JP3459000B2 - 複数のクライアントエリアに表示されたオブジェクトの表示方法およびそれに用いる表示装置 - Google Patents

複数のクライアントエリアに表示されたオブジェクトの表示方法およびそれに用いる表示装置

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JP3459000B2
JP3459000B2 JP26763498A JP26763498A JP3459000B2 JP 3459000 B2 JP3459000 B2 JP 3459000B2 JP 26763498 A JP26763498 A JP 26763498A JP 26763498 A JP26763498 A JP 26763498A JP 3459000 B2 JP3459000 B2 JP 3459000B2
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクトの表
示方法およびそれに用いる表示装置に関し、特に複数の
独立したクライアントエリアが存在し、少なくとも1つ
のクライアントエリアが独自にスクロールするクライア
ントエリアにおける表示方法において、あるクライアン
トエリアのスクロールによって相対位置が変化するよう
な、複数のクライアントエリアに表示されたオブジェク
ト間の関係を容易に視覚的に理解することができる表示
方法およびそれに用いる表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の独立したクライアント
エリアが存在し、少なくとも1つのクライアントエリア
が独自にスクロールする種々のアプリケーションが使用
されている。図21は、そのようなアプリケーションの
画面の一例として、クライアントエリアAとクライアン
トエリアBとを並列に設け、各クライアントエリアA、
Bにスクロールバー50A、50Bを設けた例を示して
いる。一般に、このスクロールバー50A、50Bは、
クライアントエリアA、Bが論理的表示エリア51より
も小さいときに、オペレーティングシステムの機能によ
り作成される。図21に示すように、複数の独立したク
ライアントエリアが存在する場合に、クライアントエリ
アA中のある点あるいは領域とクライアントエリアB中
のある点あるいは領域とを関連づけて表示する要望があ
る。
【0003】このような場合に、関連ある点を結んだ
線、あるいは、関連あるエリアを囲った四角形、円、楕
円等の図形等のオブジェクトを、クライアントエリアA
とクライアントエリアBにまたがって表示する必要があ
る。また、クライアントエリアAとクライアントエリア
Bにまたがってイメージや文字列等のオブジェクトを表
示する必要がある場合もある。その一例として、図22
(a)に関連ある点を線で結んだ例を示す。図23
(a)に関連あるエリアを四角形で囲った例を示す。図
24(a)にイメージで表示した例を示す。図25
(a)に文字列を表示した例を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、クラ
イアントエリアAとクライアントエリアBとの関連をオ
ブジェクトで表示すると、両者の関連が一目で視覚的に
理解することができる。しかしながら、あるクライアン
トエリアここでは仮にクライアントエリアBのスクロー
ルによって、クライアントエリアB内のオブジェクトの
位置が移動し、クライアントエリアA内のオブジェクト
とクライアントエリアB内のオブジェクトの相対位置が
変化する。
【0005】クライアントエリアBのスクロールによっ
て、クライアントエリアAとクライアントエリアBとの
境界でオブジェクトがずれる場合の一例として、図22
(b)に関連ある点を線で結んだ場合の例を、図23
(b)に関連あるエリアを四角形で囲った場合の例を、
図24(b)にイメージを表示した場合の例を、図25
(b)に文字列を表示した場合の例を、それぞれ示す。
これらの場合、クライアントエリアA内のオブジェクト
とクライアントエリアB内のオブジェクトが、クライア
ントエリアAとクライアントエリアBの境界でずれてし
まい、関連性を示すことができなくなる問題があった。
また、極端な場合は、クライアントエリアA内のオブジ
ェクトとクライアントエリアB内のオブジェクトが、間
違った関連性や間違った意味を示すこととなる問題もあ
った。
【0006】この問題を解決するために、複数のクライ
アントエリアにまたがるオブジェクト間の関連あるオブ
ジェクトを同一の色で表現することや、関連あるオブジ
ェクトを点滅させることも考えられる。しかしながら、
関連あるオブジェクトを同一の色で表現する場合は、オ
リジナルの色が変わってしまう問題があった。また、関
連あるオブジェクトを点滅させる場合は、オブジェクト
の数が多くなるとわかりにくくなる問題があった。その
ため、いずれの例も上記問題を解決する根本的な解法と
はなり得なかった。
【0007】本発明の目的は上述した課題を解消して、
複数のクライアントエリアに表示されたオブジェクト間
の関係を、オリジナルの色を変えたり点滅させることな
く、一目で容易に理解することができる複数のクライア
ントエリアに表示されたオブジェクトの表示方法および
それに用いる表示装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複数のクライア
ントエリアに表示されたオブジェクトの表示方法は、複
数の独立したクライアントエリアが存在し、少なくとも
1つのクライアントエリアが独自にスクロールするクラ
イアントエリアにおける表示方法において、あるクライ
アントエリアのスクロールによって相対位置が変化する
ような、複数のクライアントエリアに表示されたオブジ
ェクト間の関係をどのようにして表示するかに関する。
その第1発明では、スクロールによる移動を後追するこ
とで表示する。その第2発明では、スクロールによる移
動分だけオブジェクトを拡大することで表示する。その
