JP5771967B2 - 反射防止フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばプラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶ディスプレイパネル(LCD)等に適用され、単層構成で十分な反射防止性能を有し、かつ帯電防止性能にも優れた反射防止フィルムに関する。
近年、プラズマディスプレイパネル、液晶ディスプレイパネル等の電子画像表示装置(電子ディスプレイ)は、テレビやモニター用途として著しい進歩を遂げ、広く普及している。これら電子画像表示装置は、大型化に伴い、外光の映り込みによる視認性の低下が問題となっている。そのため、透明基材フィルムの表面に反射防止層を設けて形成された反射防止フィルムをディスプレイ表面に貼り合わせ、視認性を高める方法が一般的に採用されている。
さらに、静電気によるディスプレイ表面への埃などの付着を防止するために、これらの反射防止フィルムには帯電防止性能を有することが求められている。例えば、中空シリカ微粒子と多官能(メタ)アクリレートからなる低屈折率層を設けてなる反射防止フィルムが知られている(特許文献1を参照)。しかしながら、特許文献1に記載の反射防止フィルムは反射防止性能には優れるものの、帯電防止性能を付与するためには帯電防止性能を有するハードコート層もしくは帯電防止層を透明基材フィルムと低屈折率層の間に設ける必要があり、塗工回数が増えてしまう結果生産性が低下する。
また、π共役系導電性高分子は、良好な導電性を示すことから各種の帯電防止剤や電極材料等の工業材料として使用されている。このπ共役系導電性高分子は、ドーパントと呼ばれる物質をドーピングすることによって、高い導電性が付与される。例えば、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体と多官能(メタ)アクリレートとを含有するコーティング剤組成物が知られている(特許文献2を参照)。
しかしながら、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体は屈折率がおよそ1.5と高いことから、低屈折率層を形成するための材料としては適しておらず、高屈折率層を形成するための材料として使用されるのが一般的であった。そのため、帯電防止性能には優れるものの、反射防止性能を付与させようとした場合には、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体と多官能(メタ)アクリレートとを含有するコーティング層の上に、反射防止層を少なくとも一層設ける必要がある。その場合、塗工回数が増えてしまうため、生産性が低下する。加えて、反射防止フィルムには、その製造時や使用時における十分な耐熱性や耐擦傷性が求められている。
特開2005−99778号公報 特開2008−222850号公報
本発明の目的とするところは、単層構成で十分な反射防止性能を有し、かつ帯電防止性能にも優れるとともに、耐熱性及び耐擦傷性に優れる反射防止フィルムを提供することにある。
前記の目的を達成するために、第1の発明の反射防止フィルムは、透明基材フィルム上に低屈折率層が直接積層されて構成されている反射防止フィルムであって、前記低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)疎水化処理されていないπ共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体を含有し、(a)多官能(メタ)アクリレート100質量部あたり、(b)中空シリカ微粒子40〜250質量部及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体1〜25質量部を含むとともに、(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体中のπ共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1〜1:5に設定された低屈折率層用塗液の硬化物であり、前記π共役系導電性高分子がポリチオフェン類であり、前記ドーパントがポリアニオンであることを特徴とする。
第2の発明の反射防止フィルムは、第の発明において、前記ポリチオフェン類がポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)であることを特徴とする。
の発明の反射防止フィルムは、第1又は第2の発明において、前記ポリアニオンがポリスチレンスルホン酸であることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
第1の発明の反射防止フィルムは、透明基材フィルム上に低屈折率層が直接積層されている。そして、前記低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体を含有する低屈折率層用塗液の硬化物である。該低屈折率層用塗液は、(a)多官能(メタ)アクリレート100質量部あたり、(b)中空シリカ微粒子40〜250質量部及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体1〜25質量部を含むとともに、(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体中のπ共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1〜1:5に設定されている。
このため、低屈折率層の機能により反射防止作用が発現され、反射防止フィルムをプラズマディスプレイパネル、液晶ディスプレイパネル等の電子画像表示装置のディスプレイ表面に貼合せることにより、蛍光灯などの外部光源から照射された光線の反射を抑え、視認性を高めることができる。同時に、低屈折率層にはπ共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体が含まれていることから帯電防止作用が発現され、反射防止フィルムを電子画像装置のディスプレイ表面に貼合せることにより、静電気によるディスプレイ表面への埃などの付着を抑えることができる。その上、主に(a)多官能(メタ)アクリレートの硬化物のもつ性質に基づいて反射防止フィルムの耐擦傷性を向上させることができる。
