JP3442611B2 - ファクシミリ信号伝送装置及びファクシミリ信号伝送方法 - Google Patents

ファクシミリ信号伝送装置及びファクシミリ信号伝送方法

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JP3442611B2 JP04674697A JP4674697A JP3442611B2 JP 3442611 B2 JP3442611 B2 JP 3442611B2 JP 04674697 A JP04674697 A JP 04674697A JP 4674697 A JP4674697 A JP 4674697A JP 3442611 B2 JP3442611 B2 JP 3442611B2
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  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ATM網やパケ
ット通信網等に適用される複数のファクシミリ端末間の
ファクシミリ信号の伝送効率を高めるファクシミリ信号
伝送装置及びファクシミリ信号伝送方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図15は従来のファクシミリ信号伝送装
置を示す構成図であり、図において、1はファクシミリ
端末、2はファクシミリ端末1から出力されたファクシ
ミリ信号を復調するとともに、他のファクシミリ端末8
から伝送されたベースバンドのファクシミリ信号を変調
するモデム、2aはモデム2の復調器、2bはモデム2
の変調器、3はファクシミリ信号の通信プロトコルを制
御するT.30通信プロトコル制御部、4はT.30通
信プロトコル制御部3から出力されるモード設定情報に
したがってモデム2を制御するモデム制御部、5はT.
30通信プロトコル制御部3から出力されるファクシミ
リ信号の種別を示す信号に基づいて、モデム2により復
調されたベースバンドのファクシミリ信号を順次結合し
て、所定サイズのフレームデータを生成するとともに、
そのフレームデータを伝送路6に出力するフレーム組立
部、6は伝送路、7は所定サイズのフレームデータが伝
送路13に出力されると、そのフレームデータを受信し
て複数のベースバンドのファクシミリ信号に分解すると
ともに、複数のベースバンドのファクシミリ信号をモデ
ム2に出力するフレーム分解部である。
【0003】また、8はファクシミリ端末、9はモデム
2と同様の機能を有するモデム、9aはモデム9の復調
器、9bはモデム9の変調器、10はT.30通信プロ
トコル制御部3と同様の機能を有するT.30通信プロ
トコル制御部、11はモデム制御部4と同様の機能を有
するモデム制御部、12はフレーム組立部5と同様の機
能を有するフレーム組立部、13は伝送路、14はフレ
ーム分解部7と同様の機能を有するフレーム分解部であ
る。
【0004】次に動作について説明する。説明の便宜
上、ファクシミリ端末1からファクシミリ端末8にファ
クシミリ信号を伝送する場合の動作について説明する。
まず、ファクシミリ端末1からファクシミリ端末8にフ
ァクシミリ信号を伝送する場合、ファクシミリ信号の伝
送効率を高めるため、ファクシミリ端末1から変調され
て出力されたファクシミリ信号をモデム2の復調器2a
が復調して、ベースバンドのファクシミリ信号に変換す
る。
【0005】そして、フレーム組立部5は、モデム2の
復調器2aからベースバンドのファクシミリ信号が出力
されると、T.30通信プロトコル制御部3から出力さ
れるファクシミリ信号の種別を示す信号に基づいて、そ
のベースバンドのファクシミリ信号を順次結合して、所
定サイズのフレームデータを生成する。そして、所定サ
イズのフレームデータの生成が完了すると、そのフレー
ムデータを伝送路6に出力し、ファクシミリ信号の送信
処理が完了する。
【0006】このようにして、フレームデータが伝送路
6に出力されると、フレーム分解部14は、フレーム検
出信号(フレームデータのデータ構成及び伝送中の廃棄
の有無を示す信号)に基づいて当該フレームデータを複
数のベースバンドのファクシミリ信号に分解し、複数の
ベースバンドのファクシミリ信号をモデム9に出力す
る。ここで、フレーム検出信号は、フレームデータがフ
レーム組立部5から伝送路6を介して伝送される際、廃
棄されることなく伝送されたか否かを判定するフレーム
廃棄検出部(図示せぬ)から出力される信号である。
【0007】そして、モデム9の変調器9bは、フレー
ム分解部14から複数のベースバンドのファクシミリ信
号が出力されると、その複数のベースバンドのファクシ
ミリ信号を順次変調して、ファクシミリ端末8に出力
し、ファクシミリ信号の受信処理が完了する。なお、フ
ァクシミリ端末8は、モデム9の変調器9bから変調さ
れたファクシミリ信号が出力されると、そのファクシミ
リ信号を復調し、その復調結果に従って印字等の処理を
実行する。ファクシミリ端末8からファクシミリ端末1
にファクシミリ信号を伝送する場合の動作は、ファクシ
ミリ端末1からファクシミリ端末8にファクシミリ信号
を伝送する場合の動作と同様であるため説明を省略す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ信
号伝送装置は以上のように構成されているので、ファク
シミリ信号の伝送効率を高めることができるが、フレー
ムデータが伝送路6等の輻輳等が原因で廃棄された場
合、フレーム検出信号に基づいて廃棄の事実を認識でき
ても、廃棄されたフレームデータを受信側のファクシミ
リ端末1等に出力することができないため、そのフレー
ムデータにファクシミリ通信に必要な制御データが含ま
