JP3440287B2 - 航空機搭載発電機の定速駆動方法および定速駆動装置 - Google Patents
航空機搭載発電機の定速駆動方法および定速駆動装置Info
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Description
定速駆動方法および定速駆動装置に関する。さらに詳し
くは、航空機エンジンの回転数の変化に拘らずこのエン
ジン出力により駆動される発電機の回転数を一定とする
航空機搭載発電機の定速駆動方法および定速駆動装置に
関する。
航空機では、メインエンジンの回転出力により発電機を
駆動して、照明、空調および防氷装置などの各種電気機
器に供給する電力(3相115V、400Hz)を発電
している。
はエンジン回転数で調整するので、推力変化に伴いエン
ジン回転数が変動するのが通常である。したがって、こ
のように回転数が変動するエンジン出力を利用して規定
周波数(400±7Hz以下;MIL−STD−704
Eに規定される)の交流電力を発電するためには、エン
ジン回転出力を一定回転数に調速して発電機を駆動させ
るための定速駆動装置(CSD;Constant Speed Driv
e)が必要とされる。そして現在、航空機に搭載される
発電装置としては、定速駆動装置と発電機(Generato
r)とが一体化された駆動装置一体型発電装置(ID
G;Integrated Drive Generator)が多く利用されてい
る。
は、例えば特公昭55−7780号公報、7781号公
報および7782号公報にあるように、エンジンで駆動
される歯車差動装置、この歯車差動装置の速度比を制御
するための容積型液体ポンプおよびモータ、ならびに定
速度出力を作るように液体ユニットの容積を変えるため
のガバナーで操作される制御回路などから構成されてい
る。具体的には、容積型液体ポンプは油圧ポンプであ
り、この油圧ポンプおよび油圧モータにより歯車差動装
置の出力回転数を制御することによって、発電機を一定
の回転数で回転駆動できるようにしている。
おける油圧ポンプ、および油圧モータはピストン方式を
採用しているため、下記に示すような様々な欠点を有し
ている。
を使用しているので、焼付きやジョイント部分における
疲労破壊および磨耗が起きやすく信頼性に欠ける。ちな
みに、要求取下時間が15000時間であるのに対し、
実際の取下時間の平均は5000時間未満である。
%程度の動力伝達効率しか得られず、航空機の燃費の悪
化を招来している。ちなみに、150人乗り程度の中型
機では1%程度の燃費の悪化を招来している。
くなるとともに、大重量化、高コスト化を招く。
で、現状以上の回転数の向上はほとんど期待できない。
そのため、これ以上の軽量化およびコンパクト化が望め
ない。
速機構としては、回転体で寿命は軸受に準じた方法で予
測ができるために寿命予測が確実でかつ高速回転が可能
な、例えばトラクションドライブなどの無段変速機を利
用することが好ましく、これによって、前述の油圧ポン
プおよび油圧モータによる機構の欠点を大幅に改善する
ことが可能となる。
ブだけで定速駆動装置における変速機構を構成して、発
電機を駆動するための全ての動力を伝達する構成とした
場合、航空機搭載発電機の定速駆動装置として必要とさ
れる耐久性を所定寸法内および所定重量内において確保
することができない場合が生ずるという問題がある。ま
た、トラクションドライブの動力伝達効率は85%程度
であるので、充分な効率向上も図ることができないとい
う問題もある。
率化を達成するため、トロイダルトラクションドライブ
と遊星歯車装置とを組合せた機構の公知例としては、例
えば特開平1ー169169号公報および特開平11ー
63147号公報に開示されているものが知られている
が、これらは次に述べる理由により航空機へ搭載できる
ものではない。
ションドライブに動力が流入する構造になっており、そ
れがためトラクションドライブの重量および寸法が大き
くなる。なお、トラクションドライブを航空機に搭載さ
せるための寸法内に納めると、必要寿命を確保できな
い。
車部分において動力が循環し、そのため無駄に動力が消
費されてしまうとともに、歯車装置が不必要に大きくな
る。なお、歯車装置を航空機に搭載させるための寸法内
に納めると、必要寿命を確保できない。
星歯車装置はトラクションドライブの外側に配設されて
いるため、全体寸法が大きくなる。
量、寸法、寿命などが航空機に搭載するために要求され
る所定値を満足できない。
力を発生させながらエンジンの燃料消費量が最小となる
回転数となるように変速機の変速比を制御するように構
成されているが、航空機に搭載される無段変速機は変動
するエンジン回転数に対して発電機の回転数を一定にす
るように構成される必要がある。
術の課題に鑑みなされたものであって、航空機に搭載さ
れる発電装置を、高効率で信頼性が高くかつ長寿命でコ
ンパクトな構造にするとともに、航空機の運用条件に合
わせて安定した周波数の交流電力を供給することができ
る航空機搭載発電機の定速駆動方法および定速駆動装置
を提供することを主たる目的としている。
ラクション無段変速機と、動力分流軸を有する遊星歯車
変速機構とを備える定速駆動装置を用いて、航空機エン
ジンにより交流発電機を定速駆動させて発電する航空機
搭載発電機の定速駆動方法であって、前記エンジンの回
転出力から得られる所定回転数範囲でかつ変動を伴う回
