JP2000240216A - トラス構造体 - Google Patents

トラス構造体

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JP2000240216A
JP2000240216A JP4217399A JP4217399A JP2000240216A JP 2000240216 A JP2000240216 A JP 2000240216A JP 4217399 A JP4217399 A JP 4217399A JP 4217399 A JP4217399 A JP 4217399A JP 2000240216 A JP2000240216 A JP 2000240216A
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JP
Japan
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diagonal
truss structure
lower chord
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steel wire
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JP4217399A
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English (en)
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Takesato Yokote
武聡 横手
Yutaka Kawai
豊 川井
Tadashi Wakinaga
正 脇長
Shunichiro Hanzawa
俊一郎 半澤
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KOZO SEKKEI KK
JFE Steel Corp
Original Assignee
KOZO SEKKEI KK
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、橋梁等に使用される上弦材と下弦
材と複数の斜材を組み合わせてトラス構造としたトラス
構造体の改良に関する。 【解決手段】 斜材を略S字状とし、その略S字状の斜
材を折り返して組み合わせ、それぞれの端部を前記の上
弦材または下弦材のいずれかと接合してトラス構造体を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁等に使用され
るトラス構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトラス構造体は、上弦材と下弦材
と複数の斜材が組み合わせられており、それらの部材が
連結部材であるガセットプレートを介して連結されてい
る。そして、従来のトラス構造体の各部材には、板材を
溶接加工した角形鋼管やH型鋼が用いられてきている。
図7に従来のトラス構造体の代表的な連結部を示す。図
7は、トラス構造体の下側部分である下弦材13と斜材11
の連結の様子を示しており、これらの部材がガセットプ
レート14に結合されている。結合には、ボルトによる締
結、あるいは、溶接接合等、適宜の手段が用いられる。
このように、通常は、ガセットプレートを介して各部材
を結合し、トラス構造体を形成することが行われている
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように上下弦材と斜材を、ガセットプレートを介して締
結する構造では、材片数・部材数が多くなり、部材加工
において多くの労力(工数)を要し、構造体の完成まで
の期間も長期間となってしまうことが問題であった。
【0004】本発明は、このような問題を解決し、材片
数・部材数を減らし、製作工数を削減することが可能な
トラス構造体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、斜材の端部を
曲げ、略S字状の部材とすることで、ガセットプレート
を用いることなく、斜材同士、および、上下弦材との接
合を行えるようにしたものである。すなわち、本発明
は、上弦材と下弦材と複数の斜材を組み合わせたトラス
構造体であって、前記斜材が略S字状とされており、そ
の略S字状の斜材が更に前記の上弦材または下弦材のい
ずれかと接合されていることを特徴とするトラス構造体
によって上記課題を解決したのである。
【0006】そして、前記の斜材を略S字状とされたH
型鋼とすることが好適であることを見出したのである。
また、橋梁として使用する場合には、前記上弦材として
床版を使用して斜材の端部を床版と直接結合することで
床版との一体化を可能ならしめたのである。次に、前記
下弦材としてPC鋼線を使用することで、本発明のトラ
ス構造体の撓みが抑制され、使用性の改善が図られるこ
とを見出したのである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明のトラス構造体を橋
梁に適用した例を示した図である。又、図2は図1にお
けるA−A線断面の一例を示した断面図である。図1に
おいて、橋の床面となるPC床版4の側端部裏面に、鋼
板を溶接加工によってボックスとした上弦材2を接合し
て取り付け、また鋼板を溶接加工して下弦材3を形成
し、その上弦材と下弦材の間をH型鋼、角鋼管等の部材
の両端部を曲げ略S字状に加工した斜材1で結合して本
発明のトラス構造体とし、橋梁の梁構造を形成してい
る。
【0008】斜材1は、H型鋼、角鋼管等の部材で形成
されるが、施工の容易さ等の理由から、特にH型鋼とす
ることが好適である。H型鋼は、ユニバーサルミルで圧
延して成形した圧延H型鋼を用いても良いし、鋼板を溶
接して成形した溶接H型鋼を適用しても良い。そして、
本発明に適用する斜材は、図5(a)、(b)に示すよ
うに、その両端部をH型鋼のフランジ方向へ曲げ加工し
て略S字状にするのである。両端部には、斜材同士の接
合用としてフランジ板5aを溶接等で取り付けておくこと
もできる。又、略S字状に加工された斜材の両端部は上
弦材、下弦材にそれぞれボルト接合あるいは溶接が容易
となるようにその接線が平行となるように加工する。図
4に下弦材3と斜材1の結合状態を示す。図示のよう
に、斜材1の端部において、斜材同士はフランジ板5aを
ボルト6で締結して接合する。また、斜材1の端部と下
弦材3とは平行に当接し、両者をボルト6等により締結
することができる。このようにして斜材1と下弦材3を
接合することで、より強固な構造体を形成できる。
【0009】ここで、図1と図2に示すように、上弦材
2を2本使用し、下弦材3を1本とする構造の場合は、
下弦材3を例えば図6に示すように山形のボックス構造