第3発明では、スクロール時にオブジェクト間のつなぎ
目に印をつけることで表示する。いすれの場合も、複数
のクライアントエリアに表示されたオブジェクトの関連
を、一目で容易に視覚的に理解することができる。
【0009】第1発明、第2発明および第3発明共通の
好ましい実施態様として、複数のオブジェクトが存在
し、スクロールによって互いのオブジェクトが交差する
場合、交差点にスペースを空けるか、交差していること
を示すマークをつけて表示するか、複数のオブジェクト
が存在し、スクロールによって互いのオブジェクトが重
なる場合、重なった部分をずらして表示する。いすれの
場合も、複雑な表示を見易く表示できるため好ましい。
【0010】第1発明、第2発明および第3発明共通の
他の好ましい実施態様として、オブジェクトの一部をク
リックすることで、そのオブジェクトのスクロール位置
の対応付けを行った時点における初期の形に戻って表示
する。この場合は、大きくスクロールすることによりク
ライアントエリアからはみ出したオブジェクトの位置、
形を簡単にもとに戻して合わせることができるため好ま
しい。
【0011】また、本発明の複数のクライアントエリア
に表示されたオブジェクトの表示装置は、クライアント
エリア管理部と描画オブジェクト管理部とを有する全体
制御部と、クライアントエリアの数に対応して設けられ
た、外部イベント入力部と位置計算部とを有するクライ
アントエリア制御部と、描画・出力部を各別に有する各
種図形の制御部とを備えている。上述した構成の表示装
置において、外部イベント入力部に入力された外部イベ
ントに基づき、クライアントエリア管理部からのクライ
アントエリア管理情報と描画オブジェクト管理部からの
描画オブジェクト管理情報とを参照して、各位置計算部
が、各クライアントエリアにおけるオブジェクトの描画
位置を再計算して求め、求めたオブジェクトの描画位置
に基づき、描画・出力部により、各クライアントエリア
に描画オブジェクトを表示する。これにより、上述した
本発明の表示方法を好適に実施することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の複数のクライアン
トエリアに表示されたオブジェクトの表示装置の一例の
全体構成を示すブロック図である。なお、以下の説明に
おいては、複数のクライアントエリアに表示されたオブ
ジェクトとして複数のクライアントエリアにまたがるオ
ブジェクトの例を説明する。また、従来と同様、クライ
アントエリアA、Bにはスクロールバーが存在し、この
スクロールバーは、クライアントエリアA、Bが論理的
表示エリアよりも小さいときに、オペレーティングシス
テムの機能により作成される。図1に示す例において、
本発明の表示装置1は、全体制御部10、クライアント
エリア制御部20および各種図形の制御部30を備えて
いる。全体制御部10は、クライアントエリア管理部1
1および描画オブジェクト管理部12を備えている。ク
ライアントエリア管理部11が管理するクライアントエ
リア情報は、クライアントエリア管理テーブル13に記
憶される。描画オブジェクト管理部12が管理する描画
オブジェクト情報は、描画オブジェクト管理テーブル1
4に記憶される。
【0013】クライアントエリア制御部20は、クライ
アントエリアの数(ここではNとする)に対応して設け
られた、クライアントエリアA制御部20A、クライア
ントエリアB制御部20B‥‥クライアントエリアN制
御部20Nを備えている。クライアントエリアA制御部
20Aは、外部イベント入力部21A、スクロール管理
・制御部22Aおよび位置計算部23Aを備えている。
同様に、他のクライアントエリアB制御部20B‥‥ク
ライアントエリアN制御部20Nは、外部イベント入力
部21B〜21N、スクロール管理・制御部22B〜2
2Nおよび位置計算部23B〜23Nを各別に備えてい
る。
【0014】各種図形の制御部30は、クライアントエ
リアの数に対応して設けられた、クライアントエリアA
の図形制御部30A‥‥クライアントエリアNの図形制
御部30Nを備えている。クライアントエリアAの図形
制御部30Aは、オブジェクトとしてユーザが定義する
図形、ここでは直線、四角形、イメージに対応して設け
られた、直線制御部30A−1、四角形制御部30A−
2およびイメージ制御部30A−3を備えている。同様
に、他のクライアントエリアB〜Nの図形制御部30B
〜30Nは、直線制御部30B−1〜30N−1、四角
形制御部30B−2〜30N−2およびイメージ制御部
30B−3〜30N−3を各別に備えている。また、各
図形制御部30A〜30Nにおいて、直線制御部30A
−1〜30N−1、四角形制御部30A−2〜30N−
2およびイメージ制御部30A−3〜30N−3は、各
別に描画・出力部31A−1〜31N−1を備えてい
る。上述した表示装置1において、各構成の関連は矢印
または実線で図示した通りである。
【0015】図2はクライアントエリア管理テーブル1
3の一例の構成を示す図である。図2に示す例におい
て、クライアントエリア管理テーブル13は、クライア
ントエリア、クライアントエリアIDおよびクライアン
トエリアサイズから構成されている。クライアントエリ
アには、ユーザが使用を予定するクライアントエリアの
数に対応した数字を記憶する。クライアントエリアID
には、記憶したクライアントエリア毎に異なるIDを記
憶する。クライアントエリアサイズには、クライアント
エリア毎に、左上隅X座標(L)、左上隅Y座標
(T)、幅(W)および高さ(H)を記憶する。
【0016】図3は描画オブジェクト管理テーブル14
の一例の構成を示す図である。図3に示す例において、
描画オブジェクト管理テーブル14は、描画オブジェク
ト、オブジェクトの種類、表現方法、またがるクライア
ントエリア数、またがるクライアントエリアのIDリス
ト、またがるクライアントエリアのスクロール位置リス
ト(水平スクロール、垂直スクロール)、始点を含むク
ライアントエリアのID、終点を含むクライアントエリ
