JP3400629B2 - スイッチングレギュレータ - Google Patents

スイッチングレギュレータ

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JP3400629B2
JP3400629B2 JP31918095A JP31918095A JP3400629B2 JP 3400629 B2 JP3400629 B2 JP 3400629B2 JP 31918095 A JP31918095 A JP 31918095A JP 31918095 A JP31918095 A JP 31918095A JP 3400629 B2 JP3400629 B2 JP 3400629B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチングレギ
ュレータに関し、特に全波整流回路の交流入力電流の流
れる時間を広げることにより、交流入力の力率を改善し
安定したスイッチング動作を行い出力電圧の安定化を図
る回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のOA機器用の電源装置の
場合は、一般的に商用電源の交流入力にコンデンサイン
プット型整流平滑回路を配置し、その後にDC/DCコ
ンバータで構成したいわゆるスイッチングレギュレータ
方式をとっていた。しかしながら、入力部にコンデンサ
インプット型整流平滑回路を配置しているため入力電流
はコンデンサへの充電電流となり、交流入力の電流のピ
ーク値,実効値ともに大きく、平滑コンデンサの内部損
失による発熱,寿命の低下や商用電源ラインでの高調波
障害等の危険性も指摘され始めた。
【0003】これらを解決する手段の一つとして、特開
平3−65050号公報に記載されているスイッチングレギ
ュレータが提案されている。図7は従来のスイッチング
レギュレータの構成を示す回路図である。図7におい
て、1は交流電源、2は第1の整流手段であるダイオー
ドブリッジ、3は一次巻線Np,リセット巻線Nr,二次
巻線Nsの巻線を有するトランス、4はスイッチング素
子、5はダイオードD4,D5,チョークコイルL1,
大容量のコンデンサC3により構成される整流平滑手
段、6はスイッチング素子4をオン/オフ制御するパル
ス幅制御回路,ドライブ回路を含むドライブ手段であ
る。さらに、C1は小容量の第1のコンデンサ、C2は
大容量の第2のコンデンサ、D2は第2の整流手段であ
る第2のダイオード、D3は第3の整流手段である第3
のダイオードである。
【0004】図7に示すように、交流電源1から入力さ
れた交流入力を整流するダイオードブリッジ2と、その
整流出力端間に接続された第1のコンデンサC1と、ダ
イオードブリッジ2のプラス側出力端に一端が接続され
る一次巻線Npの他端とダイオードブリッジ2のマイナ
ス側出力端との間にスイッチング素子4が配置される。
また、ダイオードブリッジ2のマイナス側出力端からリ
セット巻線Nrの一端に順方向となるように第2のダイ
オードD2が接続され、さらにダイオードブリッジ2の
マイナス側出力端は第2のコンデンサC2のマイナス側
に接続される。そして、第2のコンデンサC2のプラス
側から一次巻線Npの一端に順方向となるように第3の
ダイオードD3を接続するとともに、第2のコンデンサ
C2のプラス側はリセット巻線Nrの他端に接続され
る。最後に、トランス3の二次巻線Nsに接続される整
流平滑手段5と、スイッチング素子4を制御するドライ
ブ手段6とから構成される。
【0005】また、図8は従来のスイッチングレギュレ
ータにおける各波形を示す図で、図8(a)は図7に示す
ダイオードブリッジに印加される交流入力の電圧波形、
図8(b)はダイオードブリッジの直流出力端の電圧波
形、図8(c)は図7に示すトランスの一次巻線,スイッ
チング素子に印加される電圧波形、図8(d)はダイオー
ドブリッジの直流出力端の電流波形、図8(e)はダイオ
ードブリッジに印加される交流入力の電流波形を表すも
のである。
【0006】従来のスイッチングレギュレータについ
て、図7,図8をもとにその動作を説明する。これは、
1石フォワード形スイッチングレギュレータの回路であ
る。まず、交流電源1から入力された交流電圧(図8
(a)参照)は、ダイオードブリッジ2で全波整流され、
小容量の第1のコンデンサC1で平滑される。第1のコ
ンデンサC1に平滑された直流電圧(略脈流、図8(b)
参照)はトランス3の一次巻線Npとスイッチング素子4
との直列回路に供給され、高周波(通常20〜200kHz)で駆
動されているスイッチング素子4によりオン/オフされ
る。このとき図8(c)に示す電圧波形がトランス3の一
次巻線Np,スイッチング素子4に印加される。
【0007】これによりトランス3の二次巻線Nsに交
流起電力を生じ、この起電力をスイッチング素子4がオ
ンのときのみ出力するように、整流平滑手段5のダイオ
ードD4で整流しチョークコイルL1とコンデンサC3