転駆動力を、トラクション無段変速機の入力軸と遊星歯
車変速機構の動力分流軸とに所定割合で分流し、前記ト
ラクション無段変速機の入力軸に分流された回転駆動力
を、前記遊星歯車変速機構のサンギャに前記エンジン回
転数の変動を相殺しながら伝達し、前記動力分流軸に分
流された回転駆動力を、同遊星歯車変速機構のリングギ
ャに伝達し、前記サンギャおよびリングギャに伝達され
た各回転駆動力を同遊星歯車変速機構のキャリアに、そ
の回転数が前記サンギャの回転数と前記リングギャの回
転数との間の回転数となるように調整して伝達し、それ
により前記分流された回転駆動力を動力循環を生じさせ
ることなく合流させることを特徴とする航空機搭載発電
機の定速駆動方法とされる。
より交流発電機を定速駆動させて発電する航空機搭載発
電機の定速駆動装置であって、前記定速駆動装置が、エ
ンジンの出力軸に接続された入力軸と、トラクション無
段変速機および動力分流軸を有する遊星歯車変速機構を
備える変速手段とを有し、前記トラクション無段変速機
の入力軸および前記動力分流軸の一端部が、前記入力軸
に前記エンジンからの回転駆動力を所定割合で分流させ
るよう接続され、前記トラクション無段変速機の出力軸
に前記遊星歯車変速機構のサンギャが形成され、前記動
力分流軸の他端部が前記遊星歯車変速機構のリングギャ
に接続され、前記遊星歯車変速機構のキャリアの回転数
が、同遊星歯車変速機構のサンギャの回転数およびリン
グギャの回転数の間との回転数となるよう調整されて動
力循環を生じないようにされ、前記エンジンの回転数の
変動が前記トラクション無段変速機により相殺されてな
ることを特徴とする航空機搭載発電機の定速駆動装置と
される。
クション無段変速機は、例えばトロイダルトラクション
ドライブにより構成される。
記トロイダルトラクションドライブがダブルキャビティ
型ロイダルトラクションドライブとされていたり、遊星
歯車変速機構の両側に前記ダブルキャビティ型トロイダ
ルトラクションドライブの出力ディスクが配設されてい
たりするのが好ましい。
ダブルキャビティ型トロイダルトラクションドライブの
出力軸に遊星歯車変速機構のサンギャが形成されてなる
のが好ましい。
記載の定速駆動装置の制御方法であって、エンジンの回
転数が所定回転数未満の場合、インプット回転数とアウ
トプット回転数との比を一定とする速比フィードバック
制御を行い、かつエンジンの回転数が所定回転数範囲の
場合、アウトプット回転数を一定とするアウトプット回
転数フィードバック制御を行うことを特徴とする定速駆
動装置の制御方法とされる。その場合、前記アウトプッ
ト回転数を検出する回転数センサを備え、前記回転数セ
ンサにより検出された回転数とインプット回転数との比
と、速比指令値との偏差をトラクション無段変速機への
変速指令信号とするのが好ましく、トラクション無段変
速機への入力回転数の変化率と前記偏差とを加算した信
号を前記無段変速機への変速指令信号とするのがより好
ましく、その上エンジンの回転数が所定回転数に到達し
た時点で、アウトプット回転数が所定回転数となるよう
速比が調整されているのがさらに好ましい。
記載の定速駆動装置の制御装置であって、トラクション
無段変速機に対して、エンジンの回転数が所定回転数未
満の場合、インプット回転数とアウトプット回転数との
比を一定とする速比フィードバック制御がなされ、かつ
エンジンの回転数が所定回転数範囲の場合、アウトプッ
ト回転数を一定とするアウトプット回転数フィードバッ
ク制御がなされるように構成されてなることを特徴とす
る定速駆動装置の制御装置とされる。その場合、エンジ
ンの回転数が所定回転数に到達した時点で、アウトプッ
ト回転数が所定回転数となるよう速比が調整されてなる
のが好ましい。
航空機搭載発電機とが同一ハウジングに収納されてなる
ことを特徴とする航空機搭載発電装置とされる。
ポンプおよび油圧モータを利用した従来の航空機搭載発
電機の定速駆動方法および定速駆動装置を使用した場合
と比較して、航空機に搭載される発電装置の効率および
信頼性を向上させることができる。
体の剪断抵抗を利用して動力を伝達する無段変速機だけ
ではなく、動力分流軸および2自由度を有する遊星歯車
変速機構にも常時分流されて伝達されるので、変速手段
を長寿命化することができるとともに、動力伝達効率の
向上も図ることができる。
であることにより、航空機搭載発電機の定速駆動装置の
軽量化およびコンパクト化を図ることができるという基
本的特色を有する。
作動特性にマッチさせて動作させることが可能となる。
車変速機構が無段変速機と同軸に配置されるとともに無
段変速機の出力部と遊星歯車変速機構のサンギヤとが兼
用されているので、遊星歯車変速機構を設けるためのス
ペースを大幅に節約することが可能となり、装置のさら
なる軽量・コンパクト化を図ることが容易になる。
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
る航空機搭載用発電装置(以下、単に発電装置という)
の概略構成およびギヤトレインをそれぞれ示し、この発
電装置1は、航空機エンジン(以下、単にエンジンとい
う)Aにより駆動される交流発電機2と、エンジンAの
回転数の変動に拘らず交流発電機2を駆動する駆動回転
数を一定に保つ定速駆動機構3とから構成されてなるも
のである。
000rpm)で駆動されて、規定周波数(400±7
