JP3444704B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
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Description
光材料に関し、特に新規な分光増感色素を含有する写真
製版用超硬調ハロゲン化銀写真感光材料に関するもので
ある。
を走査し、その画像信号に基づいてハロゲン化銀写真感
光材料上に露光を行い、原図の画像に対応するネガ画像
もしくはポジ画像を形成するいわゆるスキャナー方式に
よる画像形成方法が知られている。スキャナー方式によ
る画像形成方法を実要した記録装置は種々知られている
が、網点発生器を用いるいわゆるドットジェネレーター
法が現在では広く用いられている。これらのスキャナー
記録装置の記録用光源としては、従来グローランプ、キ
セノンランプ、水銀ランプ、タングステンランプ。発光
ダイオードなどが用いられてきた。しかし、これらの光
源はいずれも出力が弱く寿命が短いという実用上の欠点
を有していた。これらの欠点を補うものとして、He−
Neレーザー、アルゴンレーザー、He−Cdレーザ
ー、半導体レーザーなどのコーヒレントなレーザー光源
を用いるスキャナーがある。中でも、高出力が得られ、
レーザービームを小さく絞ることができるという点で、
アルゴンレーザーをその光源として利用したスキャナー
が数多く用いられている。レーザー光は高出力が得られ
るとはいえ、レーザー管の寿命を長く保つために出力を
絞るには感光材料が高感度であるほうが有利である。ま
た、良好な網点を得るためにはレーザービームをスリッ
トなどを用いて整形することも必要であり、これによっ
て低下するレーザー出力に対応するためには高感度な感
光材料が要求される。レーザー光用の感光材料には、レ
ーザー光の波長である光に感度を与えるために、光源波
長の前後に吸収波長を有する増感色素を使用した分光増
感と称される技術を用いるのが一般的である。しかし、
この増感色素に起因する残色が処理後の感光材料にしば
しば見られ、仕上がりの商品価値を低下させていること
が多い。
効率化、迅速化は強く望まれており、スキャニングの高
速化及び、感光材料の処理時間の短縮化に対する広範囲
なニーズが存在している。これら印刷分野のニーズに応
えるために、露光機(スキャナー、プロッタ)において
はスキャニングの高速化、高画質化のための線数増加や
ビームの絞り込みが、ハロゲン化銀写真感光材料におい
ては高感度で処理安定性に優れ、かつ迅速に現像処理す
る事ができることが望まれている。ここでいう迅速現像
処理とは、フィルムの先端を自動現像機に挿入してから
現像槽、渡り部分、定着槽、渡り部分、水洗槽、乾燥部
分を通過して、フィルムの先端が乾燥部からでてくるま
での時間が15ないし60秒である処理をいう。
としては、特開平4−265969号にアセチルアミノ
アルキル基、N−アルキルカルバモイルアミノアルキル
基を有するメロシアニン色素が、特開昭61−7784
3号にはメタンスルホニルアミノエチル基を有するメロ
シアニン色素が、特公昭56−39458号にはチオエ
ーテル結合を含む脂肪族基を有するメロシアニン色素が
それぞれ開示されている。しかしながら、これらの分光
増感色素は感度が不十分であったり、添加量が多いとき
には減感作用を示すなどの問題点を有している。また、
これらの色素の中には、特に迅速処理および/あるいは
低補充化を行った際に色素に由来する残色が処理後の感
材に発生するものもあり、これらの問題をすべて解決す
る分光増感色素が強く要望されていた。
度で高コントラストかつセーフライト性に優れ、現像液
疲労や保存経時での性能変化が小さく、処理後の色残り
が少ない超硬調ハロゲン化銀写真感光材料を提供するこ
とにある。
によって達成された。すなわち、(1)下記一般式
(I)で表される分光増感色素を少なくとも1種含有す
ることを特徴とする写真製版用超高調ハロゲン化銀写真
感光材料。一般式(I)
環を完成するために必要な非金属原子群を表す。Q11で
表される原子群で形成される含窒素5員複素環はロダニ
ン、を表す。R11は置換または無置換のアルキル基を表
す。R12は、置換基を有する炭素数2ないし30の直鎖
または分岐のアルキル基、アルケニル基またはアルキニ
ル基を表し、該置換基中には少なくとも一つのカルボキ
シル基を有し、かつ、少なくとも一つのエステル結合、
アミド結合またはエーテル結合を有する。L11およびL
12はそれぞれメチン基を表し、m11は0または1を表
し、m12は0、1または2を表す。X1は電荷を中和す
るのに必要な対イオンを表し、n1は分子内の電荷を中
和させるのに必要な0以上の数を表す。
物について、以下に詳細に説明する。
複素環はさらに縮環していてもよく、飽和であっても不
飽和であってもよい。窒素以外にヘテロ原子として酸素
原子、硫黄原子、セレン原子、テルル原子を含んでいて
もよい。好ましい例としては、ベンゾチアゾール、ベン
ゾオキサゾール、ベンゾセレナゾール、ベンゾテルラゾ
ール、2−キノリン、4−キノリン、イソキノリン、ピ
リジン、インドレニン、ナフトチアゾール、ナフトオキ
サゾール、ナフトセレナゾール、ナフトテルラゾール、
オキサゾール、チアゾリン、セレナゾリン、インドリ
ン、オキサゾリン、オキサジアゾール、チアジアゾー
ル、テトラゾール、チアゾール、セレナゾール、ピリミ
ジン、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、ナフトイミ
ダゾール、イミダゾ[4,5−b]キノキサリンなどが
挙げられる。Z11で完成される含窒素複素環として好ま
しいものはオキサゾール、ベンゾチアゾール、ナフト
[1,2−d]チアゾール、ナフト[2,1−d]チア
ゾール、ナフト[2,3−d]チアゾール、チアゾー
ル、チアゾリンであり、さらに好ましくはベンゾチアゾ
ールである。これらの含窒素複素環は置換基を有してい
てもよく、置換基の具体例としては、ハロゲン原子(例
えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子)、炭素数1ない
し12、好ましくは炭素数1ないし6の無置換アルキル
基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、n−ヘキシル)、炭素数1ないし
6、好ましくは炭素数1ないし4のアルコキシ基(例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ)、ヒドロキシ基、炭素数2ないし12、好ましくは
炭素数2ないし5のアルコキシカルボニル基(例えば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)、炭素数2
ないし10、好ましくは炭素数2ないし5のアルキルカ
ルボニルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、プロピオ
ニルオキシ)、フェニル基、ヒドロキシフェニル基、炭
素数3ないし15、好ましくは炭素数5ないし10の、
アミド基と芳香環を同時に有する基(例えば、p−アセ
チルアミノフェニル、m−アセチルアミノフェニル、2
−ピロールカルボキシアミド、m−ヒドロキシベンズア
ミド、2,6−ジヒドロキシベンズアミド、2−フラン
カルボキシアミド、2−チオフェンカルボキシアミ
ド)、フリル基、ピロリル基などを挙げることができる
が、さらに好ましくは炭素数1ないし3の無置換アルキ
ル基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル)、好ましくは炭素数1ないし3のアルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ)であり、特に好ましくはメチル基、メトキシ
基、エトキシ基である。
5員複素環はロダニンを表すが、特に好ましくは3−ア
ルキルロダニンである。Q11によって表される原子群
は、さらに置換基を有していてもよい。炭素原子の置換
基の例としては、炭素数1ないし18、好ましくは1な
いし7、のアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル)、炭素数6
ないし18のアリール基(例えば、フェニル、2−ナフ
チル、1−ナフチル)、炭素数1ないし15の複素環基
(例えば、2−チアゾリル、2−フリル、5−ピラゾリ
ル、2−ピラジル、2−ピリミジル)、カルボキシ基、
スルホ基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子(例え
ば、フッ素、塩素、ヨウ素、臭素)、ヒドロキシ基、炭
素原子数1ないし8のアルコキシ基(例えば、メトキ
シ、エトキシ、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ)、
炭素原子数2ないし8のアシルオキシ基(例えば、アセ
チルオキシ)、炭素原子数2ないし8のアルコキシカル
ボニル基、炭素原子数2ないし8のアシル基、スルファ
モイル基、カルバモイル基、炭素原子数2ないし8のア
ルカンスルホニルアミノカルボニル基(例えば、メタン
スルホニルアミノカルボニル)、炭素原子数2ないし8
のアシルアミノスルホニル基(例えば、アセチルアミノ
スルホニル)などを挙げることができる。
ないし20の、少なくとも一つのカルボキシル基、なら
びに、少なくとも一つのエステル結合、アミド結合また
はエーテル結合を含む直鎖または分岐アルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基を表す。置換基内にエステル結
合またはアミド結合を含むとき、該エステル結合または
アミド結合を構成するオキソ酸素原子または窒素原子と
カルボニル炭素との位置関係はいずれがQ11で表される
複素環に近い側に位置していていてもよいが、好ましく
はカルボニル基が複素環に近い側に位置したものであ
る。また、これらの置換基は、エステル結合、アミド結
合ならびにエステル結合の中から二つ以上を組み合わせ
て含んでいても良い。置換基の具体的な例としては、カ
ルボキシアルコキシカルボニルメチル基(例えば、カル
ボキシメトキシカルボニルメチル基、2−((2−カル
ボキシエトキシ)カルボニル)エチル基、(2−カルボ
キシエトキシ)カルボニルメチル基、(2−カルボキシ
−1−メチルエトキシ)カルボニルメチル基、(3−カ
ルボキシプロピロキシ)カルボニルメチル基)、カルボ
キシアルキルカルボニルオキシアルキル基(例えば、
(2−カルボキシエチル)カルボニルオキシメチル基、
2−((2−カルボキシエチル)カルボニルオキシ)エ
チル基、(3−カルボキシプロピル)カルボニルオキシ
メチル基、(4−カルボキシブチル)カルボニルオキシ
エチル基)、カルボキシアルコキシアルキルカルボニル
オキシアルキル基(例えば、カルボキシメトキシメチル
カルボニルオキシメチル基)、2−(Z)−カルボニル
ビニルカルボニルオキシメチル基、カルボニルカルボキ
シアルキル基(例えば、2−(2−カルボニルエトキ
シ)エチル基、2−(2−(2−カルボニルエチルカル
ボニルオキシ)エトキシ)エチル基)、カルボキシアル
キルカルボキシアミノアルキル基(例えば、N−(3−
カルボキシエチルカルボキシ)アミノメチル基、2−
(N−(3−カルボキシエチルカルボキシ)アミノ)エ
チル基)、カルボキシアルキルカルバモイルアルキル基
(例えば、2−((2−カルボキシエチル)カルバモイ
ル)エチル基)、N−(カルボニルエトキシエチルカル
ボニル)アミノメチル基などを挙げることができるが、
好ましくは、カルボキシアルコキシカルボニルメチル
基、カルボキシアルキルカルボニルオキシアルキル基で
あり、特に好ましいものは、カルボキシエトキシカルボ
ニルメチル基、2−((2−カルボキシエトキシ)カル
ボニル)エチル基、(2−カルボキシ−1−メチルエト
キシ)カルボニルメチル基、(3−カルボキシプロピル
オキシ)カルボニルメチル基である。
素数1ないし8の無置換または置換アルキル基を表す。
置換基の例としては、ヒドロキシ基、スルホ基、スルフ
ァート基、カルボキシ基、ハロゲン原子(例えば、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子)、炭素数1ないし6、好
ましくは炭素数1ないし4の無置換または置換アルコキ
シ基(アルコキシ基はさらにスルホ基やヒドロキシ基で
置換されていてもよい)、炭素数2ないし5、好ましく
は炭素数2ないし3のアルコキシカルボニル基、炭素数
1ないし4のアルキルスルホニル基、スルファモイル
基、無置換または置換カルバモイル基(炭素数1ないし
4のアルキル基で置換されたカルバモイル基を含む)、
置換フェニル基(置換基として好ましいものは、スルホ
基、カルボキシ基、ヒドロキシ基)、ビニル基などが挙
げられる。無置換アルキル基の好ましい例としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などが挙げら
れるが、さらに好ましくはエチル基である。置換アルキ
ル基としては、ヒドロキシアルキル基としてヒドロキシ
エチル基、3−ヒドロキシプロピル基など、スルホアル
キル基として2−スルホエチル基、3−スルホプロピル
基、3−スルホブチル基、4−スルホブチル基、2−ヒ
ドロキシ−3−スルホプロピル基など、2−スルファー
トエチル基、3−スルファートプロピル基、カルボキシ
アルキル基としてカルボキシメチル基、カルボキシエチ
