JP3460822B2 - 吸収性製品の製造方法 - Google Patents

吸収性製品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば使い捨て
のオシメや生理用ナプキン、失禁用パッドなどに使用さ
れる尿などの液体の吸収性製品の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】このような吸収性製品として、例えば従
来の使い捨てオシメ(襁褓)は次のように構成されてい
る。一般に、このような「オシメ」は使用者が装着した
ときに外面となる箇所には、液体不透過性のシート材が
適用され、その内側には尿等の液体を吸収するための吸
収材が配置され、さらにその内側で使用者の肌と接触す
る箇所には、液体を透過するシート材が配置されてい
る。
【0003】そして、一般にこのような「オシメ」は、
使用者が装着したときに、使用者の股を包囲するよう
に、シール手段を備えている。このシール手段により、
尿等の液体が「オシメ」の外側に流れて、下着等を汚し
てしまうことを防止している。
【0004】図10は、従来の吸収性製品の一例として
使い捨てのオシメを示している。このオシメ1000
は、使用者が装着した状態において、尿や便等の排泄物
を覆うことができるように、前後に長い形状になってい
る。このオシメ1000の外面となる箇所には、液体不
透過性のバックシート1001が用いられている。バッ
クシート1001の内側には、尿等の液体を吸収するた
めの吸収体1002とティッシュ1003が重ねて配置
されている。吸収体1002のさらに内側には、表面材
1004が配置されている。この表面材1004は、液
体を通過する材質で作られている。表面材1004とバ
ックシート1001は重ねて配置されており、表面材1
004の内側には、2つの立体ギャザー部1005,1
005が設けられている。立体ギャザー部1005の外
側には股ギャザー部1006が設けられている。この立
体ギャザー部1005は、オシメ1000を使用者が装
着した時に、使用者の股を包囲するようにして、尿等の
液体がオシメ1000の外部に流れないようにして、下
着等を汚してしまうのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなオシメ10
00は、図11に示すようにF方向に両端部を折りたた
むことにより、ほぼ断面で見てC字型に折りたたむ。そ
して、さらに図12に示すように長手方向Lに関して3
つに折り曲げることによりコンパクトなサイズにしてい
る。ところが、図11において、折り曲げた部分の長手
方向中央部には吸収体1002、ティッシュ1003が
あるため、厚さを有しているのに対して、長手方向の内
端部1050の付近はその厚みが薄いので、G方向に沿
って外側に広がろうとして変形する。このように内端部
1050,1050がG方向に向けて外側に広がろうと
するのは、厚みの違い等により搬送時にたとえばベルト
等により挟んで保持することができない点や、薄い事に
伴なって、高速搬送による空気の影響を受ける為であ
る。その後図12に示すように長手方向Lに沿って三つ
折りにしたとしても、オシメ1000の長手方向両端が
はみ出してしまうという問題もある。しかも図11に示
すように、内端部1050がG方向に沿って外側に広が
った状態でLに沿ってH方向に搬送しようとする場合に
上手く搬送することができず安定した搬送ができないと
いう問題がある。そこで本発明は上記課題を解消し、安
定して搬送することができる吸収性製品を製造すること
ができる吸収性製品の製造方法を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、液体
の透過を防止するバックシートと、身体に接触する面側
に配置される液体透過性のセンター表面材と、前記バッ
クシートと前記センター部材の間に配置されて前記セン
ター表面材を透過した液体を吸収して保持する吸収体を
備え、前記バックシートと前記センター表面材が接着さ
れることで形成されている長手方向に関する一端部と他
端部とを有する吸収性製品を、連続して流れてくる帯状
の素材から切断して形成するための前記吸収性製品の製
造方法であり、前記帯状の素材の短手方向に関する第1
端部と第2端部を前記センター表面材側に折り返す折り
返しステップと、前記第1端部と前記第2端部が折り返
された前記帯状の素材を、前記帯状の素材の長手方向に
関する所定の商品単位の長さに切断して前記切断により
生じる熱により前記第1端部の切断部分と前記第2端部
の切断部分を前記第1端部と前記第2端部を除いた残部
