JP3457065B2 - コンクリート床版の支持構造 - Google Patents

コンクリート床版の支持構造

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JP3457065B2 JP18523294A JP18523294A JP3457065B2 JP 3457065 B2 JP3457065 B2 JP 3457065B2 JP 18523294 A JP18523294 A JP 18523294A JP 18523294 A JP18523294 A JP 18523294A JP 3457065 B2 JP3457065 B2 JP 3457065B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明はコンクリート床版の支
持構造に係り、特に、盛土工法等における支柱への応力
集中を回避し得て、応力集中による支柱の変形・破壊を
防止し得て、支柱の剛性低下を回避し得て、また、支柱
への穴開け加工を不要とし得てコストの低減を果たし得
て、アンカー部材の支持位置の自由度を大とし得るコン
クリート床版の支持構造に関する。 【0002】 【従来の技術】地盤改良を目的とする盛土工法には、図
14に示すものがある。図14において、202は地
盤、204は基礎、206は支柱である。この盛土工法
は、地盤202上の基礎204に支柱206を立設して
いる。支柱206は、図12・図13に示す如く、ウエ
ブ208とフランジ210とにより断面H型に形成され
たH型鋼からなる。この支柱206の背面側の地盤20
2には、盛土用のブロック部材212を下方から上方に
向かって順次に層状に積層して設けている。 【0003】前記盛土用のブロック部材212は、合成
樹脂を型内発泡法や押出し発泡法等により発泡させた発
泡体からなり、単位体積重量の小さな十分な圧縮強度を
有している。層状に積層された最上層のブロック部材2
12の上側には、コンクリート床版214を施工して設
けている。 【0004】コンクリート床版214には、アンカー部
材216が埋設されている。アンカー部材216は、一
端側をコンクリート床版214に埋設され、他端側を支
柱206のフランジ210に支持して設けている。 【0005】支柱206の背面側のフランジ210に
は、ウエブ208を挟んで両側に、夫々上下方向に長い
支持用孔218を2つ一組として形成している。前記ア
ンカー部材216は、2本を一組として一端側をコンク
リート床版214に埋設され、他端側に夫々ネジ部22
0を形成している。2本のアンカー部材216は、夫々
ネジ部220をフランジ210の支持用孔218に挿通
し、夫々ナット222を螺合して締め付けることにより
支柱206に支持される。 【0006】これにより、コンクリート床版214は、
断面H型の支柱206に支持して設けている。なお、符
号224は、壁部材である。壁部材224は、支柱20
6の正面側に水平方向及び上下方向に接続されて壁部2
26を形成するように、支柱206の正面側のフランジ
210に取付部材228及びボルト230・ナット23
2により取付けられている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の前記
図12〜図14に示すコンクリート床版214の支持構
造においては、層状に積層された最上層のブロック部材
212の上側に施工されたコンクリート床版214に一
端側を埋設された2本一組のアンカー部材216の他端
側を、支柱206の背面側のフランジ210に形成され
た2つ一組の上下方向に長い支持用孔218に挿通し、
夫々ネジ部220及びナット222の螺合により支持し
ている。 【0008】ところが、このようにコンクリート床版2
14に埋設されたアンカー部材216の他端側を支柱2
06のフランジ210にネジ部220及びナット222
の螺着により剛結合により支持した場合には、層状に積
層されたブロック部材212が弾性領域内においてわず
かに沈下(1.0%程度)するため、この沈下による応
力が支柱206の支持部位に集中して作用する問題があ
る。このため、従来は、応力集中により支柱206の変
形や破壊を招く不都合がある。 【0009】また、支柱206の支持用孔218は、支
柱206に作用する応力の偏りを防止すべくフランジ2
10に2つ一組として形成しなければならず、また、ブ
