JP3454152B2 - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP3454152B2 JP17510698A JP17510698A JP3454152B2 JP 3454152 B2 JP3454152 B2 JP 3454152B2 JP 17510698 A JP17510698 A JP 17510698A JP 17510698 A JP17510698 A JP 17510698A JP 3454152 B2 JP3454152 B2 JP 3454152B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/145Housing details, e.g. position adjustments thereof

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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光束
を、赤、青、緑の3色光束に分解し、これらの各色光束
を液晶パネル等の変調素子を通して画像情報に対応させ
て変調し、変調した後の各色の変調光束を光合成手段に
よって合成して、投写手段を介して投写面上に拡大投写
する投写型表示装置に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、本発明は、この形式の投
写型表示装置における光合成手段を構成しているプリズ
ム合成体に対する液晶パネルの取付け機構に関するもの
である。
【0003】
【従来の技術】特開平10−10994号は、光合成手
段(プリズム合成体)の光入射面に固定枠板を固定して
おき、その固定枠板に変調素子枠板を着脱可能に取り付
けて、位置調整部材によって変調素子枠板の位置決めを
行なった後に、固定手段によって固定するようにした投
写型表示装置を開示している。
【0004】この投写型表示装置は、光合成手段に変調
素子を確実に位置決め固定できるために、画素合わせの
ずれ量を抑え、フォーカス調整を正確に合わせられるの
で、より高精細化を容易に可能とする。加えて、変調素
子交換が可能な構造としながらも光合成手段を小型化で
きるので、商品の小型・軽量化に資するとともに、外乱
に強い信頼性を高めた製品化が可能となった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような投写型表示
装置は、さらなる小型・軽量化及び高精細化が要求され
ており、従来の画素ピッチの2/3程度のピッチの変調
素子の開発が進められている。
【0006】しかし、前述した従来の投写型表示装置で
あっても、さらに画素ピッチを狭くすると、高温使用時
の後に、高温又は低温状態に長時間放置しておくと、画
素ズレが発生する可能性があった。
【0007】本発明の課題は、画素ピッチを小さくした
場合であっても、温度変化に対して画素ズレが起こらな
い変調素子の取付け機構を備えた投写型表示装置を実現
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本願の発明は、複数色の光束を複数の変調素子を通
して画像情報に対応させて変調し、変調した後の各色の
変調光束を光合成手段により合成して、投写手段を介し
て投写面上に拡大投写する投写型表示装置であって、前
記光合成手段の光入射面に固定される固定枠体と、前記
変調素子を保持し、前記固定枠体に着脱自在に取り付け
られる変調素子枠体と、前記変調素子枠体と前記固定枠
体とを位置決めする位置調整部材と、前記変調素子枠体
を、前記位置調整部材を介して前記固定枠体に固定する
固定手段とを含み、前記固定枠体は、前記光合成手段の
光入射面側に配置される第1の固定枠体と、前記第1の
固定枠体と前記変調素子枠体の間に配置される第2の固
定枠体とを備え、前記第2の固定枠体は、前記位置調整
部材が固定される固定部を有し、前記第1の固定枠体と
前記第2の固定枠体の少なくともどちらか一方は、前記
固定部と重なり合わない部分に、又は、前記固定部以外
の部分に、その固定部よりも弾性変形しやすい易変形部
を備えており、前記易変形部は、前記第1の固定枠体と
前記第2の固定枠体のうち他方によって覆われている
とを特徴とする投写型表示装置である。また、本願の発
明の投写型表示装置は、前記変調素子枠及び/又は前記
位置調整部材は、合成樹脂製であって、組み立て前に、
所定時間、所定温度で加熱するアニール処理を施すこと
が好ましい。
【0009】また、本願の発明の投写型表示装置は、前
記第1の固定枠体は、前記光合成手段の光入射面に固定
されており、前記第2の枠体は、前記第1の固定枠体に
着脱自在に取り付けられ、前記変調素子枠体に固定され
ことが好ましい。
【0010】また、本願の発明の投写型表示装置は、前
記位置調整部材は、前記変調素子枠体の対向する2辺の
中央付近に設けられていることが好ましい。
【0011】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記易変形部は、前記固定部と前記第2の固定手段との間
に設けられていることが好ましい。
【0012】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記変調素子枠体に対する前記固定枠体又は前記第2の固
定枠体の前記易変形部のバネ定数比は、1以上5未満で
あることが好ましい。
【0013】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記固定手段は、接着剤であり、前記バネ定数比の場合
に、前記接着剤の伸び率は、50%≦α≦125%であ
ことが好ましい。
【0014】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記固定手段は、接着剤であり、前記バネ定数比の場合
に、前記接着剤の引っ張り強度は、40≦β≦100
(kg/cm2)であることが好ましい。
【0015】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記易変形部は、少なくとも1つのスリットであることが
好ましい。
【0016】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記光合成手段は、プリズムであり、前記固定枠体又は前
記第1の固定枠体は、前記易変形部としてスリットが形
成されており、前記スリットを設けた部分の枠体幅W
は、前記プリズムの線膨脹係数をa0 、前記固定枠体又
は前記第1の固定枠体の線膨脹係数a1 、前記固定枠体
