を、包装部材902によって包装したものである。
ここで、図8(a)は、生理用ナプキンの包装構造体900を構成する生理用ナプキン901を示す平面図であり、図8(b)は、ウイング状フラップ18を折り返した状態の生理用ナプキン901を示す平面図であり、図8(c)は、変形例2の生理用ナプキンの包装構造体900を示す平面図である。
【0053】
ウイング状フラップ18は、図8(a)に示すように、例えばバックシート12とシート端部材11aとが接着されてなる積層シート部分が、当該生理用ナプキン901の長手方向Aの縁部中央から側方に突出するようにして形成されている。また、各ウイング状フラップ18の外面側(図8におけるウイング状フラップ18の裏面側)には、粘着部19(図8(b)参照)が設けられており、生理用ナプキン901を装着する際に、ウイング状フラップ18を人体と反対側に折り返すことで、例えば、下着のクロッチ部分に巻き付けて止着可能となっている。
【0054】
次に、上記のように構成された生理用ナプキン901の包装部材による包装手順について説明する。
先ず、図8(b)に示すように、生理用ナプキン901の二つのウイング状フラップ18、18をトップシート11側に折り返す。これにより、生理用ナプキン901は、平面視において、ウイング状フラップ18を備えない生理用ナプキン(例えば、生理用ナプキン1(図1等参照))と略同形状とすることができる。
次に、ウイング状フラップ18が折り返された生理用ナプキン901を、その裏面に配設された粘着部19によって裏面カバーシート622の表面に粘着させる。
続けて、生理用ナプキン901の表面を、表面カバーシート921によって被覆する。具体的には、表面カバーシート921の外周縁部に沿って配設された粘着部20によって、重ね合わされた表面カバーシート921の外周縁部と、生理用ナプキン901の外周縁部とが封止される。これにより、ウイング状フラップ18が設けられた従来の生理用ナプキンに備わる、前記ウイング状フラップ18の外面側に設けられた粘着部19を被覆するための例えばフィルム等の被覆部材を必要とすることなく、表面カバーシート921によって生理用ナプキン901の表面及びウイング状フラップ18の粘着部19の双方を被覆することができる。
従って、ウイング状フラップ18を備えた生理用ナプキン901を、前記被覆部材の分、コンパクトに包装することができる。
【0055】
なお、裏面カバーシート622に対する生理用ナプキン901の粘着と、生理用ナプキン901の表面カバーシート921による被覆の順序は、適宜任意に変更可能であり、例えば、上記の順序が反対であっても良い。
【0056】
また、上記変形例2では、表面カバーシート921によって、ウイング状フラップ18に配設された粘着部19を被覆するような構成としたが、これに限られるものではなく、前記粘着部19を被覆するための被覆部材を、前記表面カバーシート921とは別に設けるようにしても良いのは勿論である。
さらに、生理用ナプキン901を、ウイング状フラップ18を折り返さずに、当該ウイング状フラップ18が開いた状態で、包装部材902によって包装するような構成としても良いのは勿論である。
【0057】
また、生理用ナプキン1(901)の使用者の臀部をより広く覆うためのヒップホールド用フラップを備えた生理用ナプキン1の場合には、包装部材によって、上記変形例2と同様に、ヒップホールド用フラップを人体側若しくは人体と反対側に折り返した状態で包装されても良いし、ヒップホールド用フラップを折り返さずに、前記ヒップホールド用フラップが開いた状態で包装されても良いのは勿論である。
さらに、ヒップホールド用フラップ及びウイング状フラップ18の折り方法は、周知の方法であれば如何なる方法も適用可能となっている。
【0058】
なお、上記第二の実施の形態及び変形例2では、表面カバーシート921を生理用ナプキン1並びにウイング状フラップ18を折り返した生理用ナプキン901と略等しい形状とするようにしたが、これに限られるものではなく、少なくとも表面カバーシート921の裏面カバーシート622の幅方向W側の両縁部と、生理用ナプキン901の表面カバーシート921の幅方向側の両縁部とが重ね合わされて封止可能であれば如何なる形状であっても良い。
【0059】
また、上記第二の実施の形態及び変形例2では、表面カバーシート621(721、821、921)と生理用ナプキン1(901)とを粘着部15(16、17、20)を介して重ね合わせることにより、封止するような構成としたが、これに限られるものではなく、表面カバーシート621と生理用ナプキン1との封止方法は如何なる方法であっても良い。
【0060】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、表面カバーシート21(421、621、721、821、921)及び裏面カバーシート22(622)を、水解性を有する材料から構成するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、水洗トイレ等に流して破棄することを目的とする場合、水溶性を有する材料から構成しても良い。
