JP3439278B2 - 連設型記録紙収納装置 - Google Patents

連設型記録紙収納装置

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JP3439278B2
JP3439278B2 JP33203094A JP33203094A JP3439278B2 JP 3439278 B2 JP3439278 B2 JP 3439278B2 JP 33203094 A JP33203094 A JP 33203094A JP 33203094 A JP33203094 A JP 33203094A JP 3439278 B2 JP3439278 B2 JP 3439278B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、ファクシミ
リ又は複写機などの画像形成装置から排出される記録紙
を所定の場所に一時収納するための複数の容器を備えて
いる記録紙収納装置を連設して構成した連設型記録紙収
納装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図7は、この種の記録紙収納装置の全体
斜視図であり、図8は、その動作を説明する概略構成図
である。画像形成装置Aは、ファクシミリ、プリンタ、
又は複写機などのいずれかである。記録紙収納装置Bの
筐体1の上部には、画像形成装置Aの排出ローラr1が
後方に排出する記録紙を取り込んで水平方向後方に搬送
する横搬送部5が設けられており、筐体1の後部には、
上記横搬送部5の後端部から垂直下方に搬送する縦搬送
部6が設けられている。両搬送部5,6は、共通のモー
タMにより駆動される。両搬送部5,6は、搬送面を挟
んで対設された駆動ローラdr及び押圧ローラprから
なるローラ対によって構成されている。 【0003】前部フレーム2と後部フレーム3との間に
は、空間9が形成されており、その空間内に多数の容器
10-1,10-2,…10-(n-1),10-nが所定間隔を持
って取着されている。以下、特定の容器を意味しない場
合には容器10という。これらの容器10を取着するた
めに、前後のフレーム2,3に、互いに対向して突出す
る複数対の支持部材11,12を設け、それぞれの対の
支持部材に容器10の前後両端部を摺動自在に嵌合して
いる。 【0004】縦搬送部6のローラ対によって搬送される
記録紙を、所定の容器10に送り込むためのゲート13
が各容器に対応して設けられている。図9は、1つの容
器10に対応するゲート13を示す。ゲート13は、後
部フレーム3に水平状態に支持された駆動軸14により
回動自在に支持された偏向板15と、その偏向板15の
一端部に結合されて偏向板15を偏向位置に回動させる
ソレノイドSLとから構成されている。なお駆動軸14
には、上記駆動ローラdrが固着されている。 【0005】ソレノイドSLは、コイルバネなどの付勢
部材を内蔵しており、その付勢部材により偏向板15を
常時は、縦搬送部6により搬送される記録紙を下方に通
過させる図9に実線で示す通過位置に保持しており、ソ
レノイドSLが通電されたときは、偏向板15を、図9
に一点鎖線で示す偏向位置に回動させて、縦搬送部6に
より搬送されてくる記録紙を所定の容器10に送り込む
ようになっている。 【0006】図9において、18は、ゲート13に板ば
ね等を介して取着された挟圧ローラであり、偏向板15
によって容器10側に偏向された記録紙Pを当該挟圧ロ
ーラ18の上方にある駆動ローラdrとの間に挟圧する
ことにより、当該記録紙に強い搬送力を付与して記録紙
を容器内方に確実に送り込むためのものである。これに
より、記録紙Pの後端部が容器10の入口近傍に停滞す
ることを防止している。 【0007】図9において、19は、各容器10に対応
して設けられた記録紙の到達を検知するための検知部で
ある。検知部19は、回動自在に支持されており常時搬
送路に一部が突出した状態に付勢されている検知レバー
19aと、その検知レバーが記録紙によって回動された
ことを検知する光センサ19bとを具備している。ゲー
ト13及び検知部19によって偏向手段が構成されてい
る。 【0008】上述した横搬送部5、縦搬送部6、及び偏
向手段によって、記録紙を搬送して容器10に送り込む
搬送機構が構成されている。この搬送機構は、画像形成
装置Aから送信された制御命令に従って動作する制御部
(図示せず)によって制御されている。すなわち、上記
制御部は、当該容器10に対応する検知部19の検知状
態を読み取って記録紙の到達を検知すると、当該容器1
0に対応するゲート13を所定のタイミングで偏向位置
に回動させることにより、記録紙を容器10に送り込
み、検知部19がその記録紙の後端部の通過を検知する
と、ゲート13を復旧させるようになっている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、1
台の画像形成装置Aに対して1台の記録紙収納装置Bを
接続して用いていた。そして、1台の記録紙収納装置B
が具備する容器個数は10個前後のものが多い。最近の
通信の高速化に伴い、1台の画像形成装置から排出され
る記録紙の配布宛先数の増加が要望されているが、従来
の記録紙収納装置Bは、それが具備する容器個数より
