JP3543777B2 - 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 - Google Patents
送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3543777B2 JP3543777B2 JP2001095769A JP2001095769A JP3543777B2 JP 3543777 B2 JP3543777 B2 JP 3543777B2 JP 2001095769 A JP2001095769 A JP 2001095769A JP 2001095769 A JP2001095769 A JP 2001095769A JP 3543777 B2 JP3543777 B2 JP 3543777B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- unit
- signal
- time
- predetermined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル映像・音声などの信号を伝送するためにそのデジタル信号を取り扱う送信装置、受信装置及びこれらからなる伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル映像・音声などの信号を伝送するための送信装置、受信装置などについては特開平2−270430号公報に記載されているようなものがある。
【0003】
図31は従来のディジタル信号送信装置および受信装置を用いた伝送システムを示す概略構成図を示すものであり、同図において、103は合成回路で、ディジタルオーディオ信号入力端子101に供給される16ビット長のデータと、コントロール信号入力端子102に供給される複数のコントロール信号を各ビットデータを所定の順序に並び替える。104は符号化回路で、この符号化回路104では計17ビットのデータに対して8ビットの誤り検出および訂正符号を生成し、一定の領域に付加して25ビットのシリアルデータを生成する。105は変調・同期付加回路で、上記25ビットのシリアルデータが入力されるとともに、この変調・同期付加回路105において、まずパリティチェックビットPが生成付加されたのち、バイフェーズマーク変調が施され、さらに同期信号としてのプリアンブルSYNCが付加されてフォーマット化されたデータとして出力される。以上の端子101、102および各回路103、104、105によりディジタル信号送信装置Aが構成されている。
【0004】
106は伝送路で、同軸ケーブルもしくは光ファイバケーブルを利用する。107は同期検出・復調回路で、上記伝送路106を介して伝送されるデータが入力される。ここでは、同期プリアンブル信号SYNCが検出されるとともにクロックが抽出され、このクロックを利用して復調がなされる。その復調データはパリティチェックビットPを用いて誤り検出がなされる。108は復号化回路で、この復号化回路108では誤り訂正符号チェックを利用して伝送路106上で生じた誤りを訂正し、また誤りを検出できたが訂正できない誤りについては必要に応じて補間などの処理をおこなうためのフラグを出力する。
【0005】
109は分離回路で、ここで、ディジタルオーディオサンプルとコントロール信号が分離されて、それぞれの出力端子110、111から出力される。以上の各回路107、108、109および端子110、111によりディジタル信号受信装置Bが構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の伝送システムでは1つの集合情報単位に多数の情報信号を含めることができず、情報信号の伝送を効率よく行うことができない。
【0007】
そこで、本発明の送信装置又は送信方法と受信装置又は受信方法とさらにこれからなる伝送システム又は伝送方法は1つの集合情報単位に多数の情報信号を含めることができ、情報信号の伝送を効率よく行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の送信装置は入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、前記同期信号付加手段の出力信号を送信する構成とした。
【0009】
一方本発明の受信装置は一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段と、前記同期信号除去手段の出力信号のうち圧縮された映像信号を一単位毎に伸張する伸張手段とを備えた構成とした。
【0010】
このような送信装置と受信装置とにより伝送システムを構築した。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図である。
【0013】
図1において、1は入力されたデジタルの映像入力信号を一定の情報単位である1ブロック(本実施の形態では1ブロック=77バイトである)毎に直交変換の一種である離散コサイン変換(空間座標値を周波数に変換)して出力する離散コサイン変換手段(DCT(Discrete Cosine Transform)手段)であり、該手段の変換前にランダムに分布していた映像信号の画素値(例えば、輝度の値)を、変換後に低周波項に大きな項が集中する性質を利用して、後に高周波項を取り除く操作により情報圧縮動作を行えるようにするものである。2は入力された離散コサイン変換手段1の出力信号を1ブロック毎に量子化(語長の打ち切り)をする量子化手段であり、離散コサイン変換手段1の出力信号の各係数をある除数(量子化ステップ)で割り算し、余りを丸める動作を行うものである。3は入力された量子化手段2の出力信号を可変長符号に変換する可変長符号化手段であり、量子化手段2の出力信号を予め出現確率などに基づいて決定されており、1単位の長さが一定でない可変長符号に変換する。この離散コサイン変換手段1、量子化手段2、可変長符号化手段3により入力されたデジタル映像信号の情報量を圧縮し、一定の情報単位であるブロック毎に出力する圧縮手段4を構成している。 5は入力された可変長符号化手段の出力信号を複数ブロック分集め、これに同期信号を付加する同期信号付加手段であり、複数ブロックの映像信号に一つの同期信号を付加したものを一つの集合情報単位として伝送路である同軸ケーブル6に出力(送信)する。
【0014】
7は入力(受信)された一つの集合情報単位の信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段である。8は入力された同期信号除去手段7の出力信号(可変長符号)を可変長符号化される前のデジタル信号に復号する可変長復号化手段であり、同期信号除去手段7の出力信号(可変長符号)を予め出現確率などに基づいて決定された規則に従って可変長符号化される前のデジタル映像信号に復号する。
【0015】
9は入力された可変長復号化手段8の出力信号を1ブロック毎に逆量子化(語長を元に戻すこと)をする逆量子化手段であり、可変長復号化手段8の出力信号を1ブロック毎に各係数に量子化ステップを掛ける。10は入力された逆量子化手段9の出力信号を離散コサイン逆変換(周波数を空間座標値に変換)して出力する離散コサイン逆変換手段(IDCT(Inverse Discrete Cosine Transform)手段)である。この可変長復号化手段8、逆量子化手段9、離散コサイン逆変換手段10により伸張手段11を構成している。
【0016】
すなわち、本発明の送信装置若しくは送信方法においては、1つの同期信号と一定の情報単位である1ブロックの情報信号である映像信号を複数個集め、これを1つの集合情報単位として出力(送信)している。なお、本実施の形態の送信装置若しくは送信方法では情報信号としてデジタル映像信号を用い、このデジタル映像信号の情報量の圧縮を行っている。
【0017】
一方、本発明の受信装置若しくは受信方法においては、1つの同期信号と一定の情報単位である1ブロックの情報信号である映像信号を複数個集め、これを1つの集合情報単位として入力(受信)している。なお、本実施の形態の受信装置若しくは受信方法では、情報信号としてデジタル映像信号を用い、このデジタル映像信号の伸張を行っている。
【0018】
このような送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより伝送路を介して伝送システム若しくは伝送方法を構成している。
【0019】
以上のような伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより送受信されるデータ形式を図2を用いて説明する。
【0020】
図2は1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図である。図2(a)において、情報信号a(映像信号a)、情報信号b(映像信号b)、情報信号c(映像信号c)、情報信号d(映像信号d)は映像入力信号の情報量を圧縮しブロック化したものであり、1ブロックの情報信号を表している。この1ブロックの情報信号を複数個集め、これに1つの同期信号を付加して一つ集合情報単位の信号を形成している。なお、図2(a)においては同期信号と情報信号とが1つの集合情報単位のすべてを占めていないが、図2(b)に示すように同期信号と情報信号が1つの集合情報単位のすべてを占めるようにしてもよい。さらに図2(c)に示すように1つの集合情報単位に同期信号と情報信号とこれら以外に映像信号自体ではないが必要となる情報を補助データ信号として含め、この集合情報単位毎に送受信してもかまわない。
【0021】
このような構成にすることにより、1つの集合情報単位に多数の情報信号を含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【0022】
なお、本実施の形態では、離散コサイン変換手段1、量子化手段2、可変長符号化手段3により圧縮手段4を構成したが、情報信号を圧縮できるものであれば他のものでもよい。
【0023】
また、本実施の形態では、伝送路として同軸ケーブルを用いたが、光ファイバ、平行フィーダ、他の導線などの他の有線によるものでも、通信などの無線によるものでもかまわない。
【0024】
また、本実施の形態では、情報信号として映像信号を用いているが他の情報信号でも同様の効果が得られる。
【0025】
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0026】
図3において、12は入力された可変長符号化手段3の出力信号の一定の情報単位である1ブロック毎の映像信号に誤り訂正符号(error correction code)を付加するECC(error correction code)エンコーダであり、この誤り訂正符号に基づいて受信装置は符号誤りを検出又は訂正する。なお、本実施の形態では誤り訂正符号としてリードソロモン符号を用いている。13は入力されたECCエンコーダ12の出力信号を複数ブロック分集め、これに同期信号を付加する同期信号付加手段であり、複数ブロックの映像信号に一つの同期信号を付加したものを一つの集合情報単位として伝送路である同軸ケーブル6に出力(送信)する。
【0027】
14は入力された同期信号除去手段7の出力信号の一定の情報単位である1ブロック毎の誤り訂正符号に基づいて符号化された映像信号の誤りを検出・訂正するECC(error correction code)デコーダである。15は入力されたECCデコーダ14の出力信号(可変長符号)を可変長符号化される前のデジタル信号に復号する可変長復号化手段であり、ECCデコーダ14の出力信号(可変長符号)を予め出現確率などに基づいて決定された規則に従って可変長符号化される前のデジタル映像信号に復号する。
【0028】
すなわち、本発明の送信装置若しくは送信方法においては、入力された情報信号である映像信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段4と、圧縮手段4の出力信号をn単位(nは1以上の自然数であり、本実施の形態ではn=1としている)集めて誤り訂正符号を付加するECCエンコーダ12と、ECCエンコーダ12の出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段13とを備え、同期信号付加手段13の出力信号を送信する構成としている。さらに要約すれば、所定の単位の情報信号(本実施の形態では、1ブロックの映像信号)をn単位(nは1以上の自然数であり、本実施の形態ではn=1としている)毎に誤り訂正信号を付加して小集合情報単位とし、さらに1つの同期信号とこの小集合情報単位の情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として送信する構成とした。
【0029】
一方、本発明の受信装置若しくは受信方法においては、一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号である映像信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段7と、同期信号除去手段7の出力信号のうち誤り訂正符号が付加された小集合情報単位毎に当該誤り訂正符号に基づいて映像信号の誤り訂正を行うECCデコーダ14と、ECCデコーダ14の出力信号のうち圧縮された映像信号を一単位毎に伸張する伸張手段11とを備えた構成とした。さらに要約すれば、1つの同期信号と一定の情報単位の情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、所定の単位の情報信号(本実施の形態では、1ブロックの映像信号)を誤り訂正信号が付加された単位毎(本実施の形態では、1ブロック毎)に誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正を行う構成とした。
【0030】
このような送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより伝送路を介して伝送システム若しくは伝送方法を構成している。
【0031】
以上のような伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより送受信されるデータ形式を図4を用いて説明する。
【0032】
図4は1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図である。図4(a)において、情報信号a(映像信号a)、情報信号b(映像信号b)、情報信号c(映像信号c)、情報信号d(映像信号d)は映像入力信号の情報量を圧縮しブロック化したものであり、1ブロックの情報信号を表している。この1ブロックの情報信号の各々に誤り訂正信号(誤り訂正符号)を付加したものを複数個集め、これに1つの同期信号を付加して一つの集合情報単位の信号を形成している。なお、図4(a)においては同期信号と誤り訂正信号を加えた信号情報信号が1つの集合情報単位のすべてを占めていないが、図4(b)に示すように同期信号と誤り訂正信号を加えた情報信号が1つの集合情報単位のすべてを占めるようにしてもよい。さらに図4(c)に示すように1つの集合情報単位に同期信号、情報信号、誤り訂正信号とこれら以外に映像信号自体ではないが必要となる情報を補助データ信号として含めて送受信してもかまわない。
【0033】
このような構成にすることにより、誤りの発生する頻度を低下させ、情報信号を圧縮せずに信号を出力(送信)する場合(以下、非圧縮系という)、若干の誤りは視覚上気がつきにくいが、情報信号を圧縮して信号を出力(送信)する場合(以下、圧縮系という)、無視できなくなる誤りが発生する頻度を下げることができる。
【0034】
例えば、1エリアの1箇所に誤りが生じた場合、非圧縮系では図5(a)に示すように誤り箇所が1つの点であり、この誤りは視覚上気がつきにくいが、圧縮系では図5(b)〜図5(d)に示すように誤り箇所が1エリアの全体に及び、誤りが無視できなくなる。なお、図5(a)は非圧縮系において1カ所で誤りが起きた場合を表した概念図であり、図5(b)は圧縮系において1カ所で誤りが起きた場合であって、画素の正方形の領域を1つのエリアとして扱った場合を示す概念図であり図5(c)は圧縮系において1カ所で誤りが起きた場合であって、画素の1ラインの領域を1つのエリアとして扱った場合を示す概念図であり、図5(d)は圧縮系において1カ所で誤りが起きた場合であって、画面全体の領域を1つのエリアとして扱った場合を示す概念図である。いずれも、黒点は誤りが起きた箇所を表し、網掛け部分は誤りが起きた部分(黒点部分)によって映像に影響を受けた領域を表している。
【0035】
特に、有線で信号を伝送するシステム(以下、有線系という)を代表する同軸ケーブルや光ケーブルにおいて、伝送路で誤りの発生する頻度は一般に1×10-12といわれており、従来、非圧縮系においては視覚上誤りが発生しない(誤りフリー)と見なされてきたが、本発明においては圧縮された信号に誤りが生じた際の上記のように1つの誤りが他の領域に影響することを鑑み、さらに誤り発生の頻度を下げ、このような影響を実質上無視できる程度にまでできる。
【0036】
なお、本実施の形態では1ブロック毎の映像信号に誤り訂正符号を付加したが図4(d)、(e)のように情報信号2ブロック(2単位、すなわち、n=2)ごとに誤り訂正信号を付加するなど複数単位毎の映像信号に誤り訂正符号を付加しても同様の効果が得られる。
【0037】
(実施の形態3)
図6は本発明の第3の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0038】
図6において、1a、1b、1cは離散コサイン変換手段であり、2a、2b、2cは量子化手段であり、3a、3b、3cは可変長符号化手段であり、これらにより圧縮手段4a〜4cが構成される。16は入力された可変長符号化手段3a、3b、3cの出力信号を一旦蓄積し、逐次可変長符号化手段3a、3b、3cの出力信号を選択し、直列にして出力する合成手段である。17は合成手段16の出力信号のうち一定の情報単位である1ブロック毎の映像信号に誤り訂正符号(error correction code)を付加するECC(error correction code)エンコーダであり、この誤り訂正符号に基づいて受信装置は符号誤りを検出又は訂正する。なお、本実施の形態では誤り訂正符号としてリードソロモン符号を用いている。
【0039】
19a、19b、19cは可変長復号化手段であり、9a、9b、9cは逆量子化手段であり、10a、10b、10cは離散コサイン逆変換手段であり、これらにより伸張手段11a〜11cが構成される。18は入力されたECCデコーダ14の出力信号を合成手段16が選択した規則に従って各伸張手段に分配する分配手段である。19a〜19cは入力された分配手段18の出力信号(可変長符号)を可変長符号化される前のデジタル信号に復号する可変長復号化手段であり、分配手段19a〜19cの出力信号(可変長符号)を予め出現確率などに基づいて決定された規則に従って可変長符号化される前のデジタル映像信号に復号する。
【0040】
すなわち、本発明の送信装置若しくは送信方法においては、入力された映像信号の情報量を圧縮し一定の情報単位であるブロック毎に出力する圧縮手段4a〜4cを複数有し、複数の圧縮手段4a〜4cの各々の出力信号をブロック毎に選択しかつ直列にして出力する合成手段と、前記合成手段の出力信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて誤り訂正信号を付加するECCエンコーダと、前記ECCエンコーダの出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、前記同期信号付加手段の出力信号を送信する構成とした送信装置若しくは送信方法であり、情報信号である映像信号が複数種類存在するようにしたものである。
【0041】
一方、本発明の受信装置若しくは受信方法においては、一つの同期信号と複数単位の圧縮された映像信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段7と、同期信号除去手段7の出力信号のうち誤り訂正信号を付加された単位毎に誤り訂正信号に基づいて信号の誤り訂正を行うECCデコーダ14と、ECCデコーダ14の出力信号を合成された規則に従って分配する分配手段18と、分配手段18の出力信号のうち情報量が圧縮された映像信号を一情報単位毎に伸張する伸張手段11a〜11cとを備えた受信装置若しくは受信方法であり、情報信号である情報信号が複数種類あるようにしたものである。
【0042】
このような送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより伝送路を介して伝送システム若しくは伝送方法を構成している。
【0043】
以上のような伝送システム若しくは伝送方法において以下にその動作を説明する。
【0044】
すなわち、本発明の送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号a〜cは平行に各々圧縮手段4a〜4cに入力され情報量が圧縮されかつブロック毎に出力される。圧縮手段4a〜4cの各々の出力信号は合成手段16により一旦蓄積され、ブロック毎に逐次選択されて、直列にECCエンコーダ17に出力される。合成手段16の出力信号はECCエンコーダ17によりn単位のブロック毎に誤り訂正符号が付され、同期信号付加手段13により同期信号が付加される。
【0045】
一方、本発明の受信装置若しくは受信方法では、受信信号のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去され、ECCデコーダ14で誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる。ECCデコーダ14の出力信号は分配手段18により合成手段16が選択した規則に従って各伸張手段に分配され、平行に各々伸張手段11a〜11cに入力される。これにより、分配手段18の出力信号は伸張されてデジタル映像出力信号a〜cとなる。
【0046】
以上のような伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより送受信されるデータ形式を図7を用いて説明する。
【0047】
図7は1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図である。図7(a)において、情報信号a(映像信号a)、情報信号b(映像信号b)、情報信号c(映像信号c)は映像入力信号a、映像入力信号b、映像入力信号cの情報量を圧縮しブロック化した信号であり、1ブロックの情報信号を表している。この1ブロックの情報信号の各々に誤り訂正信号(誤り訂正符号)を付加したものを複数個集め、これに1つの同期信号を付加して一つの集合情報単位の信号を形成している。なお、図7(a)においては同期信号と誤り訂正信号を加えた情報信号が1つの集合情報単位のすべてを占めていないが、図7(b)に示すように同期信号と誤り訂正信号を加えた情報信号が1つの集合情報単位のすべてを占めるようにしてもよい。さらに図7(c)に示すように1つの集合情報単位に同期信号、情報信号、誤り訂正信号とこれら以外に映像信号自体ではないが必要となる情報を補助データ信号として含めて送受信してもかまわない。
【0048】
このような構成にすることにより、複数の情報(信号)源を1つの集合情報単位に含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【0049】
なお、合成手段16はデジタル映像入力信号a〜cのどの映像入力信号に該当するのか識別する識別信号を所定の単位であるブロック毎に付す構成とし、分配手段18は合成手段16がブロック毎に付した識別信号に基づいて映像信号a〜cを分配する構成としてもよい。
【0050】
また、本実施の形態では1ブロック毎の映像信号に誤り訂正符号を付加したが図7(d)、(e)のように情報信号2ブロック(2単位)ごとに誤り訂正信号を付加するなど複数単位毎の映像信号に誤り訂正符号を付加しても同様の効果が得られる。
【0051】
また、本実施の形態では(実施の形態2)に基づき誤り訂正符号を用いた例を示したが、誤り訂正符号を用いない(実施の形態1)のものでも同様の効果が得られる。
【0052】
(実施の形態4)
図8は本発明の第4の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0053】
図8において、20は1フレーム単位あたりのデジタル音声入力信号をその1フレーム単位の中で時系列的な配列を入れ換えて出力するシャフリング手段であり、これが非圧縮手段26を形成している。21は入力された可変長符号化手段3の出力信号とシャフリング手段20の出力信号とを一旦蓄積し、逐次選択し、直列にして出力する合成手段である。
【0054】
23は入力されたECCデコーダ14の出力信号を合成手段21が選択した規則に従ってデシャフリング手段24又は伸張手段11に分配する分配手段である。24は入力された分配手段23の出力信号であって1フレーム単位あたりのデジタル音声入力信号をその1フレーム単位の中で時系列的な配列を入れ換わった音声データを元に戻すデシャフリング手段であり、これが非伸張手段27を構成している。
【0055】
すなわち、送信装置若しくは送信方法においては、入力された情報信号である映像信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段4と、入力された情報信号である音声信号を圧縮せずに一定の情報単位毎に出力する非圧縮手段26と、圧縮手段4及び非圧縮手段26の各々の出力信号を一定の情報単位であるブロック毎に選択しかつ直列にして出力する合成手段21と、合成手段21の出力信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて誤り訂正信号を付加するECCエンコーダ22と、ECCエンコーダ22の出力信号を複数ブロック集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段13とを備え、同期信号付加手段13の出力信号を送信する構成としており、その特徴は情報信号は情報量が圧縮された一定の情報単位であるブロックの圧縮情報信号と情報量が圧縮されていない一定の情報単位であるブロックの非圧縮情報信号とから構成されていることにある。
【0056】