Hz以下;MIL−STD−704Eに規定される)の
交流電力を発電する。なお、交流発電機2の構成は、公
知の発電機と同様のものとされているので、その詳細な
説明は省略する。
変速機(以下、単にトラクション無段変速機という)1
1と、このトラクション無段変速機11との間で動力分
流機能を持たせるために、動力分流軸を有しかつ2自由
度とされた遊星歯車変速機構12とから構成された変速
機構(手段)30と、この変速機構30における変速比
を制御する制御機構31とから構成されている。
変速機11および遊星歯車変速機構12の関係について
簡単に説明すると、トラクション無段変速機11はこの
実施形態ではダブルキャビティ型トロイダルトラクショ
ンドライブ20とされるとともに、キャビティ21,2
2の間に遊星歯車変速機構12の主要部(リングギヤ1
2aやサンギヤ12bなど)が配設された構成とされて
いる。つまり、遊星歯車変速機構12の主要部の一方お
よび他方の側に、前記キャビティ21の出力ディスク2
1bおよび前記キャビティ22の出力ディスク22bが
配設されている。また、遊星歯車変速機構12のサンギ
ヤ12bがトラクション無段変速機11の出力軸16と
兼用されている。
クションドライブDDとは、図4に示すように、回転軸
Sに沿ってキャビティC1,C2を所定の間隔を設けて
配設してなるものであって、各キャビティC1,C2の
外側に入力ディスクID1,ID2を配設するとともに両
入力ディスクID1,ID2を中間軸で連結する一方、各
キャビティC1,C2の内側に出力ディスクOD1,O
D2を配設するとともに両出力ディスクOD1,OD2を
連結している出力軸の中央部に設けられた出力歯車OG
から出力を取出すように構成されてなるトロイダルトラ
クションドライブをいう。これに対して、図5に示すよ
うに、単一のキャビティC1しか有しないトロイダルト
ラクションドライブをシングルキャビティ型トロイダル
トラクションドライブSDという。また、トロイダルト
ランクションドライブには、図6および図7に示すよう
にハーフ・トロイダル型とフル・トロイダル型がある
が、本発明には両者とも適用可能である。ただし、本明
細書に図示されているものはハーフ・トロイダル型であ
る。
速機11は、ダブルキャビティ型トロイダルトラクショ
ンドライブ20が使用されているが、使用するトロイダ
ルトラクションドライブはシングルキャビティ型トロイ
ダルトラクションドライブとされてもよい。ただし、摩
擦損失を低減する観点および大容量化の観点から使用す
るトロイダルトラクションドライブは、ダブルキャビテ
ィ型トロイダルトラクションドライブ20とされるのが
好ましい。
ティ型トロイダルトラクションドライブ20の変速範囲
は、0.5〜2.0の範囲とされている。このように、
ダブルキャビティ型トロイダルトラクションドライブ2
0の変速範囲の上限を2.0とするのは、接触部におけ
るスピンを低減してダブルキャビティ型トロイダルトラ
クションドライブ20の出力軸16の回転数を1500
0rpmの高速回転数とし、それによりダブルキャビテ
ィ型トロイダルトラクションドライブ20を軽量化する
ためである。なお、このダブルキャビティ型トロイダル
トラクションドライブ20の変速動作については後述す
る。
発電装置1の入力軸13はエンジンAの回転軸Bに接続
されており、この回転軸Bを介して伝達されるエンジン
Aの回転出力が入力軸13を介して定速駆動機構3に入
力される。
けられる一方、トラクション無段変速機11にはこのギ
ヤ13aと噛合するギヤ14aが設けられ、これにより
トラクション無段変速機11の入力軸14が入力軸13
に接続されるとともに、アイドラ15、つまり動力分流
軸15の一端にも前記ギヤ13aと噛合するギヤ15a
が設けられるとともに、その他端にもギヤ15bが設け
られていて、このギヤ15bがリングギヤ12aと噛合
し、それにより遊星歯車変速機構12が入力軸13に接
続されている。したがって、エンジンAの回転軸Bから
定速駆動機構3に入力される回転動力は、トラクション
無段変速機11と動力分流軸15を介して遊星歯車変速
機構12とに分流され、またそのときのトラクション無
段変速機11の動力PCVTと、遊星歯車変速機構12の
動力PRとの動力比(PCVT:PR)は次のようになる。
ただし、簡単のため、以下の計算では歯車および無段変
速機での損失はないものとされている。
比との積で表されるから、まずトルク比について検討す
る。
ついては、その比の大きさは遊星歯車変速機構12のサ
ンギヤ12bの歯数(G6)とリングギヤ12aの内歯
車の歯数(G7)との比i0(=G7/G6)により一
義的に決定される。すなわち、下記式(1)により決定
される。
れるトルク
およびキャリア12dの回転数も一義的に決定される。
すなわち、下記式(2)により決定される。
2dの回転数との関係も一義的に決定される。すなわ
ち、下記式(3)により決定される。
INの下でキャリア回転数ωSを一定とするには、入力軸
回転数ωINの変動をトラクション無段変速機11により
相殺するように変速比RCVTを制御すればよいのがわか
る。
と、動力分流軸15を介してリングギヤ12aとに分流
される動力の比は、前述したようにトルク比((1)式
より求まる)と回転数比(サンギヤ回転数ω2とリング
ギヤ回転数ω4の比)の積の比なので、動力比は下記式
(4)により表される。
る動力