加えて、(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体中のπ共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1〜1:5に設定されていることから、良好な導電性を発現できるとともに、良好な耐熱性を発揮することができる。
また、前記π共役系導電性高分子がポリチオフェン類であることから、より少ない含有量で良好な導電性を発現することができる。
また、前記ドーパントがポリアニオンであることから、より少ない含有量で良好な導電性を発現することができる。
の発明の反射防止フィルムは、前記ポリチオフェン類がポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)であることから、第の発明の効果に加えて、さらに少ない含有量で良好な導電性を発現することができる上に、材料を容易に入手することが可能である。
の発明の反射防止フィルムは、ポリアニオンがポリスチレンスルホン酸であることから第1又は第2の発明の効果に加えて、より少ない含有量で良好な導電性を発現できる上に、材料を容易に入手することが可能である。
以下、本発明を具体化した実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の反射防止フィルムは、透明基材フィルム上に低屈折率層が直接積層されて構成されている。そして、低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)疎水化処理されていないπ共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体を含有する低屈折率層用塗液の硬化物(硬化膜)である。低屈折率層用塗液は、(a)多官能(メタ)アクリレート100質量部あたり、(b)中空シリカ微粒子40〜250質量部及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体1〜25質量部を含むとともに、前記(c)複合体中のπ共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1〜1:5に設定されている。
次に、この反射防止フィルムの構成要素について順に説明する。
<透明基材フィルム>
反射防止フィルムに用いられる透明基材フィルムは透明性を有している限り特に制限されないが、光の反射を抑えるため屈折率(n)が1.55〜1.70の範囲内のものが好ましい。そのような透明基材フィルムを形成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET、n=1.65)等のポリエステル、ポリカーボネート(PC、n=1.59)、ポリアリレート(PAR、n=1.60)及びポリエーテルスルフォン(PES、n=1.65)等が好ましい。これらのうち、ポリエステルフィルム特にポリエチレンテレフタレートフィルムが成形の容易性の点で好ましい。
透明基材フィルムの厚みは、好ましくは25〜400μm、さらに好ましくは50〜200μmである。なお、透明基材フィルムには、各種の添加剤が含まれていてもよい。そのような添加剤としては例えば、紫外線吸収剤、帯電防止剤、安定剤、可塑剤、滑剤、難燃剤等が挙げられる。また、透明基材フィルムと低屈折率層の密着性を高めるために、透明基材フィルムと低屈折率層の間に公知の干渉防止層を設けてもよい。なお、干渉防止層は、透明基材フィルムの製造時に公知の方法で透明基材フィルム表面に形成することができ、或いは予め干渉防止層が形成された透明基材フィルムの市販品を使用することもできる。
<低屈折率層>
低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体(導電性高分子、錯体)を含有する低屈折率層用塗液の硬化物である。低屈折率層の厚みは、kλ/4とすることが光の干渉作用により表面反射が減少し、透過率が向上するため好ましい。ここで、λは光の波長400〜650nm、kは1又は3を表す。このように低屈折率層の厚みをkλ/4とすることで反射防止の効果をより高めることができる。この場合、kが1のときには、反射防止性能(視感度反射率)が向上し、kが3のときには耐擦傷性が向上する。
低屈折率層の屈折率は1.20〜1.44であることが好ましい。屈折率が1.20未満の場合には、多官能(メタ)アクリレートの含有量が少なくなるため、低屈折率層は十分な塗膜強度を有することが難しくなる。一方、屈折率が1.44を超える場合には、十分な反射防止性能が得られない。
〔多官能(メタ)アクリレート〕
前記多官能(メタ)アクリレートは、紫外線や電子線のような活性エネルギー線を照射することにより、硬化反応を生じる樹脂であり、その種類は特に制限されない。塗膜の強度や耐擦傷性を向上させるという観点から、単官能(メタ)アクリレートではなく、多官能(メタ)アクリレートが用いられる。ここで、単官能(メタ)アクリレートとは、分子内に1個のアクリロイル基(CH=CHCO−)又はメタクリロイル基(CH=C(CH)CO−)を有する樹脂を示し、多官能(メタ)アクリレートとは分子内に2個以上のアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する樹脂を示す。
この多官能(メタ)アクリレートは特に制限されず、公知の多官能(メタ)アクリレートを使用することができる。また、低屈折率層の屈折率をより低くするため、含フッ素多官能(メタ)アクリレートを使用することもできる。多官能(メタ)アクリレートとしては、例えば2〜6官能のアクリレートが用いられる。
(中空シリカ微粒子)
前記中空シリカ微粒子は、シリカ(二酸化珪素、SiO)がほぼ球状に形成され、その外殻内に中空部を有する微粒子である。中空シリカ微粒子の平均粒子径は好ましくは10〜100nm、より好ましくは20〜60nmである。中空シリカ微粒子の平均粒子径が10nmより小さい場合、中空シリカ微粒子の製造が難しくなって好ましくない。一方、平均粒子径が100nmより大きい場合、低屈折率層における光の散乱が大きくなり、薄膜においては反射が大きくなり、反射防止機能が低下する。
この中空シリカ微粒子は、有機溶剤に分散された市販のものをそのまま使用することができ、或いは市販の各種シリカ粉体を有機溶剤に分散して使用することもできる。該中空シリカ微粒子は、例えば特開2006−21938号公報に開示された、外殻内部に空洞を有する中空で球状のシリカ系微粒子の製造方法により合成することもできる。この方法に基づいて、後述する製造例1の変性中空シリカ微粒子(ゾル)が製造されている。また、中空シリカ微粒子の表面を、重合性二重結合を有するシランカップリング剤によって変性した変性中空シリカ微粒子を使用することもできる。
