JP3447497B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3447497B2
JP3447497B2 JP35800196A JP35800196A JP3447497B2 JP 3447497 B2 JP3447497 B2 JP 3447497B2 JP 35800196 A JP35800196 A JP 35800196A JP 35800196 A JP35800196 A JP 35800196A JP 3447497 B2 JP3447497 B2 JP 3447497B2
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色のトナーを
用いて転写シート材にカラー画像を形成するカラー画像
形成装置に関し、特に、各色のトナー毎に1列に並べて
配置された複数の感光体ユニットを有するタンデム型の
カラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タンデム型のカラー画像形成装置として
は、従来は、図4に示すようなものがある。同図におい
て、符号50は、互いに平行にかつ水平方向に並べて配
置された4つの感光体ユニットであり、この感光体ユニ
ット50の下側には、その感光体ユニット50が有する
感光体50aとの間に挾まれた転写紙等の転写シート材
に、各色のトナー画像を順次多重転写させるために転写
シート材を搬送する、搬送ユニット52の搬送ベルト5
4が配置されている。
【0003】このような従来の、タンデム型のカラー画
像形成装置においては、ジャム(紙詰まり)が生じた場
合は、図外上方の、LEDが設けられた上ケースを回動
させて開いた後、4つの感光体ユニット50を1つ1つ
装置外に手で取り出してから、詰まった紙を除去してい
た。このため、このようなジャム処理が非常に煩雑であ
るという問題を有していた。
【0004】また、他の従来のタンデム型のカラー画像
形成装置としては、4つの感光体ユニット50が、上記
LEDが設けられた上ケースに一体的に組み込まれてい
て、その上ケースを回動させて開くときには、4つの感
光体ユニット50も共に持ち上げられるので、上記従来
のタンデム型のカラー画像形成装置のように、ジャム処
理が非常に煩雑となることを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記他
の従来のタンデム型のカラー画像形成装置においては、
4つの感光体ユニット50がLEDが設けられた上ケー
スに一体的に組み込まれているため、前記のように上ケ
ースを回動させて開く動作に耐えるだけの剛性と精度を
必要とするだけでなく、回動操作を軽減するためのスプ
リング等の部品数が増え、装置の構成を複雑化させると
共に、装置重量の増大化を招く。
【0006】また、感光体ユニット50が上ケースに一
体的に組み込まれることにより、感光体ユニット50に
は現像装置が含まれているため、前記のように上ケース
を回動させて開く際に加わる衝撃力により、現像装置内
のトナーが各隙間や端部から落下して、カラー画像形成
装置内の他の部品の動作を阻害したり、装置内や転写シ
ート材を汚したりするおそれがある。
【0007】また、前述のように上ケースを回動させて
開くことにより、定着装置のヒートローラーが露出し
て、ジャム処理等の操作時における安全性を悪化させる
という問題があった。
【0008】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、ジ
ャム処理が容易で、装置の剛性と精度を上げる必要がな
く、装置の構成が簡単で、現像装置内のトナーが落下す
ることもなく、さらに操作時における安全性を向上させ
たカラー画像形成装置を提供することを課題とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、互いに平行にかつ水平方向に並べて配置さ
れた複数の感光体ユニットと、前記複数の感光体ユニッ
トの下側に配置され複数の感光体ユニットとの間に挟ま
れた転写シート材に各色のトナー画像を順次多重転写さ
せるために転写シート材を搬送する搬送ユニットと、を
備えたカラー画像形成装置において、前記搬送ユニット
を、前記感光体ユニットの感光体軸方向に対して直交方
向に、かつ感光体ユニットを並べて配置した前記水平方
向に摺動して装置外に引出し可能とし、前記搬送ユニッ
トの前記引出し時には、前記水平方向に摺動開始前に搬
送ユニットが前記感光体ユニットから離れるように下降
せずに摺動するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0010】このような構成のカラー画像形成装置によ
れば、搬送ユニットを感光体ユニットの長さ方向または
長さ方向に対して直交方向に装置外へ引出し可能に構成
したため、カラー画像形成装置の動作中にジャムが発生
した場合には、転写シート材を搬送する搬送ユニット
を、感光体ユニットの長さ方向に対して直交方向に装置
外へ引出すことにより、従来のように上ケースを開くこ
となく容易、確実にジャム処理を行うことができる。
【0011】このため、カラー画像形成装置の剛性と精
度を上げる必要がなく、装置の構成が簡単で、現像装置
内のトナーが落下することもなく、さらにジャム処理等
の操作時における安全性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて詳しく説明する。図1ないし図3
は、本発明の第1の実施の形態に係るカラー画像形成装
置を示す図である。
【0013】図において、符号10は、互いに平行にか
つ水平方向に並べて配置された4つの感光体ユニットで
あり、この4つの感光体ユニット10の下側には、その
感光体ユニット10が有する感光体10aとの間に挾ま
れた転写紙(転写シート材,図示せず)に各色のトナー
画像を順次多重転写させるために、転写紙を搬送する搬