一方、受信装置若しくは受信方法においては、一つの同期信号と複数ブロックの圧縮された情報信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段7と、同期信号除去手段7の出力信号のうち誤り訂正信号を付加された単位毎に誤り訂正信号に基づいて信号の誤り訂正を行うECCデコーダ14と、ECCデコーダ14の出力信号を合成された規則に従って分配する分配手段23と、分配手段23の出力信号のうち情報量が圧縮された情報信号を一単位毎に伸張する伸張手段11と、分配手段23の出力信号のうち情報量が圧縮されていない音声信号を出力する非伸張手段27とを備えており、その特徴は情報信号は情報量が圧縮された一定の情報単位の圧縮情報信号と情報量が圧縮されていない一定の情報単位の非圧縮情報信号とから構成されところにある。
【0057】
このような送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより伝送路を介して伝送システム若しくは伝送方法を構成している。
【0058】
以上のような伝送システム若しくは伝送方法において以下にその動作を説明する。
【0059】
すなわち、送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号は圧縮手段4に入力されて情報量が圧縮される。一方デジタル音声入力信号は情報量が圧縮されずにでシャフリング手段から出力される。圧縮手段4及びシャフリング手段20の出力信号は合成手段21により一旦蓄積され、逐次選択されて、直列にECCエンコーダ22に出力される。合成手段21の出力信号はECCエンコーダ22において誤り訂正符号が付され、同期信号付加手段13により同期信号が付加される。
【0060】
一方、受信装置若しくは受信方法では、受信信号のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去され、ECCデコーダ14で誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる。ECCデコーダ14の出力信号は分配手段23により合成手段21が選択した規則に従って伸張手段11又はデシャフリング手段24に分配され、平行に伸張手段11又はデシャフリング手段24に入力される。これにより、分配手段23の出力信号のうち映像信号は伸張されてデジタル映像出力信号となり、音声信号は伸張されずにデジタル音声出力信号となる。
【0061】
以上のような伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより送受信されるデータ形式を図9を用いて説明する。
【0062】
図9は1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図である。図9(a)において、圧縮情報信号a(映像信号a)、圧縮情報信号b(映像信号b)、圧縮情報信号c(映像信号c)は映像入力信号の情報量を圧縮しブロック化した信号であり、非圧縮情報信号(音声信号)は音声入力信号を非圧縮でブロック化した信号であり、1ブロックの情報信号を表している。この1ブロックの情報信号の各々に誤り訂正信号(誤り訂正符号)を付加したものを複数個集め、これに1つの同期信号を付加して一つ集合情報単位の信号を形成している。なお、図9(a)においては同期信号と誤り訂正信号を加えた情報信号が1つの集合情報単位のすべてを占めていないが、図9(b)に示すように同期信号と誤り訂正信号を加えた情報信号が1つの集合情報単位のすべてを占めるようにしてもよい。さらに図9(c)に示すように1つの集合情報単位に同期信号、情報信号、誤り訂正信号とこれら以外に映像信号自体ではないが必要となる情報を補助データ信号として含めて送受信してもかまわない。
【0063】
このような構成にすることにより、複数の情報(信号)源を1つの集合情報単位に含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【0064】
なお、合成手段21はデジタル映像入力信号a〜cのどの映像入力信号に該当するのか識別する識別信号を所定の単位であるブロック毎に付す構成とし、分配手段23は合成手段21がブロック毎に付した識別信号に基づいて映像信号a〜cを分配する構成としてもよい。
【0065】
また、本実施の形態では1ブロック毎の映像信号に誤り訂正符号を付加したが図9(d)、(e)のように情報信号2ブロック(2単位)ごとに誤り訂正信号を付加するなど複数単位毎の映像信号又は音声信号に誤り訂正符号を付加しても同様の効果が得られる。
【0066】
また、本実施の形態では(実施の形態2)に基づき誤り訂正符号を用いた例を示したが、誤り訂正符号を用いない(実施の形態1)のものでも同様の効果が得られる。
【0067】
(実施の形態5)
図10は本発明の第5の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0068】
図10において、28はECCエンコーダ12への入力信号がECCエンコーダ12に入力された時間を表す情報(以下、時間情報(Time Stamp)という(以下、TSと略す))を一定の情報単位(以下、ブロックという)毎に認識して付加する時間情報付加手段であり、ECCエンコーダ12の入力信号にブロック毎に時間情報を付加してECCエンコーダ12に入力する。ここで、ECCエンコーダ12はECCエンコーダ12の入力信号のブロック毎に時間情報を付加し、この時間情報が付加されたブロック毎に誤り訂正符号を付加した信号をバッファ29に出力する。29はECCエンコーダ12と同期信号付加手段13との間に設けられ、ECCエンコーダ12の出力信号を一旦蓄積するために設けられたバッファであり、バッファ29はECCエンコーダ12の出力信号を蓄積し、一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力する。本実施の形態では一定時間を1ライン周期としている。なお、バッファ29は1つの集合情報単位に相当する量の情報が蓄積されるとその集合情報単位をひとまとまりにして同期信号付加手段13に出力する構成としてもよい。
【0069】
一方、ECCエンコーダ12を用いない場合は、時間情報付加手段28は圧縮手段4の出力信号が出力された時間情報(TS)をブロック毎に認識する構成とし、圧縮手段4の出力信号にブロック毎に時間情報を付加してバッファ29に出力する。バッファ29は圧縮手段4と同期信号付加手段13との間に設け、圧縮手段4の出力信号を一旦蓄積し、バッファ29はバッファ29の出力信号を蓄積し、一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力する構成とすればよい。
【0070】
30は時間情報付加手段28により付加された時間情報をブロック毎に認識する時間情報再生手段である。この時間情報再生手段30の指示に従ってバッファ31はその蓄積された情報信号をブロック毎に時間情報に対応したタイミングで伸張手段11に出力する。31はECCデコーダ14と伸張手段11との間に設けられECCデコーダ14の出力信号を一旦蓄積するために設けられたバッファである。
【0071】
一方、ECCデコーダ14を用いない場合は、時間情報再生手段30は時間情報付加手段28により付加された時間情報をブロック毎に認識する。この時間情報再生手段30の指示に従って同期信号除去手段7の出力信号が蓄積されたバッファ31はその蓄積された情報信号をブロック毎に時間情報に対応したタイミングで出力する。バッファ31は同期信号除去手段7と伸長手段11との間に設けられ、同期信号除去手段7の出力信号を一旦蓄積する構成とすればよい。
【0072】
すなわち、送信装置若しくは送信方法においては、上記に説明した(実施の形態1)又は(実施の形態2)において圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)から信号が出力された時間又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)に信号が入力された時間を表す情報をブロック毎に認識するとともに圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)の出力信号又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)の入力信号に時間情報をブロック毎に付加する構成としており、その最も特徴とするところはブロック毎に時間情報を付加する構成としたことである。
【0073】
一方、受信装置若しくは受信方法においては、上記に説明した(実施の形態1)又は(実施の形態2)において同期信号除去手段7(ECCデコーダ14を用いない場合)又はECCデコーダ14(ECCデコーダ14を用いる場合)の出力信号に含まれる時間を表す情報をブロック毎に認識するとともに時間情報に基づいて同期信号除去手段7(ECCデコーダ14を用いない場合)又はECCデコーダ14(ECCデコーダ14を用いる場合)の出力信号をブロック毎に遅延する構成としており、その最も特徴とするところはブロック毎に付加されている時間情報に基づいて同期信号除去手段7(ECCデコーダ14を用いない場合)又はECCデコーダ14(ECCデコーダ14を用いる場合)の出力信号をブロック毎に遅延して出力する構成としたことである。
【0074】
このような送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより伝送路を介して伝送システム又は伝送方法を構成している。
【0075】
以上のような伝送システムにおいて図11を用いてその動作を説明する。
【0076】
図11は本発明の第5の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図である。
【0077】
図11において、送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号は圧縮手段4に入力されて情報量が圧縮され、一定の情報単位にブロック化されて出力される。圧縮手段4の出力信号(図11(a)参照)はECCエンコーダ12に入力される。時間情報付加手段28はその時、すなわちECCエンコーダ12の入力信号が入力された時間情報(TS)をブロック毎に付加する(図11(b))。ここでは、情報信号1〜情報信号3の各々に時間情報1(TS1)〜時間情報3(TS3)までを付加している。
【0078】
つぎに、ECCエンコーダ12において各々の情報信号1〜情報信号3と時間情報1(TS1)〜時間情報3(TS3)に誤り訂正符号が付される。ECCエンコーダ12の出力信号(図11(c)参照)はバッファ29に蓄積され、一定時間内(本実施の形態では1ライン周期に相当する。)に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力される。バッファ29の出力信号(図11(d))は同期信号付加手段13に出力され同期信号が付加されたのちに伝送路を介して伝送される。
【0079】
一方、受信装置若しくは受信方法では、受信信号のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去された後、同期信号除去手段7の出力信号(図11(e))は、ECCデコーダ14でブロック毎に付加された誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる。時間情報再生手段30はECCデコーダ14の出力信号(図11(f))中の時間情報1(TS1)〜時間情報3(TS3)に基づいて情報信号1〜情報信号3がバッファ31によって送信時に各ブロックがECCエンコーダ12に入力されたのと同じ時間間隔になるように遅延されて出力される(図11(g))。この後、バッファ31の出力信号は、伸張手段11によって伸張されてデジタル映像出力信号となる。
【0080】
このような構成にすることにより、受信側においてバースト的に送られてくる情報から時間情報付加手段28の位置における時間的な間隔を再生しつつ1つの集合情報単位に含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【0081】
なお、本実施の形態では(実施の形態1)又は(実施の形態2)に時間情報付加手段28を設けたものであるが、他の実施の形態に時間情報付加手段を設けても同様の効果が得られる。
【0082】
(実施の形態6)
図12は本発明の第6の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0083】
図12において、39はECCエンコーダ12の出力信号が出力される時間情報(TS)を一定の情報単位(以下、ブロックという)毎に認識して付加する時間情報付加手段であり、ECCエンコーダ12の出力信号のブロック毎に時間情報を付加してバッファ29に出力する。29はECCエンコーダ12と同期信号付加手段13との間にECCエンコーダ12の出力信号を一旦蓄積するために設けられたバッファであり、バッファ29はECCエンコーダ12の出力信号を蓄積し、一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力する。本実施の形態では一定時間を1ライン周期としている。なお、バッファ29は1つの集合情報単位に相当する一定量の情報が蓄積されるとその集合情報単位をひとまとまりにして同期信号付加手段13に出力する構成としてもよい。
【0084】
一方、ECCエンコーダ12を用いない場合は、時間情報付加手段39は圧縮手段4の出力信号が出力される時間情報(TS)をブロック毎に認識する構成とし、圧縮手段4の出力信号にブロック毎に時間情報を付加してバッファ29に出力する。バッファ29は圧縮手段4と同期信号付加手段13との間に設け、圧縮手段4の出力信号を一旦蓄積する構成とすればよい。
【0085】
40は時間情報付加手段39により付加された時間情報をブロック毎に認識する時間情報再生手段である。この時間情報再生手段40の指示に従って同期信号除去手段7の出力信号が蓄積されたバッファ31はその蓄積された情報信号をブロック毎に時間情報に対応したタイミングでECCデコーダ14に出力する。31は同期信号除去手段7とECCデコーダ14との間に同期信号除去手段7の出力信号を一旦蓄積するために設けられたバッファである。
【0086】
一方、ECCデコーダ14を用いない場合は、時間情報再生手段40は時間情報付加手段39により付加された時間情報をブロック毎に認識する。この時間情報再生手段40の指示に従って同期信号除去手段7の出力信号が蓄積されたバッファ31はその蓄積された情報信号をブロック毎に時間情報に対応したタイミングで出力する。バッファ31は同期信号除去手段7と伸長手段11との間に設け、同期信号除去手段7の出力信号を一旦蓄積する構成とすればよい。
【0087】
すなわち、送信装置若しくは送信方法においては、上記に説明した(実施の形態1)又は(実施の形態2)において圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)の出力信号が出力された時間を表す情報をブロック毎に認識するとともに圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)の出力信号に時間情報をブロック毎に付加する構成としており、その最も特徴とするところはブロック毎に情報信号が圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)から出力された時間情報を付加する構成としたことである。
【0088】
一方、受信装置若しくは受信方法においては、上記に説明した(実施の形態1)又は(実施の形態2)において時間情報に基づいて同期信号除去手段7の出力信号をブロック毎に遅延するとともに同期信号除去手段7の出力信号に含まれる時間を表す情報をブロック毎に認識する構成としており、その最も特徴とするところはブロック毎に付加されている時間情報に基づいて同期信号除去手段7の出力信号をブロック毎に遅延して出力する構成としたことである。
【0089】
このような送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより伝送路を介して伝送システム又は伝送方法を構成している。
【0090】
以上のような伝送システム又は伝送方法において以下にその動作を説明する。
【0091】
送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号は圧縮手段4に入力されて情報量が圧縮され、一定の情報単位にブロック化されて出力される。圧縮手段4の出力信号(図13(a)参照)はECCエンコーダ12に出力される。圧縮手段4の出力信号はECCエンコーダ12において各々の情報信号1〜情報信号3に誤り訂正符号が付される。つぎに、ECCエンコーダ12の出力信号(図13(b)参照)は、時間情報付加手段39によってその時、すなわちECCエンコーダ12の出力信号が出力される時間情報(TS)をブロック毎に付加され(図13(c))バッファ29に入力される。ここでは、情報信号1〜情報信号3の各々に時間情報1(TS1)〜時間情報3(TS3)までを付加している。
【0092】
ECCエンコーダ12の出力信号はバッファ29に蓄積され、一定時間内(本実施の形態では1ライン周期に相当する。)に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力される(図13(d))。バッファ29の出力信号は同期信号付加手段13に出力され同期信号が付加されたのちに伝送路を介して伝送される。
【0093】
一方、受信装置若しくは受信方法では、受信信号のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去された後、同期信号除去手段7の出力信号(図13(e))は、その出力信号中の時間情報1(TS1)〜時間情報3(TS3)に基づいて情報信号1〜情報信号3は送信時にその各ブロックがECCエンコーダ12から出力されたのと同じ時間間隔になるようにバッファ31で遅延され出力される。バッファ31の出力信号(図13(f))はECCデコーダ14に入力され、ここで誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる。ECCデコーダ14の出力信号(図13(g))は伸張手段11により伸張されてデジタル映像出力信号となる。
【0094】
このような構成にすることにより、受信側においてバースト的に送られてくる情報から時間情報付加手段28における時間的な間隔を再生しつつ1つの集合情報単位に含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【0095】
また、時間情報は圧縮されずに伝送されるので受信後、伸張操作を行わずに即座に利用できる。
【0096】
なお、本実施の形態では(実施の形態1)又は(実施の形態2)に時間情報付加手段28を設けたものであるが、他の実施の形態に時間情報付加手段を設けても同様の効果が得られる。
【0097】
(実施の形態7)
図14は本発明の第7の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図(時間情報付加手段28においてECCエンコーダ12に信号が入力された時間情報を一定の情報単位(以下、ブロックという)毎に付加する場合)である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0098】
特に、本実施の形態(図14及び図15)は(実施の形態5)の時間情報付加手段28、時間情報再生手段30及びその時間情報の付加・再生方法について更に詳細な実施の形態を提供するものである。
【0099】
時間情報付加手段28は所定単位計数手段50aと所定単位内計数手段51aとにより構成される。ここで、本実施の形態にかかる発明の送信装置又は受信装置などで取り扱われる情報信号は映像信号であり、複数個集まって所定の単位を形成している。
【0100】
所定単位計数手段50aはライン周期の数を計数するものであり、ECCエンコーダ12に入力されたブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に入力されたのかを計数し、その値をNビットで出力する。ここで、予め定められた基準とは時間の基準であって、送受信間で共通に時計を有する構成としある特定の時間を基準としてもよいし、前に送信側から受信側に送ったブロックや同期信号などの特定の信号を基準としてもよい。
【0101】
なお、所定単位計数手段50aがフレームを計数する場合には、フレームの先頭又は垂直同期信号の立ち上り若しくは立ち下りに基づいて所定単位計数手段50aはフレームを計数することができる。また、所定単位計数手段50aがフィールドを計数する場合には、フィールドの先頭又は垂直同期信号の立ち上り若しくは立ち下りに基づいて所定単位計数手段50aはフィールドを計数することができる。さらに、所定単位計数手段50aがラインを計数する場合には、ラインの先頭又は水平同期信号の立ち上り若しくは立ち下りに基づいて所定単位計数手段50はラインを計数することができる。すなわち、送受信間で共通でありかつ一定の時間周期を計数できればよい。
【0102】
ここで、フレームとは画像を1画面形成する期間であって、NTSC方式においては2回の垂直走査する期間をいい、フィールドとはテレビジョン信号において1回の垂直走査する期間をいい、ラインとは1回の水平走査する期間をいう。
【0103】
所定単位内計数手段51aはライン周期の基準となる位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがエンコーダ12に入力されるタイミングまでの時間を計数するものであり、この計数値を時間情報としてMビットで出力するものである。
【0104】
なお、所定単位計数手段50aがフレームを計数する場合には、フレームの先頭又は垂直同期信号の立ち上り若しくは立ち下りの位置(タイミング)を固定された位置(タイミング)として、所定単位内計数手段51aはその固定された位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがエンコーダ12に入力される位置(タイミング)までの時間を計数することができる。また、所定単位計数手段50aがフィールドを計数する場合には、フィールドの先頭又は垂直同期信号の立ち上り若しくは立ち下りの位置(タイミング)を固定された位置(タイミング)として、所定単位内計数手段51aはその固定された位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがエンコーダ12に入力される位置(タイミング)までの時間を計数することができる。さらに、所定単位計数手段50aがラインを計数する場合には、ラインの先頭又は水平同期信号の立ち上り若しくは立ち下りの位置(タイミング)を固定された位置(タイミング)として所定単位内計数手段51aはその固定された位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがエンコーダ12に入力される位置(タイミング)までの時間を計数することができる。
【0105】
従って、時間情報付加手段28全体としては所定単位計数手段50aが出力するNビットの信号を上位とし、所定単位内計数手段51aが出力するMビットの信号を下位として、合計(N+M)ビットの時間情報をECCエンコーダ12の入力信号に付加する。
【0106】
一方、ECCエンコーダ12を用いない場合は、時間情報付加手段28は圧縮手段4の出力信号が出力された時間情報(TS)をブロック毎に認識して付加する構成とし、圧縮手段4の出力信号にブロック毎に時間情報を付加してバッファ29aに出力する。バッファ29aは圧縮手段4と同期信号付加手段13との間に設け、圧縮手段4の出力信号を一旦蓄積し、一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力する構成とすればよい。
【0107】
つぎに、時間情報再生手段30は所定単位遅延手段52aと所定単位内遅延手段53aとにより構成される。所定単位遅延手段52aは所定単位計数手段50aによって供給されたNビットの所定単位時間情報(ECCエンコーダ12に入力された映像信号のブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に入力されたのかを表す情報)を認識する。
【0108】
所定単位内遅延手段53aは所定単位内計数手段51aによって供給されたMビットの所定単位内時間情報(ライン周期の基準となる位置、例えばラインの先頭位置(タイミング)から映像信号のブロックがECCエンコーダ12に入力される位置(タイミング)までの時間を表す情報)を認識する。
【0109】
ECCデコーダ14の出力信号が蓄積されたバッファ31aは、所定単位遅延手段52aによって認識された所定単位時間情報が表す時間情報に相当する時間タイミングを基準として、さらにそのタイミングから所定単位内遅延手段53aによって認識された所定単位内時間情報が表す時間情報に相当する時間、その蓄積された映像信号のブロック毎に遅延して出力する。
【0110】
一方、ECCデコーダ14を用いない場合は、時間情報再生手段30は時間情報付加手段28により付加された時間情報をブロック毎に認識する。この時間情報再生手段30の指示に従って同期信号除去手段7の出力信号が蓄積されたバッファ31aはその蓄積された情報信号をブロック毎に時間情報に対応したタイミングで出力する。バッファ31aは同期信号除去手段7と伸長手段11との間に設けられ、同期信号除去手段7の出力信号を一旦蓄積する構成とすればよい。
【0111】
すなわち、本発明の送信装置又は送信方法は、映像信号のライン周期を所定の単位とする場合であって、情報信号である映像信号の一定の情報単位であるブロックがライン周期に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位であるラインをなす場合において、(実施の形態5)に記載した時間情報は、圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)から出力された情報信号(映像信号)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)に入力された情報信号(映像信号)が予め定められた基準から何番目の所定の単位(ライン周期)の時に圧縮手段4から出力又はECCエンコーダ12に入力されたのかを表す所定単位時間情報と、その情報信号(映像信号)が所定の単位(ライン周期)の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭位置(タイミング)から現在、すなわち圧縮手段4から出力又はECCエンコーダ12に入力されている位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成されている。