(π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体)
π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体とは、π共役系導電性高分子をドーパントによりドーピングしたものを示す。その屈折率はおよそ1.5である。π共役系導電性高分子を単独で用いても導電性は発現されないが、ドーパントによりドーピングすることによって、π共役系導電性高分子上を自由に動くことが可能な電子が生じ、導電性が得られるようになる。
π共役系導電性高分子は、分子構造中にπ共役構造(二重結合が単結合を隔てて隣接している構造)を有する高分子化合物である。ここで高分子化合物とは、分子量が10,000以上の化合物のことを示す。π共役系導電性高分子としては、公知のものを使用することができる。このうち、導電性及び外部環境における安定性の点からポリチオフェン類、ポリピロール類又はポリアニリン類が挙げられるが本発明ではポリチオフェン類用いられる。
ポリチオフェン類の具体例としては、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)、ポリ(3−メチルチオフェン)、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)、ポリ(3−ヘキシルオキシチオフェン)、ポリ(3−メチル−4−メトキシチオフェン)等が挙げられる。
ドーパント(dopant)は、π共役系導電性高分子をドーピング(錯体形成)することにより、π共役系導電性高分子上を自由に動くことが可能な電子を生じさせ、π共役系導電性高分子に導電性を発現させる物質である。ドーパントは、公知のものを使用することができる。このうち、π共役系導電性高分子をドーピングした際の導電性をより高めることができるという点から、ポリアニオンドーパントとして用いられる
ポリアニオンとは分子内にアニオン性基を有する化合物である。ポリアニオンの具体例として、例えばポリスチレンスルホン酸、ポリビニルスルホン酸、ポリアクリル酸エチルスルホン酸などが挙げられる。これらの単独重合体であってもよいし、2種以上の共重合体であってもよい。π共役系導電性高分子とドーパントの組み合わせは特に制限されないが、導電性及び外部環境における安定性の点からポリチオフェン類とポリアニオンの組み合わせが好ましい。
π共役系導電性高分子とドーパントの組み合わせは、導電性及び材料の入手の容易性の点からポリチオフェン類とポリアニオンの組み合わせが用いられ、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)とポリスチレンスルホン酸の組み合わせがより好ましい。
π共役系導電性高分子とドーパントの質量比は1:1〜1:5であることが必要である。π共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1よりも小さい場合には、π共役系導電性高分子が十分にドーピングされず、複合体の導電性が低下する。一方、1:5よりも大きい場合には、過剰に存在するドーパントの影響により、複合体の耐熱性が悪化する。π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体としては、市販のものを使用してもよいし、公知の方法により合成したものを使用してもよい。また、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体の水分散体を有機溶剤で置き換えて使用してもよい。
低屈折率層用塗液における多官能(メタ)アクリレート、中空シリカ微粒子、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体の各々の含有量は、(a)多官能(メタ)アクリレート100質量部あたり、(b)中空シリカ微粒子40〜250質量部及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体1〜25質量部である。中空シリカ微粒子の含有量が40質量部よりも少ない場合には、反射防止フィルムの十分な反射防止性能が得られず、250質量部よりも多い場合には、反射防止フィルムの耐擦傷性が低下する。
また、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体の含有量が1質量部よりも少ない場合には、反射防止フィルムの十分な帯電防止性能が得られず、25質量部よりも多い場合には、相対的に多官能(メタ)アクリレートの含有量が減少するために、反射防止フィルムの耐擦傷性が低下する。
(希釈溶剤)
前記低屈折率層用塗液には任意の溶媒を用いることができる。溶媒として具体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルアルコール、メチルグリコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジアセトンアルコール等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類が挙げられる。
(その他の成分)
また、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の成分を低屈折率層用塗液に添加することができる。そのようなその他の成分としては、例えば重合体、重合開始剤、重合禁止剤、酸化防止剤、分散剤、界面活性剤、光安定剤及びレベリング剤等の添加剤が挙げられる。
<低屈折率層の形成方法>
透明基材フィルムの表面に低屈折率層を形成する方法は特に制限されないが、低屈折率層用塗液をロールコート法、スピンコート法、コイルバー法、ディップコート法、ダイコート法等の塗布方法により透明基材フィルムの表面に塗布した後、紫外線を照射する方法等が挙げられる。このような方法により、低屈折率層用塗液が硬化して硬化物が得られ、低屈折率層が形成される。低屈折率層用塗液の塗布方法としては、ロールコート法等の低屈折率層を連続的に形成できる方法が生産性の点より好ましい。
また、低屈折率層用塗液をロールコート法、スピンコート法、コイルバー法、ディップコート法、ダイコート法等の塗布方法により透明基材フィルム表面に塗布する前に、透明基材フィルム表面にコロナ放電処理等の前処理を施してもよい。