ロック部材212の積層段数によって形成位置や孔長さ
を異ならせなければならず、さらに、支柱206毎に異
なる位置に形成しなければならず、したがって、支柱2
06毎に加工用図面を作成しなければならず、加工や手
間等のコストが上昇する不都合がある。 【0010】しかも、支柱206の支持用孔218は、
ブロック部材212の材質の関係から、現場においてガ
ス溶断機等の火を使用した加工をすることがきない不都
合がある。さらに、支柱206に支持用孔218を形成
することは、アンカー部材216の支持位置が限定され
る問題があり、支持位置の自由度が小となる不都合があ
るとともに穴開け加工により剛性低下を招く不都合があ
る。 【0011】 【課題を解決するための手段】そこで、このような不都
合を解消すべく、この発明は、基礎に立設された断面H
型の支柱の背面側の地盤に盛土用のブロック部材を下方
から上方に向かって層状に積層して設け、最上層の前記
ブロック部材の上側にコンクリート床版を施工して設
け、このコンクリート床版に一端側を埋設されるアンカ
ー部材の他端側に支持金具を取付けて設け、この支持金
具には前記断面H型の支柱のフランジに上下方向に摺動
可能に係合される係合部を設けたことを特徴とする。 【0012】 【作用】この発明の構成によれば、コンクリート床版に
一端側を埋設されるアンカー部材の他端側に支持金具を
取付けて設け、この支持金具には断面H型の支柱のフラ
ンジに上下方向に摺動可能に係合される係合部を設けた
ことによって、層状に積層されたブロック部材が沈下し
た場合の支柱の支持部位への応力集中を回避することが
でき、また、支柱への支持用孔の加工を不要とすること
ができる。 【0013】 【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。 図1〜図8は、この発明を第1実施例を示すも
のである。図8において、2は地盤、4は基礎、6は支
柱である。この盛土工法は、地盤2上の基礎4に支柱6
を立設している。支柱6は、図6・図7に示す如く、ウ
エブ8とフランジ10とにより断面H型に形成されたH
型鋼からなる。この支柱6の背面側の地盤2には、盛土
用のブロック部材12を下方から上方に向かって順次に
層状に積層して設けている。 【0014】前記盛土用のブロック部材12は、合成樹
脂を型内発泡法や押出し発泡法等により発泡させた発泡
体からなり、単位体積重量の小さな十分な圧縮強度を有
している。層状に積層された最上層のブロック部材12
の上側には、コンクリート床版14を施工して設けてい
る。 【0015】コンクリート床版14には、アンカー部材
16が埋設されている。アンカー部材16は、一端側を
コンクリート床版14に埋設され、他端側を支柱6のフ
ランジ10に支持して設けている。 【0016】前記アンカー部材16の他端側には、図1
〜図5に示す支持金具18を取付けて設けている。支持
金具18は、この第1実施例においては1つの取付部材
20と2つの係合部材22から形成されている。 【0017】前記1つの取付部材20は、取付部24
と、この取付部24の両側に傾斜して延長される2つの
延長部26と、これら延長部26の両側に前記取付部2
4に平行に突設される固着部28と、により断面ハット
形状に形成されている。取付部24には、取付孔30が
形成されている。固着部28には、固着孔32が形成さ
れている。 【0018】前記2つの係合部材22は、夫々取付部材
20の固着部28に連結される連結部34と、この連結
部34から交差する方向に延長される連絡部36と、前
記連結部34に平行に連絡部36から突設される係合部
38と、により断面コ字形状に形成されている。連結部
34には、連結孔40が形成されている。 【0019】支持金具18は、2つの係合部材22の係
合部38が対向するように、取付部材20の2つの固着
部28に夫々係合部材22の連結部34を当接させて夫
々固着孔32及び連結孔40にボルト42を挿通し、ナ
ット44を螺合させて締め付けることにより一体的に連
結される。 【0020】この支持金具18は、取付部材20の取付
部24に形成した取付孔30にアンカー部材16の他端
側に形成したネジ部46を挿通し、ナット48を螺合し
て締め付けることによりアンカー部材16の他端側に取
付けられる。また、この支持金具18は、2つの係合部
材22の対向する係合部38を支柱6のフランジ10に
