JP3442812B2 - ポリエチレン製改質容器 - Google Patents

ポリエチレン製改質容器

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JP3442812B2
JP3442812B2 JP08763693A JP8763693A JP3442812B2 JP 3442812 B2 JP3442812 B2 JP 3442812B2 JP 08763693 A JP08763693 A JP 08763693A JP 8763693 A JP8763693 A JP 8763693A JP 3442812 B2 JP3442812 B2 JP 3442812B2
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ethylene
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tubular
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靖男 二見
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宮本  元
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絞り出しチューブ状円
筒容器やカップなどのヒートシールもしくは超音波シー
ルのように融着により内容物を密封することが求められ
るポリエチレン製改質容器に関するものであって、より
詳しくは、特定の透過度を有する電子線を照射した、耐
熱性及び耐薬品性に優れ、かつ融着性に優れた特定のポ
リエチレン組成物からなるポリエチレン製改質容器に関
する。
【0002】ポリエチレンを代表とするポリオレフィン
が、電子線などの放射線によって架橋反応を起こし、耐
熱性、耐薬品性機械的強度が向上することは良く知られ
ており、例えば、ケーブル、熱収縮フィルム等において
工業化されている。これら耐熱性等の物性向上は、架橋
により分子が三次元網状構造となることに起因するが、
この三次元網状構造となったポリエチレンは、通常、融
点以上の温度においても溶融せず、そのためヒートシー
ルもしくは超音波シールなどの手段での融着性に劣って
おり、経時もしくは高温殺菌処理時にシール部が剥離し
てしまい、絞り出しチューブ状円筒容器などのヒートシ
ールや超音波シールなどの融着によって内容物を密封す
ることが求められる容器の素材としては不適当なもので
あった。
【0003】本発明者らは、さきに、密度が0.900
ないし0.975g/cm3 のポリエチレンおよびエチ
レン−α−オレフィン共重合体の組成物からなる絞り出
しチューブ状円筒容器に電子線を照射することによっ
て、高温での殺菌処理によっても収縮率が少なく、かつ
柔軟性を有するチューブ状円筒容器が得られるという知
見を得、特許出願した(特許第3244135号)。
【0004】本発明者らは、上記先願発明を追試する一
方で、さらにヒートシール性が優れたポリエチレン系組
成物からなる容器が求められているという現状を認識
し、研究を重ねてきたところ、先願発明における容器に
照射される電子線の透過度を調整することによって、ヒ
ートシールや超音波シールなどの融着性に優れた容器用
素材が得られるという知見を得、本発明を完成した。
【0005】
【発明の目的】すなわち、本発明の目的は、耐熱性や耐
薬品性などの架橋ポリエチレンの優れた物性を損なうこ
となく、優れた融着性を有するポリエチレン製改質容器
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために提案されたもので、容器、特に優れた融着性
が求められる容器の素材として、特定のポリマー組成物
を使用し、これに特定の透過度を有する電子線による照
射処理をすることを特徴とするものである。すなわち、
本発明によれば、被照射物の表面の電子線の吸収線量が
50ないし500kGyであって、かつ、電子線の被照
射物に対する透過度を被照射物表面の相対線量を100
%とした時、被照射物の厚み方向の中間において60な
いし80%また裏面において40%以下となるように照
射した、密度0.900ないし0.975g/cm3
ポリエチレンと、密度0.850ないし0.900g/