アのID、始点(X、Y)および終点(X、Y)から構
成されている。
【0017】描画オブジェクトには、ユーザが使用する
オブジェクトの数に対応した数字を記憶する。ユーザ
が、新しい描画オブジェクトをクライアントエリアに作
成すると、その描画オブジェクトのデータは描画オブジ
ェクト管理テーブル14に新しく加えられる。オブジェ
クトの種類には、線、四角形等のユーザが予め定義した
オブジェクト図形の種類を記憶する。表現方法には、ユ
ーザが予め定義したオブジェクトの表現方法の種類、具
体的には後述する本発明の表示方法における第1発明、
第2発明、第3発明の種類を記憶する。またがるクライ
アントエリア数には、各オブジェクトがまたがるクライ
アントエリアの数を記憶する。またがるクライアントエ
リアのIDリストには、各オブジェクトがまたがるクラ
イアントエリアのIDをリストにして記憶する。またが
るクライアントエリアのスクロール位置リスト(水平ス
クロール、垂直スクロール)には、スクロールボックス
の現在位置のX座標とY座標をまたがるクライアントエ
リア毎にリストにして記憶する。始点を含むクライアン
トエリアのIDには、各オブジェクトの始点の存在する
クライアントエリアのIDを記憶する。終点を含むクラ
イアントエリアのIDには、各オブジェクトの終点の存
在するクライアントエリアのIDを記憶する。始点
(X、Y)および終点(X、Y)には、クライアントエ
リアが全くスクロールされていない状態における左上隅
を基準点とし、各オブジェクトの始点および終点の基準
点からの相対位置を記憶する。図4に上述したスクロー
ル位置、始点および終点の概念を示す。
【0018】次に、本発明の複数のクライアントエリア
にまたがるオブジェクトの表示方法を図1に示す表示装
置1において実行する際の概略の流れについて説明す
る。図1に示した構成の表示装置1において、外部イベ
ント入力部21A〜21Nが、いずれかのクライアント
エリアで入力された外部イベントを検知し、検知した外
部イベントをクライアントエリア管理部11及び描画オ
ブジェクト管理部12に伝える。クライアントエリア管
理部11は、クライアントエリア管理テーブル13に記
憶されたクライアントエリア管理情報を、描画オブジェ
クト管理部12に供給する。描画オブジェクト管理部1
2は、供給されたクライアントエリア管理情報と描画オ
ブジェクト管理テーブル14に記憶された描画オブジェ
クト管理情報とに基づき、オブジェクトがまたがるクラ
イアントエリアを決定し、決定した各クライアントエリ
アの位置計算部23A〜23Nに、クライアントエリア
管理情報および描画オブジェクト管理情報を供給する。
各クライアントエリアの位置計算部23A〜23Nは、
供給されたクライアントエリア管理情報および描画オブ
ジェクト管理情報を基に、各クライアントエリアにおけ
るオブジェクトの描画位置を再計算して求める。求めた
オブジェクトの描画位置に基づき、描画・出力部31A
−3〜31N−3により、各クライアントエリアに描画
オブジェクトを表示する。以上の操作を外部イベントが
発生する毎に実行することで、本発明の表示方法を実施
することができる。
【0019】以下、本発明の複数のクライアントエリア
にまたがるオブジェクトの表示方法の具体例について、
図面を参照して説明する。まず、本発明の複数のクライ
アントエリアにまたがるオブジェクトの表示方法は、複
数の独立したクライアントエリアが存在し、各クライア
ントエリアが独自にスクロールするアプリケーションに
おいて、あるクライアントエリアのスクロールによって
相対位置が変化するような、複数のクライアントエリア
にまたがるオブジェクト間の関係をどのようにして表示
するかに関する。
【0020】本発明の表示方法の第1発明は、スクロー
ルによる移動を後追することで表示する。図5〜図7は
それぞれ本発明の表示方法の第1発明を示す図である。
図5は複数のクライアントエリアにまたがるオブジェク
トが関連ある点を結んだ線である例を示す。具体的に
は、クライアントエリアAの始点PS1とクライアント
エリアBの終点PE1とに何らかの関連があり、始点P
S1と終点PE1とを線L1で結んで表示する。スクロ
ール前の状態を図5(a)に示し、クライアントエリア
Bをスクロール後の状態を図5(b)に示す。図5
(a)、(b)からわかるように、クライアントエリア
Bのスクロール量に応じて、線L1が後追して傾く。そ
のため、クライアントエリアAの始点PS1とクライア
ントエリアBの終点PE1との関連を、クライアントエ
リアのスクロールにかかわらず、容易に理解することが
できる。
【0021】図6は複数のクライアントエリアにまたが
るオブジェクトが関連するエリアを囲った図形である例
を示す。具体的には、クライアントエリアAの領域S1
とクライアントエリアBの領域S2とに何らかの関連が
あり、領域S1と領域S2とを四角形R1で囲んで表示
する。スクロール前の状態を図6(a)に示し、クライ
アントエリアBをスクロール後の状態を図6(b)に示
す。図6(a)、(b)からわかるように、クライアン
トエリアBのスクロール量に応じて、四角形R1が傾
く。そのため、クライアントエリアAの領域S1とクラ
イアントエリアBの領域S2との関連を、クライアント
エリアのスクロールにかかわらず、容易に理解すること
ができる。
【0022】図7は複数のクライアントエリアにまたが
るオブジェクトが文字列である例を示す。スクロール前
の状態を図7(a)に示し、クライアントエリアBのス
クロール後の状態を図7(b)に示す。図7(a)、
(b)からわかるように、クライアントエリアBのスク
ロール量に応じて文字列が傾く。そのため、クライアン
トエリアのスクロールにかかわらず、文字列の意味を容
易に理解することができる。
【0023】本発明の表示方法の第2発明は、スクロー
ルによる移動分だけオブジェクトを拡大または縮小する
ことで表示する。図8は本発明の表示方法の第2発明を
示す図である。図8は複数のクライアントエリアにまた
がるオブジェクトが関連あるエリアを囲った図形である
