JP2000316033A - 送信装置、受信装置、データ伝送システム、及びデータ伝送方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、データ伝送システム、及びデータ伝送方法

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JP2000316033A
JP2000316033A JP11124240A JP12424099A JP2000316033A JP 2000316033 A JP2000316033 A JP 2000316033A JP 11124240 A JP11124240 A JP 11124240A JP 12424099 A JP12424099 A JP 12424099A JP 2000316033 A JP2000316033 A JP 2000316033A
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JP11124240A
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Junichi Yoshizawa
純一 吉沢
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送エラ−が生じかつ帯域の限られる伝送路
を使用する情報通信において、時間的な伝送効率とエラ
−保護能力とを両立することが可能な送信装置、受信装
置、デ−タ伝送システム、及びデ−タ伝送方法を提供す
ること。 【解決手段】 送信すべきデータの時系列変化形式に応
じて適応的に誤り訂正方式を選択する誤り訂正方式選択
手段と、選択された誤り訂正方式により前記デ−タを誤
り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、誤り訂正符号
化されたデータを通信路に送信する手段とを有する送信
装置と、通信路からデータを受信する手段と、受信され
たデータから誤り訂正方式を判定する判定手段と、判定
された誤り訂正方式により前記誤り訂正符号化されたデ
ータを誤り訂正復号する誤り訂正復号手段とを有する受
信装置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送するデ−タに
エラ−が生じるディジタル通信回線を用いる送信装置、
受信装置、デ−タ伝送システム、及びデ−タ伝送方法に
係り、特に、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを両
立することが可能な送信装置、受信装置、デ−タ伝送シ
ステム、及びデ−タ伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MPEG(Moving Pic
ture Expert Group)方式に代表され
る画像情報圧縮技術の進歩により高圧縮率でありながら
高画質再生を実現する技術や、伝送路で発生するデ−タ
エラ−を強力に訂正できる高エラー耐性技術が開発され
ている。
【0003】これらの技術により有線、無線を問わずデ
ィジタル動画像情報をリアルタイムに伝送すること、す
なわちいわゆる動画像のリアルタイム通信が注目されて
いる。一般に、リアルタイム通信とは、エンドツーエン
ド(送信口から受信口までの総合)での時間遅延がある
値以下(例えば、テレビ電話の画像通信ではこの値は4
00ms以下を要すると言われている。)のものをい
う。
【0004】ここで、一般の無線通信のように弱電界の
場合に特にエラー発生頻度が高くなる伝送においては、
通信プロトコルの階層(レイヤ)構造モデルでいう物理
層、デ−タリンク層等のより下位レイヤでのデータの完
全性を保証するもの、例えば、ARQ(Auto Re
peat reQuest)方式等を採用する場合が多
い。
【0005】しかし、前述のようなエンドツーエンドで
の時間遅延の短さを求める応用機器においては、エラ−
発生頻度の高い伝送路では、ARQ方式の再送処理の手
続きに要する時間が原因で伝送されるべきアプリケーシ
ヨン画像等の品質がある程度の時間にわたり著しく劣化
する場合が生ずるという問題がある。
【0006】したがって、エラ−発生頻度の高い場合を
も考慮しなくてはならないリアルタイム通信の場合、伝
送路上のエラー発生がある程度以上悪化した場合には、
精細な情報は失われても、エンドツーエンドの時間遅延
仕様の満足のほうを優先させるシステム設計が必要であ
る。
【0007】このような応用機器として、無線公衆回線
網を使用するテレビ電話がある。
【0008】ところで、現在、テレビ電話の標準プロト
コルスタックとして、図10のような階層(レイヤ)を
有する構造が提案されている。
【0009】同図においてH.で示した数字はITU−
T( InternationalTelecommun
ication Union−Telecommuni
cation sector)標準勧告のHシリ−ズの
一つを示す番号であり、それらの機能は同図に示した通
りである。
【0010】ここで、多重分離を行うレイヤのH.22
3について説明する。
【0011】これは、エラ−発生に対応するための、伝
送する情報に冗長な情報を付加する順方向誤り訂正(F
EC:Forward Error Correcti
on)方式である。
【0012】この訂正は、たとえ、平均的にはエラー発
生頻度がある値以下の高品質であっても、バースト的に
発生するエラーの場合や、たまたまヘッダ部が破壊され
てしまった場合には、結果として伝送品質の劣化を招く
のでこれに対応するためである。
【0013】すなわち、ARQ方式にかわり、多重分離
のレイヤにおいてH.223のAnnex−C、Ann
ex−DのFECを用いることにより、高レベルの誤り
保護を意図したものである。これにより、エラー発生頻
度の高い伝送路においても著しい画像品質の劣化を防止
することができる。
【0014】なお、ここで、Annex−C、Anne
x−Dとは、標準勧告H.223の中の、誤り保護レベ
ルの異なる4つの方式Annex−A、Annex−
B、Annex−C、Annex−Dのうちのふたつで
ある。Annex−B以下の方式では、伝送すべきデ−
タパケットについて、デ−タパケットを構成する有効な
情報(ペイロ−ド)部、付加情報部、およびヘッダ部の
うち、ペイロ−ド部の誤り訂正符号化処理を行わず、A
nnex−C以上の方式ではヘッダ部のみならずペイロ
ード部にも誤り訂正符号化処理を施す。したがって、こ
れらの使い分けは、Annex−Aが最もエラ−発生頻
度が低い伝送線で使用するものであり、Annex−D