又は前記第1の固定枠体の4辺のうち前記スリットを設
ける辺の接着部分の長さをLとしたときに、W<=(a
0/a1)×Lとなるようにすることが好ましい。
【0017】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記固定枠体又は前記第1の固定枠体は、前記スリットを
設ける部分の枠体幅の非スリット部の幅が0.1mm以
上5mm以下であることが好ましい。
【0018】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記第1又は第2の固定枠体は、前記スリットを設ける位
置が互いに重なりあわないことが好ましい。
【0019】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記位置調整部材の長さは、前記変調素子枠体の前記位置
調整部材を固定する辺の長さの1/10以上1/2以下
であることが好ましい。
【0020】また、本願の発明の投写型表示装置は、
記位置調整部材と前記変調素子枠体との接着面積は、前
記位置調整部材と前記固定枠体又は前記第1の固定枠体
との接着面積よりも大きいことが好ましい。
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照しながら、
本発明の実施の形態をあげて、さらに詳細に説明する。
【0023】(全体構成)図1には、本発明を適用した
投写型表示装置の外観を示してある。本例の投写型表示
装置1の外装ケース2は直方体形状をしている。この外
装ケース2は、基本的には、アッパーケース3と、ロア
ーケース4と、装置前面を規定しているフロントケース
5から構成されている。フロントケース5の中央からは
投写レンズユニット6の先端側の部分が突出している。
【0024】図2には、投写型表示装置1の外装ケース
2の内部における各構成部分の配置を示してある。この
図に示すように、外装ケース2の内部において、その後
端側には電源ユニット7が配置されている。これよりも
装置前側に隣接した位置には、光源ランプユニット8お
よび光学ユニット9が配置されている。光学ユニット9
の前側の中央には、投写レンズユニット6の基端側が位
置している。一方、光学ユニット9の一方の側には、装
置前後方向に向けて入出力インタフェース回路が搭載さ
れたインタフェース基板11が配置され、これに平行
に、ビデオ信号処理回路が搭載されたビデオ基板12が
配置されている。さらに、光源ランプユニット8および
光学ユニット9の上側には、装置駆動制御用の制御基板
13が配置されている。装置前端側の左右の角には、そ
れぞれスピーカ14R、14Lが配置されている。
【0025】光学ユニット9の上面側の中央には冷却用
の吸気ファン15Aが配置され、光学ユニット9の底面
側の中央には冷却用循環流形成用の循環用ファン15B
が配置されている。また、光源ランプユニット8の裏面
側である装置側面には排気ファン16が配置されてい
る。そして、電源ユニット7における基板11、12の
端に面する位置には、吸気ファン15Aからの冷却用空
気流を電源ユニット7内に吸引するための補助冷却ファ
ン17が配置されている。
【0026】さらに、電源ユニット7の直上には、その
装置左側の位置に、フロッピーディスク駆動ユニット1
8が配置されている。
【0027】(光学ユニットおよび光学系)図3(A)
には、光学ユニット9の部分を示してある。この図に示
すように、光学ユニット9は、その色合成手段を構成し
ているプリズムユニット20以外の光学素子が上下のラ
イトガイド901、902の間に上下から挟まれて保持
された構成となっている。上ライトガイド901および
下ライトガイド902は、それぞれ、アッパーケース3
およびロアーケース4の側に固定ねじにより固定されて
いる。また、これらの上下のライトガイド901、90
2は、プリズムユニット20の側に同じく固定ねじによ
って固定されている。
【0028】プリズムユニット20は、ダイキャスト板
である厚手のヘッド板30の裏面に固定ねじによって固
定されている。このヘッド板30の前面には、投写手段
としての投写レンズユニット6の基端側が同じく固定ね
じによって固定されている。したがって、本例では、ヘ
ッド板30を挟み、プリズムユニット20と投写レンズ
ユニット6とが一体となるように固定された構造となっ
ている。このように剛性の高いヘッド板30を挟み、こ
れらの双方の部品が一体化されている。したがって、衝
撃等が投写レンズユニット6の側に作用しても、これら
の双方の部材に位置ずれが発生することが無い。
【0029】図3(B)には、投写型表示装置1に組み
込まれている光学系の概略構成を示してある。本例の光
学系は、光源ランプ805と、均一照明光学素子である
インテグレータレンズ921、922から構成される照
明光学系923と、この照明光学系923から出射され
る光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分離す
る色分離光学系924と、各色光束を変調する変調素子
としての3枚の液晶パネル40R、40G、40Bと、
変調された色光束を合成する色合成光学系としてプリズ
ム合成体20と、合成された光束を投写面上に拡大投写
する投写レンズユニット6とから構成される。また、色
分離光学系924によって分離された各色光束のうち、
青色光束Bを対応する液晶パネル40Bに導く導光系9
27を有している。
【0030】光源ランプ805としては、ハロゲンラン
プ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用いる
ことができる。均一照明光学系923は、反射ミラー9
31を備えており、照明光学系からの出射光の光軸1a
を装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにしてい
る。このミラー931を挟み、インテグレータレンズ9
21、922が前後に直交する状態に配置されている。
【0031】色分離光学系924は、青緑反射ダイクロ
ックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー94
2と、反射ミラー943から構成される。光束Wは、ま
ず、青緑反射ダイクロイックミラー941において、そ
こに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に
反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942の側に
向かう。赤色光束Rは、このミラー941を通過して、
後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束
