JPH07309323A - 内容物保存性に優れた多層成形容器 - Google Patents
内容物保存性に優れた多層成形容器Info
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Abstract
から成る内層6及び外層2と、外層側に位置するエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体から成る第1の中間層4
と、内層側に位置する鉄系脱酸素剤配合ポリプロピレン
系樹脂から成る第2の中間層5とから容器壁が構成され
ており、前記エチレン−ビニルアルコール共重合体が、
内層及び外層のポリプロピレン系樹脂の融点(Tmp)±
10℃以内のビカット軟化点を有していることを特徴と
する。 【効果】 特定の融点乃至軟化点を有するプロピレン系
樹脂とエチレン−ビニルアルコール共重合体を用いて容
器壁の各層が形成されているため、鉄系脱酸素剤含有層
に隣接しているエチレン−ビニルアルコール共重合体層
の厚みムラに起因する内層の厚みムラが有効に解消され
ており、内面に色ムラがなく、外観特性に優れている。
Description
多層プラスチック容器に関し、特にエチレン−ビニルア
ルコール共重合体層の厚みムラに起因する内層の厚みム
ラが防止され、内面に色ムラのない外観特性の良好な多
層プラスチック容器に関する。
スビン、各種プラスチック容器等が使用されているが、
軽量性や耐衝撃性、更にはコストの点からプラスチック
容器が各種の用途に使用されている。しかしながら、金
属缶やガラスビンでは容器壁を通しての酸素透過が実質
上ゼロであるのに対して、プラスチック容器の場合には
器壁を通しての酸素透過が無視し得ないオーダーで生
じ、内容品の保存性の点で問題となっている。
では容器壁を多層構造とし、その少なくとも一層とし
て、エチレン−ビニルアルコール共重合体等の耐酸素透
過性を有する樹脂を用いることが行われている。
の使用も古くから行われており、これを容器壁に適用し
た例としては、特公昭62−1824号公報の発明があ
り、これによると、酸素透過性を有する樹脂に還元性物
質を主剤とする脱酸素剤を配合して成る層と、酸素ガス
遮断性を有する層とを積層して、包装用多層構造物とさ
れる。また上記の脱酸素剤の主剤である還元性物質とし
ては、還元鉄、酸化第一鉄等の鉄系のものが知られてい
る。
容器壁中に存在する脱酸素剤により容器内の酸素を吸収
せしめて容器内を高度の無酸素状態に保持するというも
のであるが、脱酸素剤、特に鉄系の脱酸素剤が容器壁構
成層中に配合されていることに関連して、容器への成形
に際して、脱酸素剤が配合された層に隣接している酸素
ガス遮断層が局所的に必要以上延ばされて薄くなり、該
層の厚みが一様とならず、成形容器内外層の厚みムラ、
特に肉厚の薄い内層の厚みムラによる内面の色ムラ等の
外観不良等を生じるという問題がある。
容器壁構成層中に配合されている多層プラスチック容器
において、成形時に生じる酸素ガス遮断層の厚みムラ等
の問題が有効に防止され、内面の色ムラ等の外観不良等
の問題がない多層プラスチック容器を提供することにあ
る。
ロピレン系樹脂から成る内層及び外層と、外層側に位置
するエチレン−ビニルアルコール共重合体から成る第1
の中間層と、内層側に位置する鉄系脱酸素剤配合ポリプ
ロピレン系樹脂から成る第2の中間層とを備えた多層成
形容器において、前記エチレン−ビニルアルコール共重
合体が、内層及び外層のポリプロピレン系樹脂の融点
(Tmp)±10℃以内のビカット軟化点を有することを
特徴とする内容物保存性に優れた多層成形容器が提供さ
れる。
脂から成る内層及び外層と、外層側に位置するエチレン
−ビニルアルコール共重合体から成る第1の中間層と、
内層側に位置する鉄系脱酸素剤配合ポリプロピレン系樹
脂から成る第2の中間層とを備えた多層成形容器におい
て、第2の中間層のポリプロピレン系樹脂が、内層及び