【0112】
一方、本発明の受信装置又は受信方法は、映像信号のライン周期を所定の単位とする場合において、情報信号である映像信号の一定の情報単位であるブロックがライン周期に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位であるをなす場合において、(実施の形態5)に記載した時間情報は圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)から出力された情報信号(映像信号)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)に入力された情報信号(映像信号)が予め定められた基準から何番目の所定の単位(ライン周期)の時に圧縮手段4から出力又はECCエンコーダ12に入力されたのかを表す所定単位時間情報と、その情報信号(映像信号)が所定の単位(ライン周期)の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭位置(タイミング)から現在、すなわち圧縮手段4から出力又はECCエンコーダ12に入力されている位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、この一定の情報単位(ブロック)の情報信号(映像信号)毎に付加されている時間情報に基づいて所定単位時間情報が表す時間(圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)から出力された又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)に入力された映像信号のブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に入力されたのかを表す情報に対応する時間)に相当するタイミングを基準に、そのタイミングから所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成としている。
【0113】
以上のような伝送システムにおいて図15を用いてその動作を説明する。
【0114】
図15は本発明の第7の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法の1つの集合情報単位における送信側及び受信側の動作を表した図である。
【0115】
送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号は圧縮手段4に入力されて情報量が圧縮される。圧縮手段4の出力信号(図15(a))はECCエンコーダ12に出力され、時間情報付加手段28である所定単位計数手段50a及び所定単位内計数手段51aは、その時、すなわちECCエンコーダ12に入力信号が入力された時間情報(TS)をブロック毎に付加する(図15(b))。ここで、時間情報付加手段28が出力する時間情報は、所定単位計数手段50aが出力するNビットの信号(図15中、Nはライン番号:2、3…と記している。)を上位ビットとし、所定単位内計数手段51aが出力するMビットの信号(図15中、MはT1、T2…と記している。)を下位ビットとして構成する。なお、所定単位計数手段50aが出力するNビットの信号はそのブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時にECCエンコーダ12に入力されたかを示すラインの番号を表す所定単位時間情報であり、所定単位内計数手段51aが出力するMビットの信号は、ECCエンコーダ12に入力されているブロックが属するライン周期の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭から、そのブロックがECCエンコーダ12に入力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である。また、ここでは映像信号の各々に時間情報(TS21〜TS33、ここで、TSnmとはn、mともに1以上の自然数であり、nはブロックが何番目のライン周期の時にECCエンコーダ12に入力されたかを示すラインの番号(所定単位時間情報に相当する)を表し、mはECCエンコーダ12に入力されているブロックが属するライン周期の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭から、そのブロックが現在ECCエンコーダ12に入力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表すものであり、ライン内時刻の番号(所定単位内情報の番号に相当する)を表している。)を付加している。つぎに、ECCエンコーダ12において各々の映像信号と時間情報(TS21〜TS33)に誤り訂正符号が付される。
【0116】
ECCエンコーダ12の出力信号(図15(c)参照)はバッファ29aに一旦蓄積され、その一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力される。 バッファ29aの出力信号は同期信号付加手段13に出力され同期信号が付加されたのち(図15(d))に伝送路を介して伝送される。
【0117】
一方、受信装置若しくは受信方法では、受信信号(図15(e))のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去された後、同期信号除去手段7の出力信号(図15(f))は、ECCデコーダ14で誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる。つぎに、ECCデコーダ14の出力信号(図15(g))中の時間情報(TS21〜TS33)に基づいて映像信号のブロックはブロック毎に送信時に映像信号が入力されたのと同じ時間間隔になるようにバッファ31aによって遅延されて出力される(図15(h))。すなわち、所定単位遅延手段52aは、所定単位計数手段50aによって付加された所定単位時間情報(Nビット)であるライン番号を認識し、所定単位内遅延手段53aは所定単位内計数手段51aによって供給されたMビットの時間情報(ラインの先頭から映像信号のブロックがECCエンコーダ12に入力されている位置(タイミング)までの所定単位内情報)を認識する。この所定単位遅延手段52a及び所定単位内遅延手段53aの指示に従ってバッファ31aに蓄積された映像信号のブロックはNビットの所定単位時間情報(予め定められた基準から何番目のラインに属しているのかを表す時間情報)に相当するタイミングを基準に、そのタイミングから所定単位内時間情報(T1〜T5)(その映像信号のブロックが所属するラインの固定された位置(タイミング)(映像信号の先頭)から現在の入力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表す時間情報)に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延して出力される。この後、バッファ31aの出力信号は、伸張されてデジタル映像出力信号となる。
【0118】
このような構成にすることにより、(実施の形態5)と同様の効果が得られる。
【0119】
なお、本実施の形態では(実施の形態2)に時間情報付加手段28を設けたものであるが、他の実施の形態に時間情報付加手段を設けても同様の効果が得られる。
【0120】
ここで、本実施の形態では情報信号として映像信号を用い、映像信号の所定の単位は映像信号の1ラインとした。しかし、映像信号以外の信号でもよく、所定の単位が一定の間隔であればよい。 従って、所定の単位を映像信号のnフレーム(nは1以上の自然数)とすることもできるし、所定の単位を映像信号のnフィールド、nライン(nは1以上の自然数)としてもよい。
【0121】
また、本実施の形態で1つの集合情報単位は1ライン周期内に発生した一定の情報単位であるブロックによって構成されているが、1つの集合情報単位を映像信号のnライン(nは1以上の自然数)周期内に発生した一定の情報単位であるブロックによって構成することもできるし、1つの集合情報単位を映像信号のnフィールド、nフレーム(nは1以上の自然数)周期内に発生した一定の情報単位であるブロックによって構成してもよい。
【0122】
また、映像信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)はライン、フィールド、フレームのいずれかの周期に同期したものであればよい。 従って、必ずしもライン、フィールド、フレームのいずれかの先頭でなくともよい。例えば、垂直同期信号又は水平同期信号の立ち上り又は立ち下り部分でも同様のことが可能であり、一定の周期の固定された位置(タイミング)(タイミング)であればよい。
【0123】
また、所定の単位が1ラインである場合はラインカウンタ、1フィールドである場合はフィールドカウンタ、1フレームである場合はフレームカウンタを所定単位計数手段として用いることができ、これにより汎用のカウンタを使用できるため装置のコストを軽減できる。
【0124】
また、図18に示すように所定の単位毎に所定の識別番号(本実施の形態においては、ライン毎に付与されているライン番号であり、図18中、識別番号1・・・識別番号n(nは1以上の自然数)の1〜nがライン番号に相当する)を同期信号の中にあるいは同期信号とともに付与して情報を伝送する方式では本実施の形態における所定単位計数手段50a及び所定単位遅延手段52aを不要とすることができる。
【0125】
すなわち、送信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなすとともに所定の単位は各所定の単位を識別するための識別符号を有する場合に、時間情報付加手段は前記情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を計数する所定単位内計数手段により構成されており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成されているところである。
【0126】
一方、受信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなすとともに所定の単位は各所定の単位を識別するため識別符号を有する場合に、情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされているところである。
【0127】
また、1つの集合情報単位を一定時間内に蓄積された情報とする場合、例えば一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数を集めて1つの集合情報単位をなす場合は本実施の形態における所定単位計数手段50a及び所定単位遅延手段52aを不要とすることができる。
【0128】
すなわち、送信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす場合に、時間情報付加手段は前記情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を計数する所定単位内計数手段により構成されており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成されているところである。
【0129】
一方、受信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす場合に、一定の情報信号あるいは所定の単位の数を計数することにより得られる情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされているところである。
【0130】
さらに、本実施の形態では同一のバッファ31aを用い、バッファ31aは映像信号のブロックを(所定単位情報+所定単位内情報)に相当する時間を同時に遅延しているが、バッファ31aは所定単位情報に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延した後、所定単位内情報に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成としてもよいし、所定単位内情報に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延した後、所定単位情報に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成としてもよい。
【0131】
(実施の形態8)
図16は本発明の第8の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図(時間情報付加手段39においてECCエンコーダ12が出力した出力信号の時間情報をブロック毎に付加する場合)である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0132】
特に、本実施の形態(図16及び図17)は(実施の形態6)の時間情報付加手段39、時間情報再生手段40及びその時間情報の付加・再生方法について更に詳細な別の実施の形態を提供するものである。
【0133】
時間情報付加手段39は所定単位計数手段50bと所定単位内計数手段51bとにより構成される。ここで、本実施の形態にかかる発明の送信装置又は受信装置などで取り扱われる情報信号は映像信号であり、その一定の情報単位が複数個集まって所定の単位を形成している。
【0134】
所定単位計数手段50bはライン周期の数を計数するものであり、ECCエンコーダ12から出力されたブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に出力されたのかを計数し、その値をNビットで出力する。ここで、予め定められた基準とは時間の基準であって、送受信間で共通に時計を有する構成としある特定の時間を基準としてもよいし、前に送信側から受信側に送られたブロックや同期信号などの特定の信号を基準としてもよい。
【0135】
なお、所定単位計数手段50bがフレームを計数する場合には、フレームの先頭又は垂直同期信号の立ち上り若しくは立ち下りに基づいて所定単位計数手段50bはフレームを計数することができる。また、所定単位計数手段50bがフィールドを計数する場合には、フィールドの先頭又は垂直同期信号の立ち上り若しくは立ち下りに基づいて所定単位計数手段50bはフィールドを計数することができる。さらに、所定単位計数手段50bがラインを計数する場合には、ラインの先頭又は水平同期信号の立ち上り若しくは立ち下りに基づいて所定単位計数手段50はラインを計数することができる。すなわち、送受信間で共通でありかつ一定の時間周期を計数できればよい。
【0136】
ここで、フレームとは画像を1画面形成する期間であって、NTSC方式においては2回の垂直走査する期間をいい、フィールドとはテレビジョン信号において1回の垂直走査する期間をいい、ラインとは1回の水平走査する期間をいう。
【0137】
所定単位内計数手段51bは、ライン周期の基準となる位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがエンコーダ12から出力されるタイミングまでの時間を計数するものであり、この計数値を時間情報としてMビットで出力するものである。
【0138】
なお、所定単位計数手段50bがフレームを計数する場合には、フレームの先頭又は垂直同期信号の立ち上り若しくは立ち下りの位置(タイミング)を固定された位置(タイミング)として、所定単位内計数手段51bはその固定された位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがエンコーダ12から出力される位置(タイミング)までの時間を計数することができる。また、所定単位計数手段50bがフィールドを計数する場合には、フィールドの先頭又は垂直同期信号の立ち上り若しくは立ち下りの位置(タイミング)を固定された位置(タイミング)として、所定単位内計数手段51bはその固定された位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがエンコーダ12に入力される位置(タイミング)までの時間を計数することができる。さらに、所定単位計数手段50bがラインを計数する場合には、ラインの先頭又は水平同期信号の立ち上り若しくは立ち下りの位置(タイミング)を固定された位置(タイミング)として、所定単位内計数手段51bはその固定された位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがエンコーダ12から出力される位置(タイミング)までの時間を計数することができる。
【0139】
従って、時間情報付加手段39全体としては所定単位計数手段50bが出力するNビットの信号を上位とし、所定単位内計数手段51bが出力するMビットの信号を下位として、合計(N+M)ビットの時間情報をECCエンコーダ12の出力信号に付加する。
【0140】
一方、ECCエンコーダ12を用いない場合は、時間情報付加手段39は圧縮手段4の出力信号が出力された時間情報(TS)をブロック毎に認識して付加する構成とし、圧縮手段4の出力信号にブロック毎に時間情報を付加してバッファ29bに出力する。バッファ29bは圧縮手段4と同期信号付加手段13との間に設け、圧縮手段4の出力信号を一旦蓄積し、その蓄積された情報を1つの集合情報単位として同期信号付加手段13に出力する構成とすればよい。
【0141】
つぎに、時間情報再生手段30は所定単位遅延手段52bと所定単位内遅延手段53bとにより構成される。所定単位遅延手段52bは所定単位計数手段50bによって供給されたNビットの所定単位時間情報(ECCエンコーダ12から出力された映像信号のブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に入力されたのかを表す情報)を認識する。
【0142】
所定単位内遅延手段53bは所定単位内計数手段51bによって供給されたMビットの所定単位内時間情報(ライン周期の基準となる位置、例えばラインの先頭の位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがECCエンコーダ12から出力される位置(タイミング)までの時間を表す情報)を認識する。
【0143】
同期信号除去手段7の出力信号が蓄積されたバッファ31bは、所定単位遅延手段52bによって認識された所定単位時間情報が表す時間情報に相当する時間タイミングを基準として、さらにそのタイミングから所定単位内遅延手段53bによって認識された所定単位内時間情報が表す時間情報に相当する時間、その蓄積された映像信号のブロック毎に遅延して出力する。
【0144】
一方、ECCデコーダ14を用いない場合は、時間情報再生手段40は時間情報付加手段39により付加された時間情報をブロック毎に認識する。この時間情報再生手段40の指示に従って同期信号除去手段7の出力信号が蓄積されたバッファ31bはその蓄積された情報信号をブロック毎に時間情報に対応したタイミングで出力する。バッファ31bは同期信号除去手段7と伸長手段11との間に設けられ、同期信号除去手段7の出力信号を一旦蓄積する構成とすればよい。
【0145】
すなわち、本発明の送信装置又は送信方法は、映像信号のライン周期を所定の単位とする場合であって、情報信号である映像信号の一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位をなす場合において、(実施の形態6)に記載した時間情報は圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)から出力された情報信号(映像信号)が予め定められた基準から何番目の所定の単位(ライン周期)の時に圧縮手段4又はECCエンコーダ12から出力されたのかを表す所定単位時間情報と、その情報信号(映像信号)が所定の単位(ライン周期)の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭位置(タイミング)から現在、すなわち圧縮手段4又はECCエンコーダ12から出力されている情報信号(映像信号)の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成されている。
【0146】
一方、本発明の受信装置又は受信方法は、映像信号のライン周期を所定の単位とする場合であって、情報信号である映像信号の一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位をなす場合において、(実施の形態6)に記載した時間情報は圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)から出力される情報信号(映像信号)が予め定められた基準から何番目の所定の単位(ライン周期)の時に圧縮手段4又はECCエンコーダ12から出力されたのかを表す所定単位時間情報と、その情報信号(映像信号)が所定の単位(ライン周期)の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭位置(タイミング)から現在、すなわち圧縮手段4又はECCエンコーダ12から出力されている位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、この一定の情報単位(ブロック)の情報信号(映像信号)毎に付加されている時間情報に基づいて所定単位時間情報が表す時間(圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)から出力された映像信号のブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に出力されたのかを表す情報に対応する時間)に相当するタイミングを基準に、そのタイミングから所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成としている。
【0147】
以上のような伝送システムにおいて図17を用いてその動作を説明する。
【0148】
図17は本発明の第8の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法の1つの集合情報単位における送信側及び受信側の動作を表した図である。
【0149】
送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号は圧縮手段4に入力されて情報量が圧縮される。圧縮手段4の出力信号(図17(a))はECCエンコーダ12に出力され、ECCエンコーダ12において各々の映像信号に誤り訂正符号が付される。つぎに、時間情報付加手段39である所定単位計数手段50b及び所定単位内計数手段51bは、その時、すなわちECCエンコーダ12からの出力信号(図17(b)参照)が出力された時間情報(TS)をブロック毎に付加する(図17(c))。
【0150】
ここで、時間情報付加手段39が出力する時間情報は、所定単位計数手段50bが出力するNビットの信号(図17中、Nはライン番号:2、3…と記している。)を上位ビットとし、所定単位内計数手段51bが出力するMビットの信号(図17中、MはT1、T2…と記している。)を下位ビットとして構成する。
【0151】
なお、所定単位計数手段50bが出力するNビットの信号はそのブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時にECCエンコーダ12から出力されたかを示すラインの番号を表す所定単位時間情報であり、所定単位内計数手段51bが出力するMビットの信号は、ECCエンコーダ12から出力されているブロックが属するライン周期の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭から、そのブロックがECCエンコーダ12から出力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である。また、ここでは映像信号の各々に時間情報(TS21〜TS33、ここで、TSnmとはn、mともに1以上の自然数であり、nはブロックが何番目のライン周期の時にECCエンコーダ12から出力されたかを示すラインの番号(所定単位時間情報に相当する)を表し、mはECCエンコーダ12から出力されているブロックが属するライン周期の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭から、そのブロックが現在ECCエンコーダ12から出力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表すものであり、ライン内時刻の番号(所定単位内情報の番号に相当する)を表している。)を付加している。
【0152】
ECCエンコーダ12の出力信号はバッファ29bに一旦蓄積され、一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力される。
【0153】
バッファ29bの出力信号は同期信号付加手段13に出力され同期信号が付加されたのち(図17(d))に伝送路を介して伝送される。
【0154】
