JP3453468B2 - スイッチングレギュレータ - Google Patents

スイッチングレギュレータ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力する交流電
流の導通角を広くして力率を改善したスイッチングレギ
ュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の直流電源としてスイッ
チングレギュレータのような直流電源装置が多用される
ようになってきた。一般に、このような直流電源装置
は、交流電源から入力する交流電力を、ダイオードブリ
ッジなどの全波整流回路によって整流したのち、平滑回
路によって平滑する。
【0003】初段に平滑コンデンサを用いた平滑回路す
なわちコンデンサ入力型平滑回路は、出力電圧に含まれ
るリップル電圧を小さくするために、平滑コンデンサの
容量を大きくする必要があるが、容量をあまり大きくす
ると、平滑コンデンサに流入する電流のピーク値が大き
くなって力率が低下するとともに、充放電電流と内部損
失とによって発熱し、その寿命を短くする。
【0004】さらに、無効電力が大きいために入力電流
も大きくなり、スイッチング周波数及びその高調波によ
るノイズが大きくなるから、直流電源装置ばかりでなく
交流電源を共用する他の機器にも悪影響を及ぼすという
問題がある。そのため、大容量のノイズフィルタ回路を
付加するなどの対策が必要になる。このような力率の低
下に起因する種々の問題に対処するために、チョーク入
力型平滑回路を用いて力率を改善することが知られてい
る。
【0005】図7は、一般的なチョーク入力型平滑回路
を用い、オン−オフ方式のDC−DCコンバータを備え
たスイッチングレギュレータの構成の一例を示す回路図
である。図7において、交流電源21からの交流電力が
ダイオードブリッジ22の入力端子22a,22b間に
入力され、その正負の出力端子22c,22d間から全
波整流された脈流波形の直流電力が出力される。
【0006】ダイオードブリッジ22の正の出力端子2
2cにはチョークコイルCH2の一端が、その他端には
平滑コンデンサC21の正の端子が、該平滑コンデンサ
C21の負の端子はダイオードブリッジ22の負の出力
端子22dにそれぞれ接続されている。これらのチョー
クコイルCH2と平滑コンデンサC21とによってチョ
ーク入力型の平滑回路23が構成されている。
【0007】スイッチングレギュレータはダイオードブ
リッジ22と、チョーク入力型の平滑回路23と、オン
−オフ方式のDC−DCコンバータ24とによって構成
され、DC−DCコンバータ24の出力端子24c,2
4dに接続される図示しない負荷に2次直流電力が供給
される。
【0008】図7に示したスイッチングレギュレータに
おいて、ダイオードブリッジ22からコンデンサC21
への充電電流は、チョークコイルCH2のインダクタン
スの値に応じてピーク値が抑えられると共に、充電電流
が流れる時間すなわち導通角が広くなる。したがって、
コンデンサC21に流れる充電電流がチョークコイルC
H2によっても平滑され、力率が改善される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなチョーク入力型の平滑回路を用いたスイッチングレ
ギュレータでは、商用電源又はその2倍の周波数で使用
されるから、チョークコイルCH2は数mH以上の大き
なインダクタンスを必要とし、形状が大きくなって重量
が重くなり、小型の民生用電子機器にはあまり使用され
ていないのが現状である。
【0010】さらに、大きなインダクタンスのためにコ
イルの巻数が多くなり、巻線の抵抗によるライン間の電
圧降下が大きい。また、電流の位相の遅れが、逆に力率
を低下させる原因となっていた。このように、チョーク
入力型の平滑回路は、力率を改善する反面、大型化,高
価格化する欠点を有している。
【0011】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、スイッチングレギュレータを、大型化,高価格
化することなく、入力電流の導通角を広げてピーク電流
を抑え、力率を改善することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、交流電源か
ら入力する交流電力を1次直流電力に変換する全波整流
回路と、1次直流電力をスイッチング素子と高周波用の
トランスの1次巻線の直列回路に入力してスイッチング
することにより2次直流電力に変換して出力するオン−
オフ方式のDC−DCコンバータとからなるスイッチン
グレギュレータにおいて、次のようにして上記の目的を
達成する。
【0013】まず、DC−DCコンバータのスイッチン
グ素子とトランスの1次巻線の直列回路に並列に、平滑
コンデンサと該平滑コンデンサを放電させる向きに接続