が最もエラ−発生頻度が高い伝送線で使用するものであ
る。
【0015】このような、上記のテレビ電話の標準プロ
トコルスタックで提案されているH.223のFEC
は、伝送する画像情報の全てのデータに対して均一に誤
り訂正符号化するものであり、復号器から見たときの原
画再現のための重要度を考慮するものではない。
【0016】すなわち、MPEG方式のように同じ画像
情報でも画面内符号化によるもの(Iピクチャ)と画面
間符号化によるもの(Pピクチャ、Bピクチャ)とが併
用される方式では、これらは復号器から見たときの原画
再現のための重要度に違いがあるので(例えば、Iピク
チャの損失は他との比較上大きな画質劣化につなが
る)、この性質に鑑みると、その重要性に応じて誤り訂
正符号化することが時間的な伝送効率の向上には望まし
いと言える。FECはもともと冗長な情報を付加するも
のですべて均一に符号化すれば伝送効率の面では性能を
悪化する方向にはたらくからである。
【0017】なお、伝送するデ−タにエラ−が生じるデ
ィジタル通信回線やディジタル伝送方法を用いる情報送
受信技術として、上記のITU−T標準勧告H.223
の他、特開平9−186998号公報記載の発明があ
る。
【0018】この発明は、伝送すべき映像情報を粗い画
像情報から精細な画像情報へ3階層に分け符号化を行い
伝送する場合のものである。それぞれの階層で本来伝送
すべきデ−タパケットについて、デ−タパケットを構成
する有効な情報(ペイロ−ド)部、付加情報部、および
ヘッダ部のうち、ヘッダ部についてより強いエラ−保護
を得ようとする技術である。ヘッダ部情報の消失は、予
測符号化をしている場合以後の画像の復号にも影響を与
え時間的に継続した復号誤りを生じさせるからである。
【0019】このため、それぞれの階層の符号化画像情
報を伝送するため割り当てられるデ−タ誤り保護レベル
の異なる3つのチャネルへのそれぞれのデ−タパケット
構成情報を、それぞれ一つのチャネルに割り振るのでは
でなくヘッダ部の情報だけ分離しより上位のデ−タ誤り
保護レベルのチャネルに分割して割り振る。
【0020】これにより、それぞれの階層のデ−タはそ
のヘッダ部情報だけ、より上位の誤り保護レベルの伝送
がなされヘッダ部以外の部分より情報が確実に保存され
るというものである。
【0021】この方法では、3階層に分け符号化するた
め複雑な処理を必要とし、また、伝送するための帯域も
広帯域となる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した先
行技術に鑑み、伝送するデ−タにエラ−が生じまた帯域
の限られる伝送路を使用して端末間で効率的に情報通信
するためものであり、伝送するデ−タの復号器から見た
再現のための重要度に応じて誤り訂正処理を新たに適用
することにより、時間的な伝送効率とエラ−保護能力と
を両立することが可能な送信装置、受信装置、デ−タ伝
送システム、及びデ−タ伝送方法を提供することを目的
とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
発明は、時系列に形式が変化するデ−タを伝送するデ−
タ伝送システムにおいて、前記伝送すべきデータの形式
に応じて適応的に誤り訂正方式を選択する選択手段と、
前記選択された誤り訂正方式により前記伝送すべきデ−
タを誤り訂正符号化する符号化手段と、該符号化手段に
より誤り訂正符号化されたデータを送信する手段とを有
する送信装置と、前記送信装置より送信された符号化デ
ータを受信する手段と、該手段により受信された符号化
データの誤り訂正方式を判定する判定手段と、前記判定
された誤り訂正方式により前記受信された符号化データ
を誤り訂正復号する復号手段とを有する受信装置とを具
備することを特徴とする。
【0024】これは、一般的な伝送すべき情報につい
て、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを両立するこ
とが可能なデ−タ伝送システムである。
【0025】また、時系列に形式が変化するデ−タを伝
送するデ−タ伝送システムにおいて、 通信路の伝送品
質を判定する判定手段と、該判定手段により判定された
伝送品質と送信すべき前記デ−タの形式に応じて適応的
に誤り訂正方式を選択する選択手段と、前記選択された
誤り訂正方式により送信すべき前記デ−タを誤り訂正符
号化する符号化手段と、前記誤り訂正符号化されたデー
タを送信する手段とを有する送信装置と、前記送信装置
より送信された符号化データを受信する手段と、該手段
により受信された符号化データの誤り訂正方式を判定す
る判定手段と、前記判定された誤り訂正方式により前記
受信された符号化データを誤り訂正復号する復号手段と
を有する受信装置とを具備することを特徴とする。
【0026】これは、一般的な伝送すべき情報につい
て、通信路の伝送品質に応じて時間的な伝送効率とエラ
−保護能力とを両立することが可能なデ−タ伝送システ
ムである。
【0027】また、時系列に形式が変化するデ−タを伝
送する送信装置において、前記伝送すべきデータの形式
に応じて適応的に誤り訂正方式を選択する選択手段と、
前記選択された誤り訂正方式により前記伝送すべきデ−
タを誤り訂正符号化する符号化手段と、該符号化手段に
より誤り訂正符号化されたデータを送信する手段とを有
することを特徴とする。
【0028】これは、一般的な伝送すべき情報につい
て、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを両立するこ
とが可能な送信装置である。
【0029】また、時系列に形式が変化するデ−タを伝
送する送信装置において、通信路の伝送品質を判定する
判定手段と、該判定手段により判定された伝送品質と送
信すべき前記デ−タの形式に応じて適応的に誤り訂正方
式を選択する選択手段と、前記選択された誤り訂正方式
により送信すべき前記デ−タを誤り訂正符号化する符号
化手段と、前記誤り訂正符号化されたデータを送信する
手段とを有することを特徴とする。
【0030】これは、一般的な伝送すべき情報につい
て、通信路の伝送品質に応じて時間的な伝送効率とエラ
−保護能力とを両立することが可能な送信装置である。
【0031】また、時系列に形式が変化するデ−タを受
信する受信装置において、前記データの形式に応じて適
応的に誤り訂正符号化されたデータを受信する手段と、
該手段により受信された符号化データの誤り訂正方式を
判定する判定手段と、前記判定された誤り訂正方式によ
り前記受信された符号化データを誤り訂正復号する復号
手段とを有することを特徴とする。
【0032】これは、一般的な伝送すべき情報につい
