JP3440226B2 - 高屈折率を有する導電性高分子薄膜透明フィルムコーティング液組成物 - Google Patents

高屈折率を有する導電性高分子薄膜透明フィルムコーティング液組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高屈折率を有する導
電性高分子薄膜透明フィルムコーティング液組成物に関
するものであり、より詳しくはポリチオフェン系導電性
高分子、高屈折無機ゾル、アルコール及びアミド系溶媒
から構成される、陰極線管(CRT;cathode
ray tube)の外面ガラスなどにコーティングさ
れる場合、屈折率RIが1.6〜2.0、透過度90〜
98%、表面抵抗1×103〜1×108Ω/□の高屈折
率導電性高分子薄膜フィルムを製造し得るコーティング
液組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】導電性高分子化合物として広く用いられ
ているものとしては、ポリアニリン、ポリピロール、ポ
リチオフェンなどがある。これらは、重合が容易であ
り、優秀な電気伝導性のため、長い間、合成金属(sy
nthetic metal)として注目を浴びて、電
子波材料、二次電池の電極、透明電極など、いろいろの
導電性材料としての応用可能性が提案されてきたが、加
工上の難点、熱的、大気的問題、紫外線に対する安全性
不足などの問題のため、実際に商業化に成功した例は極
めて一部に過ぎない。
【0003】最近、既存の導電性高分子の前記のような
諸般問題点を解決して、導電性材料として注目を浴びて
いるものとしては、米国特許第5,035,926号及
び第5,391,472号に記載されているポリチオフ
ェン系導電性高分子であるポリエチレンジオキシチオフ
ェン(PEDT)がある。これは、ポリアニリン系、ポ
リピロール系だけでなく、同種のポリチオフェン系のよ
うなほかの導電性高分子に比べ、卓越した可溶性、優秀
な大気、熱的、紫外線安定性の性質のため、これまで、
耐久性の問題に起因して、殆ど使用できなかった外部露
出部位の導電性コーティング膜として使用されてきた。
すなわち、前記PEDTは高分子酸塩(例えば、ポリス
チレンスルホネート)でドーピングされているため、水
分散が可能な特性を保有し、この水分散液は低沸点を有
しながらも環境親和的なC1〜C4アルコール溶媒との相
溶性に優れておりアルコール溶媒で希釈した後、多様な
コーティング液に製造し得る利点がある。特に、薄膜フ
ィルムを形成した場合、優秀な透過度のため、CRTガ
ラス表面、透明プラスチック表面(パネル、フィルム)
などの透明基質にコーティングして、電子波遮蔽材料、
静電気防止材のような導電性コーティング材として使用
できる。このようなPEDTの代表的な例としては、現
在市販されているバイエル社(Bayer Cor
p.)のバイトロンピー(Baytron P:Gra
de A4071)(1.3〜1.5質量%水溶液)が
挙げられる。
【0004】従来、CRTの外面ガラスの導電性コーテ
ィング材料として使用されている無機系ATO(ant
imontinoxide)、ITO(indiumt
inoxide)薄膜の場合は、導電性機能だけでな
く、RIが1.6以上の高屈折率を有するので、図1に
示すように、光の干渉により表面反射光を低減させて鏡
面反射率を低めるため、解像度及び目の疲労度の低減を
最大化し得る効果を有する。このような低反射効果は、
CRTガラスパネル1の表面上に高屈折層2(第1層:
導電性層)−低屈折層3(第2層:SiO2層)から構
成されることが要求される。このような低反射の機能
は、人が近接して使用するコンピュータモニタ用CRT
の場合にほぼ必ず要求されるものである。
【0005】このようなCRTの低反射目的のコーティ
ング材及び膜構造については、米合衆国特許第5,68
1,885号、同第5,572,086号、同第5,6
52,477号及び同第5,523,469号に詳細に
記載されている。
【0006】しかし、PEDT導電性高分子コーティン
グ液が前記のようなCRTの外面ガラスの第1層導電性
薄膜透明フィルムコーティング材として使用される場合
の致命的な欠点は、屈折率RI(refrective
index;RI)が1.30〜1.40であり、C