となった下弦材3aとする。下弦材3aをこのような構造と
することで、上弦材2の下面と下弦材3aの上面とが三角
形構造となり、S字状のH型鋼で形成した斜材1の端部
の曲がり方向が上下の弦材それぞれと略平行となって、
強固に結合できるようになるのである。
【0010】また、図1に示す橋梁のA−A線断面は、
別の形態として図3のようにすることも可能であること
は言うまでもない。図3では、下弦材3bを橋梁の両側に
並行して設けるようにするのである。ここで、図3では
図示されていないが、下弦材3b間等に横荷重に抵抗する
ための補強剤を適宜設けてもよい。ここで、橋梁におい
ては、床板が必須であるが、この床板を上弦材として使
用し、斜材をPC床版等の下面に直接接合することで、
トラス構造を構成することも可能である。ただし、この
場合、床版には、上弦材に代わるだけの十分な強度が要
求される。
【0011】以上の実施の形態では、橋梁について説明
したが、図1における略S字状の斜材1、上弦材2、下
弦材3を組み合わせ、斜材を折り返して組み合わせ、そ
の端部が前記の上弦材または下弦材のいずれかと接合す
るように構成した本発明のトラス構造体を建築物等の梁
としても適用できることは言うまでもないことである。
【0012】S字状斜材の端部の直線部の長さは、トラ
ス構造体の斜材と上下弦材との結合に必要とされる強度
に応じて任意に決定できる。S字状の曲げの曲率も同様
にトラス構造体として斜材にかかる荷重条件などから任
意に設定でき、十分に耐用できる構造とすることができ
る。本発明では、斜材としてH型鋼の両端部を曲げ加工
して略S字状とし上弦材と下弦材に接合するようにして
いるため、従来の工法で必要であったガセットプレート
等の部材を省略することができ、事前の部材加工の工数
を削減することができるのである。
【0013】本発明のトラス構造体のように、重力方向
に構造体を懸架する構造では、その上弦材には圧縮力、
下弦材には引張力がかかることとなる。そのため、上弦
材、下弦材をそれぞれの力に抗する強度を有する部材と
しておく必要がある。しかしながら、特に橋梁のような
梁構造物は重力方向に撓んでしまうこととなり易い。こ
の撓みを防止するため、図8に示す断面のように、下弦
材3の下側にPC鋼線21a が補強として使用される。つ
まり、下弦材3に突起部材22を適宜設け、この突起部材
22にPC鋼線を沿わせてあらかじめプレストレスをかけ
ておくこと(つまり、PC鋼線へあらかじめ強く張力を
与えておくこと)で、下弦材3の撓みを抑制することが
できる。このようにして下弦材3を下から持ち上げるよ
うにし、梁構造の撓みを抑制することができるのであ
る。
【0014】本発明のトラス構造体においては、下弦材
は引張力に対する抵抗力を有するのみで良いので、図9
に示すように、PC鋼線21b のみで下弦材を構成するこ
とも可能である。この場合は、図9に示すように下弦材
に代わるPC鋼線21b にケーブルバンド23を取付け、こ
のケーブルバンドと斜材1とをボルト6等で接合するこ
とでトラス構造体を構成することができる。図9のB−
B線断面を図10に示す。斜材1同士は、フランジ板5aを
ボルト6で締結して接合しておくこともできる。本発明
のトラス構造体を以上のように構成することで、下弦材
の事前製作に掛かる工数の大幅な削減が可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明によって、トラス構造体の材片数
・部材数を大幅に削減することが可能となり、大幅な工
数削減と工期の短縮を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラス構造体について、橋梁を例とし
て、その一実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図の一例であって、本発明
のトラス構造体について一実施の形態を示す。
【図3】図1のA−A線断面図の他の例であって、本発
明のトラス構造体について別の実施の形態を示す。
【図4】本発明のトラス構造体の斜材と下弦材の接合を
示す模式図である。
【図5】略S字状としたH型鋼の斜材を示す正面図
(a)と側面図(b)である。
【図6】図2に示す本発明のトラス構造体の斜材と下弦
材の接合の様子を示す模式図である。
【図7】従来のトラス構造体の節点におけるガセットプ
レートによる接合を示す正面図である。
【図8】本発明のトラス構造体に補強用のPC鋼線を適
用した断面図である。
【図9】本発明のトラス構造体において、下弦材をPC
鋼線とした正面図である。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 斜材 2、2a 上弦材 3、3a、3b 下弦材 4 PC床版 5 接合部 5a フランジ板 6 締結部(ボルト) 11 (従来の)斜材 13 (従来の)下弦材 14 ガセットプレート 21a PC鋼線(補強用) 21b PC鋼線(下弦材) 22 突起部材 23 ケーブルバンド
フロントページの続き (72)発明者 川井 豊 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 脇長 正 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 半澤 俊一郎 東京都豊島区南池袋2−12−1 構造設計 株式会社内 Fターム(参考) 2D059 BB33 GG55 2E163 FA12 FB02 FB07 FB09 FB23 FB32 FB34 FB44 FB45 FB47 FF01 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上弦材と下弦材と斜材を組み合わせたト
    ラス構造体において、前記斜材が略S字状とされてお
    り、かつ各端部において上弦材あるいは下弦材と直接接
    合されていることを特徴とするトラス構造体。
  2. 【請求項2】 上弦材とPC鋼線を使用した下弦材と斜
    材を組み合わせたトラス構造体において、前記斜材が略
    S字状とされており、上弦材と直接に結合し、かつ下弦
    材であるPC鋼線に接合材を介して接合されていること
    を特徴とするトラス構造体。
JP4217399A 1999-02-19 1999-02-19 トラス構造体 Pending JP2000240216A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102615212B1 (ko) * 2023-03-13 2023-12-19 주식회사 일강케이스판 보강 어셈블리 및 이를 포함하는 지붕 구조물

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