ル基、カルボキシプロピル基など、トリフルオロメチル
基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−(3−ス
ルホプロポキシ)エチル基、2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エチル基、エトキシカルボニルエチル基、メチル
スルホニルエチル基、スルファモイルアルキル基として
2−スルファモイルエチル基、2−カルバモイルエチル
基、2−N,N−ジメチルカルバモイルエチル基など、
フェネチル基、p−カルボキシフェネチル基、o−スル
ホフェネチル基、p−ヒドロキシフェネチル基、アリル
基、フェノキシエチル基などが好ましい例として挙げら
れるが、特に好ましくは2−スルホエチル基、3−スル
ホプロピル基、3−スルホブチル基、4−スルホブチル
基である。
ン基を表し、また他のメチン基あるいは助色団と環(例
えば、5員または6員の炭素環)を形成することもでき
る。置換基の例としては、置換または無置換のアルキル
基(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、2−カル
ボキシエチル基)、置換または無置換のアリール基(例
えば、フェニル基、ナフチル基、アンスリル基、o−カ
ルボキシフェニル基)、複素環基(例えば、ピリジル
基、チエニル基、フリル基)、ハロゲン原子(例えば、
塩素原子、臭素原子)、アルコキシ基(例えば、メトキ
シ基、エトキシ基)、アミノ基(例えば、N,N−ジフ
ェニルアミノ基、N−メチル−N−フェニルアミノ基、
N−メチルピペラジノ基)、アルキルチオ基(例えば、
メチルチオ基、エチルチオ基)などを挙げることができ
る。
するために対イオンが必要であるとき、陽イオンまたは
陰イオンの存在または不存在を示すために式中に含まれ
ている。ある化合物が、陽イオン、陰イオンあるいは正
味のイオン電荷を持たない化合物のいずれであるかは、
その分子構造および置換基に依存する。対イオンとして
典型的な陽イオンは、無機あるいは有機のアンモニウム
イオン(例えば、トリエチルアンモニウムイオン、ピリ
ジニウムイオン)、アルカリ金属イオン(例えば、ナト
リウムイオン、カリウムイオン)およびアルカリ土類金
属イオン(例えば、カルシウムイオン、マグネシウムイ
オン)が挙げられる。また、対イオンとして典型的な陽
イオンは、ハロゲン化物イオン(例えば、フッ化物イオ
ン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン)、
アリールスルホン酸イオン(例えば、p−トルエンスル
ホン酸イオン、p−クロロベンゼンスルホン酸イオ
ン)、アルキルスルホン酸イオン(例えば、メタンスル
ホン酸イオン)、アリールジスルホン酸イオン(例え
ば、1,3−ベンゼンジスルホン酸イオン、1,5−ナ
フタレンジスルホン酸イオン、2,6−ナフタレンジス
ルホン酸イオン)、アルキル硫酸イオン(例えば、メチ
ル硫酸イオン、エチル硫酸イオン)、硫酸イオン、チオ
シアン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロホウ
酸、ピロリン酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロメタ
ンスルホン酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオンなど
が挙げられる。対イオンとしては、イオン性ポリマー、
あるいは逆電荷を有する他の有機化合物、あるいは金属
錯イオン(例えば、ビス(1,2−ベンゼンジチオラ
ト)ニッケル(III)酸イオン)も可能である。X1として
好ましいものは、ナトリウムイオン、カリウムイオン、
トリエチルアンモニウムイオン、ピリジニウムイオン、
ヨウ化物イオン、臭化物イオン、塩化物イオン、メタン
スルホン酸イオンおよびp−トルエンスルホン酸イオン
であるが、さらに好ましいものはナトリウムイオン、カ
リウムイオン、トリエチルアンモニウムイオンである。
チン化合物の具体例を挙げるが、本発明の範囲はこれら
のみに限定されるものではない。
光増感色素の合成は、エフ・エム・ハーマー(F. M. Har
mer)著「ヘテロサイクリック・コンパウンズ・シアニン
・ダイズ・アンド・リレイティド・コンパウンズ (Hete
rocyclic compounds - Cyanine dyes and related comp
ounds-)」 (ジョン・ウイリー・アンド・サンズ (John
Wiley & Sons) 社、ニューヨーク・ロンドン、1964
年)、デー・エム・スターマー (D. M. Starmer)著、
「ヘテロサイクリック・コンパウンズ−スペシャル・ト
ピックス・イン・ヘテロサイクリック・ケミストリー
(Heterocyclic Compounds - Special topics in hetero
cyclic chemistry)」、482ー515頁 (ジョン・ウイリー・
アンド・サンズ (John Wiley & Sons) 社、ニューヨー
ク・ロンドン、1977年)、ならびにこれらに引用された
文献に記載されたメロシアニン化合物の合成例を参考に
すれば、当業者なら容易に行える。
基の形成は、一般式(I)で表されるメチン化合物を合
成する際のいずれの段階で行っても良く、公知のいかな
る合成法を用いて行っても良い。例えば、エステル結合
を置換基内に含むものについては、アルコールと酸無水
物とを反応させる合成法、アルコールと酸ハロゲン化物
とを反応させる合成法、混合酸無水物法、アルコールと
カルボン酸とを縮合剤の存在下で反応させる合成法など
を用いることができる。反応に用いることができる縮合
剤としては、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボ
ニルジイミダゾール、カルボニルジスクシンイミジル、
1-エチル-3-(3'-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ドなどが挙げられる。置換基内にアミド結合を含むもの
は、カルボン酸とアミンとを縮合剤の存在下で反応させ
る合成法、酸ハロゲン化物とアミンとを反応させる合成
法などを用いることができる。置換基に含まれるカルボ
キシル基はアルコールまたはアルデヒドから酸化反応に
よって合成することもできる。
ロゲン化銀乳剤中に添加せしめるには、それらを直接乳
剤中に分散してもよいし、あるいは、水、メタノール、
エタノール、プロパノール、アセトン、メチルセルソル
ブ、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、
2,2,2−トリフルオロエタノール、3−メトキシ−
1−プロパノール、3−メトキシ−1−ブタノール、1
−メトキシ−2−プロパノール、N,N−ジメチルホル
ムアミド等の溶媒の単独もしくは混合溶媒に溶解して乳
剤に添加してもよい。また、米国特許3,469,98
7号明細書等に開示されているように、色素を揮発性の
有機溶剤に溶解し、該溶液を水または親水性コロイド中
に分散し、この分散物を乳剤中へ添加する方法、特公昭
44−23389号、同44−27555号、同57−
22091号等に開示されているように、色素を酸に溶
解し、該溶液を乳剤中に添加したり、酸または塩基を共
存させて水溶液として乳剤中へ添加する方法、米国特許
3,822,135号、同4,006,025号明細書
等に開示されているように界面活性剤を共存させて水溶
液あるいはコロイド分散物としたものを乳剤中に添加す
る方法、特開昭53−102733号、同58−105
141号に開示されているように親水性コロイド中に色
素を直接分散させ、その分散物を乳剤中に添加する方
法、特開昭51−74624号に開示されているよう
に、レッドシフトさせる化合物を用いて色素を溶解し、
該溶液を乳剤中へ添加する方法を用いることもできる。
また、溶解に超音波を用いることもできる。
ン化銀乳剤中に添加する時期は、これまで有用であるこ
とが認められている乳剤調整のいかなる工程中であって
もよい。例えば、米国特許2,735,766号、同
3,628,960号、同4,183,756号、同
4,225,666号、特開昭58−184142号、
同60−196749号等の明細書に開示されているよ
うに、ハロゲン化銀の粒子形成工程または/および脱塩
前の時期、脱塩工程中および/または脱塩後から化学熟
成の開始前までの時期、特開昭58−113920号等
の明細書に開示されているように、化学熟成の直前また
は工程中の時期、化学熟成後塗布までの時期の乳剤が塗
布される前ならばいかなる時期、工程において添加され
てもよい。また、米国特許4,225,666号、特開
昭58−7629号等の明細書に開示されているよう
に、同一化合物を単独で、または異種構造の化合物と組
み合わせて、例えば、粒子形成工程中と化学熟成工程中
または化学熟成完了後とに分けたり、化学熟成の前また
は工程中と完了後とに分けるなどして分割して添加して
もよく、分割して添加する化合物および化合物の組み合
わせの種類をも変えて添加されてもよい。
合物の好ましい添加量は、銀1モルあたり1×10-5な
いし1×10-2モルの範囲であり、特に好ましくは10
-5モルないし5×10-3モルの範囲である。
剤は、黒白写真感光材料、カラー写真感光材料のいずれ
にも用いることができる。黒白写真感光材料としては印
刷感材用フィルム、X−線用フィルム、一般撮影用フィ
ルム、黒白ペーパーなどを、カラー写真感光材料として
は、カラーペーパー、カラー撮影用ネガフィルム、カラ
ーリバーサルフィルムなどを挙げることができるが、特
に写真製版用に用いられる超硬調ハロゲン化銀写真感光
材料に用いるのが好ましい。
ハロゲン化銀乳剤層あるいは他の親水性コロイド層中
に、下記一般式(II)により表されるヒドラジン誘導体
を少なくとも一種以上含有することが好ましい。
わし、R52は水素原子、アルキル基、アリール基、不飽
和ヘテロ環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミ
ノ基またはヒドラジノ基を表わし、G1は−CO−、−
SO2−、−SO−、
イミノメチレン基を表わし、A51、A52はともに水素原
子、あるいは一方が水素原子で他方が置換もしくは無置
換のアルキルスルホニル基、又は置換もしくは無置換の
アリールスルホニル基、又は置換もしくは無置換のアシ
ル基を表わす。R53はR 52 に定義した基と同じ範囲内よ
り選ばれ、R 52 と異なってもよい。
脂肪族基は好ましくは炭素数1ないし30のものであっ
て、特に炭素数1ないし20の直鎖、分岐または環状の
アルキル基である。ここで分岐アルキル基はその中に1
つまたはそれ以上のヘテロ原子を含んだ飽和のヘテロ環
を形成するように環化されていてもよい。また、このア
ルキル基は置換基を有していてもよい。一般式(II)に
おいて、R51で表わされる芳香族基は単環または2環の
アリール基または不飽和ヘテロ環基である。ここで、不
飽和ヘテロ環基は単環または2環のアリール基と縮環し
てヘテロアリール基を形成してもよい。例えばベンゼン
環、ナフタレン環、ピリジン環、ピリミジン環、イミダ
ゾール環、ピラゾール環、キノリン環、イソキノリン
環、ベンゾイミダゾール環、チアゾール環、ベンゾチア
ゾール環等があるが、なかでもベンゼン環を含むものが
好ましい。R51として特に好ましいものはアリール基で
ある。R51の脂肪族基または芳香族基は置換されていて
もよく、代表的な置換基としては例えばアルキル基、、
アルケニル基、アルキニル基、、アリール基、複素環を
含む基、ピリジニウム基、ヒドロキシ基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、アシルオキシ基、アルキルまたは
アリールスルホニルオキシ基、アミノ基、カルボンアミ
ド基、スルホンアミド基、ウレイド基、チオウレイド
基、セミカルバジド基、チオセミカルバジド基、ウレタ
ン基、ヒドラジド構造を持つ基、4級アンモニウム構造
を持つ基、アルキルまたはアリールチオ基、アルキルま
たはアリールスルホニル基、アルキルまたはアリールス
ルフィニル基、カルボキシル基、スルホ基、アシル基、
アルコキシまたはアリーロキシカルボニル基、カルバモ
イル基、スルファモイル基、ハロゲン原子、シアノ基、
リン酸アミド基、ジアシルアミノ基、イミド基、アシル
ウレア構造を持つ基、セレン原子またはテルル原子を含
む基、3級スルホニウム構造または4級スルホニウム構
造を持つ基などが挙げられ、好ましい置換基としては直
鎖、分岐または環状のアルキル基(好ましくは炭素数1
ないし20のもの)、アラルキル基(好ましくはアルキ
ル部分の炭素数が1ないし3の単環または2環のも
の)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1ないし20の
もの)、置換アミノ基(好ましくは炭素数1ないし20
のアルキル基で置換されたアミノ基)、アシルアミノ基
(好ましくは炭素数2ないし30を持つもの)、スルホ
ンアミド基(好ましくは炭素数1ないし30を持つも
の)、ウレイド基(好ましくは炭素数1ないし30を持
つもの)、リン酸アミド基(好ましくは炭素数1ないし
30のもの)などである。
アルキル基としては、好ましくは炭素数1ないし4のア
ルキル基であり、アリール基としては単環または2環の
アリール基が好ましく、例えばベンゼン環を含むもので