cm3 未満のエチレン−α−オレフィン共重合体からな
る組成物を素材とするポリエチレン製改質容器が提供さ
れる。
【0007】ポリエチレンに対するエチレン−α−オレ
フィン共重合体の配合割合は、重量比で5ないし50
%、特に10ないし40%であることが好ましい。電子
線の被照射物に対する透過度は、電子線発生装置の加速
電圧、もしくは照射窓と被照射物との距離によって適宜
調整することができる。また、本発明における、上記被
照射物の表面の電子線の吸収線量は100ないし300
kGyである時により好適な融着性を有するポリエチレ
ン製改質容器が提供される。
【0008】
【発明の具体的説明】本発明における最大の技術的特徴
は、前記ポリエチレンとエチレン−α−オレフィン共重
合体との組成物を、射出成形、押出成形等、自体公知の
成形方法により成形した容器の表面に、吸収線量50な
いし500kGyの電子線を照射し、かつ、該電子線の
透過度を被照射物表面の相対線量を100%とした時、
厚み方向の中間を60ないし80%、裏面を40%以下
となるように照射することにあり、かかる電子線の透過
度は、電子線の加速電圧、もしくは照射窓と被照射物と
の距離を適宜調整することによって達成出来る
【0009】このように、特殊な電子線の照射を行うこ
とによって、被照射物が層状に架橋度の異なるポリエチ
レン組成物が得られる。この架橋ポリエチレンは、未照
射ポリエチレンと同等の融着性を持ち、かつ電子線を被
照射物に均一に透過させたものに比較して遜色ない耐熱
性を有する架橋ポリエチレン製容器が提供される。
【0010】本発明で用いるポリエチレンとは、密度が
0.900g/cm3 ないし0.975g/cm3 、好
ましくは0.920ないし0.950g/cm3 、特に
好ましくは0.935ないし0.940g/cm3 、メ
ルトフローレイト(MFR)が0.01ないし10g/
10min、好ましくは0.1ないし5g/10min
のエチレンの単独重合体、または、エチレンと他のα−
オレフィン、例えば、プロピレン、1−ブテン等との共
重合体をいう。
【0011】本発明で用いるエチレン−α−オレフィン
共重合体とは、密度が0.850ないし0.900g/
cm3 未満、特に0.860ないし0.895g/cm
3 、MFRは0.1ないし10g/10min、特に
0.2ないし5g/10minの低結晶ないし非晶性の
エチレン−α−オレフィン共重合体が好ましく使用され
る。
【0012】エチレンと共重合されるα−オレフィンと
しては、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−
メチルペンテン−1などが例示されるが、なかんずく、
プロピレン及びブテン−1がコモノマー成分として好ま
しく使用される。エチレン−α−オレフィン共重合体に
おけるエチレンとα−オレフィンの構成比は、モル比
で、エチレン/α−オレフィン=95/5ないし70/
30、好ましくは90/10ないし75/25であるこ
とが望ましい。
【0013】本発明のポリエチレン製改質容器を構成す
るポリマー組成物には、本発明の目的を損なわない範囲
で、充填剤、安定剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、発泡
剤等の自体公知の添加剤を配合する事ができる。
【0014】また容器の成形においては、前記ポリエチ
レン組成物を単独で使用するか、またはこれを融着層と
し、これにナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体な
どのガスバリヤー性樹脂をそれぞれ組み合わせた2層以
上の多層構成からなる積層体とすることもできる。この
際、前記ポリエチレン組成物をガスバリヤー性樹脂と組
み合わせる場合は、両層の接着性をよくするために、ポ
リエチレンを不飽和カルボン酸またはその無水物などで
変性するか、コロナ放電などの接着性改善手段を採用す
ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、特定のポリエチレン組
成物からなるポリエチレン製改質容器に対して特定の透
過度の電子線を照射することにより、被照射物が表面、
中間及び裏面において、それぞれ特定の相対線量を有す
層状に異なる架橋度を有する円筒容器が形成され、こ
