JP3804174B2 - ロ字型骨組架構による既存建築物の耐震改修方法 - Google Patents
ロ字型骨組架構による既存建築物の耐震改修方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、既存の鉄骨造(以下単にS造と言う)または鉄骨鉄筋コンクリート造(以下単にSRC造と言う)建築物の耐震改修において、予め工場で製作した補強のロ字型骨組架構を、既存の柱、梁架構に付加設置して耐震改修する、既存建築物の耐震改修方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、既存のS造またはSRC造の建築物の耐震改修を行う場合は、下記のような付加改修を行っていた。
【0003】
▲1▼補強をしようとする階の上下にある梁21 、22 と梁の間を連結する間柱5を付加設置する方法。
【0004】
▲2▼柱と梁で囲まれた空間に、ブレース材を付加設置する方法。
【0005】
▲3▼柱と梁で囲まれた空間に、耐震壁を付加設置する方法。
【0006】
▲4▼既存の柱及び梁部材を補強する方法。
【0007】
図4は補強をしようとする階の上下にある梁21 、22 と梁の間を連結する間柱5を付加設置する方法を示す図である。
【0008】
図5は柱と梁で囲まれた空間に、ブレース材を付加設置する方法を示す図である。
【0009】
図6(a)、(b)はボックス柱を、(c)、(c)はH形柱を補強する図である。
【0010】
図7はH形柱をH形鋼またはカットティーで補強した図である。
【0011】
しかしこのような従来の工法では、耐震要素を付加設置する前に、既存のS造またはSCR造の柱及び梁部材を事前に相当補強しておく必要があった。そのため耐震補強工事は大がかりなものとなっていた。
【0012】
この発明はこの点に鑑み創案されたもので、その目的は施工作業の能率がよく、かつ、既存の建物の梁部材には最小限の補強をするだけで済む施工方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
ロ字型骨組架構による鉄骨造または鉄骨鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修方法であり、
既存の柱と梁が構成する空間に組み込まれる左右の縦部材と上下の横部材とから予め製作され、左右の縦部材はそれぞれ既存の柱から離れて位置し、かつ、上下の横部材はそれぞれ既存の梁に接合できるように位置する大きさのロ字型骨組架構を、既存の柱と梁が構成する空間に、ロ字型骨組架構の左右両側にそれぞれ空間が形成されるように付加設置し、上下の梁に上下の横部材をそれぞれ溶接またはボルトを用いて接合してなることを特徴とするロ字型骨組架構による既存建築物の耐震改修方法であることを主旨とする。
【0014】
次にその作用について説明する。
【0015】
図1はロ字型骨組架構で既存の柱、梁架構を耐震改修した図である。
【0016】
図2は水平抵抗応力の概念図を示す図である。左右の縦部材にQ1 なる水平地震力が作用したとする。左右の縦部材が横部材と交わる位置に、左右にそれぞれM1 の曲げモーメントを生ずる。従って横部材の長さをlとすれば横部材には2M1/l=Q2 の剪断力を生ずる。つまりロ字型の幅lが広ければ広いほどロ字型骨組架構を介して、既存の梁に伝達される応力は小さくなる。
【0017】
従って既存の梁が保有する強度を超えないように、ロ字型骨組架構の形状を調整することができる。かくして柱、梁架構は2Q1 だけ耐震性が向上する。
【0018】
また、付加設置する骨組架構の既存梁への取付け方法は、既存建築物の梁の補強が殆ど無く、溶接またはボルトを用いた接合で簡単に接合できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。
【0020】
図1はこの発明のロ型骨組架構3を既存の柱1、梁2架構に応用した例である。
【0021】
図2は水平抵抗応力の概念図を示す図である。
【0022】
図3はロ字型骨組架構3を既存の梁2に接合する詳細図である。
【0023】
【発明の効果】
この発明は以上のような構成からなり、その効果は次の通りである。
【0024】
左右の縦部材にQ1 なる水平地震力が作用したとする。左右の縦部材が横部材と交わる位置に、左右にそれぞれM1 の曲げモーメントを生ずる。従って横部材の長さをlとすれば横部材には2M1/l=Q2 の剪断力を生ずる。つまりロ字型の幅lが広ければ広いほどロ字型骨組架構を介して、既存の梁に伝達される応力は小さくなる。
【0025】
従って既存の梁が保有する強度を超えないように、ロ字型骨組架構の形状を調整することができる。かくして柱、梁架構は2Q1 だけ耐震性が向上する。
【0026】
また、付加設置する骨組架構の既存梁への取付け方法は、既存建築物の梁の補強が殆ど無く、溶接またはボルトを用いた接合で簡単に接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロ型骨組架構3を既存の柱1、梁2架構に応用した図である。
【図2】水平抵抗応力の概念図を示す図である。
【図3】(a)はロ字型骨組架構3を既存の梁2に接合する詳細図である。
(b)は(a)のa−a視図である。
【図4】補強をしようとする階の上下にある梁21 、22 と梁の間を連結する間柱5を付加設置する方法を示す図である。
【図5】柱と梁で囲まれた空間に、ブレース材を付加設置する方法を示す図である。
【図6】(a)、(b)はボックス柱を、(c)、(d)はH形柱を補強する図である。
【図7】H形柱をH形鋼またはカットティーで補強した図である。
【符号の説明】
1……既存の建築物の柱
2……既存の建築物の梁
21 ……上階の梁
22 ……下階の梁
3……ロ字型骨組架構
5……間柱
Claims (1)
- ロ字型骨組架構による鉄骨造または鉄骨鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修方法であり、
既存の柱と梁が構成する空間に組み込まれる左右の縦部材と上下の横部材とから予め製作され、左右の縦部材はそれぞれ既存の柱から離れて位置し、かつ、上下の横部材はそれぞれ既存の梁に接合できるように位置する大きさのロ字型骨組架構を、既存の柱と梁が構成する空間に、ロ字型骨組架構の左右両側にそれぞれ空間が形成されるように付加設置し、上下の梁に上下の横部材をそれぞれ溶接またはボルトを用いて接合してなることを特徴とするロ字型骨組架構による既存建築物の耐震改修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10604597A JP3804174B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ロ字型骨組架構による既存建築物の耐震改修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10604597A JP3804174B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ロ字型骨組架構による既存建築物の耐震改修方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299260A JPH10299260A (ja) | 1998-11-10 |
| JP3804174B2 true JP3804174B2 (ja) | 2006-08-02 |
Family
ID=14423672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10604597A Expired - Fee Related JP3804174B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ロ字型骨組架構による既存建築物の耐震改修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP3804174B2 (ja) |
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1997
- 1997-04-23 JP JP10604597A patent/JP3804174B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH10299260A (ja) | 1998-11-10 |
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