例を示す。具体的には、クライアントエリアAの領域S
1とクライアントエリアBの領域S2とに何らの関連が
あり、領域S1と領域S2とを四角形R1で囲んで表示
する。スクロール前の状態を図8(a)に示し、クライ
アントエリアBをスクロール後の状態を図8(b)に示
す。図8(a)、(b)からわかるように、クライアン
トエリアBのスクロールによる移動分だけ、四角形R1
が拡大する。そのため、クライアントエリアAの領域S
1とクライアントエリアBの領域S2とが少なくとも拡
大した四角形R1中に存在することになる。縮小の場合
も同様である。その結果、クライアントエリアAの領域
S1とクライアントエリアBの領域S2との関連を、ク
ライアントエリアのスクロールにかかわらず、容易に理
解することができる。
【0024】本発明の表示方法の第3発明は、スクロー
ル時にオブジェクト間のつなぎ目に印をつけることで表
示する。図9〜図11はそれぞれ本発明の表示方法の第
3発明を示す図である。図9は複数のクライアントエリ
アにまたがるオブジェクトが、クライアントエリアAの
イメージI1とクライアントエリアBのイメージI2と
からなるイメージIである例を示す。この場合は、イメ
ージI1とイメージI2のつなぎ目において、イメージ
I1に凸部41をつけ、イメージI2に凹部42をつけ
ることで表示する。なお、凸部41と凹部42とは互い
にかみ合う形状である。スクロール前の状態を図9
(a)に示し、クライアントエリアBをスクロール後の
状態を図9(b)に示す。図9(a)、(b)からわか
るように、クライアントエリアBのスクロールによりイ
メージI1とイメージI2とがつなぎ目で離れても、凸
部41と凹部42によりイメージI1とイメージI2と
が関連あることを容易に理解することができる。
【0025】図10は複数のクライアントエリアにまた
がるオブジェクトが文字列である例を示す。この場合
は、文字と文字とのつなぎ目に同色の線をつけること、
すなわち、クライアントエリアAの文字のつなぎ目に線
43をつけ、クライアントエリアBの文字のつなぎ目に
線44をつけることで表示する。スクロール前の状態を
図10(a)に示し、クライアントエリアBをスクロー
ル後の状態を図10(b)に示す。図10(a)、
(b)からわかるように、クライアントエリアBのスク
ロールにより文字列がつなぎ目で離れても、同色の線4
3と線44により文字列を容易に理解することができ
る。
【0026】図11は複数のクライアントエリアにまた
がるオブジェクトが関連あるエリアを囲った図形ここで
は四角形である例を示す。この場合は、四角形のつなぎ
目に同型同色のマークをつけること、すなわち、クライ
アントエリアAの四角形のつなぎ目に三角形のマーク4
5をつけ、クライアントエリアBの同型のつなぎ目に三
角形のマーク46をつけることで表示する。スクロール
前の状態を図11(a)に示し、クライアントエリアB
をスクロール後の状態を図11(b)に示す。図11
(a)、(b)からわかるように、クライアントエリア
Bのスクロールにより四角形がつなぎ目で離れても、同
型同色のマーク45とマーク46とにより四角形の関連
を容易に理解することができる。
【0027】次に、複数のクライアントエリアにまたが
るオブジェクトが複数存在する場合について説明する。
図12は複数のオブジェクトが交差する例を示す図であ
り、スクロール前の状態を図12(a)に示し、クライ
アントエリアBをスクロール後の状態を図12(b)に
示す。図12(a)、(b)においては、クライアント
エリアAとクライアントエリアBにまたがる複数のオブ
ジェクトとして、四角形R1、四角形R2、線L1、線
L2、イメージI1を示す。このうち、四角形R1およ
び四角形R2は上述した表示方法の第2発明に準じて表
示される。線L1および線L2は上述した表示方法の第
1発明に準じて表示される。イメージI1は上述した表
示方法の第3発明に準じて表示される。ここで、図12
(a)に示すスクロール前の状態から、クライアントエ
リアBのスクロールを行うと、図12(b)に示すよう
にオブジェクト同士が交差する。この場合、図12
(b)に示すように、交差点にスペースを空けるか、交
差していることを示すマークをつけて表示する。これに
より、図12(a)、(b)からわかるように、クライ
アントエリアBのスクロールにより各オブジェクトがつ
なぎ目で離れ、しかも各オブジェクトが交差しても、各
オブジェクト間の関連を容易に理解することができる。
【0028】図13は、複数のクライアントエリアにま
たがるオブジェクトが複数存在する場合のうち、複数の
オブジェクトが重なる例を示す図である。スクロール前
の状態を図13(a)に示し、クライアントエリアBを
スクロール後の状態を図13(b)に示す。図13
(a)、(b)においては、クライアントエリアAとク
ライアントエリアBにまたがる複数のオブジェクトとし
て、四角形R1、四角形R2、四角形R3を示す。これ
らの四角形R1、四角形R2、四角形R3は上述した表
示方法の第2発明に準じて表示される。ここで、図13
(a)に示すスクロール前の状態から、クライアントエ
リアBのスクロールを行うと、図13(b)に示すよう
に、オブジェクト同士が重なり合う。この場合、図13
(b)に示すように、重なった部分をずらして表示す
る。これにより、図13(a)、(b)からわかるよう
に、クライアントエリアBのスクロールにより各オブジ
ェクトが重なり合っても、各オブジェクト間の関連を容
易に理解することができる。
【0029】図14は図13で説明した複数のオブジェ
クトが重なる例におけるずらし方の例を示す図である。
図14(a)は、上部の四角形R1と下部の四角形R3
の幅を同一とし、中間部の四角形R2の幅をそれよりも
広く表示してずらした例を示す。図14(b)は、四角
形R1、四角形R2、四角形R3の幅を同一とし、上部
から下部に図中一定間隔だけ右側へ移動させて表示して
ずらした例を示す。図14(c)は、上部の四角形R