一方、受信装置若しくは受信方法では、受信信号(図17(e))のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去された後、同期信号除去手段7の出力信号(図17(f))は、同期信号除去手段7の出力信号中の時間情報(TS21〜TS33)に基づいて映像信号のブロックはブロック毎に送信時に映像信号が入力されたのと同じ時間間隔になるようにバッファ31bによって遅延さら出力する(図17(g))。その後、ECCデコーダ14で誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる(図17(h))。すなわち、所定単位遅延手段52bは、所定単位計数手段50bによって付加された所定単位時間情報(Nビット)であるライン番号を認識し、所定単位内遅延手段53bは所定単位内計数手段51bによって供給されたMビットの時間情報(ラインの先頭から現在、すなわち映像信号がECCエンコーダ12から出力されている位置(タイミング)のブロックまでの所定単位内情報)を認識する。この所定単位遅延手段52b及び所定単位内遅延手段53bの指示に従ってバッファ31bに蓄積された映像信号のブロックはNビットの所定単位時間情報(予め定められた基準から何番目のラインに属しているのかを表す時間情報)に相当するタイミングを基準に、そのタイミングから所定単位内時間情報(T1〜T5)(その映像信号のブロックが所属するラインの固定された位置(タイミング)(映像信号の先頭)から現在の入力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表す時間情報)に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延して出力される。この後、バッファ31bの出力信号は、ECCデコーダ14で誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われ、さらに伸張されてデジタル映像出力信号となる。
【0155】
このような構成にすることにより、(実施の形態6)と同様の効果が得られる。
【0156】
なお、本実施の形態では(実施の形態2)に時間情報付加手段28を設けたものであるが、他の実施の形態に時間情報付加手段を設けても同様の効果が得られる。
【0157】
ここで、本実施の形態では情報信号として映像信号を用い、映像信号の所定の単位は映像信号の1ラインとした。しかし、映像信号以外の信号でもよく、所定の単位が一定の間隔であればよい。 従って、所定の単位を映像信号のnフレーム(nは1以上の自然数)とすることもできるし、所定の単位を映像信号のnフィールド、nライン(nは1以上の自然数)としてもよい。
【0158】
また、本実施の形態で1つの集合情報単位は1ライン周期内に発生した一定の情報単位であるブロックによって構成されているが、集合情報単位を映像信号のnライン(nは1以上の自然数)周期内に発生した一定の情報単位であるブロックによって構成することもできるし、集合情報単位を映像信号のnフィールド、nフレーム(nは1以上の自然数)周期内に発生した一定の情報単位であるブロックによって構成してもよい。
【0159】
また、映像信号の所定の単位の固定された位置(タイミング)はライン、フィールド、フレームのいずれかの周期に同期したものであればよい。
【0160】
従って、必ずしもライン、フィールド、フレームのいずれかの先頭でなくともよい。例えば、垂直同期信号又は水平同期信号の立ち上り又は立ち下り部分でも同様のことが可能であり、一定の周期の固定された位置(タイミング)であればよい。
【0161】
また、所定の単位が1ラインである場合はラインカウンタ、1フィールドである場合はフィールドカウンタ、1フレームである場合はフレームカウンタを所定単位計数手段として用いることができ、これにより汎用のカウンタを使用できるため装置のコストを軽減できる。
【0162】
また、図18に示すように所定の単位毎に所定の識別番号(本実施の形態においては、ライン毎に付与されているライン番号であり、図18中、識別番号1・・・識別番号n(nは1以上の自然数)の1〜nがライン番号に相当する)を同期信号の中にあるいは同期信号とともに付与して情報を伝送する方式では本実施の形態における所定単位計数手段50b及び所定単位遅延手段52bを不要とすることができる。
【0163】
すなわち、送信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなすとともに所定の単位は各所定の単位を識別するための識別符号を有する場合に、時間情報付加手段は前記情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を計数する所定単位内計数手段により構成されており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成されているところである。
【0164】
一方、受信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなすとともに所定の単位は各所定の単位を識別するため識別符号を有する場合に、情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされているところである。
【0165】
また、1つの集合情報単位を一定時間内に蓄積された情報とする場合、例えば一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数を集めて1つの集合情報単位とする場合は本実施の形態における所定単位計数手段50a及び所定単位遅延手段52aを不要とすることができる。
【0166】
すなわち、送信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす場合に、時間情報付加手段は前記情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を計数する所定単位内計数手段により構成されており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成されているところである。
【0167】
一方、受信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす場合に、一定の情報信号あるいは所定の単位の数を計数することにより得られる情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされているところである。
【0168】
さらに、本実施の形態では同一のバッファ31bを用い、バッファ31bは映像信号のブロックを(所定単位情報+所定単位内情報)に相当する時間を同時に遅延しているが、バッファ31bは所定単位情報に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延した後、所定単位内情報に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成としてもよいし、所定単位内情報に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延した後、所定単位情報に相当する時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成としてもよい。
【0169】
(実施の形態9)
図19は本発明の第9の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図(時間情報付加手段28においてECCエンコーダ12に信号が入力された時間情報をブロック毎に付加する場合)である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0170】
本実施の形態は、特に、(実施の形態5)の時間情報付加手段28、時間情報再生手段30、及びその時間情報の付加・再生方法についてさらに詳細な別の実施の形態を提供するものである。
【0171】
時間情報付加手段28は所定単位計数手段50aであるNビットカウンタ54aと所定単位内計数手段51aであるMビットカウンタ55aとにより構成される。
【0172】
ここで、本実施の形態にかかる発明の送信装置又は受信装置などで取り扱われる情報信号は送受信間で時間関係を保存する必要のある信号である映像信号であり、映像信号のライン周期を所定の単位としている。従って、映像信号の一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位を形成している。
【0173】
Nビットカウンタ54aは入力された映像信号のうちライン周期の数を計数するものであり、ECCエンコーダ12に入力されたブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に入力されたのかを計数し、その値をNビットで出力する。ここで、予め定められた基準とは時間の基準であって、送受信間で共通に時計を有する構成としある特定の時間を基準としてもよいし、前に送信側から受信側に送られたブロックや同期信号などの特定の信号を基準としてもよい。
【0174】
すなわち、Nビットカウンタ54aはClock端子に入力される基本クロックに同期してCE端子から入力される映像信号のラインの先頭のタイミングを基準としてラインの数を計数し、OE端子から入力される映像信号のブロックの発生するタイミングに基づいて、すなわちECCエンコーダ12に入力されたブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に入力されたのかを表す計数値をNビットで出力する。
【0175】
Mビットカウンタ55aはECCエンコーダ12に信号が入力される映像信号のブロックについて、ライン周期の基準となる位置、例えばそれが属するラインの先頭位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがECCエンコーダ12に入力されている位置(タイミング)までの時間を計数するものであり、この計数値を時間情報としてMビットで出力するものである。
【0176】
すなわち、Mビットカウンタ55aはClock端子に入力される基本クロックに同期しかつReset端子から入力される映像信号のラインの先頭のタイミング(リセットスタートタイミング信号)によってその計数値をリセットすることにより、ラインの先頭から現在までの時間を計数しつづけ、OE端子から入力される映像信号のブロックの発生するタイミングに基づいて、その計数値、すなわちラインの先頭位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがECCエンコーダ12に入力されている位置(タイミング)までの時間を表す計数値をMビットで出力する。
【0177】
ここで、本実施の形態では基本クロックは27MHz又は36MHzの基本クロックを用いる。なお、この基本クロックの情報は受信装置において送信装置から伝送される搬送波から再生してもよいし、映像信号を伝送している伝送路とは別の伝送路で送信装置から受信装置に送ってもよい。また、この基本クロックと同様にMビットカウンタ55aが時間情報(TS)を計測する際に基準とする信号であるリセットスタートタイミング信号(RST)を送信側から受信側に送られる映像信号から再生してもよいし、映像信号を伝送している伝送路とは別の伝送路で送信側から受信側に送信してもよい。
【0178】
従って、時間情報付加手段28全体としてはNビットカウンタ54aが出力するNビットの信号を上位とし、Mビットカウンタ55aが出力するMビットの信号を下位として、合計(N+M)ビットの時間情報をECCエンコーダ12の入力信号に付加する。
【0179】
一方、ECCエンコーダ12を用いない場合は、時間情報付加手段28は圧縮手段4の出力信号が出力された時間情報(TS)をブロック毎に認識する構成とし、圧縮手段4の出力信号にブロック毎に時間情報を付加してバッファ29aに出力する。バッファ29aは圧縮手段4と同期信号付加手段13との間に設け、圧縮手段4の出力信号を一旦蓄積し、バッファ29aは一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力する構成とすればよい。
【0180】
つぎに、時間情報再生手段30においては所定単位遅延手段52aを時間情報読出手段56aと時間情報蓄積手段57aと第1のカウンタであるNビットカウンタ58aと比較手段60aとにより構成し、所定単位内遅延手段53aを時間情報読出手段56aと時間情報蓄積手段57aと第2のカウンタであるMビットカウンタ59aと比較手段60aとにより構成する。
【0181】
時間情報読出手段56aはECCデコーダ14の出力信号からブロック毎に付与された時間情報のみを抽出して出力する手段である。
【0182】
時間情報蓄積手段57aは時間情報読出手段56aによって抽出された時間情報(TS)の値をNビットを上位とし、Mビットを下位として抽出された毎に順次蓄積し、最も古く蓄積された時間情報(TS)の値をNビットを上位とし、Mビットを下位として出力する。また、後述する時間情報比較手段60aの指示に従って、時間情報比較手段60aの出力信号がバッファ61aに入力され、バッファ61aに蓄積されている最も古いブロックがバッファ61aから出力される毎に時間情報蓄積手段57aは現在出力している時間情報(TS)の次に古い時間情報(TS)を出力する。
【0183】
Nビットカウンタ58aはNビットカウンタ58aのLoad端子に一番最初に受信したブロックの時間情報(TS)の上位ビット(Nビット)の値(L)からK(Kは1以上の自然数であって、ブロック相互間の時間的間隔によって予め決定されているものである。)を引いた値(L−K)がロードされる。この後、送信側から供給されたリセットスタートタイミング信号(RST)がCE端子に入力される毎に送信側から供給される基準クロック(F)に同期してNビットカウンタ58aは(L−K)の値から1つづつ計数(カウントアップ)するとともに、その現在の計数値を出力する。
【0184】
Mビットカウンタ59aは送信側から供給されるリセットスタートタイミング信号(RST)がReset端子に入力される毎にMビットカウンタ59aの計数値をリセットするものであり、送信側から供給される基準クロック(F)に同期してMビットカウンタ59aはリッセットされた値(例えば、”0”)から計数(カウントアップ)するとともに、その現在の計数値を出力する。
【0185】
時間情報比較手段60aは時間情報蓄積手段57aの出力信号である時間情報(TS)の上位ビット(Nビット)の値とNビットカウンタ58aの出力値及び時間情報蓄積手段57aの出力信号である時間情報(TS)の下位ビット(Mビット)の値とMビットカウンタ59aの出力値とを比較し、両者が共に等しい値に達した場合にバッファ61aに対しては、バッファ61aに蓄積されている最も古いブロックを出力するように指示する信号を出力し、また、時間情報蓄積手段57aに対しては、最も古く蓄積された時間情報(TS)の次に古い時間情報(TS)を出力するように指示する信号を出力する。
【0186】
バッファ61aはECCデコーダ14の出力信号を一旦蓄積し、時間情報比較手段60aの出力信号に対応して、バッファ61aに蓄積されている最も古いブロックを伸長手段11(可変長復号化手段15)に出力するものである。また、バッファ61aはバッファ61aに蓄積されている最も古いブロックを伸長手段11(可変長復号化手段15)に出力した後、出力したブロックの次に古いブロックを最も古いブロックとして扱う。このようにバッファ61aは最も古いブロックを出力する毎に順次出力したブロックの次に古いブロックを最も古いブロックとして扱う。
【0187】
本実施の形態では時間情報蓄積手段57a及びバッファ61aにFIFO(First In First Out)メモリを用いている。
【0188】
一方、ECCデコーダ14を用いない場合は、時間情報再生手段30は時間情報付加手段28により付加された時間情報をブロック毎に認識する。この時間情報再生手段30の指示に従って同期信号除去手段7の出力信号が蓄積されたバッファ31aはその蓄積された情報信号をブロック毎に時間情報に対応したタイミングで出力する。バッファ31aは同期信号除去手段7と伸長手段11との間に設けられ、同期信号除去手段7の出力信号を一旦蓄積する構成とすればよい。
【0189】
すなわち、本発明の送信装置又は送信方法は映像信号のライン周期を所定の単位とする場合において、情報信号である映像信号の一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位をなす場合において、(実施の形態5)に記載した時間情報は圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)から出力された又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)に入力された情報信号(映像信号)のブロックが予め定められた基準から何番目の所定の単位(ライン)の周期の時に出力又は入力されたのかを表す所定単位時間情報と、情報信号(映像信号)の所定の単位(ライン周期)の基準となる固定された位置(タイミング)である先頭位置(タイミング)から現在、すなわち圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)から出力されている又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)の入力されている情報信号(映像信号)の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成されている。
【0190】
一方、本発明の受信装置又は受信方法は映像信号のライン周期を所定の単位とする場合において、情報信号である映像信号の一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位をなす場合において、(実施の形態5)に記載した時間情報は圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)から出力された又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)に入力された情報信号(映像信号)のブロックが予め定められた基準から何番目の所定の単位(ライン周期)のときに出力又は入力されたかを表す所定単位時間情報と、情報信号(映像信号)の所定の単位(ライン周期)の基準となる固定された位置(タイミング)である先頭位置(タイミング)から現在、すなわち圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)から出力されている又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)に入力されている情報信号(映像信号)の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、この一定の情報単位(ブロック)の情報信号(映像信号)毎付加されている時間情報に基づいて所定単位時間情報が表す時間に相当するタイミングを基準にして、そのタイミングから所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成としている。
【0191】
以上のような伝送システムにおいて以下にその動作を説明する。
【0192】
送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号は圧縮手段4に入力されて情報量が圧縮される。圧縮手段4の出力信号(図20(a))はECCエンコーダ12に出力され、その時、すなわち圧縮手段4から出力信号が出力された時間情報(TS)又はECCエンコーダ12に入力信号が入力された時間情報(TS)を一定の情報単位であるブロック毎に付加する(図20(b))。ここで、時間情報付加手段28が出力する時間情報は、Nビットカウンタ54aによって出力されるNビットの信号であって、映像信号のブロックがそのブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に圧縮手段4から出力されたか又はECCエンコーダ12に入力されたかを示すラインの番号を表す所定単位時間情報(図20中ライン番号:2、3…と記している。)を上位ビットとし、Mビットカウンタ55aによって出力されるMビットの信号であって、映像信号のブロックが圧縮手段4から出力される又はECCエンコーダ12に入力されるブロックが属するライン周期の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭から、そのブロックが圧縮手段4から出力されている又はECCエンコーダ12から入力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表す、すなわち先頭から現在の入力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報(図20中T1、T2…と記している。)を下位ビットとして構成している。なお、ここでは映像信号の各々に時間情報(TS21〜TS33、TS(ライン番号)(ライン内時刻))までを付加している。なお、本実施の形態では基本クロック及びリセットスタートタイミング信号(RST)は別の伝送線により送信側から受信側に送られている。
【0193】
つぎに、ECCエンコーダ12において各々の映像信号と時間情報(TS21〜TS33)に誤り訂正符号が付される(図20(c)参照)。ECCエンコーダ12の出力信号はバッファ29aに一旦蓄積され、一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力される。バッファ29aの出力信号は同期信号付加手段13に出力され同期信号が付加されたのちに(図20(d))伝送路を介して伝送される。
【0194】
一方、受信装置若しくは受信方法では、受信信号(図20(e))のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去された後、同期信号除去手段7の出力信号(図20(f))は、ECCデコーダ14で誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる。つぎに、ECCデコーダ14の出力信号(図20(g))中の時間情報(TS21〜TS33)に基づいて映像信号はバッファ61aによって送信時に映像信号がECCエンコーダ12に入力されたのと同じ時間間隔になるように遅延される(図20(h))。
【0195】
すなわち、ECCデコーダ14の出力信号であるブロックは、バッファ61aに蓄積される。一方、時間情報読出手段56aによってそのブロックに付与されている時間情報(TS)を読み出し、その値を時間情報蓄積手段57aに蓄積する。さらに、新たなブロックがECCデコーダ14から出力されるとその新たなブロックをバッファ61aに蓄積し、そのブロックに対応した時間情報(TS)を読み出し、その値を時間情報蓄積手段57aに順次蓄積する。
【0196】
一方、第1のカウンタであるNビットカウンタ58aには一番最初に受信したブロックの時間情報(TS)の上位Nビットの値(L)からK(Kは1以上の自然数)を引いた値(L−K)がロードされ、この後、送信側から供給されるリセットスタートタイミング信号(RST)がNビットカウンタ58aに入力される毎にNビットカウンタ58aの出力信号は1づつカウントアップされる。
【0197】
また、第2のカウンタであるMビットカウンタ59aには、送信側よりリセットスタートタイミング信号(RST)が供給される毎にリセットされMビットカウンタ59aの出力信号はリセットされた値(例えば”0”)から1づつカウントアップする。
【0198】
つぎに、時間情報蓄積手段57aに蓄積されている最も古い時間情報(TS)の上位ビット(Nビット)の値とNビットカウンタ58aの出力値及び最も古い時間情報(TS)の下位ビット(Mビット)の値とMビットカウンタ59aの出力値とが時間情報比較手段60aによって比較され両者が等しい値に達した場合、時間情報比較手段60aの出力信号はバッファ61aに対して蓄積されている最も古いブロックを出力するように指示し、バッファ61aは該指示に従って最も古いブロックを出力するとともに、時間情報蓄積手段57aに対しては、最も古く蓄積された時間情報(TS)の次に古いブロックの時間情報(TS)を出力するように指示し、時間情報蓄積手段57aは最も古く蓄積された時間情報(TS)の次に古い時間情報(TS)を出力する。
【0199】
この後、最も古いブロックの次に古いブロックの時間情報の上位ビット(Nビット)の値とNビットカウンタ58aの出力値及び時間情報の下位ビット(Mビット)の値とMビットカウンタ59aの出力値とを比較し、上記と同様に両者が等しい値に達した場合に時間情報蓄積手段57a及びバッファ61aに信号を出力し、バッファ61aは最も古いブロックの次に古いブロック(現在の最も古いブロック)を出力し、時間情報蓄積手段57aは最も古く蓄積された時間情報(TS)の次の次に古い時間情報(TS)(現在の最も古いブロックの次に古いブロックの時間情報(TS))を出力する。
【0200】
この上記と同様の動作を繰り返すとともに、バッファ61aの出力信号はこの後、伸張されてデジタル映像出力信号となる。
【0201】
また、図18に示すように所定の単位毎に所定の識別番号(本実施の形態においては、ライン毎に付与されているライン番号であり、図18中、識別番号1・・・識別番号n(nは1以上の自然数)の1〜nがライン番号に相当する)を同期信号の中にあるいは同期信号とともに付与して情報を伝送する方式では本実施の形態におけるNビットカウンタ54a及び58aを不要とすることができる。
【0202】
すなわち、送信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなすとともに所定の単位は各所定の単位を識別するための識別符号を有する場合に、時間情報付加手段は前記情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を計数する所定単位内計数手段であるMビットカウンタ55aにより構成されており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)の情報により構成されているところである。
【0203】
一方、受信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなすとともに所定の単位は各所定の単位を識別するため識別符号を有する場合に、情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する時間情報読出手段56aと時間情報蓄積手段57aと第2のカウンタであるMビットカウンタ59aと比較手段60aとにより構成とされており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)の情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされているところである。
【0204】
