JP3451398B2 - 準同期検波復調回路 - Google Patents

準同期検波復調回路

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JP3451398B2
JP3451398B2 JP30071092A JP30071092A JP3451398B2 JP 3451398 B2 JP3451398 B2 JP 3451398B2 JP 30071092 A JP30071092 A JP 30071092A JP 30071092 A JP30071092 A JP 30071092A JP 3451398 B2 JP3451398 B2 JP 3451398B2
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隆則 岩松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直交変調された信号を
復調するための準同期検波復調回路に関し、特に準同期
検波復調回路における利得制御(AGC)およびドリフ
ト制御(DRC)の組み合わせ方法に関するものであ
る。
【0002】準同期検波復調方式は、直交変調波を復調
する際に、固定周波数のローカル信号を使用して復調を
行なって得られた信号に対して、ディジタルキャリア再
生(DCR)によって、位相回転の処理を行って復調信
号を得るものである。
【0003】準同期検波復調回路においては、変調側と
復調側とにおける、信号振幅成分と、直流成分のずれを
補償するために、AGCとDRCとを行うことが必要で
あり、このような補償を正しく行えるような復調回路が
求められている。
【0004】
【従来の技術】図5は、従来の復調回路を示したもので
あって、同期検波を行う場合を示している。11はハイ
ブリッド(H)、12,13は検波回路、14は電圧制
御発振器(VCO)、15は90°ハイブリッド
(H)、16,17はローパスフィルタ、18,19は
可変利得増幅器、20,21は加算器、22,23はア
ナログディジタル変換器(A/D)、24は等化器、2
5は制御部(CONT)、26,27,28,29,3
0はローパスフィルタである。
【0005】直交変調(QAM)された中間周波信号入
力(IF IN)は、ハイブリッド11で2分岐され
て、それぞれ検波回路12,13の一方の入力に加えら
れる。電圧制御発振器14は、搬送波再生回路(CR)
を構成し、入力信号に同期したクロックを再生する。9
0°ハイブリッド15はこのローカル信号を90°移相
して、それぞれ検波回路12,13の他方の入力に加え
ることによって、検波回路12,13からそれぞれIチ
ャネルとQチャネルの復調出力を発生する。
【0006】IチャネルとQチャネルの復調出力は、そ
れぞれ、ローパスフィルタ16,17で帯域制限され、
可変利得増幅器18,19において信号振幅のAGCを
行われ、加算器20,21において直流成分のずれを補
償するDRCを行われたのち、A/D22,23におい
て例えば8ビットのディジタル信号に変換され、トラン
スバーサル等化器等からなる等化器24において所要の
振幅等化を受けて、出力データICH, CHを生じる。
【0007】制御部25においては、復調データICH,
CHから、VCO14に対する周波数制御用の信号を作
成する。この際の制御信号は、復調データの第1ビット
を極性信号(D)、第2ビット以下所定のビット数を有
効データ、有効データより下位の1ビットを誤差信号
(E)としたとき、Iチャネルのデータを添字I,Qチ
ャネルのデータを添字Qで表して、D(I) とE(Q) の排
他的論理和、またはD(Q ) とE(I) の排他的論理和のデ
ータを使用する。例えば16QAM方式の場合は、有効
データは第2,第3ビットであり、第4ビットは誤差信
号である。この信号はローパスフィルタ26を経て平滑
化されて、制御電圧としてVCO14に供給される。こ
れによってVCO14はその発振周波数を変化し、入力
信号の周波数に同期するように制御される。
【0008】また、制御部25においては、復調データ
CH, CHから、AGC用の制御信号を作成する。この
場合の制御信号としては、IチャネルとQチャネルに対
してそれぞれ、D(I) とE(I) の排他的論理和、および
(Q) とE(Q) の排他的論理和のデータが使用される。
これらの信号は、それぞれローパスフィルタ27,28
を経て可変利得増幅器18,19に供給されて、復調信
号振幅をそれぞれのチャネルごとに制御するベースバン
ド(B.B)AGCを行われる。
【0009】さらに制御部25においては、復調データ
CH, CHから、DRC用の制御信号を作成する。この
場合の制御信号としては、IチャネルとQチャネルに対
してそれぞれ、E(I) とE(Q) のデータが使用される。
これらの信号は、それぞれローパスフィルタ29,30
を経て平滑化されて、加算器20,21に供給されて、
復調データにおける直流分をチャネルごとに補償する。
【0010】図6は、従来の準同期検波復調回路を示し
たものであって、図5の回路において搬送波再生部を省
略して、固定周波数発振器と位相回転部およびディジタ
ル可変周波数発振器とを付加した構成を有している。図
5におけると同じものを同じ番号で示し、31は固定周
波数発振器(OSC)、32は位相回転部、33はロー
パスフィルタ、34はディジタル可変周波数発振器(D
VCO)である。
【0011】図7は、位相回転部の構成を示したもので
あって、36,37,38,39はミキサ、40,41
は加算器である。図7において、位相回転前の信号を
I,Qとし、位相回転後の信号をI’,Q’としたと
き、与えるべき位相回転をθとすると、ミキサ36,3
7,38,39の一方の入力に、それぞれcos
(θ),sin(θ),sin(θ),cos(θ)の