に印加して平滑され出力電圧Voutを出力する。ダイオ
ードD5はスイッチング素子4がオフのときに、チョー
クコイルL1にスイッチング素子4がオン時に蓄えられ
ていたエネルギーを出力し続けるための転流用のダイオ
ードである。
【0008】ドライブ手段6は出力電圧Voutを出力基
準電圧Vref(図示せず)と比較し、その差信号を所定の
周波数でパルス幅変調した駆動信号をスイッチング素子
4のベース・エミッタ間に印加してスイッチング素子4
を駆動する。このときのパルス幅(オン時間)は、出力電
圧Voutを出力基準電圧Vrefとの信号差に対応してお
り、出力電圧Voutが出力基準電圧Vrefより高ければ狭
く、低い場合は広くなるように変調されている。この一
連のフィードバック動作により出力電圧は常に一定とな
り、安定化されるものである。
【0009】トランス3の一次側に配置されたリセット
巻線Nrは、スイッチング素子4がオフのときにトラン
ス3のリセット巻線Nrに発生するフライバックエネル
ギーを、ダイオードD2,リセット巻線Nr,第2のコ
ンデンサC2からなる直列回路の第2のコンデンサC2
に蓄え、ダイオードD3を介してトランス3の一次巻線
Npに帰還させようとするものである。このようにする
ことにより図8(c)に示すスイッチング波形となり、ま
たこのときのダイオードブリッジ2の出力の電流波形は
図8(d)のようになり、交流入力の電流波形では図8
(e)のようになる。この結果ダイオードブリッジ2の直
流出力端における脈流電圧の谷の部分(交流入力の零レ
ベル近傍)でもスイッチング動作が行われ、交流入力の
広い範囲で電流が流れ力率が改善される。
【0010】より具体的な例として図7に示す構成の回
路を、100V入力,150W出力,第1のコンデンサC1=
0.22μF,第2のコンデンサC2=100μFで試作した
結果では、力率0.88,変換効率75%,入力電流はピーク
値4A,実効値2.28Aとなった。一般的なスイッチング
レギュレータ方式の電源の場合の力率は0.5から0.6程度
でありこれと比較すると力率は向上したものの、変換効
率の低下等の不具合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のスイッチングレギュレータでは、スイッチン
グ素子がオフのとき発生するフライバックエネルギーは
トランスのリセット巻線から取り出され大容量の第2の
コンデンサに蓄えられることになる。このリセット巻線
の巻数は一次巻線とほぼ同じとするのが一般的であり、
フライバックエネルギーはその時の入力電圧の波高値に
略比例する傾向があり、ダイオードブリッジから出力さ
れる脈流の波高値の高いときにはそれなりのフライバッ
クエネルギーとして取り出されるが、ダイオードブリッ
ジから出力される脈流の波高値の低い谷間では殆ど取り
出すことができず、谷間の電圧を持ち上げるまでには至
らない。このため、図8(d),図8(e)に示したこれら
の波形からもあきらかなように、脈流の電流波形の谷間
ではスイッチング動作はかろうじて行っているのものの
電圧が低いこともあって電流の流れていない期間ができ
る。
【0012】この傾向は入力電圧によっても影響を受
け、入力電圧の高いときは大きいフライバックエネルギ
ーが取り出せるが、低い入力電圧では殆ど取り出せなく
なる。したがって、ダイオードブリッジから出力される
脈流の波高値の低い谷間の近傍や、低入力電圧時では安
定したスイッチング動作は行われない。さらに通常のコ
ンデンサインプット型の整流平滑回路方式と比較すれば
入力電流のピーク値や実効値は低減されるもののその効
果は満足できるものではない。
【0013】また、コンデンサインプット型の整流平滑
回路を配置した一般的なスイッチングレギュレータと違
いトランスの一次巻線に印加される電圧の変化幅が、交
流入力100Vの場合に約140Vと極めて大きく、トランス
の一次巻線と二次巻線との巻数比を大きくとる必要があ
りトランスの大型化を招いていた。さらに、このような
回路構成では、入力が略脈流のために出力に大きなリッ
プル電圧を含み、入力の瞬断に対しても弱いものである
という問題があった。
【0014】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ものであり、トランスからスイッチング素子がオフのと
きのみでなく、オンのときの起電力も積極的に取り出し
て、入力からみた脈流の谷間の部分のスイッチング動作
をより安定化させて高力率で高信頼性のスイッチングレ
ギュレータを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るスイッチングレギュレータは、交流入
力を整流する第1の整流手段と、第1の整流手段の出力
端子間に接続される小容量の第1のコンデンサと、第1
の整流手段のプラス側出力端に一端が接続される一次巻
線およびリセット巻線、二次巻線を有するトランスと、
一次巻線の他端と第1の整流手段のマイナス側出力端と