ある。不飽和ヘテロ環基としては少なくとも1つの窒
素、酸素、および硫黄原子を含む5員あるいは6員環の
化合物で、例えばイミダゾリル基、ピラゾリル基、トリ
アゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、ピリジニウ
ム基、キノリニウム基、キノリニル基などがある。ピリ
ジル基またはピリジニウム基が特に好ましい。アルコキ
シ基としては炭素数1ないし8のアルコキシ基のものが
好ましく、アリールオキシ基としては単環のものが好ま
しく、アミノ基としては無置換アミノ基、及び炭素数1
ないし10のアルキルアミノ基、アリールアミノ基が好
ましい。R52は置換されていても良く、好ましい置換基
としてはR51の置換基として例示したものが当てはま
る。R52で表わされる基のうち好ましいものは、G51が
−CO−基の場合には、水素原子、アルキル基(例え
ば、メチル基、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチ
ル基、トリフルオロメチル基、3−ヒドロキシプロピル
基、3−メタンスルホンアミドプロピル基、フェニルス
ルホニルメチル基、ピリジニウムメチル基など)、アラ
ルキル基(例えば、o−ヒドロキシベンジル基など)、
アリール基(例えば、フェニル基、3,5−ジクロロフ
ェニル基、o−メタンスルホンアミドフェニル基、4−
メタンスルホニルフェニル基、2−ヒドロキシメチルフ
ェニル基など)などであり、特に水素原子、モノフルオ
ロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル
基が好ましい。また、G51が−SO2−基の場合には、
R52はアルキル基(例えば、メチル基など)、アラルキ
ル基(例えば、o−ヒドロキシベンジル基など)、アリ
ール基(例えば、フェニル基など)または置換アミノ基
(例えば、ジメチルアミノ基など)などが好ましい。G
51が−COCO−基の場合には、R52はアルコキシ基、
アリーロキシ基、アミノ基が好ましい。一般式(II)の
G51としては−CO−基、−COCO−基が好ましく、
−CO−基が最も好ましい。また、R52はG51−R52の
部分を残余分子から分裂させ、−G51−R52部分の原子
を含む環式構造を生成させる環化反応を生起するような
ものであってもよく、その例としては、例えば特開昭6
3−29751号などに記載のものが挙げられる。
アルキルまたはアリールスルホニル基(好ましくはフェ
ニルスルホニル基、又はハメットの置換基定数の和が−
0.5以上となるように置換されたフェニルスルホニル
基)、炭素数20以下のアシル基(好ましくはベンゾイ
ル基、又はハメットの置換基定数の和が−0.5以上と
なるように置換されたベンゾイル基、あるいは直鎖又は
分岐状、又は環状の無置換及び置換脂肪族アシル基(置
換基としては、例えばハロゲン原子、エーテル基、スル
ホンアミド基、カルボンアミド基、水酸基、カルボキシ
基、スルホン酸基が挙げられる))である。A51、A52
としては水素原子が最も好ましい。
に置換されていても良く、好ましい例としてはR51の置
換基として例示したものが挙げられる。さらにその置換
基、その置換基の置換基、置換基の置換基の置換基・・
・、というように多重に置換されていても良く、好まし
い例はやはりR51の置換基として例示したものがあては
まる。
カプラー等の不動性写真用添加剤において常用されてい
るバラスト基またはポリマーが組み込まれているもので
もよい。バラスト基は8以上の炭素数を有する、写真性
に対して比較的不活性な基であり、例えばアルキル基、
アラルキル基、アルコキシ基、フェニル基、アルキルフ
ェニル基、フェノキシ基、アルキルフェノキシ基などの
中から選ぶことができる。またポリマーとしては、例え
ば特開平1−100530号に記載のものが挙げられ
る。
ハロゲン化銀粒子表面に対する吸着を強める基が組み込
まれているものでもよい。かかる吸着基としては、アル
キルチオ基、アリールチオ基、チオ尿素基、複素環チオ
アミド基、メルカプト複素環基、トリアゾール基などの
米国特許第4,385,108号、同4,459,34
7号、特開昭59−195233号、同59−2002
31号、同59−201045号、同59−20104
6号、同59−201047号、同59−201048
号、同59−201049号、特開昭61−17073
3号、同61−270744号、同62−948号、同
63−234244号、同63−234245号、同6
3−234246号に記載された基があげられる。
は、R51がスルホンアミド基、アシルアミノ基またはウ
レイド基を介してバラスト基、ハロゲン化銀粒子表面に
対する吸着を促進する基、4級アンモニウム構造を持つ
基、またはアルキルチオ基を有するフェニル基であり、
G51が−CO−基であり、R52が水素原子、置換アルキ
ル基または置換アリール基(置換基としては電子吸引性
基または2位へのヒドロキシメチル基が好ましい)であ
るヒドラジン誘導体である。なお、上記のR51およびR
52の各選択肢のあらゆる組合せが可能であり、好まし
い。
傍にアニオン性基またはヒドラジンの水素原子と分子内
水素結合を形成するノニオン性基を有するヒドラジン誘
導体が好ましく用いられる。さらに具体的には、アニオ
ン性基としてはカルボン酸、スルホン酸、スルフィン
酸、リン酸、ホスホン酸およびそれらの塩が挙げられ
る。ヒドラジン水素と分子内水素結合を形成するノニオ
ン性基としては孤立電子対が5ないし7員環でヒドラジ
ン水素と水素結合を形成する基であり、酸素原子、窒素
原子、硫黄原子またはリン原子の少なくとも一つを有す
る基である。ノニオン性基としてはアルコキシ基、アミ
ノ基、アルキルチオ基、カルボニル基、カルバモイル
基、アルコキシカルボニル基、ウレタン基、ウレイド
基、アシルオキシ基、アシルアミノ基が挙げられる。こ
れらのうちアニオン性基が好ましく、さらにカルボン酸
およびその塩が最も好ましい。本発明で用いられる造核
剤として好ましいものは以下に一般式(III)、(IV)お
よび(V)で示されるものである。 一般式(III)
はヘテロ環基を表し、L61は電子吸引基を有する2価の
連結基を表し、Y61はアニオン性基またはヒドラジンの
水素原子と分子内水素結合を形成するノニオン性基を表
す。 一般式(IV)
はヘテロ環基を表し、L71は2価の連結基を表し、Y71
はアニオン性基またはヒドラジンの水素原子と分子内水
素結合を形成するノニオン性基を表す。 一般式(V)
表し、R81はアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシ基またはアミ
ノ基を表し、Y81はアニオン性基またはヒドラジンの水
素原子と分子内水素結合を形成するノニオン性基を表
す。m81は0から4の整数でありn81は1または2であ
る。n81が1のときR81は電子吸引性基を有する。
さらに詳細に説明する。R 61 、R 71 のアルキル基として
は炭素数1ないし16、好ましくは炭素数1ないし12
の直鎖、分岐鎖または環状のアルキル基であり、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチ
ル、アリル、プロパルギル、2−ブテニル、2−ヒドロ
キシエチル、ベンジル、ベンズヒドリル、トリチル、4
−メチルベンジル、2−メトキシエチル、シクロペンチ
ル、2−アセトアミドエチルである。
好ましくは炭素数6ないし12のアリール基で例えば、
フェニル、ナフチル、p−アルコキシフェニル、p−ス
ルホンアミドフェニル、p−ウレイドフェニル、p−ア
ミドフェニルである。ヘテロ環基としては炭素数1ない
し5の酸素原子、窒素原子、もしくは硫黄原子を1個以
上含む5員または6員環の飽和または不飽和のヘテロ環
であって環を構成するヘテロ原子の数及び元素の種類は
1つでも複数であっても良く、例えば、2−フリル、2
−チエニル、4−ピリジルである。
芳香族ヘテロ環基またはアリール置換メチル基であり、
更に好ましくはアリール基(例えばフェニル、ナフチ
ル)である。R 61 、R 71 は置換基で置換されていてもよ
く、置換基としては例えばアルキル基、アラルキル基、
アルコキシ基、アルキルまたはアリール置換アミノ基、
アミド基、スルホンアミド基、ウレイド基、ウレタン
基、アリールオキシ基、スルファモイル基、カルバモイ
ル基、アリール基、アルキルチオ基、アリールチオ基、
スルホニル基、スルフィニル基、ヒドロキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、スルホ基、カルボキシル基、リンサ
ンアミド基である。これらの基は更に置換されていても
よい。これらのうちスルホンアミド基、ウレイド基、ア
ミド基、アルコキシ基、ウレタン基が好ましく、スルホ
ンアミド基、ウレイド基が更に好ましい。これらの基は
可能なときは互いに連結して環を形成してもよい。
基はR 61 で述べたものが挙げられる。アルケニル基とし
ては炭素数2ないし18、好ましくは2ないし10のも
ので、例えばビニル、2−スチリルである。アルキニル
基としては炭素数2ないし18好ましくは2ないし10
のもので、例えばエチニル、フェニルエチニルである。
アルコキシ基としては炭素数1ないし16、好ましくは
炭素数1ないし10の直鎖、分岐鎖または環状のアルコ
キシ基であり、例えばメトキシ、イソプロポキシ、ベン
ジルオキシである。アミノ基としては炭素数0ないし1
6、好ましくは炭素数1ないし10のもので、エチルア
ミノ、ベンジルアミノ、フェニルアミノである。n81=
1のときR 81 としてはアルキル基、アルケニル基、アル
キニル基が好ましい。n81=2のときR 81 としてはアミ
ノ基、アルコキシ基が好ましい。
ットのσmの値が0.2以上のもの、好ましくは0.3
以上のもので、例えばハロゲン原子(フッ素、塩素、臭
素)、シアノ基、スルホニル基(メタンスルホニル、ベ
ンゼンスルホニル)、スルフィニル基(メタンスルフィ
ニル)、アシル基(アセチル、ベンゾイル)、オキシカ
ルボニル基(メトキシカルボニル)、カルバモイル基
(N−メチルカルバモイル)、スルファモイル基(メチ
ルスルファモイル)、ハロゲン置換アルキル基(トリフ
ルオロメチル)、ヘテロ環基(2−ベンズオキサゾリ
ル、ピロロ)、4級オニウム基(トリフェニルホスホニ
ウム、トリアルキルアンモニウム、ピリジニウム)が挙
げられる。電子吸引基を有するR 81 としては、例えばト
リフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロ
エチル、シアノメチル、メタンスルホニルメチル、アセ
チルエチル、トリフルオロメチルエチニル、エトキシカ
ルボニルメチルが挙げられる。
ルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基、アリー
レン基、二価のヘテロ環基およびそれらを−O−、−S
−、−NH−、−CO−、−SO2−等の単独または組
み合わせからなる基で連結したものである。L61、L71
はR 61 の置換基として述べた基で置換されていてもよ
い。アルキレン基としては、例えばメチレン、エチレ
ン、トリメチレン、ペンタメチレン、オクタメチレン、
プロピレン、2−ブテン−1,4−イル、2−ブチン−
1,4−イル、p−キシリレンである。アルケニレン基
としては、例えばビニレンである。アルキニレン基とし
てはエチニレンである。アリーレン基としては、例えば
フェニレンである。二価のヘテロ環基としては、例えば
フラン−1,4−ジイルである。L61としてはアルキレ
ン基、アルケニレン基、アルキニレン基、アリーレン基
が好ましく、アルキレン基がより好ましい。さらに鎖長
が炭素数2ないし3のアルキレン基が最も好ましい。L
71としてはアルキレン基、アリーレン基、−NH−アル
キレン−、−O−アルキレン−、−NH−アリーレン−
が好ましく、−NH−アルキレン−、−O−アルキレン
−がより好ましい。
の有する電子吸引性基として述べたものが挙げられる。
L61として例えばテトラフルオロエチレン、フルオロメ
チレン、ヘキサフルオロトリメチレン、パーフルオロフ
ェニレン、ジフルオロビニレン、シアノメチレン、メタ
ンスルホニルエチレンが挙げられる。
たものであり、アニオン性基または孤立電子対が5ない
し7員環でヒドラジン水素と水素結合を形成するノニオ
ン性基である。さらに具体的には、アニオン性基として
はカルボン酸、スルホン酸、スルフィン酸、リン酸、ホ
スホン酸およびそれらの塩が挙げられる。塩としてはア
ルカリ金属イオン(ナトリウム、カリウム)、アルカリ
土類金属イオン(カルシウム、マグネシウム)、アンモ
ニウム(アンモニウム、トリエチルアンモニウム、テト
ラブチルアンモニウム、ピリジニウム)、ホスホニウム
(テトラフェニルホスホニウム)が挙げられる。ノニオ
ン性基としては酸素原子、窒素原子、硫黄原子またはリ
ン原子の少なくとも一つを有する基で、アルコキシ基、
アミノ基、アルキルチオ基、カルボニル基、カルバモイ
ル基、アルコキシカルボニル基、ウレタン基、ウレイド
基、アシルオキシ基、アシルアミノ基が挙げられる。Y
61、Y71およびY81としてはアニオン性基が好ましく、
カルボン酸およびその塩がさらに好ましい。
の好ましいものは、一般式(III)のR61が有する置換基
として述べたものが挙げられる。m81が2以上の時それ
ぞれは同じでも異なっていてもよい。
ラーで用いられる耐拡散基を有してもよいし、ハロゲン
化銀への吸着促進基を有してもよい。耐拡散基としては