RTのガラスパネルの屈折率RIである1.54より遥
かに低いという点である。したがって、図1に示す第1
層導電性層、つまり高屈折層2のRIが1.6以上の高
屈折率を持たず、低反射効果を期待することができない
ため、無機系コーティング材に比べ、優秀な導電性及び
透明性を有するコーティング膜を製造し得ることにもか
かわらずCRTの外面ガラスコーティング材としてめっ
たに使用し得ないことが実状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は上記問
題点に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、CR
Tのガラス表面のような透明材質上にコーティングした
場合、高屈折率を持つことにより低反射効果を実現し、
かつ優秀な導電性、透明性、加工性を有するコーティン
グ材を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記のよ
うなPEDT導電性高分子薄膜透明フィルムが、低屈折
率のため低反射フィルムとして使用できない問題点を解
決するために鋭意研究した結果、PEDT導電性高分子
溶液に対する分散性に非常に優れた金属酸化物であり、
かつそれ自体の屈折率RIが1.60以上である高屈折
無機ゾル及び分散溶媒を使用したコーティング液によ
り、高屈折率の導電性高分子薄膜透明フィルムを製造し
得ることを見出した。
【0009】従って本発明は、固形分含量が1.2〜
1.5質量%であるポリチオフェン系導電性高分子水溶
液2〜20質量%、固形分含量が14〜16質量%であ
り、屈折率RIが1.6以上である無機ゾル0.5〜2
0質量%、炭素数1〜3のアルコール溶媒49.85〜
97.39質量%、アミド系溶媒0.1〜10質量%、
水溶性又はアルコール可溶性樹脂バインダ0.005〜
0.1質量%、及びスルホン酸基を有するモノマードー
パント0.005〜0.05質量%からなることを特徴
とする導電性高分子薄膜透明フィルムコーティング液組
成物である。
【0010】さらに本発明は、前記ポリチオフェン系導
電性高分子水溶液はポリエチレンジオキシチオフェン水
溶液であることを特徴とする前記導電性高分子薄膜透明
フィルムコーティング液組成物である。
【0011】さらに本発明は、前記無機ゾルは、TiO
2 ゾル、CeO2ゾル、TiO2−Fe23−SiO2
ル、TiO2−CeO2−SiO2ゾル、TiO2−ZrO
2−SiO2ゾル、TiO2−CeO2ゾル、及びCeO2
−SiO2ゾルからなる群から選択される一種以上であ
ることを特徴とする前記導電性高分子薄膜透明フィルム
コーティング液組成物である。
【0012】さらに本発明は、前記アミド系溶媒は、ホ
ルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルプロピ
オンアミド、及びN−メチルピロリドンからなる群から
選択される一種以上であることを特徴とする前記導電性
高分子薄膜透明フィルムコーティング液組成物である。
【0013】さらに本発明は、前記樹脂バインダは、ポ
リメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリビニ
ールアルコール、ポリビニールアセタル、ポリビニール
ブチラル、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、及びポリビニー
ルアセテートからなる群から選択される一種以上である
ことを特徴とする前記導電性高分子薄膜透明フィルムコ
ーティング液組成物である。
【0014】さらに本発明は、前記スルホン酸基を有す
るモノマードーパントは、P−トルエンスルホン酸、ド
デシルベンゼンスルホン酸、1,5−アントラキノンジ
スルホン酸、2,6−アントラキノンジスルホン酸、ア
ントラキノンスルホン酸、4−ヒドロキシベンゼンスル
ホン酸、メチルスルホン酸、及びニトロベンゼンスルホ
ン酸からなる群から選択される一種以上であることを特
徴とする前記導電性高分子薄膜透明フィルムコーティン
グ液組成物である。
【0015】さらに本発明は、前記コーティング液組成
物を、陰極線管の外面ガラスにスピンコーティング又は