した第1のダイオードの直列回路を接続し、平滑コンデ
ンサと第1のダイオードの接続点と、スイッチング素子
とトランスの1次巻線の接続点との間に、平滑コンデン
サを充電する向きに第2のダイオードを接続すると共
に、それぞれ次のようにしたものである。
【0014】すなわち、DC−DCコンバータの出力電
圧を検出して、該検出電圧が予め設定した電圧になるよ
うにスイッチング素子のオン・オフを制御するスイッチ
ング制御手段を設けたものである。
【0015】あるいは、平滑コンデンサの端子間電圧を
検出して、該検出電圧が予め設定した電圧になるように
スイッチング素子のオン・オフを制御するスイッチング
制御手段を設けたものである。
【0016】上記のスイッチングレギュレータにおい
て、DC−DCコンバータのスイッチング素子とトラン
スの1次巻線の直列回路と該直列回路に並列に接続され
た平滑コンデンサと第1のダイオードの直列回路との両
接続点と、全波整流回路の正負の出力端とをそれぞれ結
ぶラインのうちの一方のラインに、それぞれ次のように
するとよい。
【0017】すなわち、全波整流回路が出力する1次直
流電力の電流が流れる向きに第3のダイオードを介挿す
るとよい。または、低周波用のチョークコイルを介挿し
てもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら具体的に説明する。図1は、この発明
の第1の実施の形態であるスイッチングレギュレータの
構成の一例を示す回路図である。図1に示したスイッチ
ングレギュレータは、全波整流回路であるダイオードブ
リッジ2と、オン−オフ方式のDC−DCコンバータ4
と、その両者の間に設けた力率を改善する作用を有する
平滑部3とにより構成されている。
【0019】平滑部3は、DC−DCコンバータ4のト
ランス6の1次巻線Npとスイッチング素子であるトラ
ンジスタ(又はFET)Qとが接続点Zで接続された直
列回路に、第1のダイオードであるダイオードD1と該
ダイオードD1を介して放電する平滑コンデンサC1と
が接続点Yで接続された直列回路が、接続点X,X′で
並列に接続され、接続点Zと接続点Yとの間に電流がZ
からYに流れて平滑コンデンサC1を充電する第2のダ
イオードD2が接続され、接続点X,X′がそれぞれダ
イオードブリッジ2の正負の出力端子2c,2dと結ば
れて構成されている。
【0020】DC−DCコンバータ4は、その1次巻線
NpとトランジスタQとの直列回路に接続点,X,X′
から1次直流電力が入力する高周波用のトランス6と、
トランス6の2次巻線Nsに誘起される2次交流電力を
整流平滑して2次直流電力に変換し、図示しない負荷に
出力する2次整流平滑回路を構成する整流ダイオードD
5,平滑コンデンサC2と、駆動パルスをトランジスタ
Qに出力してそのオン・オフを制御するスイッチング制
御回路(SWC)5とにより構成されている。
【0021】DC−DCコンバータ4はオン−オフ方式
であるから、トランス6の1次巻線Npと2次巻線Ns
とは、黒ドットで図示したように、コアに対して互いに
逆方向に巻かれている。したがって、トランジスタQが
オンの時に1次巻線Npに1次直流電力の電流が流れる
が、整流ダイオードD5に阻止されて2次巻線Nsに電
流が流れないから、1次巻線Npに流れる電流はトラン
ス6を励起する(磁気エネルギとして蓄積される)。
【0022】トランジスタQがオフになると、1次巻線
Np,2次巻線Nsの極性がそれぞれ反転するから、ト
ランス6に蓄積された磁気エネルギは電流に再変換さ
れ、その一部は2次整流平滑回路の整流ダイオードD5
を通って平滑コンデンサC2を充電する。平滑コンデン
サC2を充電して平滑化された2次直流電力は、正負の
出力端子4c,4dに接続された図示しない負荷に出力
される。
【0023】スイッチング制御回路5は、出力端子4
c,4d間の出力電圧を検出し、その検出電圧が予め設
定した電圧より低ければ駆動パルスのデューティ比を上
げ、高ければデューティ比を下げるようにしてトランジ
スタQのオン・オフを制御するから、DC−DCコンバ
ータ4の出力電圧は予め設定した電圧に保持される。
【0024】図1において、交流電源1からの交流電力
はダイオードブリッジ2の入力端子2a,2b間に入力
され、その正負の出力端子2c,2d間からは全波整流
された脈流(正弦波の絶対値の)波形の1次直流電力が
出力される。交流電源オンの直後はスイッチング制御回
路5が作動しないから、トランジスタQはオフのままで
あり、1次直流電力はトランス6の1次巻線Np,第2
のダイオードD2を介して平滑コンデンサC1を充電
し、平滑コンデンサC1の端子間電圧が或る程度上って
から、スイッチングが開始される。
【0025】スイッチング開始後は、−ラインを基準の
0V、ダイオードブリッジ2の出力電圧の瞬時値をV