て、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを両立するこ
とが可能な受信装置である。
【0033】また、時系列に形式が変化するデ−タを受
信する受信装置において、通信路の伝送品質と前記デ−
タの形式に応じて適応的に誤り訂正符号化されたデータ
を受信する手段と、該手段により受信された符号化デー
タの誤り訂正方式を判定する判定手段と、前記判定され
た誤り訂正方式により前記受信された符号化データを誤
り訂正復号する復号手段とを有することを特徴とする。
【0034】これは、一般的な伝送すべき情報につい
て、通信路の伝送品質に応じて時間的な伝送効率とエラ
−保護能力とを両立することが可能な受信装置である。
【0035】また、時系列に形式が変化するデ−タを伝
送するデ−タ伝送方法において、送信すべき前記データ
の形式に応じて適応的に誤り訂正方式を選択し、選択さ
れた誤り訂正方式により前記デ−タを誤り訂正符号化し
て送信し、送信先で受信されたデータの誤り訂正方式を
判定し、判定された誤り訂正方式により前記受信された
データを誤り訂正復号することを特徴とする。
【0036】これは、一般的な伝送すべき情報につい
て、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを両立するこ
とが可能なデ−タ伝送方法である。
【0037】また、時系列に形式が変化するデ−タを伝
送するデ−タ伝送方法において、通信路の伝送品質を判
定し、判定された伝送品質と送信すべき前記データの形
式に応じて適応的に誤り訂正方式を選択し、選択された
誤り訂正方式により前記デ−タを誤り訂正符号化して送
信し、送信先で受信されたデータの誤り訂正方式を検出
し、判定された誤り訂正方式により前記受信されたデー
タを誤り訂正復号することを特徴とする。
【0038】これは、一般的な伝送すべき情報につい
て、通信路の伝送品質に応じて時間的な伝送効率とエラ
−保護能力とを両立することが可能なデ−タ伝送方法で
ある。また、送信すべき画像情報を圧縮する圧縮手段
と、該圧縮された画像情報の圧縮タイプを判別する判別
手段と、該判別された圧縮タイプに基づき前記圧縮され
た画像情報を誤り訂正符号化する符号化手段と、該誤り
訂正符号化された画像情報に使用された前記誤り訂正符
号化の方式識別情報をヘッダ情報として加えパケット組
み立てを行なう組み立て手段と、該パケット組み立て手
段により組み立てられたパケットを通信路に送信する手
段とを有する送信装置と、前記送信装置より送信された
パケットを受信する手段と、該受信されたパケットを該
パケットのへッダ情報に従って誤り訂正復号する復号手
段と、該誤り訂正復号された画像情報を伸長する伸長手
段とを有する受信装置とを具備することを特徴とする。
【0039】これは、伝送すべき情報が画像情報である
場合について、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを
両立することが可能なデ−タ伝送システムである。
【0040】また、送信すべき画像情報を圧縮する圧縮
手段と、該圧縮された画像情報の圧縮タイプを判別する
判別手段と、通信路の伝送品質を判定する判定手段と、
該判定された伝送品質と前記判別された圧縮タイプに基
づき前記圧縮された画像情報を誤り訂正符号化する符号
化手段と、該誤り訂正符号化された画像情報に使用され
た前記誤り訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報とし
て加えパケット組み立てを行なう組み立て手段と、該パ
ケット組み立て手段により組み立てられたパケットを通
信路に送信する手段とを有する送信装置と、前記送信装
置より送信されたパケットを受信する手段と、該受信さ
れたパケットを該パケットのへッダ情報に従って誤り訂
正復号する復号手段と、該誤り訂正復号された画像情報
を伸長する伸長手段とを有する受信装置とを具備するこ
とを特徴とする。
【0041】これは、伝送すべき情報が画像情報である
場合について、通信路の伝送品質に応じて時間的な伝送
効率とエラ−保護能力とを両立することが可能なデ−タ
伝送システムである。
【0042】また、送信すべき画像情報を圧縮する圧縮
手段と、該圧縮された画像情報の圧縮タイプを判別する
判別手段と、該判別された圧縮タイプに基づき前記圧縮
された画像情報を誤り訂正符号化する符号化手段と、該
誤り訂正符号化された画像情報に使用された前記誤り訂
正符号化の方式識別情報をヘッダ情報として加えパケッ
ト組み立てを行なう組み立て手段と、該パケット組み立
て手段により組み立てられたパケットを通信路に送信す
る手段とを有することを特徴とする。
【0043】これは、伝送すべき情報が画像情報である
場合について、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを
両立することが可能な送信装置である。
【0044】また、送信すべき画像情報を圧縮する圧縮
手段と、該圧縮された画像情報の圧縮タイプを判別する
判別手段と、通信路の伝送品質を判定する判定手段と、
該判定された伝送品質と前記判別された圧縮タイプに基
づき前記圧縮された画像情報を誤り訂正符号化する符号
化手段と、該誤り訂正符号化された画像情報に使用され
た前記誤り訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報とし
て加えパケット組み立てを行なう組み立て手段と、該パ
ケット組み立て手段により組み立てられたパケットを通
信路に送信する手段とを有することを特徴とする。
【0045】これは、伝送すべき情報が画像情報である
場合について、通信路の伝送品質に応じて時間的な伝送
効率とエラ−保護能力とを両立することが可能な送信装
置である。
【0046】また、誤り訂正符号化の方式識別情報をヘ
ッダ情報として加えられたパケットを受信する手段と、
該受信されたパケットを該パケットのへッダ情報に従っ
て誤り訂正復号する復号手段と、該誤り訂正復号された
画像情報を伸長する伸長手段とを有することを特徴とす
る。
【0047】これは、伝送すべき情報が画像情報である
場合について、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを
両立することが可能な受信装置である。
【0048】また、送信すべき画像情報を圧縮し、圧縮
された画像情報の圧縮タイプを判別し、判別された圧縮
タイプに基づき前記圧縮された画像情報を誤り訂正符号
化し、誤り訂正符号化された画像情報に使用された前記
誤り訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報として加え