スプレーコーティングした後、150〜200℃で30
分〜1時間熱焼成して製造する屈折率RIが1.6〜
2.0、透過度90%〜98%、表面抵抗1×103
1×108Ω/□の導電性高分子薄膜透明フィルムであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳細に説明す
る。本発明の導電性高分子はポリチオフェン系導電性高
分子であればいずれも使用可能だが、好ましくは水溶性
ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDT)(バイエ
ル社製、商品名:Baytron P)であり、これは
ドーパントとしてポリスチレンスルホネート(PSS)
がドーピングされているので、水によく溶け、熱的安全
性及び紫外線安定性に非常に優れた性質を有するもので
ある。また、このPEDTは、水に対する最適分散性を
維持するため、PEDT及びPSS固形分濃度が1.2
〜1.5質量%に調整されている(以下、PEDTはド
ーパントが含まれたものを意味する)。更に、前記PE
DTは水及び/又はアルコール及び/又はアミド系溶媒
のような誘電常数の大きい溶媒とよく混合できるため、
このような溶媒と希釈して容易にコーティングすること
ができ、コーティング膜を形成した場合、他種の導電性
高分子であるポリアニリン又はポリピロールに比べて優
秀な透明度を示す。
【0017】本発明に使用される導電性高分子であるP
EDTの使用量は2〜20質量%が好ましいが、2質量
%未満の場合には、導電性薄膜フィルムの商業的に適用
できる最小の電導度の表面抵抗値108Ω/□を超える
ため問題となり、その一方で20質量%を超える場合に
は、電導度は優秀であるが、PEDTと後述する高屈折
無機ゾルが溶液中でゲル化するため、高均一薄膜が要求
されるCRTの外面ガラスのコーティングに好ましくな
いという問題点だけでなく、透過度が90%以下となり
透明膜としては好ましくない。
【0018】本発明において、PEDT導電性高分子薄
膜透明フィルムの屈折率を増加させるために特徴的に使
用される金属酸化物高屈折無機ゾルは、それ自体で薄膜
フィルムを形成した場合、屈折率RIが1.6以上であ
るものが好ましい。例えば、TiO2ゾル(デュポン社
のTYZER TEを、メタノールで加水分解したもの
であり、固形分15%溶液)、CeO2ゾル(Nyac
ol社のColloidalceriasol、固形分
20%水溶液)、TiO2−Fe23−SiO2ゾル(例
えば、触媒化成(株)のOptolake 1130F
-2(A-8)、固形分濃度30質量%、エタノールに分
散)、TiO2−CeO2−SiO2ゾル(例えば、触媒
化成(株)のOptolake 1130A(A-
8)、固形分濃度30質量%、メタノールに分散)、T
iO2−ZrO2−SiO2(例えば、触媒化成(株)の
Optolake 1130Z、固形分濃度15質量
%、水に分散)、TiO2−CeO2ゾル(例えば、触媒
化成(株)製品、固形分濃度20質量%、メタノールに
分散)、CeO2−SiO2ゾル(テトラエトキシシラン
(TEOS)をCeO2水溶液及びメタノールで加水分
解、CeO2/SiO2=85/15質量%、固形分濃度
15%)から選択することができる。
【0019】このような高屈折無機ゾルは、固形分濃度
が30質量%であるものをそのまま使用してもかまわな
いが、固形分濃度が14〜16質量%となるように、溶
媒で希釈して使用することが好ましい。これは、固形分
濃度が14〜16質量%の範囲を外れる濃度である場
合、特に16質量%を超える場合は、高屈折ゾル溶液を
導電性高分子が含まれたコーティング液に添加すると
き、非常に慎重に徐々に添加しなければゲル化が発生す
る場合が度々あるためである。また14質量%未満の場
合、添加効果が低くなり好ましくない。
【0020】前記のような固形分濃度を有する高屈折無
機ゾルは0.5〜20質量%使用することが好ましい
が、0.5質量%未満であると、フィルムにした場合の
本発明で要求するRIが1.6以上の高屈折が実現せず
好ましくない。また20質量%を超える場合は、フィル
ムの屈折率は非常に優秀であるが、非導電性物質が多く
なるために表面抵抗が108Ω/□以上となり、電導度