上下方向に摺動可能に係合される。 【0021】なお、符号50は、壁部材である。壁部材
50は、支柱6の正面側に水平方向及び上下方向に接続
されて壁部52を形成するように、支柱6の正面側のフ
ランジ10に取付部材54及びボルト56・ナット58
により取付けられている。 【0022】次に作用を説明する。 【0023】盛土工法の際には、地盤2上の基礎4に支
柱6を立設し、支柱6の背面側の地盤2に盛土用のブロ
ック部材12を下方から上方に向かって順次に層状に積
層して設ける。最上層のブロック部材12の上側には、
コンクリート床版14を施工して設ける。コンクリート
床版14には、アンカー部材16の一端側を埋設してい
る。アンカー部材16の他端側には、1つの取付部材2
0と2つの係合部材22とを一体的に連結された支持金
具18を取付ける。 【0024】支持金具18は、取付部材20の取付部2
4に形成した取付孔30にアンカー部材16の他端側に
形成したネジ部46を挿通し、ナット48を螺合して締
め付けることによりアンカー部材16の他端側に取付け
られる。また、支持金具18は、2つの係合部材22の
対向する係合部38を、支柱6の背面側のフランジ10
を両側から挟むように上下方向に摺動可能に係合する。 【0025】これにより、コンクリート床版14は、支
持金具18を介して支柱6に上下方向に摺動可能に支持
される。 【0026】このように、このコンクリート床版14の
支持構造は、コンクリート床版14に一端側を埋設され
るアンカー部材16の他端側に支持金具18を取付けて
設け、この支持金具18には断面H型の支柱6のフラン
ジ10に上下方向に摺動可能に係合される係合部38を
設けたことによって、層状に積層されたブロック部材1
2が沈下した場合に、支持金具18が支柱6に対して上
下方向に摺動することにより、支柱4の支持部位に応力
が集中することを回避することができる。また、このコ
ンクリート床版14の支持構造は、支柱6に支持用孔を
加工形成する必要がない。 【0027】このため、このコンクリート床版14の支
持構造は、盛土工法等におけるコンクリート床版14に
埋設されるアンカー部材16を支持する支柱4への応力
集中を回避し得ることにより、応力集中による支柱6の
変形や破壊のおそれを防止することができる。また、こ
のコンクリート床版14の支持構造は、支柱6への支持
用孔の加工を不要とし得ることにより、支柱4の剛性低
下を回避し得るとともにコストの低減を果たし得て、し
かも、支持金具18を支柱6に上下方向に摺動可能に係
合していることにより、アンカー部材14の支持位置の
自由度を大とすることができる。 【0028】図9は、この発明の第2実施例を示すもの
である。第2実施例の支持金具60は、1つの取付部材
62と1つの係合部材64とから形成されている。 【0029】前記1つの取付部材62は、取付部66
と、この取付部66の両側に傾斜して延長される2つの
延長部68と、これら延長部68の一方に前記取付部6
6に平行に突設される固着部70と、前記延長部68の
他方に前記取付部66に平行に且つ前記固着部70より
も少許前方に位置されて突設される連結部72と、この
連結部72から交差する方向に延長される連絡部74
と、前記連結部72に平行に連絡部74から突設される
係合部76と、により断面略リップ付ハット形状に形成
されている。取付部66には、取付孔78が形成されて
いる。固着部70には、固着孔80が形成されている。 【0030】前記1つの係合部材64は、取付部材62
の固着部70に連結される連結部82と、この連結部8
2から交差する方向に延長される連絡部84と、前記連
結部82に平行に連絡部84から突設される係合部86
と、により断面コ字形状に形成されている。連結部82
には、連結孔88が形成されている。 【0031】支持金具60は、取付部材62の係合部7
6と係合部材64の係合部86とが対向するように、取
付部材62の1つの固着部72に係合部材64の連結部
82を当接させて夫々固着孔80及び連結孔88にボル
ト90を挿通し、ナット100を螺合させて締め付ける
ことにより一体的に結合される。 【0032】この支持金具60は、取付部材62の取付
部66に形成した取付孔78にアンカー部材16の他端
側に形成したネジ部46を挿通し、ナット48を螺合し
て締め付けることによりアンカー部材16の他端側に取
付けられる。また、この支持金具60は、取付部材62