i、平滑コンデンサC1の端子間電圧をVcとして、D
C−DCコンバータ4のトランジスタQがオンの時にト
ランス6の1次巻線Npに流れる電流は、ViがVcよ
り高ければ交流電源1からダイオードブリッジ2を介し
て入力し、ViがVcより低ければ平滑コンデンサC1
からダイオードD1を介して供給されて、それぞれトラ
ンス6を励起する。
【0026】この時に、ダイオードブリッジ2の瞬時値
Viが平滑コンデンサC1の端子間電圧Vcより高くて
も、ダイオードD1が作用してダイオードブリッジ2か
ら平滑コンデンサC1を直接に充電することはなく、V
iがVcより低くても平滑コンデンサC1の放電電流が
ダイオードブリッジ2に逆流する恐れもない。また、ト
ランジスタQがオンであるから接続点Zの電圧は0Vに
なっているが、ダイオードD2が作用して平滑コンデン
サC1の両端子間のショートは防止される。
【0027】トランジスタQがオフになると、1次巻線
Np,2次巻線Nsにそれぞれ逆起電力が発生して、各
巻線の黒ドットが付されていない側の端子が正になり、
トランス6に蓄積された磁気エネルギが再変換された電
流の一部は、2次巻線Nsから2次整流平滑回路に流
れ、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサC2を充
電することは既に説明した通りである。
【0028】再変換された電流の他の一部は、ダイオー
ドブリッジ2の瞬時値Viが平滑コンデンサC1の端子
間電圧Vcより高い時はいうまでもなく、ViがVcよ
り低い場合でも、Viと1次巻線Npの逆起電力との和
がVcを超えていれば、ダイオードD2を介して平滑コ
ンデンサC1を充電する。いずれの場合も、平滑コンデ
ンサC1を充電する再変換された電流と同じ電流値の電
流が、ダイオードブリッジ2を介して交流電源1から入
力する。
【0029】すなわち、交流電源1から入力する交流電
力の電圧の絶対値が、平滑コンデンサC1の端子間電圧
Vcより低い期間中であっても、1次巻線Npに発生し
た逆起電力が加わった電圧がVcを超えていれば、交流
電源1から交流電流が入力するから、その導通角は広く
なり、ピーク電流が抑えられて交流電源1への悪影響が
なくなると共に、力率が大幅に改善される。
【0030】図2は、この発明の第2の実施の形態であ
るスイッチングレギュレータの構成の一例を示す回路図
であり、図1に示したスイッチングレギュレータと同一
部分には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0031】図2に示したスイッチングレギュレータの
DC−DCコンバータ7が図1に示したスイッチングレ
ギュレータのDC−DCコンバータ4と異なる所は、ス
イッチングレギュレータの出力電圧を定電圧に制御する
スイッチング制御回路5に代えて、平滑コンデンサC1
の端子間電圧Vcが予め設定した電圧になるように制御
するスイッチング制御回路8にしたことと、トランジス
タQに流れる電流を検出する電流検出手段例えばカレン
トトランス(CT)9を、接続点ZとトランジスタQ
(のコレクタ)との間に設けたことである。
【0032】スイッチング制御回路8は、ダイオードブ
リッジ2の出力電圧の瞬時値Viと平滑コンデンサC1
の端子間電圧Vcとを検出すると共に、カレントトラン
ス9によってトランジスタQがオンの時に流れる刻々に
変化する電流値を検出し、その電流値と瞬時値Viを参
照しながら、端子間電圧Vcが予め設定した電圧になる
ように、トランジスタQに出力する駆動パルスのデュー
ティ比を制御する。
【0033】その他は第1の実施の形態と同じであるか
ら、導通角が広くなってピーク電流が抑えられ、力率が
大幅に改善される効果は変らない。さらに第2の実施の
形態は、平滑コンデンサC1の端子間電圧Vcを定電圧
に保持することにより、DC−DCコンバータ7の出力
端子7c,7d間に接続された負荷(に流れる電流)が
変動しても力率は変動しないから、常に大幅に改善され
た力率を一定に保つことが出来る。
【0034】ただし、端子間電圧Vcを定電圧に保持す
るために駆動パルスのデューティ比が変動するから、そ
のデューティ比に対応して負荷に印加される出力電圧が
変動するという問題が生じる。一般に、負荷がクラッ
チ,ソレノイド等の駆動系負荷であれば、出力電圧の多
少の変動は問題にならないから、2次整流平滑回路の平
滑コンデンサC2から負荷に直接出力しても問題はな
い。
【0035】しかしながら、駆動系負荷であっても例え
ば回転数を定速に保つモータ等や、制御系負荷のような
場合は出力電圧を定電圧にする必要があるから、図2に
示したように平滑コンデンサC2と出力端子7c,7d
との間に、例えばドロッパー回路や降圧型チョッパー回
路のような定電圧回路10を介挿する必要がある。
【0036】図3及び図4は、この発明の第3の実施の