パケット化し送信し、送信先でパケットを該パケットの
へッダ情報に従って誤り訂正復号し、誤り訂正復号され
た画像情報を伸長することを特徴とする。
【0049】これは、伝送すべき情報が画像情報である
場合について、時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを
両立することが可能なデ−タ伝送方法である。
【0050】また、送信すべき画像情報を圧縮し、圧縮
された画像情報の圧縮タイプを判別するとともに通信路
の伝送品質を判定し、判定された伝送品質と前記判別さ
れた圧縮タイプに基づき前記圧縮された画像情報を誤り
訂正符号化し、誤り訂正符号化された画像情報に使用さ
れた前記誤り訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報と
して加えパケット化し送信し、送信先でパケットを該パ
ケットのへッダ情報に従って誤り訂正復号し、誤り訂正
復号された画像情報を伸長することを特徴とする。
【0051】これは、伝送すべき情報が画像情報である
場合について、通信路の伝送品質に応じて時間的な伝送
効率とエラ−保護能力とを両立することが可能なデ−タ
伝送方法である。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0053】図1は本発明の一実施形態を示す図であ
る。
【0054】同図に示すように、この実施形態は、入力
端子1、画像情報圧縮手段2、圧縮タイプ判別手段3、
重み付けテーブル4、誤り訂正符号化手段5、パケット
組み立て手段6、送信制御手段7、よりなる送信部と、
受信制御手段9、パケット分解手段10、誤り訂正復号
手段11、画像情報伸長手段12、出力端子13、より
なる受信部と、通信路8とから構成される。
【0055】入力端子1は、各種の画像取り込みデバイ
ス(ビデオカメラ等)で取り込まれあるいは各種の記録
デバイスに記録されていたディジタル画像デ−タを入力
する端子であり、入力されたディジタル画像デ−タを画
像情報圧縮手段2に導く。
【0056】画像情報圧縮手段2は、ディジタル画像デ
−タを情報圧縮するものであり、圧縮された画像デ−タ
を圧縮タイプ判別手段3に供給する。
【0057】圧縮タイプ判別手段3は、圧縮された画像
デ−タの圧縮タイプを判別するものであり、判別結果を
重み付けテーブル4に参照して参照結果を受け取るとと
もに、圧縮された画像データとこの参照結果を誤り訂正
符号化手段5に供給する。
【0058】重み付けテーブル4は、各圧縮タイプにつ
いての受信側の画像再現の重要度を数値化して格納する
ものであり、圧縮タイプ判別手段3により参照され、参
照結果を同手段3に返信する。
【0059】誤り訂正符号化手段5は、上記参照結果に
基づき圧縮された画像デ−タに対し誤り訂正符号化を行
うものであり、誤り訂正符号化された画像デ−タをパケ
ット組み立て手段6に供給する。
【0060】パケット組み立て手段6は、誤り訂正符号
化された画像デ−タを有効なデ−タ部としてこれにヘッ
ダ部等を付加してパケットを組み立てるもので、パケッ
ト化された画像データを送信制御手段7に供給する。
【0061】送信制御手段7は、上記パケット化された
画像データを通信路8へ送信制御するものである。
【0062】通信路7は、送信デ−タが伝送される有
線、無線の線路である。
【0063】受信制御手段9は、通信路から上記パケッ
ト化された画像データを受信制御するもので、受信され
た画像データをパケット分解手段10に供給する。
【0064】パケット分解手段10は、誤り訂正のため
パケット化された画像データを有効なデ−タ部とヘッダ
部等とに分解するもので、分解した各情報を誤り訂正復
号手段11に供給する。
【0065】誤り訂正復号手段11は、上記ヘッダ部情
報に基づき上記有効なデ−タ部である画像データを誤り
訂正復号するもので、誤り訂正復号された画像デ−タを
画像情報伸長手段12に供給する。
【0066】画像情報伸長手段12は、圧縮された画像
データをもとに復元するものであり、復元された画像デ
−タを出力端子13に導く。
【0067】出力端子13は、受信された画像情報を各
種の表示デバイスや記録デバイスに接続するためのもの
である。
【0068】次に、この実施形態の動作について説明す
る。
【0069】まず、送信部の動作を以下に説明する。
【0070】入力端子1からのディジタル画像デ−タ
は、画像情報圧縮手段2で情報圧縮される。情報圧縮の
方式として、各種のものを適用可能であるが、代表的な
ものとしてMPEG−4方式、ITU−Tの標準勧告
H.263等を使用することができる。
【0071】これらの動画像圧縮は、特徴として、画面
内の画素値の相関性を利用して画面内データのみで圧縮
する方法をとる以外に、一枚の画面のスナップショット
であるフレ−ムの連続からそれらの相関性を利用する画
面間デ−タによる圧縮をも併用することであり、これら
により高圧縮率を実現している。
【0072】例えば、MPEG−4規格においては、画
面内デ−タ圧縮により作られたデータをIピクチャ、画
面間デ−タ圧縮により作られたデ−タをPピクチャ(前
のフレームから現在の画面を予測)、Bピクチャ(前後
のフレームから現在の画面を予測)というように呼んで
いる。
【0073】さらに、画像情報圧縮手段2では、画像圧
縮レイヤでの圧縮デ−タのパケット化がなされる。パケ
ット化とは、デ−タをあるデ−タサイズごとに分割し、
分割されたデ−タごとに必要な情報が書き込まれるべき
ヘッダ部等をつけ加えひとつのまとまったデータ列に仕
立てることをいう。
【0074】なお、画像圧縮方式によっては、このパケ
ット化に先立ちデータを階層化し階層化したデ−タごと
にパケット化する場合もあるが本発明の本質と直接関係
しないのでその場合の詳細は省略する。
【0075】パケットの構造を図3により説明する。同
図(a)がひとつのパケットを示しており、これは有効
な情報部であるペイロード部32と必要な情報が書き込
まれるヘッダ部31とからなる。
【0076】ヘッダ部31を詳細に示したのが同図
(b)である。同図(b)に示すように、ヘッダ部31
には、スタ−トコ−ドが書き込まれるスタートコード部
33、デ−タサイズが書き込まれるデ−タサイズ部3
4、デ−タの圧縮タイプが書き込まれるデ−タタイプ部
35をはじめとしてその他の必要な情報が書き込まれる
部分がある。
【0077】デ−タタイプ部35に書き込まれる情報
は、上記のMPEG−4方式でいえば、その部分がIピ
クチャ、Pピクチャ、Bピクチャのいずれであるかの判
別情報である。この情報は、一般には、その部分が画面