信号を与えることによって、次式の関係によって、所望
の位相回転θを与えることができる。 I’=Icos(θ)−Qsin(θ) (1) Q’=Isin(θ)+Qcos(θ) (2)
【0012】図8は、DVCOの構成を示したものであ
って、43,44は遅延回路、45は加算器、46,4
7はそれぞれリードオンリーメモリ(ROM)である。
【0013】制御部25においては、図5に示された場
合と同様にして、復調データICH,CHから周波数制御
用の信号を作成し、この信号はローパスフィルタ33を
経て平滑化されて、遅延回路43に加えられて所要の時
間保持されたのち、遅延回路44と加算器45とからな
るアキュムレータ(積分器)において、サンプリング周
期ごとにカウントアップまたはカウントダウンされ、そ
の出力はROM46,47にアドレスとして加えられ
る。このアドレスは、位相回転部32における位相角θ
に対応し、ROM46,47は、それぞれこのアドレス
に対応するsin(θ)およびcos(θ)のデータを
出力する。
【0014】この場合、ミキサ12,13における復調
出力は、IF INとOSC31のローカル信号とが非
同期のため、時間的にその位相が回転しているので、そ
の振幅成分および直流成分は、位相回転部32によって
位相回転を与えた後において、この位相回転の分だけ回
転して出力データに現れる。従って、図6に示された準
同期検波復調回路では、図5に示された同期検波復調回
路のような単純なAGC,DRCによっては、その振幅
成分および直流成分の変化に対する補償を行うことがで
きない。
【0015】図6の回路において、利得変化によって、
位相回転前にIチャネルの復調信号IがΔi(G) Iに変
化し、Qチャネルの復調信号QがΔq(G) Qに変化した
とすると、位相回転後のIチャネルとQチャネルの復調
信号は、 I”=Δi(G) I cos(θ)−Δq(G) Q sin(θ) =I’+(Δi(G) −1)I cos(θ)−(Δq(G) −1)Q sin(θ) …(3) Q”=Δi(G) I sin(θ)+Δq(G) Q cos(θ) =Q’+(Δi(G) −1)I sin(θ)+(Δq(G) −1)Q cos(θ) …(4)
【0016】従って位相回転後のIチャネルとQチャネ
ルの復調信号における振幅誤差は、 EI(G)=(Δi(G) −1)I cos(θ)−(Δq(G) −1)Q sin(θ) …(5) EQ(G)=(Δi(G) −1)I sin(θ)+(Δq(G) −1)Q cos(θ) …(6) であって、位相回転部32における位相回転と同じ位相
回転θを有している。
【0017】Δi(G) ,Δq(G) は1に近い値を持つも
のであり、利得変化がないときは、1になるものであ
る。そこで(Δi(G) −1),(Δq(G) −1)は、位
相回転前の利得誤差を表している。
【0018】(5),(6)式から(Δi(G) −1),
(Δq(G) −1)を求めると、 Δi(G) −1=〔EI(G) cos(θ)+EQ(G) sin(θ)〕/I …(7) Δq(G) −1=〔−EI(G) sin(θ)+EQ(G) cos(θ)〕/Q …(8)
【0019】さらに、(Δi(G) −1),(Δq(G)
1)は(7),(8)式から、 Δi(G) −1=〔EI(G) cos(−θ)−EQ(G) sin(−θ)〕/I …(9) Δq(G) −1=〔EI(G) sin(−θ)+EQ(G) cos(−θ)〕/Q …(10)
【0020】(9),(10)式から位相回転前の利得誤
差は、位相回転後のIチャネルとQチャネルの振幅誤
差に対して、位相回転部32の位相回転θと逆の位相回
転(−θ)を与えて、それぞれチャネルの位相回転前の
I,Qで割算することにより求められる。可変利得増幅
器18,19においては、このようにして求められた利
得誤差によってAGCを行うことにより、準同期検波復
調時の振幅成分の変化に対する補償を行うことができ
る。
【0021】また、図6の回路において、ドリフトの変
化によって、位相回転前にIチャネルの復調出力Iが
(I+Δi(D) )に変化し、Qチャネルの復調出力Qが
(Q+Δq(D) )に変化したとすると、位相回転後のI
チャネルとQチャネルの復調信号は、 I”=(I+Δi(D) ) cos(θ)−(Q+Δq(D) ) sin(θ) =I’+Δi(D) cos(θ)−Δq(D) sin(θ) …(11) Q”=(I+Δi(D) ) sin(θ)+(Q+Δq(D) ) cos(θ) =Q’+Δi(D) sin(θ)+Δq(D) cos(θ) …(12)
【0022】従って位相回転後のIチャネルとQチャネ
ルの復調信号におけるドリフト誤差は、 EI(D)=Δi(D) cos (θ)−Δq(D) sin (θ) …(13) EQ(D)=Δi(D) sin (θ)+Δq(D) cos (θ) …(14) であって、位相回転部32における位相回転と同じ位相
回転θを有している。
【0023】(13),(14)式からΔi(D) ,Δq(D)
求めると、 Δi(D) =EI(D) cos(θ)+EQ(D) sin(θ) …(15) Δq(D) =−EI(D) sin(θ)+EQ(D) cos(θ) …(16)
【0024】さらに、Δi(D) ,Δq(D) は(15),(1
6)式から、 Δi(D) =EI(D) cos(−θ)−EQ(D) sin(−θ) …(17) Δq(D) =EI(D) sin(−θ)+EQ(D) cos(−θ) …(18)
【0025】(17), (18) 式から位相回転前のドリフト
誤差は、位相回転後のIチャネルとQチャネルのドリフ
ト誤差に対して、位相回転部32の位相回転θと逆の位
相回転(−θ)を与えることによって求められる。加算
器20,21においては、このようにして求められたド
リフト誤差によってDRCを行うことによって、準同期