について説明する。
ように、それぞれトラクション無段変速機11の入力軸
14と連動して回転する入力ディスク21a、22a
と、トラクション無段変速機11の出力軸16と連動し
て回転する出力ディスク21b、22bと、入力ディス
ク21a、22aおよび出力ディスク21b、22bの
間に介在する各4組のパワーローラ21c、22cと、
パワーローラ21c、22cの押付力を発生するための
軸力発生機構23などで構成される。そして、前述した
ように、出力軸16の中央部に遊星歯車機構12のサン
ギヤ12bが固定されあるいは一体化して形成されてい
る。つまり、出力軸16とサンギヤ12bとが兼用され
ている。
構12を回転支持する回転支持部材12fと回転支持部
材12eが出力ディスク21b,22bの出力軸16も
支持している。つまり、出力軸16に軸受け12gが装
着され、その軸受け12gを介して回転支持部材12e
および12fが出力軸16を回転可能に支持している。
そのため、定速駆動機構3の構成がコンパクトとなる。
また、遊星歯車変速機構12の出力であるキャリア12
dの出力は、キャリア12dと結合あるいは一体化され
た外歯車12hによりなされるので、下流側への動力の
伝達がスムーズになされる。
ト軸受け21eと、公知のトラニオン21fと呼ばれる
支持部材によって、ローラ軸回りの回転を許容し、かつ
ローラ軸21d,22dおよびディスク回転軸14を含
む平面内で傾転自在に支持されている。
入力ディスク21a、22a、出力ディスク21b、2
2bおよびパワーローラ21c、22cという3つの転
動体が高圧で押付けられて、その接触部に生じる高粘度
潤滑油膜の剪断抵抗によって動力が伝達される。また、
その変速方法は、キャビティ21、22におけるパワー
ローラ21c、22cの傾き、つまり傾転角Φを変化さ
せることによって、変速比を所定範囲内、例えば0.5
〜2.0の範囲内で任意に変化させるものである(図8
参照)。なお、傾転角Φの変化に伴う変速の具体的な内
容については後述する。
してなされる。なお、ここではキャビティ21を例にと
り説明する。
ている油圧アクチュエータ(以下、単にアクチュエータ
という)41のピストンロッド42を進出あるいは後退
させて、図9に示すように、傾転駆動軸を回転軸からΔ
Y変位させると、パワーローラ21cに接線方向の力F
tが発生し、その分力Fによりパワーローラ21cが新
たな釣合い位置まで傾転される。つまり、傾転角Φが変
化する。したがって、アクチュエータ41のピストンロ
ッド42の進出量を適宜調節することにより、傾転角Φ
を所望角度とすることができ、それにより所望の変速が
なし得る。
ると、過大スピンが生じて良好な動力伝達特性が得られ
なくなる。そのため、傾転角Φは一定の範囲に制限さ
れ、またこの傾転角Φを一定の範囲に制限するため、図
示はされていないが、キャビティ21,22にはメカニ
カルストッパーが設けられている。
ラ21c、22cと入力ディスク21a、22aとが接
触する位置をディスク回転軸から測った距離を入力側接
触半径Riとし、パワーローラ21c、22cと出力デ
ィスク21b、22bとが接触する位置をディスク回転
軸から測った距離を出力側接触半径Roとし、入力軸お
よび入力ディスク21a、22aの回転数をNiとし、
出力軸および出力ディスク21b、22bの回転数をN
oとすると、変速比RCVT=No/Ni=Ri/Roという関
係が成立する。そこで、各パワーローラ21c、22c
の傾転角Φを制御することによって、各接触半径Ri、
Roが連続的に変化するため、変速比No/Niを連続的
に変化させることが可能になる。
とパワーローラ21c(22c)の接点までの軸心から
の距離Riと出力ディスク21b(22b)とパワーロ
ーラ21c(22c)の接点までの軸心からの距離Ro
との比(Ri/Ro)で変速比は決まる。したがって、パ
ワーローラ21c(22c)の傾転角Φを変化させるこ
とによって、変速比を無段階に変えることが可能とな
る。
て説明する。
に、定速駆動機構3の入力軸13にアイドラ(動力分流
軸)15を介して接続されるリングギヤ12aと、トラ
クション無段変速機11の出力軸16に固定あるいは一
体化して形成されているサンギヤ12bと、リングギヤ
12aとサンギヤ12bとの間に嵌めこまれる複数の遊
星歯車機構12cと、これら遊星歯車機構12cのサン
ギヤ12b軸回りの回転に応じて回転するキャリア12
dと、リングギヤ12a、遊星歯車機構12c、キャリ
ア12dなどを回転可能に支持する回転支持部材12e
および12fとから構成されている。
星歯車機構12cが自由に回転できる状態でキャリア1
2dに固定されている他、リングギヤ12aおよびサン
ギヤ12bがそれぞれ回転可能とされた2自由度を有す
るとともにアイドラ15、つまり動力分流軸15を有す
る構成とされている。これによって、トラクション無段
変速機11と動力分流軸15との間で、発電機2を駆動
する回転駆動力を分流して伝達することが可能となる。
なお、このときの動力比は前記式(4)により決定され
る。
13の回転速度(以下、インプット回転数という)の変
化に応じてトラクション無段変速機11により、前記式
(3)の関係を維持させて変化させることによって、キ
ャリア12dの回転速度を一定(例えば6255rp
m)に保つことが可能となる。このキャリア12dの回
転出力は、アイドラ17でさらに増速され、発電機2を