の間に配置されるスイッチング素子と、第1の整流手段
のマイナス側出力端からリセット巻線の一端との間に順
方向に接続される第2の整流手段と、リセット巻線の他
端と第1の整流手段のマイナス側出力端との間に配置さ
れる大容量の第2のコンデンサと、第2のコンデンサの
プラス側から一次巻線の一端との間に順方向に接続され
る第3の整流手段と、二次巻線に接続される整流平滑手
段と、スイッチング素子をオン/オフ制御するドライブ
手段とを有するスイッチングレギュレータにおいて、リ
セット巻線の一端に他端が接続されるインダクタと、イ
ンダクタの一端から第2のコンデンサのプラス側との間
に順方向に接続される第4の整流手段と、第1の整流手
段のマイナス側出力端からリセット巻線の他端との間に
順方向に接続される第5の整流手段と、リセット巻線の
他端から第2のコンデンサのプラス側との間に順方向に
接続される第6の整流手段とを備える。
【0016】また、前記の構成に第4の整流手段を除き
インダクタの一端と第2のコンデンサのプラス側とを接
続し、第1の整流手段のマイナス側出力端にマイナス側
が接続される大容量の第3のコンデンサと、第3のコン
デンサのプラス側から一次巻線の一端との間に順方向に
接続される第7の整流手段と、第6の整流手段に代えて
リセット巻線の他端から第3のコンデンサのプラス側と
の間に順方向に接続される第8の整流手段とを備える。
【0017】また、従来のスイッチングレギュレータ
に、第1の整流手段のマイナス側出力端に他端が接続さ
れる電力帰還用巻線をさらに設けたトランスと、第1の
整流手段のマイナス側出力端にマイナス側が接続される
第3のコンデンサと、第3のコンデンサのプラス側と一
端が接続されるインダクタと、第3のコンデンサのプラ
ス側から一次巻線の一端との間に順方向に接続される第
9の整流手段と、電力帰還用巻線の一端からインダクタ
の他端との間に順方向に接続される第10の整流手段と、
電力帰還用巻線の他端からインダクタの他端との間に順
方向に接続される第11の整流手段とを備える。
【0018】また、第1の整流手段のプラス側出力端に
プラス側が接続される第4のコンデンサと、第1の整流
手段のマイナス側出力端から第4のコンデンサのマイナ
ス側との間に順方向に接続される第12の整流手段と、第
4のコンデンサのマイナス側から第2のコンデンサのプ
ラス側との間に順方向に接続される第13の整流手段とを
備えるように構成したものである。
【0019】前記構成によれば、スイッチング素子のオ
ン/オフ時に、トランスのリセット巻線のそれぞれに発
生する起電力(帰還電力)を取り出してスイッチング動作
をより安定化できる。
【0020】また、スイッチング素子のオン/オフ時
に、トランスのリセット巻線のそれぞれに発生する起電
力(帰還電力)に応じた別々のコンデンサを選択でき、コ
ンデンサの耐圧,容量の適正化を図ることができる。
【0021】また、スイッチング素子のオン/オフ時の
起電力を取り出すため、トランスの電力帰還を主目的と
した電力帰還用巻線とフライバックエネルギーをリセッ
トするリセット巻線とに分けることで、電力帰還とフラ
イバックエネルギーリセットの最適化を図ることができ
る。
【0022】また、スイッチング素子のオン/オフ時の
リセット巻線に発生する起電力のトランスの一次巻線へ
の帰還のみならず、これにあわせて二段平滑回路により
一次巻線への電力供給も有効に行うことができ、さらに
わずかの部品追加で二段平滑回路を構成することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態1におけるスイッチングレギュレータの構成を示す回
路図である。また、以下の各図において、従来例の図7
で説明した同一の作用効果の部材には同一符号を付す。
図1において、1は交流電源、2はダイオードブリッ
ジ、3はトランス、4はスイッチング素子、5は整流平
滑手段、6はドライブ手段である。また、C1は第1の
コンデンサ、C2は第2のコンデンサ、D2は第2のダ
イオード、D3は第3のダイオード、D10は第4の整流
手段である第4のダイオード、D11は第5の整流手段で
ある第5のダイオード、D12は第6の整流手段である第
6のダイオード、L10はインダクタであるチョークコイ
ルである。
【0024】また、図2は本実施の形態のスイッチング
レギュレータにおける各波形を示す図で、図2(a)はダ
イオードブリッジに印加される交流入力の電圧波形、図
2(b)はダイオードブリッジの直流出力端の電圧波形、
図2(c)はトランスの一次巻線,スイッチング素子に印
加される電圧波形、図2(d)はダイオードブリッジの直
流出力端の電流波形、図2(e)はダイオードブリッジに
印加される交流入力の電流波形をあらわすものである。
【0025】本実施の形態1は前記従来例の図7に示し
た構成において、リセット巻線の一端に他端が接続され
るチョークコイルL10と、チョークコイルL10の一端か
ら第2のコンデンサC2のプラス側との間に順方向に接