の出射部944からプリズム合成体20の側に出射され
る。ミラー941において反射された青および緑の光束
B、Gは、緑反射ダイクロイックミラー942におい
て、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束の出
射部945から色合成光学系の側に出射される。このミ
ラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の出射部
946から導光系の側に出射される。本例では、均一照
明光学素子の光束の出射部から、色分離光学系924に
おける各色光束の出射部944、945、946までの
距離が全て等しくなるように設定されている。
【0032】色分離光学系924の各色光束の出射部9
44、945、946の出射側には、それぞれ集光レン
ズ951、952、953が配置されている。したがっ
て、各出射部から出射した各色光束は、これらの集光レ
ンズ951、952、953に入射して平行化される。
【0033】このように平行化された各色光束R、G、
Bのうち、赤色および緑色の光束R、Gは液晶パネル4
0R、40Gに入射して変調され、各色光に対応した画
像情報が付加される。すなわち、これらの液晶パネル4
0R、40G、40Bは、不図示の駆動手段によって画
像情報に対応する画像信号によってスイッチング制御さ
れ、これにより、ここを通過する各色光の変調が行われ
る。このような駆動手段は、公知の手段をそのまま使用
することができる。一方、青色光束Bは、導光系927
を介して対応する液晶パネル40Bに導かれて、ここに
おいて、同様に画像情報に応じて変調が施される。な
お、本例の液晶パネル40R、40G、40Bは、例え
ば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用い
たものを使用できる。
【0034】導光系927は、入射側反射ミラー971
と、出射側反射ミラー972と、これらの間に配置した
中間レンズ973と、液晶パネル40Bの手前側に配置
した集光レンズ953から構成される。各色光束の光路
長、すなわち、光源ランプ805から各液晶パネルまで
の距離は、青色光束Bが最も長くなり、したがって、こ
の光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導光系92
7を介在させることにより、光量損失を抑制できる。
【0035】次に、各液晶パネル40R、40G、40
Bを通って変調された各色光束は、プリズム合成体22
に入射され、ここで合成される。本例では、ダイクロイ
ックプリズムからなるプリズム合成体22を用いて色合
成光学系を構成している。ここで合成されたカラー画像
は、投写レンズユニット6を介して、所定の位置にある
投写面7上に拡大投写される。
【0036】(プリズムユニットおよびヘッド板の構
造)図4には、ヘッド板30と、このヘッド板30に取
り付けたプリズムユニット20とを取り出して示してあ
る。この図に示すように、ヘッド板30は、装置の幅方
向に向けて垂直な姿勢で延びる垂直壁31と、この垂直
壁31の下端から水平に延びる底壁32から基本的に構
成されている。垂直壁31には、プリズムユニット20
からの出射光が通過するための矩形の開口31bが形成
されている。また、この垂直壁31には、多数の補強リ
ブが形成され、その剛性を高めてある。この垂直壁31
を挟み、位置合わせした状態で、プリズムユニット20
および投写レンズユニット6が固定されている(図3
(A)参照)。従って、これらの一体性が高く、衝撃力
等が作用しても、相互の位置ずれが発生するおそれは極
めて少ない。
【0037】ヘッド板30の底壁32の上面にはプリズ
ムユニット20が設置されている。プリズムユニット2
0は、直角二等辺三角形の断面をした4個のプリズム2
1を、それらの斜面を相互に接合することによって構成
された直方体形状のプリズム合成体22と(図5参
照)、プリズム支持板33とを備えている。プリズム合
成体22の底部は、プリズム支持板33の表面に接着等
の手段により固定されており、プリズム支持板33がヘ
ッド板の底壁32に取付け固定されている。プリズム合
成体22の側面のうち光入射面として機能する三方の側
面には、それぞれ、同一構造の液晶パネルユニット50
R、50G、50Bが取付けられている。各液晶パネル
ユニット50R、50G、50Bには、それぞれ、液晶
パネル40R、40G、40Bが保持されている。
【0038】(液晶パネルの取付け構造)図5は、液晶
パネルユニット50R、50G、50Bの各構成部品を
分解して示した図、図6は、本実施形態による中間枠板
55を示した斜視図、図7は、本実施形態による固定枠
板55を示した斜視図、図8は、中間枠板55(第2の
固定枠板)と固定枠体54とを重ねた状態を示す正面図
である。なお、図6,図7は、図5における緑色用の液
晶パネルユニット50Gから抜き出した状態で示してあ
る。
【0039】これらの図を参照して、液晶パネルユニッ
ト50G(図の角度によって、見やすい場合には、50
R、50Bのユニットを参照する)を中心にして、プリ
ズム合成体22に取り付けるための取付け構造を説明す
る。
【0040】液晶パネルユニット50Gは、液晶パネル
40Gを保持しているパネル枠板51を備えている。こ
のパネル枠板51は、第1および第2の枠板52、53
を備え、これらの枠板の間に液晶パネル40Gが挟まれ
て保持された構造となっている。液晶パネルユニット5
0Gは、更に、プリズム合成体22の光入射面22Gに
接着固定される固定枠板54を備えている。パネル枠板
51は、中間枠板55を介して、この固定枠板54に着
脱可能な状態で固定される。
【0041】次に、各部の構成を詳細に説明する。第1
の枠板52は、光通過用の矩形開口52aを備えると共
に、四周には一定の厚さの周囲壁52bが形成されてい
る。第2の枠板53にも光通過用の矩形開口53aが形
成されている。この第2の枠板53は、第1の枠板52
の周囲壁52bの内側に丁度嵌まり込む大きさとなって
いる。従って、第1および第2の枠板52、53の間に
液晶パネル40Gを挟んだ状態で、第2の枠板53の側
を第1の枠板52の側にはめ込めば、これらの枠板5
2、53の間に液晶パネル40Gが挟み込まれた状態で
保持されたパネル枠板51が構成される。
【0042】ここで、第1の枠板52および第2の枠板
53の嵌め合わせ構造は、第1の枠板52の案内溝52
e〜52gを挟む上下の位置に、係合溝52hが形成さ
れており、第2の枠板53に形成されたフック53hと
係合することによって、嵌め合わされている。
【0043】次に、中間枠板55は、図6に拡大して示