の切断部分に仮接着する仮接着ステップと、を含むこと
を特徴とする吸収性製品の製造方法である。請求項1で
は、折り返しステップにおいて、帯状の素材の短手方向
に関する第1端部と第2端部をセンター表面材側に折り
返す。これにより帯状の素材はほぼたとえば断面C字型
になる。仮接着ステップでは、第1端部と第2端部が折
り返された帯状の素材を、吸収性製品の長手方向に関す
る所定の商品単位の長さに切断して、切断により生ずる
熱により第1端部の切断部分と第2端部の切断部分を第
1端部と第2端部を除いた残部の切断部分に仮接着す
る。これにより、第1端部と第2端部は残部に対して仮
接着できるので、第1端部と第2端部が残部に対して外
方向に広がろうとして変形することがなくなる。このこ
とから、帯状の素材は第1端部と第2端部を折り返した
状態のまま保持でき、変形が起こらないので、以降の工
程における搬送効率を高めることができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の吸収
性製品の製造方法において、前記第1端部の一部と前記
第2端部の一部が重なった状態で前記残部に重なってい
る。請求項2では、第1端部の一部と第2端部の一部が
重なった状態で残部に対して重なっているため、より短
手方向においてコンパクトにできる。
【0008】請求項3の発明は、請求項1に記載の吸収
性製品の製造方法において、前記第1端部の一部と前記
第2端部の一部が離れた状態で前記残部に重なってい
る。請求項3では、第1端部の一部と第2端部の一部が
離れた状態で残部に対して重なっている。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいづ
れか1つに記載の吸収性製品の製造方法において、前記
仮接着ステップが終了後、さらに前記吸収性製品の一端
部を含む第1部分を前記吸収性製品の中間部に重ねて折
り返し、前記吸収性製品の他端部を含む前記吸収性製品
の前記第2部分を前記第1部分に重ねて折り返す三つ折
りステップを含む請求項1乃至請求項3のいづれか1つ
に記載の吸収性製品の製造方法である。請求項4では、
仮接着ステップが終了した後に、さらに吸収性製品の一
端部を含む第1部分を吸収性製品の中間部に重ねて折り
返し、吸収性製品の他端部を含む吸収性製品の第2部分
を第1部分に重ねて折り返すことで三つ折りを行うステ
ップを含んでいる。これにより、第1端部と第2端部が
残部に対して仮接着した状態で三つ折りにすることがで
きるので、三つ折りした吸収性製品のサイズをさらにコ
ンパクトにできる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1に記載の吸収
性製品の製造方法において、前記センター表面材は、不
織布である。請求項5では、センター表面材が不織布で
あると、仮接着ステップにおいて吸収性製品の長手方向
に関する所定の商品単位の長さに切断することで、切断
時における刃により不織布の繊維が絡み合い、第1端部
と第2端部は残部に対して仮接着できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0012】図1は、本発明の吸収性製品の一例として
オシメの使用時の形状例を示している。図2は、このオ
シメ1の内側を示した平面図である。図1と図2におい
て、オシメ1は、バックシート2、ティッシュ3、吸収
体4、表面材5、左右の立体ギャザー部6、左右の股ギ
ャザー部7を有している。バックシート2は、外側のシ
ート材等とも呼んでおり、液体の透過を防止する材質に
より作られている。バックシート2の材質としては、た
とえば薄いプラスチックフィルム、具体的には、ポリエ
チレンフィルムやポリエチレンラミネート紙等が使用で
きる。バックシート2は液体は通さないが好ましくは水
蒸気を透過させて蒸れを防止でき、ある程度可撓性を備
えている材質を選択する。これによりオシメ1の内側の
内容物(汚物である固形物や尿等)が外側に漏れ出ない
ようになっている。
【0013】ティッシュ3と吸収体4は、バックシート
2と表面材5の間に配置して収容されるものであり、液
体等を吸収して保持するための部分である。ティッシュ
3は、液体等を吸収する柔らかい材質、たとえばパルプ
(バージンパルプ、古紙再生パルプ)、レーヨン、コッ
トン、ケナフ、バガス、シルク、親水処理をした繊維
(ポリオレフィン系、ポリエステル、アクリル)などを
単一又は複合してシート化したものを用いることができ
る。吸収体4は、表面材5のセンター表面材8を透過し
た液体成分を吸収して保持する役割を果たす。従って液
