JP2000147362A - プリズムへの電気光学装置取り付け方法ならびに投写型表示装置の製造方法 - Google Patents

プリズムへの電気光学装置取り付け方法ならびに投写型表示装置の製造方法

Info

Publication number
JP2000147362A
JP2000147362A JP10328108A JP32810898A JP2000147362A JP 2000147362 A JP2000147362 A JP 2000147362A JP 10328108 A JP10328108 A JP 10328108A JP 32810898 A JP32810898 A JP 32810898A JP 2000147362 A JP2000147362 A JP 2000147362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
electro
prism
optical device
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10328108A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Kitabayashi
雅志 北林
Motoyuki Fujimori
基行 藤森
Kazuyuki Iinuma
和幸 飯沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP10328108A priority Critical patent/JP2000147362A/ja
Priority to US09/438,534 priority patent/US6320709B1/en
Publication of JP2000147362A publication Critical patent/JP2000147362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3102Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
    • H04N9/3105Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying all colours simultaneously, e.g. by using two or more electronic spatial light modulators
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/04Prisms
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/3144Cooling systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/317Convergence or focusing systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S359/00Optical: systems and elements
    • Y10S359/90Methods

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気光学装置の位置精度の向上、固定作業効
率の向上、固定作業工程の簡略化を達成できる、プリズ
ムへの電気光学装置取り付け方法ならびに投写型表示装
置の製造方法の提供。 【解決手段】 電気光学装置を保持したパネル枠体51
とプリズムとの間に、接着剤を介してスペーサ57を装
着するスペーサ装着工程S1〜S4,S9と、前記スペ
ーサ装着工程S1〜S10の後、前記パネル枠体51の
前記プリズムに対する取付位置を調整する位置調整工程
S11〜S14と、前記位置調整工程S11〜S14の
後、前記接着剤を硬化させて前記パネル枠体51を固定
するパネル枠体固定工程S15〜S19を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイクロイックプ
リズムや偏光ビームスプリッタのようなプリズムに、液
晶パネル、CCD素子、発光体を用いたパネル等の電気
光学装置を取り付ける方法並びにこの方法を用いた投写
型表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリズムに液晶パネル等の電気光
学装置を取り付ける方法として、プリズムに直接貼付け
固定する方法や特開平10−10994号に開示された
方法がある。
【0003】以下、特開平10−10994号に開示さ
れた技術を、図13、図14に基づき簡潔に説明する。
【0004】まず、投写型表示装置のプリズム合成体7
2の光入射面72Rには、液晶パネルユニット70Rが
取り付けられている。
【0005】このパネルユニット70Rは、プリズム合
成体72の光入射面72Rに接着固定される最内側の固
定枠体76と、液晶パネル80Rを収納保持する最外側
のパネル枠体73と、固定枠体76とパネル枠体73の
中間に配置される中間枠体77から構成されている。パ
ネル枠体73は、第1枠体74と第2枠体75とを有
し、液晶パネル80R、これらの枠体74,75に挟み
込まれた状態で保持される。
【0006】そして、中間枠体77の四隅から外側に突
設された係合突片77bが、パネル枠体73(の第1枠
体74)の四隅に形成された係合孔74bに嵌入接着さ
れるとともに、中間枠体77とパネル枠体73の間に略
三角柱形状のスペーサ78を介装させて、中間枠体77
とパネル枠体73を接着固定するようになっている。
【0007】この構成は、図14に示す簡易なフロー図
によって示される取り付け方法により得られる。
【0008】まず、プリズム合成体72の光入射面72
Rに、固定枠体76を位置決めして接着固定する(図1
4の工程S1)。そして、この接着固定した固定枠体7
6の外側に中間枠体77を位置決めして、4本のねじ7
9をねじ孔77a,76aに挿入して固定する(図14
の工程S2)。
【0009】しかる後に、液晶パネル80Rが収納保持
されているパネル枠体73のパネル枠体73の第1枠体
74に設けられた係合孔74b内に接着剤を装填し、こ
の係合孔74bに中間枠体77の係合突片77bを嵌入
させることにより、パネル枠体73を中間枠体77に装
着する(図14の工程S3)。尚、以上の工程S1〜S
3をパネル装着工程とする。
【0010】次に、この状態で液晶パネル80Rを点灯
させ(図14の工程S4)、液晶パネル80Rのフォー
カス調整、アライメント調整を行う(図14の工程S
5,S6)。工程S4〜S6は、液晶パネル80Rの光
軸上の位置やこれに対する傾き等を調整するために行わ
れるものである。尚、以上の工程S4〜S6を位置調整
工程とする。
【0011】次に、係合孔74bに装填されていた接着
剤を硬化して、中間枠体77とパネル枠体73の仮固定
を行う(図14の工程S7)。その後、液晶パネル80
Rの画素の位置のズレ量を点検する(図14の工程S
8)。その結果、ズレ量が許容範囲を越えていた場合
(不良の場合)は、パネル枠体73を取り外し(図14
の工程S13)、前記した工程S3へ戻す。尚、以上の
工程S7,S8を仮固定工程とする。
【0012】一方、ズレ量が許容範囲内であった場合
(良好な場合)は、スペーサ78に接着剤78を塗布し
(図14の工程S9)、これを仮固定された中間枠体7
7とパネル枠体73の間に形成された所定の案内部分に
装着する(図14の工程S10)。
【0013】そして、スペーサ78とパネル枠体73と
中間枠体77との間の接着剤を硬化させることで、パネ