炭素数8以上30以下のもので、炭素数12以上25以
下のものが好ましい。ハロゲン化銀への吸着促進基とし
ては、好ましくはチオアミド類(例えばチオウレタン、
チオウレイド、チオアミド)、メルカプト類(例えば5
−メルカプトテトラゾール、3−メルカプト−1,2,
4−トリアゾール、2−メルカプト−1,3,4−チア
ジアゾール、2−メルカプト−1,3,4−オキサジア
ゾール等のヘテロ環メルカプト、アルキルメルカプト、
アリールメルカプト)およびイミノ銀を生成する5ない
し6員の含窒素ヘテロ環(例えばベンゾトリアゾール)
である。ハロゲン化銀吸着促進基を有するものとして
は、吸着基が保護されており現像処理時に保護基が除去
されてハロゲン化銀への吸着性が高まる構造のものも含
まれる。
は、それぞれ二つの化合物の水素原子が除去されたラジ
カルどうしが結合したビス型化合物を形成してもよい。
一般式(III)、(IV)および(V)においては、一般式
(III)および(IV)が好ましく、一般式(III)がより好
ましい。さらに一般式(III)、(IV)および(V)におい
ては、以下に示す一般式(IX)、(X)および(XI) がよ
り好ましく、一般式(IX)が最も好ましい。 一般式(IX)
(V)のR81、X81、m81と同義であり、L91、Y91は一
般式(III)のL61、Y61と同義である。一般式(X)
般式(V)のR81、X81、m81と同義であり、L101、Y
101は一般式(IV)のL71、Y71と同義である。 一般式(XI)
m111 、n111 は一般式(V)のR81、R81、X81、
Y81、m81、n 81 と同義である。
体の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
ては、上記のものの他に、RESEARCHDISCLOSURE Item2
3516(1983年11月号、P.346)およびそ
こに引用された文献の他、米国特許第4,080,20
7号、同4,269,929号、同4,276,364
号、同4,278,748号、同4,385,108
号、同4,459,347号、同4,478,928
号、同4,560,638号、同4,686,167
号、同4,912,016号 同4,988,604
号、同4,994,365号、同5,041,355
号、同5,104,769号、英国特許第2,011,
391B号、欧州特許第217,310号、同301,
799号、同356,898号、特開昭60−1797
34号、同61−170733号、同61−27074
4号、同62−178246号、同62−270948
号、同63−29751号、同63−32538号、同
63−104047号、同63−121838号、同6
3−129337号、同63−223744号、同63
−234244号、同63−234245号、同63−
234246号、同63−294552号、同63−3
06438号、同64−10233号、特開平1−90
439号、同1−100530号、同1−105941
号、同1−105943号、同1−276128号、同
1−280747号、同1−283548号、同1−2
83549号、同1−285940号、同2−2541
号、同2−77057号、同2−139538号、同2
−196234号、同2−196235号、同2−19
8440号、同2−198441、同2−198442
号、同2−220042号、同2−221953号、同
2−221954号、同2−285342号、同2−2
85343号、同2−289843号、同2−3027
50号、同2−304550号、同3−37642号、
同3−54549号、同3−125134号、同3−1
84039号、同3−240036号、同3−2400
37号、同3−259240号、同3−280038
号、同3−282536号、同4−51143号、同4
−56842号、同4−84134号、同2−2302
33号、同4−96053号、同4−216544号、
同5−45761号、同5−45762号、同5−45
763号、同5−45764号、同5−45765号、
特願平5−94925に記載されたものを用いることが
できる。
としてはハロゲン化銀1モルあたり1×10-6モルない
し5×10-2モル含有されるのが好ましく、特に1×1
0-5モルないし2×10-2モルの範囲が好ましい添加量
である。
和性有機溶媒、例えばアルコール類(メタノール、エタ
ノール、プロパノール、フッ素化アルコール)、ケトン
類(アセトン、メチルエチルケトン)、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、メチルセルソルブなど
に溶解して用いることができる。また、既に良く知られ
ている乳化分散法によって、ジブチルフタレート、トリ
クレジルフォスフェート、グリセリルトリアセテートあ
るいはジエチルフタレートなどのオイル、酢酸エチルや
シクロヘキサノンなどの補助溶媒を用いて溶解し、機械
的に乳化分散物を作製して用いることができる。あるい
は固体分散法として知られている方法によって、ヒドラ
ジン誘導体の粉末を水の中にボ−ルミル、コロイドミ
ル、あるいは超音波によって分散して用いることもでき
る。また、特開平2−948号に記載されているように
ポリマー微粒子中に含有させて用いることもできる。
ハロゲン化銀乳剤層あるいはその他の親水性コロイド層
中に、アミン誘導体、オニウム塩、ジスルフィド誘導
体、およびヒドロキシメチル誘導体等の造核促進剤を好
ましく含有することができる。本発明に用いられるアミ
ン誘導体としては、例えば特開昭60−140340
号、同62−50829号、同62−222241号、
同62−250439号、同62−280733号、同
63−124045号、同63−133145号、同6
3−286840号等に記載の化合物を挙げることがで
きる。アミン誘導体としてより好ましくは、特開昭63
−124045号、同63−133145号、同63−
286840号等に記載されているハロゲン化銀に吸着
する基を有する化合物、または特開昭62−22224
1号に記載されている炭素数の和が20以上の化合物で
ある。本発明に用いられるオニウム塩としては、アンモ
ニウム塩またはホスホニウム塩が好ましい。好ましいア
ンモニウム塩の例としては、特開昭62−250439
号、同62−280733号等に記載されている化合物
を挙げることができる。また、好ましいホスホニウム塩
の例としては特開昭61−167939号、同62−2
80733号等に記載されている化合物を挙げることが
できる。本発明に用いられるジスルフィド誘導体として
は、例えば特開昭61−198147号記載の化合物を
挙げることができる。本発明に用いられるヒドロキシメ
チル誘導体としては、例えば米国特許第4,693,9
56号、同4,777,118号、EP231,850
号、特開昭62−50829号等記載の化合物を挙げる
ことができ、より好ましくはジアリールメタノール誘導
体である。
−103,272号に記載された一般式(VI)ないし
(VIII) の化合物、具体的にはIV−1〜IV−36、V −
1〜V−22、VI−1〜VI−36、VIII−1〜VIII−4
1の例示化合物、ならびに同特許に記載された一般式
(A)〜(D)の化合物、具体的にはA−101〜A−
147、A−201〜A−255の例示化合物を挙げる
ことができる。本発明に用いられる造核促進剤の具体的
化合物例を以下に示すが、本発明はこれらに限定されな
い。
加量が異なるがヒドラジン化合物1モルあたり1.0×
10-2モルないし1.0×102モルの範囲で用いるの
が好ましい。これらの化合物は適当な溶媒(H2O、メ
タノールやエタノール等のアルコ−ル類、アセトン、ジ
メチルホルムアミド、メチルセロソルブ等)に溶解して
塗布液に添加される。 これらの化合物を複数の種類を
併用してもよい。
るハロゲン化銀乳剤はハロゲン化銀として特に制限はな
く、塩化銀、塩臭化銀、臭化銀、沃塩臭化銀、沃臭化銀
を用いることができるが、塩化銀含有率50モル%以上
を含有する塩臭化銀、沃塩臭化銀が好ましい。沃化銀含
有率は3モル%以下、より好ましくは0.5モル%以下
が好ましい。ハロゲン化銀粒子の形状は、立方体、十四
面体、八面体、不定型、板状いずれでも良いが、立方体
が好ましい。ハロゲン化銀の平均粒径は0.1μmない
し0.7μmが好ましいが、より好ましくは0.2ない
し0.5μmであり、{(粒径の標準偏差)/(平均粒
径)}×100で表される変動係数が15%以下、より
好ましくは10%以下の粒径分布の狭いものが好まし
い。ハロゲン化銀粒子は内部と表層が均一な層からなっ
ていても、異なる層からなっていても良い。本発明に用
いられる写真乳剤は、P.Glafkides著 Ch
imieet Physique Photograp
hique (Paul Montel社刊、1967
年)、G.F.Dufin著 Photographi
cEmulsion Chemistry(The F
orcal Press刊、1966年)、V.L.Z
elikman et al著 Makingnd C
oating Photographic Emuls
ion(TheFocal Press刊、1964
年)などに記載された方法を用いて調製することができ
る。
る方法としては、片側混合法、同時混合法、それらの組
み合わせなどのいずれを用いても良い。粒子を銀イオン
過剰の下において形成させる方法(いわゆる逆混合法)
を用いることもできる。同時混合法の一つの形式として
ハロゲン化銀の生成される液相中のpAgを一定に保つ
方法、すなわち、いわゆるコントロールド・ダブルジェ
ット法を用いることもできる。またアンモニア、チオエ
ーテル、四置換チオ尿素等のいわゆるハロゲン化銀溶剤
を使用して粒子形成させることが好ましい。より好まし
くは四置換チオ尿素化合物であり、特開昭53−824
08号、同55−77737号に記載されている。好ま
しいチオ尿素化合物はテトラメチルチオ尿素、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジンチオンである。コントロ
ールド・ダブルジェット法およびハロゲン化銀溶剤を使
用した粒子形成方法では、結晶型が規則的で粒子サイズ
分布の狭いハロゲン化銀乳剤を作るのが容易であり、本
発明に用いられるハロゲン化銀乳剤を作るのに有用な手
段である。また、粒子サイズを均一にするためには、英
国特許第1,535,016号、特公昭48−3689
0、同52−16364号に記載されているように、硝
酸銀やハロゲン化アルカリの添加速度を粒子成長速度に
応じて変化させる方法や、英国特許第4,242,44
5号、特開昭55−158124号に記載されているよ
うに水溶液の濃度を変化させる方法を用いて、臨界飽和
度を越えない範囲において早く成長させることが好まし
い。
られるハロゲン化銀粒子には高コントラストおよび低カ
ブリを達成するために、ロジウム、レニウム、ルテニウ
ム、オスミニウム、イリジウムから選ばれる少なくとも
一種の金属を含有することが好ましい。この含有率は銀
1モルに対して1×10-9モルないし1×10-5モルの
範囲が好ましく、さらには1×10-8ないし5×10-6
モルの範囲が好ましい。これらの金属は2種以上併用し
ても良い。これらの金属はハロゲン化銀粒子中に均一に
含有させることもできるし、特開昭63−29603
号、特開平2−306236号、同3−167545
号、同4−76534号、同6−110146号、特願
平4−68305号等に記載されているように粒子内に
分布をもたせて含有させることもできる。
は、水溶性ロジウム化合物を用いることができる。たと
えば、ハロゲン化ロジウム(III)化合物、またはロジウ
ム錯塩で配位子としてハロゲン、アミン類、オキザラト
等を持つもの、たとえば、ヘキサクロロロジウム(III)
錯塩、ヘキサブロモロジウム(III)錯塩、ヘキサアンミ
ンロジウム(III)錯塩、トリザラトロジウム(III)錯塩
等が挙げられる。これらのロジウム化合物は、水あるい
は適当な溶媒に溶解して用いられるが、ロジウム化合物
の溶液を安定化させるために一般によく行われる方法、
すなわち、ハロゲン化水素水溶液(たとえば塩酸、臭
酸、フッ酸等)、あるいはハロゲン化アルカリ(たとえ
ばKCl、NaCl、KBr、NaBr等)を添加する
方法を用いることができる。水溶性ロジウムを用いる代
わりにハロゲン化銀調製時に、あらかじめロジウムをド
ープしてある別のハロゲン化銀粒子を添加して溶解させ
ることも可能である。
ン化銀1モル当り1×10-8モルないし5×10-6モル
の範囲が好ましく、特に好ましくは5×10-8モルない
し1×10-6モルである。これらの化合物の添加は、ハ
ロゲン化銀乳剤粒子の製造時及び乳剤を塗布する前の各
段階において適宜行うことができるが、特に乳剤形成時
に添加し、ハロゲン化銀粒子中に組み込まれることが好
ましい。
ム、オスミニウムは特開昭63−2042号、特開平1
−285941号、同2−20852号、同2−208
55号等に記載された水溶性錯塩の形で添加される。特
に好ましいものとして、以下の式で示される六配位錯体
が挙げられる。 [ML6]-n ここでMはRu、Re、またはOsを表し、nは0、
1、2、3または4を表す。この場合、対イオンは重要
性を持たず、アンモニウムもしくはアルカリ金属イオン
が用いられる。また好ましい配位子としてはハロゲン化
物配位子、シアン化物配位子、シアン酸化物配位子、ニ
