JP3447505B2 - トラス構造物の接合部構造 - Google Patents

トラス構造物の接合部構造

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JP3447505B2
JP3447505B2 JP06279297A JP6279297A JP3447505B2 JP 3447505 B2 JP3447505 B2 JP 3447505B2 JP 06279297 A JP06279297 A JP 06279297A JP 6279297 A JP6279297 A JP 6279297A JP 3447505 B2 JP3447505 B2 JP 3447505B2
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正利 垣永
将光 田島
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株式会社巴コーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は上下弦材と腹材か
らなるトラス枠材を用いて構築されるトラス構造物にお
いて、トラス枠材が交わる節点位置に配置される束材と
トラス枠材との接合部構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】上弦材
と下弦材及び両者をつなぐ腹材からなるトラス枠材を用
いて構築され、平面上、多角形の網目を形成するトラス
構造物においては、トラス枠材は網目の節点位置に配置
される束材に接合されるが、その接合部ではトラス枠材
の上弦材と下弦材が束材の上端と下端に接合される接合
プレートと、それに一体化するガセットプレートに接合
されることにより束材を挟んで対向するトラス枠材間の
軸方向力の伝達が行われる。 【0003】この場合、ガセットプレートに作用する軸
方向力と偏心による曲げモーメントを束材に円滑に伝達
するには、ガセットプレートをウェブと見なしたときに
接合プレートと共にH形断面のフランジを形成する補強
プレートを接合プレートに平行に配置し、束材の外周に
突設することが必要になるが、補強プレートが束材の内
側と外側に分割されることによる溶接の手間が増えるこ
とから、出願人は先に、補強プレートを分割せずに束材
の上端と下端に接合することで溶接の手間を解消する提
案をしている(特願平7-113041号)。 【0004】ここではガセットプレートを接合プレート
と補強プレートに溶接しているが、ガセットプレートは
上弦材や下弦材単位で接合されるため、束材に集合する
トラス枠材の本数が多い場合に接合部の組立作業性が低
下する。 【0005】この発明は上記背景より、接合部の組立作
業性の低下を回避する接合部構造を提案するものであ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上下のガセットプレート
の内、ガセットプレートに腹材が接合されない場合、ま
たはガセットプレートに腹材が接合されてもせん断力が
接合プレート、もしくは補強プレートによって伝達でき
る程度の大きさである場合のように、束材を挟んで対向
するトラス枠材間に作用するせん断力が小さい場合には
必ずしもガセットプレートを束材に溶接することは必要
でないことから、本発明では上下の各接合プレートに接
合されるガセットプレートの内、少なくともせん断力の
影響の小さい一方を束材に溶接しないことにより溶接に
伴う接合部の組立作業性の低下を回避する。 【0007】束材の上端と下端にはそれぞれトラス枠材
の上弦材と下弦材が接合される接合プレートが接合さ
れ、接合プレートにガセットプレートが接合される。ガ
セットプレートにはまた、束材の外周に突設され、接合
プレートと共に軸方向力を伝達する補強プレートが接合
される。 【0008】束材に溶接されないガセットプレートは束
材を挟んだ上弦材間や下弦材間でほとんどせん断力を伝
達しないが、接合プレートと補強プレートに接合され、
接合プレートと補強プレート間の間隔を保持することで
接合プレートと補強プレートに上弦材間や下弦材間で軸
方向力を伝達させる働きをする。 【0009】 【発明の実施の形態】この発明は上弦材1と下弦材2を
腹材3で連結して構成されるトラス枠材4を用いて構築
されるトラス構造物において、トラス枠材4が交わる節
点位置に配置される束材5と、束材5を挟んで対向する
トラス枠材4,4との接合部構造である。 【0010】図1に示すように束材5の上端と下端には
それぞれ上弦材1と下弦材2のフランジが接合される接