及び係合部材64の対向する係合部76・86を支柱6
のフランジ10に上下方向に摺動可能に係合される。 【0033】この第2実施例の支持金具60は、1つの
取付部材62と1つの係合部材64とから形成され、取
付部材62に係合部76を一体的に設けるとともこの係
合部76と対をなす係合部86を係合部材64に設け、
取付部材62及び係合部材64の対向する係合部76・
86を支柱6のフランジ10に上下方向に摺動可能に係
合することにより、第1実施例と同様の効果を奏し得る
ものである。 【0034】また、この第2実施例の支持金具60は、
取付部材62に係合部76を一体的に設けるとともこの
係合部76と対をなす係合部86を係合部材64に設け
ていることにより、第1実施例に比して1つ係合部材2
2やボルト42・ナット44を不要とし得て、部品点数
を削減することができるとともに組付時の手間を削減す
ることができ、コストの低減を図ることができるもので
ある。 【0035】図10は、この発明の第3実施例を示すも
のである。第3実施例の支持金具102は、1つの取付
部材104と2つの係合部材106から形成されてい
る。 【0036】前記1つの取付部材104は、取付部10
8と、この取付部108の両側に傾斜して延長される2
つの延長部110と、これら延長部110の両側に前記
取付部108に平行に突設される固着部112と、によ
り断面ハット形状に形成されている。取付部108に
は、取付孔114が形成されている。固着部112に
は、固着孔116が形成されている。 【0037】前記2つの係合部材106は、夫々取付部
材104の固着部112に連結される連結部118と、
この連結部118から交差する方向に延長される連絡部
120と、前記連結部118に平行に連絡部120から
突設される係合部122と、により断面コ字形状に形成
されている。連結部118には、ボルト124が植設さ
れている。 【0038】支持金具102は、2つの係合部材106
の係合部122が対向するように、取付部材104の2
つの固着部112の固着孔116に夫々係合部材106
の連結部118に植設されたボルト124を挿通し、ナ
ット126を螺合させて締め付けることにより一体的に
連結される。 【0039】この支持金具102は、取付部材104の
取付部108に形成した取付孔114にアンカー部材1
6の他端側に形成したネジ部46を挿通し、ナット48
を螺合して締め付けることによりアンカー部材16の他
端側に取付けられる。また、この支持金具102は、2
つの係合部材106の対向する係合部122を支柱6の
フランジ10に上下方向に摺動可能に係合される。 【0040】この第3実施例の支持金具104は、1つ
の取付部材104と2つの係合部材106とから形成さ
れ、係合部材106に植設されたボルト124及びこの
ボルト124に螺合されるナット126により取付部材
104に係合部材106を一体的に連結し、2つの係合
部材106の対向する係合部122を支柱6のフランジ
10に上下方向に摺動可能に係合することにより、第1
実施例と同様の効果を奏し得るものである。 【0041】また、この第3実施例の支持金具102
は、係合部材106にボルト124を植設していること
により、ボルト紛失等のおそれがなく、取付部材104
に係合部材106を結合する際の作業を容易にすること
ができ、作業性の向上を図ることができるものである。 【0042】図11は、この発明の第4実施例を示すも
のである。第4実施例の支持金具128は、1つの取付
部材130と2つの係合部材132から形成されてい
る。 【0043】前記1つの取付部材130は、取付部13
4と、この取付部134の両側に傾斜して延長される2
つの延長部136と、これら延長部136の両側に前記
取付部134に平行に突設される固着部138と、によ
り断面ハット形状に形成されている。取付部134に
は、取付孔140が形成されている。固着部138に
は、固着孔142が形成されている。 【0044】前記2つの係合部材132は、夫々取付部
材130の固着部138に連結される連結部144と、
この連結部144から交差する方向に延長される連絡部
146と、前記連結部144に平行に連絡部146から
突設される係合部148と、により断面コ字形状に形成
されている。連結部144には、ネジ孔150が形成さ
れている。 【0045】支持金具128は、2つの係合部材132
の係合部148が対向するように、取付部材130の2