れている場合には、ファクシミリ端末1等が通信異常と
して終了してしまう可能性を招き、また、そのフレーム
データに画像データが含まれている場合には、画像の著
しい劣化を招くなどの課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、フレームデータが伝送路で廃棄さ
れても、ファクシミリ端末における通信異常の発生や画
像の著しい劣化を防止することができるファクシミリ信
号伝送装置及びファクシミリ信号伝送方法を得ることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るファクシミリ信号伝送装置は、フレームデータが伝送
中に廃棄されたことを示すフレーム検出信号を受信する
と、第2の蓄積手段により蓄積されたファクシミリ信号
のうち、最古のファクシミリ信号に相当するファクシミ
リ信号を受信側のファクシミリ端末に出力するようにし
たものである。
【0011】請求項2記載の発明に係るファクシミリ信
号伝送装置は、データ圧縮されたファクシミリ信号を結
合してフレームデータを構成するようにしたものであ
る。
【0012】 請求項3 記載の発明に係るファクシミリ信
号伝送方法は、フレームデータが伝送中に廃棄されたこ
とを示すフレーム検出信号を受信すると、蓄積したファ
クシミリ信号のうち、最古のファクシミリ信号に相当す
るファクシミリ信号を受信側のファクシミリ端末に出力
するようにしたものである。
【0013】 請求項4 記載の発明に係るファクシミリ信
号伝送方法は、データ圧縮されたファクシミリ信号を結
合してフレームデータを構成するようにしたものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1によるファクシミリ信号
伝送装置を示す構成図であり、図において、21はファ
クシミリ端末、22はファクシミリ端末21から出力さ
れたファクシミリ信号を復調するとともに、他のファク
シミリ端末32から伝送されたベースバンドのファクシ
ミリ信号を変調するモデム、22aはモデム22の復調
器、22bはモデム22の変調器、23はファクシミリ
信号の通信プロトコルを制御するT.30通信プロトコ
ル制御部、24はT.30通信プロトコル制御部23か
ら出力されるモード設定情報にしたがってモデム22を
制御するモデム制御部である。
【0015】 また、25はモデム22により復調された
ベースバンドのファクシミリ信号を蓄積するファクシミ
リ信号蓄積部(第1の蓄積手段)、26はフレーム組立
部27から出力される制御信号にしたがってモデム22
から出力された現在のファクシミリ信号又はファクシミ
リ信号蓄積部25により蓄積された過去のファクシミリ
信号の何れか一方をフレーム組立部27に出力するセレ
クタ(送信手段)、27はT.30通信プロトコル制御
部23から出力されるファクシミリ信号の種別を示す信
号に基づいて、セレクタ26から出力されたベースバン
ドのファクシミリ信号を順次結合して、所定サイズのフ
レームデータを生成するとともに、そのフレームデータ
を伝送路28に出力するフレーム組立部(送信手段)、
28は伝送路である。
【0016】 また、29は所定サイズのフレームデータ
が伝送路39に出力されると、そのフレームデータを受
信して複数のベースバンドのファクシミリ信号に分解す
るフレーム分解部(受信手段)、30はフレーム分解部
29により分解された複数のベースバンドのファクシミ
リ信号を蓄積する復元データ蓄積部(第2の蓄積手
段)、31はフレームデータが伝送中に廃棄されること
なく伝送されたことを示すフレーム検出信号を受信する
と、フレーム分解部29により分解された複数のファク
シミリ信号のうち、最古のファクシミリ信号をモデム2
2に出力し、フレームデータが伝送中に廃棄されたこと
を示すフレーム検出信号を受信すると、復元データ蓄積
部30により蓄積されたファクシミリ信号のうち、その
最古のファクシミリ信号に相当するファクシミリ信号を
モデム22に出力するセレクタ(信号選択手段)であ
る。
【0017】 さらに、32はファクシミリ端末、33は
モデム22と同様の機能を有するモデム、33aはモデ
ム33の復調器、33bはモデム33の変調器、34は
T.30通信プロトコル制御部23と同様の機能を有す
るT.30通信プロトコル制御部、35はモデム制御部
24と同様の機能を有するモデム制御部、36はファク
シミリ信号蓄積部25と同様の機能を有するファクシミ
リ信号蓄積部(第1の蓄積手段)、37はセレクタ26
と同様の機能を有するセレクタ(送信手段)、38はフ
レーム組立部27と同様の機能を有するフレーム組立部
(送信手段)、39は伝送路、40はフレーム分解部2
9と同様の機能を有するフレーム分解部(受信手段)、
41は復元データ蓄積部30と同様の機能を有する復元
データ蓄積部(第2の蓄積手段)、42はセレクタ31
と同様の機能を有するセレクタ(信号選択手段)であ
る。なお、図2はこの発明の実施の形態1によるファク
シミリ信号伝送装置に適用されるファクシミリ信号伝送
方法を示すフローチャートである。
【0018】 次に動作について説明する。説明の便宜
上、ファクシミリ端末21からファクシミリ端末32に
対してファクシミリ通信に必要な制御データを含むファ
クシミリ信号を伝送する場合の動作について説明する。
まず、ファクシミリ端末21からファクシミリ端末32
にファクシミリ信号を伝送する場合、ファクシミリ信号
の伝送効率を高めるため、ファクシミリ端末21から変
調されて出力されたファクシミリ信号をモデム22の復
調器22aが復調して、ベースバンドのファクシミリ信
号に変換する(ステップST1)。
【0019】 そして、ファクシミリ信号が復調されてベ
ースバンドのファクシミリ信号に変換されると、複数の