また、1つの集合情報単位を一定時間内に蓄積された情報とする場合、例えば一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数を集めて1つの集合情報単位をなす場合は本実施の形態におけるNビットカウンタ54a、58aを不要とすることができる。
【0205】
すなわち、送信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす場合に、時間情報付加手段は前記情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を計数する所定単位内計数手段であるMビットカウンタ55aにより構成されており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)の情報により構成されているところである。
【0206】
一方、受信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす場合に、一定の情報信号あるいは所定の単位の数を計数することにより得られる情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する時間情報読出手段56aと時間情報蓄積手段57aと第2のカウンタであるMビットカウンタ59aと比較手段60aとにより構成とされており、その特徴は、時間情報(TS)が一定の情報信号あるいは所定の単位の数を計数することにより得られる情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされているところである。
【0207】
このような構成にすることにより、(実施の形態5)と同様の効果が得られる。
【0208】
なお、本実施の形態では(実施の形態2)に時間情報付加手段28、時間情報再生手段30を設けたものであるが、他の実施の形態に時間情報付加手段を設けても同様の効果が得られる。
【0209】
なお、本実施の形態では所定の単位は映像信号の1ラインとしたが、所定の単位は一定の間隔であればよい。 従って、所定の単位を映像信号のnライン(nは1以上の自然数)とすることもできるし、所定の単位を映像信号のnフィールド、nフレーム(nは1以上の自然数)としてもよい。
【0210】
また、映像信号の所定の単位の固定された位置(タイミング)はライン、フィールド、フレームのいずれかに同期したものであればよい。
【0211】
従って、必ずしもライン、フィールド、フレームのいずれかの先頭でなくともよい。
【0212】
また、所定の単位が1ラインである場合はラインカウンタ、1フィールドである場合はフィールドカウンタ、1フレームである場合はフレームカウンタを番号計数手段として用いることができる。
【0213】
(実施の形態10)
図21は本発明の第10の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図(時間情報付加手段39においてECCエンコーダ12が信号を出力した時間情報をブロック毎に付加する場合)である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0214】
本実施の形態は、特に、(実施の形態6)の時間情報付加手段39、時間情報再生手段40、及びその時間情報の付加・再生方法についてさらに詳細な別の実施の形態を提供するものである。
【0215】
時間情報付加手段39は所定単位計数手段50bであるNビットカウンタ54bと所定単位内計数手段51bであるMビットカウンタ55bとにより構成される。
【0216】
ここで、本実施の形態にかかる発明の送信装置又は受信装置などで取り扱われる情報信号は送受信間で時間関係を保存する必要のある信号である映像信号であり、映像信号のライン周期を所定の単位としている。従って、映像信号の一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位であるラインを形成している。
【0217】
Nビットカウンタ54bは入力された映像信号のうちライン周期の数を計数するものであり、ECCエンコーダ12が出力するブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に出力されたのかを計数し、その値をNビットで出力する。ここで、予め定められた基準とは時間の基準であって、送受信間で共通に時計を有する構成としある特定の時間を基準としてもよいし、前に送信側から受信側に送られたブロックや同期信号などの特定の信号を基準としてもよい。
【0218】
すなわち、Nビットカウンタ54bはClock端子に入力される基本クロックに同期してCE端子から入力される映像信号のラインの先頭のタイミングを基準としてラインの数を計数し、OE端子から入力される映像信号のブロックの発生するタイミングに基づいて、すなわちECCエンコーダ12が出力したブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に出力されたのかを表す計数値をNビットで出力する。
【0219】
Mビットカウンタ55bはECCエンコーダ12が出力する映像信号のブロックについて、ライン周期の基準となる位置、例えばそれが属するラインの先頭位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがECCエンコーダ12から出力される位置(タイミング)までの時間を計数するものであり、この計数値を時間情報としてMビットで出力するものである。
【0220】
すなわち、Mビットカウンタ55bはClock端子に入力される基本クロックに同期しかつReset端子から入力される映像信号のラインの先頭のタイミング(リセットタイミング信号)によってその計数値をリセットすることにより、ラインの先頭から現在までの時間を計数しつづけ、OE端子から入力される映像信号のブロックの発生するタイミングに基づいて、その計数値、すなわちラインの先頭位置(タイミング)から現在、すなわち映像信号のブロックがECCエンコーダ12から出力されている位置(タイミング)までの時間を表す計数値をMビットで出力する。
【0221】
ここで、本実施の形態では基本クロックは27MHz又は36MHzの基本クロックを用いる。なお、この基本クロックの情報は受信装置において送信装置から伝送される搬送波から再生してもよいし、映像信号を伝送している伝送路とは別の伝送路で送信装置から受信装置に送ってもよい。また、この基本クロックと同様にMビットカウンタ55bが時間情報(TS)を計測する際に基準とする信号であるリセットスタートタイミング信号(RST)を送信装置から受信装置に送られる映像信号から再生してもよいし、映像信号を伝送している伝送路とは別の伝送路で送信側にから受信側に送信してもよい。
【0222】
従って、時間情報付加手段28全体としてはNビットカウンタ54bが出力するNビットの信号を上位とし、Mビットカウンタ55bが出力するMビットの信号を下位として、合計(N+M)ビットの時間情報をECCエンコーダ12の出力信号に付加する。
【0223】
一方、ECCエンコーダ12を用いない場合は、時間情報付加手段39は圧縮手段4の出力信号が出力された時間情報(TS)をブロック毎に認識する構成とし、圧縮手段4の出力信号にブロック毎に時間情報を付加してバッファ29bに出力する。バッファ29bは圧縮手段4と同期信号付加手段13との間に設け、圧縮手段4の出力信号を一旦蓄積し、バッファ29bは一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力する。
【0224】
つぎに、時間情報再生手段30においては所定単位遅延手段52bを時間情報読出手段56bと時間情報蓄積手段57bと第1のカウンタであるNビットカウンタ58bと比較手段60bとにより構成し、所定単位内遅延手段53bを時間情報読出手段56bと時間情報蓄積手段57bと第2のカウンタであるMビットカウンタ59bと比較手段60bとにより構成する。
【0225】
時間情報読出手段56bは同期信号除去手段7の出力信号からブロック毎に付与された時間情報のみを抽出して出力する手段である。
【0226】
時間情報蓄積手段57bは時間情報読出手段56bによって抽出された時間情報(TS)の値をNビットを上位とし、Mビットを下位として抽出された毎に順次蓄積し、最も古く蓄積された時間情報(TS)の値をNビットを上位とし、Mビットを下位として出力する。また、後述する時間情報比較手段60bの指示に従って、時間情報比較手段60bの出力信号がバッファ61bに入力され、バッファ61bに蓄積されている最も古いブロックがバッファ61bから出力される毎に時間情報蓄積手段57bは現在出力している時間情報(TS)の次に古い時間情報(TS)を出力する。
【0227】
Nビットカウンタ58bはNビットカウンタ58bのLoad端子に一番最初に受信したブロックの時間情報(TS)の上位ビット(Nビット)の値(L)からK(Kは1以上の自然数であって、ブロック相互間の時間的間隔によって予め決定されているものである。)を引いた値(L−K)がロードされる。この後、送信側から供給されたリセットスタートタイミング信号(RST)がCE端子に入力される毎に送信側から供給される基準クロック(F)に同期してNビットカウンタ58bは(L−K)の値から計数(カウントアップ)するとともに、その現在の計数値を出力する。
【0228】
Mビットカウンタ59bは送信側から供給されるリセットスタートタイミング信号(RST)がReset端子に入力される毎にMビットカウンタ59bの計数値をリセットするものであり、送信側から供給される基準クロック(F)に同期してMビットカウンタ59bはリッセットされた値(例えば、”0”)から計数(カウントアップ)するとともに、その現在の計数値を出力する。
【0229】
時間情報比較手段60bは時間情報蓄積手段57bの出力信号である時間情報(TS)の上位ビット(Nビット)の値とNビットカウンタ58bの出力値及び時間情報蓄積手段57bの出力信号である時間情報(TS)の下位ビット(Mビット)の値とMビットカウンタ59bの出力値とを比較し、両者が共に等しい値に達した場合にバッファ61bに対しては、バッファ61bに蓄積されている最も古いブロックを出力するように指示する信号を出力し、また、時間情報蓄積手段57aに対しては、最も古く蓄積された時間情報(TS)の次に古い時間情報(TS)を出力するように指示する信号を出力する。
【0230】
バッファ61bは同期信号除去手段7の出力信号を一旦蓄積し、時間情報比較手段60bの出力信号に対応して、バッファ61bに蓄積されている最も古いブロックを伸長手段11(可変長復号化手段15)に出力ものである。また、バッファ61bはバッファ61bに蓄積されている最も古いブロックを伸長手段11(可変長復号化手段15)に出力した後、出力したブロックの次に古いブロックを最も古いブロックとして扱う。このようにバッファ61bは最も古いブロックを出力する毎に順次出力したブロックの次に古いブロックを最も古いブロックとして扱う。
【0231】
本実施の形態では時間情報蓄積手段57b及びバッファ61bにFIFO(First In First Out)メモリを用いている。
【0232】
一方、ECCデコーダ14を用いない場合は、時間情報再生手段40は時間情報付加手段39により付加された時間情報をブロック毎に認識する。この時間情報再生手段40の指示に従って同期信号除去手段7の出力信号が蓄積されたバッファ31bはその蓄積された情報信号をブロック毎に時間情報に対応したタイミングで出力する。バッファ31bは同期信号除去手段7と伸長手段11との間に設け、同期信号除去手段7の出力信号を一旦蓄積する構成とすればよい。
【0233】
すなわち、本発明の送信装置又は送信方法は映像信号のライン周期を所定の単位とする場合において、情報信号である映像信号の一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位であるラインをなす場合において、(実施の形態6)に記載した時間情報は圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)から出力された情報信号(映像信号)のブロックが何番目の所定の単位(ライン)の周期の時に出力されたのかを表す所定単位時間情報と、情報信号(映像信号)の所定の単位(ライン)の固定された位置(タイミング)である先頭位置(タイミング)から現在の圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)から出力されている情報信号(映像信号)の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成されている。
【0234】
一方、本発明の受信装置又は受信方法は映像信号のライン周期を所定の単位とする場合において、情報信号である映像信号の一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数、すなわち複数個集まって所定の単位であるラインをなす場合において、(実施の形態6)に記載した時間情報は圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)から出力された情報信号(映像信号)のブロックが予め定められた基準から何番目の所定の単位(ライン周期)のときに出力されたかを表す所定単位時間情報と、情報信号(映像信号)の所定の単位(ライン周期)の基準となる固定された位置(タイミング)である先頭位置(タイミング)から現在、すなわち圧縮手段4(ECCエンコーダ12を用いない場合)又はECCエンコーダ12(ECCエンコーダ12を用いる場合)から出力されている情報信号(映像信号)の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、この一定の情報単位(ブロック)の情報信号(映像信号)毎に付加されている時間情報に基づいて所定単位時間情報が表す時間に相当するタイミングを基準にして、そのタイミングから所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成としている。
【0235】
以上のような伝送システムにおいて以下にその動作を説明する。
【0236】
送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号は圧縮手段4に入力されて情報量が圧縮される。圧縮手段4の出力信号(図22(a))はECCエンコーダ12に出力され、圧縮手段4の出力信号はECCエンコーダ12において各々の映像信号に誤り訂正符号が付される。つぎに、ECCエンコーダ12の出力信号(図22(b)参照)が出力された時間情報(TS)を一定の情報単位であるブロック毎に付加する(図22(c))。ここで、時間情報付加手段29が出力する時間情報は、Nビットカウンタ54bによって出力されるNビットの信号であって、映像信号のブロックがそのブロックが予め定められた基準から何番目のライン周期の時に圧縮手段4又はECCエンコーダ12に出力されたかを示すラインの番号を表す所定単位時間情報(図22中ライン番号:2、3…と記している。)を上位ビットとし、Mビットカウンタ55bによって出力されるMビットの信号であって、映像信号のブロックが圧縮手段4又はECCエンコーダ12に出力されるブロックが属するライン周期の基準となる固定された位置(タイミング)であるラインの先頭から、そのブロックが圧縮手段4又はECCエンコーダ12から出力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表す、すなわちラインの先頭から現在の出力されている映像信号の位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報(図22中T1、T2…と記している。)を下位ビットとして構成している。なお、ここでは映像信号の各々に時間情報(TS21〜TS33、TS(ライン番号)(ライン内時刻))までを付加している。なお、本実施の形態では基本クロック及びリセットスタートタイミング信号(RST)は別の伝送線により送信側から受信側に送られている。
【0237】
ECCエンコーダ12の出力信号はバッファ29bに一旦蓄積され、一定時間内に蓄積された情報を1つの集合単位として同期信号付加手段13に出力される。バッファ29bの出力信号は同期信号付加手段13に出力され同期信号が付加されたのちに(図20(d))伝送路を介して伝送される。
【0238】
一方、受信装置若しくは受信方法では、受信信号(図22(e))のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去された後、同期信号除去手段7の出力信号(図22(f))は、同期信号除去手段7の出力信号中の時間情報(TS21〜TS33)に基づいて映像信号はバッファ61bによって送信時に映像信号がECCエンコーダ12から出力されたのと同じ時間間隔になるように遅延して出力される(図22(g))。つぎに、ECCデコーダ14で誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる(図22(h))。
【0239】
すなわち、同期信号除去手段7の出力信号であるブロックは、バッファ61bに蓄積される。一方、時間情報読出手段56bによってそのブロックに付与されている時間情報(TS)を読み出し、その値を時間情報蓄積手段57bに蓄積する。さらに、新たなブロックが同期信号除去手段7から出力されるとその新たなブロックをバッファ61bに蓄積し、そのブロックに対応した時間情報(TS)を読み出し、その値を時間情報蓄積手段57bに順次蓄積する。
【0240】
一方、第1のカウンタであるNビットカウンタ58bには一番最初に受信したブロックの時間情報(TS)の上位Nビットの値(L)からK(Kは1以上の自然数)を引いた値(L−K)がロードされ、この後、送信側から供給されるリセットスタートタイミング信号(RST)がNビットカウンタ58bに入力される毎にNビットカウンタ58bの出力信号は1づつカウントアップされる。
【0241】
また、第2のカウンタであるMビットカウンタ59bには、送信側よりリセットスタートタイミング信号(RST)が供給される毎にリセットとされMビットカウンタ59bの出力信号はリセットされた値(例えば”0”)から1づつカウントアップする。
【0242】
つぎに、時間情報蓄積手段59bに蓄積されている最も古い時間情報(TS)の上位ビット(Nビット)の値とNビットカウンタ58bの出力値及び最も古い時間情報(TS)の下位ビット(Mビット)の値とMビットカウンタ59bの出力値とが時間情報比較手段60bによって比較され両者が等しい値に達した場合、時間情報比較手段60bの出力信号はバッファ61bに対して蓄積されている最も古いブロックを出力するように指示し、バッファ61bは該指示に従って最も古いブロックを出力するとともに、時間情報蓄積手段57bに対しては、最も古く蓄積された時間情報(TS)の次に古いブロックの時間情報(TS)を出力するように指示し、時間情報蓄積手段57bは最も古く蓄積された時間情報(TS)の次に古い時間情報(TS)を出力する。
【0243】
この後、最も古いブロックの次に古いブロックの時間情報の上位ビット(Nビット)の値とNビットカウンタ58bの出力値及び時間情報の下位ビット(Mビット)の値とMビットカウンタ59bの出力値とを比較し、上記と同様に両者が等しい値に達した場合に時間情報蓄積手段57b及びバッファ61bに信号を出力し、バッファ61bは最も古いブロックの次に古いブロック(現在の最も古いブロック)を出力し、時間情報蓄積手段57bは最も古く蓄積された時間情報(TS)の次の次に古い時間情報(TS)(現在の最も古いブロックの次に古いブロックの時間情報(TS))を出力する。
【0244】
この上記と同様の動作を繰り返すとともに、バッファ61bの出力信号はこの後、伸張されてデジタル映像出力信号となる。
【0245】
また、図18に示すように所定の単位毎に所定の識別番号(本実施の形態においては、ライン毎に付与されているライン番号であり、図18中、識別番号1・・・識別番号n(nは1以上の自然数)の1〜nがライン番号に相当する)を同期信号の中にあるいは同期信号とともに付与して情報を伝送する方式では本実施の形態におけるNビットカウンタ54b及び58bを不要とすることができる。
【0246】
すなわち、送信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなすとともに所定の単位は各所定の単位を識別するための識別符号を有する場合に、時間情報付加手段は前記情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を計数する所定単位内計数手段であるMビットカウンタ55aにより構成されており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)の情報により構成されているところである。
【0247】
一方、受信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなすとともに所定の単位は各所定の単位を識別するため識別符号を有する場合に、情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する時間情報読出手段56bと時間情報蓄積手段57bと第2のカウンタであるMビットカウンタ59bと比較手段60bとにより構成とされており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)の情報により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされているところである。
【0248】
また、1つの集合情報単位を一定時間内に蓄積された情報とする場合、例えば一定の情報単位であるブロックが映像信号の1ライン周期内に発生した数を集めて1つの集合情報単位をなす場合は本実施の形態におけるNビットカウンタ54b、58bを不要とすることができる。
【0249】
すなわち、送信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす場合に、時間情報付加手段は前記情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を計数する所定単位内計数手段であるMビットカウンタ55bにより構成されており、その特徴は、時間情報(TS)が情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)の情報により構成されているところである。
【0250】
一方、受信側においては、情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす場合に、一定の情報信号あるいは所定の単位の数を計数することにより得られる情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する時間情報読出手段56bと時間情報蓄積手段57bと第2のカウンタであるMビットカウンタ59bと比較手段60bとにより構成とされており、その特徴は、時間情報(TS)が一定の情報信号あるいは所定の単位の数を計数することにより得られる情報信号の所定の単位の基準となる固定された位置(タイミング)から時間情報(TS)が付加される位置(タイミング)までの時間を表す所定単位内時間情報である下位ビット(Mビット)により構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に情報信号の所定単位内時間情報が表す時間一定の情報単位(ブロック)を遅延する構成とされているところである。
【0251】
このような構成にすることにより、(実施の形態6)と同様の効果が得られる。
【0252】
なお、本実施の形態では(実施の形態2)に時間情報付加手段39、時間情報再生手段40を設けたものであるが、他の実施の形態に時間情報付加手段を設けても同様の効果が得られる。
【0253】
なお、本実施の形態では所定の単位は映像信号の1ラインとしたが、所定の単位は一定の間隔であればよい。従って、所定の単位を映像信号のnライン(nは1以上の自然数)とすることもできるし、所定の単位を映像信号のnフィールド、nフレーム(nは1以上の自然数)としてもよい。
【0254】
また、映像信号の所定の単位の固定された位置(タイミング)はライン、フィールド、フレームのいずれかに同期したものであればよい。
【0255】
従って、必ずしもライン、フィールド、フレームのいずれかの先頭でなくともよい。
【0256】
また、所定の単位が1ラインである場合はラインカウンタ、1フィールドである場合はフィールドカウンタ、1フレームである場合はフレームカウンタを番号計数手段として用いることができる。
【0257】
(実施の形態11)
図23は本発明の一実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0258】
図23において、32はデジタル映像信号を情報量を圧縮せずに出力する非圧縮手段である。33は可変長符号化手段3の出力信号と非圧縮手段32の出力信号とのどちらが入力されたかを識別し、情報量が圧縮された信号(以下、圧縮信号という)か情報量が圧縮されていない信号(以下、非圧縮信号という)かを識別するための識別信号を付加する識別信号付加手段であり、入力された信号が圧縮信号の場合は、その圧縮された信号のブロックを複数ブロック分集めて出力する。34は識別信号付加手段33の出力信号に同期信号を付加する同期信号付加手段であり、送信すべき信号が圧縮信号の場合は複数ブロックの映像信号に一つの同期信号を付加したものを一つの集合情報単位として、送信すべき信号が非圧縮信号の場合は1つのブロックの映像信号に一つの同期信号を付加したものを一つの集合情報単位として伝送路である同軸ケーブル6に出力(送信)する。
【0259】
35は入力(受信)された一つの集合情報単位の信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段である。36は入力された同期信号除去手段35の出力信号を識別信号付加手段33が付加した信号に従って、圧縮信号と非圧縮信号とのどちらが入力されたかを認識し、圧縮信号が入力されたと認識した場合は後述するECCデコーダ37に、非圧縮信号が入力されと認識した場合は後述する非伸張手段38に信号を出力する。38は入力された識別信号認識手段36の出力信号を情報量を伸張せずに出力する非伸張手段であり、37は入力された識別信号認識手段36の出力信号の所定の単位である1ブロック毎の誤り訂正符号に基づいて符号化された映像信号の誤りを検出・訂正するECCデコーダである。