以下に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。なお、各例における部は質量部を示し、%は質量%を表す。
〔製造例1、変性中空シリカ微粒子(ゾル)の製造〕
第1工程として、平均粒子径5nm、シリカ(SiO)濃度20%のシリカゾルと純水とを混合して反応母液を調製し、80℃に加温した。この反応母液のpHは10.5であり、同反応母液にSiOとして1.17%の珪酸ナトリウム水溶液と、アルミナ(Al)として0.83%のアルミン酸ナトリウム水溶液とを同時に添加した。その間、反応液の温度を80℃に保持した。反応液のpHは、珪酸ナトリウム及びアルミン酸ナトリウムの添加直後12.5に上昇し、その後ほとんど変化しなかった。添加終了後、反応液を室温まで冷却し、限外濾過膜で洗浄して固形分濃度20%のSiO・Al一次粒子分散液(核粒子分散液)を調製した。
次いで、第2工程として、このSiO・Al一次粒子分散液を採取し、純水を加えて98℃に加温し、この温度を保持しながら、濃度0.5%の硫酸ナトリウムを添加した。続いて、SiOとして濃度1.17%の珪酸ナトリウム水溶液と、Alとして濃度0.5%のアルミン酸ナトリウム水溶液とを添加して複合酸化物微粒子分散液(核粒子に第1シリカ被覆層を形成した微粒子分散液)を得た。そして、これを限外濾過膜で洗浄して固形分濃度13%の複合酸化物微粒子分散液とした。
第3工程として、この複合酸化物微粒子分散液に純水を加え、さらに濃塩酸(35.5%)を滴下してpH1.0とし、脱アルミニウム処理を行った。次いで、pH3の塩酸水溶液10Lと純水5Lとを加えながら限外濾過膜で溶解したアルミニウム塩を分離し、洗浄して固形分濃度20%のシリカ系微粒子(1)の水分散液を得た。
第4工程として、前記固形分濃度20%のシリカ系微粒子(1)の水分散液と、純水、エタノール及び28%アンモニア水との混合液を35℃に加温した後、エチルシリケート(SiOが28%)を添加してシリカ被膜(第2シリカ被覆層)を形成した。続いて、純水5Lを加えながら、限外濾過膜で洗浄して固形分濃度20%のシリカ系微粒子(2)の分散液を調製した。
最後に第5工程として、再びシリカ系微粒子(2)の分散液を200℃にて11時間水熱処理した。その後、純水5Lを加えながら限外濾過膜で洗浄して固形分濃度20%に調整した。そして、限外濾過膜を用いて、この分散液の分散媒をエタノールに置換し、固形分濃度20%のオルガノゾルを得た。このオルガノゾルは、平均粒子径が60nmで、比表面積が110m/gの中空シリカ微粒子が分散されたオルガノゾル(以下、「中空シリカゾルA」と称する。)であった。
該中空シリカゾルA(シリカ固形分濃度20%)200gを用意し、限外濾過膜にて、メタノールへの溶媒置換を行い、SiO分が20%のオルガノゾル100g(水分量はSiO分に対して0.5%)を調製した。そこへ28%アンモニア水溶液を前記オルガノゾル100gに対してアンモニアとして100ppmとなるように加え、十分に混合し、次にγ−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン〔商品名:KBM5103、信越化学工業(株)製〕3.6gを添加し、反応液とした。
これを50℃に加温し、撹拌しながら50℃で6時間加熱を行なった。加熱終了後、反応液を常温まで冷却し、さらにロータリーエバポレーターでイソプロピルアルコールへ溶媒置換を行い、SiO濃度20%の被覆中空微粒子からなるオルガノゾルを得た。このオルガノゾルは、平均粒子径が60nm、屈折率1.25、空隙率40〜45%で、比表面積が130m/g、熱質量測定法(TG)による質量減少割合が3.6%の変性中空シリカ微粒子が分散されたオルガノゾル(変性中空シリカ微粒子ゾル)であった。
〔製造例2、低屈折率層用塗液の調製〕
(製造例2−1、低屈折率層用塗液(L−1)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で1部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4308部混合して低屈折率層用塗液L−1を調製した。
(製造例2−2、低屈折率層用塗液(L−2)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で2.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4188部混合して低屈折率層用塗液L−2を調製した。
(製造例2−3、低屈折率層用塗液(L−3)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−3を調製した。
(製造例2−4、低屈折率層用塗液(L−4)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で7.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3788部混合して低屈折率層用塗液L−4を調製した。
(製造例2−5、低屈折率層用塗液(L−5)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で10部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3588部混合して低屈折率層用塗液L−5を調製した。
(製造例2−6、低屈折率層用塗液(L−6)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で12.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3388部混合して低屈折率層用塗液L−6を調製した。
(製造例2−7、低屈折率層用塗液(L−7)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で25部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを2388部混合して低屈折率層用塗液L−7を調製した。
(製造例2−8、低屈折率層用塗液(L−8)の調製)
(a)1,10-ジアクリロイルオキシ-2,9-ジヒドロキシ-4,4,5,5,6,6,7,7,-オクタフルオロデカン〔OD2H2A〕を100部、(b) 前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で12.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3388部混合して低屈折率層用塗液L−8を調製した。