トロシル配位子、チオニトロシル配位子等が挙げられ
る。以下に本発明に用いられる具体的錯体の例を示す
が、本発明はこれに限定されるものではない。
モル当り1×10-9モルないし1×10-5モルの範囲が
好ましく、特に好ましくは1×10-8モルないし1×1
0-6モルである。これらの化合物の添加は、ハロゲン化
銀乳剤粒子の製造時及び乳剤を塗布する前の各段階にお
いて適宜行うことができるが、特に乳剤形成時に添加
し、ハロゲン化銀粒子中に組み込まれることが好まし
い。これらの化合物をハロゲン化銀の粒子形成中に添加
してハロゲン化銀粒子中に組み込むには、金属錯体の粉
末もしくはNaCl、KClと一緒に溶解した水溶液
を、粒子形成中の水溶性塩または水溶性ハライド溶液中
に添加しておく方法、あるいは銀塩とハライド溶液が同
時に混合されるとき第3の溶液として添加し、3液同時
混合の方法でハロゲン化銀粒子を調製する方法、あるい
は粒子形成中に必要量の金属錯体の水溶液を反応容器に
投入する方法などがある。特に粉末もしくはNaCl、
KClと一緒に溶解した水溶液を、水溶性ハライド溶液
に添加する方法が好ましい。粒子表面に添加するには、
粒子形成直後または物理熟成時途中もしくは終了時また
は化学熟成時に必要量の金属錯体の水溶液を反応容器に
投入することもできる。
ては種々のものを使用できるが、例えばヘキサクロロイ
リジウム、ヘキサアンミンイリジウム、トリオキザラト
イリジウム、ヘキサシアノイリジウム等が挙げられる。
これらのイリジウム化合物は、水あるいは適当な溶媒に
溶解して用いられるが、イリジウム化合物の溶液を安定
化させるために一般によく行われる方法、すなわち、ハ
ロゲン化水素水溶液(たとえば塩酸、臭酸、フッ酸
等)、あるいはハロゲン化アルカリ(たとえばKCl、
NaCl、KBr、NaBr等)を添加する方法を用い
ることができる。水溶性イリジウムを用いる代わりにハ
ロゲン化銀調製時に、あらかじめイリジウムをドープし
てある別のハロゲン化銀粒子を添加して溶解させること
も可能である。
の重金属塩をドープしても良い。特にK4[Fe(C
N)6]のようなFe塩のドープが有利に行われる。さ
らに本発明に用いられるハロゲン化銀粒子に、コバル
ト、ニッケル、パラジウム、白金、金、タリウム、銅、
鉛、クロム等の金属原子を含有してもよい。上記金属は
ハロゲン化銀1モルあたり1×10-9ないし1×10-4
モルが好ましい。また、上記金属を含有せしめるには単
塩、複塩、または錯塩の形の金属塩にして粒子調製時に
添加することができる。
ることが好ましい。化学増感の方法としては、硫黄増感
法、セレン増感法、テルル増感法、貴金属増感法などの
知られている方法を用いることができ、単独または組み
合わせて用いられる。組み合わせて使用する場合には、
例えば、硫黄増感法と金増感法、硫黄増感法とセレン増
感法と金増感法、硫黄増感法とテルル増感法と金増感法
等が好ましい。
黄増感剤を添加して、40℃以上の高温で乳剤を一定時
間攪拌することにより行われる。硫黄増感剤としては公
知の化合物を使用することができ、例えば、ゼラチン中
に含まれる硫黄化合物のほか、種々の硫黄化合物、例え
ば、チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾール類、ローダニ
ン類等を用いることができる。好ましい硫黄化合物は、
チオ硫酸塩、チオ尿素化合物である。硫黄増感剤の添加
量は、化学熟成時のpH、温度、ハロゲン化銀粒子の大
きさなどの種々の条件の下で変化するが、ハロゲン化銀
1モルあたり10-7ないし10-2モルであり、より好ま
しくは10-5ないし10-3モルである。
は、公知のセレン化合物を用いることができる。すなわ
ち通常、不安定型および/または非安定型セレン化合物
を添加して、高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定
時間攪拌することにより行われる。不安定型セレン化合
物としては特公昭44−15748号、特公昭43−1
3489号、特願平2−130976号、同2−229
300号、同3−121798号等に記載の化合物を用
いることができる。特に特願平3−121798号中の
一般式(VIII) および(IX)で示される化合物を用いる
ことが好ましい。
ゲン化銀粒子表面または内部に、増感核になると推定さ
れるテルル化銀を生成せしめる化合物である。ハロゲン
化銀乳剤中のテルル化銀生成速度については特願平4−
146739号に記載の方法で試験することができる。
具体的には、米国特許第1,623,499号、同第
3,320,069号、同第3,772,031号、英
国特許第235,211号、同第1,121,496号
同第1,295,462号、同第1,396,696
号、カナダ特許第800,958号、特願平2−333
819号、同3−53693号、同3−131598
号、同4−129787号、J. Chem. Soc.Chem. Commu
n.,635(1980)、同1102(1979),同645(1979)、J. Chem.
Soc. Perkin. Trans.,1,2191(1980)、S.Patai編、The C
hemistry of Organic Serenium andTellurium Compound
s, Vol1(1986)、同Vol2(1987)に記載の化合物を用いる
ことができる。特に特願平4−146739号中の一般
式(II)、(III)、(IV)で示される化合物が好まし
い。
感剤の使用量は、使用するハロゲン化銀粒子、化学熟成
条件等によって変わるが、一般にハロゲン化銀1モルあ
たり、10-8ないし10-2モル、好ましくは10-7ない
し10-3モル程度を用いる。本発明における化学増感の
条件としては特に制限はないが、pHとしては5ないし
8、pAgとしては6ないし11、好ましくは7ないし
10であり、温度としては40ないし95℃、好ましく
は45ないし85℃である。
は、金、白金、パラジウム等が挙げられるが、特に金増
感が好ましい。本発明に用いられる金増感剤としては具
体的には、塩化金酸、カリウムクロロオーレート、カリ
ウムオーリチオシアネート、硫化金などが挙げられ、ハ
ロゲン化銀1モルあたり10-7ないし10-2モル程度を
用いることができる。
ゲン化銀粒子の形成または物理熟成の過程においてカド
ミウム塩、亜硫酸塩、鉛塩、タリウム塩などを共存させ
てもよい。本発明においては、還元増感を用いることが
できる。還元増感剤としては第一スズ塩、アミン類、ホ
ルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物などを用いる
ことができる。本発明のハロゲン化銀乳剤は、欧州特許
(EP)−293,917号に示される方法により、チ
オスルホン酸化合物を添加しても良い。本発明に用いら
れる感光材料中のハロゲン化銀乳剤は、一種だけでもよ
いし、二種以上(例えば、平均粒子サイズの異なるも
の、ハロゲン組成の異なるもの、晶癖の異なるもの、化
学増感の条件の異なるもの)併用してもよい。
の他の親水性コロイド層の結合剤としては、ゼラチンを
用いるのが有利であるが、それ以外の親水性コロイドも
用いることができる。たとえばゼラチン誘導体、ゼラチ
ンと他の高分子とのグラフトポリマー、アルブミン、カ
ゼイン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、セルロース硫酸エステル類等
の如きセルロース誘導体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導
体などの糖誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニル
アルコール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル
アミド、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾー
ル等の単一あるいは共重合体の如き多種の合成親水性高
分子物質を用いることができる。ゼラチンとしては石灰
処理ゼラチンのほか、酸処理ゼラチンを用いてもよく、
ゼラチン加水分解物、ゼラチン酵素分解物も用いること
ができる。
程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止しあるい
は写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物を含有
させることができる。すなわちアゾール類たとえばベン
ゾチアゾリウム塩、ニトロインダゾール類、クロロベン
ズイミダゾール類、ブロモベンズイミダゾール類、メル
カプトチアゾール類、メルカプトベンゾチアゾール類、
メルカプトチアジアゾール類、アミノトリアゾール類、
ベンゾチアゾール類、ニトロベンゾトリアゾール類、な
ど;メルカプトピリミジン類;メルカプトトリアジン
類;たとえばオキサゾリンチオンのようなチオケト化合
物;アザインデン類、たとえばトリアザインデン類、テ
トラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換(1,
3,3a,7)テトラザインデン類)、ペンタアザイン
デン類など;ハイドロキノンおよびその誘導体;ジスル
フィド類、たとえばチオクト酸;ベンゼンチオスルフォ
ン酸、ベンゼンスルフィン酸、ベンゼンスルフォン酸ア
ミド等のようなカブリ防止剤または安定剤として知られ
た多くの化合物を加えることができる。これらのものの
中で、好ましいのはベンゾトリアゾール類(例えば、5
−メチル−ベンゾトリアゾール)及びニトロインダゾー
ル類(例えば5−ニトロインダゾール)である。また、
これらの化合物を処理液に含有させてもよい。
に関しては、特に制限は無く、例えば下記箇所に記載さ
れたものを好ましく用いることが出来る。 項 目 該 当 箇 所 1)界面活性剤 特開平2−12236号公報第9頁右上欄7行目か ら同右下欄7行目、及び特開平2−18542号公 報第2頁左下欄13行目から同第4頁右下欄18行 目。 2)カブリ防止剤 特開平2−103536号公報第17頁右下欄19 行目から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄1行 目から5行目、さらに特開平1−237538号公 報に記載のチオスルフィン酸化合物。 3)ポリマーラテックス 特開平2−103536号公報第18頁左下欄12 行目から同20行目。 4)酸基を有する化合物 特開平2−103536号公報第18頁右下欄6行 目から同第19頁左上欄1行目。 5)マット剤、滑り剤、 特開平2−103536号公報第19頁左上欄15 可塑剤 行目から同第19頁右上欄15行目。 6)硬膜剤 特開平2−103536号公報第18頁右上欄5行 目から同第17行目。 7)染料 特開平2−103536号公報第17頁右下欄1行 目から同18行目の染料、同2−294638号公 報及び特願平3−185773号に記載の固体染料 。 8)バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目か ら20行目。特願平6−44606号に記載のシン ジオタクチックポリスチレン支持体。 9)黒ポツ防止剤 米国特許第4956257号及び特開平1−118 832号公報に記載の化合物。 10)モノメチン化合物 特開平2−287532号公報の一般式(II)の化 合物(特に化合物例II−1ないしII−26)。 11)ジヒドロキシベンゼ 特開平3−39948号公報第11頁左上欄から第 ン類 12頁左下欄の記載、及びEP452772A号公 報に記載の化合物
液には、通常用いられる添加剤(例えば、現像主薬、ア
ルカリ剤、pH緩衝剤、保恒剤、キレート剤)を含有する
ことができる。本発明の現像処理には、公知の方法のい
ずれを用いることもできるし、現像処理液には公知のも
のを用いることができる。本発明に使用する現像液に用
いる現像主薬には特別な制限はないが、ジヒドロキシベ
ンゼン類、あるいはアスコルビン酸誘導体を含むことが
好ましく、更に現像能力の点でジヒドロキシベンゼン類
と1−フェニル−3−ピラゾリドン類の組合せ、ジヒド
ロキシベンゼン類とp−アミノフェノール類の組合せ、
アスコルビン酸誘導体と1−フェニル−3−ピラゾリド
ン類の組合せまたは、アスコルビン酸誘導体とp−アミ
ノフェノール類の組合せが好ましい。
主薬としてはハイドロキノン、クロロハイドロキノン、
イソプロピルハイドロキノン、メチルハイドロキノン、
ハイドロキノンモノスルホン酸塩などがあるが、特にハ
イドロキノンが好ましい。本発明に用いるアスコルビン
酸誘導体現像主薬としてはアスコルビン酸、その立体異
性体であるエリソルビン酸やそのアルカリ金属塩(ナト
リウム、カリウム塩)などがある。 本発明に用いる1
−フェニル−3−ピラゾリドン又はその誘導体の現像主
薬としては1−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾ
リドンなどがある。本発明に用いるp−アミノフェノー
ル系現像主薬としてはN−メチル−p−アミノフェノー
ル、p−アミノフェノール、N−(β−ヒドロキシエチ
ル)−p−アミノフェノール、N−(4−ヒドロキシフ
ェニル)グリシン等があるが、なかでもN−メチル−p
−アミノフェノールが好ましい。ジヒドロキシベンゼン
系現像主薬は通常0.05ないし0.8モル/リットル
の量で用いられるのが好ましい。特に好ましくは、0.
