JP3444570B2 - バイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ - Google Patents
バイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップInfo
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Description
蒸気配管系から復水を自動的に系外へ排出するフリ―フ
ロ―ト式スチ―ムトラップにバイパス弁を一体に組合せ
たバイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップに関
する。この型式のトラップは、一時的に多量の復水が発
生した場合や蒸気あるいは空気障害を生じた場合にバイ
パス弁を開弁せしめることにより、多量の復水を短時間
に排出したり蒸気あるいは空気障害を解消できるもので
ある。 【0002】 【従来の技術】バイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―ム
トラップとしては、例えば、特公平6−68355号公
報に示されたものがある。これは、トラップケ―シング
に入口と、入口から連通する弁室と、弁口を介して弁室
から連通する出口通路と、出口通路から連通する出口と
を形成し、弁口を開閉するフロ―トを弁室内に自由状態
で配置すると共に、弁室と出口通路を連通するバイパス
通路をトラップケ―シング内に形成し、バイパス通路を
開閉するバイパス弁を設けたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、バイパス弁を開弁して入口側流体を出口側にブロ
―したときに、出口通路でウォ―タハンマを生じ、フロ
―トが破損する問題があった。これは、バイパス弁を開
弁すると、入口側の高温流体が一気に出口側に流れ、出
口通路に溜っていた入口側よりも低温の復水に衝突する
ために、出口通路でウォ―タハンマを生じ、この衝撃が
弁口を介して弁室内に作用してフロ―トを転動させるた
めである。 【0004】従って本発明の技術的課題は、バイパス機
能時に出口通路でウォ―タハンマを生じないようにし
て、フロ―トの破損を防止できるバイパス弁付フリ―フ
ロ―ト式スチ―ムトラップを提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、トラップケ―シングに
入口と、入口から連通する弁室と、弁口を介して弁室か
ら連通する出口通路と、出口通路から連通する出口とを
形成し、弁口を開閉するフロ―トを弁室内に自由状態で
配置すると共に、弁室と出口通路を連通するバイパス通
路をトラップケ―シング内に形成し、バイパス通路を開
閉するバイパス弁を回動自在に設けたものにおいて、T
字状の開口を設けたボ―ル弁体からなるバイパス弁をバ
イパス通路と出口通路の合流部に配置したことを特徴と
するバイパス弁式フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップに
ある。 【0006】 【作用】本発明の技術的手段は、T字状の開口を設けた
ボ―ル弁体からなるバイパス弁をバイパス通路と出口通
路の合流部に配置したものであるので、バイパス弁を回
動させることにより、バイパス通路から出口への流路を
遮断し出口通路から出口への流路を連通した状態と、バ
イパス通路から出口への流路を連通し出口通路から出口
への流路を遮断した状態とに切換えることができる。し
たがって、バイパス通路から出口への流路を連通したバ
イパス機能時には出口通路への流路が遮断されているの
で、出口通路でウォ―タハンマを生じることがなく、フ
ロ―トの破損を防止できる。 【0007】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。本体1に蓋2をボルト(図示せ
ず)で締結して内部に弁室3を有するトラップケ―シン
グを形成する。本体1の上部に入口4と、入口4と同一
軸上に出口5を形成する。入口4は円筒形状のスクリ―
ン6を介して弁室3に連通する。弁室3の横に隔壁7で
隔てて出口5に連通する出口通路8を形成する。隔壁7
の下部に弁口9を開口した弁座部材10をねじ結合し、
弁口9を介して弁室3と出口通路8を連通する。 【0008】隔壁7の上部に出入口4,5と同一軸上に
バイパス通路11を開口し、バイパス通路11を介して
弁室3を出口通路8に合流させる。出口通路8とバイパ
ス通路11の合流部12に、T字状の開口13を設けた
ボ―ル弁体からなるバイパス弁14を弁座部材15,1
6で挟んで配置する。弁座部材16は本体1にねじ結合
したホルダ17で固定する。バイパス弁14には紙面の
手前側に本体1を貫通して回動操作用の弁軸(図示せ
ず)を連結する。 【0009】バイパス弁14は弁軸を介して回動させる
ことにより、T字状の開口13によってバイパス通路1
1から出口5への流路を遮断し出口通路8から出口5へ
の流路を連通した図示のトラップ機能状態と、図示の状
態から反時計回り方向に90度回転した、バイパス通路
11から出口5への流路を連通し出口通路8から出口5
への流路を遮断したバイパス機能状態とに切換えること
ができる。 【0010】弁室3内にステンレス鋼薄板で作った中空
の球形フロ―ト18を自由状態で配置する。フロ―ト1
8は弁室3に溜る復水の水位に応じて浮上降下すること
により弁口9を開閉し、弁室3に溜る復水を自動的に排
出する。 【0011】作用は下記の通りである。通常は、バイパ
ス弁14を図示のトラップ機能状態に回動して使用す
る。すなわち、バイパス通路11から出口5への流路を
遮断し出口通路8から出口5への流路を連通した状態で
ある。弁室3に溜る復水の水位に応じてフロ―ト18が
浮上降下して弁口9を開閉し、弁室3に溜る復水を自動
的に排出する。 【0012】そして、一時的に多量の復水が発生した場
合や蒸気あるいは空気障害を生じた場合には、弁軸を操
作してバイパス弁14を図示の状態から90度反時計回
り方向に回動させてバイパス機能状態にする。すなわ
ち、バイパス通路11から出口5への流路を連通し出口
通路8から出口5への流路を遮断した状態である。入口
4側の流体をバイパス弁14を通して短時間に排出す
る。このとき、バイパス通路11から出口通路8への流
路は遮断されているので、出口通路8でウォ―タハンマ
を生じることがなく、フロ―ト18の破損を防止でき
る。 【0013】 【発明の効果】上記のように本発明によれば、バイパス
機能時に出口通路への流路を遮断することにより、出口
通路でウォ―タハンマを生じることがなく、フロ―トの
破損を防止できるバイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―
ムトラップを提供することができる。
ムトラップの実施例の断面図である。 【符号の説明】 1 本体 2 蓋 3 弁室 4 入口 5 出口 8 出口通路 9 弁口 11 バイパス通路 12 合流部 13 T字状開口 14 バイパス弁 18 フロ―ト
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項 1】 トラップケ―シングに入口と、入口から
連通する弁室と、弁口を介して弁室から連通する出口通
路と、出口通路から連通する出口とを形成し、弁口を開
閉するフロ―トを弁室内に自由状態で配置すると共に、
弁室と出口通路を連通するバイパス通路をトラップケ―
シング内に形成し、バイパス通路を開閉するバイパス弁
を設けたものにおいて、T字状の開口を設けたボ―ル弁
体からなるバイパス弁をバイパス通路と出口通路の合流
部に配置したことを特徴とするバイパス弁付フリ―フロ
―ト式スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17441595A JP3444570B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | バイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17441595A JP3444570B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | バイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094792A JPH094792A (ja) | 1997-01-07 |
JP3444570B2 true JP3444570B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=15978160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17441595A Expired - Fee Related JP3444570B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | バイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3444570B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5455544B2 (ja) * | 2009-10-15 | 2014-03-26 | 株式会社テイエルブイ | パイロット式スチームトラップ |
JP2011190887A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
KR101315044B1 (ko) * | 2010-11-15 | 2013-10-08 | 이원호 | 폴로우트 트랩 |
JP5698591B2 (ja) * | 2011-04-18 | 2015-04-08 | 株式会社テイエルブイ | フロート式スチームトラップ |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP17441595A patent/JP3444570B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH094792A (ja) | 1997-01-07 |
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