が非常に低くなってしまい、さらに導電性高分子と高屈
折ゾル溶液内でゲル化が容易に起こり、高均一膜を実現
することができないという問題点が生じ好ましくない。
【0021】本発明に使用されるPEDT導電性高分子
水溶液、及び高屈折無機ゾル溶液の分散溶媒としては、
必ずアルコール溶媒にアミド溶媒が混合されたものを使
用することが必要である。これは、アルコール溶媒単独
で使用する場合、コーティング膜の電導度が非常に低く
なる傾向があるため好ましくないためである。そこでア
ルコール及びアミド溶媒を共同で使用すれば、コーティ
ング膜の電導度が優秀になり、PEDT導電性高分子水
溶液の使用量が少量でも、本発明で望む十分な膜電導度
を発現し得るので、かなり経済的であるだけでなく、ゲ
ル化発生の問題も非常に少ないため、溶液の長期安定性
の面でも非常に優秀な利点がある。
【0022】好ましいアルコール溶媒の例としては、メ
タノール、エタノール、イソプロパノールのような炭素
数1〜3個のアルコール類が挙げられるが、このうちで
も最も好ましいものはメタノール、エタノール、イソプ
ロパノールの順である。したがって、2種以上のアルコ
ール溶媒を混合して使用する場合は、分散性を考慮し
て、メタノールが50%以上含まれた混合アルコールを
使用することが好ましい。
【0023】また、本発明の好ましいアミド系溶媒とし
ては、ホルムアミド(FA)、N−メチルホルムアミド
(NMFA)、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)、アセトアミド(AA)、N−メチルアセトアミド
(NMAA)、N,N−ジメチルアセトアミド(DM
A)、N−メチルプロピオンアミド(MPA)、N−メ
チルピロリドン(NMP)などからなる群から選択する
ことができる。このようなアミド系溶媒は、共通に分子
内アミド基[−N(R)−C=O](R=アルキル基)
を有する特徴を持つものである。
【0024】分散溶媒は、49.85〜97.39質量
%のアルコール溶媒を主成分とし、アミド系溶媒を0.
1〜10質量%の範囲で混合して使用する。この際に、
アミド系溶媒の使用量が0.1質量%未満の場合は、本
発明で達成しようとする十分な電導度を得ることができ
なく、10質量%を越える場合は、電導度は所望の範囲
内にすることができるが、アミド溶媒の過剰による問題
点、つまりアミドの沸点が高いために、150℃以上の
高温焼成を行った後にも、わずかでも残留するアミド溶
媒が存在すると長期安全性に悪影響を及ぼし、さらにコ
ーティングの後のアミド系溶媒の残留により、2次コー
ティングのような後続工程の遅延など、好ましくない現
象を招くことになる。
【0025】本発明では、前述したPEDT導電性高分
子水溶液、高屈折無機ゾル溶液、アルコール溶媒、アミ
ド溶媒から構成された組成物によっても本発明の効果を
十分に得ることができるが、PEDTが10質量%未満
の低濃度である場合、コーティング基質の表面が十分に
きれいでなければ、分散性及び接着性が低下する場合が
ある。このような場合、水溶性及びアルコール可溶性樹
脂バインダを使用して予防することが好ましい。
【0026】したがって、本発明に使用される樹脂バイ
ンダとしては、例えば、ポリメチルメタクリレート(P
MMA)、ポリアクリレート(PAA)、ポリビニール
アルコール(PVOH)、ポリビニールアセタル(PV
AT)、ポリビニールブチラル(PVB)、メチルセル
ロース(MC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HP
C)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ポリビ
ニールアセテート(PVAc)などが挙げられる。この
ような樹脂バインダは溶液状態(例えば、アルコール又
は水溶液)で添加することが好ましく、その添加量は固
形分基準で0.005〜0.1質量%が好ましい。樹脂
バインダの固形分基準添加量が0.005質量%未満の
場合は、本発明で望む基質接着性の効果を発揮できず分
散性が阻害され、0.1質量%を超える場合は、このよ
うな高分子による高粘度により、スピンコーティングの
後、櫛形部が発生するなど、膜の均一性面で問題が発生
するため好ましくない。
