JP3454984B2 - 金属帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤ - Google Patents

金属帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤ

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JP3454984B2 JP24022495A JP24022495A JP3454984B2 JP 3454984 B2 JP3454984 B2 JP 3454984B2 JP 24022495 A JP24022495 A JP 24022495A JP 24022495 A JP24022495 A JP 24022495A JP 3454984 B2 JP3454984 B2 JP 3454984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属帯コイルを
載置する台車に搬送用チェーンを連結し、この搬送用チ
ェーンによる台車の牽引によりコイルを搬送していく金
属帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属帯コイル(以下、コイルと略
称する。)を搬送するコイル搬送設備として、コンベヤ
チェーンに直接コイルを載せるブロックチェーンコンベ
ヤや、コイルを載置する台車に搬送用チェーンを連結
し、この搬送用チェーンによる台車の牽引によりコイル
を搬送していく台車式チェーンコンベヤがある。
【0003】前記台車式チェーンコンベヤの一例とし
て、例えば、実公昭64−3529号公報に記載された
コイルストレージコンベヤが知られている。この装置
は、台車に設けた軸を搬送用チェーンに設けたプッシャ
ドッグに係合させ、搬送用チェーンの牽引により台車を
搬送するように構成するとともに、台車を所定位置に停
止させる固定装置と、前記軸とプッシャドッグとを係合
又は解除するチェーンプッシャ着脱装置とを、チェーン
プッシャピッチと同一間隔で設けた装置である。この装
置によれば、コイルを載置した台車は、先行する台車に
近接するまで搬送が可能となり、若し、先行する台車が
コイル移載位置における移載作業により下流側への移動
が遅れていても、後行する台車を、先行する台車の近く
の上流位置にストレージすることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、台車
がコイル移載位置まで搬送されてくると、この台車に載
置されているコイルは、作業員の操作による天井クレー
ン等を使用して次の工程位置まで移載する作業が行われ
ている。しかし、近年のコイルの自動搬送化の進展に伴
い、コイル移載位置に停止した台車から無人のコイル移
載装置を使用して自動的にコイルを移載する作業も行わ
れている。
【0005】しかしながら、上記従来の台車式チェーン
コンベヤでは、搬送用チェーンの牽引により台車をコイ
ル移載位置まで搬送する構成としているので、若し熱影
響等により搬送用チェーンに伸びが発生すると、台車を
移載位置に高精度に停止させることができない。そのた
め、無人のコイル移載装置を使用することができず、コ
イルの完全な自動搬送化を図ることができない。
【0006】そこで、この発明は上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、装置設備の簡素化を図りながら高精度
に台車をコイル移載位置まで搬送することが可能な金属
帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤを提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
金属帯コイルを載置した台車を台車用軌道に配設し、前
記台車用軌道に沿う搬送用チェーンに設けたプッシャド
ッグを前記台車の係合部に上流側及び下流側から係合さ
せ、前記プッシャドッグを介した前記搬送用チェーンの
牽引により前記台車を上流側から下流側に搬送するとと
もに、前記台車用軌道の下流側に設けた前記金属帯コイ
ルの移載位置に前記台車を停止させる金属帯コイル搬送
用台車式チェーンコンベヤにおいて、前記移載位置近く
の上流位置に配設して前記台車が搬送されてきたことを
検知する台車検知手段と、前記台車の係合部に対して前
記プッシャドッグの下流側からの係合状態を解除するプ
ッシャドッグ解除手段と、前記台車検知手段の検出信号
に基づいて前記搬送用チェーンによる牽引を停止し、且
つ前記プッシャドッグ解除手段により前記台車に対する
プッシャドッグの下流側からの係合状態を解除したとき
に、前記台車を下流側に搬送して前記移載位置に停止さ
せるセンタリング搬送手段とを備えたことを特徴とする
装置である。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の金属帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤにおい
て、前記搬送用チェーンの走行軌道に平行して、この搬
送用チェーンと同一方向に延在するドッグ用走行軌道を
配設し、プッシャドッグは、前記台車の係合部に上流側
から係合する上流側係合ドッグ部材と、前記台車の係合
部に下流側から係合する係合位置に配設され、且つ前記
ドッグ用走行軌道を転動するドッグ転動輪が前記ドッグ
用走行軌道より低位置の軌道を転動するときに、前記係
合位置より低位置の前記係合部と係合しない非係合位置
まで姿勢が変化する下流側係合ドッグ部材とを備え、前