【0260】
すなわち、送信装置若しくは送信方法は、入力された映像信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段4、圧縮手段4の出力信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて誤り訂正信号を付加するECCエンコーダ12と、入力された情報信号を圧縮せずに一定の集合情報単位毎に出力する非圧縮手段32と、ECCエンコーダ12の出力信号が入力された場合はECCエンコーダ12の出力信号を複数単位集めて出力し、非圧縮手段32の出力信号が入力された場合は集合情報単位を一つ出力するとともに圧縮信号か否かを識別する識別符号を付加する識別情報付加手段33と、識別情報付加手段33の出力信号に一つの同期信号を付加する同期信号付加手段34とを備え、同期信号付加手段34の出力信号を送信する構成とした。その特徴は情報信号は情報量が圧縮された一定の情報単位であるブロックの圧縮信号を複数単位集め1つの集合情報単位として送信する送信装置と、一定の情報単位の情報量が圧縮されていない情報信号、すなわち非圧縮信号の1つを1つの集合情報単位として送信する送信装置とを備え、どちらの送信装置から出力された信号であるかを識別する信号を付加し、さらに1つの同期信号を付加するようにした送信装置若しくは送信方法である。
【0261】
一方、受信装置若しくは受信方法は、一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号若しくは1つの圧縮されていない情報信号を1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段35と、同期信号除去手段35の出力信号を圧縮信号か否かを識別する識別符号に従って分配する識別信号認識手段36と、識別信号認識手段36の出力信号が圧縮信号の場合に、誤り訂正信号を付加された一定の情報単位毎に誤り訂正信号に基づいて信号の誤り訂正を行うECCデコーダ37と、ECCデコーダ37の出力信号を一定の情報単位毎に伸張する伸張手段11と、識別信号認識手段の出力信号のうち非圧縮信号を入力する非伸張手段38とを備えており、その特徴は情報信号は情報量が圧縮された一定の情報単位であるブロックの圧縮信号を複数単位集め1つの集合情報単位として受信する受信装置と、1つの同期信号と一定の情報単位の非圧縮信号の1つを1つの集合情報単位として受信する受信装置とを備え、1つの集合情報単位に1つの単位の情報信号が含まれているか複数単位の情報信号が含まれているかを識別し、その識別結果に基づいて受信装置を選択する構成したものである。
【0262】
このような送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより伝送路を介して伝送システムを構成している。
【0263】
以上のような伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とにより送受信されるデータ形式を図24を用いて説明する。
【0264】
図24は1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図である。図24(a)は本実施の形態の圧縮信号のデータ形式を示す図であり、圧縮情報信号a(映像信号a)、圧縮情報信号b(映像信号b)、圧縮情報信号c(映像信号c)は映像入力信号の情報量を圧縮しブロック化した信号であり、この1ブロックの情報信号の各々に誤り訂正信号(誤り訂正符号)を付加して複数個集め、これに1つの同期信号を付加して一つ集合情報単位の信号を形成している。一方、図24(b)は、本実施の形態の非圧縮信号のデータ形式を示す図であり、非圧縮情報信号(映像信号)は映像入力信号の情報量を圧縮せずにブロック化した信号であり、この1ブロックの情報信号の1つと、これに1つの同期信号を付加して一つ集合情報単位の信号を形成している。
【0265】
このような構成にすることにより、複数の情報(信号)源を1つの集合情報単位に含めることができ、また識別信号により非圧縮信号も含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【0266】
なお、本実施の形態では1ブロック毎の映像信号に誤り訂正符号を付加したが情報信号2ブロック(2単位)ごとに誤り訂正信号を付加するなど複数単位毎の映像信号に誤り訂正符号を付加しても同様の効果が得られる。
【0267】
また、本実施の形態では(実施の形態2)のものに非圧縮情報信号を送信若しくは受信する装置又は方法を付加した例を示したが、他の実施の形態(実施の形態1〜実施の形態5)のものに非圧縮情報信号を送信若しくは受信する装置又は方法を付加したものでも同様の効果が得られる。
【0268】
(実施の形態12)
図25は本発明の第12の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。また、本実施の形態は(実施の形態2)をSDI規格(Serial Digital Interface)(SMPTE 259M(PROPOSED SMPTE STANDARD FOR TELEVISION 10Bit 4:2:2 Component and 4fsc Composite Digital Signals))に適用したものである。
【0269】
図25Aは、本発明の第7の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図である。図25A(a)は、1つの集合情報単位におけるデータ形式全体を示したものであり、図25A(a)において、Ancillary Data Spaceは同期信号と情報信号以外の信号であって、映像信号自体ではないが必要となる情報信号である補助データ信号を設ける領域である。このAncillary Data Spaceは268ワード(1ワード=10ビット)設けられている。Active Video Line Spaceは情報信号を設ける領域であり、1440ワード(コンポーネントデジタル映像情報の1ライン分に相当する)設けている。
【0270】
なお、EAV(End of Active Video)は同期コードの1つであって、PAYLOAD(Active Area)の直後に設けられた同期コードである。SAV(Start of Active Video)は、同期コードの1つであってPAYLOAD(Active Area)の直前に設けられた同期コードである。ANC Data Packet(Ancillary Data Packet)は、EAVとSAVの間がHANC(H(horizontal)のANC)のエリアであるがそこに補助的に入れられたオプション的なデータをいい、一般的には、ここにオーディオデータを挿入して用いている。以上が、SDI規格によって定められているデータ形式の概略である。
【0271】
つぎに、本発明をSDI規格に適用した場合の一実施の形態を以下に示す。図25A(b)はSDI規格中、Active Video Line Spaceを詳細に示した図であり、図25A(b)において、一定の情報単位は174ワードとされており、この一定の情報単位が8個集まって1つのActive Video Line Spaceを形成している。なお、余りの48ワードは、未使用領域としてブランクデータを入れてもよいが、補助データを入れて使用するなど追加オプションとして使うことができる。
【0272】
つぎに、図25A(c)は本実施の形態の一定の情報単位を詳細に示した図であり、図25A(c)において、Data Packet Payloadは圧縮された情報が設けられる領域であり、162ワード設けられている。ReedSolomonはECCが設けられる領域であり、4ワード設けられている。Time Stampは時間を表す情報であり、3ワード設けられている。なお、SAD(Source Address)は、送り側(送信側)の機器アドレスであり、DADと共に機器のルーティングが可能である。DAD(Destination Address)は、受け側(受信側)の機器アドレスである。DT(Data Type)BLOCK内のデータ(DVCPROでは、162ワード)が何であるかしめすものである。
【0273】
PT(Packet Type)はSDIデータパケットのタイプを示すものであり、例えば、TIME STAMPが有効か無効かなどを示している。WC(Word Count)SDIデータパケットペイロードの中の有効データ長を示す。
【0274】
なお、本実施の形態では1ブロック毎の映像信号に誤り訂正符号を付加したが図4(d)、(e)のように情報信号2ブロック(2単位)ごとに誤り訂正信号を付加するなど複数単位毎の映像信号に誤り訂正符号を付加しても同様の効果が得られる。 すなわち、送信装置又は送信方法において、その特徴はMバイト(本実施の形態では1440ワード)の情報信号を1つの集合情報単位として送受信する伝送システム(SDI規格システム)において、(実施の形態1)〜(実施の形態6)に記載した送信装置又は送信方法の一定の情報単位をNバイト(M>Nであり、M、Nは自然数)(本実施の形態では174ワード)とすることである。
【0275】
一方、受信装置又は受信方法において、その特徴はMバイト(本実施の形態では1440ワード)の情報信号を1つの集合情報単位として送受信する伝送システム(SDI規格システム)において、(実施の形態1)〜(実施の形態6)に記載した受信装置又は受信方法の一定の情報単位をNバイト(M>Nであり、M、Nは自然数)(本実施の形態では174ワード)とすることである。
【0276】
以上のような構成により、例えば、既存のSDI規格を使用する機器のように、情報信号を設けるデータ領域が十分大きく設定されている既存の送信装置又は受信装置においても、既存の設備を用いたままで、1つの集合情報単位に多数の情報信号を含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【0277】
つぎに、図25Bは、本発明の第7の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるもう一つのデータ形式を表した図である。
【0278】
ここで、図25B(a)は、SDI規格によって定められているデータ形式であり図25A(a)と同じ図である。
【0279】
つぎに、本発明をSDI規格に適用した場合の一実施の形態を以下に示す。図25B(b)はSDI規格中、Active Video Line Spaceを詳細に示した図であり、図25B(b)において、一定の情報単位は171ワードとされており、この一定の情報単位が8個集まって1つのActive Video Line Spaceを形成している。なお、余りの72ワードは、未使用領域としてブランクデータを入れてもよいが、補助データを入れて使用するなど追加オプションとして使うことができる。
【0280】
つぎに、図25B(c)は本実施の形態の一定の情報単位を詳細に示した図であり、図25B(c)において、DIF Block Dataは圧縮された情報が設けられる領域であり、DIF Block IDは圧縮された情報の内容を識別する識別情報であり各々2つづつの領域が設けられている。TYPEは圧縮方式やストリーム形式を示す情報であり、TT(Transmission Type)は転送速度や映像フレームの番号を示す情報、ST(Signal Type)は信号形式を示す情報が各々設けられる領域であり、Reserved Dataは例えば時間情報が付加できるように将来の目的のために予約されている情報領域であり、ECCは4バイトのReed Solomon符号が設けられる領域である。
【0281】
なお、本実施の形態では1ブロック毎の映像信号に誤り訂正符号を付加したが図4(d)、(e)のように情報信号2ブロック(2単位)ごとに誤り訂正信号を付加するなど複数単位毎の映像信号に誤り訂正符号を付加しても同様の効果が得られる。すなわち、送信装置又は送信方法において、その特徴はMバイト(本実施の形態では1440ワード)の情報信号を1つの集合情報単位として送受信する伝送システム(SDI規格システム)において、(実施の形態1)〜(実施の形態6)に記載した送信装置又は送信方法の一定の情報単位をNバイト(M>Nであり、M、Nは自然数)(本実施の形態では171ワード)とすることである。
【0282】
一方、受信装置又は受信方法において、その特徴はMバイト(本実施の形態では1440ワード)の情報信号を1つの集合情報単位として送受信する伝送システム(SDI規格システム)において、(実施の形態1)〜(実施の形態6)に記載した受信装置又は受信方法の一定の情報単位をNバイト(M>Nであり、M、Nは自然数)(本実施の形態では171ワード)とすることである。
【0283】
以上のような構成により、例えば、既存のSDI規格を使用する機器のように、情報信号を設けるデータ領域が十分大きく設定されている既存の送信装置又は受信装置においても、既存の設備を用いたままで、1つの集合情報単位に多数の情報信号を含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【0284】
なお、本実施の形態では(実施の形態2)のものをSDI規格に適用した場合を示したが、他の実施の形態(実施の形態1〜実施の形態11)のものをSDI規格に適用しても同様の効果が得られる。
【0285】
(実施の形態13)
つぎに、同軸ケーブル上にデジタル信号を伝送する際に、どの程度の符号長の誤り訂正符号をつければ、伝送効率をあまり減少させることなく十分な誤り訂正能力を保てるかについて述べる。
【0286】
まず、伝送路としては、伝送されるデジタル信号の減衰量がそのクロックの半分の周波数(搬送波周波数の半分の周波数)において20dB〜30dBを超えない減衰量の長さの同軸ケーブルを使用する。
【0287】
すなわち、図26に放送局内やスタジオで一般的に使用される5C2V同軸ケーブルのケーブル長と減衰量との関係を示す。本実施の形態において、信号の伝送クロック周波数は270MHzを用いるので、その半分の周波数における信号減衰量が20dB〜30dBに相当する伝送距離(ケーブル長)は、伝送クロック周波数が270MHzの場合は200m〜280mとなり、360MHzの場合は170m〜250mとなる。すなわち、その半分の周波数における信号減衰量が30dBを超えない範囲に相当する伝送距離(ケーブル長)は、伝送クロック周波数が270MHzの場合は280m以下(約300m以下)となり、360MHzの場合は250m以下となる。本実施の形態の誤り率測定において使用する5C2V同軸ケーブルの長さは200m及び150mとして実験を行った。また、クロックの周波数は270MHzとした。
【0288】
以上のような伝送路を用い、(表1)に示す6つの条件の信号を図27に示すような送信装置から送信し、受信装置で受信してその誤り率を測定した。
【0289】
【表1】
【0290】
ここで、信号の形態はカラーバーを使用し、送信装置側で付加するジッタは周波数1MHz〜6MHzであり、ジッタ量は0.7ns以下であり、信号振幅は90%又は100%のものを使用した。すなわち、ジッタは図28に示す範囲内のジッタを採用して行った。図28はSMPTE259Mで規定されている伝送条件の一部を示している。
【0291】
ここで、ジッタとはデジタル信号の伝送の理想的な位置(タイミング)に対する時間変動であり、タイミングジッタとはある特定の周波数(一般的には10Hzあるいはそれ以下)より大きな周波数で起きるデジタル信号の伝送の位置(タイミング)的変動をいう。また、アライメントジッタとはデジタル信号の伝送の信号から抽出(再生)されたクロックに対する位置(タイミング)的な変動をいい、ユニットインターバル(Unit Interval:以下UIという。)とは1クロックサイクル時間をいい、シリアル信号の伝送間の名目上の最短時間に相当する。これら発明者が本実験で使用した有線の伝送路上に伝送する信号の伝送方法はSMPTE259M規格あるいはSMPTE292M規格で規定されているものの範囲内である。
【0292】
誤り測定器でフィールド単位における誤り検出を行い誤り数をカウントアップした。また、測定時間と誤り数からエラーレートと誤り発生間隔を算出した。なお、フィールド単位の誤り検出を行っているので、フィールド単位での誤り数が1ビット以上であっても測定結果として1フィールドに1回の誤りがあったものとしている。従って、実際のエラーレートはデスクランブルによる誤り波及や1フィールド内で複数個の誤りが発生することも考えられることから、以下に示すエラーレートの測定結果よりも、さらに悪くなる可能性がある。
【0293】
上記条件に沿って発明者が実験を行った結果を(表2)〜(表7)に示す。
【0294】
【表2】
【0295】
【表3】
【0296】
【表4】
【0297】
【表5】
【0298】
【表6】
【0299】
【表7】
【0300】
ここで、エラーレートは
エラーレート=誤り数/(測定時間×270Mbps)
で計算している。
【0301】
以上のような条件であっても、厳しい伝送環境では誤り率が1×10-8程度になる場合がある。この誤り率は従来の非圧縮のデジタル映像信号を伝送する場合は、肉眼でほとんど検出できないため、実用上問題なかった。
【0302】
しかし、MPEG(Moving Picture Experts Group)やDVC(Degital Video Cassette)のような圧縮信号を伝送する場合、図5に示すように1ビットのエラーがDCTのエリア単位、スライス単位、あるいはGOP(Group of Picture)単位で誤り波及を引き起こし、大きな画質劣化になる。画質劣化の影響度合いは、圧縮アルゴリズムやビット誤りの発生した場所により異なるが、いずれにしても何らかの誤り対策を講じなければ実用上問題となる。
【0303】
例えば、伝送速度27Mbps(bit per second)の圧縮信号をクロック周波数270MHzの条件で伝送する場合、ビット誤り率が「1×10-11」で平均誤り発生間隔は約1時間、ビット誤り率が「1×10-10」で平均誤り発生間隔は約6分、ビット誤り率が「1×10-9」で平均誤り発生間隔は約37秒、ビット誤り率が「1×10-8」で平均誤り発生間隔は約3.7秒となるので、伝送パラメータが以上のような条件であっても実用に耐えることができない。
【0304】
ここで、誤り対策の手段として、誤りのあったパケットを再送するという方法があるが、これでは再送による伝送時間が遅延するとともに片方向伝送システム(例えば、SMPTE 259M)では再送メカニズムを実現するのが困難である。
【0305】
一方、誤り訂正符号を付加する方法では、伝送する信号に含まれる情報信号の割合が減少するため伝送効率が低下する。付加情報を少なくするために誤り訂正符号の符号長を短くすれば、誤り訂正能力は低くなる。従って、どの程度の符号長の誤り訂正符号を付加すれば、伝送効率をあまり減少させることなく十分な誤り訂正能力を保つことができるかが課題となっている。
【0306】
本実施の形態は、かかる課題を解決するものであり、以下にどの程度の符号長の誤り訂正符号を付加すればよいかをその理由とともに詳細に説明する。
【0307】
図29はリードソロモン符号の誤り訂正能力を示す図である。ここで、図29の横軸に示すBER(Bit Error Rate)はビットエラーレート、すなわち、伝送路上でのビット誤りの発生率を表しており、図9の縦軸に示すPbe(Block error rate)はブロックエラーレート、すなわち、誤り訂正を行っても訂正できなかったブロックの発生率を表している。
【0308】
図29においてブロック長N=255バイト(1バイト=8ビット)であり、8ビットのリードソロモン符号を付加する場合の最大のブロック長である。また、図29はスクランブルドNRZI符号による誤り波及をも考慮した図である。すなわち、この方式は伝送路上でデジタル信号の1と0が平均的に発生するようにランダマイズを行うものである。この方式では誤りが発生すると次に続く11ビットの内6ビットに誤りが伝播する。従って、1ビットのエラーが発生すると必ず2ワード(1ワード=10ビットである)にわたって誤りが波及する。従って、リードソロモン符号の誤り訂正能力は、T=2以上(すなわち誤り訂正符号は、最小でも4バイト以上)でなければならない。
【0309】
なお、誤り訂正符号自身もブロックの中に含んでいる。誤り訂正符号を一定にした場合、ブロック長が長くなるほど訂正能力は低くなるから、図29は、最も誤り訂正能力の低い場合の訂正能力を示したものということになる。
【0310】
ここで、Tは、1ブロック中訂正可能なシンボル(バイト)の数を表しており、例えば、4バイトのリードソロモン(誤り訂正)符号をブロックに付加した場合、1ブロック中に2シンボル(バイト)までのシンボル(バイト)エラーが訂正可能(T=2)であり、2バイトのリードソロモン(誤り訂正)符号を付加した場合、1ブロック中に1シンボル(バイト)までのシンボル(バイト)エラーが訂正可能(T=1)である。 また、T=0は、誤り訂正符号が付加されていない場合を示している。
【0311】
つぎに、(表2)〜(表7)及び図9からどの程度の符号長の誤り訂正符号を付加すればよいかをその理由とともに詳細に説明する。
【0312】
(表2)〜(表7)に示した誤り率の測定結果から、伝送パラメータが以上のような条件(SMPTE 259M規格内の条件)内であっても厳しい条件のもとでは、ビットエラーレートが1×10-8程度になる場合が存在する。従って、図29を用い2nバイト(T=n)(nは1以上の自然数)のリードソロモン(誤り訂正)符号を付加した場合に十分な誤り訂正能力を保つことができるかを検討する。
【0313】
(1)2バイト(T=1)のリードソロモン(誤り訂正)符号を付加した場合ビットエラーレートが1×10-8とすると2バイト(T=1)のリードソロン符号を付加し、これを用いて誤り訂正を行うことによりブロックエラーレートが約1×10-9まで改善される。この値は、伝送速度27Mbpsの圧縮信号を伝送する場合を想定するとブロックの誤りが26時間に1回に発生という誤り発生間隔に相当する。従って、2バイト(T=1)のリードソロモン符号を用いて誤り訂正を行うことにより充分な誤り訂正を行うことは難しい。
【0314】
なお、本実施の形態ではスクランブルドNRZI符号による誤り波及をも考慮しているため、上記したようにリードソロモン符号の誤り訂正能力は、T=2以上(すなわち誤り訂正符号は、最小でも4バイト以上)でなければならず、2バイト(T=1)のリードソロモン(誤り訂正)符号は本実施の形態では意味をなさない。
【0315】
(2)4バイト(T=2)のリードソロモン(誤り訂正)符号を付加した場合ビットエラーレートが1×10-8とすると4バイト(T=2)のリードソロモン符号を付加し、これを用いて誤り訂正を行うことによりブロックエラーレートが3×10-13まで改善される。この値は、伝送速度27Mbpsの圧縮信号を伝送する場合を想定するとブロックの誤りが約10年に1回に発生という誤り発生間隔に相当する。従って、4バイト(T=2)のリードソロモン符号を用いて誤り訂正を行うことにより充分な誤り訂正を行うことができる。
【0316】
上述したように、リードソロモン符号を誤り訂正符号とし、その長さを4ワード(T=2)とすることにより、付加情報を少なくし、かつ十分な誤り訂正能力を得るという両方の条件を満たすことができる。
【0317】
なお、リードソロモン符号と情報信号の各バイト毎に付加されているパリティビットとを併用する場合、誤りの発生したシンボル(バイト)位置がわかる。これにより受信装置若しくは受信方法においてパリティビットにより誤り箇所を検出し、その後リードソロモン符号により誤り訂正を行うことで誤り訂正能力は以下のようになる。
【0318】
パリティエラーの検出で1ブロック中4箇所のエラーバイトが検出された場合は、その4バイトのエラーについて訂正可能であり、パリティエラー検出で1ブロック中3箇所のエラーバイトが検出された場合は、その3バイトのエラーについて訂正可能であり、パリティエラー検出で1ブロック中2箇所のエラーバイトが検出された場合は、その2バイトのエラーとその他の位置不明な1バイトについて誤り訂正可能であり、パリティエラー検出で1ブロック中1箇所のエラーバイトが検出された場合は、その1バイトのエラーとその他の位置不明な1バイトについて誤り訂正可能であり、パリティエラー検出で1ブロック中エラーバイトが検出されなかった場合は、1ブロック中位置不明な2バイトの誤り訂正可能である。
【0319】
以上、上記した構成により、リードソロモン(誤り訂正)符号を付加して、実質的なエラーフリーを実現することができる。
【0320】
また、上記構成によれば、圧縮方式に関係なく共通の誤り訂正符号を付加することでエラーフリーの環境を保証することができる。
【0321】
さらに、誤り訂正を共通のパケットフォーマットにすることにより相互接続のためのトータルコストを安くすることができる。すなわち、圧縮手段が種々のものに変わっても共通のリードソロモン(誤り訂正)符号とすることで、これを構成する装置の構成を共通にでき、コストを安くおさえることができる。
【0322】
(実施の形態14)
図30は本発明の第14の実施の形態である伝送システム若しくは伝送方法及びこれを構成する送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とを示した図である。なお、上記実施の形態において既に説明したものは同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0323】
ここで、本実施の形態において一定の情報単位であるブロックはN行×J列(本実施の形態においてはN=8、J=170とし、(8×170)ビット=170バイトである。)で構成されている。また所定の単位であるラインは一定の情報量以下の情報信号で構成可能であり、それを構成する各ワードはN行(Nビットの行)(Nは1以上の自然数であり、本実施の形態ではN=8としている。)でありかつ実質的な情報信号である映像信号が配置される第1の領域とM行(Mビットの行)(Mは1以上の自然数であり、本実施の形態ではM=2である。)でありかつ冗長な信号であるパリティ信号が配置される第2の領域とを有している(N+M=10ビット)。例えば、送受信間の伝送速度が270Mbpsの場合、1440ワード、360Mbpsの場合、1920ワードである(1ワード=10ビット)。また、ここで所定の単位であるラインが構成可能な最大情報量すなわち一定の情報量とは、(N行×I列)ビットであり、本実施の形態ではN=8であり、I=1440(伝送速度が270Mbpsの場合)又は1920(伝送速度が360Mbpsの場合)である。