外層のポリプロピレン系樹脂の融点よりも少なくとも1
0℃低い融点を有することを特徴とする内容物保存性に
優れた多層成形容器が提供される。
ら成る内層及び外層と、前記外層側に位置するエチレン
−ビニルアルコール共重合体から成る第1の中間層と、
内層側に位置する鉄系脱酸素剤配合のポリプロピレン系
樹脂から成る第1の中間層とを備えている。ポリプロピ
レン系樹脂から成る内層及び外層は、水分の透過を抑制
し、エチレン−ビニルアルコール共重合体の吸湿による
ガスバリヤー性の低下を抑制するものである。
成る第1の中間層は、容器壁を通しての酸素等の透過を
抑制し、内容物の保存性を高める。また鉄系脱酸素剤配
合のポリプロピレン系樹脂から成る第2の中間層は、容
器内の残存酸素を吸収し、容器内を高度の無酸素状態に
維持する。ガスバリヤー層となる第1の中間層を外層側
に、鉄系脱酸素剤配合の第2の中間層を内層側に位置さ
せることにより、脱酸素剤による容器内残留酸素の吸収
が、器壁を通しての酸素の透過が第1の中間層で遮断さ
れた状態で行われるため、残留酸素の吸収は効率よく行
われる。また万一、第1の中間層を通しての僅かの酸素
の透過があっても、この透過酸素は脱酸素剤により捕捉
されるという利点がある。
いるものは、容器内酸素の除去という点では有効に機能
するが、多層シートから容器への成形時に、エチレン−
ビニルアルコール共重合体から成る第1の中間層が局所
的に薄く延ばされて、その厚みが一様とならないため、
容器内層が局所的に薄くなり、色ムラ等の外観不良が生
じるという問題がある。このような第1の中間層の厚み
ムラの原因は、次のようなものと認められる。即ち、鉄
系脱酸素剤が容器壁構成層(第2の中間層)中に配合さ
れているため、該層の影響を受けてエチレン−ビニルア
ルコール共重合体層(第1の中間層)の界面に局所的な
凹部が形成される。この結果、成形に際して該層に隣接
するエチレン−ビニルアルコール共重合体層(第1の中
間層)の局所的な凹部に応力が集中し必要以上に引き延
ばされるために生じるものと考えられる。
るエチレン−ビニルアルコール共重合体或いは鉄系脱酸
素剤含有の第2の中間層を構成するポリプロピレン系樹
脂として、内外層に用いるポリプロピレン系樹脂の融点
に対して一定温度範囲内にビカット軟化点を有するもの
を用いることにより、成形時に生じるエチレン−ビニル
アルコール共重合体層(第1の中間層)の厚みムラが有
効に解消され、外観不良の問題を防止することに成功し
たものである。即ち、エチレン−ビニルアルコール共重
合体等として特定の軟化点を有するものを使用すること
により、エチレン−ビニルアルコール共重合体への局所
的な応力集中が防止され、第1の中間層の厚みムラを有
効に防止でき、かくして外観不良の問題が有効に解決さ
れる。
す図1において、この容器壁1は、プロピレン系樹脂の
外層2、接着剤樹脂層3a、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体から成る第1の中間層4、接着剤樹脂層3
b、鉄系脱酸素剤を配合したプロピレン系樹脂から成る
第2の中間層5及びプロピレン系樹脂の内層6とから成
っている。特に、鉄系脱酸素剤が配合されている第2の
中間層5は、エチレン−ビニルアルコール共重合体から
成る第1の中間層4よりも内側に設けられていることが
留意されるべきである。勿論、本発明の多層容器は、上
記の層構成に限定されるものではなく、例えば第2の中
間層5と内層6との間に、さらにエチレン−ビニルアル
コール共重合体から成る中間層を接着剤樹脂層を介して
設けることができるし、さらに設けられている中間層と
内層との間に鉄系脱酸素剤が配合された中間層を設ける
ことも可能である。
素剤としては、従来この種の用途に使用されているもの
は全て使用することができ、例えば還元性鉄、酸化第一
鉄、四三酸化鉄、炭化鉄、ケイ素鉄、鉄カルボニル、水
酸化鉄等がある。これらは1種単独でも2種以上の組み