ル枠体73をプリズム合成体72に対して本固定する
(図14の工程S11)。尚、工程S9〜S11を本固
定工程とする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、プリズムに対して液晶パネルの位置調整
を行ってから、パネル枠体を仮固定し、その後、仮固定
位置とは異なる位置で本固定を行うようにしているた
め、本固定工程において、液晶パネルの位置がずれてし
まうというおそれがある。
【0015】また、仮工程工程と本固定工程において、
それぞれ接着剤硬化時間を要するため作業効率が悪いと
ともに、硬化する位置が異なるため、作業工程が複雑に
なっているという点、でも課題があった。
【0016】そして、仮固定部分を備えていることか
ら、接着箇所が多く、接着剤硬化の際には、その収縮に
よる変位の影響を受けやすく、液晶パネル位置の誤差が
生じ易いという課題もあった。
【0017】更には、仮固定と本固定とを異なる位置で
行うため、投写型表示装置の使用により発生する熱によ
って、液晶パネル位置のズレが生じるおそれが高い。こ
のため、長期にわたり液晶パネルの位置ズレが生じない
投写型表示装置を実現するという点で、改良の余地を残
していた。
【0018】そこで、本発明は、液晶パネル等の電気光
学装置をプリズムに固定する工程から仮固定工程を排除
することにより、接着剤硬化作業を一回に集約するとと
もに、液晶パネル等の電気光学装置を収納保持するパネ
ル枠体のプリズムに対する接着固定箇所をスペーサ部分
のみとすることにより、電気光学装置の位置精度の向
上、固定作業効率の向上、固定作業工程の簡略化を達成
できる、プリズムへの電気光学装置取り付け方法ならび
に投写型表示装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、以下の手段を採用する。
【0020】まず、以下の(1)〜(3)の各工程を備
えた工程とする。
【0021】(1)電気光学装置を保持した電気光学装
置枠体とプリズムとの間に、接着剤を介してスペーサを
装着するスペーサ装着工程。(2)前記スペーサ装着工
程の後、前記電気光学装置枠体の前記プリズムに対する
取付位置を調整する位置調整工程。(3)前記位置調整
工程の後、前記接着剤を硬化させて前記電気光学装置枠
体を固定する電気光学装置枠体固定工程。
【0022】上記(1)のスペーサ装着工程後において
は、スペーサが装着された状態の電気光学装置枠体が形
成され、その後、このスペーサ部分がプリズムに対して
接着されて、電気光学装置枠体がプリズムに対して固定
されることとなる。
【0023】即ち、上記工程では、電気光学装置を保持
している電気光学装置枠体は、プリズムに対して、接着
剤を介し、スペーサ部材のみで支持固定されることにな
る。言い換えれば、電気光学装置枠体のプリズムに対す
る固定工程、即ち、接着剤の硬化工程は、スペーサ部分
のみに対して、一度に集約して行うことができるように
なる。従って、従来技術において仮固定と本固定とを異
なる位置で行うようにしていたことによって発生してい
た電気光学装置の位置ズレを低減できるとともに、固定
作業効率の向上、固定作業工程の簡略化を図ることが可
能となる。
【0024】ここで、電気光学装置枠体固定工程におい
て、上記接着剤を複数回に分けて徐々に硬化する複数の
固定工程を含むようにすれば、スループットを向上させ
ることが可能となるとともに、硬化の際に硬化状態等の
判断を行って、不良品を検品する工程を加入できるの
で、信頼性を向上させることもできる。
【0025】また、本発明に係るスペーサ装着工程にお
いて、電気光学装置枠体と、プリズムの面に予め固定し
た介装枠体との間に、接着剤を介してスペーサを装着す
る方法を採用すれば、経時変化等によって液晶パネルに
欠陥が生じたときに、新しい液晶パネルに交換する作業
が容易になる。
【0026】即ち、液晶パネルを挟持する電気光学装置
枠体がプリズムに直接固定されていると、電気光学装置
枠体をプリズムから剥がして、欠陥のある液晶パネルを
交換することになることから作業が困難となる。このた
めプリズムごと交換しなければならない場合もあり、経
済的でない。
【0027】そこで、プリズムと液晶パネルを収納保持
する電気光学装置枠体の間に、介装枠体を設ければ、該
介装枠体をプリズムに固定させたまま、電気光学装置枠
体のみをプリズムからはずして、液晶パネルの交換がで
きるようになるため、便利であり、かつ経済的でもあ
る。
【0028】この作用効果を一層高めるためには、本発
明で採用される介装枠体を、プリズムに接着される固定
枠体と、この固定枠体に着脱自在に固定される中間枠体
と、から構成し、この中間枠体と前記電気光学装置枠体
との間に、接着剤を介してスペーサを装着する方法を採
用すればよい。
【0029】即ち、この方法によれば、プリズムに直接
接着されている固定枠体から中間枠体を容易にはずすこ
とができるため、中間枠体とともに電気光学装置枠体を
はずすことができる。このため、液晶パネルの交換が、
更に容易にでき、便利である。また、プリズム合成体に
対して液晶パネルが直接に接着固定されていないので、
このような交換時に、プリズム合成体の側を傷付けてし
まうこともなく、しかも高額の部品を無駄なく使用でき
る。
【0030】次に、本発明に係る電気光学装置枠体固定
工程において、電気光学装置枠体の取り付け位置のズレ
や接着状態を確認する固定状態確認工程を行うようにす
れば、電気光学装置枠体がプリズムに対して完全に固定
される前に、不良品であるスペーサを除去して、品質の
向上を図ることができる。
【0031】また、この固定状態確認工程において、電
気光学装置枠体の固定状態が不良である場合には、位置
固定部材であるスペーサを電気光学装置枠体から取り外
して、電気光学装置枠体をスペーサ未装着状態にして、
スペーサ装着工程に戻す方法を採用できる。
【0032】この方法を採用すれば、不良品とされた部
材を無駄にせず、再び有効に活用できるようになるた
め、歩留まりが良くなり、コストの低減を図ることがで
きる。
【0033】このように、画像を形成する複数の電気光
学装置と、前記電気光学装置により変調された各々の光
束を合成するプリズムと、前記プリズムで合成された光
を投写する投写手段を備えた投写型表示装置の製造方法
に、電気光学装置を上述の方法によってプリズムへ取り
付ける工程を採用すれば、液晶パネルを挟持する電気光
学装置枠体がプリズムに対してスペーサ部分でのみ支持
されているため、部材間の熱膨張の相違から生じる、プ
リズムに対する液晶パネルの位置ズレを最小限に留める
ことができる。従って、長期にわたり高品質を維持でき
る。
【0034】また、本発明に係る投写型表示装置の製造
方法においては、プリズムの下方又は上方には、電気光
学装置冷却用のファンを設けるとともに、スペーサを電
気光学装置枠体の左右に装着することが好ましい。この
ような投写型表示装置の製造方法によれば、ユニットか
ら流れてくる冷却風の流れを妨げることがなく、熱によ
る電気光学装置の劣化や特性変化等を低減することがで
きる。そして、スペーサを電気光学装置枠体の左右に装
着固定しているので、このスペーサ部分を中心として、
第1枠体および中間枠体は上下方向への熱変形が自由で
ある。従って、これらの枠体の熱変形の拘束度合いが低
いので、不所望な応力集中、スペーサの剥離等の弊害を
回避できる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施例につ
いて添付図面を参照して説明する。
【0036】図1には、本発明に係る方法を適用した投
写型表示装置の外観を示してある。本例の投写型表示装
置1の外装ケース2は直方体形状をしている。この外装
ケース2は、基本的には、アッパーケース3と、ロアー