検波復調時のドリフト成分の変化に対する補償を行うこ
とができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】図6に示された従来の
準同期検波復調回路によれば、復調部における検波回路
からA/D変換器入力に至る部分において発生した、振
幅変化と、直流成分のずれに対しては補償することがで
きる。しかしながら、図6に示された準同期検波復調回
路では、変調入力信号自体が有する振幅と直流成分の変
動に対しては、補償することができない。
【0027】図9は、変調側の概略構成を示したもので
あって、48,49はディジタルアナログ変換器(D/
A)、50,51はローパスフィルタ、52,53はミ
キサ、54はハイブリッド、55は搬送波発振器(OS
C)、56は90°ハイブリッドである。
【0028】IチャネルとQチャネルの入力信号は、そ
れぞれD/A48,49においてディジタル信号からア
ナログ信号に変換され、ローパスフィルタ50,51を
経て帯域制限されて、ミキサ52,53に入力される。
ミキサ52,53の他方の入力には、OSC55の固定
周波数のローカル信号が、90°ハイブリッド56を経
て直交位相で加えられているので、ハイブリッド54に
おいて、両ミキサ52,53の出力を合成することによ
って、直交変調波を発生する。
【0029】この際、ミキサ52,53以前の段階およ
びミキサ52,53において回路の調整や不平衡等に基
づいて、出力信号において、振幅と直流成分に正規のレ
ベルから外れた成分を発生する。
【0030】このような、変調入力自体が有する振幅と
直流成分における、正規レベルからのずれは、準同期検
波復調回路の出力においてそのまま現れ、図6に示され
た従来のAGCおよびDRCによっては、補償すること
ができないという問題があった。
【0031】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、準同期検波復調回路にお
いて、変調入力自体が有する振幅と直流成分における規
定レベルからのずれに対しても補償することができる、
準同期検波復調回路を提供することを目的としている。
【0032】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明は、直交変調波を準同期検波して2系列から
なる直交検波信号を出力する直交検波器1と、該直交検
波信号を位相回転して位相回転のない復調信号I,Qを
出力する位相回転部2とを有する準同期検波復調回路に
おいて、復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位
相回転する利得誤差を求める第1の利得誤差検出手段3
と、位相回転する利得誤差に対して位相回転部2におけ
る位相回転と逆の位相回転を付与する第1の位相回転手
段3Aと、直交検波信号に対して第1の位相回転手段3
Aからの利得誤差を補償する第1の利得制御手段4I,
Qと、復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相
回転しない利得誤差を求める第2の利得誤差検出手段5
と、位相回転後の信号に対して第2の利得誤差検出手段
5からの利得誤差を補償する第2の利得制御手段6I,
Q と、復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相
回転するドリフト誤差を求める第1のドリフト検出手段
7と、位相回転するドリフト誤差に対して位相回転部2
における位相回転と逆の位相回転を付与する第2の位相
回転手段7Aと、直交検波信号に対して第2の位相回転
手段7Aからのドリフト誤差を補償する第1のドリフト
補償手段8I,Q と、復調信号I,Qにおける正規復調
出力からの位相回転しないドリフト誤差を求める第2の
ドリフト検出手段9と、位相回転後の信号に対して第2
のドリフト検出手段9からのドリフト誤差を補償する第
2のドリフト補償手段10I,10Q とを設けたものであ
る。
【0033】(2) また本発明は、直交変調波を準同期検
波して2系列の信号を出力する直交検波器1と、この2
系列の信号の位相回転を補正して復調信号I,Qを出力
する位相回転部2とを有する準同期検波復調回路におい
て、復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
転する利得誤差を求める第1の利得誤差検出手段3と、
この利得誤差に対して位相回転部2における位相回転と
逆の位相回転を付与する第1の位相回転手段3Aと、復
調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回転しな
い利得誤差を求める第2の利得誤差検出手段5と、第2
の利得誤差検出手段5からの利得誤差に位相回転部2に
おける位相回転と逆の位相回転を付与する位相回転部7
1と、第1の位相回転手段3Aからの利得誤差と、位相
回転部71からの利得誤差とを加算する加算器73,7
4と、直交検波信号に対して加算器73,74からの利
得誤差を補償する利得制御手段4I,Q と、復調信号
I,Qにおける正規復調出力からの位相回転するドリフ
ト誤差を求める第1のドリフト検出手段7と、このドリ
フト誤差に対して位相回転部2における位相回転と逆の
位相回転を付与する第2の位相回転手段7Aと、復調信
号I,Qにおける正規復調出力からの位相回転しないド
リフト誤差を求める第2のドリフト検出手段9と、第2
のドリフト検出手段9からのドリフト誤差に位相回転部
2における位相回転と逆の位相回転を付与する位相回転
部72と、第2の位相回転手段7Aからのドリフト誤差
と、位相回転部72からのドリフト誤差とを加算する加
算器75,76と、直交検波信号に対して加算器75,
76からのドリフト誤差を補償するドリフト補償手段8
I,Q とを設けたものである。