記下流側係合ドッグ部材を、前記ドッグ走行用軌道の前
記移載位置より上流位置に配設され、上昇移動により前
記ドッグ走行用軌道の一部として連続する同一高さの軌
道を形成し、下降移動により前記ドッグ走行用軌道より
低位置の軌道を形成する昇降軌道としたことを特徴とす
る装置である。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の金属帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤにおい
て、前記下流側ドッグ部材にカウンタウエイト部材を回
転自在に配設し、前記金属帯コイルの移載位置にてコイ
ル移載を終了し、停止している台車を前記プッシャドッ
グにて再捕捉する際に、下流側に前進駆動される前記搬
送用チェーンによって前記下流側係合ドッグ部材が台車
に設けられた係合軸にて押し下げられるとき、前記下流
側係合ドッグ部材を、前記カウンタウエイト部材の自重
により前記係合位置まで復帰させることを特徴とする装
置である。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3の何れかに記載の金属帯コイル搬送用台車式チェー
ンコンベヤにおいて、前記センタリング搬送手段は、前
記移載位置の近くの上流位置において前記台車用軌道に
沿う側部に配設されたセンタリング架台と、このセンタ
リング架台に前記台車用軌道に沿って移動自在に配設さ
れたスライド台と、このスライド台を前記台車用軌道に
沿って下流側へ移動させるスライド台移動装置と、前記
スライド台上に配設されて前記台車の車輪を上流側及び
下流側から挟持するクランプ機構とを備えることを特徴
とする装置である。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の金属帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤにおい
て、前記センタリング搬送手段に、前記センタリング架
台の下流側に設けられ、前記スライド台が当接すること
により前記台車を前記移載位置に一致させる位置決めス
トッパを備えることを特徴とする装置である。また、請
求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の金属帯コイ
ル搬送用台車式チェーンコンベヤにおいて、前記クラン
プ機構を、進退移動装置により前記台車用軌道を横切る
位置に進退移動自在に配設され、前進移動したときに前
記車輪を下流側及び上流側から挟持する一対のクランプ
アームにより構成したことを特徴とする装置である。
【0012】そして、請求項1記載の発明によれば、前
記プッシャドッグ解除手段により配設台車の係合部に対
してプッシャドッグの下流側からの係合状態を解除する
と、搬送用チェーンによる移載位置への台車の搬送が中
断される。そして、センタリング搬送手段により台車を
下流側に搬送して移載位置に停止させるので、若し、熱
影響により搬送用チェーンに所定長の伸びが発生してい
る場合であっても、台車を移載位置に高精度に位置決め
できる
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、昇降
軌道の下降動作によりドッグ転動輪がドッグ走行用軌道
より低位置の軌道を転動すると、プッシャドッグの下流
側係合ドッグ部材が、台車の係合部に下流側から係合し
ない非係合位置に姿勢変化する。また、請求項3記載の
発明によれば、カウンタウエイトの自重を利用して下流
側係合ドッグ部材を係合位置に復帰させる構造としてい
るので、簡便な構造のプッシャドッグが得られる。
【0014】また、請求項4又は5記載の発明によれ
ば、センタリング搬送手段は、クランプ機構により台車
の車輪を挟持し、スライド台移動装置によりスライド台
を位置決めストッパに向けて移動して該位置決めストッ
当接させるだけで台車を移載位置に位置決めするこ
とができるので、台車の位置決めが、迅速且つ高精度に
行われる。
【0015】そして、請求項6記載の発明によれば、一
対のクランプアームを台車用軌道を横切る位置に前進移
動させると、台車の車輪が下流側及び上流側から挟持さ
れるので、さらに台車の位置決め作業の迅速化が図られ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、金属帯コイル(以下、コイ
ルと略称する。)を搬送する本発明のチェーンコンベヤ
の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1
は、本発明の概略を示す図であり、コイルCを搬送すべ
き方向に互いに平行に離間した台車走行用レール4a、
4bが敷設されているとともに、複数台のパレット台車
2が、台車走行用レール4a、4b上に各車輪2aを載
置して走行可能に配設されている。また、台車走行用レ
ール4a、4bの間には、チェーン駆動装置5の駆動に
より矢印方向に移動する無端状のチェーン(搬送用チェ
ーン)6が配設されているとともに、このチェーン6の
所定間隔をあけた位置には、パレット台車2に設けた軸
(係合部)2bと上流側及び下流側から係合する複数の
プッシャドッグ8(図2参照)が配設されている。ま
た、チェーン6の走行軌道と平行に、プッシャドッグ8
の走行輪が走行するドッグ走行用レール(ドッグ用走行
軌道)10、11が配設されている。
【0017】そして、上流側の載置位置においてコイル
Cを積載してチェーン6のプッシャドッグ8に係合した
パレット台車2は、チェーン6に牽引されて矢印方向に
搬送される。これにより、台車走行用レール4a、4b