続される第4のダイオードD10と、ダイオードブリッジ
2のマイナス側出力端からリセット巻線の他端との間に
順方向に接続される第5のダイオードD11と、リセット
巻線の他端から第2のコンデンサC2のプラス側との間
に順方向に接続される第6のダイオードD12とを備えた
ものである。
【0026】本実施の形態1では、スイッチング素子4
がオフの場合のフライバックエネルギーのみならず、リ
セット巻線Nrからスイッチング素子4がオンのときに
も出力を取り出せるよう第2のダイオードD2,第5の
ダイオードD11,チョークコイルL10からなるフォワー
ド型整流平滑回路を構成する。スイッチング素子4のオ
ン時のエネルギーを第4のダイオードD10を介して第2
のコンデンサC2に充電し、この充電された電力を次の
スイッチング動作に第3のダイオードD3を介して供給
するようにし、安定したスイッチング動作を行えるよう
にするものである。第6のダイオードD12はフライバッ
クエネルギーを取り出すための逆流阻止用である。スイ
ッチング素子4のオン時のトランス3の二次巻線Nsに
発生した起電力は二次回路に出力電圧Voutとして出力
される。
【0027】このスイッチング素子4のオン時にトラン
ス3のリセット巻線Nrに発生した起電力はチョークコ
イルL10に蓄えられるとともに、第4のダイオードD1
0,第2のコンデンサC2,第5のダイオードD11,リ
セット巻線Nrで構成されるループで第2のコンデンサ
C2に充電される。次に、このスイッチング素子4がオ
フするとチョークコイルL10に蓄えられていたエネルギ
ーは、チョークコイルL10,第5のダイオードD10,第
2のコンデンサC2,第2のダイオードD2,チョーク
コイルL10のループで第2のコンデンサC2に蓄えられ
る。さらに、リセット巻線Nrに発生したフライバック
エネルギーは第6のダイオードD12,第2のコンデンサ
C2,第2のダイオードD2,リセット巻線Nrのルー
プで第2のコンデンサD2に充電される。
【0028】これらの結果、第1,第2のコンデンサC
1,C2に蓄えられた電力がトランス3の一次巻線Np
に供給される。この電圧は図2(b)に示すような波形と
なり前記従来例の図8(b)と比較して交流入力電圧0ボ
ルト近辺(位相0,180度)の電圧が大幅に高くなり、略
直流電圧となるものである。スイッチング素子4のスイ
ッチング波形を数ミリ秒単位で観察すると図2(c)に示
すように、交流入力0ボルト近辺でも安定したスイッチ
ング動作が確認できる。
【0029】このときダイオードブリッジ2の直流出力
端の電流波形は図2(d)、交流入力の電流波形では図2
(e)に示すように、いずれも交流入力電圧の広い範囲で
安定して電流が流れピーク電流も少ないことがうかがわ
れる。この結果、力率の向上を図ることができる。第1
のコンデンサC1は1μF以下,第2のコンデンサC2
は出力電力にもよるが数100μFで十分機能を満たし、
従来例に対して第4,第5,第6のダイオードD10,D
11,D12,チョークコイルL10の素子を追加することで
機能を満たすものである。
【0030】さらに従来例と比較するとトランス3の一
次巻線Npに印加される電圧の変化幅ΔVが小さくなる
(図2(b)参照)。このことは言い換えると、コンデンサ
インプット型整流平滑回路を配置した一般的なスイッチ
ングレギュレータに使用されるトランス3の一次と二次
の巻数比を同程度とすることができるので、トランス3
のコンパクト化を図ることができ、部品の実装も従来と
同程度に抑えることが可能となる。
【0031】図1に示す実施の形態1の回路で100V入
力,240W出力(24V10A)のスイッチングレギュレータ
を構成した場合、入力電流の実効値3.45A,ピーク値7
A、変換効率78%,力率0.89となり、従来例と比較して
高出力化が行われ、かつ力率及び変換効率の改善をする
ことができる。
【0032】図3は本発明の実施の形態2におけるスイ
ッチングレギュレータの構成を示す回路図である。図3
において、1は交流電源、2はダイオードブリッジ、3
はトランス、4はスイッチング素子、5は整流平滑手
段、6はドライブ手段である。また、C1は第1のコン
デンサ、C2は第2のコンデンサ、C10は大容量の第3
のコンデンサ、D2は第2のダイオード、D3は第3の
ダイオード、D11は第5のダイオード、D13は第7の整
流手段である第7のダイオード、D14は第8の整流手段
である第8のダイオード、L10はチョークコイルであ
る。
【0033】本実施の形態2は前記実施の形態1の図1
に示した構成において、第4のダイオードD10を除きチ
ョークコイルL10の一端と第2のコンデンサC2のプラ
ス側とを接続し、ダイオードブリッジ2のマイナス側出
力端とマイナス側が接続される第3のコンデンサC10
と、その第3のコンデンサC10のプラス側から一次巻線
Npの一端との間に順方向に接続される第7のダイオー
ドD13と、第6のダイオードD12に代えてリセット巻線