【0034】(3) また本発明は、直交変調波を準同期検
波して2系列の信号を出力する直交検波器1と、この2
系列の信号の位相回転を補正して復調信号I,Qを出力
する位相回転部2とを有する準同期検波復調回路におい
て、復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
転する利得誤差を求める第1の利得誤差検出手段3と、
復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回転し
ない利得誤差を求める第2の利得誤差検出手段5と、第
1の利得誤差検出手段3からの利得誤差に位相回転部2
における位相回転と逆の位相回転を付与する位相回転部
81と、位相回転部81からの利得誤差の直流分に位相
回転部2における位相回転と同じ位相回転を付与する位
相回転部87と、位相回転部87からの利得誤差と、第
2の利得誤差検出手段5からの利得誤差とを加算する加
算器89,90と、位相回転後の信号に対して加算器8
9,90からの利得誤差を補償する可変利得増幅器9
3,94と、復調信号I,Qにおける正規復調出力から
の位相回転するドリフト誤差を求める第1のドリフト誤
差検出手段7と、復調信号I,Qにおける正規復調出力
からの位相回転しないドリフト誤差を求める第2のドリ
フト誤差検出手段9と、第1のドリフト誤差検出手段7
からのドリフト誤差に位相回転部2における位相回転と
逆の位相回転を付与する位相回転部82と、位相回転部
82からのドリフト誤差の直流分に位相回転部2におけ
る位相回転と同じ位相回転を付与する位相回転部88
と、位相回転部88からのドリフト誤差と、第2のドリ
フト誤差検出手段9からのドリフト誤差とを加算する加
算器91,92と、位相回転後の信号に対して加算器9
1,92からのドリフト誤差を補償する加算器95,9
6とを設けたものである。
【0035】
【作用】
(1) 準同期検波復調回路においては、直交変調波を準同
期検波して2系列からなる直交検波信号を出力し、位相
回転部2でこの直交検波信号を位相回転して、位相回転
のない復調信号I,Qを出力する。
【0036】第1の発明では、復調信号I,Qにおける
位相回転する利得誤差を求め、位相回転部2における位
相回転と逆の位相回転を与えて、この利得誤差によっ
て、直交検波信号に対して利得制御を行い、また、復調
信号I,Qにおける位相回転するドリフト誤差を求め、
位相回転部2における位相回転と逆の位相回転を与え
て、このドリフト誤差によって、直交検波信号に対して
ドリフト補償を行う。
【0037】さらに、復調信号I,Qにおける位相回転
しない利得誤差を求め、この利得誤差によって、位相回
転後の信号に対して利得制御を行い、また、復調信号
I,Qにおける位相回転しないドリフト誤差を求め、こ
のドリフト誤差によって、位相回転後の信号に対してド
リフト補償を行う。
【0038】従って、第1の発明によれば、復調出力
I,Qにおいて位相回転して現れる、直交検波の段階で
発生した、振幅と直流分の誤差に対する補償を行うこと
ができるとともに、復調出力I,Qにおいて位相回転し
ない、変調側で生じた振幅と直流分の誤差に対しても、
補償を行うことができる。
【0039】(2) 第2の発明では、復調信号I,Qにお
ける位相回転する利得誤差を求めて、位相回転部2にお
ける位相回転と逆の位相回転を与えたものと、復調信号
I,Qにおける位相回転しない利得誤差を求めて、位相
回転部2における位相回転と逆の位相回転を与えたもの
とを加算して、加算された信号によって、直交検波信号
に対して利得制御を行う。
【0040】また、復調信号I,Qにおける位相回転す
るドリフト誤差を求めて、位相回転部2における位相回
転と逆の位相回転を与えたものと、復調信号I,Qにお
ける位相回転しないドリフト誤差を求めて、位相回転部
2における位相回転と逆の位相回転を与えたものとを加
算して、加算された信号によって、直交検波信号に対し
てドリフト制御を行う。
【0041】従って、第2の発明によれば、第1の発明
と同様に、直交検波の段階で発生した、振幅と直流分の
誤差に対する補償を行うことができるとともに、変調側
で生じた振幅と直流分の誤差に対しても、補償を行うこ
とができる。
【0042】(3) 第3の発明では、復調信号I,Qにお
ける位相回転する利得誤差を求めて、位相回転部2にお
ける位相回転と逆の位相回転を与えたものから直流分を
抽出し、これに対して位相回転部2における位相回転と
逆の位相回転を与えたものと、復調信号I,Qにおける
位相回転しない利得誤差とを加算して、加算された信号
によって、位相回転後の復調信号に対して利得制御を行
う。
【0043】また、復調信号I,Qにおける位相回転す
るドリフト誤差を求めて、位相回転部2における位相回
転と逆の位相回転を与えたものから直流分を抽出し、こ
れに対して位相回転部2における位相回転と逆の位相回
転を与えたものと、復調信号I,Qにおける位相回転し
ないドリフト誤差とを加算して、加算された信号によっ
て、位相回転後の復調信号に対してドリフト制御を行
う。
【0044】従って、第3の発明によれば、第1の発明
と同様に、直交検波の段階で発生した、振幅と直流分の
誤差に対する補償を行うことができるとともに、変調側
で生じた振幅と直流分の誤差に対しても、補償を行うこ
とができる。
【0045】
【実施例】図2は、本発明の実施例(1)を示したもの
であって、図6におけると同じものを同じ番号で示し、
25Aは周波数制御部、57は位相回転する利得誤差を
求める第1の利得誤差検出部、58は位相回転するドリ
フト誤差を求める第1のドリフト誤差検出部、59は位
相回転しない利得誤差を求める第2の利得誤差検出部、
60は位相回転しないドリフト誤差を求める第2のドリ
フト誤差検出部、61,62はローパスフィルタ、6