合わせでも使用することができ、また必要に応じて、ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、亜
硫酸塩、チオ硫酸塩、第三燐酸塩、有機酸塩、ハロゲン
化物等と組合せて使用することもできる。これらの鉄系
脱酸素剤は、一般に平均粒径が100μm 以下、特に5
0μm 以下の範囲にあり、また比表面積が0.2m2 /g
以上、特に0.5m2 /g以上であり、さらに見掛け密度
が2.4g/cm3 以下、特に2.2g/cm3 以下のものが好
適である。例えば、あまり平均粒径が大きいものを使用
すると、多層シートへの成形に際してフィッシュアイ等
が発生し、容器の外観が損なわれることがある。
なわない範囲内の量の吸水剤と組み合わせて使用するこ
ともできる。この吸水剤は、水分の吸収を介して、脱酸
素剤の脱酸素効果を促進させるものである。かかる吸水
剤としては、潮解性無機塩、潮解性有機化合物等の潮解
性物質や高吸水性樹脂等を例示することができる。
ム、塩化カルシウム、塩化亜鉛、塩化アンモニウム、硫
酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、
リン酸水素二ナトリウム、二リン酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、硝酸ナトリウム等の無機塩類;グルコース、果
糖、ショトウ、ゼラチン、変性カゼイン、変性デンプ
ン、トラガントゴム、ポリビニルアルコール等の有機化
合物が挙げられる。特に無機塩類等の潮解性物質を併用
する場合には、これらが保水した状態で層中に存在して
潮解するため、容器の保存中に容器壁内にクラックが発
生する等の不都合を生じることがある。従って、これら
を併用する場合には、後述する第2の中間層形成用のポ
リプロピレン系樹脂100重量部当り、2重量部以下、
特に0.1乃至1重量部の量で使用するのがよい。
でしかも自重の数十倍から数百倍に達する水を吸水し得
る能力を有する樹脂として定義される。この高吸水性樹
脂は、一般に吸水性に寄与する電離性基を有すると共
に、この樹脂を水不溶性にするための網状乃至架橋構造
或いはゲル状構造を有している。
(塩)グラフト化澱粉、澱粉のアクリロニトリルグラフ
ト化加水分解物、アクリル酸(塩)グラフト化セルロー
ス等の澱粉乃至セルロース系のグラフト誘導体や、架橋
ポリアクリル酸(塩)、特にアクリル酸(塩)とジビニ
ルベンゼン等の多官能モノマー或いは更にスチレン、ア
クリルエステル類等の疎水性モノマーとの共重合体;酢
酸ビニルとアクリル酸エステルとの共重合体のケン化で
製造されるビニルアルコール−アクリル酸(塩)ブロッ
ク共重合体;ポリビニルアルコールに無水マレイン酸、
無水フタル酸等の酸無水物を反応させ、側鎖にカルボキ
シル基と架橋構造とを同時に導入した変性ポリビニルア
ルコール等が知られている。これらの樹脂において、澱
粉、セルロース或いはポリビニルアルコール成分は、ポ
リアクリル酸成分を不溶化してゲル状に保つ作用を有す
る。また上記吸水性樹脂とは異なるメカニズムによる吸
水性を有するポリエチレンオキサイド変性物も知られて
いる。これらの高吸水性樹脂を全て使用することができ
るが、就中、架橋ポリアクリル酸(塩)が好ましく、こ
のものは、アクアキーブ4S、アクアキーブ10SHの
商品名で製鉄化学(株)から市販されている。他の好適
な例は、ビニルアルコール−アクリル酸(塩)ブロック
共重合体やポリエチレンオキサイド変性物であり、住友
化学(株)からスミカゲルSタイプ、Rタイプとして市
販されている。これらの高吸水性樹脂を併用する場合に
は、その使用量は、一般に、後述する第2の中間層形成
用のポリプロピレン系樹脂100重量部当り、0.1乃至
10重量部、特に1乃至5重量部の範囲とするのがよ
い。
層或いは外層を形成するために用いられるポリプロピレ
ン系樹脂としては、容器形成素材として従来から使用さ
れているもの、例えばASTM D 570で測定した吸水率が0.