Nrの他端から第3のコンデンサC10のプラス側との間
に順方向に接続される第8のダイオードD14とを備えた
ものである。
【0034】この実施の形態2において、スイッチング
素子4のオフ時のトランス3のリセット巻線Nrに発生
したフライバックエネルギーは、第8のダイオードD1
4,第3のコンデンサC10,第2のダイオードD2,リ
セット巻線Nrのループで第3のコンデンサC10に充電
され、第7のダイオードD13を介してトランス3の一次
巻線Npに帰還される。
【0035】また、このスイッチング素子4のオン時の
トランス3のリセット巻線Nrに発生した起電力はチョ
ークコイルL10に蓄えられるとともに、第2のコンデン
サC2,第5のダイオードD11,リセット巻線Nrで構
成されるループで第2のコンデンサC2に充電される。
【0036】次に、このスイッチング素子4がオフする
とチョークコイルL10に蓄えられていたエネルギーはチ
ョークコイルL10,第2のコンデンサC2,第2のダイ
オードD2,チョークコイルL10のループで第2のコン
デンサC2に充電され、第3のダイオードD3を介して
トランス3の一次巻線Npに帰還される。
【0037】このような構成とすることで、前記実施の
形態1と同様の効果を得るとともに、スイッチング素子
4のオン/オフ時にトランス3のリセット巻線Nrのそ
れぞれに発生する起電力に応じた別々のコンデンサを選
択でき、その耐圧,容量の適正化を図ることができる。
【0038】図4は本発明の実施の形態3におけるスイ
ッチングレギュレータの構成を示す回路図である。図4
において、1は交流電源、2はダイオードブリッジ、3
´は一次巻線Np,リセット巻線Nr,電力帰還用巻線N
fおよび二次巻線Nsの巻線を有するトランス、4はスイ
ッチング素子、5は整流平滑手段、6はドライブ手段で
ある。また、C1は第1のコンデンサ、C2は第2のコ
ンデンサ、C10は第3のコンデンサ、D2は第2のダイ
オード、D3は第3のダイオード、D15は第9の整流手
段である第9のダイオード、D16は第10の整流手段であ
る第10のダイオード、D17は第11の整流手段である第11
のダイオード、L10はチョークコイルである。
【0039】本実施の形態3は前記従来例の図7に示し
た構成において、トランス3に代えてダイオードブリッ
ジ2のマイナス側出力端と他端が接続された電力帰還用
巻線Nfをさらに設けたトランス3´と、ダイオードブ
リッジ2のマイナス側出力端にマイナス側が接続される
第3のコンデンサC10と、その第3のコンデンサC10の
プラス側に一端が接続されるチョークコイルL10と、第
3のコンデンサC10のプラス側から一次巻線Npの一端
との間に順方向に接続される第9のダイオードD15と、
電力帰還用巻線Nfの一端からチョークコイルL10の他
端との間に順方向に接続される第10のダイオードD16
と、電力帰還用巻線Nfの他端からチョークコイルL10
の他端との間に順方向に接続される第11のダイオードD
17とを備えたものである。
【0040】本実施の形態3の構成で、スイッチング素
子4のオン時のトランス3´の電力帰還用巻線Nfに発
生した起電力は第10のダイオードD16を通過してチョー
クコイルL10に蓄えられるとともに、第3のコンデンサ
C10,電力帰還用巻線Nf,第10のダイオードD16,チ
ョークコイルL10で構成されるループで第3のコンデン
サC10に充電される。
【0041】次に、このスイッチグ素子4がオフすると
チョークコイルL10に蓄えられていたエネルギーは、第
3のコンデンサC10,第11のダイオードD17,チョーク
コイルL10のループで第3のコンデンサC10に充電さ
れ、第9のダイオードD15を介してトランス3´の一次
巻線Npに帰還される。
【0042】また、スイッチング素子4のオフ時のリセ
ット巻線Nrに発生したフライバックエネルギーは、第
2のコンデンサC2,第2のダイオードD2,リセット
巻線Nrのループで第2のコンデンサC2に充電され、
第3のダイオードD3を介して一次巻線Npに帰還され
る。
【0043】このような構成とすることで、前記実施の
形態1,2と同様の効果を得るとともに、トランス3´
の電力帰還を主目的とした電力帰還用巻線Nfと、フラ
イバックエネルギーをリセットするリセット巻線Nrに
分けることで電力帰還の最適化と、フライバックエネル
ギーリセットの最適化を図ることができる。
【0044】図5は本発明の実施の形態4におけるスイ
ッチングレギュレータの構成を示す回路図である。図5
において、1は交流電源、2はダイオードブリッジ、3
はトランス、4はスイッチング素子、5は整流平滑手
段、6はドライブ手段である。また、C1は第1のコン
デンサ、C2は第2のコンデンサ、C11は第4のコンデ
ンサ、D2は第2のダイオード、D3は第3のダイオー
ド、D10は第4のダイオード、D11は第5のダイオー
ド、D12は第6のダイオード、D18は第12の整流手段で
ある第12のダイオード、D19は第13の整流手段である第