及びチェーン6が、パレット台車2の搬送路Rを形成し
ている。そして、コイルCを載置して上流側から搬送さ
れてきたパレット台車2は、センタリング調整が行われ
ることで下流側の移載位置Mに停止し、この移載位置M
に向けて移動する自動移載装置12により次の工程に移
載される。前記自動移載装置12としては、例えば昇降
式のリフターによりパレット台車2上のコイルCを把持
して持ち上げ、次工程の位置まで移載する無人運転のコ
イルカーが使用されている。
【0018】ここで、パレット台車2のセンタリング調
整を行い移載位置Mまで移動させる本実施形態の装置
は、図1に示すように、移載位置Mの上流側近くにパレ
ット台車2が移動してきたことを検知し、その検出信号
を後述するコントローラ13に出力する台車通過センサ
(台車検知手段)14と、パレット台車2とプッシャド
ッグ8の係合状態を一時的に解除してパレット台車2の
前進走行(下流側走行)を可能とするプッシャドッグ着
脱装置(プッシャドッグ解除手段)16と、前進走行が
可能とされたパレット台車2を移載位置Mまで前進走行
させる台車センタリング装置(センタリング搬送手段)
18とを備えている。
【0019】前記台車通過センサ14は、光電管等の非
接触式センサーにより構成されて台車走行用レール4b
の側部に配設されている。そして、この台車通過センサ
14は、上流側から搬送されてきたパレット台車2が通
過したことを検出すると、コントローラ13に検出信号
1 を出力する。また、プッシャドッグ8は、図2に示
すように、チェーン6と連結してドッグ走行用レール1
1上を転動する牽引ドッグプレート20と、牽引ドッグ
プレート(上流側係合ドッグ部材)20に第1回転ピン
22を介して回転自在に配設された沈降プレート24
と、この沈降プレート24に第2回転ピン26を介して
回転自在に配設されたカンタウエイト28と、このカウ
ンタウエイト28に前記第2回転ピン26を介して回転
自在に配設された逸走防止ドッグプレート(下流側係合
ドッグ部材)30とを備えている。
【0020】すなわち、プッシャドッグ8を図3の展開
図を参照してさらに説明すると、牽引ドッグプレート2
0は、長尺部20a及び短尺部20bを有する側面視略
L字状に形成された部材であり、長尺部20aの長手方
向の両端部にチェーン6が連結され、屈曲部にドッグ走
行用レール11上を転動する車輪20cが配設されてい
るとともに、短尺部20bの先端部に、パレット台車2
の軸2bに上流側から係合する牽引ドッグ20eが形成
されている。そして、2部材の牽引ドッグプレート20
は、連結ピン20f、20gを介して一体化されている
とともに、長尺部20aの先端側に第1回転ピン22が
固定されている。
【0021】また、沈降プレート24は、第1回転ピン
22を挿入するピン孔24aが形成され、このピン孔2
4aから左側(上流側)に離間した下部位置にドッグ走
行用レール10上を転動する転動輪(ドッグ転動輪)2
4bが配設されている。この沈降プレート24は、車輪
24b側に重心位置が設けられている。そして、2部材
の沈降プレート24は、ピン孔24aより上方位置にお
いて第2回転ピン26を介して一体化されているととも
に、この第2回転ピン26より下方に、沈降プレート2
4が反時計回りに回転するときに逸走防止ドッグプレー
ト30も同一回転方向に回転させる第1規制ピン32が
固定されている。この第1規制ピン32は、カウンタウ
エイト28の回転をも規制する。
【0022】また、カンタウエイト28は、第2回転ピ
ン26を挿入するピン孔28aが形成され、このピン孔
28aより右側(下流側)に離間した位置を重心位置と
するウエイト部28bが設けられているとともに、カウ
ンタウエイト28が反時計回りに回転した際に、第1規
制ピン32にてその回転を停止する爪部材28cが形成
されている。そして、第2回転ピン26に回転自在に配
設された2部材のカンタウエイト28間には、逸走防止
ドッグプレート30の回転を規制する第2規制ピン34
が固定されている。
【0023】また、逸走防止ドッグプレート30は、第
2回転ピン26を挿入するピン孔30aが形成され、そ
の頂部にパレット台車2の軸2bに下流側から係合する
逸走防止ドッグ30bが形成されている。そして、逸走
防止ドッグプレート30は、逸走防止ドッグ30b側に
重心がある。また、プッシャドッグ着脱装置16は、台
車通過センサ14より移載位置M寄りに配設され、図2
に示すように、ドッグ走行用レール10の一部を切断し
て形成した上流側のレール10a及び下流側のレール1
0bの間に配設され、基端側を上流側のドッグ走行レー
ル10aの端部に回転ピン42を介して連結されたダッ
キングレール(昇降軌道)40と、このダッキングレー
ル40の下方位置にリンク部材44を介して連結された
昇降用エアシリンダ46とを備えている。
【0024】そして、後述するエア制御装置47の制御
によりピストンロッド46aの伸長動作が行われると、
ダッキングレール40の先端部40aが下流側の走行用
レール10bと同一の高さまで上昇し、上流側のレール
10a及び下流側のレール10bが連続する。また、エ
ア制御装置47の制御によりピストンロッド46aの縮
退動作が行われると、図2の実線で示すように、ダッキ
ングレール40が下降して先端部40aが下流側の走行
用レール10bより下方位置となるので、上流側のレー
ル10aと下流側のレール10bとの間が欠落する。
【0025】そして、下降したダッキングレール40上
に前記プッシャドッグ8が移動してくると、図2の
(A)位置に示すように、下り傾斜が付けられたダッキ
ングレール上を転動する転動輪24bが下方に移動する