ベースバンドのファクシミリ信号を適宜組み合わせて所
定サイズのフレームデータを生成するため、モデム22
の復調器22aにより復調されたベースバンドのファク
シミリ信号はファクシミリ信号蓄積部25に蓄積される
(ステップST2)。そして、フレーム組立部27は、
モデム22から出力された現在のファクシミリ信号が、
例えば、n番目のファクシミリ信号である場合には(図
3の上から3番目のフレームデータを参照)、ファクシ
ミリ信号蓄積部25に蓄積されている前々回モデム22
から出力されたn−2番目のファクシミリ信号及び前回
モデム22から出力されたn−1番目のファクシミリ信
号と、現在モデム22から出力されたn番目のファクシ
ミリ信号を適宜結合してフレームデータを生成するた
め、適宜制御信号をセレクタ26に出力し、フレームデ
ータの組立処理を実行する(ステップST3)。そし
て、フレーム組立部27は、フレームデータの組立が完
了すると、そのフレームデータを伝送路28に出力し
(ステップST4)、ファクシミリ信号の送信処理が完
了する。
【0020】 このようにして、フレームデータが伝送路
28に出力されると、フレーム分解部40は、フレーム
データのヘッダ(ヘッダは、フレームデータのデータ構
成を示す)に基づいて当該フレームデータを複数のベー
スバンドのファクシミリ信号に分解し(ステップST
5)、複数のベースバンドのファクシミリ信号を復元デ
ータ蓄積部41に蓄積させる(ステップST6)。ここ
で、フレーム検出信号(伝送中の廃棄の有無を示す信
号)は、フレームデータがフレーム組立部27から伝送
路28を介して伝送される際、廃棄されることなく伝送
されたか否かを判定するフレーム廃棄検出部(図示せ
ぬ)から出力される信号である。
【0021】 そして、セレクタ42は、所定のフラグが
Hレベルのフレーム検出信号(フレームデータが伝送中
に廃棄されることなく伝送されたことを示すフレーム検
出信号)を受信すると、フレーム分解部40により分解
された複数のファクシミリ信号のうち、最古のファクシ
ミリ信号をモデム33に出力する(ステップST7,S
T8)。即ち、フレーム分解部40により分解された複
数のファクシミリ信号が、n番目のフレームデータの場
合(図3の上から3番目のフレームデータ)、n−2番
目のファクシミリ信号が最も時間的に古いデータである
ので、n−2番目のファクシミリ信号をモデム33に出
力する。
【0022】 一方、セレクタ42は、所定のフラグがL
レベルのフレーム検出信号(フレームデータが伝送中に
廃棄されたことを示すフレーム検出信号)を受信する
と、復元データ蓄積部41により蓄積されたファクシミ
リ信号のうち、その最古のファクシミリ信号(n−2番
目のファクシミリ信号)に相当するファクシミリ信号を
モデム33に出力する(ステップST7,ST9)。即
ち、n番目のフレームデータが伝送された場合(図3の
上から3番目のフレームデータ)、フレームデータが廃
棄されなければ、上述したように、n−2番目のファク
シミリ信号をモデム33に出力していたので、復元デー
タ蓄積部41に蓄積されているファクシミリ信号のうち
(図3の例では、n−4番目のファクシミリ信号からn
−1番目のファクシミリ信号までの4つのファクシミリ
信号が蓄積されている)、n−2番目のファクシミリ信
号を検索してモデム33に出力する。
【0023】 このようにして、セレクタ42から順次ベ
ースバンドのファクシミリ信号が出力されると、モデム
33の変調器33bは、そのベースバンドのファクシミ
リ信号を順次変調して、ファクシミリ端末32に出力し
(ステップST10)、ファクシミリ信号の受信処理が
完了する。なお、ファクシミリ端末32は、モデム33
の変調器33bから変調されたファクシミリ信号が出力
されると、そのファクシミリ信号を復調し、その復調結
果に従って印字等の処理を実行する。ファクシミリ端末
32からファクシミリ端末21にファクシミリ信号を伝
送する場合の動作は、ファクシミリ端末21からファク
シミリ端末32にファクシミリ信号を伝送する場合の動
作と同様であるため説明を省略する。
【0024】 以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、フレームデータが伝送中に廃棄されたことを
示すフレーム検出信号を受信すると、復元データ蓄積部
30,41により蓄積されたファクシミリ信号のうち、
最古のファクシミリ信号に相当するファクシミリ信号を
モデム22,33に出力するようにしたので、ファクシ
ミリ通信に必要な制御データを含むフレームデータが伝
送路39,28で廃棄されても、ファクシミリ端末2
1,32に対して本来伝送すべきファクシミリ信号をモ
デム22,33に出力することができるようになり、そ
の結果、ファクシミリ端末21,32における通信異常
の発生を防止することができる効果を奏する。
【0025】 実施の形態2. 図4はこの発明の実施の形態2によるファクシミリ信号
伝送装置を示す構成図であり、図において、図1のもの
と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略
する。43はモデム22から出力されたベースバンドの
ファクシミリ信号をデータ圧縮するデータ圧縮部(圧縮
手段)、44はフレーム分解部29により分解された複
数のファクシミリ信号をデータ伸張するデータ伸張部
(伸張手段)、45はデータ圧縮部43と同様の機能を
有するデータ圧縮部(圧縮手段)、46はデータ伸張部
44と同様の機能を有するデータ伸張部(伸張手段)で
ある。
【0026】 次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、ファクシミリ通信に必要な制御データを含む