13のダイオード、L10はチョークコイルである。
【0045】本実施の形態4は前記実施の形態1の構成
において、ダイオードブリッジ2のプラス側出力端にプ
ラス側が接続される第4のコンデンサC11と、ダイオー
ドブリッジ2のマイナス側出力端から第4のコンデンサ
C11のマイナス側との間に順方向に接続される第12のダ
イオードD18と、第4のコンデンサC11のマイナス側か
ら第2のコンデンサのプラス側との間に順方向に接続さ
れる第13のダイオードD19とを備えたものである。
【0046】前記実施の形態1と同様の動作に加え、さ
らにダイオードブリッジ2の脈流出力電圧を第4のコン
デンサC11,第13のダイオードD19,第2のコンデンサ
C2で構成された二段平滑回路にて平滑し、脈流出力電
圧(波高値)が高いとき充電し、脈流出力電圧が下降して
第2,第4のコンデンサC2,C11のそれぞれの充電電
圧を下回ると、第12のダイオードD18,第4のコンデン
サC11から、また第2のコンデンサC2,第3のダイオ
ードD3から、次のスイッチング動作のためにトランス
3の一次巻線Npに供給され、安定したスイッチング動
作を行えるようにしたものである。さらに第2のコンデ
ンサC2には、スイッチング素子がオン/オフ時のリセ
ット巻線Nrから取り出した電力も蓄えられるので、こ
れらの相乗効果も期待できる。
【0047】この結果、第1,第2,第4のコンデンサ
C1,C2,C11に蓄えられた電力がトランス3の一次
巻線Npに供給され、安定したスイッチング動作が確認
できる。第1のコンデンサC1は1μF以下,第2,第
4のコンデンサC2,C11は出力電力にもよるが数100
μFで十分機能を満たし、従来例に対して第4,第5,
第6のダイオードD10,D11,D12,チョークコイルL
10と、第12,第13のダイオードD18,D19,第4のコン
デンサC11の素子を追加することで、その機能を満たす
ものである。
【0048】さらに従来例と比較するとトランス3の一
次巻線Npに印加される電圧の変化幅ΔVが小さくなる
(ΔV=40〜50V)。前記実施の形態1の効果と同様に、
トランス3の一次と二次の巻数比を同程度とすることが
でき、トランス3の小型化を図ることが可能である。
【0049】図5に示す実施の形態4の回路で100V入
力,240W出力(24V10A)のスイッチングレギュレータ
を構成した場合、入力電流の実効値3.3A,ピーク値6.5
A、変換効率80%,力率0.91となり、従来例と比較して
高出力化が行われ、かつ力率及び変換効率の改善をする
ことができる。さらに100V入力,120W出力(24V5A)
時のデータでは入力電流実効値1.54A,ピーク値3.5
A,変換効率84%,力率0.93ときわめて良好な結果を確
認することができた。
【0050】図6は本発明の参考例としてスイッチング
レギュレータの構成を示す回路図である。図6におい
て、1は交流電源、2はダイオードブリッジ、3はトラ
ンス、4はスイッチング素子、5は整流平滑手段、6は
ドライブ手段である。また、C1は第1のコンデンサ、
C2は第2のコンデンサ、C11は第4のコンデンサ、D
2は第2のダイオード、D3は第3のダイオード、D18
は第12のダイオード、D19は第13のダイオードである。
【0051】本参考例は前記従来例の図7に示す構成
に、ダイオードブリッジ2のプラス側出力端とそのプラ
ス側が接続される第4のコンデンサC11と、ダイオード
ブリッジ2のマイナス側出力端から第4のコンデンサC
11のマイナス側との間に順方向に接続される第12のダイ
オードD18と、第4のコンデンサC11のマイナス側から
第2のコンデンサC2のプラス側との間に順方向に接続
される第13のダイオードD19とを備えたものである。
【0052】前記の構成による本参考例においては、前
記実施の形態4の構成でリセット巻線Nrに配置してい
たフォワード型整流回路を削除したものであるが、実施
の形態4に近い効果が得られる。スイッチング素子4の
オフ時のトランス3のリセット巻線Nrに発生したフラ
イバックエネルギーは、第2のコンデンサC2,第2の
ダイオードD2,リセット巻線Nrのループで第2のコ
ンデンサC2に充電され、第3のダイオードD3を介し
てトランス3の一次巻線Npに帰還される。
【0053】さらに、ダイオードブリッジ2の脈流出力
電圧を第4のコンデンサC11,第13のダイオードD19,
第2のコンデンサC2で構成された二段平滑回路にて平
滑し、第2,第4のコンデンサC2,C11に充電されて
いた電力も第12のダイオードD18,第4のコンデンサC
11から、また第2のコンデンサC2,第3のダイオード
D3から、次のスイッチング動作のためにトランス3の
一次巻線Npに供給される。
【0054】第2のコンデンサC2には、スイッチング
素子4がオフ時、リセット巻線Nrから取り出した電力
も蓄えられるので、これらの相乗効果が期待できるもの
である。結果として、第1,第2,第4のコンデンサC
