JP3451596B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JP3451596B2
JP3451596B2 JP30843896A JP30843896A JP3451596B2 JP 3451596 B2 JP3451596 B2 JP 3451596B2 JP 30843896 A JP30843896 A JP 30843896A JP 30843896 A JP30843896 A JP 30843896A JP 3451596 B2 JP3451596 B2 JP 3451596B2
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大 荒井
知己 神阪
一秀 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、工具を保持したス
ピンドルユニットを自在に移動させてワークの加工を行
う工作機械に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、加工対象であるワークに対し
て、工具を保持したスピンドルユニットを移動させて所
定位置に位置決めさせた後、前記工具を駆動して所望の
加工を行うようにしたNC工作機械が使用されている。
このNC工作機械では、通常、複数のスライドテーブル
に前記スピンドルユニットを支持させ、前記スライドテ
ーブルを直交する3軸方向に移動させることにより、前
記スピンドルユニットに保持された工具をワークの所定
位置に位置決めするようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この場合、前記複数の
スライドテーブルは相当な重量物となるため、スピンド
ルユニットを所定位置まで移動させる駆動手段に対する
負担が大きいだけでなく、その位置決め精度を維持する
ために種々の技術が必要である。また、装置が重量化す
ると、振動を抑制することが困難となる不具合が生じ
る。さらに、NC工作機械自体が大型化する不具合もあ
る。 【0004】本発明は、前記の不具合を解消するために
なされたもので、スピンドルユニットを移動させる機構
を軽量化し、工具の位置決めを容易、迅速且つ高精度に
行うことのできる工作機械を提供することを目的とす
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、支持台と、前記支持台に一端部が軸支
され、他端部が前記一端部の第1支軸を中心として移動
可能な一対の第1アームと、一対の前記第1アームの前
記他端部に一端部が軸支され、他端部が前記一端部の第
2支軸を中心として移動可能な一対の第2アームと、一
対の前記第2アームの前記他端部に装着される保持部材
と、前記第1支軸および前記第2支軸と平行な方向に進
退可能な状態で前記保持部材に保持され、ワークに対し
て所定の加工を行う工具を有するスピンドルユニット
と、前記保持部材に装着され、前記スピンドルユニット
の進退方向に前記スピンドルユニットを移動させるスピ
ンドルユニット移動手段と、前記保持部材に装着され、
前記スピンドルユニットの軸心を中心として独立に回転
可能な一対のリング部材と、前記支持台と一対の前記リ
ング部材とを連結する進退可能なボールねじを有し、前
記保持部材を前記スピンドルユニットの前記進退方向と
直交する方向に移動可能な一対の保持部材移動手段と、
を備えることを特徴とする。 【0006】この場合、前記保持部材移動手段の作用下
に前記第1アームおよび前記第2アームとともに前記ス
ピンドルユニットが進退方向と直交する方向に移動し、
このスピンドルユニットに装着された工具が前記ワーク
の所定位置に位置決めされる。次いで、前記スピンドル
ユニット移動手段の作用下に前記スピンドルユニットを
ワークに対して進退させ、前記第1アームおよび前記第
2アームにより前記スピンドルユニットを支持した状態
で所望の加工が遂行される。 【0007】 【発明の実施の形態】図1〜図4は、本実施形態の工作
機械100の構成を示す。この工作機械100は、ベー
ス102と、前記ベース102上に装着されるブラケッ
ト104、106と、前記各ブラケット104、106
に下端部が軸支される第1アーム108、110と、前
記各第1アーム108、110の上端部に一端部が軸支
される第2アーム112、114と、前記第2アーム1
12、114の他端部に装着される保持部材116と、
前記保持部材116を矢印X方向及びY方向に移動させ
る一対の保持部材移動手段118、120と、前記保持
部材116に保持され、加工対象であるワークWに向か
って矢印Z方向に移動する工具Tを備えたスピンドルユ
ニット122と、前記スピンドルユニット122を矢印
Z方向に移動させるスピンドルユニット移動手段124
とから基本的に構成される。 【0008】保持部材移動手段118、120は、ベー
ス102に装着された各ブラケット126、128に軸
支されるナット部材130、132と、前記各ナット部
材130、132に螺合するボールねじ134、136
と、前記各ボールねじ134、136を回転駆動するモ
ータ138、140とを有する。各ボールねじ134、
136は、端部が保持部材116に装着されたリング部
材142、144に軸支されている。前記リング部材1
42、144は、Z軸を中心として保持部材116に対
して夫々独立に回動可能に構成される。なお、保持部材
移動手段118、120は、各ナット部材130、13
2をモータ138、140によって回転させることによ
り、各ボールねじ134、136を進退移動可能とする
こともできる。 【0009】スピンドルユニット122は、その内部に
収納されたモータ146によって工具Tを回転させるよ
うに構成される。 【0010】スピンドルユニット移動手段124は、ス
ピンドルユニット122の端部に装着されたナット部材
148に螺合するボールねじ150と、保持部材116
にブラケット152、154を介して装着され、前記ボ
ールねじ150を回転駆動するモータ156とを有す
る。なお、ナット部材148と保持部材116との間に
はガイドバー158が配設されており、前記ナット部材
148は、前記ガイドバー158に沿ってスピンドルユ
ニット122とともに矢印Z方向に移動可能である。 【0011】次に、前記のように構成される工作機械1
00の動作について説明する。 【0012】先ず、ワークWに対するX−Y平面での工