【0027】更に、本発明では、前述した成分のほかに
もコーティング膜の電導度を維持するため、スルホン酸
基を有するモノマードーパントを使用して膜電導度を向
上させる。このようなモノマードーパントの例として
は、p−トルエンスルホン酸(p-TSA)、ドデシル
ベンゼンスルホン酸(DDBSA)、1,5−アントラ
キノンジスルホン酸(1,5-AQSA)、2,6−ア
ントラキノンジスルホン酸(2,6-AQSA)、アン
トラキノンジスルホン酸(AQSA)、4−ヒドロキシ
ベンゼンスルホン酸(4-HBSA)、メチルスルホン
酸(MSA)、ニトロベンゼンスルホン酸(NBSA)
などが挙げられる。このうち、酸の形態のものはそのま
ま使用し、ナトリウム塩の形態として存在する場合は、
硝酸水溶液(pH=2)を用いて、酸の形態に変換して
使用することが好ましい。
【0028】スルホン酸基を有するスルホン酸モノマー
ドーパントは水溶液形態で添加することが分散性の面で
好ましく、添加量は固形分を基準として0.005〜
0.05質量%である。固形分含量が0.005質量%
未満の場合には、本発明で要求する電導度上昇効果がな
く、0.05質量%を超える場合は、分散性が不良なた
め、電導度を妨害する結果を招き、好ましくない。
【0029】前述した各成分を用いて本発明のコーティ
ング液を製造する方法は、所定容量の容器にPEDT導
電性高分子水溶液を添加し激しく攪拌しながら、高屈折
ゾル溶液、アルコール溶媒、アミド系溶媒、スルホン酸
基を有するモノマードーパント水溶液、水溶性又はアル
コール可溶性樹脂バインダ溶液を順次添加し、常温で2
〜4時間程度十分に攪拌して完成する。この際に、添加
順序による物性変化は微小であるが、本発明の物性を発
現するのに最適の順序は前述したようにすることがよ
い。
【0030】つぎに、前記のように製造した高屈折率の
導電性高分子薄膜透明フィルムコーティング液を用い
て、CRTの外面ガラスに低反射導電性薄膜透明フィル
ムを製造する代表的な方法について、図2を参照しなが
ら説明する。
【0031】まず、CRTの外面ガラス6をCeO2
ポリシングし、エタノールで洗浄し、乾燥させた後、本
発明により製造された高屈折の導電性高分子薄膜透明フ
ィルムコーティング液を、前記CRTの外面ガラスに約
100nmの厚さでスピンコーティングし、乾燥させ、
高屈折の導電性薄膜層である第1層膜5を形成する(R
I=1.6〜2.0)。その後、テトラエトキシシラン
(TEOS)で加水分解したSiO2ゾル溶液を第1層
コーティング面上にスピンコーティング法でコーティン
グ及び乾燥して、約95nmの低屈折薄膜層である第2
層膜4を形成し(RI=1.45)、最終的に、硬質の
フィルムを形成するため150〜200℃で30分〜1
時間乾燥させることにより製造することができる。
【0032】以下、本発明を実施例に基づいてより詳細
に説明するが、これらは本発明の例示に過ぎないもの
で、本発明を制限するものではない。
【0033】
【実施例】まず、本発明の実施例で使用した高屈折率の
導電性高分子薄膜透明フィルムコーティング液組成物を
製造するのに使用される成分、および形成したコーティ
ング膜の物性評価方法は次のようである。
【0034】PEDT導電性高分子水溶液:バイエル社
のバイトロンピー4071(Bayer社のBaytr
on P 4071)(固形分1.3質量%)。
【0035】高屈折ゾル溶液:TiO2−Fe23−S
iO2ゾル(触媒化成(株)のOptolake 11
30F-2(A-8)、メタノールに分散)、TiO2
CeO2−SiO2ゾル(触媒化成(株)のOptola
ke 1130A(A-8)、メタノールに分散)、T
iO2−ZrO2−SiO2ゾル(触媒化成(株)のOp
tolake 1130Z、水に分散)、TiO2−C
eO2ゾル(触媒化成(株)製品、メタノールに分
散)、CeO2−SiO2(SCGゾルという:TEOS
をCeO2水溶液及びメタノール溶媒で加水分解して製
造、比率CeO2/SiO2=85/15質量%)。この
際に、固形分の濃度は15質量%である。
【0036】アルコール溶媒及びアミド溶媒:アルドリ
ッチ社(Aldrich)の製品を、特に加工を行わず
にそのまま使用した。