ケース4と、装置前面を規定しているフロントケース5
から構成されている。フロントケース5の中央からは投
写レンズユニット6の先端側の部分が突出している。
【0037】図2には、投写型表示装置1の外装ケース
2の内部における各構成部分の配置を示してある。この
図に示すように、外装ケース2の内部において、その後
端側には電源ユニット7が配置されている。これよりも
装置前側に隣接した位置には、光源ランプユニット8お
よび光学ユニット9が配置されている。光学ユニット9
の前側の中央には、投写レンズユニット6の基端側が位
置している。
【0038】一方、光学ユニット9の一方の側には、装
置前後方向に向けて入出力インタフェース回路が搭載さ
れたインタフェース基板11が配置され、これに平行
に、ビデオ信号処理回路が搭載されたビデオ基板12が
配置されている。さらに、光源ランプユニット8および
光学ユニット9の上側には、装置駆動制御用の制御基板
13が配置されている。装置前端側の左右の角には、そ
れぞれスピーカ14R,14Lが配置されている。
【0039】光学ユニット9の上方及び下方には装置内
部冷却用の吸気ファン15A,15Bが配置されてい
る。また、光源ランプユニット8の裏面側である装置側
面には排気ファン16が配置されている。そして、電源
ユニット7における基板11,12の端に面する位置に
は、吸気ファン15Aからの冷却用空気流を電源ユニッ
ト7内に吸引するための補助冷却ファン17が配置され
ている。
【0040】これらのファンのうち、ファン15Bは、
主に、後述する液晶パネル40R,40G,40B冷却
用のファンとして機能している。尚、ファン15Aを液
晶パネル40R,40G,40B冷却用に用いても良
い。
【0041】以下、図3に基づき光学ユニットおよび光
学系の構成について説明する。
【0042】図3(A)には、光学ユニット9の部分を
示してある。この図に示すように、光学ユニット9は、
その色合成手段を構成しているプリズムユニット20以
外の光学素子が上下のライトガイド901,902の間
に上下から挟まれて保持された構成となっている。上ラ
イトガイド901および下ライトガイド902は、それ
ぞれ、アッパーケース3およびロアーケース4の側に固
定ねじにより固定されている。また、これらの上下のラ
イトガイド901,902は、プリズムユニット20の
側に同じく固定ねじによって固定されている。
【0043】プリズムユニット20は、ダイキャスト板
である厚手のヘッド板30の裏面に固定ねじによって固
定されている。このヘッド板30の前面には、投写手段
としての投写レンズユニット6の基端側が同じく固定ね
じによって固定されている。したがって、本例では、ヘ
ッド板30を挟み、プリズムユニット20と投写レンズ
ユニット6とが一体となるように固定された構造となっ
ている。このように剛性の高いヘッド板30を挟み、こ
れらの双方の部品が一体化されている。したがって、衝
撃等が投写レンズユニット6の側に作用しても、これら
の双方の部材に位置ずれが発生することが無い。
【0044】図3(B)には、投写型表示装置1に組み
込まれている光学系の概略構成を示してある。本例の光
学系は、光源ランプ805と、均一照明光学素子である
インテグレータレンズ921,922から構成される照
明光学系923と、この照明光学系923から出射され
る光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分離す
る色分離光学系924と、各色光束を変調する変調素子
としての3枚の液晶パネル40R,40G,40Bと、
変調された色光束を合成する色合成光学系としてプリズ
ム合成体20と、合成された光束を投写面上に拡大投写
する投写レンズユニット6とから構成される。また、色
分離光学系924によって分離された各色光束のうち、
青色光束Bを対応する液晶パネル40Bに導くリレー光
学系927を有している。
【0045】光源ランプ805としては、ハロゲンラン
プ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用いる
ことができる。均一照明光学系923は、反射ミラー9
31を備えており、照明光学系からの出射光の光軸1a
を装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにしてい
る。このミラー931を挟み、インテグレータレンズ9
21,922が前後に直交する状態に配置されている。
【0046】色分離光学系924は、青緑反射ダイクロ
ックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー94
2と、反射ミラー943から構成される。光束Wは、ま
ず、青緑反射ダイクロイックミラー941において、そ
こに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に
反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942の側に
向かう。赤色光束Rは、このミラー941を通過して、
後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束
の出射部944からプリズム合成体20の側に出射され
る。ミラー941において反射された青および緑の光束
B、Gは、緑反射ダイクロイックミラー942におい
て、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束の出
射部945から色合成光学系の側に出射される。このミ
ラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の出射部
946からリレー光学系の側に出射される。本例では、
均一照明光学素子の光束の出射部から、色分離光学系9
24における各色光束の出射部944,945,946
までの距離が全て等しくなるように設定されている。
【0047】色分離光学系924の赤色光束及び緑色光
束の出射部944,945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951,952が配置されている。したがって、
各出射部から出射した赤色光束及び緑色光束は、これら
の集光レンズ951,952に入射して平行化される。
【0048】このように平行化された赤色および緑色の
光束R、Gは、偏光板60R,60Gによって偏光方向
が揃えられた後、液晶パネル40R,40Gに入射して
変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。す
なわち、これらの液晶パネル40R,40Gは、不図示
の駆動手段によって画像情報に対応する画像信号によっ
てスイッチング制御され、これにより、ここを通過する
各色光の変調が行われる。このような駆動手段は、公知
の手段をそのまま使用することができる。
【0049】一方、青色光束Bは、リレー光学系927
を介し、さらに、偏光板60Bによって偏光方向が揃え
た後、対応する液晶パネル40Bに導かれて、ここにお
いて、同様に画像情報に応じて変調が施される。尚、本
例の液晶パネル40R,40G,40Bは、例えば、ポ
リシリコンTFTをスイッチング素子として用いたもの
を使用できる。
【0050】リレー光学系927は、集光レンズ974
と入射側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972
と、これらのミラー間に配置した中間レンズ973と、
液晶パネル40Bの手前側に配置した集光レンズ953
から構成される。各色光束の光路の長さ、すなわち、光
源ランプ805から各液晶パネルまでの距離は、青色光