【0061】
また、上記実施形態では、ロール芯3を軸として、生理用ナプキン1並びに表面カバーシート21及び裏面カバーシート22を巻回するようにしたが、ロール芯3を使用するか否かは適宜任意に変更可能となっている。さらに、生理用ナプキン1並びに表面カバーシート21及び裏面カバーシート22の巻回方法は、如何なる方法であっても良い。
さらに、上記実施の形態では、吸収性物品として生理用ナプキン1(901)の例を示したが、例えば失禁用品のような、他の吸収性物品であっても良いことは勿論である。
加えて、本発明の目的を達成する範囲内であれば、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0062】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、表面カバーシート及び裏面カバーシートの長手方向の両縁部からのゴミや埃等の侵入を防止することができることとなって、吸収性物品を衛生的に、且つ、コンパクトに収納・包装することができる。
【0063】
請求項2に記載の発明によれば、包装部材は、隣り合う二つの吸収性物品間に、吸収性物品を個別に切り離すための切目が設けられているので、吸収性物品の使用に際し、切目に沿って包装部材を切り取ることにより各吸収性物品の切り離しを容易に行うことができる。
【0064】
請求項3に記載の発明によれば、表面カバーシート及び裏面カバーシートの切目の前後となる部分は、互いに重ね合わされ切目に沿って封止されているので、表面カバーシート及び裏面カバーシートの切目の前後となる部分からのゴミや埃等の侵入も防止することができることとなって、切目の前後に配された吸収性物品を衛生的に保つことができる。
【0065】
請求項4に記載の発明によれば、表面カバーシートの裏面カバーシートの幅方向側の両縁部からのゴミや埃等の侵入を防止することができることとなって、吸収性物品を衛生的に、且つ、コンパクトに収納・包装することができる。
【0066】
請求項5に記載の発明によれば、裏面カバーシートは、隣り合う二つの吸収性物品間に、吸収性物品を個別に切り離すための切目が設けられているので、吸収性物品の使用に際し、切目に沿って包装部材を切り取ることにより各吸収性物品の切り離しを容易に行うことができる。
【0067】
請求項6に記載の発明によれば、表面カバーシートの幅方向の両縁部と、吸収性物品の幅方向の両縁部とは、重ね合わされて封止されているので、表面カバーシートの幅方向の両縁部からのゴミや埃等の侵入も防止することができることとなって、吸収性物品を衛生的に保つことができる。
【0068】
請求項7に記載の発明によれば、吸収性物品の収納・包装時において、トップシートの表面が内側となるような曲げぐせが生じ易くなって、吸収性物品の装着性を高めることができる。また、例えば折り畳んで包装された吸収性物品の場合において生じる折りぐせに起因した液体の漏れを抑制することができるので、吸収性物品による液体の吸収効率を高めて、当該吸収性物品の商品価値を高めることができる。
【0069】
請求項8に記載の発明によれば、表面カバーシート及び裏面カバーシートは、水解性を有する材料から構成されているので、吸収性物品の使用に際して、不要物となる表面カバーシート及び裏面カバーシートを、例えば水洗トイレット等に流して破棄することができる。
【0070】
請求項9に記載の発明によれば、吸収性物品の厚さは、8mm以下であるので、吸収性物品のロール状包装を好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した吸収性物品の包装構造の好適な一例として例示する第一の実施の形態の生理用ナプキンの包装構造体を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線における要部の拡大断面図である。
【図3】図1の生理用ナプキンの包装構造体の表面カバーシートを開いた状態を示す要部拡大図である。
【図4】図1の生理用ナプキンの包装構造体と異なる一例を示す平面図である。
【図5】生理用ナプキンの包装構造体の変形例1を示す平面図である。
【図6】本発明を適用した吸収性物品の包装構造の好適な一例として例示する第二の実施の形態の生理用ナプキンの包装構造体を示す図である。
【図7】図6の生理用ナプキンの包装構造体と異なる一例を示す平面図である。
【図8】生理用ナプキンの包装構造体の変形例2を示す平面図である。
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600、700、800、900 生理用ナプキンの包装構造体(吸収性物品の包装構造)
1、901 生理用ナプキン(吸収性物品)
11 トップシート
12 バックシート
13 吸収体
2、202、302、402、502、602、702、802、902 包装部材