【0037】物性評価方法 電導度:マルチメーターを使用して、単位面積当たり表
面抵抗で評価した。 透過度:UV−可視分光光度計(Visible Sp
ectrometer)を使用して、550nmの透過
度で測定した。 膜屈折率:(株)三中光産業の楕円偏光計(Ellip
someter)で測定した。 膜均一性:肉眼で評価して、ゲル化によりコーティング
膜の状態が不均一であるか、ゲル化物がコーティング膜
にそのまま存在する場合、不良と評価した。
【0038】実施例1〜12 実施例1〜12は、本発明のコーティング液組成物にお
いて、基本組成成分のみを使用し、規定された組成比の
範囲内で実施したもので、前記の組成成分を1Lのガラ
ス容器内に、表1に例示した混合質量比で添加する。す
なわち、PEDT導電性高分子水溶液を添加し、激しく
攪拌しながら、メタノールに分散された高屈折ゾル溶
液、アルコール溶媒、アミド系溶媒を順次添加し、常温
で3時間程度十分に攪拌してコーティング液を製造した
後、これをガラス表面に約100nmの厚さで塗布して
コーティング塗膜を形成した。収得されたコーティング
塗膜について物性を測定し、その結果を表1にともに示
した。
【0039】
【表1】
【0040】実施例13〜20 本実施例13〜20は、前記実施例1〜12の基本組成
に更に樹脂バインダとモノマードーパントを添加して実
施したもので、PEDT導電性高分子水溶液、高屈折ゾ
ル溶液、アルコール溶媒、アミド系溶媒は表1と同一の
ものを使用し、樹脂バインダとしてPAA(水溶性)、
HPC(メタノール可溶)、PVB(エタノール可
溶)、PVAc(エタノール可溶)を、モノマードーパ
ントとしてp−TSA(水溶性)、4−HBSA(水溶
性)を添加して使用した。これらはアルドリッチ社の製
品をそのまま使用し、樹脂バインダ及びモノマードーパ
ントは、添加の容易性のため、全て1%水溶液又はアル
コール溶液で希釈して使用した。前記成分の組成を下記
表2のようにしてコーティング液を製造し、コーティン
グ膜を形成した後、物性を評価してその結果を表2にと
もに示した。
【0041】
【表2】
【0042】比較例1〜6 本比較例1〜6は本発明の組成物の組成比を外れる場合
の効果を確認するためのもので、PEDT導電性高分子
水溶液、高屈折ゾル溶液、アルコール溶媒、アミド系溶
媒は表1と同一のものを使用したが、本発明の範囲外の
量で使用して比較目的として試験を行った。前記成分の
組成を下記表3のようにしてコーティング液を製造し、
コーティング膜を形成した後、物性を評価してその結果
を表3にともに示した。
【0043】
【表3】
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコーティ
ング液組成物で、CRTの外面ガラス又は透明基質上に
コーティングして薄膜を形成する場合、屈折率RIが
1.6〜2.0、透過度90%〜98%、表面抵抗1×
103〜1×108Ω/□の高屈折率を有する導電性高分
子薄膜フィルムを収得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CRTの外面ガラスコーティング膜の低反射原
理を示す概略図である。
【図2】本発明のコーティング液組成物でコーティング
して製造した低反射コーティング膜の構造を示す概略図
である。
【符号の説明】 1・・・CRTのガラスパネル、 2・・・高屈折層、 3・・・低屈折層、 4・・・第2層膜、 5・・・第1層膜、 6・・・CRTの外面ガラス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01B 5/14 H01B 5/14 A H01J 29/88 H01J 29/88 (72)発明者 張 斗 ▲遠▼ 大韓民國大田市儒城區田▲みん▼洞 世 宗アパート103−1103号 (56)参考文献 特開 平11−353934(JP,A) 国際公開98/25274(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 1/20 C08J 5/18 CEZ C09D 7/12 C09D 181/02 H01B 1/12 H01B 5/14 H01J 29/88