束Bが最も長くなり、したがって、この光束の光量損失
が最も多くなる。しかし、リレー光学系927を介在さ
せることにより、光量損失を抑制できる。
【0051】次に、各液晶パネル40R,40G,40
Bを通って変調された各色光束は、偏光板61R,61
G,61Bに入射し、これを透過した光がプリズム合成
体22に入射され、ここで合成される。本例では、ダイ
クロイックプリズムからなるプリズム合成体22を用い
て色合成光学系を構成している。ここで合成されたカラ
ー画像は、投写レンズユニット6を介して、所定の位置
にある投写面7上に拡大投写される。
【0052】以下、図4に基づきプリズムユニットおよ
びヘッド板の構造について説明する。
【0053】図4には、ヘッド板30と、このヘッド板
30に取り付けたプリズムユニット20とを取り出して
示してある。この図に示すように、ヘッド板30は、装
置の幅方向に向けて垂直な姿勢で延びる垂直壁31と、
この垂直壁31の下端から水平に延びる底壁32から基
本的に構成されている。垂直壁31には、プリズムユニ
ット20からの出射光が通過するための矩形の開口31
bが形成されている。また、この垂直壁31には、多数
の補強リブが形成され、その剛性を高めてある。この垂
直壁31を挟み、位置合わせした状態で、プリズムユニ
ット20および投写レンズユニット6が固定されている
(図3(A)参照)。従って、これらの一体性が高く、
衝撃力等が作用しても、相互の位置ずれが発生するおそ
れは極めて少ない。
【0054】ヘッド板30の底壁32の上面にはプリズ
ムユニット20が設置されている。プリズムユニット2
0は、直角二等辺三角形の断面をした4個のプリズム2
1を、それらの斜面を相互に接合することによって構成
された直方体形状のプリズム合成体22と、プリズム支
持板33とを備えている(図5参照)。プリズム合成体
22の底部は、プリズム支持板33の表面に接着等の手
段により固定されており、プリズム支持板33がヘッド
板の底壁32に取付け固定されている。プリズム合成体
22の側面のうち光入射面として機能する三方の側面に
は、それぞれ、同一構造の液晶パネルユニット50R,
50G,50Bが取付けられている。各液晶パネルユニ
ット50R,50G,50Bには、それぞれ、液晶パネ
ル40R,40G,40Bが保持されている。
【0055】以下、図5から図9に基づき、プリズムユ
ニット20のプリズム合成体22に取り付けられた液晶
パネルユニット50R,50G,50Bの構成について
説明する。
【0056】図5は、液晶パネルユニット50R,50
G,50Bの各構成部品を分解して示した図、図6は、
本発明に係る一実施例で使用する中間枠体55を示す斜
視図、図7は、同実施例で使用する固定枠体54を示す
斜視図、図8は、中間枠体55と固定枠体54を重ねる
ことにより構成された介装枠体62を示す正面図、図9
は、形成された液晶パネルユニットのスペーサ57周辺
の構成を示す部分断面図である。
【0057】尚、液晶パネルユニット50R,50G,
50Bは同じ構成であるため、液晶パネルユニット50
G(図の角度によって、見やすい場合には、50R,5
0Bのユニットを参照する)を中心にして説明する。
【0058】まず、液晶パネルユニット50Gは、電気
光学装置である液晶パネル40Gを内部に収納保持して
いるパネル枠体51(電気光学装置枠体)を備えてい
る。このパネル枠体51は、光源805側(外側)に配
置される第1枠体52およびプリズム合成体22側(内
側)に配置される第2枠体53を備え、これらの枠体の
間に液晶パネル40Gが挟持された構造となっている。
【0059】この液晶パネルユニット50Gは、更に、
プリズム合成体22の光入射面22Gに接着固定される
固定枠体54と、該固定枠体54にねじ固定される中間
枠体55を備えている。固定枠体54と中間枠体55
は、パネル枠体51とプリズム合成体22の間に介在し
て、パネル枠体51のプリズム合成体22に対する脱着
作業を容易化等する役割を果たす介装枠体62を構成す
る部材となっている。
【0060】更に、液晶パネルユニット50Gは、パネ
ル枠体51、即ちパネル枠体51に収納保持されている
液晶パネル40Gを、固定枠体54に固定した中間枠体
55に対して接着剤58a,58bを介して固定するた
めの2個の略三角柱形状のスペーサ57を備えている。
【0061】次に、図5に基づきパネル枠体51の各部
の構成を詳細に説明する。
【0062】第1枠体52は、光通過用の矩形開口52
aを備えると共に、その四周には一定の厚さの周囲壁5
2bが形成されている。第2枠体53にも光通過用の矩
形開口53aが形成されている。この第2枠体53は、
第1枠体52の周囲壁52bに丁度嵌まり込むように形
成されている。
【0063】従って、第1および第2枠体52,53の
間に液晶パネル40Gを挟んだ状態で、第2枠体53の
側を第1枠体52の側にはめ込めば、これらの枠体5
2,53の間に液晶パネル40Gが挟持されたパネル枠
体51が形成されることになる。
【0064】ここで、第1枠体52および第2枠体53
の嵌め合わせ構造は、第1枠体52の案内溝52e〜5
2gを挟む上下の位置に、係合溝52hが形成されてお
り、第2枠体53に形成されたフック53hと係合する
ことによって、嵌め合わされている。尚、この図5にお
いて、パネル枠体51から上方に向けて延びている部材
は、配線用のフレキシブルケーブル41Gであり、残り
の液晶パネルユニット50R,50Bにおける41R,
41Bも同様である。
【0065】尚、上記した第1枠体52は、カーボンフ
ァイバあるいは炭酸カルシウムを混入した熱硬化性樹脂
の成形品とすることができる。このような樹脂素材を用
いれば、その熱膨張係数が一般の樹脂素材に比べてプリ
ズムを構成するガラスに近くなる。このため、プリズム
合成体22に固定した状態において熱変形に起因した画
素ずれ等を低減できる。
【0066】次に、中間枠体55の構成を説明すると、
図6に拡大して示すように、該中間枠体55は、フラッ
トな矩形枠体であり、その内側領域には光通過用の矩形
開口55aを備えていると共に、四周には一定の厚さの
周囲壁55bが形成されている。
【0067】この実施形態では、さらに、中間枠体55
は、対向する左右辺の周囲壁55bの中央付近に、スペ
ーサ57が固定される固定部55f(図8の2点鎖線の
部分)を有しており、周囲壁55bの内周であって、固
定部55fの上側及び下側には、弾性部分55dが形成
されている。この弾性部分55dは、枠体55が熱で膨
張収縮した場合に弾性変形することによってスペーサ5
7との間に介在している接着剤58b(図9参照)への
ストレスを軽減するためのものである。
【0068】尚、周囲壁55bの上辺左右端部の突設部
分に形成された二つに孔55cと、下辺中央に形成され
た一つの孔55cは、以下に説明する固定枠体54に対
して中間枠体55を固定するためのねじ孔である。
【0069】一方、図7に拡大して示す固定枠体54
は、四周には一定の厚さの周囲壁54bが形成され、そ
の内側領域に光通過用の矩形開口54aが形成されてい
る矩形の枠体である。
【0070】この固定枠体54の裏面が、プリズム合成
体22の光入射面22Gに接着剤59(図9参照)によ
って固定される。この固定枠体54の上辺部分の両隅、
および、固定枠体54の下枠部分の左右方向の中央位置
には、計三つのねじ孔54cが形成されている。これら
3個のねじ孔54cは、前記した中間枠体55のねじ孔
55cに対応するものである。
【0071】このねじ孔54c,55cに、それぞれ締
結用の皿ねじ56を挿入することにより、固定枠体54
に対して中間枠体55が固定される(図8参照)。尚、
本例では、3本のねじ56によって固定枠54に対して
中間枠体55が固定されているが、ねじの本数は、4本