3,64は利得制御部、65,66はローパスフィル
タ、67,68は加算器、69,70はそれぞれ位相回
転部である。
【0046】周波数制御部25Aは、図6に示された従
来例の制御部25と同様にして、周波数制御用の信号を
発生し、ローパスフィルタ33を経て、DVCO34を
制御する。これによって、DVCO34は、位相回転信
号cosθ,sinθを発生して、位相回転部32に与
えることによって、位相回転部32において、変調出力
に対する所要の位相回転が行われる。
【0047】利得誤差検出部57は、復調出力ICH,
CHにおける誤差成分から、DVCO34から与えられる
位相回転信号cosθ,sinθと同期した成分を検出
し、これから、位相回転θを有する利得誤差をIチャネ
ルとQチャネルとについて抽出する。この利得誤差は、
ローパスフィルタ27,28を経て、位相回転部69に
与えられる。
【0048】位相回転部69は、利得誤差検出部57に
おいて検出された位相回転θを有する利得誤差に対し
て、DVCO34から与えられる位相回転信号cos
θ,sinθを用い、(7), (8)式の関係によって、
位相回転部32における位相回転θと逆の位相回転(−
θ)を与えることによって、(9), (10) 式の関係によ
って示される、位相回転前の利得誤差を求める。
【0049】この利得誤差は、ミキサ12,13の出力
における復調信号と同位相であるから、可変利得増幅器
18,19に利得制御信号として与えることによって、
位相回転を有する利得誤差の補償を行うことができる。
【0050】ドリフト誤差検出部58は、復調出力I
CH, CHにおけるドリフト成分から、DVCO34から
与えられる位相回転信号cosθ,sinθと同期した
成分を検出することによって、位相回転θを有するドリ
フト誤差をIチャネルとQチャネルとについて抽出す
る。このドリフト誤差は、ローパスフィルタ29,30
を経て、位相回転部70に与えられる。
【0051】位相回転部70は、ドリフト誤差検出部5
8において検出された位相回転θを有するドリフト誤差
に対して、DVCO34から与えられる位相回転信号c
osθ,sinθを用い、(15), (16)式の関係によっ
て、位相回転部32における位相回転θと逆の位相回転
(−θ)を与えることによって、(17), (18) 式の関係
によって示される、位相回転前のドリフト誤差を求め
る。
【0052】このドリフト誤差は、ミキサ12,13の
出力における復調信号と同位相であるから、加算器2
0,21にドリフト補償信号として与えることによっ
て、位相回転を有するドリフト誤差の補償を行うことが
できる。
【0053】一方、利得誤差検出部59は、復調出力I
CH, CHにおける誤差成分が0になる条件から、位相回
転しない利得誤差をIチャネルとQチャネルとについて
抽出する。この利得誤差は、ローパスフィルタ61,6
2を経て、利得制御部63,64に与えられる。
【0054】利得制御部63,64は、この利得誤差を
利得制御信号として利得制御を行うことによって、位相
回転部32の出力における、位相回転しない利得誤差を
補償する。従って、入力信号IF INにおける、変調
入力自体が有する、振幅の規定レベルからのずれを補償
することができる。
【0055】また、ドリフト誤差検出部60は、復調出
力ICH, CHにおける誤差成分から、位相回転しないド
リフト誤差をIチャネルとQチャネルとについて抽出す
る。このドリフト誤差は、ローパスフィルタ65,66
を経て、加算器67,68に与えられる。
【0056】加算器67,68は、このドリフト誤差を
ドリフト補償信号として利得制御部63,64の出力に
加算することによって、位相回転部32の出力におけ
る、位相回転しないドリフト誤差を補償する。従って、
入力信号IF INにおける、変調入力自体が有する、
直流成分の規定レベルからのずれを補償することができ
る。
【0057】図2に示された実施例によれば、準同期検
波復調回路において、位相回転部以前において発生した
復調信号の振幅と直流成分のずれに対する補償と、これ
によって補償されない、変調側において発生した、変調
入力信号自体が有する振幅と直流成分のずれに対する補
償とをそれぞれのチャネルにおいて別個に行うので、準
同期検波復調回路における、復調信号の振幅と直流成分
のずれに対する補償をより完全に行うことができる。
【0058】図3は、本発明の実施例(2)を示したも
のであって、図2におけると同じものを同じ番号で示
し、71,72は位相回転部、73,74,75,76
は加算器である。
【0059】位相回転部71は、利得誤差検出部59に
おいて求められた、位相回転しない利得誤差に対して、
DVCO34から与えられる位相回転信号cosθ,s
inθを用い、位相回転部69と同様の位相回転を行っ
て、位相回転部32における位相回転θと逆の位相回転
(−θ)を与えることによって、位相回転前の利得誤差
を求める。
【0060】加算器73,74は、位相回転部69の出
力と、位相回転部71の出力とを加算して、可変利得増
幅器18,19に与える。可変利得増幅器18,19
は、この利得誤差を利得制御信号として利得制御を行う
ことによって、位相回転部32の出力における、位相回
転する利得誤差と、位相回転しない利得誤差とを補償す
る。
【0061】位相回転部72は、ドリフト誤差検出部6
0において求められた、位相回転しないドリフト誤差に
対して、DVCO34から与えられる位相回転信号co
sθ,sinθを用い、位相回転部70と同様の位相回
転を行って、位相回転部32における位相回転θと逆の
位相回転(−θ)を与えることによって、位相回転前の
ドリフト誤差を求める。
【0062】加算器75,76は、位相回転部70の出
力と、位相回転部72の出力とを加算して、加算器2
0,21に与える。加算器20,21は、このドリフト
誤差をドリフト補償信号として可変利得増幅器18,1