ファクシミリ信号を伝送する場合について説明したが、
画像データを含むファクシミリ信号を伝送するようにし
てもよい。即ち、画像データは一般に制御データより、
バイト数が大きいため、図3に示すように、複数のファ
クシミリ信号を結合してフレームデータを構成すること
はできないが、フレームデータを構成する際、データ圧
縮部43,45がベースバンドのファクシミリ信号を圧
縮するようにすれば、図5に示すように、複数のファク
シミリ信号を結合してフレームデータを構成することが
できる。これにより、フレーム分解部29,40の後段
にあるデータ伸張部44,46がベースバンドのファク
シミリ信号をデータ伸張すれば、上記実施の形態1と同
様の動作が行われることになる。
【0027】 因みに、この実施の形態2では、伝送中に
廃棄されずに、フレーム分解部40により分解された複
数のファクシミリ信号が、n番目のフレームデータ(図
5の上から3番目のフレームデータ)の場合、n−1番
目のファクシミリ信号が最も時間的に古いデータである
ので、n−1番目のファクシミリ信号をモデム33に出
力する。一方、n番目のフレームデータが伝送中に廃棄
された場合、フレームデータが廃棄されなければ、上述
したように、n−1番目のファクシミリ信号をモデム3
3に出力していたので、復元データ蓄積部41に蓄積さ
れているファクシミリ信号のうち(図5の例では、n−
3番目のファクシミリ信号からn−1番目のファクシミ
リ信号までの3つのファクシミリ信号が蓄積されてい
る)、n−1番目のファクシミリ信号を検索してモデム
33に出力する。
【0028】 以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、データ圧縮されたファクシミリ信号を結合し
てフレームデータを構成するようにしたので、画像デー
タを含むフレームデータが伝送路39,28で廃棄され
ても、ファクシミリ端末21,32に対して本来伝送す
べきファクシミリ信号をモデム22,33に出力するこ
とができるようになり、その結果、ファクシミリ端末2
1,32における画像の著しい劣化を防止することがで
きる効果を奏する。なお、この実施の形態2によれば、
制御データを含むフレームデータが伝送路39,28で
廃棄された場合でも、上記実施の形態1と同様に、ファ
クシミリ端末21,32における通信異常の発生を防止
することができることは言うまでもない。
【0029】適用例1 . 図6はこの適用例1によるファクシミリ信号伝送装置を
示す構成図であり、図において、図1のものと同一符号
は同一または相当部分を示すので説明を省略する。47
はT.30通信プロトコル制御部23から出力されるフ
ァクシミリ信号の種別を示す信号に基づいて、モデム2
2により復調されたベースバンドのファクシミリ信号を
順次結合して、所定サイズのフレームデータを生成する
とともに、そのフレームデータを伝送路28に出力する
フレーム組立部(送信手段)、48は所定サイズのフレ
ームデータが伝送路39に出力されると、そのフレーム
データを受信するとともに、フレーム検出信号に基づい
てそのフレームデータを複数のベースバンドのファクシ
ミリ信号に分解するフレーム分解部(受信手段)であ
る。
【0030】 また、49はダミーデータを生成するダミ
ーデータ生成部(信号選択手段)、50はファクシミリ
信号が伝送中に廃棄されることなく伝送されたことを示
すフレーム検出信号を受信すると、フレーム分解部48
により分解されたファクシミリ信号をモデム22に出力
し、ファクシミリ信号が伝送中に廃棄されたことを示す
フレーム検出信号を受信すると、ダミーデータ生成部4
9により生成されたダミーデータをモデム22に出力す
るセレクタ(信号選択手段)である。
【0031】 さらに、51はフレーム組立部47と同様
の機能を有するフレーム組立部(送信手段)、52はフ
レーム分解部48と同様の機能を有するフレーム分解部
(受信手段)、53はダミーデータ生成部49と同様の
機能を有するダミーデータ生成部(信号選択手段)、5
4はセレクタ50と同様の機能を有するセレクタ(信号
選択手段)である。
【0032】 次に動作について説明する。上記実施の形
態1,2では、フレームデータが伝送中に廃棄された場
合、復元データ蓄積部30,41により蓄積された過去
のファクシミリ信号をモデム22,33に出力するもの
について示したが、フレームデータが伝送中に廃棄され
た場合、ダミーデータをモデム22,33に出力するよ
うにしてもよい。
【0033】 即ち、ダミーデータ生成部49,53は、
予め、ダミーデータとしてフィルデータ(“0”のデー
タ)を生成して蓄えておき、セレクタ50,54は、フ
レーム検出信号の所定のフラグがLレベル(フレームデ
ータが伝送中に廃棄されたことを示す)の期間に限り、
フレーム分解部48,52が出力するファクシミリ信号
に代えて、ダミーデータをモデム22,33に出力する
ようにしてもよい(図7参照)。
【0034】 これにより、フレームデータが伝送中に廃
棄されても、そのフレームデータ(ファクシミリ信号)
の代わりにダミーデータがファクシミリ端末21,32
に与えられるので、ファクシミリ端末21,32は復号
処理の実行を継続することができるようになり、その結
果、ファクシミリ端末21,32における通信異常の発
生を防止することができる効果を奏する(フレームデー
タが廃棄されたまま、何らのデータも与えられないと復
号処理を実行できないため、ファクシミリ端末21,3
2において通信異常の発生を招くことがある)。なお、
ダミーデータとしてフィルデータを用いているが、フィ
ルデータはファクシミリ端末21,32において復号さ
れても、データとしては無視されるものであるので、フ
ァクシミリ端末21,32における通信制御に悪影響を