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形分含量が1.2〜1.5質量%であ
    るポリチオフェン系導電性高分子水溶液2〜20質量
    %、固形分含量が14〜16質量%であり、屈折率RI
    が1.6以上である無機ゾル0.5〜20質量%、炭素
    数1〜3のアルコール溶媒49.85〜97.39質量
    %、アミド系溶媒0.1〜10質量%、水溶性又はアル
    コール可溶性樹脂バインダ0.005〜0.1質量%、
    及びスルホン酸基を有するモノマードーパント0.00
    5〜0.05質量%からなることを特徴とする導電性高
    分子薄膜透明フィルムコーティング液組成物
  2. 【請求項2】 前記ポリチオフェン系導電性高分子水溶
    液はポリエチレンジオキシチオフェン水溶液であること
    を特徴とする請求項1に記載の導電性高分子薄膜透明フ
    ィルムコーティング液組成物。
  3. 【請求項3】 前記無機ゾルは、TiO 2 ゾル、CeO2
    ゾル、TiO2−Fe23−SiO2ゾル、TiO2−C
    eO2−SiO2ゾル、TiO2−ZrO2−SiO2
    ル、TiO2−CeO2ゾル、及びCeO2−SiO2ゾル
    からなる群から選択される一種以上であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の導電性高分子薄膜透明フ
    ィルムコーティング液組成物。
  4. 【請求項4】 前記アミド系溶媒は、ホルムアミド、N
    −メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
    ド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−
    ジメチルアセトアミド、N−メチルプロピオンアミド、
    及びN−メチルピロリドンからなる群から選択される一
    種以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    一項に記載の導電性高分子薄膜透明フィルムコーティン
    グ液組成物。
  5. 【請求項5】 前記樹脂バインダは、ポリメチルメタク
    リレート、ポリアクリレート、ポリビニールアルコー
    ル、ポリビニールアセタル、ポリビニールブチラル、メ
    チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
    ロキシエチルセルロース、及びポリビニールアセテート
    からなる群から選択される一種以上であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性高分子
    薄膜透明フィルムコーティング液組成物。
  6. 【請求項6】 前記スルホン酸基を有するモノマードー
    パントは、P−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼン
    スルホン酸、1,5−アントラキノンジスルホン酸、
    2,6−アントラキノンジスルホン酸、アントラキノン
    スルホン酸、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、メチ
    ルスルホン酸、及びニトロベンゼンスルホン酸からなる
    群から選択される一種以上であることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか一項に記載の導電性高分子薄膜透明
    フィルムコーティング液組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載のコ
    ーティング液組成物を、陰極線管の外面ガラスにスピン
    コーティング又はスプレーコーティングした後、150
    〜200℃で30分〜1時間熱焼成して製造する屈折率
    RIが1.6〜2.0、透過度90%〜98%、表面抵
    抗1×103〜1×108Ω/□の導電性高分子薄膜透明
    フィルム。
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