又はそれ以上であってもよい。一般には、本数が少ない
程、ねじ締結の作業工程が少なくなる。尚、ねじの本数
を5本とするときは、図6,図7に示す符号55e,5
5eの孔を使用すればよい。
【0072】尚、本実施例では、ネジによって固定枠体
54と中間枠体55とを固定するようにしたが、ネジの
変わりに、半田、接着剤、クリップ等によって着脱可能
に固定するようにしてもよい。
【0073】また、固定枠体54には、上下辺の外周壁
54bの内側中央付近に、細長いスリット54fが形成
されている。この上下辺の内側のスリット54fの他
に、左右辺の縁側のコーナー部内側に形成されたスリッ
ト54dと、左右辺の外側の中央付近に形成されたスリ
ット54gを備えている。これらのスリット54f,5
4d,54gは、中間枠体55の弾性部分55dと同様
の機能を有するものである。即ち、このスリット54
f,54d,54gは、枠体54が熱で膨張したり収縮
したりした場合に、弾性変形することによって、プリズ
ム21との間に介在している接着剤59へのストレスを
軽減するためのものである。
【0074】次に、図5、図8、図9を参照して、パネ
ル枠体51を前記プリズム合成体22に対して位置決め
固定するためのスペーサ57の配置について説明する。
【0075】スペーサ57は、枠体52のスペーサ案内
面52eに対向する傾斜面57aと、枠体55に対向す
る枠体対向面57bとを有する。傾斜面57aは、パネ
ル枠体51の第1枠体52の周囲壁52aの左右両側面
の上下方向中央位置に形成された凹状に形成されたスペ
ーサ案内面52e〜52g(図5参照)に対して接着剤
によって固定される。
【0076】また、スペーサ57の枠体対向面57b
は、第2枠体53の左右両側面の上下方向中央位置に、
矩形開口53a側にコの字状に切り欠いて形成されたス
ペーサ露出口53b(図5参照)からプリズム21側に
臨むように形成されている。そして、該枠体対向面57
bは、中間枠体55の矩形開口55aの周壁から内側に
突設された略台形状のスペーサ固定部55fに対して接
着固定される。
【0077】ここで、本実施例のスペーサ57には、図
5から分かるように、その背面に2つの盲孔57cを形
成してある。これらの盲孔57cは、スペーサ57を治
具を用いてチャッキングして取り扱う場合において、チ
ャッキング用の係合部として機能するものである。この
ような盲孔57cを形成しておけば、そのチャッキング
を簡単にでき、従って、その取扱操作が簡単になる。
【0078】スペーサ57としては、一般にはガラス製
のものを使用することができる。しかし、第1の枠体5
2を樹脂成形品とした場合にはガラスに比べて熱膨張率
が大きいため、熱膨張の違いによりスペーサ57がこれ
らの枠体から剥離しやすくなったり、スペーサ57が温
度変化によって破壊される場合がある。これを回避する
ためには、スペーサ57をアクリル系等の樹脂成形品と
することが望ましい。
【0079】また、スペーサ57をアクリル系の材質に
することによって、成形加工ができるため、ガラスに比
して大幅にコスト低減を図れる。尚、スペーサ57の素
材として紫外線を透過させる材料を用いることにより、
スペーサ57を接着固定するための接着剤として温度上
昇が少なく、硬化時間の短い紫外線硬化型接着剤を使用
することができるようになる。
【0080】以下、図5に示した液晶パネルユニットの
各部材の構成と図10〜12を主に参照して、液晶パネ
ルユニット50R,50G,50Bのプリズムユニット
20に対する取付方法について、詳細に説明する。
【0081】図10は液晶パネルユニット50R,50
G,50Bのプリズムユニット20に対する取付作業フ
ローを示す図、図11は、図10における工程S8の状
態を示す図、図12(A)〜(C)は、図10における
工程S11,S13におけるスペーサ57の状態を示す
図である。以下、図10に示した工程に従って説明を行
う。
【0082】まず、プリズムユニット20のプリズム合
成体22の光入射面22R,22G,22Bに、偏光板
60R,60G,60Bを貼り付ける(図10の工程S
1)。その後、プリズム合成体22の光入射面22R,
22G,22Bに、固定枠体54を接着し(図10の工
程S2)、中間枠体55を固定枠体54にねじ固定する
(図10の工程S3)。これらの工程によって、プリズ
ムユニット20に、介装枠体62が取り付けられたこと
になる。
【0083】スペーサ57が接着される固定枠体54の
面は、アルコール等によって脱脂しておく(図10の工
程S4)。液晶パネル40R,40G,40Bを、第1
枠体52と第2枠体53の二つの枠体で挟持して形成し
たパネル枠体51、スペーサ57も、アルコール等によ
って脱脂しておく(図10の構成S5,S6)。
【0084】次に、スペーサ57に接着剤を塗布する
(図10の工程S7)。そして、スペーサ57を、第1
枠体52のスペーサ案内面52e〜52gに装着して、
図11に示すような状態にする(図10の工程S8)。
この状態では、スペーサ57は、接着剤の表面張力によ
って装着されているだけである。
【0085】尚、このスペーサ57の装着工程S7,S
8は、スペーサ案内面52e〜52g側に接着剤58a
を塗布しておき、接着剤を塗布していないスペーサ57
をそこに装着するような工程に置き換えても良い。この
ような工程に置き換える場合には、中間枠体55のスペ
ーサ固定部55fにも接着剤58bを塗布しておく必要
がある。
【0086】さらに、介装枠体62が取り付けられたプ
リズムユニット20に、スペーサ57が装着されたパネ
ル枠体51を装着して(図10の工程S9)、スペーサ
57に塗布された接着剤が介装枠体61にも接するよう
な状態にする。
【0087】以上説明した工程S1〜S9が、パネル枠
体51とプリズムユニット20との間に接着剤を介して
スペーサ57を装着するスペーサ装着工程である。
【0088】次に、液晶パネル40R,40G,40B
を点灯させる(図10の工程10)。そして、フォーカ
ス調整を行い、投写レンズ6のフォーカス面に、パネル
枠体51に挟持された液晶パネル40R,40G,40
Bのフォーカス面を合わせ込む(図10の工程S1
1)。この工程S11は、投写レンズユニット6の光軸
をz軸、これに直交する2つの軸をx軸、y軸とする
と、x軸方向の位置(x)、x軸を基準とした回転方向
の傾き(xθ)、y軸を基準とした回転方向の傾き(y
θ)、合計で3軸方向の調整を行うものである。この調
整は、液晶パネル40R,40G,40Bの液晶層付近
を基準として行われる。フォーカス調整後、フォーカス
状態を確認し(図10の工程S12)、フォーカス調整
の結果が不良であれば再度工程S11に戻ってフォーカ
ス調整を行う。
【0089】工程S12において、フォーカス調整の結
果が良好であれば、アライメント調整を行い、液晶パネ
ル40R,40G,40Bの画素の位置をあわせ込む
(図10の工程S13)。この工程S13は、投写レン
ズユニット6の光軸をz軸、これに直交する2つの軸を
x軸、y軸とすると、液晶パネル40R,40G,40
Bのx軸方向の位置(x)、y方向の位置(y)、及
び、z軸を基準とした回転方向の傾き(zθ)、合計で
3軸方向の調整を行うものである。アライメント調整
は、3つの液晶パネル40R,40G,40Bのうち、
いずれかの画素を基準として行うことが好ましいが、そ
れぞれ単独で行っても良い。
【0090】フォーカス調整、アライメント調整を行っ
ている間、スペーサ57は、図12(A)〜(C)に示
すように、接着剤58a,58bの表面張力によってス
ペーサ案内面52e〜52gと介装枠体62との間に保
持されつつ、調整操作によるパネル枠体51の動きに追
従して、その位置を変化させる。アライメント調整後、
各液晶パネル40R,40G,40Bの画素のズレ量を