すように、パネル枠板51の第1の枠板52とほぼ同一
の大きさの矩形枠であり、光通過用の矩形開口55aを
備えていると共に、四周には一定の厚さの周囲壁55b
が形成されている。この中間枠板55には、その矩形開
口55aの四隅に、枠板表面から垂直に延びる係合突片
55dが形成されている。これに対して、パネル枠板5
1の第1の枠板52の側には、各係合突片55dに対応
する位置に、これらを差し込み可能な係合孔52dが形
成されている(図5の50Rのユニット参照)。従っ
て、パネル枠板51の各係合孔52dに、中間枠板55
の係合突片55bを合わせて相互に重ね合わせると、各
係合孔52dに各係合突片55dが差し込まれた仮止め
状態が形成される。
【0044】一方、図7に示すように、固定枠板54も
光通過用の矩形開口54aが形成され、四周には一定の
厚さの周囲壁54bが形成されている矩形の枠板であ
る。この固定枠板54の裏面がプリズム合成体22の光
入射面22Gに接着剤によって固定される。この固定枠
板54の上枠部分の両隅、および、固定枠板54の下枠
部分の左右方向の中央位置には、ねじ孔54cが形成さ
れている。これら3個のねじ孔54cに対応する中間枠
板55にもねじ孔55cが形成されている。対応するね
じ孔54c、55cに、それぞれ締結用の皿ねじ56を
挿入することにより、固定枠板54に対して中間枠板5
5が固定される。なお、本例では、3本のねじ56によ
って固定枠54に対して中間枠板55が固定されている
が、ねじの本数は、4本又はそれ以上であってもよい。
一般には、本数が少ない程、ねじ締結の作業工程が少な
くなる。
【0045】ここで、固定枠板54の下枠部分の左右両
隅には係合突起54e(図5の50Rのユニット参照)
が形成され、これら2個の係合突起54eに対応する中
間枠板55の下枠部分の左右両隅には係合孔55eが形
成されている。従って、ねじ56により固定するに際し
ては、固定枠板54の係合突起54eに対して中間枠板
55の係合孔55eを合わせて、中間枠板55を固定枠
板54の側に押し込めば、中間枠板55を固定枠板54
に仮止めできる。このようにすれば、相互の枠板の位置
決め精度を一層向上させることができる。
【0046】(位置決め部材−楔)本例の液晶パネルユ
ニット50Gは、パネル枠板51を、固定枠板54に固
定した中間枠板55に対して位置決めするための位置決
め部材を備えている。この位置決め部材は、2個の楔5
7を用いている。この楔57の傾斜面57aが当接する
楔案内面52e〜52gが、パネル枠板51の第1の枠
板52の周囲壁52aの左右両側面の上下方向の中央位
置に形成されている。
【0047】中間枠板55にパネル枠板51を仮止めす
ると、第1の枠板52の楔案内面52eと、これに対峙
している中間枠板55の枠部分との間に楔差し込み溝が
構成される。従って、中間枠板55にパネル枠板51を
仮止めした後に、2個の楔57を、第1の枠板52の左
右に打ち込み、これらの楔57の押し込み量を調整すれ
ば、液晶パネル40Gの位置決めを行なうことができ
る。組み立て機械や冶具にセットして調整する場合は、
中間枠板55とパネル枠板51とを仮止めせずに、直接
楔57にて固定することも可能である。
【0048】本例の楔57は、図5から分かるように、
その背面57bに2つの盲孔57cを形成してある。こ
れらの盲孔57cは、楔57を治具を用いてチャッキン
グして取り扱う場合において、チャッキング用の係合部
として機能するものである。このような盲孔57cを形
成しておけば、そのチャッキングを簡単にでき、従っ
て、その取扱操作が簡単になる。
【0049】なお、本例では、楔57の背面にチャッキ
ング時の係合用の盲孔57cを形成してある。チャッキ
ング用の係合部は、これ以外の部材に形成してもよい。
例えば、パネル枠板51の周囲壁52aの外面に、盲孔
等のチャッキング用係合部を形成してもよい。
【0050】ここで、楔57としては、一般にはガラス
製のものを使用することができる。しかし、第1の枠板
52を樹脂成形品とした場合にはガラスに比べて熱膨張
率が大きいため、熱膨張の違いにより楔57がこれらの
枠板から剥離しやすくなったり、楔57が温度変化によ
って破壊される場合がある。これを回避するためには、
楔57をアクリル系等の樹脂成形品とすることが望まし
い。また、楔57をアクリル系の材質にすることによっ
て、成形加工ができるため、ガラス剤に比して大幅にコ
スト低減を図れる。なお、楔57の素材として紫外線を
透過させる材料を用いることにより、楔57を接着固定
するための接着剤として温度上昇が少なく、硬化時間の
短い紫外線硬化型接着剤を使用することができる。
【0051】楔57は、前述したように、樹脂成形品を
用いる場合には、所定時間使用した後に、放置しておく
と、変形する可能性があった。パネル枠板51を樹脂成
形品とした場合にも、同様である。そこで、本実施形態
では、樹脂成形品の楔57及びパネル枠板51を図13
に示すように、所定の温度(例えば、70〜100°
C)で、加熱処理を行った結果、それぞれある時間(例
えば、3〜24時間)処理を行えば、寸法変化量が安定
してくることがわかった。
【0052】(液晶パネルユニットの取付手順)この構
成の液晶パネルユニット50Gは、次のような手順でプ
リズム合成体22の光入射面22Gに取付けられる。ま
ず、液晶パネル40Gが保持されたパネル枠板51を用
意する。次に、プリズム合成体22の面22Gに、固定
枠板54を位置決めして接着固定する。接着剤としては
紫外線硬化型接着剤等を用いることができる。次に、接
着固定した固定枠板54の表面に、中間枠板55を位置
決めして、3本のねじ56によって、その中間枠板55
をねじ止めする。しかる後に、液晶パネル40Gが保持
されているパネル枠板51を、中間枠板55に位置決め
して、そこに仮止めする。すなわち、中間枠板55の係
合突片55dをパネル枠板51の係合孔52dに一致さ
せ、この状態で、パネル枠板51を中間枠板55に向け
て押し込む。なお、固定枠板54をプリズム合成体22
に接着固定する前に、固定枠板54と中間枠板55をね
じ56で予め一体化しておくと位置精度が出しやすくな
る。
【0053】この後は、位置決め手段としての楔57を
用いて、プリズム合成体22の面22Gに対して、液晶
パネル40Gの位置決めを行なう。すなわち、2個の楔
57を、第1の枠板52に形成した楔案内面52eに沿
って、仮止めされているパネル枠板51と中間枠板55
の間に差し込む。そして、各楔57の差し込み量を調整
することにより、液晶パネル40Gのアライメント調整
およびフォーカス調整を行なう。
【0054】位置決めができたところで、これらの楔5
7を、接着剤を用いて位置決め対象の部材であるパネル