内情報による圧縮なのか、画面間情報による圧縮なのか
を示したものであり、同時に、受信側の復号器から見た
ときの原画再現のための重要度を示した情報でもある。
【0078】すなわち、画面内情報による圧縮である場
合はひとつの画面再現上重要なものであるが、画面間情
報による圧縮である場合はこれが失われても動きの再現
が多少損なわれるだけで、ひとつの画面が再現できない
のと比較して画像再現の劣化の程度は軽微なものといえ
るからである。
【0079】情報圧縮され情報圧縮レイヤでパケット化
された画像デ−タは、圧縮タイプ判別手段3に供給され
る。ここで、上述したパケットのヘッダ部31が調べら
れデ−タタイプ部35でデ−タタイプが判別される。
【0080】判別結果は重み付けテーブル4に参照さ
れ、参照結果が圧縮タイプ判別手段3に返信される。重
み付けテ−ブル4の内容は、上記の説明からわかるよう
に、デ−タタイプ部35が画面内情報による圧縮を示す
場合には大きな重み、画面間情報による圧縮を示す場合
には小さな重みとなる数値である。
【0081】重み付けテ−ブル4の内容を一般的に示す
と図6のようになる。ここでは、デ−タタイプが3種類
の場合を示したがさらに多い場合、または少ない場合も
あり得る。
【0082】この参照結果と、上記のパケット化された
画像デ−タとが誤り訂正符号化手段5に供給される。誤
り訂正符号化手段5は、参照結果である重みをもって画
像デ−タを誤り訂正符号化する。
【0083】ここで、誤り訂正符号化としては各種のも
のを適用することができる。
【0084】最も単純には、図4に示すようなビットご
との多数回送信方式もそのひとつとなり得る。同図
(a)はビットストリ−ムを示しており、各ビット4
1、42、43、・・・がもとのデ−タである。これに
対し誤り訂正符号化したものは、同図(b)のように各
ビット41、42、43、・・・をそれぞれ3回づつ繰
り返し、すなわち、41a、41b、41c、42a、
42b、42c、43a、43b、43c、・・・のよ
うに送信する。
【0085】このように送信されるデ−タは、基本的に
は受信側の多数決により真のビットが推定される。この
多数決と、後述する送信制御手段7での処理である通信
プロトコルでいうところのトランスポ−ト層から物理層
までの冗長な情報の付加処理との併用により、相当なと
ころまで通信路のエラ−発生を訂正することが可能であ
る。たとえば、上記の3回送信方式では通信路のエラ−
発生頻度として33%というような大きな場合を考慮す
ることもできる。
【0086】誤り訂正符号化としてこの多数回送信方式
を用いる場合の、重みをもって画像デ−タを誤り訂正符
号化するとは、重みの大きいほど繰り返し回数を多くす
るということである。
【0087】ここで、上記の画像情報圧縮手段2の圧縮
方式がMPEG−4であり、誤り訂正符号化手段5の誤
り訂正方式が多数回送信方式である場合の重み付けテ−
ブル4の一例を図7に示す。
【0088】すなわち、デ−タタイプとしては、Iピク
チャ、Pピクチャ、Bピクチャの3種類、それらに対す
る重みとしては多数回送信の繰り返し回数がこれに相当
する。 これにより、復号器からみたときの画像再現の
重要度に応じて誤り訂正符号化される。なお、繰り返し
回数が1とは、そのまま送信するということである。
【0089】また、誤り訂正符号化には、いわゆる誤り
訂正符号化方式である冗長な情報の付加を伴うブロック
符号化、たとえば、ハミング(Hamming)符号、
サイクリック(Cyclic)符号、ゴ−レイ(Gol
ay)符号、BHC(Bose−Chaundhuri
−Hocquenghem)符号、ファイア(Fir
e)符号、リ−ドソロモン(Reed−Solomo
n)符号などを用いる符号化を適用することもできる。
【0090】これらの場合は、参照結果である重みに応
じて誤り訂正のための付加ビット数が大きくなるような
符号化を行う。付加ビット数が大きければ、一般に、冗
長性が増加し大きな誤り保護がなされるからである。こ
こで付加ビット数を0とすればその部分はそのまま送信
するということである。
【0091】このように誤り訂正符号化された画像デ−
タはパケット組み立て手段6に供給される。
【0092】パケット組み立て手段6は、誤り訂正レイ
ヤでのパケットを組み立てるためのものである。すなわ
ち、上記の誤り訂正符号化手段5から供給される画像デ
−タをペイロ−ド部として持ち、ヘッダ部として使用し
た誤り訂正に関する情報等を有する部分を付加したもの
である。
【0093】使用した誤り訂正に関する情報とは、多数
回送信方式であればその部分は何回繰り返し送信したも
のかの情報、各種のいわゆる誤り訂正符号化方式であれ
ばその部分が誤り訂正のため付加したビット数の情報で
ある。これらは、受信側で適切に誤り訂正復号するため
用いられる。
【0094】パケット組み立て手段6で組み立てられる
パケットの構造を図5に示す。すなわち、同図(a)に
示すパケット全体はペイロ−ド部52とヘッダ部51と
からなる。ヘッダ部51はこれを詳細に示した同図
(b)のようにスタ−トコ−ド部53、誤り訂正情報部
54等からなる。
【0095】ここで、上記の画像情報圧縮手段2の圧縮
方式がMPEG−4であり、誤り訂正符号化手段5の誤
り訂正方式が多数回送信方式であり、重み付けテーブル
4の内容が図7で示される場合のこれらパケットの連続
を図8により説明する。
【0096】同図(b)がパケットの連続を示してい
る。すなわち、パケット84はIピクチャに対応するパ
ケット、パケット85はPピクチャに対応するパケッ
ト、パケット86はBピクチャに対応するパケットであ
る。
【0097】これらに対し、同図(a)のデータ列8
1、82、83がもとのデ−タを示している。
【0098】このように、何ら誤り訂正符号化をしない
場合に比較すると時間的な伝送効率は悪くなるが、デ−
タタイプを区別なく誤り訂正符号化する場合に比較する
と伝送効率は良くなる。つまり、復号器からみた画像再
現における重要度を考慮し時間的な伝送効率とエラ−保
護能力とを両立したものである。
【0099】パケット組み立てされた画像デ−タは送信
制御手段7に供給される。送信制御手段7は、供給され
た画像データに対し通信に必要な制御情報の付加等を施
してまた新たなパケットを構成し、通信路8に送信する
ためのものである。すなわち、通信プロトコル階層モデ
ルでいうところのトランスポ−ト層から物理層までの処
理と処理されたデ−タの送信である。ここで、従来から
のH.223による処理等もなされる。
【0100】次に、受信部の動作を以下に説明する。
【0101】通信路8から受信されたデ−タはまず受信
制御手段9に導かれる。