例えば24000rpm一定で駆動する。(以下、発電
機2の回転数を定速駆動機構3の出力回転数としてのア
ウトプット回転数という)この場合、キャリア12dか
ら有効に出力を取出すためには、サンギヤ12bの回転
方向、リングギヤ12aの回転方向およびキャリア12
dの回転方向が同一方向とされている必要がある。ただ
し、回転方向を同一方向とするためには、下記式(5)
または(6)の関係を満足する必要がある。
には、動力循環が発生して効率が低下するという問題が
ある。
昇するときはトラクション無段変速機11は減速側(変
速比小)に動き、トラクション無段変速機11の制御不
安定の要因である、出力ディスク21b、22bおよび
パワーローラ21c、22cが過度の高速回転で回転さ
せられるのが防止される。
転駆動力を、トラクション無段変速機11を介して全て
伝達するのではなく、トラクション無段変速機11と遊
星歯車変速機構12とに分流させて伝達しているので、
トラクション無段変速機11の寿命を伸ばすことができ
るとともに、トラクション無段変速機11自体の重量を
軽減できる。また、一般的に無段階変速機構により伝達
可能な動力の上限は比較的低いが、遊星歯車変速機構1
2との間で動力を分流させることによって、定速駆動機
構3における伝達可能な動力の上限を引き上げることが
容易となるとともに、ギヤ部すなわち遊星歯車変速機構
12の効率が99%以上であるので、定速駆動機構全体
の動力伝達効率を95%程度に向上できる。
構3における制御機構31による変速機構30の変速比
制御(以下、IDG制御という)について説明する。
を示す。この制御ループ31は、調節部を構成するアン
プ32と、制御対象であるトラニオン21fを駆動する
油圧アクチュエータ41および変速機構などのメカニカ
ルな特性を示す部分、つまり制御対象の伝達関数から構
成されている。すなわち、ブロックD0はインプット回
転数N1とアウトプット回転数N3との比より速比esを
算出するものであり、ブロックD1は後述するブロック
D2、D3、D4により構成されるPID調節器Cのパ
ラメータの比率を一定にしたまま、PID調節器C全体
のゲインを調節するための比例器であり、ブロックD
2、D3、D4は、PID調節器Cを構成するそれぞれ
比例器、積分器、微分器であり、ブロックD5はインプ
ット回転数N1からインプット回転加速度に基づいた外
乱を算出する微分器であり、ブロックD6はリミッタで
あり、ブロックD7はピストン位置偏差ΔYからピスト
ン位置指令値Ycomを算出するための比例器であり、ブ
ロックD8はスプール弁体の変位特性を表した伝達関数
を有するスプール弁体特性部であり、ブロックD9、D
10は油圧アクチュエータ41のピストンロッド42の
動作特性を表した伝達関数を有するピストンロッド動作
特性部Pであり、ブロックD11、D12はパワーロー
ラ21c,22cの傾転特性を表した伝達関数を有する
傾転特性部Tである。なお、ブロックD5への入力はエ
ンジン回転数そのものとされてもよい。
よりトラニオン21f、22fを駆動する油圧アクチュ
エータ41のピストンロッド位置Yを調節し、各キャビ
ティ21、22におけるパワーローラ21c、22cの
傾転角Φを変化させることによって、アウトプット回転
数N3を一定とするように定速駆動機構3における変速
比(以下、速比ともいう)es(=N3/N1)を制御す
るものである。しかしながら、前述したようにトラクシ
ョン無段変速機11の可変速範囲には制限があるので、
この制御においてはインプット回転数N1に応じて制御
モードを切替える、すなわち制御モード1および制御モ
ード2に切替える方式が採用されている。
止時のようにインプット回転数N1が4500rpm未
満の運転状態において、速比esを一定(=esc;速比
指令値)とするための速比フィードバック制御が実行さ
れる速比一定モードであり、制御モード2は、インプッ
ト回転数N1が、例えば4500rpm以上9200r
pm以下の、始動および停止時を除く航空機の通常運転
状態において、アウトプット回転数N3を一定(=N
3com;目標アウトプット回転数指令値)とするためのア
ウトプット回転数フィードバック制御が実行されるアウ
トプット回転数一定モードである。これらの制御方法
は、例えば、デジタルサーボアンプを用いて、制御モー
ド1と制御モード2と2つのモードの切替制御を行う制
御プログラムを実行することによってなすことができ
る。ここで、制御モード1と制御モード2とが設けられ
ているのは、次のような理由による。
は始動時および停止時における低速回転数領域と、離陸
時および巡航時における高速回転数領域が存在する。一
方、トラクション無段変速機11には、前述したように
変速できる範囲に制限がある。具体的には、発電機2の
回転数N3を24000rpm一定にしようとする場
合、この定速駆動機構3への入力回転数N1は、450
0rpm〜9200rpmに制限される。つまり、N1
とN3の比を総変速比とすればその可変範囲は5.33
3〜2.608に制限される。
pm未満の場合には、回転数N3を24000rpm一
定にする制御がなし得ない。そのため、この実施形態に
おいては入力回転数N1が4500rpm未満の場合、
速比esを一定とする速比一定制御を行っているのであ
る。なお、入力回転数N1が4500rpm未満の場合
においても、回転数N3を目標回転数24000rpm