与える恐れがないものである。
【0035】適用例2 . 上記適用例1では、ダミーデータとしてフィルデータを
用いたものについて示したが、ダミーデータとして白ラ
インデータを用いるようにしてもよく、上記適用例1
同様の効果を奏することができる。なお、ダミーデータ
として白ラインデータを用いた場合、その部分につき印
字がないものとして印刷されることになる。
【0036】適用例3 . 図8はこの適用例3によるファクシミリ信号伝送装置を
示す構成図であり、図において、図6のものと同一符号
は同一または相当部分を示すので説明を省略する。55
はフレーム分解部48により分解されたファクシミリ信
号を一時的に保持するバッファ(蓄積手段)、56はフ
ァクシミリ信号が伝送中に廃棄されることなく伝送され
たことを示すフレーム検出信号を受信すると、フレーム
分解部48により分解されたファクシミリ信号をモデム
22に出力し、ファクシミリ信号が伝送中に廃棄された
ことを示すフレーム検出信号を受信すると、バッファ5
5により保持されている前回のファクシミリ信号をモデ
ム22に出力するセレクタ(信号選択手段)である。ま
た、57はバッファ55と同様の機能を有するバッファ
(蓄積手段)、58はセレクタ56と同様の機能を有す
るセレクタ(信号選択手段)である。
【0037】 次に動作について説明する。上記適用例
1,2では、フレームデータが伝送中に廃棄された場
合、ダミーデータをモデム22,33に出力するものに
ついて示したが、フレームデータが伝送中に廃棄された
場合、バッファ55,57により保持されている前回の
ファクシミリ信号をモデム22,33に出力するように
してもよい。
【0038】 即ち、バッファ55,57は、フレーム分
解部48,52からファクシミリ信号が出力される毎
に、記憶しているファクシミリ信号を更新する。そし
て、セレクタ56,58は、フレーム検出信号の所定の
フラグがLレベル(フレームデータが伝送中に廃棄され
たことを示す)の期間に限り、フレーム分解部48,5
2が出力するファクシミリ信号に代えて、バッファ5
5,57により保持されている前回のファクシミリ信号
をモデム22,33に出力するようにしてもよい。
【0039】 これにより、上記実施の形態1等のように
記憶容量が大きい復元データ蓄積部30,41を設ける
ことなく、廃棄されたフレームデータ(ファクシミリ信
号)の代わりに、前回のファクシミリ信号をファクシミ
リ端末21,32に与えられるので、ファクシミリ端末
21,32における通信異常の発生を防止することがで
きる効果を奏する。
【0040】適用例4 . 図9はこの適用例4によるファクシミリ信号伝送装置を
示す構成図であり、図において、図6のものと同一符号
は同一または相当部分を示すので説明を省略する。59
はフレーム分解部48により分解されたファクシミリ信
号を一時的に保持するバッファ(信号選択手段)、60
はフレーム分解部48により分解された各ファクシミリ
信号の終端符号EOLを検出するEOL検出部(検出手
段)、61はファクシミリ信号が伝送中に廃棄されるこ
となく伝送されたことを示すフレーム検出信号を受信す
ると、バッファ59に保持されているファクシミリ信号
をそのままモデム22に出力させ、ファクシミリ信号が
伝送中に廃棄されたことを示すフレーム検出信号を受信
すると、EOL検出部60により検出された各ファクシ
ミリ信号の終端符号EOL間に所定のラインデータを挿
入し、挿入後のファクシミリ信号をモデム22に出力さ
せるラインデータ生成部(信号選択手段)である。
【0041】 また、62はバッファ59と同様の機能を
有するバッファ(信号選択手段)、63はEOL検出部
60と同様の機能を有するEOL検出部(検出手段)、
64はラインデータ生成部61と同様の機能を有するラ
インデータ生成部(信号選択手段)である。
【0042】 次に動作について説明する。バッファ5
9,62、EOL検出部60,63及びラインデータ生
成部61,64以外は、上記適用例3等と同様であるの
で、主に、バッファ59,62、EOL検出部60,6
3及びラインデータ生成部61,64の動作について説
明する。
【0043】 即ち、バッファ59,62は、フレーム分
解部48,52からベースバンドのファクシミリ信号が
出力されると、図10に示すように、そのベースバンド
のファクシミリ信号をワード単位で保持する。そして、
EOL検出部60,63は、ワード単位でベースバンド
のファクシミリ信号がバッファ59,62に格納される
と、各ファクシミリ信号の終端符号EOLを検出する。
【0044】 そして、ラインデータ生成部61,64
は、フレーム検出信号の所定のフラグがHレベルを保持
している場合には(ファクシミリ信号が伝送中に廃棄さ
れることなく伝送されたことを示す)、バッファ59,
62に保持されているベースバンドのファクシミリ信号
をそのままモデム22,33に出力させるが、図10に
示すように、前後のファクシミリ信号の終端符号EOL
間(図中、EOL1とEOL2の間)で、フレーム検出
信号の所定のフラグがLレベルに変化すると(ファクシ
ミリ信号が伝送中に廃棄されたことを示す)、各ファク
シミリ信号の終端符号EOL間に、予め生成したフィル
データ(“0”のデータ)をラインデータとして挿入し
て(図中、縦縞の部分)、バッファ59,62に保持さ
れているファクシミリ信号の内容を書き換え、その内容
をモデム22,33に出力させる。
【0045】 以上で明らかなように、この適用例4によ
れば、画像データを含むフレームデータが伝送中に廃棄
されても、そのフレームデータ(ワード単位のファクシ
ミリ信号)の代わりに所定のラインデータがファクシミ
リ端末21,32に与えられるので、即ち、終端符号E
OLを検出して、終端符号EOL間のデータすべてを所