ので、沈降プレート24は、第1回転ピン22を回転中
心として反時計回りに回転する。この沈降プレート24
の回転は、第1規制ピン32を介して逸走防止ドッグプ
レート30を反時計回りに回転させる。これにより、逸
走防止ドッグプレート30の逸走防止ドッグ30bは、
パレット台車2の軸2bに下流側から係合する位置より
下方位置(非係合位置)に移動する。逸走防止ドッグプ
レート30の逸走防止ドッグ30bが非係合位置に移動
したことにより、パレット台車2は下流側の移動が可能
となる。
【0026】この際、逸走防止ドッグプレート30の上
部に第2規制ピン34が係合しているので、カウンタウ
エイト28も第2回転ピン26を回転中心として反時計
回りに回転する。なお、カウンタウエイト28の単独の
動きが可能な場合、カウンタウエイト28の爪部材28
cが第1規制ピン32に当接すると、カウンタウエイト
28の反時計回りの回転が停止する。
【0027】また、ダッキングレール40の上昇動作に
より先端部40aが下流側の走行用レール10bと同一
の高さに位置すると、沈降プレート24は、図2の
(B)位置に示すように、転動輪24bが上方に移動す
るので第1回転ピン22を回転中心として時計回りに回
転する。この際、カウンタウエイト28とドッグプレー
ト30は、その各々の重心配分(カウンタウエイト28
は下流側に、ドッグプレート30は上流側にある)の関
係で、第2の規制ピン34を介して一体化して作動する
とともに、カウンタウエイト28の重心モーメントが勝
るため、第2回転ピン26回りを常に時計回りに回ろう
としており、第1規制ピン32で回転が抑えられ、従っ
て沈降プレート24と一体化して作動し、沈降プレート
24の動きに連れて時計回りに回転する。これにより、
図2の(C)位置に示すように、逸走防止ドッグプレー
ト30はパレット台車2の軸2bに下流側から係合する
位置(係合位置)に復帰する。
【0028】ダッキングレール40の下降動作により、
パレット台車2はチェーン6の牽引を離れ、下流側へ前
進可能となる。前記センタリング装置18にて移載位置
Mに停止したパレット台車2は、自動移載装置12の移
載完了後、前記センタリング装置18のクランプ装置5
6からも開放され、再度チェーン6に連結された同一プ
ッシャドッグ8に捕捉され、チェーン6に牽引される定
常的な運行に復帰する必要がある。図2の(B)には、
この復帰中の逸走防止ドッグプレート30の動きを示
す。駆動部5にて駆動されたチェーン6によって該当す
るプッシャドッグ8は前進していき、停止しているパレ
ット台車2に接近し、パレット台車2の軸2bがカウン
タウエイト28の上を通過し、逸走防止ドッグプレート
30の頭下流側に当たり、押し下げ、乗り越えて正常の
係合位置に達し、図2の(C)の状態となる。このと
き、ドッグプレート30とカウンタウエイト28は一体
となって時計回りに回転し、第1規制ピン32で回転を
規制され、下流側係合ドッグとしての所定位置に停止す
る。
【0029】また、台車センタリング装置18は、図4
から図6に示すように、台車走行用レール4aに沿って
設置されたセンタリング架台50と、このセンタリング
架台50上のガイドレール52a、52bに案内されて
台車走行用レール4aに沿う方向に移動自在とされたス
ライド台54と、このスライド台54上に配設されてパ
レット台車2の車輪2aを上流側及び下流側から挟持す
るクランプ機構56と、伸長動作によりスライド台54
を下流側移載位置Mに移動させるセンタリング用エアシ
リンダ(スライド台移動装置)58と、スライド台54
が移載位置Mにあることを検出し、コントローラ13に
検出信号C6 を出力する位置決めセンサ60とを備えて
いる。
【0030】なお、前記台車センタリング装置によるパ
レット台車6の移載位置Mへの位置決めを簡単、容易に
するために、ピストンロッド58aの長さ調整を現地据
付時に正確に行い、機械的に停止点を決めることは容易
であり、あるいはセンタリング架台40に、位置調整可
能なストッパ(位置決めストッパ)Sを設け、センタリ
ング用エアシリンダ58の押し切りで、スライド台54
の位置決めを行うことも可能である。
【0031】前記クランプ機構56は、図4に示すよう
に、スライド台54上に配設された第1クランプ用エア
シリンダ56aの伸長動作によりリンク部材を介して台
車走行用レール4a上に倒れ込む第1クランプアーム5
6b(以下、台車走行用レール4a上へ倒れ込む位置を
クランプ位置という。)と、第1クランプ用エアシリン
ダ56aより上流側でスライド台54上に配設された第
2クランプ用エアシリンダ56cの伸長動作がクランプ
部材に伝達されてクランプ位置に移動する第2クランプ
アーム56dとを備えている。そして、第1及び第2ク
ランプアーム56b、56d間の距離Dは、パレット台
車2の車輪2aを上流側及び下流側から挟持することが
可能な距離に設定されている。
【0032】なお、第1及び第2エアシリンダ56a、
56cが縮退動作を行うと、第1及び第2クランプアー
ム56b、56dは台車走行用レール4aから離間して
直立状態となる(以下、この直立状態となる位置をアン
クランプ位置という。)。なお、第1及び第2クランプ
用エアシリンダ56a、56cは、エア制御装置57
a、57bの制御により、伸長動作及び縮退動作が行わ
れる。
【0033】また、クランプ機構56によりパレット台
車2の下流側の車輪2aを挟持し、センタリング用エア
シリンダ58のピストンロッド58aの伸長動作により
スライド台54が下流側に移動して移載位置Mに達する
と、パレット台車2に載置されているコイルCの中央位
置Pが、前述した移載位置Mと一致するように設計され