枠板51および中間枠板55に接着固定する。この場合
に、使用する接着剤としても、紫外線硬化型の接着剤を
用いることができる。
【0055】(楔の位置決め作業および接着固定作業)
ここで、上記の楔57の位置決め作業および楔57の接
着固定作業を、工程順序に従ってより詳しく説明する。
【0056】まず、投写レンズ6のフォーカス面内に液
晶パネル40Gのフォーカス面を専用の調整装置を用い
て合わせ込む。この状態で、前述の通り、中間板55の
係合突片55dが変調素子枠板51の係合孔52dに入
って形成される隙間に紫外線硬化型の接着剤を注入し、
紫外線照射によって、硬化させて仮固定する。次に、中
間枠板55と第1の枠板52に設けた楔案内面52eと
によって、紫外線硬化型接着剤に楔57の露出端面から
紫外線を照射して接着し、本固定を行う。液晶パネル4
0G、40R、40Bの中央に配置される液晶パネル4
0Gを基準として、同様に液晶パネル40R、40Bの
フォーカス調整及び相互間の画素合わせ調整をして仮固
定および本固定を行う。
【0057】なお、仮固定作業は、ヘッド板30にプリ
ズム合成体22と投写レンズ6を取り付けた状態で調整
装置にセットして行うので、部品個々の特性に合わせた
最適調整が可能となる。また、変調素子枠板51の調整
装置へのチャッキングは第1の枠板52aの外形を基準
として行っている。
【0058】液晶パネル40G以外の液晶パネル40
R、40Bを保持している液晶パネルユニット50R、
50Bも同一構造であるので、その説明は省略する。
【0059】このようにしてプリズム合成体22の3面
22R、22B、22Gに、液晶パネルユニット50
R、50G、50Bを取付けた状態が図4に示す状態で
ある。なお、この図4において、各液晶パネルユニット
50R、50G、50Bから上方に向けて延びている部
材は、配線用のフレキシブルケーブル41R、41G、
41Bである。
【0060】(各部品の材質など)次に、上記の第1の
枠板52は、ガラスファイバあるいは炭酸カルシウムを
混入した熱硬化性樹脂の成形品とすることができる。こ
のような樹脂素材を用いれば、その熱膨張係数が一般の
樹脂素材に比べてガラスに近くなる。このため、プリズ
ム合成体22に貼り合わせた状態において熱変形に起因
した画素ずれ等を回避できる。
【0061】接着剤としては、紫外線硬化型接着剤の使
用について説明したが、これ以外の接着剤を使用しても
よい。例えば、ホットメルトタイプの接着剤を使用し
て、固定枠板54の接着固定、楔77の接着固定を行う
ようにすれば、後述するフィルタによる問題を考慮する
必要がない。
【0062】なお、プリズム合成体22に対して固定枠
板54を接着固定するための接着剤としては、前述した
ように紫外線硬化型接着剤を用いることができるが、接
着性を向上させるために下地処理材料を塗布することが
望ましい。
【0063】(フィルタ)本実施形態のプリズム合成体
22においては、前述したように、赤色光束の入射面2
2Rと青色光束の入射面22Bが対峙している。青色光
束は、波長が短いので、その一部がプリズム合成体22
の反射膜を透過して反対側の赤色光束の入射面22Rに
至る場合がある。このような逆光が液晶パネル40Rに
入射すると誤動作を起こしてしまう。これを回避するた
めに、一般的に、赤色光束の入射面22Rにフィルタ6
1Rを取り付けて、このような逆光を遮断している。
【0064】赤色光束の入射面22Rにのみフィルタを
取り付けるのは、青色光束の逆光による影響が最も大き
いためであるが、他の光束の逆光による影響が大きい場
合には、この限りでない。他の面にフィルタ61G,6
1Bを設けたり、あるいは複数の面にフィルタを設けて
もよい。
【0065】しかしながら、このようなフィルタが存在
すると、それによって、接着固定時の紫外線が遮られ
て、固定枠板54をプリズム合成体22の入射面22
R、22G、22Bに接着固定するための紫外線硬化型
接着剤が紫外線照射不足の部分が発生するおそれがあ
る。この弊害を回避して固定枠板54を確実に入射面2
2Rに接着固定するためには、上記のように、これらの
接着面に下地処理材料を塗布しておくこと、および嫌気
タイプの接着剤を併用することが望ましい。勿論、この
ようなフィルタが存在しない入射面において同様な処理
を施してもよい。
【0066】以上のように構成した液晶パネルユニット
50によれば、基本的に、次のような効果が得られる。
【0067】(1) 液晶パネル40Rは、その四周縁
の部分が、矩形のパネル枠板51によって覆われて保護
された状態にある。従って、液晶パネル40Rに直接触
れて、プリズム合成体22の側への取付け作業を行なう
必要がない。このため、液晶パネル40Rが他の部分に
当たる等して破損あるいは欠損してしまうことを防止で
きる。また、液晶パネル40Rの周囲は枠板51にって
覆われており、外光を遮断できる。従って、外光が侵入
して液晶パネル40に誤動作が発生することもない。
【0068】(2)液晶パネル40Rを保持したパネル
枠板51は、中間枠板55を介して、プリズム合成体2
2の面22Rに対して、ねじ止めされて着脱可能となっ
ている。従って、例えば、液晶パネル40Rに欠陥が発
生した場合には、ねじ56を外すという簡単な作業によ
り、その交換を行なうことができる。また、プリズム合
成体22に対して液晶パネル40Rが直接に接着固定さ
れていないので、このような交換時に、プリズム合成体
22の側を傷付けてしまうこともなく、しかも高額の部
品を無駄なく使用できる。
【0069】(3)液晶パネル40Rを保持したパネル
枠板51は、中間枠板55に仮止めすることができる。
この仮止め状態を形成した後に、楔57を用いて、液晶
パネル40Rとプリズム合成体22の面22Rとの位置
決めを行なうことができる。このように、仮止め状態を
形成できるので、別工程で楔57を用いた位置決め作業
を簡単に行なうことができるので、設備のサイクルタイ
ムの向上に資する。
【0070】(4)第1の枠板52に楔案内面52eを
形成したことにより、その上下には上端面52f、52
gが形成されており、これらの三面により楔57が案内
される。すなわち、この部分に接着剤を充填して楔57
を差し込めば、接着剤の表面張力によって楔57はこれ
らの三面によって案内されながら自動的に内部に移動す
る。従って、工程内で遭遇する外乱に対して強くなり、
楔57の装着作業が簡単である。
【0071】(5)本実施形態では、固定枠板54、中
間枠板55として、フラットな形状のものを用いてい
る。図2(B)を参照して説明したように、プリズム合
成体22の下方にはファン15Bが配置されており、冷
却風が下から上方に流れる。この流れに乱れが出来ない
ようにするためには、ファン15Bの上方位置に整流板