形態であるスイッチングレギュレータのそれぞれの構成
の一例を示す回路図であり、図1及び図2に示したスイ
ッチングレギュレータとそれぞれ同一部分には同一符号
を付して詳しい説明は省略する。
【0037】図3又は図4に示したスイッチングレギュ
レータの平滑部3aが図1又は図2に示したスイッチン
グレギュレータの平滑部3と異なる所は、ダイオードブ
リッジ2の正の出力端子2cと接続点Xとの間に、電流
が出力端子2cから接続点Xに流れる向きに、第3のダ
イオードであるダイオードD3を介挿したことであり、
その他の点はそれぞれ図1又は図2に示したスイッチン
グレギュレータと同じである。
【0038】既に第1の実施の形態であるスイッチング
レギュレータ(図1)において説明したように、ダイオ
ードD3の両端をショートしても、理論的にはダイオー
ドブリッジ2の瞬時値Viが平滑コンデンサC1の端子
間電圧Vcより低い時でも、平滑コンデンサC1の放電
電流がダイオードブリッジ2に逆流することはない。し
かしながら実験的には、ダイオードD3を介挿させたこ
とにより、平滑部3aの方が平滑部3よりも作用が安定
し、若干ながら力率が向上することが確かめられた。
【0039】図5及び図6は、この発明の第4の実施の
形態であるスイッチングレギュレータのそれぞれの構成
の一例を示す回路図であり、図1及び図2に示したスイ
ッチングレギュレータとそれぞれ同一部分には同一符号
を付して詳しい説明は省略する。
【0040】図5又は図6に示したスイッチングレギュ
レータの平滑部3bが図1又は図2に示したスイッチン
グレギュレータの平滑部3と異なる所は、ダイオードブ
リッジ2の正の出力端子2cと接続点Xとの間に、低周
波用のチョークコイルCHを介挿したことであり、その
他の点はそれぞれ図1又は図2に示したスイッチングレ
ギュレータと同じである。
【0041】回路図だけを見れば、平滑部3bは従来例
として示した平滑回路23(図7)にダイオードD1,
D2を加えたように考えられ、小型化,低価格化されて
いないように思われるかも知れない。しかしながら、平
滑部3bに用いられたチョークコイルCHは、平滑回路
23に用いられた数mH以上のインダクタンスを必要と
するチョークコイルCH2に比べて、遙かに小さいイン
ダクタンスのチョークコイルである。
【0042】すなわち、平滑部3bは図1又は図2に示
した平滑部3に低周波用のチョークコイルCHを加えた
ものであるから、既に説明したように平滑部3だけでも
導通角が広くなり、ピーク電流が抑えられて力率が改善
されている。そのため、インダクタンスが遙かに小さい
チョークコイルCHであっても、その分だけ1次交流電
力のリップル分が平滑化されるから、平滑部3bにおい
ては平滑部3による効果が更に増すことは明らかであ
る。
【0043】したがって、図5又は図6に示したスイッ
チングレギュレータは、それぞれ図1又は図2に示した
スイッチングレギュレータに比べれば大きく価格も上昇
することは避けられないが、従来のスイッチングレギュ
レータと比較すれば遙かに小型化,低価格化しているこ
とは明らかである。
【0044】以上、図1乃至図6に示して説明した実施
の形態は、すべて+のライン側に第1及び第2のダイオ
ードD1,D2、又は更に第3のダイオードD3あるい
はチョークコイルCHを接続した例であったが、これら
の各素子を−のライン側に設けても、有極性の各素子の
極性を反転すれば、この発明を適用出来ることはいうま
でもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるス
イッチングレギュレータは、大型化,高価格化すること
なく、入力電流の導通角を広げてピーク電流を抑え、力
率を改善することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態であるスイッチン
グレギュレータの構成の一例を示す回路図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態であるスイッチン
グレギュレータの構成の一例を示す回路図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態であるスイッチン
グレギュレータの構成の一例を示す回路図である。
【図4】この発明の第3の実施の形態であるスイッチン
グレギュレータの構成の他の一例を示す回路図である。
【図5】この発明の第4の実施の形態であるスイッチン
グレギュレータの構成の一例を示す回路図である。
【図6】この発明の第4の実施の形態であるスイッチン
グレギュレータの構成の他の一例を示す回路図である。
【図7】従来のチョーク入力型平滑回路を用いたスイッ