【0102】受信制御手段9は、送信制御手段7の処理
とは逆方向に相補の処理を行うものであり、ここでの処
理を受けることにより誤り訂正層におけるパケットの形
式に受信デ−タを変換する。
【0103】誤り訂正層におけるパケットの形式にされ
た受信デ−タはパケット分解手段10に供給される。パ
ケット分解手段10はそのパケットをヘッダ部とペイロ
−ド部と分解し、分解した受信デ−タを誤り訂正復号手
段11に供給する。
【0104】パケット分解された受信デ−タに対し誤り
訂正復号手段11は、ヘッダ部に書き込まれた使用した
誤り訂正に関する情報に従い受信データの誤り訂正復号
を行う。
【0105】すなわち、多数回送信方式であればその部
分は何回繰り返し送信したものかの情報、各種のいわゆ
る誤り訂正符号化方式であればその部分が誤り訂正のた
め付加したビット数の情報がヘッダ部に書き込まれてい
るから、これらにより適切に誤り訂正復号することがで
きる。
【0106】誤り訂正復号した受信データは画像情報伸
長手段12に供給される。画像情報伸長手段12は、圧
縮された画像情報からもとの画像を復元する。
【0107】復元された画像は出力端子13に導かれ、
さらに各種の表示デバイス、記録デバイスに供給され受
信処理が完了する。
【0108】次に、図1に示した実施形態とは別の本発
明の実施形態を図2により説明する。 同図において、
すでに説明した構成要素と同じ構成要素には同一番号を
付し、動作説明を省略する。
【0109】この、実施形態には、新たに、送信部に伝
送品質判定手段14と重み付けテ−ブル更新制御手段1
5が加えられている。
【0110】伝送品質判定手段14は、通信路8のエラ
ー発生頻度、転送速度等の通信路の情報を判定するもの
で、判定結果を重み付けテ−ブル更新制御手段15に供
給する。
【0111】重み付けテーブル更新制御手段15は、供
給された伝送品質に基づき重み付けテーブル4の内容を
更新すべく制御信号を重み付けテーブル4に出力する。
【0112】先に説明した実施形態の送信部の説明で
は、重み付けテーブル4の内容は一定に設定されており
更新されることはなかった。この実施形態では、この内
容は伝送品質判定手段14、重み付けテ−ブル更新制御
手段15のはたらきにより内容が更新される。
【0113】この目的は、通信路のそのときどきの品質
に応じて上記した誤り訂正符号化手段5の誤り訂正符号
化を適応させるためである。すなわち、品質がよけれ
ば、誤り訂正符号化処理の冗長な情報の付加を小さく
し、品質が悪ければ誤り訂正符号化処理の冗長な情報の
付加を大きくするためである。
【0114】送信部の動作を新たに加わった部分を中心
に説明する。
【0115】送信中、伝送品質判定手段14は通信路8
の品質を判定する。このためには、例として、この判定
のため送受信装置間で専用試験信号をやり取りする方
法、すなわち、通信プロトコルに含ませたこのための規
格を用いる方法と、単純に電界強度を品質に置き換える
方法とが考えられる。
【0116】このようにして判定された通信路8の品質
の情報は重み付けテ−ブル更新制御手段15に供給され
る。重み付けテ−ブル更新制御手段15は、この情報に
基づき重み付けテーブル4の内容を更新すべく制御信号
を出力する。
【0117】内容の更新は、一般的には、品質がよけれ
ば、誤り訂正符号化処理の冗長な情報の付加を小さく
し、品質が悪ければ誤り訂正符号化処理の冗長な情報の
付加を大きくする。品質がよいほど誤り訂正符号化に頼
らなくても画像復元は容易となる方向だからである。
【0118】ここで、画像情報圧縮手段2の圧縮方式が
MPEG−4であり、誤り訂正符号化手段5の誤り訂正
方式が多数回送信方式である場合の、重み付けテーブル
4の更新例を図9に示す。
【0119】同図(a)に示すのは、エラ−発生頻度が
ほぼ0%と判定された場合の重み付けテーブル4の内容
である。同図(b)に示すのは、エラ−発生頻度が5%
程度まで悪化したと判定されたときの重み付けテ−ブル
4の内容である。さらに、同図(c)に示すのは、エラ
−発生頻度が10%程度以上に悪化したと判定されたと
きの重み付けテ−ブル4の内容である。
【0120】このように、通信路のそのときどきの品質
により必要な分だけの誤り訂正符号化がされる。
【0121】なお、受信部における処理としてはこのよ
うに適応的に送信部でなされた誤り訂正符号化に応じて
復号する必要がある。しかし、適応的に誤り訂正符号化
されたとしてもこの情報は、前述した図5に示した誤り
訂正情報部54に書き込まれているので受信部として特
に新たな構成は必要はない。
【0122】以上の説明では、それぞれが送信部のみ、
受信部のみを有する場合について説明したが、互いに送
信部と受信部を有する構成により双方向に通信できるこ
とはいうまでもない。
【0123】また、以上の説明では、画像情報の通信に
ついて説明したが、他の情報についても、デ−タタイプ
(デ−タ形式)が複数生じ、それらが復号器からみたと
きもとのデ−タ復元における重要度に違いがあるといえ
る場合には同じように本発明を適用することが可能であ
る。
【0124】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれ
ば、、伝送するデ−タにエラ−が生じまた帯域の限られ
る伝送路を使用して端末間で情報通信する場合に、伝送
するデ−タの復号器から見た再現のための重要度に応じ
て誤り訂正処理を新たに適用することにしたので、時間
的な伝送効率とエラ−保護能力とを両立することが可能
となる。
【0125】特に、請求項1、7記載の発明によれば一
般的な伝送すべき情報について、時間的な伝送効率とエ
ラ−保護能力とを両立することが可能なデ−タ伝送シス
テムを得ることができる。
【0126】また、請求項2、8記載の発明によれば一
般的な伝送すべき情報について、通信路の伝送品質に応
じて時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを両立するこ
とが可能なデ−タ伝送システムを得ることができる。
【0127】また、請求項3記載の発明によれば一般的
な伝送すべき情報について、時間的な伝送効率とエラ−
保護能力とを両立することが可能な送信装置を得ること
ができる。
【0128】また、請求項4記載の発明によれば一般的
な伝送すべき情報について、通信路の伝送品質に応じて
時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを両立することが
可能な送信装置を得ることができる。
【0129】また、請求項5記載の発明によれば一般的
な伝送すべき情報について、時間的な伝送効率とエラ−