5%以下、特に0.1%以下のものが使用され、その代表
的なものとして、アイソタクティックポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン−
1共重合体、及びこれらのブレンド物が使用される。中
でも、融点が155乃至165℃、特に158乃至16
5℃、最も好ましくは160乃至165℃のプロピレン
−エチレンブロック共重合体が使用される。即ち、この
ブロック共重合体は軟化点が高いため、多層シートを用
いて容器への成形を行う際、該共重合体層(内外層)に
応力が集中して延伸されるため、耐衝撃性、特に低温で
の耐衝撃性に優れた容器を得ることができる。上記以外
のものでは、軟化点が低いため、応力が集中しない形で
成形が行われる。またこれらのポリプロピレン系樹脂
は、通常、第2の中間層に配合されている鉄系脱酸素剤
の黒色を隠蔽するために、酸化チタン等の白色顔料を配
合した組成物の形で使用に供される。この白色顔料の使
用量は、通常、ポリプロピレン系樹脂当たり5〜20重
量%程度でよい。
第1の中間層、即ちガスバリヤー層を形成するエチレン
−ビニルアルコール共重合体としては、エチレン−酢酸
ビニル共重合体を、ケン化度が96モル%以上、特に9
9モル%以上となるようにケン化して得られる共重合体
ケン化物が使用されるが、本発明においては、前記内外
層形成用ポリプロピレン系樹脂の融点に対して±10℃
以内、好ましくは±7℃以内にビカット軟化点を有する
ものを選択する。即ち、このような軟化点を有するエチ
レン−ビニルアルコール共重合体を使用することによ
り、容器への成形に際して、第1の中間層の局所的な凹
部に応力が集中することを防止することが可能となり、
第1の中間層の厚みムラの発生が防止され、この結果と
して成形される容器の内層厚みが均一になり外観を良好
なものとすることができる。この軟化点が上記範囲外で
あるものを使用した場合には、第1の中間層の厚みムラ
が生じ、得られる容器の外観不良が発生したり、場合に
よっては容器への成形ができないこともある。
合体の軟化点は、一般にそのエチレン含量の増減により
調整することができる。例えば、エチレン含量を多くす
ることによって軟化点が低くなり、エチレン含量を少量
とすることによって軟化点は高くなる。またポリエチレ
ン等のポリオレフィンをブレンドすることによって軟化
点を低くすることもできる。ただし、エチレン含量が多
くなると、ガスバリヤー性が低下する傾向にあり、また
あまり軟化点が高くなると容器に成形できないこともあ
る。従って、一般的には、エチレン含量が25乃至50
モル%の範囲にあり、且つ軟化点が150℃乃至175
℃の範囲内で前述した条件を満足するようなエチレン−
ビニルアルコール共重合体を用いることが好ましい。
中間層形成用のポリプロピレン系樹脂として、内外層形
成用のポリプロピレン系樹脂よりも低融点のものを使用
した場合には、成形に際し、第2の中間層に鉄系脱酸素
剤による局所的な応力集中が生じることを防止できるた
め第2の中間層の厚みが一様となるとともに、第1の中
間層の厚みムラを防止することができるので、このよう
な場合には、上述した軟化点に関する制限を受けること
なく、従来からガスバリヤー性樹脂として使用されてい
るエチレン−ビニルアルコール共重合体、例えばエチレ
ン含量が20乃至60モル%、特に25乃至50モル
%、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上で
あって、フィルムを形成し得るに足る分子量を有するも
のを任意に使用することもできる。
脂)鉄系脱酸素剤を含む第2の中間層形成用のポリプロ
ピレン系樹脂としては、前述した内外層形成用のポリプ
ロピレン系樹脂と同一のものを使用することができる
が、本発明においては、このポリプロピレン系樹脂とし
て、内外層形成用ポリプロピレン系樹脂の融点よりも少
なくとも10℃低いもの、好ましくは15乃至25℃低
い融点を有するものを使用することにより、前述したエ
チレン−ビニルアルコール共重合体を軟化点の制限を与
えることなく使用することができる。
系樹脂を使用することによっても、容器への成形に際し
て第2の中間層に局所的に応力が集中することを防止す
ることができ、第1の中間層の厚みムラの発生、ひいて
は容器の外観不良を防止することが可能となる。このよ