チングレギュレータの一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1:交流電源 2:ダイオードブリッジ(全波整流回路) 3,3a,3b:平滑部 4,7:DC−DCコンバータ 5,8:スイッチング制御回路 6:トランス C1:平滑コンデンサ CH:チョークコイル D1:第1のダイオード D2:第2のダイオード D3:第3のダイオード Np:1次巻線 Ns:2次巻線 Q:トランジスタ(スイッチング素子)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−23563(JP,A) 特開 平7−67344(JP,A) 特開 平7−264858(JP,A) 特開 平7−264860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02M 7/217

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から入力する交流電力を1次直
    流電力に変換する全波整流回路と、前記1次直流電力を
    スイッチング素子と高周波用のトランスの1次巻線の直
    列回路に入力してスイッチングすることにより2次直流
    電力に変換して出力するオン−オフ方式のDC−DCコ
    ンバータとからなるスイッチングレギュレータにおい
    て、 前記DC−DCコンバータのスイッチング素子とトラン
    スの1次巻線の直列回路に並列に、平滑コンデンサと該
    平滑コンデンサを放電させる向きに接続した第1のダイ
    オードの直列回路を接続し、 前記平滑コンデンサと前記第1のダイオードの接続点
    と、前記スイッチング素子と前記トランスの1次巻線の
    接続点との間に、前記平滑コンデンサを充電する向きに
    第2のダイオードを接続すると共に、 前記DC−DCコンバータの出力電圧を検出して、該検
    出電圧が予め設定した電圧になるように前記スイッチン
    グ素子のオン・オフを制御するスイッチング制御手段を
    設けたことを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 【請求項2】 交流電源から入力する交流電力を1次直
    流電力に変換する全波整流回路と、前記1次直流電力を
    スイッチング素子と高周波用のトランスの1次巻線の直
    列回路に入力してスイッチングすることにより2次直流
    電力に変換して出力するオン−オフ方式のDC−DCコ
    ンバータとからなるスイッチングレギュレータにおい
    て、 前記DC−DCコンバータのスイッチング素子とトラン
    スの1次巻線の直列回路に並列に、平滑コンデンサと該
    平滑コンデンサを放電させる向きに接続した第1のダイ
    オードの直列回路を接続し、 前記平滑コンデンサと前記第1のダイオードの接続点
    と、前記スイッチング素子と前記トランスの1次巻線の
    接続点との間に、前記平滑コンデンサを充電する向きに
    第2のダイオードを接続すると共に、 前記平滑コンデンサの端子間電圧を検出して、該検出電
    圧が予め設定した電圧になるように前記スイッチング素
    子のオン・オフを制御するスイッチング制御手段を設け
    たことを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のスイッチングレギ
    ュレータにおいて、 前記DC−DCコンバータのスイッチング素子とトラン
    スの1次巻線の直列回路と該直列回路に並列に接続され
    た前記平滑コンデンサと前記第1のダイオードの直列回
    路との両接続点と、前記全波整流回路の正負の出力端と
    をそれぞれ結ぶラインのうちの一方のラインに、前記全
    波整流回路が出力する1次直流電力の電流が流れる向き
    に第3のダイオードを介挿したことを特徴とするスイッ
    チングレギュレータ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のスイッチングレギ
    ュレータにおいて、 前記DC−DCコンバータのスイッチング素子とトラン
    スの1次巻線の直列回路と該直列回路に並列に接続され
    た前記平滑コンデンサと前記第1のダイオードの直列回
    路との両接続点と、前記全波整流回路の正負の出力端と
    をそれぞれ結ぶラインのうちの一方のラインに、低周波
    用のチョークコイルを介挿したことを特徴とするスイッ
    チングレギュレータ。
JP29414595A 1995-11-13 1995-11-13 スイッチングレギュレータ Expired - Fee Related JP3453468B2 (ja)

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