を配置することが望ましい。固定枠板54、中間枠板5
5としてフラットなものを使用しているので、整流板の
取付け位置を液晶パネルユニット50Gの直下まで延ば
すことが可能になり、従って、冷却風を効果的に下から
上に流すことができる。また、これらの枠板の形状が単
純なので、部品加工が容易であり、部品精度も向上する
という利点もある。
【0072】(6)液晶パネルユニット50では、位置
決め用の楔57を2個用いると共に、それらを第1の枠
板52および中間枠板55における左右両側の上下方向
の中央位置に取付けて接着固定している。楔57の接着
固定位置が適切でないと、第1の枠板52、中間枠板5
5、あるいは楔57の熱変形に起因して、各部材に過剰
な応力集中が発生するおそれがある。また、そのため
に、楔57が第1の枠板52あるいは中間枠板55から
剥離してしまうおそれもある。しかし、上記のように、
左右の中央位置に楔57を接着固定してあり、この部分
を中心として、第1の枠板52および中間枠板55は上
下方向への熱変形が自由である。従って、これらの枠板
の熱変形の拘束度合いが低いので、不所望な応力集中、
楔の剥離等の弊害を回避できる。
【0073】つぎに、本実施形態による投写型表示装置
の細部の構造を、さらに詳しく説明する。
【0074】(固定枠板,中間枠板の易変形部)この実
施形態では、さらに、中間枠板55は、対向する左右辺
の周囲壁55bの中央付近に、楔57が固定される固定
部55f(図8の2点鎖線の部分)を有しており、周囲
壁55bの内周であって、固定部55fの上側及び下側
に、易変形部としてのスリット55g,55hが形成さ
れている。ここで、易変形部とは、弾性変形をしやすく
した部分をいう。スリット55gは、図8に示すよう
に、中央よりに斜面がある比較的大きな切り欠き状であ
り、スリット55hは、コーナー部で上辺の内面から三
角形状に食い込んだ形状である。
【0075】一方、固定枠板54は、上下辺の外周壁5
4aの内側中央付近に、易変形部としての上下に細長い
スリット54fが形成されている。
【0076】図9は、本実施形態による液晶パネルユニ
ット50の各温度条件下での構成部品の位置関係を説明
する図である。
【0077】図9において、P1,P2,P3,P4
は、パネル枠板51,中間枠板55,固定枠板54,プ
リズム21の積層方向の位置を示している。図9(a)
は、組み立て時(20°C)、図9(b)は、高温時
(85°C),低温時(−25°C)の状態である。
【0078】ここで、パネル枠板51と楔57とは、合
成樹脂製であって、接着剤層58によって一体化されて
おり、その移動点がP1点であり、中間枠板55と固定
枠板54は、同一の金属製であり、ねじ56により一体
にねじ止めされており、その移動点がP2点であると考
えれらる。
【0079】このとき、高温時と低温時のそれぞれの伸
縮量は、一例として、P1(+28〜−19μm)、P
2(+13〜−9μm)、P3(+13〜−9μm)、
P4(+11〜−8μm)が実測された。このように、
P1点とP2点は、図6の矢印で示すように、伸縮量1
5〜10μm程度の差が発生する。
【0080】そこで、本実施形態では、中間枠板55の
楔57の固定部55fと、ねじ56のねじ孔55eの間
に、スリット55g,55hを設け、その間の部材を弾
性変形しやすくしたものである。
【0081】一方、固定枠板54は、図7に示すよう
に、スリット54fが形成されているので、P3点とP
4点の伸縮を吸収することができる。
【0082】このために、液晶パネルユニット50は、
温度差により、各構成部品が伸縮した場合であっても、
スリット55g,55h及びスリット54fの部分を積
極的に変形(変形を集中)させることによって、プリズ
ム21に対するパネル枠板51の移動を制御できるの
で、かえって、各ユニット50R,50G,50Bの画
素ズレを起こりにくくすることができる。また、接着剤
層58,59に過大な力が働くことがなく、はがれ等が
発生することがなくなる。
【0083】ここで、上記のような構造のパネル枠板5
1と、中間枠板55の変形のしやすさは、以下の範囲が
好適であることがわかった。
【0084】(パネル枠板51のバネ定数)/(中間枠
板55のバネ定数)の値(バネ定数比)を、1以上5未
満、好ましくは、1以上3未満とした。この範囲が画素
ズレを効果的低減できるからである。
【0085】上記バネ定数比の場合に、楔57を接着す
る接着剤層58の伸び率は、75%以上125%以下と
することが好ましい。
【0086】また、上記バネ定数比の場合に、楔57を
接着する接着剤層58の引っ張り強度は、80〜85
(kg/cm2)とすることが好ましい。
【0087】これらの範囲に設定することにより、画素
ずれを効果的に低減すると共に、接着剤の剥がれ等を防
ぎ、信頼性を向上させることができる。
【0088】また、図8に示すように、固定枠板54の
内周に設けたスリット54fと、中間枠板55の内周に
設けたスリット55g,55hとは、厚み(積層)方向
に重なりあわない位置に設けられている。例えば、固定
枠板54の内周に設けたスリット54fは、中間枠板5
5の内周壁55bによって覆う形状となっている。この
ようにする理由は、投写したい光に不要な光が混入し
て、コントラストが低下してしまう現象(光漏れ)を防
ぐためである。
【0089】(楔の長さ,接着面積)次に、楔57の長
さについて説明する。図5に示すように、楔57の長さ
Lsは、パネル枠板51の楔57を設ける部分の長さM
の、1/10以上1/2以下、好ましくは、Mの1/5
以上1/3以下である。この範囲に設定することによ
り、ずれを効果的に低減できると共に、接着の信頼性を
同時に満足することができるからである。
【0090】図10は、パネル枠体、楔、中間枠板の位
置関係を示す図である。
【0091】パネル枠板51の第1の枠板52には、楔
57を案内する案内面52eが形成されており、その案
内面52eと、中間枠板55の外周壁55bとの間に、
それぞれの面に接着剤を塗布した状態で、楔57が挿入
される。ここで、案内面52eの長さをx、外周壁55
bの幅をyとする。図10(a)は、調整前の状態であ
って、図10(b)の矢印zの方向にパネル枠板51を
遠ざけていくと、楔57は、接着剤の表面張力によっ
て、内部に移動する。このとき、パネル枠板51と楔5
7との接着剤層の長さx1は、楔57と中間枠板55と
の接着剤層の長さy1よりも大きくなるようにしてあ
る。なお、楔57の幅をどちらの接触面でも等しくして
おけば、接着剤層の長さの関係は、接着面積の関係と等
しくなる。
【0092】パネル枠板51の位置調整時に、図10
(b)の状態よりも、楔57が内側に入ると、重心Gが