確認し(図10の工程S14)、ズレ量が許容範囲外
(不良)であった場合は、スペーサ57を廃却し(図1
0の工程S20)、新たなスペーサ57に取り替えて、
工程S6以降を繰り返す。
【0091】以上説明した工程S10〜S14が、パネ
ル枠体51のプリズムユニット20に対する取付位置を
調整する位置調整工程である。
【0092】一方、工程S14において、画素のズレ量
が許容範囲内(良好)であった場合は、スペーサ57と
パネル枠体51との間の接着剤58a、及び、スペーサ
57と介装枠体62との間の接着剤58bの一次硬化を
行う(図10の工程S15)。接着剤58a,58bと
して紫外線硬化接着剤を用いた場合は、接着剤58a,
58bに、紫外線を所定時間照射することによって硬化
を行えば良い。尚、紫外線を照射する時間は、接着剤の
種類や量によって異なるが、通常は、数十秒〜数分間で
ある。
【0093】次に、再度、各液晶パネル40R,40
G,40Bの画素のズレ量を確認する(図10の工程S
16)。ズレ量が許容範囲外(不良)であった場合は、
工程S14の場合と同様に、スペーサ57を廃却し(図
10の工程S20)、新たなスペーサ57に取り替え
て、工程S6以降を繰り返す。
【0094】一方、画素のズレ量が許容範囲内(良好)
であった場合は、スペーサ57とパネル枠体51との間
の接着剤58a、及び、スペーサ57と介装枠体62と
の間の接着剤58bの硬化状態を確認する(図10の工
程S17)。硬化状態が不良である場合には、工程S1
4の場合と同様に、スペーサ57を廃却し(図10の工
程S20)、新たなスペーサ57に取り替えて、工程S
6以降を繰り返す。
【0095】次に、硬化状態が良好である場合には、ス
ペーサ57とパネル枠体51との間の接着剤58a、及
び、スペーサ57と介装枠体62との間の接着剤58b
の二次硬化を行う(図10の工程S18)。二次硬化の
方法は一次硬化の場合と同様であるが、硬化時間は一次
硬化と異なるようにしても良い。尚、二次硬化を行わず
に、1回の硬化工程のみで硬化を完了させることも可能
である。しかし、本実施形態のように、硬化工程を2回
に分けた方が、スループット向上という観点で好まし
い。
【0096】また、本実施形態のように、硬化工程を2
回に分け、二次硬化を行う前にズレ量や硬化状態の判断
をして不良の場合はやりなおしを行うようにした方が、
信頼性向上という観点からも好ましい。さらに、二次硬
化を行う前にやりなおしが行えるので、やりなおしを行
う場合のスペーサ57の取り外しが簡単である。
【0097】二次硬化を行った後、再度、スペーサ57
とパネル枠体51との間の接着剤58a、及び、スペー
サ57と介装枠体62との間の接着剤58bの硬化状態
を確認する(図10の工程S19)。硬化状態が不良で
ある場合には、工程S14の場合と同様に、スペーサ5
7を廃却し(図10の工程S20)、新たなスペーサ5
7に取り替えて、工程S6以降を繰り返す。一方、硬化
状態が良好であれば、液晶パネルユニット50R,50
G,50Bのプリズムユニット20に対する取付けは終
了である。
【0098】以上説明した工程S15〜S19が、接着
剤を硬化させてパネル枠体51を固定するパネル枠体固
定工程(電気光学装置枠体固定工程)である。
【0099】尚、上述した液晶パネルユニット50R,
50G,50Bのプリズムユニット20に対する取付け
は、その過程でフォーカス調整やアライメント調整を行
うことを考えると、ヘッド体30に投写レンズユニット
6とプリズムユニット20とを固定した状態で行うのが
最も効率良く信頼性も高い。しかし、ヘッド体30に投
写レンズユニット6は固定せずにプリズムユニット20
のみを固定した状態で行っても良い。また、プリズムユ
ニット20をヘッド体30に固定する前に液晶パネルユ
ニット50R,50G,50Bを取付けるようにしても
良い。
【0100】本実施形態の方法では、従来技術における
仮固定工程が排除されている。よって、従来仮固定と本
固定とを異なる位置で行うようにしていたことによる液
晶パネル40R,40G,40Bの位置ズレを低減でき
るとともに、固定作業効率の向上、固定作業工程の簡略
化を図ることが可能となる。
【0101】尚、接着剤の一次固定、二次固定(図10
の工程S15,S18)は、本来1回で行える接着剤硬
化を2回に分けて行うものである。すなわち、図10に
おける工程S15〜S18の部分は、従来技術における
本固定(図14の工程S11)の部分と等価である。よ
って、接着剤の一次固定(図10の工程S15)は、従
来技術における仮固定工程とは異なるものである。
【0102】以上説明した実施形態に限定されることな
く、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明
の均等の範囲内である。
【0103】(1)上述した液晶パネルのプリズムへの
取付方法は、投写型表示装置のみならず、電気光学装置
とプリズムを用いるような他の装置にも適用可能であ
る。電気光学装置としては、液晶パネルの他、カメラ等
に用いるCCD素子、マイクロミラーデバイス、PLZ
Tパネル等が挙げられる。また、プリズムとしては、上
述した色合成プリズムの他、色分解を行うプリズム、偏
光分離や偏光合成を行うプリズム等が挙げられる。
【0104】(2)固定枠体と中間枠体を別体とした例
を説明したが、中間枠体を省略して、固定枠体にスペー
サを介して、直接パネル枠体を取り付けるようにしても
よい。
【0105】
【発明の効果】本願によって開示される発明によれば、
プリズムへの電気光学装置取り付け工程から仮固定工程
を排除することにより、接着剤硬化作業(電気光学装置
枠体固定工程)を一度に集約するとともに、電気光学装
置を収納保持する電気光学装置枠体のプリズムに対する
固定箇所をスペーサ部分のみとすることにより、電気光
学装置位置の精度向上、作業効率の向上、作業工程の簡
略化を達成できる。従って、従来、仮固定と本固定とを
異なる位置で行っていたために発生していた電気光学装
置の位置ズレを低減できるとともに、固定作業効率の向
上、固定作業工程の簡略化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した投写型表示装置の外観斜視
図。
【図2】(A)図1の装置の内部の各部品のその平面的
な配置を示す図。 (B)同部品の立体的な配置を示す図。
【図3】(A)光学レンズユニットと投写レンズユニッ
トの部分を取り出して示す図。 (B)光学系の概略構成図。
【図4】ヘッド板および、そこに支持されているプリズ
ムユニットおよび液晶パネルユニットの部分を取り出し
て示す部分斜視図。
【図5】図4の液晶パネルユニット50R,50G,5
0Bの各構成部品を分解して示した斜視図。
【図6】本発明に係る一実施例で使用する中間枠体を示
した斜視図。
【図7】同実施例で使用する固定枠体を示した斜視図。
【図8】中間枠体と固定枠体を重ねることにより構成さ
れる介装枠体の状態を示す正面図。
【図9】形成された液晶パネルユニットのスペーサ周辺
の構成を示す部分断面図。
【図10】本発明に係る液晶パネルの取付け方法の作業
工程を示すフロー図。
【図11】図10における工程S8の状態を示す図。
【図12】図10における工程S11,S13における
スペーサの状態を示す図。
【図13】従来技術である投写型表示装置の液晶パネル
ユニット部の構成を示す図。
【図14】従来技術である投写型表示装置の液晶パネル