(製造例2−9、低屈折率層用塗液(L−9)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で233部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で10部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を16.7部及びイソプロピルアルコールを4911部混合して低屈折率層用塗液L−9を調製した。
(製造例2−10、低屈折率層用塗液(L−10)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で100部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で6部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を10部及びイソプロピルアルコールを3110部混合して低屈折率層用塗液L−10を調製した。
(製造例2−11、低屈折率層用塗液(L−11)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で67部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を8.4部及びイソプロピルアルコールを2664部混合して低屈折率層用塗液L−11を調製した。
(製造例2−12、低屈折率層用塗液(L−12)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で43部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で4.3部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を7.2部及びイソプロピルアルコールを2337部混合して低屈折率層用塗液L−12を調製した。
(製造例2−13、低屈折率層用塗液(L−13)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/1の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−13を調製した。
(製造例2−14、低屈折率層用塗液(L−14)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−14を調製した。
(製造例2−15、低屈折率層用塗液(L−15)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン/ポリビニルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で2.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4188部混合して低屈折率層用塗液L−15を調製した。
(製造例2−16、低屈折率層用塗液(L−16)の調製)
(a) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリアクリル酸エチルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で7.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3788部混合して低屈折率層用塗液L−16を調製した。
(製造例2−17、低屈折率層用塗液(L−17)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリアクリル酸エチルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で25部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを2388部混合して低屈折率層用塗液L−17を調製した。
(製造例2−18、低屈折率層用塗液(L−18)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリチエニルメチルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−18を調製した。
(製造例2−19、低屈折率層用塗液(L−19)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3−メチルチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で1部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4308部混合して低屈折率層用塗液L−19を調製した。
(製造例2−20、低屈折率層用塗液(L−20)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3−ヘキシルオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−20を調製した。
(製造例2−21、低屈折率層用塗液(L−21)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3−メチル−4メトキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で10部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3588部混合して低屈折率層用塗液L−21を調製した。
(製造例2−22、低屈折率層用塗液(L−22)の調製)
(a)1,10-ジアクリロイルオキシ-2,9-ジヒドロキシ-4,4,5,5,6,6,7,7,-オクタフルオロデカン〔OD2H2A〕を100部、(b) 前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3−メチル−4メトキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で12.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3388部混合して低屈折率層用塗液L−22 を調製した。