9の出力に加算することによって、位相回転部32の出
力における、位相回転するドリフト誤差と、位相回転し
ないドリフト誤差とを補償する。
【0063】図3に示された実施例によれば、変調器側
において発生した、変調入力信号自体が有する振幅と直
流成分のずれに対する補償のための制御信号を、準同期
検波復調回路において、位相回転部以前において発生し
た復調信号の振幅と直流成分のずれに対する補償のため
の制御信号と、同じ位相回転状態として加算して、位相
回転部以前において補償を行うようにしたので、復調側
において発生した振幅と直流成分のずれと、変調側にお
いて発生した、変調入力信号自体が有する振幅と直流成
分のずれとを、ともに補償することができる。
【0064】図4は、本発明の実施例(3)を示したも
のであって、図2におけると同じものを同じ番号で示
し、81,82は位相回転部、83,84,85,86
はローパスフィルタ、87,88は位相回転部、89,
90,91,92は加算器、93,94は可変利得増幅
器、95,96は加算器である。
【0065】位相回転部81は、利得誤差検出部57に
おいて求められた、位相回転する利得誤差に対して、D
VCO34から与えられる位相回転信号cosθ,si
nθを用い、位相回転部69と同様の位相回転を行っ
て、位相回転(−θ)を与えることによって、位相回転
しないときの利得誤差を求める。この利得誤差から、ロ
ーパスフィルタ83,84によって、直流分を求める。
【0066】位相回転部87は、ローパスフィルタ8
3,84からの利得誤差の直流分に対して、DVCO3
4から与えられる位相回転信号cosθ,sinθを用
い、位相回転部32と同様の位相回転を行って、位相回
転(θ)を与えることによって、位相回転したときの利
得誤差を求める。
【0067】加算器89,90は、ローパスフィルタ6
1,62からの位相回転しない利得誤差と、位相回転部
87からの位相回転する利得誤差とを加算して、可変利
得増幅器93,94に与える。可変利得増幅器93,9
4は、この利得誤差を利得制御信号として利得制御を行
うことによって、復調出力における、位相回転する利得
誤差と、位相回転しない利得誤差とを補償する。
【0068】位相回転部82は、ドリフト誤差検出部5
8において求められた、位相回転するドリフト誤差に対
して、DVCO34から与えられる位相回転信号cos
θ,sinθを用い、位相回転部70と同様の位相回転
を行って、位相回転(−θ)を与えることによって、位
相回転しないときのドリフト誤差を求める。このドリフ
ト誤差から、ローパスフィルタ85,86によって、直
流分を求める。
【0069】位相回転部88は、ローパスフィルタ8
5,86からのドリフト誤差の直流分に対して、DVC
O34から与えられる位相回転信号cosθ,sinθ
を用い、位相回転部32と同様の位相回転を行って、位
相回転(θ)を与えることによって、位相回転したとき
のドリフト誤差を求める。
【0070】加算器91,92は、ローパスフィルタ6
5,66からの位相回転しないドリフト誤差と、位相回
転部88からの位相回転するドリフト誤差とを加算し
て、加算器95,96に与える。加算器95,96は、
このドリフト誤差を可変利得増幅器93,94からの信
号に加算してドリフト制御を行うことによって、復調出
力における、位相回転するドリフトと、位相回転しない
ドリフトとを補償する。
【0071】なおこれらの場合における、利得誤差検出
部57,ドリフト誤差検出部58に対する入力として
は、復調出力ICH, CHにおける正規復調レベルからの
位相回転する振幅誤差とドリフト誤差とを使用し、利得
誤差検出部59,ドリフト誤差検出部60に対する入力
としては、復調出力ICH, CHにおける正規復調レベル
からの位相回転しない振幅誤差とドリフト誤差とを使用
する。
【0072】図4に示された実施例によれば、変調側に
おいて発生した、準同期検波復調回路における、位相回
転部以前において発生した復調信号の振幅と直流成分の
ずれに対する補償のための制御信号を、変調入力信号自
体が有する振幅と直流成分のずれに対する補償のための
制御信号と、同一位相回転状態として加算して、位相回
転部以後において補償を行うようにしたので、復調側に
おいて発生した振幅と直流成分のずれと、変調側におい
て発生した、変調入力信号自体が有する振幅と直流成分
のずれとを、ともに補償することができる。この実施例
の方法は、復調出力の位相回転後において、すべての処
理を行うことができるので、LSI化する場合等に便利
である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、準
同期検波復調回路において、位相回転部以前において発
生した復調信号の振幅と直流成分のずれに対する補償
と、変調側において発生した、変調入力信号自体が有す
る振幅と直流成分のずれに対する補償とを同時に行うこ
とができるので、準同期検波復調回路における、信号品
質向上の上で、極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例(1)を示す図である。
【図3】本発明の実施例(2)を示す図である。
【図4】本発明の実施例(3)を示す図である。
【図5】従来の復調回路を示す図である。
【図6】従来の準同期検波復調回路を示す図である。
【図7】位相回転部の構成を示す図である。
【図8】DVCOの構成を示す図である。