定のラインデータに書き換えられるので、処理としては
若干複雑になるが、適用例1〜3よりも更に画像の劣化
を低減することができる効果を奏する。
【0046】適用例5 . 上記適用例4では、ラインデータとしてフィルデータを
用いたものについて示したが、ラインデータとして白ラ
インデータを用いるようにしてもよく、上記適用例4
同様の効果を奏することができる。なお、ラインデータ
として白ラインデータを用いた場合、その部分につき印
字がないものとして印刷されることになる。
【0047】適用例6 . 図11はこの適用例6によるファクシミリ信号伝送装置
を示す構成図であり、図において、図9のものと同一符
号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。6
5はファクシミリ信号が伝送中に廃棄されることなく伝
送されたことを示すフレーム検出信号を受信すると、バ
ッファ59に保持されているファクシミリ信号をそのま
まモデム22に出力させ、ファクシミリ信号が伝送中に
廃棄されたことを示すフレーム検出信号を受信すると、
EOL検出部60により検出された各ファクシミリ信号
の終端符号EOL間に前回又は次回受信されたファクシ
ミリ信号を挿入し、挿入後のファクシミリ信号をモデム
22に出力させるラインデータ挿入部(信号選択手段)
である。また、66はラインデータ挿入部65と同様の
機能を有するラインデータ挿入部(信号選択手段)であ
る。
【0048】 次に動作について説明する。上記適用例
4,5では、ファクシミリ信号が伝送中に廃棄された場
合、特定のラインデータを挿入するものについて示した
が、図12に示すように、ラインデータ挿入部65,6
6がフレーム分解部48,52により前回又は次回受信
されたファクシミリ信号をラインデータとして挿入する
ようにしてもよい。ただし、挿入するファクシミリ信号
のデータ数が、挿入される区間のデータ数より少ないと
きは、少ない分をフィルデータで補充するようにする。
また、逆に多いときは、前回又は次回受信されたファク
シミリ信号を挿入するのではなく、例えば、白ラインデ
ータとフィルデータを挿入するようにする。これによ
り、上記適用例4,5の場合よりも、廃棄されたファク
シミリ信号と関連性の高いファクシミリ信号を挿入でき
るので、画像の劣化を更に低減することができる効果を
奏する。
【0049】適用例7 . 図13はこの適用例7によるファクシミリ信号伝送装置
を示す構成図であり、図において、図11のものと同一
符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
67はファクシミリ信号に含まれているファクシミリ端
末21の符号化方式を示す制御信号を二次元符号化方式
から一次元符号化方式に変更する符号化能力変更部(送
信手段)、68は符号化能力変更部67と同様の機能を
有する符号化能力変更部(送信手段)である。
【0050】 次に動作について説明する。 上記実施の
形態1,2および適用例1〜6では、ファクシミリ端末
21,32の符号化方式については特に言及していない
が、通常は、伝送効率を高める観点からファクシミリ端
末21,32の双方が二次元符号化方式を採用すること
ができる場合には、ファクシミリ端末21,32の符号
化方式として二次元符号化方式を採用する。ここで、二
次元符号化方式とは、複数のライン(2ライン又は4ラ
イン等)のファクシミリ信号をまとめて符号化する方式
をいう(二次元符号化方式は、ITU−T勧告T.4に
規定されている)。
【0051】 しかしながら、二次元符号化方式を採用し
た場合、画像データを含む一部のフレームデータが伝送
中に廃棄されると、少なくとも、まとめて符号化された
複数のラインのファクシミリ信号に廃棄の影響が及ぶた
め、画像の劣化が著しくなる不具合を有している。そこ
で、この適用例7では、符号化能力変更部67,68
が、ファクシミリ端末21,32の符号化方式を示す制
御信号を二次元符号化方式から一次元符号化方式に変更
するようにする(ファクシミリ端末21,32の何れか
一方が一次元符号化方式を採用する旨を示す場合には、
一次元符号化方式が採用される)。ここで、一次元符号
化方式とは、一のラインごとに、ファクシミリ信号を符
号化する方式をいう。
【0052】 以上で明らかなように、この適用例7によ
れば、ファクシミリ端末21,32の符号化方式を二次
元符号化方式から一次元符号化方式に変更するようにし
たので、廃棄されたファクシミリ信号の影響が局所化さ
れるようになり、その結果、その前後のファクシミリ信
号に廃棄の影響が及ばないため、二次元符号化方式を採
用する場合より、画像の劣化を低減することができる効
果を奏する。
【0053】適用例8 . 図14はこの適用例8によるファクシミリ信号伝送装置
を示す構成図であり、図において、図13のものと同一
符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
69はファクシミリ信号に含まれているファクシミリ端
末21の最小走査時間を示す制御信号を変更する最小走
査時間能力変更部(送信手段)、70は最小走査時間能
力変更部69と同様の機能を有する最小走査時間能力変
更部(送信手段)である。
【0054】 次に動作について説明する。上記適用例7
では、ファクシミリ端末21,32の符号化方式を変更
するものついて示したが、ファクシミリ端末21,32
の最小走査時間能力を変更するようにしてもよい。
【0055】 即ち、最小走査時間能力は、ファクシミリ
端末21,32における画像データの1ライン当たりの
処理時間(復号処理時間、印字処理時間等)を示す能力
であり、かかる処理時間より、画像データの伝送時間が
少ない場合には、各ラインの処理が追いつかなくなる不