(製造例2−23、低屈折率層用塗液(L−23)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3―ヘキシルオキシチオフェン)/ポリアクリル酸エチルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で12.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3388部混合して低屈折率層用塗液L−23を調製した。
(製造例2−24、低屈折率層用塗液(L−24)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(2―メチルアニリン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−24を調製した。
(製造例2−25、低屈折率層用塗液(L−25)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3―イソブチルアニリン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−25を調製した。
(製造例2−26、低屈折率層用塗液(L−26)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3―ブチルピロール)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−26を調製した。
(製造例2−27、低屈折率層用塗液(L−27)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3―メチル−4−ヘキシルオキシピロール)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−27を調製した。
(製造例2−28、低屈折率層用塗液(L−28)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(オキシ−1,4−フェニレン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−28を調製した。
(製造例2−29、低屈折率層用塗液(L−29)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4388部混合して低屈折率層用塗液L−29を調製した。
(製造例2−30、低屈折率層用塗液(L−30)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で37.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを1388部混合して低屈折率層用塗液L−30を調製した。
(製造例2−31、低屈折率層用塗液(L−31)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で25部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で3.8部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を6.3部及びイソプロピルアルコールを2090部混合して低屈折率層用塗液L−31を調製した。
(製造例2−32、低屈折率層用塗液(L−32)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で400部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で15部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を25部及びイソプロピルアルコールを7175部混合して低屈折率層用塗液L−32を調製した。
(製造例2−33、低屈折率層用塗液(L−33)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/0.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−33を調製した。
(製造例2−34、低屈折率層用塗液(L−34)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/6.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−34を調製した。
(実施例1−1)
厚み100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム〔東洋紡績(株)製、商品名:A4300〕の上に前記製造例2−1で調製した低屈折率層用塗液(L−1)を、光学膜厚がkλ/4(k:1、λ:550nm)になるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥後、窒素雰囲気下で400mJ/cmの出力にて紫外線を照射して硬化させることにより、反射防止フィルムを作製した。
得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を以下に記載する方法で行い、それらの評価結果を表1に示した。
(視感度反射率)
測定面の裏面反射を除くため、裏面をサンドペーパーで粗し、黒色塗料で塗り潰したものを分光光度計〔日本分光(株)製、商品名:U−best560〕により、光の波長380nm〜780nmの5°、−5°正反射スペクトルを測定した。得られる光の波長380nm〜780nmの分光反射率と、CIE標準イルミナントD65の相対分光分布を用いて、JIS Z8701で想定されているXYZ表色系における、反射による物体色の三刺激値Yを視感度反射率(%)とした。
(表面抵抗率)
デジタル絶縁計〔東亜DKK(株)製、商品名:SM−8220〕を用いて、反射防止フィルムの表面抵抗率(Ω/□)を測定した。なお、表1〜表3において、「RANGE OVER」は表面抵抗率が測定限界を超えるほど高くなったことを意味する。
(3)耐熱性
反射防止フィルムを80℃に設定された恒温槽の中に放置し、1000時間後に恒温槽から取り出して表面抵抗率を測定した。恒温槽に入れる前に測定した表面抵抗率と比較して、表面抵抗率の上昇が2桁以内に抑えられていれば○、表面抵抗率が3桁以上上昇した場合には×とした。