うな低融点のポリプロピレン系樹脂としては、融点が1
30乃至155℃、好ましくは132乃至150℃、最
も好ましくは135乃至145℃の範囲にあるプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体から選択するのがよい。
た鉄系脱酸素剤と混合した樹脂組成物の形で第2の中間
層を形成するが、この組成物中に配合される鉄系脱酸素
剤は、一般に樹脂当り1乃至200重量%、特に10乃
至100重量%の量とすることが好適である。鉄系脱酸
素剤の量が上記範囲よりも低いと、容器内の酸素濃度を
微生物の成育に適した濃度以下に抑制することが困難と
なり、一方上記範囲よりも多量に用いたとしても、酸素
濃度低下の点で格別の効果がないばかりか、成形性や価
格の点で不利となる傾向がある。
ル共重合体は、これに隣接するポリプロピレン系樹脂層
との積層に際して充分な接着性を示さない場合があるの
で、このような場合には、接着剤樹脂層が設けられる。
酸、カルボン酸無水物、カルボン酸塩、カルボン酸アミ
ド、カルボン酸エステルに基づくカルボニル基(>C=
O)を主鎖又は側鎖に、1乃至700meq/100g樹脂、特
に10乃至500meq/100g樹脂の濃度で含有する熱可塑
性樹脂が挙げられる。その適当な例は、エチレン−アク
リル酸共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体、無水
マレイン酸グラフトポリエチレン、無水マレイン酸グラ
フトポリプロピレン、アクリル酸グラフトポリオレフィ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、共重合ポリエステ
ル、共重合ポリアミド等の1種又は2種以上の組み合わ
せである。これらの接着剤樹脂は、同時押出或いはサン
ドイッチラミネーション等による積層に有用である。ま
た、予め形成されたエチレン−ビニルアルコール共重合
体フィルムとポリプロピレン系樹脂フィルムとの接着積
層には、イソシアネート系或いはエポキシ系等の熱硬化
型接着剤樹脂も使用される。
器においては、容器の大きさ等によっても異なるが、一
般に内層の厚みは、150μm 以下、好ましくは10乃
至100μm 、最も好適には20乃至80μm の範囲と
することがよい。内層の厚みを過度に大きくすると、容
器内酸素の吸収が充分に行われないことがある。また外
層の厚みは、特に制限はないが、一般的には、10乃至
500μm 、特に50乃至200μm の範囲とすること
が望ましい。また内層と外層の厚みは等しくしてもよい
し、内層または外層の厚みの何れか一方が他方の層より
も厚さの大きい構造となっていてもよい。
コール共重合体層の厚みは、一般に5乃至50μm 、特
に10乃至30μm の範囲とすることが望ましい。また
第2の中間層である鉄系脱酸素剤含有層の厚みは、容器
内に許容される酸素量や容器形状によっても相違する
が、一般に10乃至200μm 、特に30乃至100μ
m の範囲とすることが好ましい。さらに第1の中間層と
第2の中間等との厚み比は、通常、1:10乃至10:
1の範囲に設定することが望ましい。
した層構成の多層シート乃至フィルムを作成し、このシ
ート乃至フィルムを容器の形に成形することによって製
造される。
体公知の方法で行うことができる。例えば、各樹脂層に
対応する押出機で溶融混練した後、T−ダイ、サーキュ
ラーダイ等の多層多重ダイスを通して所定の形状に同時
溶融押出しすることによって得られる。また、各樹脂層
に対応する射出機で溶融混練した後、射出金型中に共射
出または逐次射出することによっても得ることができ
る。さらに、ドライラミネーション、サンドイッチラミ
ネーション、押出コート等の積層方法によっても作成す
ることができる。
っては、前述した鉄系脱酸素剤は、必要により吸水剤と
組み合わされて第2の中間層形成用のポリプロピレン系
樹脂に分散された樹脂組成物の形で使用されるが、この
鉄系脱酸素剤を樹脂中に均一分散させるために、適当な
分散剤を使用することができる。この分散剤としては、
溶融混練を比較的低温で行い且つ容器のフレーバ特性を
低下させないために、例えば高級脂肪酸の金属石ケン、
特にステアリン酸亜鉛等の亜鉛石ケンを用いることが好
適である。この分散剤は、例えば第2の中間層形成用の