体吸収性に優れる材質のものであれば使用することがで
き、このような吸収体4の材質としては、たとえばパル
プに吸収材であるポリマーを混合したりパルプにポリマ
ーを散布したりして形成するパルプ吸収体もしくはポリ
マー等が好ましい。ここでパルプは、たとえば木材を機
械的または化学的に処理して、抽出したセルロース繊維
の集合体であり、これを線状またはシート状にしたもの
が用いられる。
【0014】表面材5は、センター表面材8と2つのサ
イド表面材9,10を有している。センター表面材8
は、バックシート2に対して長手方向Lに沿って接着剤
により固定される部分であり、センター表面材8は直接
使用者の肌に触れるために、肌を必要以上に損なうこと
なく肌触りの良い点を考慮してこれに適した材料が選択
される。センター表面材8は内側のシートもしくはトッ
プシート等とも呼んでおり、液体を透過させ特に速やか
に液体成分が透過されるのに適した材質の繊維として、
たとえば種々の天然繊維、合成繊維あるいはこれらの組
み合わせから選択できる。たとえば合成繊維としては一
例としてポリエステルやポリプロピレンのファイバを素
材として液体透過性をよくするように形成した繊維が好
ましい。
【0015】サイド表面材9,10は、表面材8の長手
方向Lに沿って両側に配置されている。センター表面材
8が液体を透過させることができるのに対して、サイド
表面材9,10は液体の透過を防止する材質で作られて
いる。センター表面材8が不織布で作られる場合には、
湿式不織布(紙、ティッシュ、ハイドロスパン(デクス
ター社)、ケミカルボンド(又はレジンボンド)、サー
マルボンド(エンボス、アンビル、エアスルー)、エア
レイド、スパンレース、スパンボンド、メルトブロー
ン、ニードルパンチ、ステッチボンド、そしてスパンボ
ンドとメルトブローン不織布を複合して作られたSM不
織布(スパンボンドとメルトブローンの積層体)、SM
S不織布(スパンボンドとメルトブローンとスパンボン
ドの積層体)等が採用できる。この中ではセンター表面
材8の材質としては、特にサーマルボンド、スパンボン
ド、スパンレースが好ましい。これに対して、サイド表
面材9,10の材質としては、たとえばポリオレフィン
系不織布あるいはポリエステル系不織布と薄いプラスチ
ックフィルムの組み合わせたもの、ポリエステル系不織
布等とポリエチレンフィルムの組み合わせたもの、SM
不織布、SMS不織布等が採用できる。
【0016】左右の立体ギャザー部6,6は、それぞれ
サイド表面材9,10の少なくとも長手方向の中央部に
弾性体(ギャザーともいう)11を配置することで形成
されている。この立体ギャザー部6は、図示例ではサイ
ド表面材10の少くとも長手方向Lの中央部に弾性体を
配置することで形成されている。しかし、別の実施の形
態では、立体ギャザー部は、センター表面材8の少なく
とも長手方向Lの中央部に弾性体を配置することで形成
できる。この立体ギャザー部6を形成するために、線状
の弾性体11がサイド表面材9あるいはサイド表面材1
0の少なくとも中央部分において長手方向Lに沿って収
容されている。この弾性体11の弾性収縮能力により、
サイド表面材9,10の少くとも中央部には、図1に示
すように立体ギャザー部6が形成されている。この立体
ギャザー部6を形成することにより、使用者の排泄物も
しくは液体成分がオシメ1の短手方向Tに沿って外側に
漏れ出さないように使用者の身体に密着して阻止する。
股ギャザー部7は、立体ギャザー部6と協働して、オシ
メ1の股にあたる短手方向両端部を弾性力で引く事で、
股へのフィット性を高め、短手方向である股部から漏れ
る事を防ぐ。
【0017】図1に示すバックシート2の外面2Aに
は、ずれ防止用の接着部12が形成されている。このず
れ防止用の接着部12は、ハクリ紙13により覆われて
いる。オシメ1を使用する時には、このハクリ紙13を
剥離して、ずれ防止用接着部12を露出することによ
り、ずれ防止用接着部12がたとえば下着等の内面に着
脱可能に粘着して貼り付くことにより、オシメ1がパン
ツのような下着に対してずれないように固定することが
できるのである。
【0018】図3は、図1と図2に示すオシメ1の両端
部の部分Pの積層構造例を拡大して示している。このオ
シメ1は、いわゆる内折り型のオシメである。図3にお
いて、長手方向両端部ではバックシート2と、センター
表面材8の間には、ティッシュ3と吸収体4が挟まれて
収容されるようにして配置されていない。センター表面
材8とバックシート2の端部はシールするためのエンド
シール用のホットメルト(接着剤の一例)20を用いて
接着している。センター表面材8と2つのサイド表面材