の架橋ポリエチレンは、未架橋のポリエチレンと同等の
融着性を有すると共に、耐熱性、ならびに耐薬品性に優
れたポリエチレン製改質容器が提供され、この容器は、
絞り出しチューブ状円筒容器やカップ状容器のように、
融着によって密封することが求められる容器の素材とし
て好適に使用することができる。
【0016】
【実施例】つぎに実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限りこれら実
施例になんら制約されるものではない。なお、実施例に
よって得られたポリエチレン製改質容器の物性の評価は
次の方法で行った。 ・熱水自由収縮率とは、試料をオートクレーブに入れ、
121度、30分間処理した後の収縮率をいい、3%以
下であることが好ましい耐熱性を有するものとして評価
される。 ・融着性の評価は、幅15mmの短冊状に切った試料切
片をシール幅3mmでヒートシールし、これを180°
の方向に速度100mm/minで引張った時の破断強
度(kg/15mm)で示し、この値が4.5kg以上
であることが好ましい融着性を有するものとして評価さ
れる。 ・ゲル分率とは、試料をキシレンで24時間煮沸した後
の残存重量%であり、耐薬品性を評価する指標であり、
40%以上であることが好ましい耐薬品性を有するもの
として評価される。なお、積層品サンプル(実施例4、
比較例5,6)では、酸素バリヤー樹脂層(エバール)
を除いた部分で評価した。 ・電子線の試料に対する透過度は、厚さ38μmのCT
A(三酢酸セルロース)線量計(富士写真フイルム社
製)を使用し、相対線量を測定した。 ・抗力とは、柔軟性を必要とされる例えば、チューブ状
円筒容器などを評価する指標であり、詳しくは、チュー
ブ状円筒容器の筒部上方より筒部表面に、荷重(圧縮速
度100mm/min)をかけて同チューブ状円筒容器
を短径10mmの楕円筒状態まで圧縮した際の応力をい
い、この値が1.5kgf以下であることが好ましい柔
軟性を有するものとして評価される。
【0017】<実施例1>密度0.938g/cm3
融点125℃の中密度ポリエチレンと、エチレン−プロ
ピレン共重合体(エチレン含量80モル%)を70:3
0(重量比)の割合で混合したポリエチレン組成物(ポ
リマー組成物の密度は0.916g/cm 3 )を押出成
形により、肉厚0.45mm、内径40mm、長さ15
0mmのチューブ状成形体を得た。このチューブ状成形
体の端部をヒートシールし、チューブ状円筒容器を得
た。このチューブ状円筒容器を250kVの加速電圧、
窓下距離7.5cmで表面の吸収線量300kGyで照
射した。その時の相対線量は、被照射物の表面、中間、
裏面において、それぞれ100、70、3%であった。
このチューブ状円筒容器の熱水自由収縮率、ヒートシー
ル強度、ゲル分率、抗力を表1に示した。
【0018】<実施例2>密度0.924g/cm3
融点117℃の直鎖状低密度ポリエチレンと、エチレン
−プロピレン共重合体(エチレン含量80モル%)を9
0:10(重量比)の割合で混合したポリエチレン組成
物(ポリマー組成物の密度は0.916g/cm3 )を
押出成形により、肉厚0.45mm、内径40mm、長
さ150mmのチューブ状成形体を得た。このチューブ
状成形体の端部をヒートシールし、チューブ状円筒容器
を得た。このチューブ状円筒容器を250kVの加速電
圧、窓下距離7.5cmで表面の吸収線量300kGy
で照射した。その時の相対線量は、被照射物の表面、中
間、裏面において、それぞれ100、70、3%であっ
た。このチューブ状円筒容器の熱水自由収縮率、ヒート
シール強度、ゲル分率、抗力を表1に示した。
【0019】<実施例3>密度0.938g/cm3
融点125℃の中密度ポリエチレンと、エチレン−プロ
ピレン共重合体(エチレン含量80モル%)を70:3
0(重量比)の割合で混合したポリエチレン組成物(ポ
リマー組成物の密度は0.916g/cm 3 )を押出成
形により、肉厚0.45mm、内径40mm、長さ15
0mmのチューブ状成形体を得た。このチューブ状成形
体の端部をヒートシールし、チューブ状円筒容器を得
た。このチューブ状円筒容器を260kVの加速電圧、
窓下距離7.5cmで表面の吸収線量300kGyで照
射した。その時の相対線量は、被照射物の表面、中間、
裏面において、それぞれ100、75、20%であっ