1,C2,C11に蓄えられた電力がトランス3の一次巻
線Npに供給されることになる。
【0055】このように、従来例に対して簡単な構成の
二段平滑回路を追加することにより電源をコンパクトで
低コストとし、わずかな追加部品のため信頼性の高い、
高力率,高効率化が可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のスイッチングレギュレータのリセット巻線にダイ
オードとチョークコイルからなるフォワード型整流回路
を配置し、スイッチング素子のオン/オフ時のリセット
巻線に発生する起電力を取り出して、一次巻線に印加さ
れる交流入力電圧0ボルト近辺の電圧を高くし、それに
より一次巻線に印加される電圧の変化幅を小さくして、
スイッチング動作を安定させて信頼性の高い高力率,高
効率の電源をコンパクトで低コストにできる。
【0057】また、第3のコンデンサをさらに設け、ス
イッチング素子のオン/オフ時にトランスのリセット巻
線のそれぞれに発生する起電力に応じた別々のコンデン
サを選択し、その耐圧,容量の適正化を図ることができ
る。
【0058】また、トランスに電力帰還を主目的とした
電力帰還用巻線をさらに設け、フライバックエネルギー
をリセットするリセット巻線に分けることで、電力帰還
の最適化と、フライバックエネルギーリセットの最適化
を図ることができる。
【0059】また、コンデンサとダイオードからなる二
段平滑回路を配置し脈流出力電圧を平滑して、さらにス
イッチング素子のオン/オフ時のリセット巻線に発生す
る起電力を取り出すことで、それらの相乗効果により、
一次巻線に印加される交流入力電圧0ボルト近辺の電圧
を高くし、それにより一次巻線に印加される電圧の変化
幅を小さくして、スイッチング動作を安定させて信頼性
の高い高力率,高効率の電源をコンパクトで低コストに
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるスイッチングレ
ギュレータの構成を示す回路図である。
【図2】(a)はダイオードブリッジに印加される交流入
力の電圧波形、(b)はダイオードブリッジの直流出力端
の電圧波形、(c)はトランスの一次巻線,スイッチング
素子に印加される電圧波形、(d)はダイオードブリッジ
の直流出力端の電流波形、(e)はダイオードブリッジに
印加される交流入力の電流波形をあらわすものである。
【図3】本発明の実施の形態2におけるスイッチングレ
ギュレータの構成を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態3におけるスイッチングレ
ギュレータの構成を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態4におけるスイッチングレ
ギュレータの構成を示す回路図である。
【図6】本発明の参考例におけるスイッチングレギュレ
ータの構成を示す回路図である。
【図7】従来のスイッチングレギュレータの構成を示す
回路図である。
【図8】(a)は図7に示すダイオードブリッジに印加さ
れる交流入力の電圧波形、(b)はダイオードブリッジの
直流出力端の電圧波形、(c)は図7に示すトランスの一
次巻線,スイッチング素子に印加される電圧波形、(d)
はダイオードブリッジの直流出力端の電流波形、(e)は
ダイオードブリッジに印加される交流入力の電流波形を
あらわすものである。
【符号の説明】
1…交流電源、 2…ダイオードブリッジ、 3,3´
…トランス、 4…スイッチング素子、 5…整流平滑
手段、 6…ドライブ手段、 C1…第1のコンデン
サ、 C2…第2のコンデンサ、 C10…第3のコンデ
ンサ、 C11…第4のコンデンサ、 D2…第2のダイ
オード、 D3…第3のダイオード、 D10…第4のダ
イオード、 D11…第5のダイオード、 D12…第6の
ダイオード、D13…第7のダイオード、 D14…第8の
ダイオード、 D15…第9のダイオード、 D16…第10
のダイオード、 D17…第11のダイオード、 D18…第
12のダイオード、 D19…第13のダイオード、 L10…
チョークコイル。
フロントページの続き (72)発明者 木村 禎久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平7−264858(JP,A) 特開 平4−29566(JP,A) 特開 平3−65050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02M 3/335 H02M 7/06 H02M 7/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力を整流する第1の整流手段と、
    該第1の整流手段の出力端子間に接続される小容量の第
    1のコンデンサと、前記第1の整流手段のプラス側出力
    端に一端が接続される一次巻線およびリセット巻線、二
    次巻線を有するトランスと、該トランスの一次巻線の他
    端と前記第1の整流手段のマイナス側出力端との間に配
    置されるスイッチング素子と、前記第1の整流手段のマ
    イナス側出力端から前記トランスのリセット巻線の一端
    との間に順方向となるように接続される第2の整流手段
    と、前記トランスのリセット巻線の他端と前記第1の整
    流手段のマイナス側出力端との間に配置される大容量の
    第2のコンデンサと、該第2のコンデンサのプラス側か
    ら前記トランスの一次巻線の一端との間に順方向となる
    ように接続される第3の整流手段と、前記トランスの二
    次巻線に接続される整流平滑手段と、前記スイッチング
    素子をオン/オフ制御するドライブ手段とを有するスイ
    ッチングレギュレータにおいて、 前記リセット巻線の一端に他端が接続されるインダクタ
    と、該インダクタの一端から前記第2のコンデンサのプ
    ラス側との間に順方向となるように接続される第4の整
    流手段と、前記第1の整流手段のマイナス側出力端から
    前記リセット巻線の他端との間に順方向となるように接
    続される第5の整流手段と、前記リセット巻線の他端か
    ら前記第2のコンデンサのプラス側との間に順方向とな
    るように接続される第6の整流手段とを備えたことを特
    徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイッチングレギュレー
    タにおける、第4の整流手段を除きインダクタの一端と
    第2のコンデンサのプラス側とを接続し、第1の整流手
    段のマイナス側出力端にマイナス側が接続される大容量
    の第3のコンデンサと、該第3のコンデンサのプラス側
    から一次巻線の一端との間に順方向となるように接続さ
    れる第7の整流手段と、第6の整流手段に代えてリセッ
    ト巻線の他端から前記第3のコンデンサのプラス側との
    間に順方向となるように接続される第8の整流手段とを
    備えたことを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  3. 【請求項3】 交流入力を整流する第1の整流手段と、
    該第1の整流手段の出力端子間に接続される小容量の第
    1のコンデンサと、前記第1の整流手段のプラス側出力
    端に一端が接続される一次巻線およびリセット巻線、二
    次巻線を有するトランスと、該トランスの一次巻線の他
    端と前記第1の整流手段のマイナス側出力端との間に配
    置されるスイッチング素子と、前記第1の整流手段のマ
    イナス側出力端から前記トランスのリセット巻線の一端
    との間に順方向となるように接続される第2の整流手段
    と、前記トランスのリセット巻線の他端と前記第1の整
    流手段のマイナス側出力端との間に配置される大容量の
    第2のコンデンサと、該第2のコンデンサのプラス側か
    ら前記トランスの一次巻線の一端との間に順方向となる
    ように接続される第3の整流手段と、前記トランスの二
    次巻線に接続される整流平滑手段と、前記スイッチング
    素子をオン/オフ制御するドライブ手段とを有するスイ
    ッチングレギュレータにおいて、 前記トランスに代えて第1の整流手段のマイナス側出力
    端に他端が接続される電力帰還用巻線をさらに設けたト
    ランスと、前記第1の整流手段のマイナス側出力端にマ
    イナス側が接続される第3のコンデンサと、該第3のコ
    ンデンサのプラス側と一端が接続されるインダクタと、
    前記第3のコンデンサのプラス側から前記一次巻線の一
    端との間に順方向となるように接続される第9の整流手
    段と、前記電力帰還用巻線の一端から前記インダクタの
    他端との間に順方向となるように接続される第10の整流
    手段と、前記電力帰還用巻線の他端から前記インダクタ
    の他端との間に順方向となるように接続される第11の整
    流手段とを備えたことを特徴とするスイッチングレギュ
    レータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスイッチングレギュレー
    タに、第1の整流手段のプラス側出力端にプラス側が接
    続される第4のコンデンサと、前記第1の整流手段のマ
    イナス側出力端から前記第4のコンデンサのマイナス側
    との間に順方向となるように接続される第12の整流手段
    と、前記第4のコンデンサのマイナス側から第2のコン
    デンサのプラス側との間に順方向となるように接続され
    る第13の整流手段とを備えたことを特徴とするスイッチ
    ングレギュレータ。
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