に一定とする制御を行ったときには、機械的に目標回転
数に到達することは不可能であるため、常に回転数偏差
がある程度以上に存在することになり、前記偏差を解消
するためのアクチュエータ41の動作がメカニカルスト
ッパーに規制されても継続されるので、アクチュエータ
41の動作不安定、ひいては制御不安定およびトラクシ
ョン部のスリップを招来する。
ード1と制御モード2との切替えは、インプット回転数
N1に応じてスイッチSW1およびスイッチSW2にお
ける接点を切替えることによって実行される。すなわ
ち、制御モード1による場合は各スイッチSW1、SW
2はA端子側に接続され、制御モード2による場合は各
スイッチSW1、SW2はB端子側に接続される。な
お、この切替においては、各スイッチSW1、SW2は
同時に切替えられる。
sを一定とする制御がなされる。この場合、発電機2は
所定回転数(24000rpm)で駆動されないために
発電装置1において発電は行われないため、APU(補
助発電機ユニット)による発電がなされることになる。
出されたインプット回転数N1およびアウトプット回転
数N3から速比esがブロックD0において算出される。
してブロックD1の入力側に送出されて、スイッチSW
1を介して同じくブロックD1の入力側に送出されてい
る速比指令値escとの偏差Δesが算出される。
力されて比例ゲインKp0により演算処理されて、PID
調節器Cに送出される。
り演算処理された偏差Δesを演算処理して操作量(具
体的にはピストン位置指令値Ycomとされる。)をブロ
ックD6に送出する。
出された後、インプット回転加速度に基づく外乱が加算
されてブロックD6に入力される。ここで、前記操作量
にインプット回転加速度に基づく外乱を加算するのは、
アウトプット回転数N3を保持するための変速動作の応
答性を上げるためである。これにより、インプット回転
数N1が変動を開始した瞬間、すなわちアウトプット回
転数N3にまだ回転数変動が現れていない時点におい
て、変速動作を開始できてアウトプット回転数N3を常
に一定に保つことが可能となる。なお、この場合インプ
ット回転加速度に代えて航空機エンジン回転加速度が用
いられてもよい。
算された前記操作量はリミット処理される。つまり、前
記ピストンロッド位置指令値Ycomが上限値を超えてい
れば、上限値を超えている部分をカットして上限値をピ
ストンロッド位置指令値Ycomとする一方、前記ピスト
ンロッド位置指令値Ycomが下限値未満であれば、下限
値未満の部分を無視して下限値をピストンロッド位置指
令値Ycomとするものである。このように、ピストン位
置指令値Ycomに制限を設けるのは、アクチュエータ4
1にスリップや制御不安定を生じさせないためである。
操作量(制限内操作量)はブロックD7に送出される。
の途中において、センサからフィードバックされている
ピストンロッド位置(実際位置)Yが減算されて制限内
操作量と実際位置との偏差(位置偏差)ΔYが算出され
る。ここで、実際位置Yのフィードバックを行うことに
より、実際のピストンロッドの動き量は確実に指令値ど
おりに動かすことができ、ピストンロッド位置をコント
ロールすることによりなされる回転数制御の応答性、安
定性を向上させることができる。
入力されて比例ゲインKp2により演算処理されてピスト
ンロッド位置指令値Ycomに変換された後、ブロックD
8に送出される。
ロックD8の伝達関数(比例ゲインKv al)によりスプ
ール弁変位Xに変換された後、ピストンロッド動作特性
部Pに送出される。
ッド動作特性部Pの伝達関数(比例ゲインKval)によ
りピストンロッド位置Yに変換された後、ピストンロッ
ド位置Yとして傾転特性部Tに送出される。
性部TのブロックD11の伝達関数により傾転角Φに変
換された後、ブロックD12に送出される。
達関数によりアウトプット回転数(制御量)N3に変換
されて出力される。
サ(図示省略)により検出されてブロックD0に入力さ
れて、速比esが算出されて前述したようにフィードバ
ック処理がなされる。
N1が4500rpmに到達した時点で、発電機2が所
定回転数となる速比esにトラクション無段変速機11
の変速比が維持されている。具体的には、最大増速側、
つまり変速比RCVTが2.0とされている。
において、アウトプット回転数N3が所定値、例えば4
500rpmを超えると、スイッチSW1,SW2がB
端子側に切替えられて制御モード2による制御がなされ
る。この制御モード2における制御は、ブロックD1へ
の入力がアウトプット回転数偏差ΔN3とされている他
は制御モード1と同様であるので、その詳細な説明は省
略する。
いて、エンジン停止などの原因によりアウトプット回転
数N3が所定値以下、例えば4500rpm以下になる
と、スイッチSW1,SW2が再度A端子側に切替えら
れて制御モード1による制御がなされる。
ット回転数N1に応じて各制御値がどのように変化する
かの一例を示す。このグラフ図では、エンジン始動時お
よびエンジン停止時のインプット回転数N1が4500
rpm未満の状態では、速比esを一定とする速比フィ
ードバック制御、つまり制御モード1が実行されること
が示されており、またインプット回転数N1が4500
〜9200rpmの状態では、アウトプット回転数N3
を一定(例えば、24000rpm)とするアウトプッ
ト回転数フィードバック制御、つまり制御モード2が実