1、中間部の四角形R2、下部の四角形R3の順に幅を
徐々に広げてずらした例を示す。図14(d)は、図1
4(c)とは逆に、上部の四角形R1、中間部の四角形
R2、下部の四角形R3の順に幅を徐々に狭くしてずら
した例を示す。いずれの例でも本発明の表示方法を好適
に実施することができる。
【0030】次に、オブジェクトの一部をクリックする
ことで、そのオブジェクトの初期の形を再現するように
スクロールバーの位置合わせを行う機能について説明す
る。図15はそのようなオブジェクトの位置合わせを示
す図である。まず、図15(a)に示すように、クライ
アントエリアAとクライアントエリアBとにまたがるオ
ブジェクトとして線L1を描画する。線L1は本発明の
表示方法の第1発明に準じて表示するものとする。この
状態からクライアントエリアBを大きくするクロールす
ると図15(b)に示す状態となる。図15(b)に示
す状態で、クライアントエリアAとクライアントエリア
Bとにまたがる新たなオブジェクトとして線L2を描画
する。この状態でクライアントエリアA内の線L1をク
リックすると線L1が初期状態に戻り、図15(d)に
示す状態となる。また、図15(d)の状態で線L2を
クリックすれば、初期の状態すなわち図15(c)の状
態に戻る。以上の機能は、図12〜図14で説明した複
雑に絡み合ったオブジェクトの位置、形を初期の状態に
戻す場合に、簡単に初期の状態に戻せるため好ましい。
また、大きくスクロールすることによりクライアントエ
リアからはみ出したオブジェクトの位置、形を合わせる
場合に、簡単に初期の状態に合わせることができるため
好ましい。
【0031】次に、またがるクライアントエリアが増加
する例について、図16を参照して説明する。まず、図
16(a)に示すように、クライアントエリアA〜Cが
存在する時に、クライアントエリアAとクライアントエ
リアBとの間にまたがる線L1が描画された場合を考え
る。ここで、線L1は本発明の表示方法の第1発明に準
じて表示するものとする。この状態で、クライアントエ
リアBをスクロールすると、図16(b)に示すよう
に、最初は線L1がまたがっていなかったクライアント
エリアCをもまたぐこととなる場合が発生する。この場
合、クライアントエリアCにも線L1を描画するように
することで、線L1の始点PS1と終点PE1との関連
を容易に理解することができる。なお、図16に示す例
では、クライアントエリアBにはスクロールバーが存在
してスクロール可能なエリアとなっているが、クライア
ントエリアAとクライアントエリアCにはスクロールバ
ーがなくスクロールできないエリアとなっている。本発
明は、図16に示す例のようにスクロールできないクラ
イアントエリアが存在する場合でも好適に使用できる。
【0032】以下、本発明の表示方法において使用す
る、複数クライアントエリアにまたがるオブジェクトの
描画方法について説明する。図17は複数のクライアン
トエリアにまたがるオブジェクトの描画方法の一例を示
すフローチャートである。図17のフローチャートに従
って説明すると、まず、図3で説明した描画オブジェク
ト管理テーブルに新しい描画オブジェクトの情報を記憶
する。すなわち、描画オブジェクト管理テーブルに、新
しいオブジェクトを追加し(S1)、オブジェクトの種
類(線、四角形、イメージ等)を記憶し(S2)、表現
方法(1、2、3)を記憶し(S3)、始点、および始
点を含むクライアントエリアのIDを記憶し(S4)、
始点、および始点を含むクライアントエリア数(ループ
が通過する毎にエリア数はインクリメントされる)を記
憶し(S5)、クライアントエリアのIDを記憶し(S
6)、クライアントエリアの水平、垂直スクロール位置
を記憶する(S7)。ここで、表現方法1〜3は本発明
の表示方法の第1発明〜第3発明にそれぞれ対応してい
る。
【0033】次に、始点・現在点をもとにオブジェクト
を描画する(S8)。このオブジェクトの描画方法につ
いては図18を参照して後述する。次に、ステップ(S
9)において描画の終了を判断する。判断が描画終了の
場合は、終点、および終点を含むクライアントエリアの
IDを描画オブジェクト管理テーブルに記憶し(S1
0)、描画を終了する。ステップ(S9)での判断が描
画未終了の場合は、スクリーン上のオブジェクトを削除
し(S11)、またがるクライアントエリアを再計算す
る(S12)。その後、クライアントエリアの増加減少
を判断する。ステップ(S13)でクライアントエリア
が減少したと判断された場合は、描画オブジェクト管理
テーブルにおいて、またがるクライアントエリア数を減
少した数だけデクリメントし(S14)、減少したクラ
イアントエリアのIDを描画オブジェクト管理テーブル
から削除し(S15)、ステップ(S16)を介してス
テップ(S8)に戻り、始点・現在点をもとにオブジェ
クトの描画以降のステップを繰り返す。ステップ(S1
6)でクライアントエリアが増加したと判断された場合
は、ステップ(S5)に戻り、オブジェクトがまたがる
クライアントエリア数を増加分だけインクリメントし、
以降のステップを繰り返す。以上で、複数クライアント
エリアにまたがるオブジェクトの描画を終了する。
【0034】図18は種々の処理で利用されるオブジェ
クトの描画方法の一例を示すフローチャートである。図
18のフローチャートに従ってオブジェクトの描画を説
明すると、まず、ステップ(S21)において、iに1
を代入し、clientNum にオブジェクトがまたがるクライ
アントエリア数を代入する。次に、ステップ(S22)
において、iとclientNum を比較し、iがclientNum よ
り大きいときは終了する。iがclientNum と同じか小さ
い場合は、まず、ステップ(S23)において、始点・
終点(または現在点)をスクリーン座標に変換する。次
に、表現方法に合わせた、オブジェクトのクライアント
エリアi内の境界点を計算する(S24)。次に、オブ
ジェクトをクライアントエリアi内の部分部品に分割す
る(S25)。