ユニット部の取り付け方法を示すフロー図。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 1a 光軸 2 外装ケース 3 アッパーケース 4 ロアーケース 5 フロントケース 6 投写レンズユニット 7 電源ユニット 8 光源ランプユニット 9 光学ユニット 20 プリズムユニット 21 プリズム 22 プリズム合成体 22R,22G,22B 光入射面 30 ヘッド板 40,40R,40G,40B 液晶パネル 50R,50G,50B 液晶パネルユニット 51 パネル枠体 52 第1枠体 52b 周囲壁 53 第2枠体 54 固定枠体 55 中間枠体 54c,54e ねじ孔 55c,55e ねじ孔 56 ねじ 52e スペーサ案内面 57 スペーサ 57b (スペーサの)枠体対向面 58,59 接着剤 62 介装枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯沼 和幸 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H043 AE02 AE24 BA00 2H088 EA14 HA13 HA23 HA24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学装置を保持した電気光学装置枠
    体とプリズムとの間に、接着剤を介してスペーサを装着
    するスペーサ装着工程と、前記スペーサ装着工程の後、
    前記電気光学装置枠体の前記プリズムに対する取付位置
    を調整する位置調整工程と、前記位置調整工程の後、前
    記接着剤を硬化させて前記電気光学装置枠体を固定する
    電気光学装置枠体固定工程を備えたことを特徴とするプ
    リズムへの電気光学装置取り付け方法。
  2. 【請求項2】 前記電気光学装置枠体固定工程は、前記
    接着剤を複数回に分けて徐々に硬化する複数の固定工程
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリズムへの
    電気光学装置取り付け方法。
  3. 【請求項3】 前記スペーサ装着工程において、前記電
    気光学装置枠体と、前記プリズムの面に予め固定した介
    装枠体との間に、前記接着剤を介して前記スペーサを装
    着することを特徴とする請求項1又は2に記載のプリズ
    ムへの電気光学装置取り付け方法。
  4. 【請求項4】 前記介装枠体は、プリズムに接着される
    固定枠体と、この固定枠体に着脱自在に固定される中間
    枠体と、からなり、この中間枠体と前記電気光学装置枠
    体との間に、前記接着剤を介して前記スペーサを装着す
    ることを特徴とする請求項3記載のプリズムへの電気光
    学装置取り付け方法。
  5. 【請求項5】 前記電気光学装置枠体固定工程には、前
    記電気光学装置枠体の取付位置のズレや接着状態を確認
    する固定状態確認工程が設けられたことを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれかに記載のプリズムへの電
    気光学装置取り付け方法。
  6. 【請求項6】 前記固定状態確認工程において、前記電
    気光学装置枠体の固定状態が不良である場合には、前記
    スペーサを取り外して、前記スペーサ装着工程に戻すこ
    とを特徴とする請求項5記載のプリズムへの電気光学装
    置取り付け方法。
  7. 【請求項7】 画像を形成する複数の電気光学装置と、
    前記電気光学装置により変調された各々の光束を合成す
    るプリズムと、前記プリズムで合成された光を投写する
    投写手段を備えた投写型表示装置の製造方法であって、 前記電気光学装置を請求項1から5のいずれかの方法に
    よって前記プリズムへ取り付ける工程を備えることを特
    徴とする投写型表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記プリズムの下方又は上方には、前記
    電気光学装置冷却用のファンを設けるとともに、前記ス
    ペーサを前記電気光学装置枠体の左右に装着することを
    特徴とする請求項7記載の投写型表示装置の製造方法。
JP10328108A 1998-11-18 1998-11-18 プリズムへの電気光学装置取り付け方法ならびに投写型表示装置の製造方法 Pending JP2000147362A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328108A JP2000147362A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 プリズムへの電気光学装置取り付け方法ならびに投写型表示装置の製造方法
US09/438,534 US6320709B1 (en) 1998-11-18 1999-11-12 Method for installing electro-optical device to prism and manufacturing method for a projector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328108A JP2000147362A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 プリズムへの電気光学装置取り付け方法ならびに投写型表示装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000147362A true JP2000147362A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18206594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10328108A Pending JP2000147362A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 プリズムへの電気光学装置取り付け方法ならびに投写型表示装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6320709B1 (ja)
JP (1) JP2000147362A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709110B2 (en) 2001-06-13 2004-03-23 3M Innovative Properties Company Optical device for projection system
KR100511586B1 (ko) * 2001-08-08 2005-09-02 세이코 엡슨 가부시키가이샤 광학 장치 및 프로젝터
JP2006003826A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Sony Corp 光学装置及びプロジェクタ
JP2008015462A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Lg Philips Lcd Co Ltd モールドの製造方法。
JP2013242457A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Seiko Epson Corp 光学ユニットおよび投射型表示装置

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6592226B1 (en) * 1999-11-24 2003-07-15 Seiko Epson Corporation Unit for mounting electro-optical device and projector using the unit