21、421、621、721、821、921 表面カバーシート
22、622 裏面カバーシート
L ミシン目(切目)
A 長手方向
X 長手方向
W 幅方向
H 厚さ
Claims (9)
- 表面側に配されるトップシートと、裏面側に配されるバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配される吸収体とを備える複数の吸収性物品が、包装部材により包装されて、ロール状に巻回された吸収性物品の包装構造であって、
前記包装部材は、前記吸収性物品を前記トップシート側から被覆するための表面カバーシートと、前記吸収性物品を前記バックシート側から被覆するための裏面カバーシートとを備えて構成され、
前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートのうち、少なくとも一方のカバーシートは連続的に帯状に繋がって形成され、
前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートにより前記吸収性物品が挟まれ、且つ、少なくとも前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートの長手方向の両縁部が互いに重ね合わされて封止されてなることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 請求項1に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記包装部材は、隣り合う二つの前記吸収性物品間に、前記吸収性物品を個別に切り離すための切目が設けられていることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 請求項2に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートの前記切目の前後となる部分は、互いに重ね合わされ前記切目に沿って封止されてなることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 表面側に配されるトップシートと、裏面側に配されるバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配される吸収体とを備える複数の吸収性物品が、包装部材により包装されて、ロール状に巻回された吸収性物品の包装構造であって、
前記包装部材は、前記吸収性物品を前記トップシート側から被覆するための表面カバーシートと、前記吸収性物品を前記バックシート側から被覆するための裏面カバーシートとを備えて構成され、
前記裏面カバーシートは、連続的に帯状に繋がって形成され、
前記裏面カバーシートに前記吸収性物品の裏面が粘着され、且つ、少なくとも前記表面カバーシートの前記裏面カバーシートの幅方向側の両縁部と、前記吸収性物品の前記表面カバーシートの幅方向側の両縁部とが重ね合わされて封止されてなることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 請求項4に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記裏面カバーシートは、隣り合う二つの前記吸収性物品間に、前記吸収性物品を個別に切り離すための切目が設けられていることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 請求項4又は5に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記表面カバーシートの幅方向の両縁部と、前記吸収性物品の幅方向の両縁部とは、重ね合わされて封止されてなることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 請求項1〜6の何れか一項に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記吸収性物品は、その長手方向が前記包装部材の長手方向と略平行となるように配置され、
前記吸収性物品及び前記包装部材は、前記トップシートが内側となるように巻回されていることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 請求項1〜7の何れか一項に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記表面カバーシート及び前記裏面カバーシートは、水解性を有する材料から構成されていることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 請求項1〜8の何れか一項に記載の吸収性物品の包装構造において、
前記吸収性物品の厚さは、8mm以下であることを特徴とする吸収性物品の包装構造。
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