C面にかかり、浮きが発生する可能性がある。また、楔
57が抜け落ちてしまう可能性がある。そこで、x1>
y1の関係にしておけば、浮きや抜け落ちを防止するこ
とができる。
【0093】図10(c),(d)は、パネル枠板51
のサイズが大きなものに使用する楔57とは形状の異な
る楔57Aの例を示してあるが、前述と同様に、x1>
y1の関係に設定してある。
【0094】(中間枠板の他の実施形態)図11は、中
間枠板の他の実施形態を示す斜視図である。
【0095】この実施形態の中間枠板55Aは、図6の
中間枠板55の係合突起55dがないタイプのものであ
る。この場合には、スリット55jは、中間枠板55の
スリット55gとスリット55hが連続した形状にして
ある。スリット55jは、連続形状であるので、より変
形の制御がしやすい。
【0096】(固定枠板の他の実施形態)図12は、固
定枠板の他の実施形態を示す斜視図である。
【0097】この実施形態の固定枠板54Aは、上下辺
の内側のスリット54fの他に、左右辺の縁側のコーナ
ー部に形成されたスリット54hと、左右辺の外側の中
央付近に形成されたスリット54iを備えている。スリ
ット54h,54iを設けることにより、楔57に対応
する位置の外側への変形がより容易となる。
【0098】次に、スリットの設けられている部分の外
周壁幅について、さらに詳しく説明する。
【0099】周囲壁54bは、図12に示すように、例
えば、スリット54h,54iを設けた分だけ細くなっ
ており、その細い部分の外周壁幅Wは、以下のように設
定してある。
【0100】W<=(a0/a1)×L ただし、 a0:プリズム21の線膨脹係数、 a1:中間枠板55の線膨脹係数、 L:固定枠板54の4辺のうちスリットを設ける辺の接
着層59の長さ である。上記のように設定することにより、ずれを効果
的に低減することができる。
【0101】また、具体的には、固定枠板54の外形寸
法が24×31mmの場合には、幅Wは、0.1mm以
上5mm以下、好ましくは、1mm以上3mm以下であ
る。この範囲がずれを効果的に低減できるからである。
【0102】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。
【0103】(1)易変形部は、スリットに限定される
ものではなく、弾性変形をしやすくすればよいので、厚
みを薄くしたり、貫通孔も設けたりしてもよい。
【0104】(2)スリットは、その形状や個数は、前
述したものに限定されず、ずれを効果的に減少できるも
のであればよい。
【0105】(3)固定枠板と中間枠板を別体として例
で説明したが、中間枠板を省略して、固定枠板に楔を介
して、直接パネル枠体を取り付けるようにしてもよい。
この場合には、固定枠板に同様なスリット等を設ければ
よい。
【0106】(4) 投写型表示装置としては、投写面
を観察する側から投写が行われる前面投写型表示装置
と、投写面を観察する側とは反対の方向から投写が行わ
れる背面投写型表示装置の2種類が存在するが、本発明
はいずれのタイプにも適用可能である。なお、上記光合
成手段としてダイクロイックプリズムを用いる場合は、
ダイクロイックプリズムの面に固定枠板、変調素子枠
板、固定手段、位置決め部材を用いて変調素子を位置決
め固定することになるが、この固定構造は、カメラ等に
おいてCCD等の固体撮像素子を色分解プリズムに位置
決め固定する構造に応用することもできる。
【0107】(5)本実施形態では、中間枠板55に対
するパネル枠板51の仮固定に接着剤を用いているが、
この代わりに、半田付け等を用いてもよい。第1の枠板
52等が樹脂製である場合には、接合部分に金属部材を
貼り付けたもの、あるいは、接合部分にメタライズ層を
形成したものを用いればよい。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定枠体に弾性変形しやすい部分を設けたので、変調素
子枠体が温度変化によって変形した場合にも、その変形
を弾性変形しやすい部分で吸収でき、各色の画素ズレな
どは発生することがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した投写型表示装置の外観斜視図
である。
【図2】図1の装置の内部の各部品の配置を示す図であ
り、(A)はその平面的な配置を示す図、(B)はその
立体的な配置を示す図である。
【図3】(A)は光学レンズユニットと投写レンズユニ
ットの部分を取り出して示す図であり、(B)は光学系
の概略構成図である。
【図4】ヘッド板および、そこに支持されているプリズ
ムユニットおよび液晶パネルユニットの部分を取り出し
て示す部分斜視図である。
【図5】図4の液晶パネルユニット50R、50G、5
0Bの各構成部品を分解して示した斜視図である。
【図6】本実施形態による中間枠板55を示した斜視図
である。
【図7】本実施形態による固定枠板55を示した斜視図
である。
【図8】中間枠板55と固定枠体54とを重ねた状態を
示す正面図である。
【図9】本実施形態による液晶パネルユニット50の各
温度条件下での構成部品の位置関係を説明する図であ
る。
【図10】パネル枠体、楔、中間枠板の位置関係を示す
図である。
【図11】中間枠板の他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図12】固定枠板の他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図13】パネル枠体と楔のアニール処理を説明する図
である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 1a 光軸 2 外装ケース 3 アッパーケース 4 ロアーケース 5 フロントケース 6 投写レンズユニット 7 電源ユニット 8 光源ランプユニット 9 光学ユニット 20 プリズムユニット 21 プリズム 22 プリズム合成体 22R、22G、22B 光入射面 30 ヘッド板 40、40R、40G、40B 液晶パネル 50R、50G、50B 液晶パネルユニット 51 パネル枠体 52 第1の枠板 52b 周囲壁 53 第2の枠板 54 固定枠板 55 中間枠板 54c、54e ねじ孔 55c、55e ねじ孔 56 ねじ 55d 係合突片 52d 係合孔 53c 係合突起 52c 係合溝 52e 楔案内面 57 楔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09F 9/00 360 G09F 9/00 360D H04N 5/74 H04N 5/74 B F 9/31 9/31 C (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 - 21/30 G02F 1/13 G02F 1/1335 - 1/13363 G03B 33/12