【0035】その後、ステップ(S26)において、他
のオブジェクトとの交差点が有るか無いかを判断する。
交差点が有ると判断された場合は、交差点を計算し(S
27)、部品を細分化する(S28)。交差点が無いと
判断された場合、あるいは交差点が有ると判断されステ
ップ(S28)で部品を細分化した後に、さらにステッ
プ(S29)で他のオブジェクトとの重なり合いが有る
か無いかを判断する。重なり合いが有ると判断された場
合は、重なり部分を計算し(S30)、重なる部品のず
らしを計算する(S31)。重なりが無いと判断された
場合、あるいは重なりが有ると判断されステップ(S3
1)でずらしを計算した後に、jに1を代入し、partsN
umに細分化した部品の数を代入する(S32)。その
後、ステップ(S33)において、jとpartsNumを比較
する。jがpartsNumと同じか小さい場合は、次に、ステ
ップ(S34)において、部品にマークの付加が必要か
どうかを判断する。マークの付加が必要無い場合、ある
いはマークの付加が必要な場合でマークを付加(S3
5)した後に、部品jを描画し(S36)、jにj+1
を代入してjをインクリメントする(S37)。部品を
すべて描画することで、ステップ(S33)においてj
がpartsNumより大きくなる。その場合は、iにi+1を
代入してiをインクリメントし(S38)、ステップ
(S22)のiとclientNum の比較に戻り、その比較の
結果で、終了するか、それ以降のステップを繰り返す。
【0036】図19はスクロールに伴う再描画方法の一
例を示すフローチャートである。図19のフローチャー
トに従ってスクロールに伴う再描画方法を説明すると、
まず、外部イベントとしてクライアントエリアのスクロ
ールが検知されると、ステップ(S41)において、k
に1を代入し、objNumに描画オブジェクト数を代入す
る。次に、ステップ(S42)において、kとobjNumを
比較し、kがobjNumより大きいときは終了する。kがob
jNumと同じか小さい場合は、再計算部において始点及び
終点の再計算を行う。すなわち、まず、ステップ(S4
3)において、オブジェクトkの始点を含むクライアン
トエリアのスクロールかどうかを判断する。オブジェク
トkの始点を含むクライアントエリアのスクロールであ
る場合は、始点の再計算を行い(S44)、再計算部か
らぬける。オブジェクトkの始点を含むクライアントエ
リアのスクロールでない場合は、ステップ(S45)に
おいて、オブジェクトkの終点を含むクライアントエリ
アのスクロールかどうかを判断する。
【0037】オブジェクトkの終点を含むクライアント
エリアのスクロールである場合は、終点の再計算を行い
(S46)、再計算部からぬける。オブジェクトkの終
点を含むクライアントエリアのスクロールでない場合
は、ステップ(S47)において、始点の再計算が必要
かどうかを判断する。始点の再計算が必要な場合は始点
の再計算を行う(S48)。始点の再計算が必要ない場
合、あるいは始点の再計算が必要で始点の再計算をした
後に、ステップ(S49)において、終点の再計算が必
要かどうかを判断する。終点の再計算が必要な場合は終
点の再計算を行う(S50)。終点の再計算が必要ない
場合、あるいは終点の再計算が必要で終点の再計算をし
た後、始点および終点の再計算部からぬける。
【0038】再計算部をぬけた後、ステップ(S51)
において、スクリーン上のオブジェクトkを消去する。
次に、またがるクライアントエリアを再計算した後(S
52)、ステップ(S53)において、クライアントエ
リアが減少するかどうかを判断する。クライアントエリ
アが減少したと判断した場合は、またがるクライアント
エリア数を描画オブジェクト管理テーブル上でデクリメ
ントし(S54)、該当するクライアントエリアのID
を描画オブジェクト管理テーブルから削除する(S5
5)。クライアントエリアが減少していないと判断した
場合、あるいはクライアントエリアが減少したと判断し
ステップ(S54)とステップ(S55)を実行した後
に、ステップ(S56)において、クライアントエリア
が増加するかどうかを判断する。クライアントエリアが
増加したと判断した場合は、またがるクライアントエリ
ア数を描画オブジェクト管理テーブル上でインクリメン
トし(S57)、該当するクライアントエリアのIDを
描画オブジェクト管理テーブル上に記憶し(S58)、
クライアントエリアの水平・垂直スクロール位置を描画
オブジェクト管理テーブル上に記憶する(S59)。ク
ライアントエリアが増加していないと判断した場合、お
よびクライアントエリアが増加した場合でステップ(S
57)、ステップ(S58)およびステップ(S59)
を実行した後に、ステップ(S60)において、始点・
終点をもとにオブジェクトkを描画する。このオブジェ
クトkの描画は、図18に基づき説明したオブジェクト
の描画方法と同じである。オブジェクトkの描画が終了
すると、kにk+1を代入しkをインクリメントし(S
61)、その後ステップ(S42)に戻り、その比較の
結果で、終了するかそれ以降のステップを繰り返す。
【0039】図20はオブジェクトの位置合わせ方法の
一例を示すフローチャートである。図20のフローチャ
ートに従ってオブジェクトの位置合わせ方法を説明する
と、まず、クリックするオブジェクトを選択すること
で、ステップ(S71)において、lに1を代入し、ar
eaNum にオブジェクトがまたがるクライアントエリア数
を代入する。次に、ステップ(S72)において、lと
areaNum を比較し、lがareaNum より大きいときは終了
する。lがareaNum と同じか小さい場合は、描画オブジ
ェクト管理テーブルよりクライアントエリアlのスクロ
ール位置を取得し(S73)、クライアントエリアlを
スクロールする(S74)。次に、スクロールに伴う再
描画処理を行う(S75)。この再描画処理は図19で
説明したスクロールに伴う再描画処理と同じである。再
描画処理が終了すると、lにl+1を代入しlをインク