行されることが示されている。
り具体的に説明する。
のトラクション無段変速機のみによる変速機構(比較例
1)について、1000時間負荷試験荷重(1000H
r Duty Cycle)におけるトラクション無段
変速機に流入する動力を図12に示す。また、そのとき
のトラクション無段変速機11に流れる動力の3乗平均
を実施例1および比較例1のそれぞれについて算出する
と、実施例1では49.4KWであり、比較例1では8
7.1KWである。
例1のそれの57%程度であるので、実施例1は比較例
1に対して、寿命は3倍に向上し、効率は10%向上す
るといえる。
のように設定した(実施例2)。すなわち、歯数G1:
59,歯数G2:65,歯数G3:64,歯数G4:9
5,歯数G5:35,歯数G6:25,歯数G7:6
3,歯数G8:19,歯数G9:93,歯数G10:4
6,歯数G11:93,歯数G12:49に設定した。
なお、図2に示す例はシングルキャビティ型のものであ
るが、ダブルキャビティ型のものについても同様であ
る。
170HP一定にして、インプット回転数N1を450
0〜9200rpmに変化させた状態のシミュレーショ
ンを行った。その結果を図13に示す。図13より、イ
ンプット回転数N1が増加するにともなって、トラクシ
ョン無段変速機11に分流されている動力が減少し、そ
れに対応して遊星歯車変速機構12に分流されている動
力が増大しているのがわかる。
駆動するためのエンジンAからの回転駆動力をトラクシ
ョン変速機11および遊星歯車変速機12に常時分流さ
せて伝達しているので、トラクション変速機11だけで
回転駆動力を伝達させる場合と比べて定速駆動装置3の
寿命を伸ばすことができる。特に、巡航時(入力回転数
約8000rpm)にトラクション無段変速機11に分
流される動力が小さくなるので、トラクション無段変速
機11の寿命を長寿命化できる。
ラクション変速機構11と同軸にかつトラクション変速
機構11を構成する2つのキャビティ21,22に挟ま
れた位置に配設されているとともに、サンギヤ12bが
トラクション変速機構11の出力軸16に固着あるいは
一体化形成されて出力軸16と兼用されており、遊星歯
車機構12と出力ディスク支持機構が一体化されている
ので、定速駆動装置3をコンパクトな設計とすることが
できる。
用いた従来の航空機搭載発電装置と比較して大幅に寿命
および効率を向上させることができる。
すように、遊星歯車変速機12をトラクション無段変速
機11と同軸に配設することなく並列的に配する構成も
可能である。また、トランクション無段変速機11と発
電機2およびその駆動ギヤ等は同一ハウジング内に収容
可能となっている。
発電機を駆動させる航空機エンジンの回転出力を、流体
の剪断抵抗を利用して動力を伝達する無段変速機と2自
由度を有する遊星歯車変速機構との組合せからなる変速
機構により、発電機を駆動する回転駆動力を2つの変速
機に常時分流させて伝達しつつ、一定回転数に変速させ
るようにしているので、変速機構の寿命を大幅に伸ばす
ことができるという優れた効果が得られる。
して動力を伝達する構成とされているので、無段変速機
構として油圧ピストンおよび油圧ポンプを用いた従来の
定速駆動方法と比較して大幅に寿命および効率を向上さ
せることができる。これによって、航空機の燃費を向上
させるという効果も達成できる。
速機を無段変速機と同軸に配置しているので、定速駆動
装置のコンパクト化が容易となる。これによって、従来
品との互換性を保つことが容易となるという効果も達成
できる。
ライブの変化比の関係は、常に安定側に働くようになっ
ており、制御の安定性を向上させている。
は、速比一定の制御モード1とアウトプット回転数一定
の制御モード2により制御をなしているので、エンジン
の運転状態に応じた最適な制御がなし得るという優れた
効果が得られる。すなわち、エンジン始動時および停止
時のようにエンジン回転数が所定回転数より低い状態で
は、トラクション無段変速機による変速を行う必要がな
いので、制御モード1によりトラクション無段変速機の
変速比を定格変速範囲内において一定に維持することに
より、トラクション無段変速機が過傾転することが避け
られるので、油圧アクチュエータの安定した動作が保証
される。一方、通常の運転状態において制御モード2に
よりアウトプット回転数を一定に維持して発電機におけ
る規定周波数内での交流発電を可能となし得るという優
れた効果が得られる。すなわち、制御モード2ではアウ
トプット回転数を検出し、それをフィードバックしてア
ウトプット回転数指令値との偏差をトラクション無段変
速機の変速指令値とする制御方法を用いることにより、
エンジン回転数の変動にかかわらず、トラクション無段
変速機はアウトプット回転数が常にアウトプット回転数
指令値と一致するように変速がなされる。
おいては、トラクション無段変速機の入力回転数変化率
またはエンジンの回転数変化率を、アウトプット回転数
フィードバックによるトラクション無段変速機の回転数
制御の変速指令値に加算することにより、エンジンの回
転数変動に対するトラクション無段変速機の応答性が向
上する。その結果、エンジン回転数が変動している最中
の過渡的な状態においても、目標とするアウトプット回
転数と実際のアウトプット回転数とのずれを非常に小さ
くできる。
の概略構成を示す図である。
る。
図である。
ライブの説明図である。