ポリプロピレン系樹脂100重量部当り、0.01乃至5重
量部、特に0.02乃至2重量部の量で使用するのがよい。
用いての容器への成形は、真空成形、圧空成形或いはプ
ラグアシスト成形によって行われる。この際の成形温度
は、用いる樹脂の融点乃至軟化点によっても異なるが、
一般的には165乃至170℃の範囲とすることが好ま
しい。この温度領域は、溶融成形と固相成形との中間に
位置するものであり、このような温度範囲で上記成形を
行うことにより、各層が均一な厚みを有する容器を得る
ことができる。例えば、上記範囲よりも高い温度で成形
を行うと、シートが垂れる等の不都合を生じることがあ
る。
なものとするために、例えば金型の外側に位置している
シートの未加熱部分をクランプすると共に、金型キャビ
ティ開口周辺上部に配置された断熱性且つ滑り性を有す
る環状体でシート加熱部分を支持し、この状態でプラグ
と金型とを閉じて該シートの加熱部分を金型内に絞り込
み、絞り込み操作完了直前乃至直後に該環状体を移動さ
せて金型と環状体との段差を減少させた後に、型締めを
行って成形を行う方式を採用することが好適である。こ
のような成形方法及び成形装置は、例えば特開平4−1
4430号公報等に詳細に示されている。また多層シー
ト乃至フィルムの加熱は、接触加熱により行うことが望
ましい。このような加熱は、多層シート乃至フィルムの
温度勾配を可及的に小さくすることができ、各層の厚み
を均一なものとするために極めて有効である。
ラスチック容器は、前述した特定の融点乃至軟化点を有
する樹脂が選択的に使用されているために、各層が均一
な厚みを有しており、外観特性に優れており、また内容
物の保存性も良好である。この容器は、例えばトレイ、
カップ等の形状の容器として、内容物を無菌充填する密
封包装容器や、内容物を湯殺菌、熱間充填、レトルト殺
菌等で加熱する密封包装容器として有用であり、また密
封された内容物を開封後、電子レンジ等でマイクロ波加
熱して調理する包装容器等として有用である。
ン系樹脂として三菱油化(株)製のプロピレン−エチレ
ンブロック共重合体(グレード名:EC9J,融点16
1℃)、第1の中間層として、(株)クラレ製のエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体(グレード名:EP−T
101,ビカット軟化点168℃)、第2の中間層のポ
リプロピレン系樹脂組成物として、三菱油化(株)製の
プロピレン−エチレンランダム共重合体(グレード名:
EX8,融点142℃)100重量部当たり37重量部の
鉄系脱酸素剤を含有する組成物、をそれぞれ使用し、さ
らにエチレン−ビニルアルコール共重合体とこれに隣接
する層との間には接着剤樹脂層が形成されるようにして
共押出を行い、図1に示す層構成の4種6層の多層シー
トを成形した。尚、内層のポリピロピレン系樹脂には1
2重量%、及び外層のポリピロピレン系樹脂には6重量
%の酸化チタンをブレンドし、鉄系脱酸素剤の黒色を隠
蔽した。この多層シートの層構成及び各層の厚みを表1
に示す。
加熱を行った後、プラグアシスト成形により、内容積3
30cm3 、表面積200cm2 の多層容器を成形した。こ
の時の容器の内層は50μm 、第1の中間層は70μm
の厚みであった。また10人のパネラーにより、第1の
中間層厚みムラによる容器内外面の色ムラ状態を評価さ
せることにより、上記容器の外観特性を評価した。結果
を表2に示す。尚、評価基準は、評点1(不可)〜5
(優)の5段階とし、その平均値を表2に示し、3以上
を外観特性良好とした。
レ製のエチレン−ビニルアルコール共重合体(グレード
名:EP−J102,ビカット軟化点155℃)に変更
した以外は、実施例1と全く同様にして多層シート及び
容器の成形を行い、容器の外観特性の評価を行った。結
果を表2に示した。
レ製のエチレン−ビニルアルコール共重合体(グレード
名:EP−F101,ビカット軟化点173℃)に変更
した以外は、実施例1と全く同様にして多層シート及び
容器の成形を行い、容器の外観特性の評価を行った。結
果を表2に示した。
レ製のエチレン−ビニルアルコール共重合体(グレード
名:EP−G110,ビカット軟化点150℃)に変更
した以外は、実施例1と全く同様にして多層シート及び
容器の成形を行い、容器の外観特性の評価を行った。結
果を表2に示した。