【0324】
図30において、70はECCエンコーダ12の出力信号が各一定の情報単位であるブロック(N行×J列、本実施の形態では8×170)を単位に入力された情報信号の情報量に応じて、すなわち入力された情報信号の情報量が所定の単位であるラインを構成する各ワードのうち実質的な情報信号が配置されるN行(Nビットの行)の第1の領域を構成可能な一定の情報量(すなわち、N行×I列、本実施の形態では8×1440(伝送速度が270Mbpsの場合)又は8×1920(伝送速度が360Mbpsの場合))を超える場合にECCエンコーダ12の(M行×J列)で構成される出力信号の映像信号の少なくとも一部を第2の領域に配置できるX−Y変換手段である8−9変換手段である。この8−9変換手段70の出力信号は同期信号付加手段13に出力される。
【0325】
一方、ECCエンコーダ12を用いない場合は、圧縮手段4の出力信号(N行×J列)を入力された情報信号の情報量に応じて、すなわち入力された情報信号の情報量が所定の単位であるラインを構成する各ワードのうち実質的な情報信号が配置されるN行(Nビットの行)の第1の領域を構成可能な一定の情報量を超える場合に圧縮手段4の出力信号の映像信号の少なくとも一部を第2の領域に配置できるX−Y変換手段である8−9変換手段とし、この8−9変換手段70の出力信号を同期信号付加手段13に出力する構成とすればよい。
【0326】
71は同期信号除去手段7の出力信号のうち第2の領域に渡って配置されている映像信号を第1の領域に再配置できる、すなわち、N行×J列(本実施の形態では8×170)の一定の情報単位であるブロックに復元できる構成としたY−X変換手段である9−8変換手段である。この9−8変換手段71の出力信号はECCデコーダ14に出力する。
【0327】
一方、ECCデコーダ14を用いない場合は、同期信号除去手段7の出力信号のうち第2の領域に配置されている映像信号を第1の領域のみに再配置できる、すなわち、N行×J列(本実施の形態では8×170)の一定の情報単位であるブロックに復元できる構成としたY−X変換手段である9−8変換手段とし、この9−8変換手段71の出力信号を伸張手段11に出力する構成とすればよい。
【0328】
すなわち、送信装置若しくは送信方法においては、上記に記載した(実施の形態1)又は(実施の形態2)において、一定の情報単位であるブロックはN行(Nビットの行)(本実施の形態においてはN=8とし、8ビットの行である。)×J列で構成されている。また所定の単位であるラインは一定の情報量以下の情報信号で構成可能であり、それを構成する各ワードはN行であるNビット(Nは1以上の自然数)でありかつ実質的な情報信号である映像信号が配置される第1の領域とM行(Mは1以上の自然数)でありかつ冗長な信号であるパリティ信号などが配置される第2の領域とを有している場合であって、入力された情報信号の情報量に応じて、すなわち入力された情報信号の情報量が所定の単位であるラインを構成する各ワードのうち実質的な情報信号が配置されるNビットの第1の領域を構成可能な一定の情報量を超える場合に実質的な情報信号である映像信号の少なくとも一部を第2の領域に配置可能な構成としている。
【0329】
一方、受信装置若しくは受信方法においては、上記に記載した(実施の形態1)又は(実施の形態2)において、一定の情報単位であるブロックはN行(Nビットの行)(本実施の形態においてはN=8である。)×J列で構成されている。また所定の単位であるラインは一定の情報量以下の情報信号で構成可能であり、それを構成する各ワードはN行(Nビットの行)(Nは1以上の自然数)でありかつ実質的な情報信号である映像信号が配置される第1の領域とM行(Mは1以上の自然数)でありかつ冗長な信号であるパリティ信号などが配置される第2の領域とを有する場合であって、第2の領域に渡って配置された実質的な情報信号である映像信号を第1の領域のみに再配置できる、すなわち、N行(Nビットの行)(本実施の形態では8ビットの行)×J列の一定の情報単位であるブロックに復元できる構成としている。
【0330】
このような送信装置若しくは送信方法と受信装置若しくは受信方法とにより伝送路を介して伝送システム又は伝送方法を構成している。
【0331】
以上のような伝送システムにおいて図31を用いてその動作を説明する。
【0332】
図31は本発明の第14の実施の形態である伝送システムの一定の情報単位であるブロックにおけるデータ形式を表した図である。
【0333】
図30において、送信装置若しくは送信方法では、デジタル映像入力信号は圧縮手段4に入力されて情報量が圧縮される。圧縮手段4の出力信号はECCエンコーダ12に入力され、ECCエンコーダ12において各々の情報信号に誤り訂正符号が付される。ECCエンコーダ12の出力信号はX−Y変換手段である8−9変換手段70に入力され、ここで、入力された情報信号の情報量に応じて、すなわち入力された情報信号の情報量が所定の単位であるラインを構成する各ワードのうち実質的な情報信号が配置されるN行(Nビットの行)の第1の領域を構成可能な一定の情報量を超える場合には、図31に示すようにECCエンコーダ12の出力信号の各ブロックにおいて、第1の領域(B0〜B7の領域に相当する)にのみ存在する映像信号(図31(a)参照)の少なくとも一部を第2の領域(B8又はB8、B9に相当する)のパリティ信号が存在する領域に配置する(図31(b)参照)。この際、第2の領域に存在しているパリティ信号は破棄する。 また、パリティ信号が存在する領域に配置した際に第1の領域に空きが生じた場合は擬似信号(ダミー信号)を挿入する。この後、同期信号付加手段13に信号が出力される。
【0334】
一方、入力された情報信号の情報量が所定の単位であるラインを構成する各ワードのうち実質的な情報信号が配置されるN行(Nビットの行)の第1の領域を構成可能な一定の情報量を超えない場合にはECCエンコーダ12の出力信号をそのまま同期信号付加手段13に出力する。
【0335】
一方、受信装置若しくは受信方法では、受信信号のうち同期信号除去手段7で同期信号が除去された後、同期信号除去手段7の出力信号は9−8変換手段71において、第2の領域に渡って配置されている映像信号があれば第1の領域に再配置できる、すなわち、N行(Nビットの行、本実施の形態では8ビット)×J列の一定の情報単位であるブロックに復元できる構成、すなわち、送信側で8−9変換する際の規則に従って逆変換を行い、8−9変換が行われる前の状態と同様の状態に復元する。9−8変換手段71の出力信号はECCデコーダ14でブロック毎に付加された誤り訂正符号に基づいて信号の誤り訂正が行われる。この後、ECCデコーダ14の出力信号は、伸張手段11によって伸張されてデジタル映像出力信号となる。
【0336】
このような構成にすることにより、入力される情報信号が多い場合であって、所定の単位で送受信不可能な場合にもある程度対応することができる。
【0337】
ここで、図31においてTYPEとは、圧縮データのタイプを表しおり、例えば、DVCPROは221hとなっている。また、MPEGはMPEG用のタイプが付される。。つぎに、REVは、Reserved(リザーブ)の略であり、規格上将来のために新たなビット定義を行えるように、またユーザーが勝手に使用しないようにリザーブしているエリアである。つぎに、STとは、Signal Typeの略であり、信号形式を表している。DVCPROでもフィールド周波数が50Hz/60Hz(59.94Hz)の形式のものや、輝度信号と色信号のサンプル数による違いなど、同じDVCPROでも様々な信号形式を識別するためのものである。TTとは、Transmission Typeの略であり、転送形式を表している。通常再生の1倍速転送だけでなく4倍速転送や8倍速転送など様々な転送形式を識別するとともに、フレームの識別を行うためのものである。
【0338】
なお、本実施の形態では(実施の形態1)又は(実施の形態2)にX−Y変換手段70及びY−X変換手段71を設けたものであるが、他の実施の形態に設けても同様の効果が得られる。
【0339】
また、本実施の形態では、X−Y変換手段70及びY−X変換手段71はX−Y変換及びY−X変換するかしないかを切り替えられる構成としているが、常にX−Y変換及びY−X変換する構成としてもよい。
【0340】
【発明の効果】
以上のような構成にすることにより、1つの集合情報単位に多数の情報信号を含めることができ信号の伝送を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図
【図2】本発明の第1の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図3】本発明の第2の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図
【図4】本発明の第2の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図5】(a)は非圧縮系において1カ所で誤りが起きた場合を表した概念図
(b)は圧縮系において1カ所で誤りが起きた場合であって、画素の正方形の領域を1つのエリアとして扱った場合を示す概念図
(c)は圧縮系において1カ所で誤りが起きた場合であって、画素の1ラインの領域を1つのエリアとして扱った場合を示す概念図
(d)は圧縮系において1カ所で誤りが起きた場合であって、画面全体の領域を1つのエリアとして扱った場合を示す概念図
【図6】本発明の第3の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図
【図7】本発明の第3の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図8】本発明の第4の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図
【図9】本発明の第4の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図10】本発明の第5の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図(時間情報付加手段28においてECCエンコーダ12に入力された入力信号の時間情報を扱う場合)
【図11】本発明の第5の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図12】本発明の第6の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図(時間情報付加手段39においてECCエンコーダ12が出力した出力信号の時間情報を扱う場合)
【図13】本発明の第6の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図14】本発明の第7の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図(時間情報付加手段28においてECCエンコーダ12に入力された入力信号の時間情報を扱う場合)
【図15】本発明の第7の実施の形態である伝送システムの送信側の1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図16】本発明の第8の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図(時間情報付加手段39においてECCエンコーダ12が出力した出力信号の時間情報を扱う場合)
【図17】本発明の第8の実施の形態である伝送システムの受信側の1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図18】本発明の第7の実施の形態又は第8の実施の形態である伝送システムの別の1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図19】本発明の第9の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図(時間情報付加手段28においてECCエンコーダ12に入力された入力信号の時間情報を扱う場合)
【図20】本発明の第9の実施の形態である伝送システムの送信側の1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図21】本発明の第10の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図(時間情報付加手段39においてECCエンコーダ12が出力した出力信号の時間情報を扱う場合)
【図22】本発明の第10の実施の形態である伝送システムの受信側の1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図23】本発明の第11の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図
【図24】(a)本発明の第11の実施の形態の圧縮信号のデータ形式を示す図
(b)本発明の第11の実施の形態の非圧縮信号のデータ形式を示す図
【図25】本発明の第12の実施の形態である伝送システムの1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図26】一般的に使用される5C2V同軸ケーブルのケーブル長と減衰量との関係を示す図
【図27】本発明の第13の実施の形態で用いた送信装置及び受信装置を示す図
【図28】本発明の第13の実施の形態で用いた信号のジッタの詳細な内容を示す図
【図29】リードソロモン符号の誤り訂正能力を示す図
【図30】本発明の第14の実施の形態である伝送システム及びこれを構成する送信装置と受信装置とを示した図
【図31】本発明の第14の実施の形態である伝送システムの受信側の1つの集合情報単位におけるデータ形式を表した図
【図32】従来の伝送システムを示す図
【符号の説明】
1 離散コサイン変換手段
2 量子化手段
3 可変長符号化手段
4 圧縮手段
5、13 同期信号付加手段
6 伝送路
7 同期信号除去手段
8、15、19、25 可変長復号化手段
9 逆量子化手段
10 離散コサイン逆変換手段
11 伸張手段
12、17、22 ECCエンコーダ
14 ECCデコーダ
16、21、23 合成手段
18 分配手段
20 シャフリング手段
24 デシャフリング手段
26 非圧縮手段
27 非伸張手段
28 時間情報付加手段
29、31 バッファ
30 時間情報再生手段
Claims (40)
- 入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号が出力された時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記圧縮手段の出力信号に前記時間情報を一定の情報単位毎に付加する時間情報付加手段と、前記時間情報付加手段の出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、
前記時間情報付加手段は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を計数する所定単位計数手段と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を計数する所定単位内計数手段とにより構成した送信装置。 - 入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号が出力された時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記圧縮手段の出力信号に前記時間情報を一定の情報単位毎に付加する時間情報付加手段と、前記時間情報付加手段の出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす構成とし、前記時間情報付加手段は入力された前記情報信号の所定の単位の数を計数する所定単位計数手段と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を計数する所定単位内計数手段とにより構成した送信装置。 - 入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する複数の圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号が出力された時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記圧縮手段の出力信号に前記時間情報を一定の情報単位毎に付加する時間情報付加手段と、前記時間情報付加手段の出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、
前記時間情報付加手段は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を計数する所定単位計数手段と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を計数する所定単位内計数手段とにより構成した送信装置。 - 入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する複数の圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号が出力された時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記圧縮手段の出力信号に前記時間情報を一定の情報単位毎に付加する時間情報付加手段と、前記時間情報付加手段の出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす構成とし、前記時間情報付加手段は入力された前記情報信号の所定の単位の数を計数する所定単位計数手段と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を計数する所定単位内計数手段とにより構成した送信装置。 - 入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段と、入力された情報信号を圧縮せずに一定の情報単位毎に出力する非圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号又は前記非圧縮手段の出力信号が出力する時間を表す情報を前記一定の情報単位毎に認識するとともに前記圧縮手段の出力信号に前記時間情報を一定の情報単位毎に付加する時間情報付加手段と、前記時間情報付加手段の各々の出力信号を一定の情報単位毎に選択しかつ直列にして出力する合成手段と、前記合成手段の出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、
前記時間情報付加手段は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を計数する所定単位計数手段と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を計数する所定単位内計数手段とにより構成した送信装置。 - 入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段と、入力された情報信号を圧縮せずに一定の情報単位毎に出力する非圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号又は前記非圧縮手段の出力信号が出力する時間を表す情報を前記一定の情報単位毎に認識するとともに前記圧縮手段の出力信号に前記時間情報を一定の情報単位毎に付加する時間情報付加手段と、前記時間情報付加手段の各々の出力信号を一定の情報単位毎に選択しかつ直列にして出力する合成手段と、前記合成手段の出力信号を複数単位集めるとともにこれに一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす構成とし、前記時間情報付加手段は入力された前記情報信号の所定の単位の数を計数する所定単位計数手段と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を計数する所定単位内計数手段とにより構成した送信装置。 - 入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号が出力する時間を表す情報を前記一定の情報単位毎に認識するとともに前記圧縮手段の出力信号に前記時間情報を一定の情報単位毎に付加する時間情報付加手段と、入力された情報信号を圧縮せずに一定の集合情報単位毎に出力する非圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号が入力された場合は前記圧縮手段の出力信号を複数単位集めて出力し、前記非圧縮手段の出力信号が入力された場合は前記集合情報単位を一つ出力するとともに情報量が圧縮された信号か否かを識別する識別符号を付加する識別情報付加手段と、前記識別情報付加手段の出力信号に一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、
前記時間情報付加手段は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を計数する所定単位計数手段と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を計数する所定単位内計数手段とにより構成した送信装置。 - 入力された情報信号の情報量を圧縮し一定の情報単位毎に出力する圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号が出力する時間を表す情報を前記一定の情報単位毎に認識するとともに前記圧縮手段の出力信号に前記時間情報を一定の情報単位毎に付加する時間情報付加手段と、入力された情報信号を圧縮せずに一定の集合情報単位毎に出力する非圧縮手段と、前記圧縮手段の出力信号が入力された場合は前記圧縮手段の出力信号を複数単位集めて出力し、前記非圧縮手段の出力信号が入力された場合は前記集合情報単位を一つ出力するとともに情報量が圧縮された信号か否かを識別する識別符号を付加する識別情報付加手段と、前記識別情報付加手段の出力信号に一つの同期信号を付加する同期信号付加手段とを備え、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなす構成とし、前記時間情報付加手段は入力された前記情報信号の所定の単位の数を計数する所定単位計数手段と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を計数する所定単位内計数手段とにより構成した送信装置。 - 1つの同期信号と、一定の情報単位の圧縮された情報信号毎に時間情報を付加した信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位として送信する構成とし、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成した送信装置。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の圧縮された情報信号毎に時間情報を付加した信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位として送信する構成とし、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなし、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成した送信装置。
- 情報信号が複数種類ある請求項9〜請求項10のいずれかに記載の送信装置。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の圧縮された情報信号毎に時間情報を付加した信号と一定の情報単位の情報量が圧縮されていない非圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号とをn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位として送信する構成とし、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成した送信装置。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の圧縮された情報信号毎に時間情報を付加した信号と一定の情報単位の情報量が圧縮されていない非圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号とをn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位として送信する構成とし、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなし、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成した送信装置。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の情報量が圧縮された圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号又は一定の情報単位の情報量が圧縮されていない非圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位とし、情報量が圧縮された信号か否かを識別する識別符号を付加して送信する構成とし、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成した送信装置。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の情報量が圧縮された圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号又は一定の情報単位の情報量が圧縮されていない非圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位とし、情報量が圧縮された信号か否かを識別する識別符号を付加して送信する構成とし、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなし、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成した送信装置。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の圧縮された情報信号毎に時間情報を付加した信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位として送信し、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有する送信方法。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の圧縮された情報信号毎に時間情報を付加した信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位として送信し、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなし、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有する送信方法。