リメントし(S76)、その後ステップ(S71)に戻
り、その比較の結果で、終了するかそれ以降のステップ
を繰り返す。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数の独立したクライアントエリアが存在
し、少なくとも1つのクライアントエリアが独自にスク
ロールするクライアントエリアにおける表示方法におい
て、あるクライアントエリアのスクロールによって相対
位置が変化するような、複数のクライアントエリアに表
示されたオブジェクト間の関係を、その第1発明では、
スクロールによる移動を後追することで表示し、その第
2発明では、スクロールによる移動分だけオブジェクト
を拡大することで表示し、その第3発明では、スクロー
ル時にオブジェクト間のつなぎ目に印をつけることで表
示しているため、複数のクライアントエリアにまたがる
オブジェクトの関連を、一目で容易に視覚的に理解する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複数のクライアントエリアに表示され
たオブジェクトの表示装置の一例の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】クライアントエリア管理テーブルの一例の構成
を示す図である。
【図3】描画オブジェクト管理テーブルの一例の構成を
示す図である。
【図4】スクロール位置、始点および終点の概念を示す
図である。
【図5】本発明の表示方法の第1発明のうち、複数のク
ライアントエリアにまたがるオブジェクトが関連ある点
を結んだ線である例を示す図である。
【図6】本発明の表示方法の第1発明のうち、複数のク
ライアントエリアにまたがるオブジェクトが関連あるエ
リアを囲った図形である例を示す図である。
【図7】本発明の表示方法の第1発明のうち、複数のク
ライアントエリアにまたがるオブジェクトが文字列であ
る例を示す図である。
【図8】本発明の表示方法の第2発明のうち、複数のク
ライアントエリアにまたがるオブジェクトが関連あるエ
リアを囲った図形である例を示す図である。
【図9】本発明の表示方法の第3発明のうち、複数のク
ライアントエリアにまたがるオブジェクトがイメージで
ある例を示す図である。
【図10】本発明の表示方法の第3発明のうち、複数の
クライアントエリアにまたがるオブジェクトが文字列で
ある例を示す図である。
【図11】本発明の表示方法の第3発明のうち、複数の
クライアントエリアにまたがるオブジェクトが関連ある
エリア囲った図形である例を示す図である。
【図12】複数のクライアントエリアにまたがるオブジ
ェクトが複数存在し交差する例を示す図である。
【図13】複数のクライアントエリアにまたがるオブジ
ェクトが複数存在し重なる例を示す図である。
【図14】図13で示した複数のオブジェクトが重なる
例におけるずらし方の例を示す図である。
【図15】オブジェクトの位置合わせを示す図である。
【図16】またがるクライアントエリアが増加する例を
示す図である。
【図17】複数のクライアントエリアにまたがるオブジ
ェクトの描画方法の一例を示すフローチャートである。
【図18】オブジェクトの描画方法の一例を示すフロー
チャートである。
【図19】スクロールに伴う再描画方法の一例を示すフ
ローチャートである。
【図20】オブジェクトの位置合わせ方法の一例を示す
フローチャートである。
【図21】複数のクライアントエリアを説明するための
図である。
【図22】オブジェクトが関連ある点を結んだ線の場合
の問題を説明するための図である。
【図23】オブジェクトが関連あるエリアを囲った図形
である場合の問題を説明するための図である。
【図24】オブジェクトがイメージの場合の問題を説明
するための図である。
【図25】オブジェクトが文字列の場合の問題を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 表示装置、10 全体制御部、11 クライアント
エリア管理部、12 描画オブジェクト管理部、13
クライアントエリア管理テーブル、14 描画オブジェ
クト管理テーブル、20 クライアントエリア制御部、
20A〜20Nクライアントエリア(A〜N)制御部、
21A〜21N 外部イベント入力部、22A〜22N
スクロール管理・制御部、23A〜23N 位置制御
部、30図形の制御部、30A〜30N クライアント
エリア(A〜N)の制御部、30A−1〜30N−1
直線制御部、30A−1〜30N−2 四角形制御部、
30A−3〜30N−3 イメージ制御部、31A−1
〜31N−1 描画・出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−185482(JP,A) 特開 平6−342357(JP,A) 特開 平7−105191(JP,A) 特開 平2−267593(JP,A) 特開 平8−249170(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 601 - 658 G06F 3/14 - 3/153 G09G 5/00 - 5/42

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の独立したクライアントエリアが存
    在し、少なくとも1つのクライアントエリアが独自にス
    クロールするクライアントエリアにおける表示方法にお
    いて、あるクライアントエリアのスクロールによって相
    対位置が変化するように、複数のクライアントエリアに
    またがって表示された複数のオブジェクト間の関係を、
    前記複数のクライアントエリアにそれぞれ表示された前
    記オブジェクトの表示角度をスクロールによる移動分
    対応して変更したオブジェクトとして表示することを特
    徴とする複数のクライアントエリアに表示されたオブジ
    ェクトの表示方法。
  2. 【請求項2】 複数のクライアントエリアに表示された