9,10は、ホットメルト22を用いて接着している。
【0019】サイド表面材9とサイド表面材10は、そ
れぞれ立体ギャザー部6を形成するための弾性体11を
収容している。この弾性体11は、サイド表面材9と1
0の内端24を折り曲げて袋状にすることにより収容し
ている。内端24はサイド表面材9,10に対してヒー
トシール部25を用いて一体的に固定している。弾性体
11はたとえば線状の弾性材料、具体的にはゴム等によ
り作られていて、サイド表面材9,10の袋状部分25
Aの中に収容されている。またここでは、弾性体11は
オシメ1の長手方向両端部まで設けられているが、長手
方向の中央部に設けても良い。更に、ここでは内折り型
のオシメを使用している。しかし、立体ギャザー部6を
サイド表面材9,10の外側に折り返して接着する外折
り型のオシメとしても良い。なお、バックシート、サイ
ド表面材等の別部材の接触部は、基本的にホットメルト
により接着されているが図面の簡単化のために表示を省
略している。たとえば図3に示す接着部27の部分はホ
ットメルトにより接着されている。
【0020】図2(A)に示すオシメ1は、帯状の素材
500を最終的に切断した形状を示している。この帯状
の素材500は、図2(B)に示すように両側の端部3
01,302を含んでR方向に折り曲げることで図4
(A)に示すようなほぼ断面で見てC字型に折り曲げる
ことができる。その折り曲げた状態は図4(B)に拡大
して示している。図4に示すように、第1端部301と
第2端部302を含む短手方向両端は残部303に対し
て折り曲げられており、図4に示すようにほぼ断面C字
型を形成している。第1端部301の一部304が第2
端部302の一部305に対して重なるようにして折り
曲げられている。このように折り曲げることにより、吸
収体4等がないため、中心部と比べ薄くされているそれ
ぞれの端部が重なり厚さを均一に近づけられるととも
に、帯状の素材500の幅W1を小さく設定することが
できる。
【0021】図4では、第1端部301と第2端部30
2は、帯状の素材500の短手方向Tに関する端部であ
る。第1端部301と第2端部302は、第1端部30
1と第2端部302以外の残部303に対してR方向に
折り返されている。
【0022】ここで、図8を参照しながら図1に示すオ
シメ1の製造装置の例について簡単に説明する。図8の
吸収性製品の製造装置200は、概略的には吸収体製造
工程201、表面材製造工程202、ハクリ紙付着工程
203、立体ギャザー部形成工程204、左右端折り工
程205、プレス工程206、切断折り工程207等を
有している。吸収体製造工程201では、ドラム210
からパルプが供給されるとパルプは粉砕されるとともに
ポリマーが供給されることにより、吸収体4が作られ
る。帯状のティッシュ3はドラム211から供給されて
吸収体4と一体になり、吸収体4はティッシュ3により
包含される。その後、マットカッター212により所定
の長さにティッシュ3が切断される。
【0023】表面材製造工程202では、ドラム214
からセンター表面材8が供給されるとともに、ドラム2
15からはサイド表面材9,10が供給される。サイド
表面材9,10には立体ギャザー部6が形成された後
に、ヒートシール部25が施される。これによりヒート
シール部25を有するサイド表面材9,10が形成さ
れ、サイド表面材9,10の中にはゴムのような弾性体
11が収容される。センター表面材8とサイド表面材
9,10がヒートエンボス部217により吸収体部と一
体化される。ドラム218からはバックシート2が供給
され、股ギャザー部7が施される。そしてエンドサイド
シール219において、センター表面材8、サイド表面
材9,10およびバックシート2が一体化される。バッ
クシート2にはあらかじめハクリ紙付着工程203にお
いてハクリ紙13が付着されている。このようにして一
体化されたセンター表面材8、サイド表面材9,10お
よびバックシート2で作られたオシメ1は、短手方向の
左右端が折り曲げられて断面でみてほぼC型に形成され
た後に、プレス工程206のプレスベルト220を通る
ことにより圧力がかかった後に、製品カッター221に
より所定のオシメの長さに切断される。その後に、オシ
メ1は長手方向に関して3つに折る。このようにして三
つ折りになったオシメ1を得ることができる。
【0024】図5は、図8の製造装置200において、
製品カッター221を示している。帯状の素材500
は、図8の折り工程205により図4に示すように断面
ほぼC字型に折り曲げられる。図5の製品カッター22