具合を生じる。例えば、1ライン当たりの処理時間が2
0msecの場合には、画像データの伝送時間が20m
secより少ないと不具合を生じる。
【0056】 そこで、通常、ファクシミリ端末21,3
2は、1ラインの画像データの伝送時間が最小走査時間
より短い場合には、最小走査時間と等しく又は長くなる
ように、フィルデータを付加して伝送する。具体的に
は、最小走査時間能力変更部69,70が、最小走査時
間を示す制御信号を適宜変更し、その最小走査時間を長
くする。これにより、1ライン当たりのデータ伝送数が
多くなるため、廃棄されたファクシミリ信号の影響が局
所化されるようになり、上記実施の形態1等に比べて、
画像の劣化を更に低減することができる効果を奏する。
【0057】適用例9 . 上記実施の形態1,2適用例1〜8では、送信手段と受
信手段の双方を有するものについて示したが、送信手段
又は受信手段のいずれか一方を有するものであってもよ
い。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、フレームデータが伝送中に廃棄されたことを示す
フレーム検出信号を受信すると、第2の蓄積手段により
蓄積されたファクシミリ信号のうち、最古のファクシミ
リ信号に相当するファクシミリ信号を受信側のファクシ
ミリ端末に出力するように構成したので、ファクシミリ
通信に必要な制御データを含むフレームデータが伝送路
で廃棄されても、受信側のファクシミリ端末に対して本
来伝送すべきファクシミリ信号を出力することができる
ようになり、その結果、受信側のファクシミリ端末にお
ける通信異常の発生を防止することができる効果があ
る。
【0059】 請求項2記載の発明によれば、データ圧縮
されたファクシミリ信号を結合してフレームデータを為
すように構成したので、画像データを含むフレームデー
タが伝送路で廃棄されても、受信側のファクシミリ端末
に対して本来伝送すべきファクシミリ信号を出力するこ
とができるようになり、その結果、受信側のファクシミ
リ端末における画像の著しい劣化を防止することができ
る効果がある。
【0060】 請求項3 記載の発明によれば、フレームデ
ータが伝送中に廃棄されたことを示すフレーム検出信号
を受信すると、蓄積したファクシミリ信号のうち、最古
のファクシミリ信号に相当するファクシミリ信号を受信
側のファクシミリ端末に出力するように構成したので、
ファクシミリ通信に必要な制御データを含むフレームデ
ータが伝送路で廃棄されても、受信側のファクシミリ端
末に対して本来伝送すべきファクシミリ信号を出力する
ことができるようになり、その結果、受信側のファクシ
ミリ端末における通信異常の発生を防止することができ
る効果がある。
【0061】 請求項4 記載の発明によれば、データ圧縮
されたファクシミリ信号を結合してフレームデータを為
すように構成したので、画像データを含むフレームデー
タが伝送路で廃棄されても、受信側のファクシミリ端末
に対して本来伝送すべきファクシミリ信号を出力するこ
とができるようになり、その結果、受信側のファクシミ
リ端末における画像の著しい劣化を防止することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるファクシミリ
信号伝送装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるファクシミリ
信号伝送装置に適用されるファクシミリ信号伝送方法を
示すフローチャートである。
【図3】 ファクシミリ信号蓄積部及び復元データ蓄積
部の記憶内容を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるファクシミリ
信号伝送装置を示す構成図である。
【図5】 ファクシミリ信号蓄積部及び復元データ蓄積
部の記憶内容を示す説明図である。
【図6】 この発明の適用例1によるファクシミリ信号
伝送装置を示す構成図である。
【図7】 ダミーデータを挿入する区間を示す説明図で
ある。
【図8】 この発明の適用例3によるファクシミリ信号
伝送装置を示す構成図である。
【図9】 この発明の適用例4によるファクシミリ信号
伝送装置を示す構成図である。
【図10】 ラインデータを挿入する区間を示す説明図
である。
【図11】 この発明の適用例6によるファクシミリ信
号伝送装置を示す構成図である。
【図12】 ラインデータを挿入する区間を示す説明図
である。
【図13】 この発明の適用例7によるファクシミリ信
号伝送装置を示す構成図である。
【図14】 この発明の適用例8によるファクシミリ信
号伝送装置を示す構成図である。
【図15】 従来のファクシミリ信号伝送装置を示す構
成図である。
【符号の説明】
21,32 ファクシミリ端末、25,36 ファクシ
ミリ信号蓄積部(第1の蓄積手段)、26,37 セレ
クタ(送信手段)、27,38,47,51フレーム組
立部(送信手段)、28,39 伝送路、29,40,
48,52フレーム分解部(受信手段)、30,41
復元データ蓄積部(第2の蓄積手段)、31,42,5
0,54,56,58 セレクタ(信号選択手段)、4
3,45 データ圧縮部(圧縮手段)、44,46 デ
ータ伸張部(伸張手段)、49,53 ダミーデータ生
成部(信号選択手段)、55,57 バッファ(蓄積手
段)、59,62 バッファ(信号選択手段)、60,
63 EOL検出部(検出手段)、61,64 ライン
データ生成部(信号選択手段)、65,66ラインデー
タ挿入部(信号選択手段)、67,68 符号化能力変
更部(送信手段)、69,70 最小走査時間能力変更