送ベルト14を有する搬送ユニット12が配置されてい
る。
【0014】搬送ユニット12の下方には、転写紙を収
納する転写紙収納カセット16が配置されている。この
転写紙収納カセット16に収納された転写紙は、給紙ロ
ーラー18により引き出されて搬送ユニット12に向か
って送られる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、互いに平行かつ水平方向に並べて配置され
た複数の感光体ユニットと、前記複数の感光体ユニット
の下側に配置され複数の感光体ユニットとの間に挟まれ
た転写シート材に各色のトナー画像を順次多重転写させ
るために転写シート材を搬送する搬送ユニットと、を備
えたカラー画像形成装置において、前記搬送ユニット
と、転写紙収納カセット、給紙ローラ及びレジストロー
ラーを一体化してユニットケースに組み込み、 前記ユニ
ットケースを、前記感光体ユニットの感光体軸方向に対
して直角方向に、かつ感光体ユニットを並べて配置した
前記水平方向に摺動して装置外へ引出し可能にしたこと
を特徴とするものである。
【0016】搬送ベルト14の感光体10aと反対側に
は転写ローラー24が配置されており、転写紙が搬送ベ
ルト14により図中左方向に搬送されて感光体10aと
の間を通過するときに、転写ローラー24により転写紙
は電荷を与えられて、感光体10a上の各色のトナー画
像が電気的に吸引されて、転写紙上に各色のトナー画像
が多重転写される。
【0017】各色のトナー画像が多重転写された転写紙
は、図中搬送ユニット12の左側に配置された定着装置
26の、ヒートローラー26aと加圧ローラー26bと
の間を通過することにより、多重転写されたトナー画像
が転写紙に定着されて、その後転写紙は定着装置26か
ら装置外の排紙トレイ(図示せず)に排出される。
【0018】搬送ユニット12、転写紙収納カセット1
6、給紙ローラー18、およびレジストローラー20
は、図示しないユニットケースに1つのユニットとして
一体化して組み込まれており、このユニットケースは図
示しないレール上を、感光体ユニット10の長さ方向に
対して直交方向に摺動して、装置外へ引出し可能に構成
されている。
【0019】このようなカラー画像形成装置において、
転写紙の搬送中に転写紙にジャムが発生した場合は、上
記ユニットケースを上記レール上を摺動させて、図3に
示すように図中右方の装置外へ引出す。すると搬送ベル
ト14の上面が外部に露出して、ジャムが発生した転写
紙を容易に取り除いてジャム処理を完了させることがで
きる。このため従来のように、感光体ユニット10の上
側に配置されている上ケースを開く必要がなく、容易、
確実にジャム処理を行うことができる。
【0020】なお上記実施の形態においては、カラー画
像形成装置が感光体ユニット10を4つ有する場合につ
いて説明したが、感光体ユニット10は4つに限定する
必要はなく、各方式の画像形成装置に合わせて感光体ユ
ニット10はいくつ設けてもよい。
【0021】また、上記実施の形態においては、ユニッ
トケースを感光体ユニット10の長さ方向に対して直交
方向に摺動して、装置外へ引出し可能な構成について説
明したが、ユニットケースは感光体ユニット10の長さ
方向に摺動して装置外へ引出し可能な構成としてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカラ
ー画像形成装置によれば、搬送ユニットを感光体ユニッ
トの長さ方向または長さ方向に対して直交方向に装置外
へ引出し可能に構成したため、カラー画像形成装置の動
作中にジャムが発生した場合には、転写シート材を搬送
する搬送ユニットを、感光体ユニットの長さ方向に対し
て直交方向に装置外へ引出すことにより、従来のように
上ケースを開くことなく容易、確実にジャム処理を行う
ことができる。
【0023】このため、カラー画像形成装置の剛性と精
度を上げる必要がなく、装置の構成が簡単で、現像装置
内のトナーが落下することもなく、さらにジャム処理等
の操作時における安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカラー画像形
成装置の概略的な構成図である。
【図2】カラー画像形成装置の概略的な斜視図である。
【図3】カラー画像形成装置のジャム処理時の動作を示
す概略的な構成図である。
【図4】従来のカラー画像形成装置の概略的な構成図で
ある。
【符号の説明】
10 感光体ユニット 10a 感光体 12 搬送ユニット 14 搬送ベルト 16 転写紙収納カセット 18 給紙ローラー 20 レジストローラー 22 吸着ローラー 24 転写ローラー 26 定着装置 26a ヒートローラー 26b 加圧ローラー 50 感光体ユニット 50a 感光体 52 搬送ユニット 54 搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行かつ水平方向に並べて配置さ
    れた複数の感光体ユニットと、 前記複数の感光体ユニットの下側に配置され複数の感光
    体ユニットとの間に挟まれた転写シート材に各色のトナ
    ー画像を順次多重転写させるために転写シート材を搬送
    する搬送ユニットと、 を備えたカラー画像形成装置において、前記搬送ユニットと、転写紙収納カセット、給紙ローラ
    及びレジストローラーを一体化してユニットケースに組
    み込むと共に、 前記ユニットケースを 、前記感光体ユニットの感光体軸
    方向に対して直交方向に、かつ感光体ユニットを並べて
    配置した前記水平方向に摺動して装置外へ引出し可能に
    したことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ユニットケースを摺動させて装置外
    へ引出し可能とするレールを設けたことを特徴とする
    求項1に記載の画像形成装置。
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