保護能力とを両立することが可能な受信装置を得ること
ができる。
【0130】また、請求項6記載の発明によれば一般的
な伝送すべき情報について、通信路の伝送品質に応じて
時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを両立することが
可能な受信装置を得ることができる。
【0131】また、請求項9、14記載の発明によれば
伝送すべき情報が画像情報である場合について、時間的
な伝送効率とエラ−保護能力とを両立することが可能な
デ−タ伝送システムを得ることができる。
【0132】また、請求項10、15記載の発明によれ
ば伝送すべき情報が画像情報である場合について、通信
路の伝送品質に応じて時間的な伝送効率とエラ−保護能
力とを両立することが可能なデ−タ伝送システムを得る
ことができる。
【0133】また、請求項11記載の発明によれば伝送
すべき情報が画像情報である場合について、時間的な伝
送効率とエラ−保護能力とを両立することが可能な送信
装置を得ることができる。
【0134】また、請求項12記載の発明によれば伝送
すべき情報が画像情報である場合について、通信路の伝
送品質に応じて時間的な伝送効率とエラ−保護能力とを
両立することが可能な送信装置を得ることができる。
【0135】また、請求項13記載の発明によれば伝送
すべき情報が画像情報である場合について、時間的な伝
送効率とエラ−保護能力とを両立することが可能な受信
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図。
【図2】本発明の他の実施形態を示すブロック図。
【図3】画像圧縮レイヤでの圧縮デ−タのパケットの説
明図。
【図4】多数回送信方式の説明図。
【図5】誤り訂正レイヤでのパケットの説明図。
【図6】重み付けテ−ブル4の内容の説明図。
【図7】重み付けテ−ブル4の内容の一例を示す図。
【図8】パケット組み立て手段6の出力するパケットの
説明図。
【図9】重み付けテ−ブル更新制御手段15により更新
される重み付けテ−ブル4の内容の一例を示す図。
【図10】テレビ電話の標準プロトコルスタックの説明
図。
【符号の説明】
2 画像情報圧縮手段 3 圧縮タイプ判別手段 4 重み付けテーブル 5 誤り訂正符号化手段 6 パケット組み立て手段 7 送信制御手段 8 通信路 9 受信制御手段 10 パケット分解手段 11 誤り訂正復号手段 12 画像情報伸長手段 14 伝送品質判定手段 15 重み付けテ−ブル更新制御手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列に形式が変化するデ−タを伝送す
    るデ−タ伝送システムにおいて、 前記伝送すべきデータの形式に応じて適応的に誤り訂正
    方式を選択する選択手段と、前記選択された誤り訂正方
    式により前記伝送すべきデ−タを誤り訂正符号化する符
    号化手段と、該符号化手段により誤り訂正符号化された
    データを送信する手段とを有する送信装置と、 前記送信装置より送信された符号化データを受信する手
    段と、該手段により受信された符号化データの誤り訂正
    方式を判定する判定手段と、前記判定された誤り訂正方
    式により前記受信された符号化データを誤り訂正復号す
    る復号手段とを有する受信装置とを具備することを特徴
    とするデ−タ伝送システム。
  2. 【請求項2】 時系列に形式が変化するデ−タを伝送す
    るデ−タ伝送システムにおいて、 通信路の伝送品質を判定する判定手段と、該判定手段に
    より判定された伝送品質と送信すべき前記デ−タの形式
    に応じて適応的に誤り訂正方式を選択する選択手段と、
    前記選択された誤り訂正方式により送信すべき前記デ−
    タを誤り訂正符号化する符号化手段と、前記誤り訂正符
    号化されたデータを送信する手段とを有する送信装置
    と、 前記送信装置より送信された符号化データを受信する手
    段と、該手段により受信された符号化データの誤り訂正
    方式を判定する判定手段と、前記判定された誤り訂正方
    式により前記受信された符号化データを誤り訂正復号す
    る復号手段とを有する受信装置とを具備することを特徴
    とするデ−タ伝送システム。
  3. 【請求項3】 時系列に形式が変化するデ−タを伝送す
    る送信装置において、前記伝送すべきデータの形式に応
    じて適応的に誤り訂正方式を選択する選択手段と、 前記選択された誤り訂正方式により前記伝送すべきデ−
    タを誤り訂正符号化する符号化手段と、 該符号化手段により誤り訂正符号化されたデータを送信
    する手段とを有することを特徴とする送信装置。
  4. 【請求項4】 時系列に形式が変化するデ−タを伝送す
    る送信装置において、 通信路の伝送品質を判定する判定手段と、 該判定手段により判定された伝送品質と送信すべき前記
    デ−タの形式に応じて適応的に誤り訂正方式を選択する
    選択手段と、 前記選択された誤り訂正方式により送信すべき前記デ−
    タを誤り訂正符号化する符号化手段と、 前記誤り訂正符号化されたデータを送信する手段とを有
    することを特徴とする送信装置。
  5. 【請求項5】 時系列に形式が変化するデ−タを受信す
    る受信装置において、 前記データの形式に応じて適応的に誤り訂正符号化され
    たデータを受信する手段と、 該手段により受信された符号化データの誤り訂正方式を
    判定する判定手段と、 前記判定された誤り訂正方式により前記受信された符号
    化データを誤り訂正復号する復号手段とを有することを
    特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 時系列に形式が変化するデ−タを受信す
    る受信装置において、 通信路の伝送品質と前記デ−タの形式に応じて適応的に
    誤り訂正符号化されたデータを受信する手段と、 該手段により受信された符号化データの誤り訂正方式を
    判定する判定手段と、 前記判定された誤り訂正方式により前記受信された符号
    化データを誤り訂正復号する復号手段とを有することを
    特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 時系列に形式が変化するデ−タを伝送す
    るデ−タ伝送方法において、 送信すべき前記データの形式に応じて適応的に誤り訂正
    方式を選択し、選択された誤り訂正方式により前記デ−
    タを誤り訂正符号化して送信し、 送信先で受信されたデータの誤り訂正方式を判定し、判