【図9】変調側の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 直交検波器 2 位相回転部 3 利得誤差検出手段 3A 位相回転手段 4I 利得制御手段 4Q 利得制御手段 5 利得誤差検出手段 6I 利得制御手段 6Q 利得制御手段 7 ドリフト誤差検出手段 7A 位相回転手段 8I ドリフト補償手段 8Q ドリフト補償手段 9 ドリフト誤差検出手段 10I ドリフト補償手段 10Q ドリフト補償手段 71 位相回転部 72 位相回転部 73 加算器 74 加算器 75 加算器 76 加算器 81 位相回転部 82 位相回転部 87 位相回転部 88 位相回転部 89 加算器 90 加算器 91 加算器 92 加算器 93 可変利得増幅器 94 可変利得増幅器 95 加算器 96 加算器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−175764(JP,A) 特開 平5−292140(JP,A) 特開 平6−90265(JP,A) 特開 平4−33443(JP,A) 特開 平3−262235(JP,A) 特開 昭57−116436(JP,A) 特開 平6−205067(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交変調波を準同期検波して2系列から
    なる直交検波信号を出力する直交検波器(1)と、該直
    交検波信号を位相回転して位相回転のない復調信号I,
    Qを出力する位相回転部(2)とを有する準同期検波復
    調回路において、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転する利得誤差を求める第1の利得誤差検出手段(3)
    と、 該位相回転する利得誤差に対して前記位相回転部(2)
    における位相回転と逆の位相回転を付与する第1の位相
    回転手段(3A)と、 前記直交検波信号に対して該第1の位相回転手段(3
    A)からの利得誤差を補償する第1の利得制御手段(4
    I,Q )と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転しない利得誤差を求める第2の利得誤差検出手段
    (5)と、 前記位相回転後の信号に対して該第2の利得誤差検出手
    段(5)からの利得誤差を補償する第2の利得制御手段
    (6I,Q )と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転するドリフト誤差を求める第1のドリフト誤差検出手
    段(7)と、 該位相回転するドリフト誤差に対して前記位相回転部
    (2)における位相回転と逆の位相回転を付与する第2
    の位相回転手段(7A)と、 前記直交検波信号に対して該第2の位相回転手段(7
    A)からのドリフト誤差を補償する第1のドリフト補償
    手段(8I,Q )と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転しないドリフト誤差を求める第2のドリフト誤差検出
    手段(9)と、 前記位相回転後の信号に対して該第2のドリフト誤差検
    出手段(9)からのドリフト誤差を補償する第2のドリ
    フト補償手段(10I,10Q )とを設けたことを特徴と
    する準同期検波復調回路。
  2. 【請求項2】 直交変調波を準同期検波して2系列の信
    号を出力する直交検波器(1)と、該2系列の信号の位
    相回転を補正して復調信号I,Qを出力する位相回転部
    (2)とを有する準同期検波復調回路において、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転する利得誤差を求める第1の利得誤差検出手段(3)
    と、 該利得誤差に対して前記位相回転部(2)における位相
    回転と逆の位相回転を付与する第1の位相回転手段(3
    A)と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転しない利得誤差を求める第2の利得誤差検出手段
    (5)と、 該第2の利得誤差検出手段(5)からの利得誤差に前記
    位相回転部(2)における位相回転と逆の位相回転を付
    与する位相回転部(71)と、 前記第1の位相回転手段(3A)からの利得誤差と、位
    相回転部(71)からの利得誤差とを加算する加算器
    (73,74)と、 前記直交検波信号に対して該加算器(73,74)から
    の利得誤差を補償する利得制御手段(4I,Q )と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転するドリフト誤差を求める第1のドリフト誤差検出手
    段(7)と、 該ドリフト誤差に対して前記位相回転部(2)における
    位相回転と逆の位相回転を付与する第2の位相回転手段
    (7A)と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転しないドリフト誤差を求める第2のドリフト誤差検出
    手段(9)と、 該第2のドリフト誤差検出手段(9)からのドリフト誤
    差に前記位相回転部(2)における位相回転と逆の位相
    回転を付与する位相回転部(72)と、 前記第2の位相回転手段(7A)からのドリフト誤差
    と、位相回転部(72)からのドリフト誤差とを加算す
    る加算器(75,76)と、 前記直交検波信号に対して該加算器(75,76)から
    のドリフト誤差を補償するドリフト補償手段(8
    I,Q )とを設けたことを特徴とする準同期検波復調回
    路。
  3. 【請求項3】 直交変調波を準同期検波して2系列の信
    号を出力する直交検波器(1)と、該2系列の信号の位
    相回転を補正して復調信号I,Qを出力する位相回転部
    (2)とを有する準同期検波復調回路において、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転する利得誤差を求める第1の利得誤差検出手段(3)