2ないし0.6モル/リットルの範囲である。またジヒ
ドロキシベンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン
類もしくはp−アミノフェノール類の組合せを用いる場
合には前者を0.05ないし0.6モル/リットル、さ
らに好ましくは0.2ないし0.5モル/リットル、後
者を0.06モル/リットル以下、さらに好ましくは
0.03モル/リットル以下の量で用いるのが好まし
い。アスコルビン酸誘導体現像主薬は通常0.05ない
し0.8モル/リットルの量で用いられるのが好まし
い。特に好ましくは、0.2ないし0.6モル/リット
ルの範囲である。またアスコルビン酸誘導体と1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン類もしくはp−アミノフェノー
ル類の組合せを用いる場合には前者を0.05ないし
0.6モル/リットル、さらに好ましくは0.2ないし
0.5モル/リットル、後者を0.06モル/リットル
以下、さらに好ましくは0.03モル/リットル以下の
量で用いるのが好ましい。
リウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アン
モニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウ
ム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどがある。
亜硫酸塩は0.20モル/リットル以上、特に0.3モ
ル/リットル以上用いられるが、余りに多量添加すると
現像液中の銀汚れの原因になるので、上限は1.2モル
/リットルとするのが望ましい。特に好ましくは、0.
35ないし0.7モル/リットルである。ジヒドロキシ
ベンゼン系現像主薬の保恒剤として、亜硫酸塩と併用し
てアスコルビン酸誘導体を少量使用しても良い。アスコ
ルビン酸誘導体としては、アスコルビン酸、その立体異
性体であるエリソルビン酸やそのアルカリ金属塩(ナト
リウム、カリウム塩)などがあるが、エリソルビン酸ナ
トリウムを用いることが素材コストの点で好ましい。添
加量はジヒドロキシベンゼン系現像主薬に対して、モル
比で0.03ないし0.12の範囲が好ましく、特に好
ましくは0.05ないし0.10の範囲である。保恒剤
としてアスコルビン酸誘導体を使用する場合には現像液
中にホウ素化合物を含まないことが好ましい。
通常の水溶性無機アルカリ金属塩(例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム)を用いることができる。上記の以外に用いられる添
加剤としては、臭化ナトリウム、臭化カリウムの如き現
像抑制剤;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジメチルホルムアミドの
如き有機溶剤;ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン等のアルカノールアミン、イミダゾール又はその誘
導体等の現像促進剤;メルカプト系化合物、インダゾー
ル系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾイミ
ダゾール系化合物をカブリ防止剤又は黒ポツ(black pep
per)防止剤として含んでもよい。具体的には、5−ニト
ロインダゾール、5−p−ニトロベンゾイルアミノイン
ダゾール、1−メチル−5−ニトロインダゾール、6−
ニトロインダゾール、3−メチル−5−ニトロインダゾ
ール、5−ニトロベンズイミダゾール、2−イソプロピ
ル−5−ニトロベンズイミダゾール、5−ニトロベンズ
トリアゾール、4−[(2−メルカプト−1,3,4−
チアジアゾール−2−イル)チオ]ブタンスルホン酸ナ
トリウム、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−
2−チオール、メチルベンゾトリアゾール、5−メチル
ベンゾトリアゾール、2−メルカプトベンゾトリアゾー
ルなどを挙げることができる。これらカブリ防止剤の量
は、通常、現像液1リットル当り0.01ないし10mm
olであり、より好ましくは、0.1ないし2mmolであ
る。
機のキレート剤を併用することができる。無機キレート
剤としては、テトラポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタ
リン酸ナトリウム等を用いることができる。一方、有機
キレート剤としては、主に有機カルボン酸、アミノポリ
カルボン酸、有機ホスホン酸、アミノホスホン酸及び有
機ホスホノカルボン酸を用いることができる。有機カル
ボン酸としては、アクリル酸、シュウ酸、マロン酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、コハク
酸、アシエライン酸、セバチン酸、ノナンジカルボン
酸、デカンジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、マ
レイン酸、イタコン酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸等
を挙げることができるがこれらに限定されるものではな
い。
酢酸、ニトリロ三酢酸、ニトリロ三プロピオン酸、エチ
レンジアミンモノヒドロキシエチル三酢酸、エチレンジ
アミン四酢酸、グリコールエーテル四酢酸、1,2−ジ
アミノプロパン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、
トリエチレンテトラミン六酢酸、1,3−ジアミノ−2
−プロパノール四酢酸、グリコールエーテルジアミン四
酢酸、その他特開昭52−25632号、同55−67
747号、同57−102624号、及び特公昭53−
40900号明細書等に記載の化合物を挙げることがで
きる。
4454号、同3794591号、及び西独特許公開2
227639号等に記載のヒドロキシアルキリデン−ジ
ホスホン酸やリサーチ・ディスクロージャー(Research
Disclosure) 第181巻、Item 18170(1979
年5月号)等に記載の化合物が挙げられる。アミノホス
ホン酸としては、アミノトリス(メチレンホスホン
酸)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ア
ミノトリメチレンホスホン酸等が挙げられるが、その他
上記リサーチ・ディスクロージャー18170号、特開
昭57−208554号、同54−61125号、同5
5−29883号及び同56−97347号等に記載の
化合物を挙げることができる。
52−102726号、同53−42730号、同54
−121127号、同55−4024号、同55−40
25号、同55−126241号、同55−65955
号、同55−65956号、及び前述のリサーチ・ディ
スクロージャー18170号等に記載の化合物を挙げる
ことができる。これらのキレート剤はアルカリ金属塩や
アンモニウム塩の形で使用してもよい。これらキレート
剤の添加量としては、現像液1リットル当り好ましく
は、1×10-4ないし1×10-1モル、より好ましくは
1×10-3ないし1×10-2モルである。
開昭56−24347号、特公昭56−46585号、
特公昭62−2849号、特開平4−362942号記
載の化合物を用いることができる。また、現像ムラ防止
剤として特開昭62−212651号記載の化合物、溶
解助剤として特開昭61−267759号記載の化合物
を用いることができる。さらに必要に応じて色調剤、界
面活性剤、消泡剤、硬膜剤等を含んでもよい。
して炭酸塩、特開昭62−186259号に記載のホウ
酸、特開昭60−93433号に記載の糖類(例えばサ
ッカロース)、オキシム類(例えばアセトオキシム)、
フェノール類(例えば5−スルホサリチル酸)、第3リ
ン酸塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩)などが用い
られ、好ましくは炭酸塩、ホウ酸が用いられる。現像液
のpHは9.5ないし11.0が好ましく、特に好まし
くは9.8ないし11.0の範囲である。現像処理温度
及び時間は相互に関係し、全処理時間との関係において
決定されるが、一般に現像温度は約20℃ないし約50
℃、好ましくは25ないし45℃で、現像時間は5秒な
いし2分、好ましくは7秒ないし1分30秒である。ハ
ロゲン化銀黒白写真感光材料1平方メートルを処理する
際に、現像液の補充液量は500ミリリットル以下、好
ましくは400ミリリットル以下である。処理液の搬送
コスト、包装材料コスト、省スペース等の目的で、処理
液を濃縮化し、使用時に希釈して用いるようにすること
は好ましいことである。現像液の濃縮化のためには、現
像液に含まれる塩成分をカリウム塩化することが有効で
ある。
オ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、必要により
酒石酸、クエン酸、グルコン酸、ホウ酸、イミノジ酢
酸、5−スルホサリチル酸、グルコヘプタン酸、タイロ
ン、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五
酢酸、ニトリロ三酢酸これらの塩を含む水溶液である。
近年の環境保護の観点からは、ホウ酸は含まれない方が
好ましい。本発明に用いられる定着液の定着剤としては
チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムなどであ
り、定着速度の点からはチオ硫酸アンモニウムが好まし
いが、近年の環境保護の観点からチオ硫酸ナトリウムが
使われても良い。これら既知の定着剤の使用量は適宜変
えることができ、一般には約0.1ないし約2モル/リ
ットルである。特に好ましくは、0.2ないし1.5モ
ル/リットルである。定着液には所望により、硬膜剤
(例えば水溶性アルミニウム化合物)、保恒剤(例え
ば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢
酸)、pH調整剤(例えば、アンモニア、硫酸)、キレー
ト剤、界面活性剤、湿潤剤、定着促進剤を含むことがで
きる。界面活性剤としては、例えば硫酸化物、スルフォ
ン化物などのアニオン界面活性剤、ポリエチレン系界面
活性剤、特開昭57−6740号公報記載の両性界面活
性剤などが挙げられる。また、公知の消泡剤を添加して
もよい。湿潤剤としては、例えばアルカノールアミン、
アルキレングリコールなとが挙げられる。定着促進剤と
しては、例えば特公昭45−35754号、同58−1
22535号、同58−122536号各公報記載のチ
オ尿素誘導体、分子内に3重結合を持つアルコール、米
国特許第4126459号記載のチオエーテル化合物、
特開平4−229860号記載のメソイオン化合物など
が挙げられ、また、特開平2−44355号記載の化合
物を用いてもよい。また、pH緩衝剤としては、例えば酢
酸、リンゴ酸、こはく酸、酒石酸、クエン酸シュウ酸、
マレイン酸、グリコール酸、アジピン酸などの有機酸、
ホウ酸、リン酸塩、亜硫酸塩などの無機緩衝剤が使用で
きる。好ましいものとして酢酸、酒石酸、亜硫酸塩が用
いられる。ここでpH緩衝剤は、現像液の持ち込みによ
る定着剤のpH上昇を防ぐ目的で使用され、0.01ない
し1.0モル/リットル、より好ましくは0.02ない
し0.6モル/リットル程度用いる。定着液のpHは
4.0ないし6.5が好ましく、特に好ましくは4.5
ないし6.0の範囲である。また、色素溶出促進剤とし
て、特開昭64−4739号記載の化合物を用いること
もできる。
性アルミニウム塩、クロム塩がある。好ましい化合物は
水溶性アルミニウム塩であり、例えば塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、カリ明バンなどがある。好まし
い添加量は0.01モルないし0.2モル/リットル、さらに
好ましくは0.03ないし0.08モル/リットルである。定着
温度は、約20℃ないし約50℃、好ましくは25ない
し45℃で、定着時間は5秒ないし1分、好ましくは7
秒ないし50秒である。定着液の補充量は、感光材料の
処理量に対して600ml/m2以下であり、特に500ml
/m2以下が好ましい。
で水洗または安定化処理される。水洗または安定化処理
は、水洗水量は通常ハロゲン化銀感光材料1m2当り、2
0リットル以下で行われ、3リットル以下の補充量(0
も含む、すなわちため水水洗)で行うこともできる。す
なわち、節水処理が可能となるのみならず、自現機設置
の配管を不要とすることができる。水洗水の補充量を少
なくする方法として、古くより多段向流方式(例えば2
段、3段など)が知られている。この多段向流方式を本
発明に適用すれば定着後の感光材料は徐々に正常な方
向、つまり定着液で汚れていない処理液の方に順次接触
して処理されていくので、さらに効率の良い水洗がなさ
れる。水洗を少量の水で行う場合は、特開昭63−18
350号、同62−287252号などに記載のスクイ
ズローラー、クロスオーバーローラーの洗浄槽を設ける
ことがより好ましい。あるいは、また、少量水洗時に問
題となる公害負荷低減のために種々の酸化剤添加やフィ
ルター濾過を組み合わせてもよい。更に、本発明の方法
で水洗または安定化浴に防黴手段を施した水を処理に応
じて補充することによって生ずる水洗又は安定化浴から
のオーバーフロー液の一部又は全部は特開昭60−23