ている。なお、センタリング用エアシリンダ58は、コ
ントローラ13からエア制御装置59への制御信号C5
がオン状態とされると、ピストンロッド58aの伸長動
作が行われ、制御信号C5 がオフ状態とされると、ピス
トンロッド58aの縮退動作が行われるようになってい
る。
【0034】一方、コントローラ13は、図7に示すよ
うに、チェーンコンベヤの動作及び自動移載装置12の
移載動作の全てを統括する装置であり、台車通過センサ
14及び位置決めセンサ60から検出信号C1 、C6
入力される。そして、それらの入力信号に基づいて、チ
ェーン駆動装置5に駆動信号C8 を出力するとともに、
エア制御装置47、59、57a、57bに対して制御
信号C2 〜C5 のオン・オフ制御を行う。また、コント
ローラ13は、パレット台車2が移載位置Mまで移動し
たときに、自動移載装置12に対して移載動作を開始さ
せる移載指示信号C7 を出力するとともに、自動移載装
置12からコイルCの移載動作が完了したことを確認す
る移載完了信号C9 が入力される。なお、各エア制御装
置47、59、57a、57bは、例えばエアポンプ
と、各エアシリンダ46、58、56a、56cの伸長
動作を行うために一次エアを供給する一次供給回路と、
縮退動作を行うために二次エアを供給する2次供給回路
と、一次及び二次供給回路の切換動作を行う電磁開閉弁
とを備えた装置である。
【0035】そして、このコントローラ13による制御
は、図8に示すフローチャートに基づいて実行される。
図8のフローチャートを参照しながらコントローラ13
の制御を説明していくと、先ず、ステップS1におい
て、駆動信号C8 の出力によりチェーン駆動装置5を駆
動し、次いで、ステップS2に移行して、台車通過セン
サ14からの検出信号C1 がオン状態であるか否かを確
認する。この判定は、パレット台車2が移載位置M近く
まで上流側から搬送されてきたか否かを判断するもので
あり、検出信号C1 がオン状態であるときには、パレッ
ト台車2が移載位置M近くまで上流側から搬送されてき
たものと判断してステップS3に移行し、検出信号C1
がオフ状態であるときには、パレット台車2が通過して
ないものと判断してステップS1に移行する。
【0036】そして、ステップS3では、エア制御装置
57aへの制御信号C3 をオン状態として第1クランプ
用エアシリンダ56aの伸長動作を行い、第1クランプ
アーム56bをクランプ位置に移動させる。この動作に
より、パレット台車2の車輪2aが第1クランプアーム
56より下流側からクランプされ、その結果、スライド
台54は、台車2の車輪2aから押され、台車走行レー
ル4aに沿ってチェーン6による牽引が終わるまで下流
側へ移動していく。次いで、ステップS4に移行し、駆
動信号C8 の出力停止によりチェーン駆動装置5の駆動
を停止する。
【0037】次いでステップS5に移行し、エア制御装
置57bへの制御信号C4 をオン状態として第2クラン
プ用エアシリンダ56dの伸長動作を行い、第2クラン
プアーム56dをクランプ位置に移動させる。次いでス
テップS6に移行し、エア制御装置47への制御信号C
2 をオン状態として昇降用エアシリンダ46の縮退動作
を行い、ダッキングレール40を下降させる。
【0038】次いでステップS7に移行し、エア制御装
置59への制御信号C5 をオン状態とし、センタリング
用エアシリンダ58の伸長動作を行う。次いでステップ
S8に移行し、位置決めセンサ60からの検出信号C6
がオン状態であるか否かを確認する。この判定は、台車
センタリング装置18によるパレット台車2のセンタリ
ング調整が完了したか否かを判断するものであり、検出
信号C6 がオン状態であるときには、センタリング調整
が完了したものと判断してステップS9に移行し、検出
信号C6 がオフ状態であるときには、センタリング調整
が完了していないものと判断してステップS7に移行す
る。
【0039】そして、ステップS9では、自動移載装置
12に対して移載動作を開始させる移載指示信号C7
出力する。次いで、ステップS10に移行し、自動移載
装置12から移載完了信号C9 が入力されているか否か
を確認する。この判定により、移載完了信号C9 が入力
されているときには、ステップS11に移行し、移載完
了信号C9 がまだ入力されていないときには、ステップ
S9に移行する。
【0040】そして、ステップS11では、エア制御装
置47への制御信号C2 をオフ状態として昇降用エアシ
リンダ46の伸長動作を行い、ダッキングレール40を
上昇させる。次いでステップS12に移行し、エア制御
装置57aへの制御信号C3 をオフ状態として第1クラ
ンプ用エアシリンダ56aの縮退動作を行い、第1クラ
ンプアーム56bをアンクランプ位置に移動させるとと
もに、エア制御装置57bへの制御信号C4 をオフ状態
として第2クランプ用エアシリンダ56dの縮退動作を
行い、第2クランプアーム56dをアンクランプ位置に
移動させる。
【0041】そして、ステップS13に移行し、エア制
御装置59への制御信号C5 をオフ状態とし、センタリ
ング用エアシリンダ58の縮退動作を行う。クランプ装
置56により開放されたパレット台車2のチェーン6に
連結されたプッシャドッグ8による再捕捉は、チェーン
6の再起動による次のワンサイクルのステップS1で自
動的に行われる。
【0042】次に、上記実施形態の動作を図9から図1
7の模式図を参照して説明する。なお、図9、図13及
び図15は側面視の模式図を示し、他の図は平面視の模
式図を示す。今、例えば700℃程度の高温のコイルC
を搬送しており、この熱影響によりチェーン6に所定長