    と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転しない利得誤差を求める第2の利得誤差検出手段
    (5)と、 前記第1の利得誤差検出手段(3)からの利得誤差に前
    記位相回転部(2)における位相回転と逆の位相回転を
    付与する位相回転部(81)と、 該位相回転部(81)からの利得誤差の直流分に前記位
    相回転部(2)における位相回転と同じ位相回転を付与
    する位相回転部(87)と、 該位相回転部(87)からの利得誤差と、前記第2の利
    得誤差検出手段(5)からの利得誤差とを加算する加算
    器(89,90)と、 前記位相回転後の信号に対して該加算器(89,90)
    からの利得誤差を補償する可変利得増幅器(93,9
    4)と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転するドリフト誤差を求める第1のドリフト誤差検出手
    段(7)と、 前記復調信号I,Qにおける正規復調出力からの位相回
    転しないドリフト誤差を求める第2のドリフト誤差検出
    手段(9)と、 該第1のドリフト誤差検出手段(7)からのドリフト誤
    差に前記位相回転部(2)における位相回転と逆の位相
    回転を付与する位相回転部(82)と、 該位相回転部(82)からのドリフト誤差の直流分に前
    記位相回転部(2)における位相回転と同じ位相回転を
    付与する位相回転部(88)と、 該位相回転部(88)からのドリフト誤差と、前記第2
    のドリフト誤差検出手段(9)からのドリフト誤差とを
    加算する加算器(91,92)と、 前記位相回転後の信号に対して該加算器(91,92)
    からのドリフト誤差を補償する加算器(95,96)と
    を設けたことを特徴とする準同期検波復調回路。
  4. 【請求項4】 直交検波後の信号に対して位相回転処理
    を施して搬送波ずれを抑制する準同期検波復調回路にお
    いて、 前記位相回転処理前の信号に対して、該位相回転処理と
    は逆の位相回転処理を施した誤差信号を用いて振幅補正
    を行う補正手段と、 前記位相回転処理後の信号に対して、該位相回転処理と
    は逆の位相回転処理を 施していない誤差信号を用いて振
    幅補正を行う補正手段と を有することを特徴とする準同
    期検波復調回路。
  5. 【請求項5】 直交検波後の信号に対して位相回転処理
    を施して搬送波ずれを少なくする準同期検波復調回路に
    おいて、 前記位相回転処理の前に設けられ、該位相回転処理が施
    された信号から得られる誤差信号に対して逆方向の位相
    回転処理が施された信号により制御される第1の振幅補
    正手段と、 前記位相回転処理の後に設けられ、該位相回転処理が施
    された信号から得られる誤差信号により制御される第2
    の振幅補正手段と を有することを特徴とする準同期検波
    復調回路。
  6. 【請求項6】 直交検波後の信号に対して位相回転処理
    を施して搬送波ずれを少なくする準同期検波復調回路に
    おいて、 前記位相回転処理の前に設けられた第1の振幅補正手段
    と、 前記位相回転処理の後に設けられた第2の振幅補正手段
    と、 前記第1の振幅補正手段に対して、前記位相回転処理が
    施された信号から得られる誤差信号に対して逆方向の位
    相回転処理が施された信号により制御するとともに、前
    記第2の振幅補正手段に対して、前記位相回転処理が施
    された信号から得られる誤差信号により制御する制御手
    段と を有することを特徴とする準同期検波復調回路。
  7. 【請求項7】 直交検波後の信号に対して位相回転処理
    を施して搬送波ずれを抑制する準同期検波復調回路にお
    いて、 前記位相回転処理前の信号に対して、該位相回転処理と
    は逆の位相回転処理を施した誤差信号を用いドリフト補
    償を行うドリフト補償手段と、 該位相回転処理後の信号に対して、該位相回転処理とは
    逆の位相回転処理を施していない誤差信号を用いてドリ
    フト補償を行うドリフト補償手段とを有することを特徴
    とする準同期検波復調回路。
  8. 【請求項8】 直交検波後の信号に対して位相回転処理
    を施して搬送波ずれを少なくする準同期検波復調回路に
    おいて、 前記位相回転処理の前に設けられ、該位相回転処理が施
    された信号から得られた誤差信号に対して逆方向の位相
    回転処理が施された信号により制御される第1のドリフ
    ト補償手段と、 前記位相回転処理の後に設けられ、該位相回転処理が施
    された信号から得られた誤差信号により制御される第2
    ドリフト補償手段とを有することを特徴とする準同期
    検波復調回路。
  9. 【請求項9】 直交検波後の信号に対して位相回転処理
    を施して搬送波ずれを少なくする準同期検波復調回路に
    おいて、 前記位相回転処理の前に設けられた第1のドリフト補償
    手段と、 前記位相回転処理の後に設けられた第2のドリフト補償
    手段と、 前記第1のドリフト補償手段に対して、前記位相回転処
    理が施された信号から得られた誤差信号に対して逆方向
    の位相回転処理が施された信号により制御するととも
    に、前記第2のドリフト補償手段に対して、前記位相回
    転処理が施された信号から得られる誤差信号により制御
    する制御手段とを有することを特徴とする準同期検波復
    調回路。
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