(4)耐擦傷性
(株)本光製作所製消しゴム摩耗試験機の先端に、#0000のスチールウールを固定し、2.5N(250gf)及び1N(100gf)の荷重をかけて、反射防止フィルム表面上を10回往復摩擦した後の表面の傷を目視で観察し、以下のA〜Eの6段階で評価した。
A:傷なし、A':傷1〜3本、B:傷4〜10本、C:傷11〜20本、D:傷21〜30本、E:31本以上
(実施例1−2〜実施例1−14)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、製造例2−2〜製造例2−14で調製した低屈折率層用塗液(L−2〜L−14)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表1に示した。
表1に示したように、実施例1−1〜実施例1−14では、単層構成で十分な反射防止性能を有し、帯電防止性能にも優れ、かつ耐熱性及び耐擦傷性も良好な反射防止フィルムを得ることができた。
(実施例2−1〜実施例2−4)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、製造例2−15〜製造例2−18で調製した低屈折率層用塗液(L−15〜L−18)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表2に示した。
表2に示したように、実施例2−1〜実施例2−4では、単層構成で良好な反射防止性能を有し、帯電防止性能が良く、かつ耐熱性及び耐擦傷性も良好な反射防止フィルムを得ることができた。
(実施例3−1〜実施例3−5)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、製造例2−19〜製造例2−23で調製した低屈折率層用塗液(L−19〜L−23)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表3に示した。
表3に示したように、実施例3−1〜実施例3−5では、単層構成で良好な反射防止性能を有し、帯電防止性能が良好で、かつ耐熱性及び耐擦傷性も良好な反射防止フィルムを得ることができた。
参考例4−1〜参考例4−5)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、製造例2−24〜製造例2−28で調製した低屈折率層用塗液(L−24〜L−28)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表4に示した。
表4に示したように、参考例4−1〜参考例4−5では、単層構成で良好な反射防止性能を有し、帯電防止性能が良く、かつ耐熱性及び耐擦傷性も良好な反射防止フィルムを得ることができた。
(比較例1−1〜比較例1−6)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、比較例1−1では製造例2−29で調製した低屈折率層用塗液(L−29)を用い、比較例1−2では製造例2−30で調製した低屈折率層用塗液(L−30)を用い、比較例1−3では製造例2−31で調製した低屈折率層用塗液(L−31)を用い、比較例1−4では製造例2−32で調製した低屈折率層用塗液(L−32)を用い、比較例1−5では製造例2−33で調製した低屈折率層用塗液(L−33)を用い、比較例1−6では製造例2−34で調製した低屈折率層用塗液(L−34)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表5に示した。
表5に示したように、比較例1−1では、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体を有していないことから、帯電防止性能が発現されないという結果に到った。また、比較例1−2では、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体の含有量が多いため、相対的に多官能(メタ)アクリレートの含有量が減少し、耐擦傷性が悪化するという結果であった。比較例1−3では、中空シリカ微粒子の含有量が過少であるため、硬化膜の屈折率が十分に低下せず、視感度反射率が高くなって反射防止性能が劣るという結果を招いた。
また、比較例1−4では、中空シリカ微粒子の含有量が過剰であるため、相対的に多官能(メタ)アクリレートの含有量が減少し、耐擦傷性が悪化するという結果に到った。比較例1−5では、π共役系導電性高分子に対してドーパントの量が過少であるため、π共役系導電性高分子が十分にドーピングされず、導電性が低くなり、帯電防止性が低下した。さらに、比較例1−6では、π共役系導電性高分子に対してドーパントの量が多過ぎるため、過剰に存在するドーパントの影響により、耐熱性が悪化した。

Claims (3)

  1. 透明基材フィルム上に低屈折率層が直接積層されて構成されている反射防止フィルムであって、
    前記低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)疎水化処理されていないπ共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体を含有し、(a)多官能(メタ)アクリレート100質量部あたり、(b)中空シリカ微粒子40〜250質量部及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体1〜25質量部を含むとともに、(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体中のπ共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1〜1:5に設定された低屈折率層用塗液の硬化物であり、
    前記π共役系導電性高分子がポリチオフェン類であり、
    前記ドーパントがポリアニオンであることを特徴とする反射防止フィルム。
  2. 前記ポリチオフェン類がポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)であることを特徴とする請求項に記載の反射防止フィルム。
  3. 前記ポリアニオンがポリスチレンスルホン酸であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射防止フィルム。
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