ドライブの説明図である。
面図である。
図である。
である。
す説明図である。
ク図である。
するためのグラフ図である。
試験荷重においてトラクション無段変速機に流入する動
力を示すグラフである。
分流割合を示すグラブである。
装置の概略構成を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 トラクション無段変速機と、動力分流軸
を有する遊星歯車変速機構とを備える定速駆動装置を用
いて、航空機エンジンにより交流発電機を定速駆動させ
て発電する航空機搭載発電機の定速駆動方法であって、 前記エンジンの回転出力から得られる所定回転数範囲で
かつ変動を伴う回転駆動力を、トラクション無段変速機
の入力軸と遊星歯車変速機構の動力分流軸とに所定割合
で分流し、 前記トラクション無段変速機の入力軸に分流された回転
駆動力を、前記遊星歯車変速機構のサンギャに前記エン
ジン回転数の変動を相殺しながら伝達し、前記動力分流
軸に分流された回転駆動力を、同遊星歯車変速機構のリ
ングギャに伝達し、 前記サンギャおよびリングギャに伝達された各回転駆動
力を同遊星歯車変速機構のキャリアに、その回転数が前
記サンギャの回転数と前記リングギャの回転数との間の
回転数となるように調整して伝達し、それにより前記分
流された回転駆動力を動力循環を生じさせることなく合
流させることを特徴とする航空機搭載発電機の定速駆動
方法。 - 【請求項2】 航空機エンジンにより交流発電機を定速
駆動させて発電する航空機搭載発電機の定速駆動装置で
あって、 前記定速駆動装置が、エンジンの出力軸に接続された入
力軸と、トラクション無段変速機および動力分流軸を有
する遊星歯車変速機構を備える変速手段とを有し、 前記トラクション無段変速機の入力軸および前記動力分
流軸の一端部が、前記入力軸に前記エンジンからの回転
駆動力を所定割合で分流させるよう接続され、前記トラクション無段変速機の出力軸に前記遊星歯車変
速機構のサンギャが形成され 、 前記動力分流軸の他端部が、前記遊星歯車変速機構のリ
ングギャに接続され、 前記遊星歯車変速機構のキャリアの回転数が、同遊星歯
車変速機構のサンギャの回転数およびリングギャの回転
数の間との回転数となるよう調整されて動力循環を生じ
ないようにされ、 前記エンジンの回転数の 変動が前記トラクション無段変
速機により相殺されてなることを特徴とする航空機搭載
発電機の定速駆動装置。 - 【請求項3】 前記トラクション無段変速機がトロイダ
ルトラクションドライブとされてなることを特徴とする
請求項2記載の定速駆動装置。 - 【請求項4】 前記トロイダルトラクションドライブが
ダブルキャビティ型ロイダルトラクションドライブとさ
れてなることを特徴とする請求項3記載の定速駆動装
置。 - 【請求項5】 遊星歯車変速機構の両側にダブルキャビ
ティ型トロイダルトラクションドライブの出力ディスク
が配設されてなることを特徴とする請求項4記載の定速
駆動装置。 - 【請求項6】 ダブルキャビティ型トロイダルトラクシ
ョンドライブの出力軸に遊星歯車変速機構のサンギャが
形成されてなることを特徴とする請求項5記載の定速駆
動装置。 - 【請求項7】 請求項2ないし請求項6のいずれか一項
に記載の定速駆動装置の制御方法であって、 エンジンの回転数が所定回転数未満の場合、インプット
回転数とアウトプット回転数との比を一定とする速比フ
ィードバック制御を行い、かつエンジンの回転数が所定
回転数範囲の場合、アウトプット回転数を一定とするア
ウトプット回転数フィードバック制御を行うことを特徴
とする定速駆動装置の制御方法。 - 【請求項8】 前記アウトプット回転数を検出する回転
数センサを備え、前記回転数センサにより検出された回
転数とインプット回転数との比と、速比指令値との偏差
をトラクション無段変速機への変速指令信号とすること
を特徴とする請求項7記載の制御方法。 - 【請求項9】 トラクション無段変速機への入力回転数
の変化率と前記偏差とを加算した信号を前記無段変速機
への変速指令信号とすることを特徴とする請求項8記載
の定速駆動装置の制御方法。 - 【請求項10】 エンジンの回転数が所定回転数に到達
した時点で、アウトプット回転数が所定回転数となるよ
う速比が調整されていることを特徴と する請求項7記載
の定速駆動装置の制御方法。 - 【請求項11】 請求項2ないし請求項6のいずれか一
項に記載の定速駆動装置の制御装置であって、 トラクション無段変速機に対して、エンジンの回転数が
所定回転数未満の場合、インプット回転数とアウトプッ
ト回転数との比を一定とする速比フィードバック制御が
なされ、かつエンジンの回転数が所定回転数範囲の場
合、アウトプット回転数を一定とするアウトプット回転
数フィードバック制御がなされるように構成されてなる
ことを特徴とする定速駆動装置の制御装置。 - 【請求項12】 エンジンの回転数が所定回転数に到達
した時点で、アウトプット回転数が所定回転数となるよ
う速比が調整されてなることを特徴とする請求項11記
載の定速駆動装置の制御装置。 - 【請求項13】 請求項2ないし請求項6のいずれか一
項に記載の定速駆動装置と、航空機搭載発電機とが同一
ハウジングに収納されてなることを特徴とする航空機搭
載発電装置。
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