US6377318B1 (en) * 2000-01-18 2002-04-23 Aurora Systems, Inc. Multi-channel imaging engine apparatus
US6903827B2 (en) * 2001-02-19 2005-06-07 Seiko Epson Corporation Position adjusting method and position adjusting system of color combining optical system, position adjusting method and position adjusting system of optical modulator, color combining optical system and projector
MY143399A (en) * 2001-07-09 2011-05-13 Avantor Performance Mat Inc Microelectronic cleaning compositons containing ammonia-free fluoride salts for selective photoresist stripping and plasma ash residue cleaning
JP3744402B2 (ja) * 2001-10-16 2006-02-08 セイコーエプソン株式会社 光学装置の製造方法、および基準位置出し原器
EP1522194A1 (en) * 2002-06-10 2005-04-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Device to position liquid crystal panels in a color liquid crystal projector
CN100414432C (zh) * 2002-07-31 2008-08-27 精工爱普生株式会社 棱镜结构体和投影机
JP4708750B2 (ja) * 2004-09-17 2011-06-22 キヤノン株式会社 投射表示装置
TWM278904U (en) * 2005-05-27 2005-10-21 Innolux Display Corp Liquid crystal display device
JP4622826B2 (ja) * 2005-11-25 2011-02-02 セイコーエプソン株式会社 光学装置およびプロジェクタ
US20080018823A1 (en) * 2006-07-21 2008-01-24 Tpo Displays Corp. System for displaying images including liquid crystal display and fixing method for fabricating the same
JP2010134084A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Sony Corp 光学ユニットおよびプロジェクタ装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04118368A (ja) 1990-09-07 1992-04-20 Mazda Motor Corp 後輪転舵装置の油圧駆動装置
US5605390A (en) * 1996-01-25 1997-02-25 Sarif, Inc. Optical projector
JP3767047B2 (ja) * 1996-04-26 2006-04-19 セイコーエプソン株式会社 投写型表示装置
JPH10994A (ja) 1996-06-13 1998-01-06 Ichikoh Ind Ltd 車両用ミラー

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709110B2 (en) 2001-06-13 2004-03-23 3M Innovative Properties Company Optical device for projection system
KR100511586B1 (ko) * 2001-08-08 2005-09-02 세이코 엡슨 가부시키가이샤 광학 장치 및 프로젝터
JP2006003826A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Sony Corp 光学装置及びプロジェクタ
JP2008015462A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Lg Philips Lcd Co Ltd モールドの製造方法。
JP4625445B2 (ja) * 2006-06-30 2011-02-02 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド モールドの製造方法。
US8480936B2 (en) 2006-06-30 2013-07-09 Lg Display Co., Ltd. Method of fabricating a mold
JP2013242457A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Seiko Epson Corp 光学ユニットおよび投射型表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6320709B1 (en) 2001-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3743190B2 (ja) 電気光学装置取り付けユニット及びそれを利用した投写型表示装置
JP3608417B2 (ja) 電気光学装置取り付けユニット及びそれを利用した投写型表示装置
JP3767047B2 (ja) 投写型表示装置
US6056407A (en) Projection display device
JP3627244B2 (ja) 投写型表示装置
JP2000147362A (ja) プリズムへの電気光学装置取り付け方法ならびに投写型表示装置の製造方法
KR100715058B1 (ko) 프로젝션 장치
JP4582213B2 (ja) 光学装置およびプロジェクタ
JP3454152B2 (ja) 投写型表示装置
JP3788092B2 (ja) 光学装置及びそれを利用した投写型表示装置
JP3743145B2 (ja) 投写型表示装置
US6631039B2 (en) Optical unit and projector using the same
JP3654034B2 (ja) 光学装置及びそれを利用した投写型表示装置
US7347563B2 (en) Apparatus for fixing a reflective or transmissive liquid-crystal display element to a prism member
JP3743422B2 (ja) パネルの取付け方法および投写型表示装置の製造方法
JP3473616B2 (ja) 投写型表示装置
JP3454132B2 (ja) 投写型表示装置及びその製造方法
JP2006301046A (ja) 投射型映像表示装置、光学ユニット、投射型映像表示装置におけるライトバルブの固定構造及びライトバルブの固定方法
JP2004206142A (ja) 投写型表示装置
JP2003215703A (ja) 投写型表示装置
JPH11219131A (ja) 投写型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051025