5133号に記載されているようにその前の処理工程で
ある定着能を有する処理液に利用することもできる。ま
た、少量水洗時に発生し易い水泡ムラ防止および/また
はスクイズローラーに付着する処理剤成分が処理された
フィルムに転写することを防止するために水溶性界面活
性剤や消泡剤を添加してもよい。また、感光材料から溶
出した染料による汚染防止に、特開昭63−16345
6号記載の色素吸着剤を水洗槽に設置してもよい。ま
た、前記水洗処理に続いて安定化処理する場合もあり、
その例として特開平2−201357号、同2−132
435号、同1−102553号、特開昭46−444
46号に記載の化合物を含有した浴を感光材料の最終浴
として使用してもよい。この安定浴にも必要に応じてア
ンモニウム化合物、Bi、Alなどの金属化合物、蛍光
増白剤、各種キレート剤、膜pH調節剤、硬膜剤、殺菌
剤、防かび剤、アルカノールアミンや界面活性剤を加え
ることもできる。水洗工程もしくは安定化工程に用いら
れる水としては水道水のほか脱イオン処理した水やハロ
ゲン、紫外線殺菌灯や各種酸化剤(オゾン、過酸化水
素、塩素酸塩など)等によって殺菌された水を使用する
ことが好ましいし、また、特開平4−39652号、特
開平5−241309号記載の化合物を含む水洗水を使
用してもよい。水洗または安定浴温度及び時間は0ない
し50℃、5秒ないし2分が好ましい。
73147号に記載された酸素透過性の低い包材で保管
することが好ましい。本発明に用いられる処理液は粉剤
および固形化しても良い。その方法は、公知のものを用
いることができるが、特開昭61−259921号、特
開平4−85533号、特開平4−16841号記載の
方法を使用することが好ましい。特に好ましくは特開昭
61−259921号記載の方法である。補充量を低減
する場合には処理槽の空気との接触面積を小さくするこ
とによって液の蒸発、空気酸化を防止することが好まし
い。ローラー搬送型の自動現像機については米国特許第
3025779号明細書、同第3545971号明細書
などに記載されており、本明細書においては単にローラ
ー搬送型プロセッサーとして言及する。ローラー搬送型
プロセッサーは現像、定着、水洗及び乾燥の四工程から
なっており、本発明の方法も、他の工程(例えば、停止
工程)を除外しないが、この四工程を踏襲するのが最も
好ましい。水洗工程の代わりに安定工程による四工程で
も構わない。
るが、本発明による化合物の合成法および実施の態様は
これらに限定されるものではない。
5−イリデン]−5−メトキシ−3−ベンゾチアゾリ
ル]ブタンスルホン酸トリエチルアンモニウム塩1g、
アセトニトリル50ml、ピリジン5ml、無水コハク
酸400mg、トリエチルアミン400mgを100m
lフラスコに取り、1時間環流して加熱した。溶媒を減
圧留去した後に、エタノール10mlに溶解し、イソプ
ロピルアルコール30mlを加えた。析出した結晶を濾
取し、エタノールで洗浄後メタノールから再結晶して精
製し、例示化合物I−1を840mg得た。λmax(MeO
H)= 433 nm, ε= 6.27×104
5−イリデン]−3−ベンゾチアゾリル]プロパンスル
ホン酸トリエチルアンモニウム塩3.7g、アセトニト
リル140ml、トリエチルアミン10ml、無水コハ
ク酸3gを100mlフラスコに取り、3時間環流して
加熱した。溶媒を減圧留去した後に、メタノールから再
結晶して精製し、例示化合物I−2を3.7g得た。λ
max(MeOH)= 429 nm,ε= 6.19×104
5−イリデン〕−5−メトキシ−3−ベンゾチアゾリ
ル〕−1−メチルプロパンスルホン酸トリエチルアンモ
ニウム塩1.4g、ピリジン20ml、無水コハク酸3
43mg、トリエチルアミン2mlを100mlフラス
コに取り、80℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧留去し
た後に、エタノール100mlに溶解し、30mlのエ
タノールに溶解した酢酸カリウム1gを加えた。析出し
た結晶を濾取し、エタノールで洗浄後メタノール・アセ
トニトリル混合溶媒から再結晶して精製し、例示化合物
I−3を1.3g得た。λmax(MeOH)= 435 nm,ε= 5.39
×104
5−イリデン〕−5−メトキシ−3−ベンゾチアゾリ
ル〕ブタンスルホン酸トリエチルアンモニウム塩1g、
ピリジン20ml、無水ジグリコール酸1g、トリエチ
ルアミン2mlを100mlフラスコに取り、50℃で
8時間加熱した。溶媒を減圧留去した後に、エタノール
100mlに溶解し、50mlのエタノールに溶解した
酢酸カリウム1gを加えた。析出した結晶を濾取し、エ
タノールで洗浄後メタノール・アセトニトリル混合溶媒
から再結晶して精製し、例示化合物I−7を1.05g
得た。λmax(MeOH)= 434 nm,ε= 5.88×104
ゾチアゾール−2−イリデン〕ロダニン−3−イル〕酢
酸二ナトリウム1.5g、カルボニルジイミダゾール9
10mg、ジメチルホルムアミド50mlを300ml
フラスコに取り、室温で3時間攪拌すると、黄色結晶が
析出した。100mlのジメチルホルムアミドに溶解し
た3−ヒドロキシ酪酸ナトリウム530mgを滴下し、
80℃で4時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後に、エ
タノール50mlに溶解し、100mlのエタノールに
溶解した酢酸ナトリウム1gを加えた。析出した結晶を
濾取し、エタノールで洗浄後メタノール・アセトニトリ
ル混合溶媒から再結晶して精製し、例示化合物I−9を
1.47g得た。λmax(MeOH)= 429 nm,ε= 5.93×104
ンゾチアゾール−2−イリデン〕ロダニン−3−イル〕
酢酸二トリエチルアンモニウム塩1.8g、カルボニル
ジイミダゾール910mg、ジメチルホルムアミド40
mlを300mlフラスコに取り、室温で2時間30分
攪拌すると、黄色結晶が析出した。100mlのジメチ
ルホルムアミドに溶解した3−ヒドロキシ酪酸ナトリウ
ム530mgを滴下し、80℃で4時間攪拌した。溶媒
を減圧留去した後に、エタノール50mlに溶解し、5
0mlのエタノールに溶解した酢酸カリウム1gを加え
た。析出した結晶を濾取し、エタノールで洗浄後メタノ
ール・アセトニトリル混合溶媒から再結晶して精製し、
例示化合物I−10を1.65g得た。λmax(MeOH)= 4
31 nm,ε= 5.88×104
ゾチアゾール−2−イリデン〕ロダニン−3−イル〕酢
酸トリエチルアンモニウム塩1.2g、カルボニルジス
クシンイミジル1.5g、ジメチルホルムアミド40m
lを100mlフラスコに取り、室温で6時間攪拌し
た。乳酸1g、トリエチルアミン210mgを加え、5
0℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、エタノ
ール100mlに溶解し、50mlのエタノールに溶解
した酢酸カリウム1gを加えた。析出した結晶を濾取
し、エタノールで洗浄後メタノール・アセトニトリル混
合溶媒から再結晶して精製し、例示化合物I−11を
1.03g得た。λmax(MeOH)= 433 nm,ε= 6.13×104
5−イリデン〕−5−メトキシ−3−ベンゾチアゾリ
ル〕ブタンスルホン酸トリエチルアンモニウム塩1g、
ジメチルホルムアミド20ml、無水マレイン酸1g、
トリエチルアミン1mlを100mlフラスコに取り、
室温で7時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後に、エタ
ノール100mlに溶解し、50mlのエタノールに溶
解した酢酸カリウム1gを加えた。析出した結晶を濾取
し、エタノールで洗浄後メタノール・アセトニトリル混
合溶媒から再結晶して精製し、例示化合物I−12を9
20mg得た。λmax(MeOH)= 434 nm,ε= 6.03×104
チル〕ロダニン−5−イリデン〕−5−メトキシ−3−
ベンゾチアゾリル〕ブタンスルホン酸トリエチルアンモ
ニウム塩1g、ピリジン20ml、無水コハク酸400
mg、トリエチルアミン2mlを100mlフラスコに
取り、室温で2時間30分攪拌した。溶媒を減圧留去し
た後に、メタノール50mlに溶解し、50mlのエタ
ノールに溶解した酢酸カリウム1gを加えた。析出した
結晶を濾取し、エタノールで洗浄後メタノール・アセト
ニトリル混合溶媒から再結晶して精製し、例示化合物I
−14を540mg得た。λmax(MeOH)= 434 nm,ε= 5.
74×104
チル〕ロダニン−5−イリデン〕−5−メトキシ−3−
ベンゾチアゾリル〕−1−メチルプロパンスルホン酸ト
リエチルアンモニウム塩960mg、ピリジン20m
l、無水コハク酸400mg、トリエチルアミン2ml
を100mlフラスコに取り、80℃で2時間30分攪
拌した。溶媒を減圧留去した後に、メタノール50ml
に溶解し、50mlのエタノールに溶解した酢酸カリウ
ム1gを加えた。析出した結晶を濾取し、エタノールで
洗浄後メタノール・アセトニトリル混合溶媒から再結晶
して精製し、例示化合物I−15を890mg得た。λ
max(MeOH)= 434 nm,ε= 5.56×104
トリエチルアミン20g、二硫化炭素15gを500m
lフラスコに取り、30℃で1時間攪拌した。50ml
のメタノールに溶解したクロロ酢酸エチル12.3gを
滴下し、室温で30分攪拌した。溶液は黄橙色を呈し
た。溶媒を減圧留去した後にエタノール50mlを加
え、さらに、エタノール300mlに溶解した酢酸カリ
ウム15gを加えた。析出した結晶を濾取し、エタノー
ルで洗浄すると、ロダニン−3−イルメチルカルバモイ
ル酢酸15.4gが得られた。
ル)チオ〕ベンゾチアゾリオ−3−(4−ブタンスルホ
ナート)2.35g、ロダニン−3−イルメチルカルバ
モイル酢酸1.43g、メタノール30ml、トリエチ
ルアミン2g、アセトニトリル30mlを200mlフ
ラスコに取り、室温で1時間攪拌した。100mlのメ
タノールに溶解した酢酸カリウム2.2gを加えて更に
1時間攪拌し、析出した結晶を濾取した後、メタノール
で熱洗浄して精製すると、例示化合物I−18が2.8
7g得られた。λmax(MeOH)= 432 nm,ε= 6.28×104 なお、例示化合物I−8は例示化合物I−2と同様にし
て合成した。
々90%に相当する量を攪拌しながら同時に20分間に
わたって加え、0.19μmの核粒子を形成した。続い
て下記4液、5液を8分間にわたって加え、さらに2液
と3液の残りの10%の量を2分間にわたって加え、平
均粒子サイズ0.22μmの、塩化銀含有率70モル%
の塩臭化銀粒子を得た。 4液 水 100ml 硝酸銀 50g 5液 水 100ml 塩化ナトリウム 14g 臭化カリウム 11g
KI溶液を加えてコンバージョンを行い常法に従ってフ
ロキュレーション法により水洗し、銀1モルあたりゼラ
チン40gを加え、さらに銀1モルあたりベンゼンチオ
スルホン酸ナトリウム7mgとベンゼンスルフィン酸2
mgを加えた後、pH5.7、pAg7.5に調整し、
銀1モル当たり1mgのチオ硫酸ナトリウムと化合物
(CS−A)および5mgの塩化金酸を加えて55℃で
最適感度になるように化学増感した。その後、安定剤と
して4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−
テトラザインデン150mgを加え、さらに防腐剤とし
てプロキセル100mgを加えた。得られた粒子は平均
粒子サイズ0.22μm、塩化銀含有率70モル%の沃
塩臭化銀立方体粒子であった。(変動係数10%)
防湿層下塗りを有するポリエチレンテレフタレートフィ
ルム支持体上に、支持体側から順次、UL層、EM層、
PC層、OC層の層構成になるよう塗布し、試料を作成
した。以下に各層の調製法および塗布量を示す。 (UL)UL層として、ゼラチンを0.5g/m2、ポ
リエチルアクリレートの分散物を150mg/m2、下
記染料[a]を5mg/m2塗布した。
の増感色素を5×10-4モル加え、さらに銀1モルあた
り、5mgのKBr、3×10-4モルの下記(a)で示
されるメルカプト化合物、4×10-4モルの(b)で示
されるメルカプト化合物、4×10-4モルの(c)で示
されるトリアジン化合物、2×10-3モルの5−クロル
−8−ヒドロキシキノリンを加え、ヒドラジン造核剤と
して下記(H)を1×10-4モル添加し、造核促進剤と
して下記化合物A−1を4×10-4モル、A−2を4×
10-4モル添加した。さらに、ハイドロキノン100m
g/m2、N−オレイル−N−メチルタウリンナトリウ
ム塩を20mg/m2、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム塩20mg/m2、(d)の化合物を15mg
/m2、平均粒径0.02μmのコロイダルシリカを2
00mg/m2塗布されるように添加し、(e)で示さ
れる水溶性ラテックスを200mg/m2、ポリエチル
アクリレートの分散物を200mg/m2、メチルアク
リレートと2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸ナトリウム塩と2−アセトアセトキシエチルメ
タクリレートのラテックス共重合体(重量比88:5:
7)を200mg/m2、さらに硬膜剤として1,3−
ジビニルスルホニル−2−プロパノールを200mg/
m2を加えた。溶液のpHは酢酸を用いて5.5に調製
した。それらを塗布銀量3.5g/m2、ゼラチン1.