ピレン系樹脂として、三菱油化(株)製のプロピレン−
エチレンブロック共重合体(グレード名:EC9J,融
点161℃)に変更した以外は実施例1と全く同様にし
て(鉄系脱酸素剤の配合量も実施例1と同じである)、
多層シート及び容器の成形を行い、容器の外観特性の評
価を行った。結果を表2に示した。
を配合しない以外は実施例1と全く同様にして多層シー
ト及び容器の成形を行い、容器の外観特性の評価を行っ
た。結果を表2に示した。
レ製のエチレン−ビニルアルコール共重合体(グレード
名:EP−F101,ビカット軟化点173℃)に変更
し、且つ第2の中間層に用いるポリロピレン系樹脂とし
て、三菱油化(株)製のプロピレン−エチレンブロック
共重合体(グレード名:EC9J,融点161℃)に変
更し(鉄系脱酸素剤の配合量も実施例1と同じであ
る)、それ以外は実施例1と全く同様にして多層シート
及び容器の成形を行い、容器の外観特性の評価を行っ
た。結果を表2に示した。
レ製のエチレン−ビニルアルコール共重合体(グレード
名:EP−G110,ビカット軟化点150℃)に変更
し、且つ第2の中間層に用いるポリロピレン系樹脂とし
て、三菱油化(株)製のプロピレン−エチレンブロック
共重合体(グレード名:EC9J,融点161℃)に変
更し(鉄系脱酸素剤の配合量も実施例1と同じであ
る)、それ以外は実施例1と全く同様にして多層シート
及び容器の成形を行い、容器の外観特性の評価を行っ
た。結果を表2に示した。
を有するプロピレン系樹脂とエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体を用いて容器壁の各層が形成されているた
め、鉄系脱酸素剤含有層に隣接しているエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体層の厚みムラが有効に解消されて
おり、外観特性に優れている。
の中間層 5:鉄系脱酸素剤を配合したプロピレン系樹脂から成る
第2の中間層 6:プロピレン系樹脂の内層
Claims (7)
- 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂から成る内層及び
外層と、外層側に位置するエチレン−ビニルアルコール
共重合体から成る第1の中間層と、内層側に位置する鉄
系脱酸素剤配合ポリプロピレン系樹脂から成る第2の中
間層とを備えた多層成形容器において、 前記エチレン−ビニルアルコール共重合体が、内層及び
外層のポリプロピレン系樹脂の融点(Tmp)±10℃以
内のビカット軟化点を有することを特徴とする内容物保
存性に優れた多層成形容器。 - 【請求項2】 ポリプロピレン系樹脂から成る内層及び
外層と、外層側に位置するエチレン−ビニルアルコール
共重合体から成る第1の中間層と、内層側に位置する鉄
系脱酸素剤配合ポリプロピレン系樹脂から成る第2の中
間層とを備えた多層成形容器において、 第2の中間層のポリプロピレン系樹脂が、内層及び外層
のポリプロピレン系樹脂の融点よりも少なくとも10℃
低い融点を有することを特徴とする内容物保存性に優れ
た多層成形容器。 - 【請求項3】 内層及び外層のポリプロピレン系樹脂が
155乃至165℃の融点を有するプロピレン−エチレ
ンブロック共重合体である請求項1または2記載の多層
成形容器。 - 【請求項4】 第2の中間層のポリプロピレン系樹脂が
130乃至155℃の融点を有するプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体である請求項1または2記載の多層
成形容器。 - 【請求項5】 第1の中間層のエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体が、25乃至50モル%のエチレンを含有
し且つビカット軟化点が150乃至175℃である共重
合体である請求項1または2記載の多層成形容器。 - 【請求項6】 内層が150μm 以下の厚みを有し、第
2の中間層が、ポリプロピレン系樹脂100重量部当り
10乃至100重量部の鉄系脱酸素剤を含有する組成物
から成り且つ10乃至200μm の厚みを有するもので
ある請求項1または2記載の多層成形容器。 - 【請求項7】 前記容器は、多層シートを真空成形、圧
空成形或いはプラグアシスト成形することにより製造さ