具Tの位置決めを行う。すなわち、保持部材移動手段1
18、120を構成するモータ138、140により各
ボールねじ134、136を回転させ、ナット部材13
0、132を介して前記各ボールねじ134、136を
その軸線に沿って所定量進退移動させる。この場合、前
記ボールねじ134、136の端部は、保持部材116
のリング部材142、144に軸支される一方、前記リ
ング部材142、144が保持部材116に対して回動
可能であるため、前記ボールねじ134、136の端部
に支持された保持部材116を介して、スピンドルユニ
ット122は、図2中、2点鎖線で示す移動範囲A内で
矢印X方向及びY方向の所望の位置まで移動されること
になる。なお、保持部材116の移動に伴って、それを
支持する第1アーム108、110及び第2アーム11
2、114も移動することになる。 【0013】次に、工具Tを矢印Z方向に移動させるこ
とにより、ワークWに対する加工を行う。すなわち、保
持部材116に装着されたモータ156によりボールね
じ150が回転することで、ナット部材148を介して
スピンドルユニット122が矢印Z方向に移動する。な
お、このスピンドルユニット122は、保持部材116
に対し摺動して進退移動する。スピンドルユニット12
2に装着された工具Tは、モータ146により回転して
おり、ワークWに対する加工が遂行される。 【0014】ここで、前記のようにしてX−Y平面内の
所定の位置に設定されるスピンドルユニット122は、
軽量に構成された第1アーム108、110及び第2ア
ーム112、114によって支持されている。従って、
保持部材移動手段118、120は、ワークWに対して
容易且つ迅速に工具Tを位置決めすることができる。ま
た、前記の位置決め状態は、保持部材移動手段118、
120を構成するボールねじ134、136と、第1ア
ーム108、110及び第2アーム112、114とに
よって確保されているため、ワークWに対して高精度且
つ安定した状態で加工を行うことができる。さらに、ス
ピンドルユニット122は、保持部材116に装着され
た軽量なスピンドルユニット移動手段124によって進
退自在に構成されているため、前記スピンドルユニット
移動手段124を構成するモータ156に対して過大な
負担をかけることなく、工具Tを容易且つ迅速にワーク
Wに対して変位させることができる。なお、第1アーム
108、110及び第2アーム112、114は、前記
スピンドルユニット122が比較的軽量である場合、あ
るいは、ワークWからの加工による抵抗(切削抵抗等)
が小さい場合には、いずれか一方のみで構成することも
できる。 【0015】 【発明の効果】以上のように、本発明では、スピンドル
ユニットを直交するX方向、Y方向およびZ方向の3軸
方向に移動させる機構が極めて軽量に構成されるため、
前記スピンドルユニットを容易、正確且つ迅速に所定の
位置に移動させることができる。また、前記スピンドル
ユニットをワークに向かったZ方向に移動させるスピン
ドルユニット移動手段と、前記スピンドルユニットをX
−Y方向に移動させる一対の保持部材移動手段と、前記
スピンドルユニットを支持する一対の第1アームおよび
一対の第2アームとがそれぞれ独立に構成されるため、
前記スピンドルユニットのZ方向への移動動作とX−Y
方向への移動動作とが相互に干渉することがなく、これ
によって高精度な位置決めが可能となる。さらに、装置
全体が軽量化できるため、駆動手段に対する負担を軽減
できるとともに、装置の小型化を容易に達成し、しか
も、不必要な振動の発生を可及的に回避することができ
る。さらにまた、工具を有するスピンドルユニットは、
第1アームおよび第2アームとは別体であって、スピン
ドルユニットの軸心を中心として独立に回転可能に装着
される一対のリング部材を介して保持部材移動手段に直
接的に連結されているため、位置決め精度が極めて高
く、従って、スピンドルユニットを高精度に制御するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態の工作機械の斜視構成図である。 【図2】本実施形態の工作機械の正面図である。 【図3】図2に示す工作機械の正面図の他の状態の説明
図である。 【図4】本実施形態の工作機械の側面図である。 【符号の説明】 100…工作機械 102…ベース 108、110…第1アーム 112、114
…第2アーム 116…保持部材 118、120
…保持部材移動手段 122…スピンドルユニット 124…スピン
ドルユニット移動手段 A…移動範囲 T…工具 W…ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 一秀 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−201845(JP,A) 特開 平9−262726(JP,A) 米国特許4776749(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 1/00 - 1/76

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】支持台と、 前記支持台に一端部が軸支され、他端部が前記一端部の
    第1支軸を中心として移動可能な一対の第1アームと、 一対の前記第1アームの前記他端部に一端部が軸支さ
    れ、他端部が前記一端部の第2支軸を中心として移動可
    能な一対の第2アームと、 一対の前記第2アームの前記他端部に装着される保持部
    材と、 前記第1支軸および前記第2支軸と平行な方向に進退可
    能な状態で前記保持部材に保持され、ワークに対して所
    定の加工を行う工具を有するスピンドルユニットと、 前記保持部材に装着され、前記スピンドルユニットの進
    退方向に前記スピンドルユニットを移動させるスピンド
    ルユニット移動手段と、 前記保持部材に装着され、前記スピンドルユニットの軸
    心を中心として独立に回転可能な一対のリング部材と、 前記支持台と一対の前記リング部材とを連結する進退可
    能なボールねじを有し、前記保持部材を前記スピンドル
    ユニットの前記進退方向と直交する方向に移動可能な一
    対の保持部材移動手段と、 を備えることを特徴とする工作機械。
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