5g/m2になるように塗布した。
チルアクリレートの分散物250mg/m2、エチルス
ルホン酸ナトリウムを5mg/m2、1,5−ジヒドロ
キシ−2−ベンズアルドキシムを10mg/m2塗布し
た。 (OC)ゼラチン0.3g/m2、平均粒子サイズ約
3.5μmの不定形なSiO2マット剤40mg/m2、
平均粒径0.02μmのコロイダルシリカ100mg/
m2、メタノールシリカ100mg/m2、ポリアクリル
アミド100mg/m2とシリコーンオイル20mg/
m2と(f)で示される化合物を30mg/m2および塗
布助剤として下記構造式(g)で示されるフッ素界面活
性剤5mg/m2とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム50mg/m2を塗布した。
よびバック保護層を有する。 [バック層処方] ゼラチン 3g/m2 ラテックス ポリエチルアクリレート 2g/m2 界面活性剤 p−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 40mg/m2 化合物[a] 110mg/m2
を介し、ステップウェッジを通して発光時間10-5se
cのキセノンフラッシュ光で露光し、富士写真フイルム
株式会社製FG−680AG自動現像機を用いて、現像
(35℃ 30秒)、定着、水洗、乾燥処理を行った。
現像液、定着液としては下記組成の現像液、定着液を用
いた。
相対値で示し、値が大きいほど高感になるようにとっ
た。画像のコントラストを表す指標(γ)としては、特
性曲線のfog+濃度0.3の点からfog+濃度3.
0の点を直線で結び、この直線の傾きをγ値として表し
た。すなわち、γ=(3.0−0.3)/[log(濃
度3.0を与える露光量)−log(濃度0.3を与え
る露光量)]であり、γ値は大きいほど硬調な写真特性
であることを示している。 (2)黒ポツの評価 黒ポツは素現部分を顕微鏡観察により5段階に評価した
もので「5」が黒ポツの発生がなく最も良好なレベルを
表し、「1」が黒ポツの発生が著しく、も悪い品質を表
す。「3」は黒ポツの発生が実用的に許容できる限度レ
ベルである。
イト用セーフライト)で20Luxの光を与え、かぶり
が増加するまでの時間を測定した。値の大きいほどセー
フライト安全性が良いことを表す。 (4)ランニング安定性の評価 上記現像液Aのかわりに下記疲労現像液1,2を使用し
た以外は(1)の写真性評価と同様にして処理し、評価
した。 疲労現像液1 富士写真フイルム株式会社製自動現像機FG−680A
を使用し、現像液Aを用いて黒化率80%の試料を1m
2あたり160cc補充しながら1日あたり50m2処理
し、通算300m2の試料を処理してランニングし、疲
労現像液1を作った。 疲労現像液2 FG−680A自動現像機を使用し、現像液Aを用いて
黒化率20%の試料を1m2あたり160cc補充しな
がら1日あたり5m2処理し、通算300m2の試料を処
理してランニングし、疲労現像液1を作った。 (5)保存安定性の評価 上記試料を、60℃,65%RHの条件下に3日間放置
したのちに、上記(1)の条件での写真性評価を行っ
た。感度変化は常温3日放置のサンプルの感度を100
とした時の変動値で示した。 (6)残色の評価 塗布資料を露光することなく、写真特性の評価と同一の
条件で現像液Aを用いて現像処理を行った。評価は5段
階で行い、1はほとんど色残りがなく、5が最も色残り
が大きいことを示す。1または2は実用可能で、3は色
残りはあるがかろうじて実用の耐え、4または5は実用
不可能である。
つセーフライト性に優れ、疲労現像液で処理した際にも
感度、階調の変動が小さく、また、強制経時後の性能変
化が小さいことがわかる。これに対して、増感色素D−
Aを用いた試料では疲労現像液での感度、階調の変動が
大きく、残色の点でも劣っている。増感色素D−Bを用
いた試料は感度が低い上に、疲労現像液での感度、階調
の変動が大きい。増感色素D−Cを用いた試料はセーフ
ライト安全性および経時後の減感が大きい。以上の結果
から、本発明は488nmの波長の露光に対し、高コン
トラストでかつイエローセーフライト性に優れ、さらに
ランニング安定性および保存性が高く、かつ、残色がほ
とんど認められない、優れたArスキャナー用感光材料
であることが理解される。
Cを使用して実施例3で作成した感材を実施例3の条件
で現像処理を行った。 現像液B 水酸化カリウム 35.0g ジエチレントリアミン−五酢酸 2.0g メタ重硫酸ナトリウム 54.0g 炭酸カリウム 100.0g 臭化カリウム 3.0g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.08g 2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2−チオキソ −4−(1H)−キナゾリノン 0.03g 2−メルカプトベンツイミダゾール −5−スルホン酸ナトリウム 0.15g ハイドロキノン 30.0g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル −3−ピラゾリドン 0.45g エリソルビン酸ナトリウム 3.0g 水酸化カリウムを加え、水を加えて1リットルとし、 pHを10.5に合わせる。 1リットル
調製した。固形処理剤の製造方法は、プラスチック物質
にコーティングしたアルミニウム箔よりなる袋に現像液
の成分を固体で積層状にして詰めた。積層の順序は上か
ら、 第一層 ハイドロキノン 第二層 その他の成分 第三層 重亜硫酸ナトリウム 第四層 炭酸カリウム 第五層 水酸化カリウムペレット とし、慣用の方法で排気して系内を真空にしてシールし
た。 <結果>上記現像液B,Cを用いても実施例3と同様の
結果が得られた。
成し、実施例3および4と同一の条件で評価を行った。 [支持体の製法] (1)トリメチルアルミニウムと水の接触生成物の調製 アルゴン置換された内容積500mlのガラス製容器
に、硫酸銅5水塩(CuSO4・5H2O)17.8g
(71ミリモル)、トルエン200mlおよびトリメチ
ルアルミニウム24ml(250ミリモル)を入れ、4
0℃で8時間反応させた。その後固体成分を除去して得
られた溶液から、更に、トルエンを室温下で減圧留去し
て接触生成物の分子量を凝固点降下法によって測定した
ところ610であった。 (2)スチレン系重合体の製造 内容積2リットルの反応容器に、精製スチレン950m
lおよびp−メチルスチレン50ml、上記(1)で得
られた接触精製物をアルミニウム原子として5ミリモ
ル、トリイソブチルアルミニウムを5ミリモル、ペンタ
メチルシクロペンタジエニルチタントリメトキシド0.
025ミリモルを用いて90℃で5時間重合反応を行っ
た。反応終了後、生成物を水酸化ナトリウムのメタノー
ル溶液で触媒成分を分解後、メタノールで繰り返し洗浄
後、乾燥して重合体308gを得た。得られた重合体
は、共シンジオタクチック構造でp−メチルスチレン単
位を9.5モル%含むことが13C−NMRにより確認で
きた。また重量平均分子量は438,000、重量平均
分子量/数平均分子量は2.51であった。
圧、乾燥後、ベント付単軸押出機にてペレット化し、こ
のペレットを130℃の熱風中攪拌しながら結晶化させ
た。この結晶化ペレット中のスチレンモノマー含有量は
1,100ppmであった。次に、このペレットをフィ
ルターの内在する押出機の先端にT−ダイを取り付けた
装置で押し出した。このときの溶融温度は300℃であ
った。この溶融状態のシートを縦方向に110℃で3.
5倍、120℃で横方向に4倍に延伸し、240℃で固
定緊張状態で10秒、5%制限収縮化で20秒熱処理し
た。得られたフイルムの厚さは100μm、ヘイズ1.
0%であった。
(SPS)支持体の両面を下記条件でグロー放電処理し
た。断面が直径2cm、長さ150cmの円柱状で冷媒
流路となる中空部を持つ棒状電極を、10cm間隔に4
本絶縁板状に固定した。この電極板を真空タンク内に固
定し、この電極面から15cm離れ、電極面に正対する
ように2軸延伸フイルムを走行させ、2秒間の表面対処
が行われるように速度をコントロールした。フイルムが
電極を通過する直前に、フイルムが直径50cmの温度
コントロール付き加熱ロールに3/4周接触するように
加熱ロールを配置し、さらに加熱ロールと電極ゾーンの
間のフイルム面に熱電対温度計を接触させることにより
フイルム面温度を115℃にコントロールした。真空槽
内の圧力は0.2Torr、雰囲気気体内のH2O分圧
は75%で行った。放電周波数は30kHz、出力25
00W、処理強度は0.5kV・A・分/m2で行っ
た。放電処理後の支持体が巻き取られる前に表面温度が
30℃になるように、直径50cmの温度コントローラ
ー付き冷却ロールに接触させ巻き取った。次いで、下記
組成の下塗層を両面に塗布した。
し、115℃で2分間乾燥後巻き取った。 <結果>上記支持体を用いた試料で実施例3および4と
同様の結果が得られた。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で表される分光増感色
素を少なくとも1種含有することを特徴とする写真製版
用超硬調ハロゲン化銀写真感光材料。一般式(I) 【化1】 式中、Z11は5員または6員の含窒素複素環を完成する
ために必要な非金属原子群を表す。Q11で表される原子
群で形成される含窒素5員複素環はロダニンを表す。R
11は置換または無置換のアルキル基を表す。R12は、炭
素数2ないし30の、置換基を有する直鎖または分岐の
アルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を表し、
該置換基中には少なくとも一つのカルボキシル基を有
し、かつ、少なくとも一つのエステル結合、アミド結合
またはエーテル結合を有する。L11およびL12はそれぞ
れメチン基を表し、m11は0または1を表し、m12は
0、1または2を表す。X1は電荷を中和するのに必要
な対イオンを表し、n1 は分子内の電荷を中和させるの
に必要な0以上の数を表す。 - 【請求項2】R12で表される該アルキル基が炭素数4な
いし20の、置換基を有する直鎖または分岐のアルキル
基であることを特徴とする請求項1記載の写真製版用超
硬調ハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項3】R12がカルボキシアルコキシカルボニルメ
チル基、カルボキシアルキルカルボニルオキシアルキル
基、カルボキシアルコキシアルキルカルボニルオキシア
ルキル基、カルボキシアルキルカルボキシアミノアルキ
ル基、カルボキシアルキルカルバモイルアルキル基であ
ることを特徴とする請求項1または2記載の写真製版用
超硬調ハロゲン化銀写真感光材料。
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