    オブジェクトが関連ある点を結んだ線である場合、前記
    スクロールによる移動の後追を、スクロールにより移動
    した点を結び直して表示することで行う請求項1記載の
    表示方法。
  3. 【請求項3】 複数のクライアントエリアに表示された
    オブジェクトが関連するエリアを囲った図形または文字
    列である場合、前記スクロールによる移動の後追を、ス
    クロールによる移動分だけエリアまたは文字列を傾けて
    表示することで行う請求項1記載の表示方法。
  4. 【請求項4】 複数の独立したクライアントエリアが存
    在し、少なくとも1つのクライアントエリアが独自にス
    クロールするクライアントエリアにおける表示方法にお
    いて、あるクライアントエリアのスクロールによって相
    対位置が変化するように、複数のクライアントエリアに
    またがって表示された複数のオブジェクト間の関係を、
    スクロールによる移動分だけ前記複数のクライアントエ
    リアにそれぞれ表示された前記オブジェクトを前記移動
    に対応して拡大または縮小することで変更して表示す
    ることを特徴とする複数のクライアントエリアに表示さ
    れたオブジェクトの表示方法。
  5. 【請求項5】 複数のクライアントエリアに表示された
    オブジェクトが関連するエリアを囲った図形である場
    合、前記スクロールによるオブジェクトの拡大または縮
    小を、スクロールによる移動分だけエリアを拡大または
    縮小して表示することを特徴とする請求項4記載の表示
    方法。
  6. 【請求項6】 複数の独立したクライアントエリアが存
    在し、少なくとも1つのクライアントエリアが独自にス
    クロールするクライアントエリアにおける表示方法にお
    いて、あるクライアントエリアのスクロールによって相
    対位置が変化するように、複数のクライアントエリアに
    またがって表示された複数のオブジェクト間の関係を、
    前記複数のクライアントエリアにそれぞれ表示された前
    記オブジェクト間のスクロール前の位置において対応す
    つなぎ目を示す印を付すことにより変更し、該印をス
    クロールによる移動分に対応させて移動することで表示
    することを特徴とする複数のクライアントエリアに表示
    されたオブジェクトの表示方法。
  7. 【請求項7】 複数のクライアントエリアに表示された
    オブジェクトがイメージである場合、前記スクロール時
    のつなぎ目の印を、お互いのつなぎ目にちょうどかみ合
    う凹部と凸部をつけることで表示する請求項6記載の表
    示方法。
  8. 【請求項8】 複数のクライアントエリアに表示された
    オブジェクトが文字列である場合、前記スクロール時の
    つなぎ目の印を、文字と文字のつなぎ目に同色の線をつ
    けることで表示する請求項6記載の表示方法。
  9. 【請求項9】 複数のクライアントエリアに表示された
    オブジェクトが関連するエリアを囲った図形である場
    合、前記スクロール時のつなぎ目の印を、図形のつなぎ
    目に同型同色のマークをつけることで表示する請求項6
    記載の表示方法。
  10. 【請求項10】 複数のオブジェクトが存在し、スクロ
    ールによって互いのオブジェクトが交差する場合、交差
    点にスペースを空けるか、交差していることを示すマー
    クをつけて表示する請求項1〜9のいすれか1項に記載
    の表示方法。
  11. 【請求項11】 複数のオブジェクトが存在し、スクロ
    ールによって互いのオブジェクトが重なる場合、重なっ
    た部分をずらして表示する請求項1〜9のいずれか1項
    に記載の表示方法。
  12. 【請求項12】 オブジェクトの一部をクリックするこ
    とで、そのオブジェクトのスクロール位置の対応付けを
    行った時点における初期の形に戻って表示する請求項1
    〜11のいずれか1項に記載の表示方法。
  13. 【請求項13】 あるクライアントエリアのスクロール
    により、オブジェクトが新たなクライアントエリアにも
    表示されることとなった場合に、新たなクライアントエ
    リアにもオブジェクトを表示する請求項1〜12のいず
    れか1項に記載の表示方法。
  14. 【請求項14】 クライアントエリア管理部と描画オブ
    ジェクト管理部とを有する全体制御部と;クライアント
    エリアの数に対応して設けられた、外部イベント入力部
    と位置計算部とを有するクライアントエリア制御部と;
    描画・出力部を各別に有する各種図形の制御部とを備
    え、外部イベント入力部に入力された外部イベントに基
    づき、クライアントエリア管理部からのクライアントエ
    リア管理情報と描画オブジェクト管理部からの描画オブ
    ジェクト管理情報とを参照して、各位置計算部が、各ク
    ライアントエリアにおけるオブジェクトの描画位置を再
    計算して求め、求めたオブジェクトの描画位置に基づ
    き、描画・出力部により、各クライアントエリアにまた
    がって描画オブジェクトを表示するよう構成し、前記外
    部イベントはスクロールとされ、前記複数のクライアン
    トエリアにまたがって表示された前記描画オブジェクト
    間の関係を、スクロールによる移動分に対応して前記描
    画オブジェクトの表示角度、拡大・縮小、またはスクロ
    ール前の位置において対応する前記描画オブジェクトに
    付したつなぎ目を示す印の位置が変化するようにオブジ
    ェクトを変更させて表示することを特徴とする複数のク
    ライアントエリアに表示されたオブジェクトの表示装
    置。
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