    定された誤り訂正方式により前記受信されたデータを誤
    り訂正復号することを特徴とするデ−タ伝送方法。
  8. 【請求項8】 時系列に形式が変化するデ−タを伝送す
    るデ−タ伝送方法において、 通信路の伝送品質を判定し、判定された伝送品質と送信
    すべき前記データの形式に応じて適応的に誤り訂正方式
    を選択し、選択された誤り訂正方式により前記デ−タを
    誤り訂正符号化して送信し、 送信先で受信されたデータの誤り訂正方式を検出し、判
    定された誤り訂正方式により前記受信されたデータを誤
    り訂正復号することを特徴とするデ−タ伝送方法。
  9. 【請求項9】 送信すべき画像情報を圧縮する圧縮手段
    と、該圧縮された画像情報の圧縮タイプを判別する判別
    手段と、該判別された圧縮タイプに基づき前記圧縮され
    た画像情報を誤り訂正符号化する符号化手段と、該誤り
    訂正符号化された画像情報に使用された前記誤り訂正符
    号化の方式識別情報をヘッダ情報として加えパケット組
    み立てを行なう組み立て手段と、該パケット組み立て手
    段により組み立てられたパケットを通信路に送信する手
    段とを有する送信装置と、 前記送信装置より送信されたパケットを受信する手段
    と、該受信されたパケットを該パケットのへッダ情報に
    従って誤り訂正復号する復号手段と、該誤り訂正復号さ
    れた画像情報を伸長する伸長手段とを有する受信装置と
    を具備することを特徴とするデ−タ伝送システム。
  10. 【請求項10】 送信すべき画像情報を圧縮する圧縮手
    段と、該圧縮された画像情報の圧縮タイプを判別する判
    別手段と、通信路の伝送品質を判定する判定手段と、該
    判定された伝送品質と前記判別された圧縮タイプに基づ
    き前記圧縮された画像情報を誤り訂正符号化する符号化
    手段と、該誤り訂正符号化された画像情報に使用された
    前記誤り訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報として
    加えパケット組み立てを行なう組み立て手段と、該パケ
    ット組み立て手段により組み立てられたパケットを通信
    路に送信する手段とを有する送信装置と、 前記送信装置より送信されたパケットを受信する手段
    と、該受信されたパケットを該パケットのへッダ情報に
    従って誤り訂正復号する復号手段と、該誤り訂正復号さ
    れた画像情報を伸長する伸長手段とを有する受信装置と
    を具備することを特徴とするデ−タ伝送システム。
  11. 【請求項11】 送信すべき画像情報を圧縮する圧縮手
    段と、 該圧縮された画像情報の圧縮タイプを判別する判別手段
    と、 該判別された圧縮タイプに基づき前記圧縮された画像情
    報を誤り訂正符号化する符号化手段と、 該誤り訂正符号化された画像情報に使用された前記誤り
    訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報として加えパケ
    ット組み立てを行なう組み立て手段と、 該パケット組み立て手段により組み立てられたパケット
    を通信路に送信する手段とを有することを特徴とする送
    信装置。
  12. 【請求項12】 送信すべき画像情報を圧縮する圧縮手
    段と、 該圧縮された画像情報の圧縮タイプを判別する判別手段
    と、 通信路の伝送品質を判定する判定手段と、 該判定された伝送品質と前記判別された圧縮タイプに基
    づき前記圧縮された画像情報を誤り訂正符号化する符号
    化手段と、 該誤り訂正符号化された画像情報に使用された前記誤り
    訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報として加えパケ
    ット組み立てを行なう組み立て手段と、 該パケット組み立て手段により組み立てられたパケット
    を通信路に送信する手段とを有することを特徴とする送
    信装置。
  13. 【請求項13】 誤り訂正符号化の方式識別情報をヘッ
    ダ情報として加えられたパケットを受信する手段と、 該受信されたパケットを該パケットのへッダ情報に従っ
    て誤り訂正復号する復号手段と、 該誤り訂正復号された画像情報を伸長する伸長手段とを
    有することを特徴とする受信装置。
  14. 【請求項14】 送信すべき画像情報を圧縮し、圧縮さ
    れた画像情報の圧縮タイプを判別し、判別された圧縮タ
    イプに基づき前記圧縮された画像情報を誤り訂正符号化
    し、誤り訂正符号化された画像情報に使用された前記誤
    り訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報として加えパ
    ケット化し送信し、 送信先でパケットを該パケットのへッダ情報に従って誤
    り訂正復号し、誤り訂正復号された画像情報を伸長する
    ことを特徴とするデ−タ伝送方法。
  15. 【請求項15】 送信すべき画像情報を圧縮し、圧縮さ
    れた画像情報の圧縮タイプを判別するとともに通信路の
    伝送品質を判定し、判定された伝送品質と前記判別され
    た圧縮タイプに基づき前記圧縮された画像情報を誤り訂
    正符号化し、誤り訂正符号化された画像情報に使用され
    た前記誤り訂正符号化の方式識別情報をヘッダ情報とし
    て加えパケット化し送信し、 送信先でパケットを該パケットのへッダ情報に従って誤
    り訂正復号し、誤り訂正復号された画像情報を伸長する
    ことを特徴とするデ−タ伝送方法。
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JP2014209785A (ja) * 2008-06-13 2014-11-06 エルエスアイコーポレーション 複数のコード・タイプをプログラマブル復号する方法および装置
JP2016025414A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 日本放送協会 送信装置及び受信装置
JP2022531998A (ja) * 2019-05-12 2022-07-13 アミモン リミテッド ユーザ・データグラム・プロトコル(udp)を利用するロバストなビデオ送信のためのシステム、デバイス、及び方法

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