の伸びが発生しているものとする。このようにチェーン
6に伸びが発生した状態で、図9に示すように、パレッ
ト台車2の軸2bにプッシャドッグ8の牽引ドッグ20
e及び逸走防止ドッグ30bが係合している。そして、
チェーン駆動装置5の駆動により、コイルCを載置した
パレット台車2は、その軸2bにプッシャドッグ8の牽
引ドッグ20e及び逸走防止ドッグ30bが係合してチ
ェーン6より下流側に牽引されていく(ステップS
1)。
【0043】次に、パレット台車2が台車通過センサ1
4の側部を通過して検出信号C1 がオン状態となると
(ステップS2)、図10に示すように、第1クランプ
用エアシリンダ56aの伸長動作が行われ、第1クラン
プアーム56bがクランプ位置に移動する(ステップS
3)。そして、下流側に移動するパレット台車2の車輪
2aに第1クランプアーム56bが当接するので、図1
1に示すように、スライド台54が下流側に押圧されて
移動し、センタリング用エアシリンダ58のピストンロ
ッド58aも伸長していく。そして、チェーン駆動装置
5の駆動停止により、パレット台車2の移動が停止する
(ステップS4)。
【0044】そして、図12に示すように、第2クラン
プ用エアシリンダ56cの伸長動作が行われ、第2クラ
ンプアーム56dがクランプ位置に移動する(ステップ
S5)。これにより、クランプ機構56がパレット台車
2の下流側の車輪2aを上流側及び下流側から挟持す
る。次に、図13に示すように、昇降用エアシリダ46
の縮退動作が行われ、ダッキングレール40が下降する
(ステップS6)。このダッキングレール40の下降動
作により、逸走防止ドッグ30bが軸2bより下方位置
に移動して軸2bとの係合状態が解除される。これによ
り、パレット台車2は伸びが発生していチェーン6と
切り離され、下流側への単独走行が可能となる。
【0045】次に、センタリング用エアシリンダ58の
伸長動作が行われる(ステップS7)。この際、クラン
プ機構56に車輪2aが挟持されているパレット台車2
は、スライド台54の移動とともに下流側に移動してい
く。そして、図14に示すように、例えば、位置決めス
トッパSを設けた場合、スライド台54がストッパSに
当接した時点で、パレット台車2に載置されているコイ
ルCの中央位置Pと移載位置Mとが確実に一致し、コイ
ルCの位置決めが完了する。
【0046】そして、位置決めセンサ60の検出信号C
1 がオン状態となることにより(ステップS8)、自動
移載装置12に対して移載指示信号C7 が出力されると
(ステップS9)、自動移載装置12によるパレット台
車2からコイルCの自動移載作業が開始される。そし
て、パレット台車2から次の工程位置までのコイルCの
移載が完了し、自動移載装置12から移載完了信号C9
が入力されるた時点で(ステップS10)、昇降用エア
シリダ46の伸長動作が行われ、図15に示すように、
ダッキングレール40が上昇する(ステップS11)。
この際、沈降プレート24は正規の係合位置に復帰する
が、第1規制ピン32及び第2規制ピン34、更にその
重心位置による効果でカウンタウエイト28と逸走防止
ドッグ30は、前記沈降プレート24と一体となって動
き、その動きに連れ、共に時計回りに回転することにな
り、正規の下流側係合ドッグ位置に復帰するので、逸走
防止ドッグ30bはパレット台車2の軸2bに下流側か
ら係合する位置(係合位置)に復帰する。
【0047】そして、第1及び第2クランプ用エアシリ
ンダ56a、56cの縮退動作が行われ、図16に示す
ように第1及び第2クランプアーム56b、56dがア
ンクランプ位置に移動する(ステップS11)。これに
より、パレット台車2へのクランプ機構56の挟持状態
が解除される。そして、センタリング用エアシリンダ5
8の縮退動作が行われ(ステップS13)、図17に示
すように、スライド台54は上流側の初期位置に移動し
ていく。
【0048】したがって、本実施形態では、熱影響によ
りチェーン6に所定長の伸びが発生している場合であっ
ても、移載位置Mの上流位置に配設したダッキングレー
ル40の下降動作によりパレット台車2の軸2bと逸走
防止ドッグ30bとの係合状態を解除してチェーン6に
よる移載位置Mへのパレット台車2の搬送を中断し、台
車センタリング装置18によりパレット台車2の軸2b
を挟持し、このパレット台車2を下流側の移載位置Mま
で移動させているので、信頼性の高いチェーンコンベヤ
を提供することができる。
【0049】そして、ダッキングレール40の下降動作
によりプッシャドッグ8の逸走防止ドッグ30bと軸2
bとの係合状態を解除若しくは復帰させることができる
ので、簡便な装置構造を得ることができるとともに、逸
走防止ドッグ30bに要求される正規の係合機能と、チ
ェーン6に連結されたプッシャドッグ8によるパレット
台車2の再捕捉機能とを満足させる復帰手段としてカウ
ンタウエイト28を使用しているので、熱による影響の
少ない高精度の装置を提供することができる。
【0050】さらに、スライド台54の位置決めとして
位置決めストッパSを設けた場合、台車センタリング装
置18は、クランプ機構56によりパレット台車2の車
輪2aを挟持し、センタリング用エアシリンダ58の伸
長動作によりクランプ機構56を配設したスライド台5
4をストッパSに当接させることにより、パレット台車
2に載置されているコイルCの中央位置Pを移載位置M
に位置決めするので、迅速、且つ高精度の位置決めを行
うことができる。
【0051】そして、前記クランプ機構56は、スライ
ド台54上に配設された第1及び第2クランプアーム5
6b、56dをクランプ位置に移動させるだけでパレッ