- 情報信号が複数種類ある請求項16〜請求項17のいずれかに記載の送信方法。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の圧縮された情報信号毎に時間情報を付加した信号と一定の情報単位の情報量が圧縮されていない非圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号とをn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位として送信し、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有する送信方法。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の圧縮された情報信号毎に時間情報を付加した信号と一定の情報単位の情報量が圧縮されていない非圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号とをn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位として送信し、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなし、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有する送信方法。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の情報量が圧縮された圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号又は一定の情報単位の情報量が圧縮されていない非圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位とし、情報量が圧縮された信号か否かを識別する識別符号を付加して送信し、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有する送信方法。
- 1つの同期信号と、一定の情報単位の情報量が圧縮された圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号又は一定の情報単位の情報量が圧縮されていない非圧縮情報信号毎に時間情報を付加した信号をn単位(nは1以上の自然数)集めて1つの集合情報単位とし、情報量が圧縮された信号か否かを識別する識別符号を付加して送信し、前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長を有する所定の単位をなし、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有する送信方法。
- 一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段と、前記同期信号除去手段の出力信号に含まれる時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記時間情報に基づいて前記同期信号除去手段の出力信号を一定の情報単位毎に遅延する時間情報再生手段と、前記時間情報再生手段の出力信号のうち圧縮された情報信号を一単位毎に伸張する伸張手段とで構成し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位を構成し、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、前記時間情報再生手段は前記所定単位時間情報が表す予め定められた基準から所定の単位までの時間に相当する時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位遅延手段と、前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位内遅延手段とにより構成した受信装置。 - 一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段と、前記同期信号除去手段の出力信号に含まれる時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記時間情報に基づいて前記同期信号除去手段の出力信号を一定の情報単位毎に遅延する時間情報再生手段と、前記時間情報再生手段の出力信号のうち圧縮された情報信号を一単位毎に伸張する伸張手段とで構成し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長の所定の単位を構成し、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、前記時間情報再生手段は前記所定単位時間情報が表す所定の単位の数に相当する時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位遅延手段と、前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位内遅延手段とにより構成した受信装置。 - 一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段と、前記同期信号除去手段の出力信号に含まれる時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記時間情報に基づいて前記同期信号除去手段の出力信号を一定の情報単位毎に遅延する時間情報再生手段と、前記時間情報再生手段の出力信号を合成された規則に従って分配する分配手段と、前記分配手段の出力信号のうち情報量が圧縮された情報信号を一単位毎に伸張する伸張手段とで構成し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位を構成し、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、前記時間情報再生手段は前記所定単位時間情報が表す予め定められた基準から所定の単位までの時間に相当する時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位遅延手段と、前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位内遅延手段とにより構成した受信装置。 - 一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段と、前記同期信号除去手段の出力信号に含まれる時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記時間情報に基づいて前記同期信号除去手段の出力信号を一定の情報単位毎に遅延する時間情報再生手段と、前記時間情報再生手段の出力信号を合成された規則に従って分配する分配手段と、前記分配手段の出力信号のうち情報量が圧縮された情報信号を一単位毎に伸張する伸張手段とで構成し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長の所定の単位を構成し、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、前記時間情報再生手段は前記所定単位時間情報が表す所定の単位の数に相当する時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位遅延手段と、前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位内遅延手段とにより構成した受信装置。 - 一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段と、前記同期信号除去手段の出力信号に含まれる時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記時間情報に基づいて前記同期信号除去手段の出力信号を一定の情報単位毎に遅延する時間情報再生手段と、前記時間情報再生手段の出力信号を合成された規則に従って分配する分配手段と、前記分配手段の出力信号のうち情報量が圧縮された情報信号を一単位毎に伸張する伸張手段と、前記分配手段の出力信号のうち情報量が圧縮されていない情報信号を出力する非伸張手段とで構成し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位を構成し、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、前記時間情報再生手段は前記所定単位時間情報が表す予め定められた基準から所定の単位までの時間に相当する時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位遅延手段と、前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位内遅延手段とにより構成した受信装置。 - 一つの同期信号と複数単位の圧縮された情報信号とを1つの集合情報単位として受信するとともに受信された信号のうち同期信号を除去する同期信号除去手段と、前記同期信号除去手段の出力信号に含まれる時間を表す情報を一定の情報単位毎に認識するとともに前記時間情報に基づいて前記同期信号除去手段の出力信号を一定の情報単位毎に遅延する時間情報再生手段と、前記時間情報再生手段の出力信号を合成された規則に従って分配する分配手段と、前記分配手段の出力信号のうち情報量が圧縮された情報信号を一単位毎に伸張する伸張手段と、前記分配手段の出力信号のうち情報量が圧縮されていない情報信号を出力する非伸張手段とで構成し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長の所定の単位を構成し、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、前記時間情報再生手段は前記所定単位時間情報が表す所定の単位の数に相当する時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位遅延手段と、前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する所定単位内遅延手段とにより構成した受信装置。 - 1つの同期信号と、一定の情報単位が圧縮された情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、前記一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に基づいて一定の情報単位の情報信号毎に遅延して出力する構成とし、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記予め定められた基準から前記所定単位時間情報が表す基準からの時間に相当する時間前記一定の情報単位を遅延するとともに前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する構成とした受信装置。 - 1つの同期信号と、一定の情報単位が圧縮された情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、前記一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に基づいて一定の情報単位の情報信号毎に遅延して出力する構成とし、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長の所定の単位を構成し、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記所定単位時間情報が表す所定の単位の数に相当する時間前記一定の情報単位を遅延するとともに前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する構成とした受信装置。 - 受信する情報信号は複数種類ある請求項29〜請求項30のいずれかに記載の受信装置。
- 1つの同期信号と、情報量が圧縮された一定の情報単位の圧縮情報信号と情報量が圧縮されていない一定の情報単位の非圧縮情報信号とを含む情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、前記一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に基づいて一定の情報単位の情報信号毎に遅延して出力する構成とし、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位を構成し、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記予め定められた基準から前記所定単位時間情報が表す基準からの時間に相当する時間前記一定の情報単位を遅延するとともに前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する構成とした受信装置。 - 1つの同期信号と、情報量が圧縮された一定の情報単位の圧縮情報信号と情報量が圧縮されていない一定の情報単位の非圧縮情報信号とを含む情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、前記一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に基づいて一定の情報単位の情報信号毎に遅延して出力する構成とし、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長の所定の単位を構成し、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とにより構成され、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記所定単位時間情報が表す所定の単位の数に相当する時間前記一定の情報単位を遅延するとともに前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する構成とした受信装置。 - 1つの同期信号と、一定の情報単位が圧縮された情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、前記一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に基づいて一定の情報単位の情報信号毎に遅延して出力し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有し、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記予め定められた基準から前記所定単位時間情報が表す基準からの時間に相当する時間前記一定の情報単位を遅延するとともに前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する受信方法。 - 1つの同期信号と、一定の情報単位が圧縮された情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、前記一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に基づいて一定の情報単位の情報信号毎に遅延して出力し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長の所定の単位をなし、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有し、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記所定単位時間情報が表す所定の単位の数に相当する時間前記一定の情報単位を遅延するとともに前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する受信方法。 - 受信する情報信号は複数種類ある請求項34〜請求項35のいずれか記載の受信方法。
- 1つの同期信号と、情報量が圧縮された一定の情報単位の圧縮情報信号と情報量が圧縮されていない一定の情報単位の非圧縮情報信号とを含む情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、前記一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に基づいて一定の情報単位の情報信号毎に遅延して出力し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって所定の単位をなし、前記時間情報は予め定められた基準から入力された前記情報信号の所定の単位までの時間を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有し、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記予め定められた基準から前記所定単位時間情報が表す基準からの時間に相当する時間前記一定の情報単位を遅延するとともに前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する受信方法。 - 1つの同期信号と、情報量が圧縮された一定の情報単位の圧縮情報信号と情報量が圧縮されていない一定の情報単位の非圧縮情報信号とを含む情報信号を複数個集めたものを1つの集合情報単位として受信するとともに、前記一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に基づいて一定の情報単位の情報信号毎に遅延して出力し、
前記情報信号の一定の情報単位が複数個集まって一定の時間長の所定の単位をなし、前記時間情報は入力された前記情報信号の所定の単位の数を表す所定単位時間情報と、前記情報信号の所定の単位の固定された位置から前記時間情報が付加される位置までの時間を表す所定単位内時間情報とを有し、この一定の情報単位の情報信号毎に付加されている時間情報に応じて一定の情報単位の情報信号毎に前記所定単位時間情報が表す所定の単位の数に相当する時間前記一定の情報単位を遅延するとともに前記情報信号の所定単位内時間情報が表す時間前記一定の情報単位を遅延する受信方法。 - 請求項1〜請求項15のいずれかに記載の送信装置と請求項23〜請求項33のいずれかに記載の受信装置とで構成された送受信装置。
- 請求項16〜請求項22のいずれかに記載の送信方法と請求項34〜請求項38のいずれかに記載の受信方法とで構成された送受信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095769A JP3543777B2 (ja) | 1996-09-05 | 2001-03-29 | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23485896 | 1996-09-05 | ||
JP9-45603 | 1997-02-28 | ||
JP4560397 | 1997-02-28 | ||
JP8-234858 | 1997-02-28 | ||
JP2001095769A JP3543777B2 (ja) | 1996-09-05 | 2001-03-29 | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18940097A Division JPH10303877A (ja) | 1996-09-05 | 1997-07-15 | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001320352A JP2001320352A (ja) | 2001-11-16 |
JP3543777B2 true JP3543777B2 (ja) | 2004-07-21 |
JP2001320352A5 JP2001320352A5 (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=27292300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001095769A Expired - Fee Related JP3543777B2 (ja) | 1996-09-05 | 2001-03-29 | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543777B2 (ja) |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001095769A patent/JP3543777B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001320352A (ja) | 2001-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4067579B2 (ja) | ビデオ信号符号化システム | |
KR100255716B1 (ko) | 인코딩된 비디오 신호의 분할장치 | |
US5168356A (en) | Apparatus for segmenting encoded video signal for transmission | |
EP0573517B1 (en) | An hdtv compression system | |
US5148272A (en) | Apparatus for recombining prioritized video data | |
US5809041A (en) | Image processing apparatus and method for concealing errors by replacing only part of a block | |
RU2191469C2 (ru) | Видеопередающее устройство, использующее внутрикадровую видеокомпрессию, совместимую со стандартом мпег-2 | |
WO1998015121A1 (fr) | Dispositif d'emission, dispositif de reception, dispositif d'emission-reception, emetteur et procede d'emission | |
KR100326125B1 (ko) | 송신장치, 수신장치, 전송시스템, 송신방법, 수신방법 및 전송방법 | |
JP3543776B2 (ja) | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 | |
JP3543777B2 (ja) | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 | |
JP3543775B2 (ja) | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム及び送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 | |
JP3112010B2 (ja) | 送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 | |
JP3109517B2 (ja) | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム | |
JP3112009B2 (ja) | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム | |
JP3109515B2 (ja) | 送信方法と受信方法とこれらを用いた伝送方法 | |
JP3109518B2 (ja) | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム | |
JP3109516B2 (ja) | 送信装置と受信装置とこれらを用いた伝送システム | |
JP3442611B2 (ja) | ファクシミリ信号伝送装置及びファクシミリ信号伝送方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040316 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040329 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |