JP3453340B2 - 吊下げラベル装着方法 - Google Patents

吊下げラベル装着方法

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JP3453340B2
JP3453340B2 JP2000067366A JP2000067366A JP3453340B2 JP 3453340 B2 JP3453340 B2 JP 3453340B2 JP 2000067366 A JP2000067366 A JP 2000067366A JP 2000067366 A JP2000067366 A JP 2000067366A JP 3453340 B2 JP3453340 B2 JP 3453340B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吊下げラベル装
着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吊り下げラベルとして、飲料水の瓶等に
吊り下げられる吊下げ用の開口を設けたラベルがある。
このような吊下げラベルの場合、瓶の首部分を前記開口
に通してラベルとして使用するものであるから、開口か
らラベルの下端までの寸法が比較的長い。従って、通常
は、飲料水の瓶に個別に吊下げラベルを吊り下げておい
て段ボールケース等の包装用容器に前記瓶をラベルと共
に収容する。従って、この包装場合には、ラベルの取
扱、及び、ラベルを吊り下げた瓶の取扱が面倒で、自動
化が困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる点に
鑑みてなされたものであり、瓶等の吊下げ対象を包装用
箱に収容したままで、この吊下げラベルを装着できるよ
うにすることをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の吊
下げラベル装着方法は、包装用箱(C) に複数の吊下げ対
象(B) (B) が行列状に収容され、前記包装用箱(C) を上
方に開放状態として、各吊下げ対象(B) はその上部が下
部よりも細い小径部(B1)であり、一方に吊下げ用の開口
(L1)を有する吊下げラベル(L) の前記開口(L1)にこの小
径部(B1)を挿通するように吊下げラベル(L) を吊下げ対
象(B) に装着する方法であって、前記開口(L1)が前記小
径部(B1)の上方に位置した状態にて、前記吊下げラベル
(L) の前記開口(L1)の開設部分が水平状態に保持される
と共に、各吊下げラベル(L) の前記開口(L1)に対して他
方の端部から一定範囲の自由域(L2)を下方に垂下させた
状態にし、開口(L1)から前記垂下位置までの距離が小径
部(B1)から隣接する小径部(B1)までの距離よりも小さく
設定され、以上のように保持された吊下げラベル(L) を
吊下げ対象(B) に向けて落下させることにより、各吊下
げ対象(B) に各吊下げラベル(L) を装着する方法におい
て、前記吊下げラベル(L)は前記開口(L1)の開設部分と
前記自由域(L2)が二つ折りに重ね合わされたものであ
り、前記開口(L1)が前記小径部(B1)の上方に位置した状
態にて、前記自由域(L2)が水平状態に保持されると共
に、各吊下げラベル(L)の前記開口(L1)に対して前記自
由域(L2)を下方に押し出すことにより前記垂下させた状
態にされる工程を有するものである。
【0005】上記技術的手段は次のように作用する。各
吊下げラベル(L) の開口(L1)の開設部分は水平状姿勢に
されて、吊下げ対象(B) の上方に一旦保持される。この
状態では、小径部(B1)の上方に開口(L1)があり、その反
対側の自由域(L2)の部分は、下方の吊下げ対象(B) (B)
間に位置している。この状態で、各吊下げラベル(L)を
予め二つ折りされたものをL字状に伸ばすことにより、
前記自由域(L2)が下方に垂下した状態とする。この状態
で、吊下げラベル(L) が、吊下げ対象(B) に向けて落下
されると、前記自由域の垂下位置が上記のように設定さ
れているから、開口(L1)に小径部(B1)が挿入され、自由
域(L2)が包装用箱(C) 内に行列状に詰め込まれた吊下げ
対象(B) (B) の小径部(B1)(B1)間に収容されたものとな
る。なお、この落下距離は短い方が落下の際における前
記姿勢変化生じにくい。通常は、5mm〜30mm程度
に設定される。余り落下距離が大きいと、落下の際に、
吊下げラベル(L) の姿勢が変化して、開口(L1)と小径部
(B1)とがはまり合わないことがあるからである。
【0006】包装用箱(C) の複数の吊下げ対象(B) (B)
間に仕切り板がある場合には、前記折曲げ位置の設定に
よっては、自由域(L2)が前記仕切り板によって囲まれる
小径部(B1)と同じ区画内に挿入される場合と、前記仕切
り板を越えて前記自由行き(L 2)が挿入される場合とがあ
る。そして、各吊下げ対象(B) を包装用箱(C) から取り
出す際には、そのまま吊下げ対象(B) を引き出すだけ
で、小径部(B1)に吊下げラベル(L) が吊り下げられた状
態となる。小径部(B1)が開口(L1)に挿入されているから
である。
【0007】
【0008】
【0009】請求項2に係る発明の吊下げラベル装着方
法は、包装用箱(C) に複数の吊下げ対象(B) (B) が行列
状に収容され、前記包装用箱(C) を上方に開放状態とし
て、各吊下げ対象(B) はその上部が下部よりも細い小径
部(B1)であり、一方に吊下げ用の開口(L1)を有する吊下
げラベル(L) の前記開口(L1)にこの小径部(B1)を挿通す
るように吊下げラベル(L) を吊下げ対象(B) に装着する
方法であって、前記開口(L1)が前記小径部(B1)の上方に
位置した状態にて、前記吊下げラベル(L) の前記開口(L
1)の開設部分が水平状態に保持されると共に、各吊下げ
ラベル(L) の前記開口(L1)に対して他方の端部から一定
範囲の自由域(L2)を下方に垂下させた状態にし、開口(L
1)から前記垂下位置までの距離が小径部(B1)から隣接す
る小径部(B1)までの距離よりも小さく設定され、以上の
ように保持された吊下げラベル(L) を吊下げ対象(B) に
向けて落下させることにより、各吊下げ対象(B) に各吊
下げラベル(L) を装着する方法において、包装用箱(C)
は、吊下げ対象(B) (B) 間に仕切り板(C0)が介在される
構成であり、前記開口(L1)の中心から前記自由域(L2)の
垂下位置までの距離は前記小径部(B1)から前記仕切り板
(C0)までの距離よりも短く設定されているものである。
これにより、吊下げラベル(L) の自由域(L2)が仕切り板
(C0)によって囲まれる区画内に挿入されるから、前記仕
切り板(C0)が包装用箱(C) の開放端まで延びる形式の包
装形態のものにも利用できる。なお、上記吊下げラベル
装着方法(請求項2)において、前記開口(L1)が前記小
径部(B1)の上方に位置した状態にて、前記吊下げラベル
(L) がその中程で折り曲げられることにより前記自由域
(L2)を下方に垂下させた状態にされる工程を有するもの
(請求項3)でもよく、また、前記吊下げラベル(L)は
前記開口(L1)の開設部分と前記自由域(L2)が二つ折りに
重ね合わされたものであり、前記開口(L1)が前記小径部
(B1)の上方に位置した状態にて、前記自由域(L2)が水平
状態に保持されると共に、各吊下げラベル(L) の前記開
口(L1)に対して前記自由域(L2)を下方に押し出すことに
より前記垂下させた状態にされる工程を有するもの(請
求項4)でもよく、さらに、前記一行又は一列の吊下げ
対象(B) に吊下げラベル(L) を装着するに際して、前記
一行又は一列分の吊下げラベル(L) は、同時に同じ姿勢
に保持された状態で前記自由域(L2)が下方に垂下させた
状態に保持された後に、落下されるもの(請求項5)で
もよい。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、予め包装
用箱(C) に挿入された各吊下げ対象(B) に対して吊下げ
ラベル(L) が吊り下げ状態(小径部(B1)が開口(L1)に挿
通した状態)に装着されるから、装着作業性が向上す
る。また、これらの吊下げラベル(L) が包装用箱(C) を
閉じるときの邪魔にならず、しかも、吊下げ対象(B) を
包装用箱(C) から取り出すと各吊下げ対象(B) には吊下
げラベル(L) が確実に吊り下げられたものとなる。
【0016】
【0017】また、請求項2ないし5に係る各発明によ
れば、以上に加えて、仕切り板(C0)が包装用箱(C) の開
放端にまで延びる場合でも無理なく装着できる。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
従って説明する。この実施例では、吊下げラベル(L) と
しては、図1、2に示すものが使用される。
【0020】この吊下げラベル(L) は、全体としては矩
形状で、一方の端部に開口(L1)が設けられその反対側
は、二つ折りした記事記載部たる自由域(L2)となってい
る。この吊下げラベル(L) は、図2に示すように前記開
口(L1)に吊下げ対象(B) たるジュース、ワイン、コー
ラ、お酒等の瓶の首等の小径部(B1)を挿通して吊り下げ
状態で使用される。
【0021】1ダースの前記吊下げ対象(B)(B)を包装用
箱(C) に詰め込んだ状態では、図3、4に示すように、
通常は、前記吊下げ対象(B) は3列4行に並べられ、小
径部(B1)(B1)も前記3列4行になる。そして、この小径
部(B1)(B1)間に所定の間隔が空く。この例では、隣接す
る小径部(B1)(B1)の間隔の半分よりも前記吊下げラベル
(L) の横幅は少し小さくなっている。
【0022】この例では、包装用箱(C) のフラップ(C1)
(C2)を開いた状態で各吊下げ対象(B) に吊下げラベル
(L) を装着するために、図5、6に示す概略構成の装置
を用いて、第1列から第3列までの吊下げ対象(B)(B)に
吊下げラベル(L) を装着する。
【0023】この為、図3、4に示すように、吊下げ対
象(B)(B)を3列4行に収容した包装用箱(C)(C)を間欠移
送するローラコンベア(2) を跨ぐように装着装置が配置
されている。
【0024】この装着装置に合わせて包装用箱(C) を停
止させる為に、ローラコンベア(2)には、所定の位置で
ローラコンベア(2) の下方から搬送平面に対して出没す
るストッパー(21)を設け、このストッパー(21)直動駆動
器(23)によって昇降される。 [吊下げラベル(L) のストック部について]この装着装
置は、図5〜7に示すように、アーチ状の主体フレーム
(F) の側板(F1)(F1)の天板に平行に設けられた一対のガ
イド軸(J1)(J1)が前記ローラコンベア(2) の上方を横切
る構成であり、一方の前記側板(F1)と前記ローラコンベ
ア(2) との間には、多数の吊下げラベル(L)(L)を積層し
たラベルストック箱(3) が前記吊下げ対象(B) (B) に合
わせて3列4行に設けられている。このラベルストック
箱(3) は上方に開放し吊下げラベル(L) を丁度収容し得
る大きさの箱体で、底部の後方には開口(L1)に挿通する
支持筒(30)が設けられている。この例では、吊下げ対象
(B)(B)に合わせて、3列4行に亙って12個のラベルス
トック箱(3)(3)がある。そして、これらの底板は前記側
板(F1)から突出した支持板(35)によって支持されてい
る。
【0025】前記各支持筒(30)の前方には、積層された
吊下げラベル(L)(L)を支持するリフト板(34)があり、図
7のように、前記底板を貫通するリフト軸(33)によりラ
ベルストック箱(3) (3) の直列方向に延びる連結板(32)
により支持されており、この連結板(32)は、その下方に
設けられる昇降装置(31)の出力軸に取付けられている。
そして、所定枚数の吊下げラベル(L) が保持器(17)によ
ってラベルストック箱(3) から包装用箱(C) の上方に移
動される度に、前記昇降装置(31)の出力軸が所定ストロ
ーク上昇して、最上層の吊下げラベル(L) の位置を保持
器(17)の昇降ストロークとの関係で所定の高さに維持す
る構成となっている。 [往復移動手段、昇降駆動器について]包装用箱(C) 内
の吊下げ対象(B) の各列に平行に設けられた基体(15)の
下面に4つの上記保持器(17)が吊下げ対象(B) (B) の間
隔に合わせて取付けられている。この基体(15)が、昇降
駆動器たるエアーシリンダ(14)を介して前記ストック部
と包装用箱(C) の上方の所定の位置とを往復移動する走
行台(P) に連結されている。前記エアーシリンダ(14)が
前記走行台(P) に取付けられると共に、前記エアーシリ
ンダ(14)には一対の出力軸があって、これが、前記基体
(15)に取付けられている。これにより、エアーシリンダ
(14)の動作に応じて基体(15)が昇降することとなる。
【0026】前記走行台(P) は主体フレーム(F) の側板
(F1)(F1)間に架設される上記ガイド軸(J1)(J1)によって
一定姿勢でローラコンベア(2) に対して直角方向に走行
するように支持されており、前記主体フレーム(F) の天
板に設けたリニアモータ(13)の走行出力部(131) と連結
されている。
【0027】3つの走行台(P) (P) は、吊下げ対象(B)
(B) の各列の間隔に合わせた間隔で支持されると共に3
つのリニアモータ(13)(13)により各別に往復駆動される
ようになっている。前記走行台(P) は、前記3つのリニ
アモータ(13)(13)の動作に応じて図6の左右に往復移動
する。この例では、前記走行台(P) は、その後退位置で
は基体(15)に取付けた保持器(17)がラベルストック箱
(3) の上方に位置し、進出位置では、前記保持器(17)が
吊下げラベル(L) を装着すべき各列の吊下げ対象(B)(B)
の上方の所定の位置で停止するようになっている。 [L字セット機構(4) について]前記保持器(17)によっ
て保持された吊下げラベル(L) は、最進出位置に移動し
た状態では、その下方の吊下げ対象(B) の小径部(B1)と
は開口(L1)とが一致した状態に保持されている。
【0028】この保持器(17)は、図8〜図10に示すよ
うに、前記基体(15)の下面に連設された取付け基板(18)
とこれに取付けられた3つの吸盤部(11)(11)とからな
り、これら吸盤部(11)が前記開口(L1)の周囲に位置する
ように配置され、これら吸盤部(11)は、負圧発生器(11
0) に連通接続されている。この負圧発生器(110) に
は、空気圧源からの作動圧回路(12)が接続されており、
この作動圧回路(12)が高圧状態となると前記吸盤部(11)
が吸引状態となるものであり、この作動圧回路(12)への
供給空気圧力が後述する制御装置によって制御される。
【0029】このL字セット機構(4)は、平板状のラベ
ルを折り曲げてL字状にセットするものであり、前記吸
盤部(11)(11)を設けた基体(15)の一側で、前記吸盤部(1
1)によって保持された吊下げラベル(L) の折り曲げ位置
に合わせて、揺動片(41)が設けられている。この揺動片
(41)は、前記吸盤部(11)(11)に吸着された吊下げラベル
(L) に添った水平姿勢から前記折り曲げ位置で直角下方
に向く姿勢の間で揺動するように前記取付け基板(18)の
側縁によって支持されている。この例では、図5に示す
ように、4つの揺動片(41)(41)が下方の吊下げ対象(B)
の間隔合わせて、配列されているが、支点軸(42)がこれ
ら揺動片(41)と一体に回動する構成となると共に4つの
支点軸が一体に連結され、その中央部が、上方に逆V字
状に屈曲した入力部(43)となっている。
【0030】この入力部(43)は、基体(15)の上面に設け
たエアーシリンダ(44)の出力軸に連結されている。これ
により、前記出力軸の進退によって、上記した姿勢の範
囲で4つの揺動片(41)(41)を往復揺動させることとな
る。 [各部の動作]この例の制御装置には、マイクロコンピ
ュータが用いられ、このコンピュータは、図11のフロ
ーチャートに示す動作を実行するようになっている。こ
の動作について説明する。
【0031】1ダースの吊下げ対象(B)(B)が3列4行に
亙って詰められた包装用箱(C) がローラコンベア(2) の
上流側(図5の左側)から投入される。すると、前記フ
ローチャートの動作が開始され、ローラコンベア(2) が
「オン」となり、直動駆動器(23)の「オン」によりスト
ッパー(21)が突出する(ステップST02)。これにより、
包装用箱(C) の移動が開始される。一方、走行台(P) は
初期位置においては、保持器(17)がラベルストック箱
(3) の上方に位置するようにセットされており、前記移
動開始直後にエアーシリンダ(14)の動作により4つの保
持器(17)を具備させた基体(15)が一定のストローク降下
して各保持器(17)に吊下げラベル(L) を保持させ、これ
が検知手段(図示せず)により検知されると(ステップ
ST04)基体(15)が上昇復帰する(ステップST05)。この
後、前記包装用箱(C) の位置がチェックされ(ステップ
ST06)、包装用箱(C) がストッパー(21)まで移送され
て、包装用箱(C) とストッパー(21)とが当たるとこれ
が、ストッパー(21)に設けた検知手段(図示せず)によ
って検知されて、ローラコンベア(2) が停止される(ス
テップST07)。
【0032】次いで、3つの走行台(P) が夫々のリニア
モータ(13)の動作によって最進出位置に移動される。こ
の最進出位置は、上記停止位置にある包装用箱(C) の第
1列の吊下げ対象(B)(B)の上方に、保持器(17)に保持さ
れた開口(L1)が位置するように定められている。この最
進出位置になると(ステップST09) 、走行台(P) の移
動が停止され(ステップST10) て、L字セット機構(4)
が折り曲げ動作を実行して(ステップST11) 、吊下げ
ラベル(L) は前記開口(L1)に対して他方の端部から一定
範囲の自由域(L2)下方に垂下させた折曲げ状態(L字
状)に保持したまま、図8のように、保持器(17)と小径
部(B1)との間隔が所定の小さな間隔になるまで、エアー
シリンダ(14)によって、前記基体(15)が降下(ステップ
ST13)されて停止する(ステップST14)。
【0033】この後、各保持器(17)が折り曲げ状態にあ
る吊下げラベル(L) を解放して(ステップST15)、開口
(L1)を小径部(B1)に外嵌させる。このとき、前記保持器
(17)の吸盤部(11)から一時的に所定の圧力の空気が吐出
されるようにすると、前記吊下げラベル(L) の小径部(B
1)への装着が確実となる。自由落下ではなく強制的に下
方に押し下げられるからである。このように、吸盤部(1
1)からの空気の吐出と吸引を制御するには、負圧発生器
(110) が、これの制御により一時的に正圧発生状態とな
る形式のものとするか、又は、正圧−負圧を切り替える
装置を使用する。要するに、少なくとも一時的に正圧を
発生する手段を具備する構成であれば良い。 以上のよ
うにして、吊下げラベル(L) が解放されて落下すると、
基体(15)が上昇復帰して(ステップST16)、その後に、
リニアモータ(13)の動作により走行台(P) が初期位置に
復帰駆動される(ステップST17)。そして、初期位置に
復帰されるとこれが検知手段(図示せず)によって検知
されて(ステップST18)L字セット機構(4) が逆駆動さ
れて(ステップST19)揺動片(41)が水平状態に戻された
後、停止信号が入力されたかどうかをチェック(ステッ
プST20)する。
【0034】吊下げ対象(B)(B)を積めた包装用箱(C) が
連続的に投入される場合には、再度ローラコンベア(2)
が「オン」となり(ステップST01) 、上記一連の動作を
実行する。
【0035】なお、包装用箱(C) の移送方向に平行に設
けられるフラップ(C1)(C2)を抑える為のフラップ抑えを
設けると、吊下げラベル(L) の移動の際に、これらフラ
ップが障害とならないようになっている。当然ながら、
本発明の方法及び装置は、フラップのない包装用箱状の
包装容器に詰められる瓶や容器へのラベルの装着の際に
利用できることは言うまでもない。
【0036】上記実施例では、L字セット機構(4)は、
前記自由域(L2)を下方に折曲げる以外に、図12から図
14に示すようなL字セット機構を用いた方法を採用す
ることもできる。
【0037】この例では、吊下げラベル(L)が中程で折
り曲げられて自由域(L2)が前記開口(L1)の下方に重ね合
わされた二つ折り状態に積層されたものを吸着保持して
吊下げ対象(B)の上方に移動させて、この状態で開口(L
1)の下側の前記自由域(L2)を垂直方向に垂下させる方法
である。この方法では、前記吊下げ対象(B)の上方の所定
の位置に固定棒(19)が設けられており、前記保持器(17)
によって保持された吊下げラベル(L)が、前記吊下げ対
象(B)の上方に移動されたときには、この固定棒(19)の
下方に開口(L1)が位置するように設定されており、前記
所定の位置で、保持器(17)が持ち上げられて、自由域(L
2)が図13に示すように垂下上体に広げられ、この状態
で吊下げ対象(B)に落下されてセットされる。
【0038】また、上記固定棒(19)を用いる以外に開口
(L1)からエアーを噴出管(T)を設けて、所定のタイミン
グで、エアー噴出作動させてL字状にしてもよい。ま
た、予めL字状に屈曲させたラベルを用いる場合には、
保持器(17)がL字セット機構(4)として機能することと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるラベル(L) の平面図
【図2】吊り下げ対象(B) へのラベル(L) の装着状態の
説明図
【図3】包装用箱(C) に吊下げ対象(B) (B) を積めた状
態の平面図
【図4】その側面図
【図5】ラベルの装着装置の側面図
【図6】VI−VI線断面図
【図7】ストック部の側面図
【図8】吊下げラベル(L) の折り曲げ工程の説明図
【図9】吊下げラベル(L) の装着工程の説明図
【図10】吊下げラベル(L) の折り曲げ工程と吸盤部(1
1)との関係図
【図11】上記実施例の装着装置に用いるマイクロコン
ピュータのフローチャート図
【図12】L字セット機構(4)の他の例の説明図
【図13】吊下げラベル(L)をL字状にセットした状態
の説明図
【図14】L字セット機構(4)のその他の例の説明図
【符号の説明】
(C) :包装用箱、(C1)(C2):フラップ、(C0):仕切り
板、(L) :吊下げラベル、(L1):開口、(L2):自由域、
(B) :吊下げ対象、(B1):小径部、(14):エアーシリン
ダ、(15):基体、(17):保持器、(J1):ガイド軸、(F)
:主体フレーム、(13):リニアモータ、(131) :走行
出力部、(11):吸盤部、(P) :走行台、(2) :ローラコ
ンベア、(21):ストッパー、(23):直動駆動器、(3) :
ラベルストック箱、(30):支持筒、(32):連結板、(3
3):リフト軸、(34):リフト板、(35):支持板、(4) :
L字セット機構、(41):揺動片、(42):支点軸、(43):
入力部、(44):エアーシリンダ(尚、各図中同一符号は
同一又は相当部分を示す。)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−175524(JP,A) 特開 昭58−134823(JP,A) 実開 平7−2210(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65C 3/18 B65C 9/08 B65C 9/40 G09F 1/08 G09F 3/00 B65B 61/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装用箱(C) に複数の吊下げ対象(B)
    (B) が行列状に収容され、前記包装用箱(C) を上方に開
    放状態として、各吊下げ対象(B) はその上部が下部より
    も細い小径部(B1)であり、一方に吊下げ用の開口(L1)を
    有する吊下げラベル(L) の前記開口(L1)にこの小径部(B
    1)を挿通するように吊下げラベル(L) を吊下げ対象(B)
    に装着する方法であって、 前記開口(L1)が前記小径部(B1)の上方に位置した状態に
    て、前記吊下げラベル(L) の前記開口(L1)の開設部分が
    水平状態に保持されると共に、各吊下げラベル(L) の前
    記開口(L1)に対して他方の端部から一定範囲の自由域(L
    2)を下方に垂下させた状態にし、 開口(L1)から前記垂下位置までの距離が小径部(B1)から
    隣接する小径部(B1)までの距離よりも小さく設定され、 以上のように保持された吊下げラベル(L) を吊下げ対象
    (B) に向けて落下させることにより、各吊下げ対象(B)
    に各吊下げラベル(L) を装着する方法において、 前記吊下げラベル(L)は前記開口(L1)の開設部分と前記
    自由域(L2)が二つ折りに重ね合わされたものであり、前
    記開口(L1)が前記小径部(B1)の上方に位置した状態に
    て、前記自由域(L2)が水平状態に保持されると共に、各
    吊下げラベル(L)の前記開口(L1)に対して前記自由域
    (L2)を下方に押し出すことにより前記垂下させた状態に
    される工程を有する吊下げラベル装着方法。
  2. 【請求項2】 包装用箱(C) に複数の吊下げ対象(B)
    (B) が行列状に収容され、前記包装用箱(C) を上方に開
    放状態として、各吊下げ対象(B) はその上部が下部より
    も細い小径部(B1)であり、一方に吊下げ用の開口(L1)を
    有する吊下げラベル(L) の前記開口(L1)にこの小径部(B
    1)を挿通するように吊下げラベル(L) を吊下げ対象(B)
    に装着する方法であって、 前記開口(L1)が前記小径部(B1)の上方に位置した状態に
    て、前記吊下げラベル(L) の前記開口(L1)の開設部分が
    水平状態に保持されると共に、各吊下げラベル(L) の前
    記開口(L1)に対して他方の端部から一定範囲の自由域(L
    2)を下方に垂下させた状態にし、 開口(L1)から前記垂下位置までの距離が小径部(B1)から
    隣接する小径部(B1)までの距離よりも小さく設定され、 以上のように保持された吊下げラベル(L) を吊下げ対象
    (B) に向けて落下させることにより、各吊下げ対象(B)
    に各吊下げラベル(L) を装着する方法において、 包装用箱(C) は、吊下げ対象(B) (B) 間に仕切り板(C0)
    が介在される構成であり、前記開口(L1)の中心から前記
    自由域(L2)の垂下位置までの距離は前記小径部(B1)から
    前記仕切り板(C0)までの距離よりも短く設定されている
    吊下げラベル装着方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の吊下げラベル装着方法
    において、 前記開口(L1)が前記小径部(B1)の上方に位置した状態に
    て、前記吊下げラベル(L) がその中程で折り曲げられる
    ことにより前記自由域(L2)を下方に垂下させた状態にさ
    れる工程を有する、吊下げラベル装着方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の吊下げラベル装着方法
    において、 前記吊下げラベル(L)は前記開口(L1)の開設部分と前記
    自由域(L2)が二つ折りに重ね合わされたものであり、前
    記開口(L1)が前記小径部(B1)の上方に位置した状態に
    て、前記自由域(L2)が水平状態に保持されると共に、各
    吊下げラベル(L)の前記開口(L1)に対して前記自由域
    (L2)を下方に押し出すことにより前記垂下させた状態に
    される工程を有する、吊下げラベル装着方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の吊下げラベル装着方法
    において、 前記一行又は一列の吊下げ対象(B) に吊下げラベル(L)
    を装着するに際して、前記一行又は一列分の吊下げラベ
    ル(L) は、同時に同じ姿勢に保持された状態で前記自由
    域(L2)が下方に垂下させた状態に保持された後に、落下
    される、吊下げラベル装着方法。
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