合プレート6が接合され、各接合プレート6にはそれぞ
れ上弦材1と下弦材2のウェブが接合されるガセットプ
レート7が接合される。 【0011】上弦材1のフランジと接合プレート6、及
びウェブとガセットプレート7とは両者間に跨るスプラ
イスプレート9とボルトにより接合される。下弦材2と
接合プレート6及びガセットプレート7も同様に接合さ
れる。 【0012】束材5の外周には接合プレート6と共に上
弦材1や下弦材2からの軸方向力を束材5を挟んで対向
する側へ伝達するための補強プレート8が突設され、ガ
セットプレート7に接合される。 【0013】束材5は上下の接合プレート6,6間に跨
る長さを持ち、補強プレート8は束材5の上端と下端か
ら距離をおいた位置の外周に突設される。 【0014】ガセットプレート7は接合プレート6と補
強プレート8に挟まれる形で両プレート6,8に接合さ
れるが、後述のように上下のガセットプレート7,7の
内、少なくともせん断力の影響の小さい一方は束材5に
は溶接されない。 【0015】図1に示すように腹材3が下部のガセット
プレート7に接合された場合、上弦材1が接合される上
部のガセットプレート7には実質的にせん断力が作用し
ない、すなわちせん断力の影響がほとんどないことか
ら、上部のガセットプレート7が束材5に溶接されない
ことになる。図2,図3は図1のそれぞれx−x線,y
−y線の断面を補強プレート8と腹材3を除いて示す。 【0016】ガセットプレート7へのせん断力の影響が
小さいとは、ガセットプレート7に腹材3が接合されな
い場合の他、腹材3が接合されてもせん断力がガセット
プレート7以外の、接合プレート6や補強プレート8に
よって伝達できる程度の大きさであるような場合を言
う。 【0017】図1では束材5に溶接されないガセットプ
レート7の端面と束材5の外周面との間に隙間を空けて
いるが、必ずしも隙間を空ける必要はない。隙間を空け
る場合には隙間分の鋼材の使用量が削減される利点があ
る。 【0018】図4は図1の場合とは逆に、腹材3が接合
されない下部のガセットプレート7を束材5に溶接しな
い場合の例を示し、図5は腹材3が接合されない上部の
ガセットプレート7と、上記のようにせん断力の影響が
小さい下部のガセットプレート7を共に、束材5に溶接
しない場合の例を示す。図6は腹材3が束材5の中間部
に接合される場合であるが、この場合も上下のガセット
プレート7,7共、せん断力の影響をほとんど受けない
ため、束材5に溶接していない。 【0019】 【発明の効果】上下の各接合プレートに接合されるガセ
ットプレートの内、少なくとも一方を束材に溶接しない
ため、接合部の組立作業性が向上し、組立コストが削減
される。
【図面の簡単な説明】 【図1】上部のガセットプレートを束材に溶接しない場
合の接合部を示した立面図である。 【図2】図1のx−x線断面図である。 【図3】図1のy−y線断面図である。 【図4】下部のガセットプレートを束材に溶接しない場
合の接合部を示した立面図である。 【図5】上下のガセットプレートを束材に溶接しない場
合の接合部を示した立面図である。 【図6】上下のガセットプレートを束材に溶接しない場
合の接合部を示した立面図である。 【符号の説明】 1……上弦材、2……下弦材、3……腹材、4……トラ
ス枠材、5……束材、6……接合プレート、7……ガセ
ットプレート、8……補強プレート、9……スプライス
プレート。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−223238(JP,A) 特開 平8−302810(JP,A) 特開 昭57−40044(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上弦材と下弦材を腹材で連結して構成さ
    れるトラス枠材を用いて構築されるトラス構造物におい
    て、トラス枠材が交わる節点位置に配置される束材と、
    束材を挟んで対向するトラス枠材との接合部構造であ
    り、束材の上端と下端にはトラス枠材の上弦材と下弦材
    が接合される、ガセットプレートが接合された接合プレ
    ートが接合され、ガセットプレートには束材の外周に突
    設される補強プレートが接合されており、上下のガセッ
    トプレートの内、腹材が接合されないガセットプレー
    ト、またはトラス枠材間のせん断力を接合プレート、も
    しくは補強プレートで伝達できるガセットプレートは束
    材に溶接されていないトラス構造物の接合部構造。
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