た。このチューブ状円筒容器の熱水自由収縮率、ヒート
シール強度、ゲル分率、抗力を表1に示した。
【0020】
【0021】<比較例1>密度0.938g/cm3
融点125℃の中密度ポリエチレンと、エチレン−プロ
ピレン共重合体(エチレン含量80モル%)を70:3
0(重量比)の割合で混合したポリエチレン組成物(ポ
リマー組成物の密度は0.916g/cm 3 )を押出成
形により、肉厚0.45mm、内径40mm、長さ15
0mmのチューブ状成形体を得た。このチューブ状成形
体の端部をヒートシールし、チューブ状円筒容器を得
た。このチューブ状円筒容器を300kVの加速電圧、
窓下距離7.5cmで表面の吸収線量300kGyで照
射した。その時の相対線量は、被照射物の表面、中間、
裏面において、それぞれ100、90、50%であっ
た。このチューブ状円筒容器の熱水自由収縮率、ヒート
シール強度、ゲル分率、抗力を表2に示した。
【0022】<比較例2>密度0.924g/cm3
融点117℃の直鎖状低密度ポリエチレンと、エチレン
−プロピレン共重合体(エチレン含量80モル%)を9
0:10(重量比)の割合で混合したポリエチレン組成
物(ポリマー組成物の密度は0.916g/cm3 )を
押出成形により、肉厚0.45mm、内径40mm、長
さ150mmのチューブ状成形体を得た。このチューブ
状成形体の端部をヒートシールし、チューブ状円筒容器
を得た。このチューブ状円筒容器を200kVの加速電
圧、窓下距離7.5cmで表面の吸収線量300kGy
で照射した。その時の相対線量は、被照射物の表面、中
間、裏面において、それぞれ100、20、0%であっ
た。このチューブ状円筒容器の熱水自由収縮率、ヒート
シール強度、ゲル分率、抗力を表2に示した。
【0023】<比較例3>密度0.924g/cm3
融点117℃の直鎖状低密度ポリエチレンと、エチレン
−プロピレン共重合体(エチレン含量80モル%)を9
0:10(重量比)の割合で混合したポリエチレン組成
物(ポリマー組成物の密度は0.916g/cm3 )を
押出成形により、肉厚0.45mm、内径40mm、長
さ150mmのチューブ状成形体を得た。このチューブ
状成形体の端部をヒートシールし、チューブ状円筒容器
を得た。このチューブ状円筒容器の熱水自由収縮率、ヒ
ートシール強度、ゲル分率、抗力を表2に示した。
【0024】<比較例4>密度0.938g/cm3
融点125℃の中密度ポリエチレンと、エチレン−プロ
ピレン共重合体(エチレン含量80モル%)を70:3
0(重量比)の割合で混合したポリエチレン組成物(ポ
リマー組成物の密度は0.916g/cm 3 )を押出成
形により、肉厚0.45mm、内径40mm、長さ15
0mmのチューブ状成形体を得た。このチューブ状成形
体の端部をヒートシールし、チューブ状円筒容器を得
た。このチューブ状円筒容器の熱水自由収縮率、ヒート
シール強度、ゲル分率、抗力を表2に示した。
【0025】
【0026】<実施例4>無水マレイン酸が0.17w
t%グラフトされた密度0.938g/cm3 の変性中
密度ポリエチレンとエチレン−プロピレン共重合体(エ
チレン含量80モル%)を70:30の割合で配合した
組成物を内外層とし、中間層に酸素バリヤー性樹脂とし
て、株式会社クラレ社製の「エバール」(登録商標)E
P−F(MFR1.3)を用いこれを共押出成形によ
り、外層/中間層/内層=150/50/250μ、内
径40mm,長さ150mmのチューブ状成形体を得
た。このチューブ状成形体の端部をヒートシールし、チ
ューブ状円筒容器を得た。このチューブ状円筒容器を2
50kVの加速電圧、窓下距離7.5cmで表面の吸収
線量300kGyで照射した。その時の相対線量は被照
射物の表面、中間、裏面においてそれぞれ100、7
0、3%であった。このチューブ状円筒容器の熱水自由
収縮率、ヒートシール強度、ゲル分率、抗力、酸素透過
量を表3に示した。
【0027】<比較例5>無水マレイン酸が0.15w
t%グラフトされた、密度0.920g/cm3の変性
低密度ポリエチレンを内外層とし、中間層に酸素バリヤ
ー性樹脂として、株式会社クラレ社製の「エバール」
(登録商標)EP−F(MFR1.3)を用いこれを共
押出成形により、外層/中間層/内層=150/50/
250μ、内径40mm,長さ150mmのチューブ状
成形体を得た。このチューブ状成形体の端部をヒートシ