ト台車2の軸2bを挟持することができるので、さらに
位置決め作業の迅速化を図ることができる。なお、上記
実施形態のプッシャドッグ8の逸走防止ドッグ30bを
軸2bと係合する位置に復帰させる手段として、スプリ
ングの付勢力を利用しても同様の作用効果を得ることが
できる。
【0052】また、上記実施形態ではエアシリンダ4
6、58、56a、56cを使用したが、これに限るも
のではなく、油圧式のシリンダや他のアクチュエータを
使用しても同様の作用効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、台車検知手段の検出信号に基づいて移載位置の上
流位置に台車が搬送されてきたときに、前記プッシャド
ッグ解除手段により配設台車の係合部に対してプッシャ
ドッグの下流側からの係合状態を解除して搬送用チェー
ンによる移載位置への台車の搬送を中断し、センタリン
グ搬送手段により台車を下流側に搬送して移載位置に停
止させるので、若し、熱影響により搬送用チェーンに所
定長の伸びが発生している場合であっても、台車を移載
位置に高精度に位置決めすることができる。したがっ
て、信頼性の高いチェーンコンベヤを提供することがで
きる。
【0054】また、請求項2記載の発明は、昇降軌道の
下降動作によりドッグ転動輪がドッグ走行用軌道より低
位置の軌道を転動すると、プッシャドッグの下流側係合
ドッグ部材が、台車の係合部に下流側から係合しない非
係合位置に姿勢変化しているので、簡便な構造のプッシ
ャドッグ解除手段を得ることができる。また、請求項3
記載の発明は、カウンタウエイトの自重を利用して下流
側係合ドッグ部材を係合位置に復帰させる構造としてい
るので、プッシャドッグを簡便な構造とし、且つ熱によ
る影響の少ない高精度の装置を提供することができる。
【0055】また、請求項4記載の発明は、センタリン
グ搬送手段が、クランプ機構により台車の車輪を挟持
し、スライド台移動装置によりスライド台を押圧し、所
定位置まで移動させることで、チェーンの熱伸びに関係
なく、正確に台車の位置決めを行うことができる。ま
た、請求項5記載の発明は、センタリング搬送手段が、
クランプ機構により台車の車輪を挟持し、スライド台移
動装置によりスライド台を位置決めストッパに向けて移
動して該位置決めストッパに当接させるだけで台車を移
載位置に位置決めすることができるので、台車の位置決
めを迅速に、且つ高精度に行うことができる。
【0056】そして、請求項6記載の発明は、一対のク
ランプアームを台車用軌道を横切る位置に前進移動させ
るだけで台車の車輪を下流側及び上流側から挟持するこ
とができるので、さらに台車の位置決め作業の迅速化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体を示す装置概略図である。
【図2】本発明に係るプッシャドッグ及びプッシャドッ
グ解除手段を示す図である。
【図3】プッシャドッグの構造を示す部品展開図であ
る。
【図4】本発明に係るセンタリング搬送手段を示す平面
図である。
【図5】センタリグ搬送手段を示す正面図である。
【図6】センタリング搬送手段を示す右側側面図であ
る。
【図7】本発明の装置を制御するコントローラを示す概
略図である。
【図8】本発明の装置により台車を移載位置まで移動さ
せる動作を示すフローチャートである。
【図9】台車の係合部に対するプッシャドッグの上流側
及び下流側の係合状態を示す正面模式図である。
【図10】クランプ機構の下流側のクランプアームが台
車軌道を横切る位置に前進移動した状態を示す平面模式
図である。
【図11】台車の搬送とともにスライド台が下流側に移
動している状態を示す平面模式図である。
【図12】クランプ機構の上流側のクランプアームが台
車軌道を横切る位置に前進移動した状態を示す平面模式
図である。
【図13】プッシャドッグ解除手段を構成する昇降軌道
が下降移動した状態を示す正面模式図である。
【図14】スライド台移動装置により台車を移載位置ま
で移動した状態を示す平面模式図である。
【図15】昇降軌道が上昇移動した状態を示す正面模式
図である。
【図16】クランプ機構の上流側及び下流側のクランプ
アームが台車軌道を横切る位置から後退した状態を示す
平面模式図である。
【図17】スライド台が初期位置まで移動する状態を示
す平面模式図である。
【符号の説明】
2 パレット台車(台車) 2a 軸(プッシャドッグと係合する台車の係合部) 4a、4b 台車走行用レール(台車用軌道) 6 チェーン(搬送用チェーン) 8 プッシャドッグ 10 ドッグ走行用レール(ドッグ用走行軌道) 14 台車通過センサ(台車検知手段) 18 台車センタリング装置(センタリング搬送手段) 20 牽引ドッグプレート(上流側係合ドッグ部材) 24b 転動輪(ドッグ転動輪) 28 カウンタウエイト(カウンタウエイト部材) 30 逸走防止ドッグプレート(下流側係合ドッグ部
材) 40 ダッキングレール(昇降軌道) 50 センタリング架台 54 スライド台 56 クランプ機構 56a、56c 第1、第2クランプ用エアシリンダ
(進退移動装置) 56b、56d クランプアーム 58 センタリング用エアシリンダ(スライド台移動装