部(送信手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−103001(JP,A) 特開 平5−136970(JP,A) 特開 昭61−290868(JP,A) 特開 平7−107255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/34 H04L 1/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側のファクシミリ端末から出力され
    たファクシミリ信号を蓄積する第1の蓄積手段と、上記
    送信側のファクシミリ端末から出力された現在のファク
    シミリ信号と上記第1の蓄積手段により蓄積された過去
    のファクシミリ信号を結合してフレームデータを生成
    し、そのフレームデータを伝送路に出力する送信手段
    と、上記送信手段によりフレームデータが伝送路に出力
    されると、そのフレームデータを受信して複数のファク
    シミリ信号に分解する受信手段と、上記受信手段により
    分解された複数のファクシミリ信号を蓄積する第2の蓄
    積手段と、フレームデータが伝送中に廃棄されることな
    く伝送されたことを示すフレーム検出信号を受信する
    と、上記受信手段により分解された複数のファクシミリ
    信号のうち、最古のファクシミリ信号を受信側のファク
    シミリ端末に出力し、フレームデータが伝送中に廃棄さ
    れたことを示すフレーム検出信号を受信すると、上記第
    2の蓄積手段により蓄積されたファクシミリ信号のう
    ち、その最古のファクシミリ信号に相当するファクシミ
    リ信号を受信側のファクシミリ端末に出力する信号選択
    手段とを備えたファクシミリ信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 送信側のファクシミリ端末から出力され
    たファクシミリ信号をデータ圧縮する圧縮手段と、上記
    圧縮手段により圧縮されたファクシミリ信号を蓄積する
    第1の蓄積手段と、上記圧縮手段により圧縮された現在
    のファクシミリ信号と上記第1の蓄積手段により蓄積さ
    れた過去のファクシミリ信号を結合してフレームデータ
    を生成し、そのフレームデータを伝送路に出力する送信
    手段と、上記送信手段によりフレームデータが伝送路に
    出力されると、そのフレームデータを受信して複数のフ
    ァクシミリ信号に分解する受信手段と、上記受信手段に
    より分解された複数のファクシミリ信号をデータ伸張す
    る伸張手段と、上記伸張手段により伸張された複数のフ
    ァクシミリ信号を蓄積する第2の蓄積手段と、フレーム
    データが伝送中に廃棄されることなく伝送されたことを
    示すフレーム検出信号を受信すると、上記伸張手段によ
    り伸張された複数のファクシミリ信号のうち、最古のフ
    ァクシミリ信号を受信側のファクシミリ端末に出力し、
    フレームデータが伝送中に廃棄されたことを示すフレー
    ム検出信号を受信すると、上記第2の蓄積手段により蓄
    積されたファクシミリ信号のうち、その最古のファクシ
    ミリ信号に相当するファクシミリ信号を受信側のファク
    シミリ端末に出力する信号選択手段とを備えたファクシ
    ミリ信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 送信側のファクシミリ端末から出力され
    たファクシミリ信号を蓄積することにより、その送信側
    のファクシミリ端末から出力された現在のファクシミリ
    信号と過去のファクシミリ信号を結合してフレームデー
    タを生成するとともに、そのフレームデータを伝送路に
    出力する一方、そのフレームデータが伝送路に出力され
    ると、そのフレームデータを受信して複数のファクシミ
    リ信号に分解するとともに、複数のファクシミリ信号を
    蓄積し、フレームデータが伝送中に廃棄されることなく
    伝送されたことを示すフレーム検出信号を受信すると、
    その分解した複数のファクシミリ信号のうち、最古のフ
    ァクシミリ信号を受信側のファクシミリ端末に出力し、
    フレームデータが伝送中に廃棄されたことを示すフレー
    ム検出信号を受信すると、その蓄積したファクシミリ信
    号のうち、その最古のファクシミリ信号に相当するファ
    クシミリ信号を受信側のファクシミリ端末に出力するフ
    ァクシミリ信号伝送方法。
  4. 【請求項4】 送信側のファクシミリ端末から出力され
    たファクシミリ信号をデータ圧縮して蓄積することによ
    り、その圧縮した現在のファクシミリ信号と過去のファ
    クシミリ信号を結合してフレームデータを生成するとと
    もに、そのフレームデータを伝送路に出力する一方、そ
    のフレームデータが伝送路に出力されると、そのフレー
    ムデータを受信して複数のファクシミリ信号に分解する
    とともに、複数のファクシミリ信号をデータ伸張して蓄
    積し、フレームデータが伝送中に廃棄されることなく伝
    送されたことを示すフレーム検出信号を受信すると、そ
    の伸張した複数のファクシミリ信号のうち、最古のファ
    クシミリ信号を受信側のファクシミリ端末に出力し、フ
    レームデータが伝送中に廃棄されたことを示すフレーム
    検出信号を受信すると、その蓄積したファクシミリ信号
    のうち、その最古のファクシミリ信号に相当するファク
    シミリ信号を受信側のファクシミリ端末に出力するファ
    クシミリ信号伝送方法。
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