ールし、チューブ状円筒容器を得た。このチューブ状円
筒容器を300kVの加速電圧、窓下距離7.5cmで
表面の吸収線量200kGyで照射した。その時の相対
線量は被照射物の表面、中間、裏面においてそれぞれ1
00、90、50%であった。このチューブ状円筒容器
の熱水自由収縮率、ヒートシール強度、ゲル分率、抗
力、酸素透過量を表3に示した。
【0028】<比較例6>無水マレイン酸が0.15w
t%グラフトされた密度0.920g/cm3 の変性低
密度ポリエチレンを内外層とし、中間層に酸素バリヤー
性樹脂として、株式会社クラレ社製の「エバール」(登
録商標)EP−F(MFR1.3)を用いこれを共押出
成形により、外層/中間層/内層=150/50/25
0μ、内径40mm,長さ150mmのチューブ状成形
体を得た。このチューブ状成形体の端部をヒートシール
し、チューブ状円筒容器を得た。このチューブ状円筒容
器の熱水自由収縮率、ヒートシール強度、ゲル分率、抗
力、酸素透過量を表3に示した。
【0029】
フロントページの続き (72)発明者 吉井 文男 群馬県高崎市綿貫町1233番地 日本原子 力研究所高崎研究所内 (72)発明者 串田 秀男 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式 会社吉野工業所内 (72)発明者 中島 静 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式 会社吉野工業所内 (72)発明者 栗原 孝弘 群馬県藤岡市岡ノ郷字高木350番地 株 式会社吉野工業所 群馬工場内 (72)発明者 菅原 良二 千葉県松戸市稔台310番地 株式会社吉 野工業所 松戸工場内 (72)発明者 二見 靖男 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油 化学工業株式会社内 (72)発明者 石山 正信 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油 化学工業株式会社内 (72)発明者 宮本 元 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油 化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−77957(JP,A) 特開 昭56−5834(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 35/00 - 35/42 B65D 35/56 - 37/00 C08J 7/00 - 7/02 C08J 7/12 - 7/18 C08L 23/00 - 23/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被照射物の表面の電子線の吸収線量が5
    0ないし500kGyであって、かつ、電子線の被照射
    物に対する透過度を被照射物表面の相対線量を100%
    とした時、被照射物の厚み方向の中間において60ない
    し80%また裏面において40%以下となるように照射
    した、密度0.900ないし0.975g/cm3 のポ
    リエチレンと、密度0.850ないし0.900g/c
    3 未満のエチレン−α−オレフィン共重合体からなる
    組成物を素材とするポリエチレン製改質容器。
  2. 【請求項2】 ポリエチレンに対するエチレン−α−オ
    レフィン共重合体の配合割合が、重量比で5ないし50
    %の範囲である請求項1記載のポリエチレン製改質容
    器。
  3. 【請求項3】 前記容器が融着によって密封される部分
    を有する請求項1記載のポリエチレン製改質容器。
  4. 【請求項4】 電子線の被照射物に対する透過度が、電
    子線発生装置の加速電圧、もしくは照射窓と被照射物と
    の距離によって変えられる請求項1記載のポリエチレン
    製改質容器。
JP08763693A 1992-10-26 1993-04-14 ポリエチレン製改質容器 Expired - Lifetime JP3442812B2 (ja)

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