置) C 金属帯コイル M 移載位置 S 位置決めストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 久雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 相原 正樹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 駒見 祐司 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 野間 徹郎 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 溝口 和則 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 武馬 啓祐 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (56)参考文献 特開 平3−67812(JP,A) 特開 平5−24625(JP,A) 特開 平6−255795(JP,A) 実開 昭59−175419(JP,U) 実開 昭60−42407(JP,U) 実開 昭58−170113(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 47/24 B61B 10/00 B61B 10/04 B65G 19/02 B65G 35/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯コイルを載置した台車を台車用軌
    道に配設し、前記台車用軌道に沿う搬送用チェーンに設
    けたプッシャドッグを前記台車の係合部に上流側及び下
    流側から係合させ、前記プッシャドッグを介した前記搬
    送用チェーンの牽引により前記台車を上流側から下流側
    に搬送するとともに、前記台車用軌道の下流側に設けた
    前記金属帯コイルの移載位置に前記台車を停止させる金
    属帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤにおいて、 前記移載位置近くの上流位置に配設して前記台車が搬送
    されてきたことを検知する台車検知手段と、前記台車の
    係合部に対して前記プッシャドッグの下流側からの係合
    状態を解除するプッシャドッグ解除手段と、前記台車検
    知手段の検出信号に基づいて前記搬送用チェーンによる
    牽引を停止し、且つ前記プッシャドッグ解除手段により
    前記台車に対するプッシャドッグの下流側からの係合状
    態を解除したときに、前記台車を下流側に搬送して前記
    移載位置に停止させるセンタリング搬送手段とを備えた
    ことを特徴とする金属帯コイル搬送用台車式チェーンコ
    ンベヤ。
  2. 【請求項2】 前記搬送用チェーンの走行軌道に平行し
    て、この搬送用チェーンと同一方向に延在するドッグ用
    走行軌道を配設し、 プッシャドッグは、前記台車の係合部に上流側から係合
    する上流側係合ドッグ部材と、前記台車の係合部に下流
    側から係合する係合位置に配設され、且つ前記ドッグ用
    走行軌道を転動するドッグ転動輪が前記ドッグ用走行軌
    道より低位置の軌道を転動するときに、前記係合位置よ
    り低位置の前記係合部と係合しない非係合位置まで姿勢
    が変化する下流側係合ドッグ部材とを備え、 前記下流側係合ドッグ部材を、前記ドッグ走行用軌道の
    前記移載位置より上流位置に配設され、上昇移動により
    前記ドッグ走行用軌道の一部として連続する同一高さの
    軌道を形成し、下降移動により前記ドッグ走行用軌道よ
    り低位置の軌道を形成する昇降軌道としたことを特徴と
    する請求項1記載の金属帯コイル搬送用台車式チェーン
    コンベヤ。
  3. 【請求項3】 前記下流側ドッグ部材にカウンタウエイ
    ト部材を回転自在に配設し、前記金属帯コイルの移載位
    置にてコイル移載を終了し、停止している台車を前記プ
    ッシャドッグにて再捕捉する際に、下流側に前進駆動さ
    れる前記搬送用チェーンによって前記下流側係合ドッグ
    部材が台車に設けられた係合軸にて押し下げられると
    き、前記下流側係合ドッグ部材を、前記カウンタウエイ
    ト部材の自重により前記係合位置まで復帰させることを
    特徴とする請求項2記載の金属帯コイル搬送用台車式チ
    ェーンコンベヤ。
  4. 【請求項4】 前記センタリング搬送手段は、前記移載
    位置の近くの上流位置において前記台車用軌道に沿う側
    部に配設されたセンタリング架台と、このセンタリング
    架台に前記台車用軌道に沿って移動自在に配設されたス
    ライド台と、このスライド台を前記台車用軌道に沿って
    下流側へ移動させるスライド台移動装置と、前記スライ
    ド台上に配設されて前記台車の車輪を上流側及び下流側
    から挟持するクランプ機構とを備えることを特徴とする
    請求項1乃至3の何れかに記載の金属帯コイル搬送用台
    車式チェーンコンベヤ。
  5. 【請求項5】 前記センタリング搬送手段に、前記セン
    タリング架台の下流側に設けられ、前記スライド台が当
    接することにより前記台車を前記移載位置に一致させる
    位置決めストッパを備えることを特徴とする請求項4記
    載の金属帯コイル搬送用台車式チェーンコンベヤ。
  6. 【請求項6】 前記クランプ機構を、進退移動装置によ
    り前記台車用軌道を横切る位置に進退移動自在に配設さ
    れ、前進移動したときに前記車輪を下流側及び上流側か
    ら挟持する一対のクランプアームにより構成したことを
    特徴とする請求項4又は5記載の金属帯コイル搬送用台
    車式チェーンコンベヤ。
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