つの固着部138に2つの係合部材132の係合部14
8を夫々当接させて固着孔142に夫々ボルト152を
挿通し、各ボルト152を連結部144のネジ孔150
に夫々螺合させて締め付けることにより一体的に連結さ
れる。 【0046】この支持金具128は、取付部材130の
取付部134に形成した取付孔140にアンカー部材1
6の他端側に形成したネジ部46を挿通し、ナット48
を螺合して締め付けることによりアンカー部材16の他
端側に取付けられる。また、この支持金具128は、2
つの係合部材132の対向する係合部148を支柱6の
フランジ10に上下方向に摺動可能に係合される。 【0047】この第4実施例の支持金具128は、1つ
の取付部材130と2つの係合部材132とから形成さ
れ、係合部材132に形成されたネジ孔150にボルト
152を螺合して締め付けることにより一体的に連結
し、2つの係合部材132の対向する係合部148を支
柱6のフランジ10に上下方向に摺動可能に係合するこ
とにより、第1実施例と同様の効果を奏し得るものであ
る。 【0048】また、この第4実施例の支持金具128
は、係合部材132にネジ孔150を形成していること
により、ナット紛失等のおそれがなく、取付部材130
側から締付作業を実施し得ることにより取付部材130
に係合部材132を結合する際の作業を容易にすること
ができ、作業性の向上を図ることができるものである。 【0049】 【発明の効果】このように、この発明によれば、このコ
ンクリート床版の支持構造は、層状に積層されたブロッ
ク部材が沈下した場合に、支持金具が支柱に対して上下
方向に摺動して支柱の支持部位に応力が集中することを
回避し得て、また、支柱への支持用孔の加工を不要とし
得る。 【0050】このため、このコンクリート床版の支持構
造は、盛土工法等におけるコンクリート床版に埋設され
るアンカー部材を支持する支柱への応力集中を回避し得
ることにより、応力集中による支柱の変形・破壊を防止
し得る。また、このコンクリート床版の支持構造は、支
柱への支持用孔の加工を不要とし得ることにより、支柱
の剛性低下を回避し得るとともにコストの低減を果たし
得て、しかも、アンカー部材の支持位置の自由度を大と
し得る。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第1実施例を示す支持金具の斜視図
である。 【図2】支持金具の平面図である。 【図3】支持金具の側面図である。 【図4】支持金具の正面図である。 【図5】支持金具の背面図である。 【図6】盛土工法における支柱部分の拡大断面図であ
る。 【図7】盛土工法における支柱部分の拡大平面図であ
る。 【図8】盛土工法における断面図である。 【図9】この発明の第2実施例を示す支持金具の平面図
である。 【図10】この発明の第3実施例を示す支持金具の平面
図である。 【図11】この発明の第4実施例を示す支持金具の平面
図である。 【図12】従来例を示す盛土工法における支柱部分の拡
大断面図である。 【図13】盛土工法における支柱部分の拡大平面図であ
る。 【図14】盛土工法における断面図である。 【符号の説明】 2 地盤 4 基礎 6 支 8 ウエブ 10 フランジ 12 ブロック部材 14 コンクリート床版 16 アンカー部材 18 支持金具 20 取付部材 22 係合部材 24 取付部 30 取付孔 38 係合部 46 ネジ部 48 ナット 52 壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/02 306 E02D 29/02 308 E02D 17/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 基礎に立設された断面H型の支柱の背面
    側の地盤に盛土用のブロック部材を下方から上方に向か
    って層状に積層して設け、最上層の前記ブロック部材の
    上側にコンクリート床版を施工して設け、このコンクリ
    ート床版に一端側を埋設されるアンカー部材の他端側に
    支持金具を取付けて設け、この支持金具には前記断面H
    型の支柱のフランジに上下方向に摺動可能に係合される
    係合部を設けたことを特徴とするコンクリート床版の支
    持構造。
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