1は、刃物223を有しており、この刃物223がV方
向に下がることで、帯状の素材500は所定の長さに切
断することができる。図7は図8の製造装置におけるオ
シメ1の折り工程290を示している。
【0025】次に、吸収性製品の製造方法について説明
する。図6の折り返しステップS1では、図2(A)に
示す帯状の素材500の状態から、図4(A)と図4
(B)に示すような状態になるように、第1端部301
と第2端部302を含む短手方向両端をそれぞれR方向
に沿って残部303に対して折り返す。この折り返しス
テップS1は図8の折り工程205において行う。図4
(B)に示すように残部303に対して第1端部301
と第2端部302がそれぞれR方向に折り返される。こ
の実施の形態では第1端部301の部分304の上に第
2端部302の部分305が重ねた状態になっている。
その後図8のプレス工程206でプレスベルト220を
用いてプレスすることで、図4(B)に示す帯状の素材
500の折り状態をより確実に保持する。
【0026】その後、図6の仮接着ステップS2に移
る。仮接着ステップS2では、図4(B)のように第1
端部301と第2端部302が折り返された帯状の素材
500を、長手方向Lに関する所定の商品単位の長さに
切断する。図5に示す刃物223がV方向に下がると、
帯状の素材500は、所定の商品単位の長さに切断され
る。この時に、刃物223が、図4(B)に示す第1端
部301、第2端部302および残部303を切断する
時に圧縮等により熱を発生することから、第1端部30
1の切断部分と第2端部302の切断部分は、残部30
3の切断部分に対して仮接着されることになる。つまり
切断時と同時に第1端部301と第2端部302は残部
303に対して仮接着される。このことから、第1端部
301と第2端部302が図4(B)のR方向とは反対
の方向の外側に広がって変形するのを防ぐことができ
る。切断時に、第1端部301と第2端部302が残部
303に対して圧縮等により熱により溶着することによ
り仮接着されるのであるが、特にバックシート2が切断
時における圧縮等による熱で溶けて長手方向Lの端部の
重なった部分が仮接着できるのである。しかも、トップ
シートとも呼んでいるセンター表面材8が不織布で作ら
れている場合には、切断時における刃物により、重ねら
れた不織布の繊維が絡み合い長手方向の端部の重なった
切断部分が仮接着できるのである。
【0027】このようにすることで、第1端部301と
第2端部302が残部303からはR方向と反対の広が
る方向には変形せず、第1端部301、第2端部302
は残部303と一体となって図5に示す搬送方向Hに沿
って送ることができる。その後、図5の帯状の素材50
0は切断することによりオシメ1が得られ、オシメ1は
図6に示す折りたたみステップS3において、図7に示
すような要領で三つ折りに折りたたまれる。オシメ1は
操作部600の作動によりまず第1部分300が中間部
301に対して重ねて折り返される。その後別の操作部
601の作動により第1部分300と中間部301が、
第2部分302に対して折り曲げられる。これにより長
手方向及び短手方向をそれぞれ三つ折りにたたんだオシ
メ1を提供することができる。第1部分300はオシメ
1の一端部310を含んでいる。第2部分302はオシ
メ1の他端部311を含んでいる。一端部310と他端
部311は図2にも示している。
【0028】図9(A)と図9(B)は、本発明のオシ
メの別の実施の形態を示している。図9に示すように、
帯状の素材500の第1端部301と第2端部302の
部分304と部分305はそれぞれ突き当たるようにし
て位置している。この帯状の素材500は、図4に示す
帯状の素材500とほとんど同じ構造であるので、同じ
符号を付してその説明を用いることにする。
【0029】この実施の形態においても、図5に示すよ
うな刃物223により切断することで、第1端部301
の切断部分と第2端部302の切断部分は、残部303
の切断部分に対して圧縮等の熱や表面材5の不織布繊維
のからみ合い等により仮接着される。このことから、第
1端部と第2端部301,302は残部303からは離
れない状態になるので、第1端部301、第2端部30
2が外側に広がらず変形することがなくなり、安定して
搬送できる。
【0030】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、吸収性製
品としてオシメを例にして説明したが、本発明の吸収性
製品は、オシメ以外のこれより小さな吸収性製品、たと
えば女性用生理用品や、失禁用の補助吸収性製品等種々