れたものである請求項1または2記載の多層成形容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10295994A JP2830739B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 内容物保存性に優れた多層成形容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10295994A JP2830739B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 内容物保存性に優れた多層成形容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309323A true JPH07309323A (ja) | 1995-11-28 |
JP2830739B2 JP2830739B2 (ja) | 1998-12-02 |
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ID=14341339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10295994A Expired - Fee Related JP2830739B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 内容物保存性に優れた多層成形容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2830739B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002240813A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-28 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 空容器での保存性に優れた酸素吸収性容器 |
JP2004224413A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 酸素の吸収性と遮蔽性に優れた多層成形容器 |
JP2008265881A (ja) * | 2008-06-02 | 2008-11-06 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 酸素の吸収性と遮蔽性に優れた多層成形容器及び多層成形用シート並びに多層成形用シートの製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AU766414B2 (en) * | 1998-12-22 | 2003-10-16 | Colormatrix Holdings, Inc. | Improved active oxygen scavenger packaging |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS621824B2 (ja) * | 1978-12-28 | 1987-01-16 | Nippon Synthetic Chem Ind | |
JPH0225316A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-26 | Ajinomoto Co Inc | 積層体からなる容器素材の製造方法 |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP10295994A patent/JP2830739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS621824B2 (ja) * | 1978-12-28 | 1987-01-16 | Nippon Synthetic Chem Ind | |
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JP2830739B2 (ja) | 1998-12-02 |
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