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の光束を複数の変調素子を通して
    画像情報に対応させて変調し、変調した後の各色の変調
    光束を光合成手段により合成して、投写手段を介して投
    写面上に拡大投写する投写型表示装置であって、 前記光合成手段の光入射面に固定される固定枠体と、 前記変調素子を保持し、前記固定枠体に着脱自在に取り
    付けられる変調素子枠体と、 前記変調素子枠体と前記固定枠体とを位置決めする位置
    調整部材と、 前記変調素子枠体を、前記位置調整部材を介して前記固
    定枠体に固定する固定手段とを含み、前記固定枠体は、前記光合成手段の光入射面側に配置さ
    れる第1の固定枠体と、前記第1の固定枠体と前記変調
    素子枠体の間に配置される第2の固定枠体とを備え、 前記第2の固定枠体は、 前記位置調整部材が固定される
    固定部を有し、前記第1の固定枠体と前記第2の固定枠体の少なくとも
    どちらか一方は、前記固定部と重なり合わない部分に、
    又は、 前記固定部以外の部分に、その固定部よりも弾性
    変形しやすい易変形部を備えており、前記易変形部は、前記第1の固定枠体と前記第2の固定
    枠体のうち他方によって覆われている ことを特徴とする
    投写型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記変調素子枠及び/又は前記位置調整部材は、合成樹
    脂製であって、組み立て前に、所定時間、所定温度で加
    熱するアニール処理を施したことを特徴とする投写型表
    示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2 に記載の投写型表
    示装置において、前記第1の固定枠体は、 前記光合成手段の光入射面に固
    定されており、前記第2の枠体は、 前記第1の固定枠体に着脱自在に取
    り付けられ、前記変調素子枠体に固定されることを特徴
    とする投写型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3 のいずれかに記
    載の投写型表示装置において、 前記位置調整部材は、前記変調素子枠体の対向する2辺
    の中央付近に設けられていることを特徴とする投写型表
    示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4 に記載の投写型表
    示装置において、 前記易変形部は、前記固定部と前記第2の固定手段との
    間に設けられていることを特徴とする投写型表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5 のいずれかに記
    載の投写型表示装置において、 前記変調素子枠体に対する前記固定枠体又は前記第2の
    固定枠体の前記易変形部のバネ定数比は、1以上5未満
    であることを特徴とする投写型表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6 に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記固定手段は、接着剤であり、 前記バネ定数比の場合に、前記接着剤の伸び率は、50
    %≦α≦125%であることを特徴とする投写型表示装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6 に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記固定手段は、接着剤であり、 前記バネ定数比の場合に、前記接着剤の引っ張り強度
    は、40≦β≦100(kg/cm2)であることを特
    徴とする投写型表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項3 のいずれかに記
    載の投写型表示装置において、 前記易変形部は、少なくとも1つのスリットであること
    を特徴とする投写型表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9 に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記光合成手段は、プリズムであり、 前記固定枠体又は前記第1の固定枠体は、前記易変形部
    としてスリットが形成されており、 前記スリットを設けた部分の枠体幅Wは、前記プリズム
    の線膨脹係数をa0 、前記固定枠体又は前記第1の固定
    枠体の線膨脹係数a1 、前記固定枠体又は前記第1の固
    定枠体の4辺のうち前記スリットを設ける辺の接着部分
    の長さをLとしたときに、 W<=(a0/a1)×Lとなるようにした ことを特徴とする投写型表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項10 に記載の投写型表示装置に
    おいて、 前記固定枠体又は前記第1の固定枠体は、前記スリット
    を設ける部分の枠体幅の非スリット部の幅が0.1mm
    以上5mm以下であることを特徴とする投写型表示装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項9 に記載の投写型表示装置にお
    いて、 前記第1又は第2の固定枠体は、前記スリットを設ける
    位置が互いに重なりあわないことを特徴とする投写型表
    示装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12 のいずれか
    に記載の投写型表示装置において、 前記位置調整部材の長さは、前記変調素子枠体の前記位
    置調整部材を固定する辺の長さの1/10以上1/2以
    下であることを特徴とする投写型表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項13 のいずれか
    に記載の投写型表示装置において、 前記位置調整部材と前記変調素子枠体との接着面積は、
    前記位置調整部材と前記固定枠体又は前記第1の固定枠
    体との接着面積よりも大きいことを特徴とする投写型表
    示装置。
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