の製品にも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安定して搬送することができる吸収性製品を製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性製品の製造方法により得られる
吸収性製品の一例であるオシメを示す斜視図。
【図2】図1のオシメを形成するための帯状の素材を示
す図。
【図3】帯状の素材の断面構造例を示す斜視図。
【図4】図3の状態から帯状の素材の第1端部と第2端
部を折り曲げた状態を示す斜視図。
【図5】帯状の素材を刃物により切断する状態の例を示
す斜視図。
【図6】本発明の吸収性製品の製造方法の一例を示す
図。
【図7】仮接着した後のオシメを三つ折りにする工程の
例を示す図。
【図8】吸収性製品の製造装置の例を示す図。
【図9】本発明の吸収性製品の別の製造方法の例を示す
図。
【図10】従来のオシメを示す斜視図。
【図11】従来のオシメを製造するための帯状の素材の
切断面を示す斜視図。
【図12】帯状の素材を長手方向に関して三つ折りにし
た状態を示す図。
【符号の説明】
1・・・オシメ(吸収性製品)、2・・・バックシー
ト、3・・・ティッシュ、4・・・吸収体、5・・・表
面材、8・・・センター表面材、9,10・・・サイド
表面材、301・・・第1端部、302・・・第2端
部、303・・・残部、500・・・帯状の素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61F 13/515 A61F 13/18 360 (56)参考文献 特開 平11−89865(JP,A) 特開 平11−79504(JP,A) 特開 昭52−84042(JP,A) 特開 平3−21238(JP,A) 特開 平11−192256(JP,A) 特開2001−293029(JP,A) 実開 昭56−53709(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/15 - 13/84 A61F 5/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体の透過を防止するバックシートと、
    身体に接触する面側に配置される液体透過性のセンター
    表面材と、前記バックシートと前記センター部材の間に
    配置されて前記センター表面材を透過した液体を吸収し
    て保持する吸収体を備え、前記バックシートと前記セン
    ター表面材が接着されることで形成されている長手方向
    に関する一端部と他端部とを有する吸収性製品を、連続
    して流れてくる帯状の素材から切断して形成するための
    前記吸収性製品の製造方法であり、 前記帯状の素材の短手方向に関する第1端部と第2端部
    を前記センター表面材側に折り返す折り返しステップ
    と、 前記第1端部と前記第2端部が折り返された前記帯状の
    素材を、前記帯状の素材の長手方向に関する所定の商品
    単位の長さに切断して前記切断により生じる熱により前
    記第1端部の切断部分と前記第2端部の切断部分を前記
    第1端部と前記第2端部を除いた残部の切断部分に仮接
    着する仮接着ステップと、を含むことを特徴とする吸収
    性製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1端部の一部と前記第2端部の一
    部が重なった状態で前記残部に重なっている請求項1に
    記載の吸収性製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1端部の一部と前記第2端部の一
    部が離れた状態で前記残部に重なっている請求項1に記
    載の吸収性製品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記仮接着ステップが終了後、さらに前
    記吸収性製品の一端部を含む第1部分を前記吸収性製品
    の中間部に重ねて折り返し、前記吸収性製品の他端部を
    含む前記吸収性製品の前記第2部分を前記第1部分に重
    ねて折り返す三つ折りステップを含む請求項1乃至請求
    項3のいづれか1つに記載の吸収性製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記センター表面材は、不織布である請
    求項1に記載の吸収性製品の製造方法。
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