も、多くの容器が必要となった場合に対応することが困
難であった。本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、その目的は、1台の画像形成装置から排出
される記録紙を収容する容器の数の増加が必要となった
場合に、これに容易に対応でき、しかも画像形成装置及
び記録紙収納装置に対する付加構成が簡単で、確実に所
定の容器に記録紙を収納することができる記録紙収納装
置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の連設型記録紙収
納装置は、プリンタ、ファクシミリ又は複写機などの画
像形成装置に複数台の記録紙収納装置を順次連設し、前
記画像形成装置から排出される記録紙を、所定の記録紙
収納装置の所定の容器に送り込んで一時収納するもので
あって、各記録紙収納装置は、いずれも、記録紙を受入
する受入口と、記録紙を排出する排出口と、受入口から
受入した記録紙を所定の容器及び排出口のいずれか一方
に搬送する搬送機構と、上位装置の制御部からデータ線
を介して送信される制御命令に従って搬送機構を制御す
る制御部とを有し、複数台の記録紙収納装置は、受入口
を、初段の記録紙収納装置においては画像形成装置の排
紙口に、次段以下の記録紙収納装置においては前段の記
録紙収納装置の排出口にそれぞれ接続し、かつ、画像形
成装置の制御部と初段の記録紙収納装置の制御部との間
及び互いに隣接する記録紙収納装置の制御部同志をそれ
ぞれデータ線で結合して連設され、画像形成装置の制御
部は、連設された記録紙収納装置の各容器に対して画像
形成装置側から見た位置関係に対応する順番で付された
絶対アドレスを記憶する記憶手段と、画像形成装置に入
力される指定に基づき、記録紙を排出する際に、その記
録紙を収納すべき容器に対応する絶対アドレスを記憶手
段から読み出して制御命令としてデータ線に出力する通
信手段とを有し、各記録紙収納装置の制御部は、当該記
録紙収納装置が具備する各容器に対応する相対アドレス
と、容器個数に対応する基準アドレスとを記憶する記憶
手段と、データ線を介してデータの授受を行う通信手段
と、受信した制御命令に含まれるアドレスが当該記録紙
収納装置の容器に割当てられている相対アドレスに該当
するか否かを判定する判定手段と、判定手段が否定の判
定をした場合に、受信した制御命令に含まれるアドレス
から当該記録紙収納装置の基準アドレスを減算した後、
制御命令をデータ線を介して次段の記録紙収納装置の制
御部に転送する転送手段と、判定手段が否定の判定をし
た場合は、記録紙を排出口から排出し、肯定の判定をし
た場合は、記録紙を相対アドレスが指定する容器に収納
するように、搬送機構を制御する搬送制御手段とを有す
ることを特徴としている。 【0011】 【作用】図4に示すように、画像形成装置Aの制御部5
0の通信手段52は、入力される指定に基づき、記録紙
を収納すべき容器に対応する絶対アドレスNを記憶手段
51から読み出して制御命令としてデータ線DLに出力
する。記録紙収納装置B1の制御部40は、通信手段4
2を介して上記制御命令を受信し、判定手段43は、上
記制御命令に含まれるアドレスが当該記録紙収納装置の
容器10に割り当てられている相対アドレスRに該当す
るか否かを判定する。転送手段44は、判定手段43が
否定の判定をした場合に、上記制御命令に含まれるアド
レスから記憶手段41に記憶されている当該記録紙収納
装置の基準アドレスを減算した後、上記制御命令をデー
タ線DLを介して次段の記録紙収納装置の制御部40に
転送する。搬送制御手段45は、判定手段43が否定の
判定をした場合は、記録紙を排出口から排出し、肯定の
判定をした場合は、記録紙を相対アドレスRが指定する
容器10に収納するように、搬送機構30を制御する。 【0012】したがって、1台の画像形成装置Aに対し
て記録紙収納装置を容易に連設することができる。ま
た、画像形成装置Aの制御部50は、絶対アドレスNの
みによって容器10を指定することができるので、連設
する記録紙収納装置を増減する際には、記憶手段の絶対
アドレスNを変更するだけでよい。各記録紙収納装置の
制御部40は、受信した制御命令に含まれるアドレスに
基づいて同一の制御動作を実行すればよいので、各記録
紙収納装置のハードウェア構成及びソフトウェア構成は
同一でよい。 【0013】 【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の連設型記録紙収納装置の一実
施例を示す概略構成図であり、図2は、1台の連設型記
録紙収納装置の搬送機構の詳細な構成を示すブロック図
であり、図3は、連設型記録紙収納装置の主として制御
系統の構成を示す概略ブロック図であり、図4は、制御
動作の説明図であり、図5は、1台の記録紙収納装置に
おける制御命令の送信動作を説明するフローチャートで
あり、図6は、検知情報の送信動作を説明するフローチ
ャートである。なお、図1〜図4において、従来例を示
す図7〜図9と同一又は対応する部分には、同一の符号
を付してその説明を省略する。 【0014】図1に示すように、画像形成装置Aに連設
される記録紙収納装置B1,B2,B3,…は、いずれ
も同一構成を有する。すなわち、横搬送部5の前部に記
録紙を受け入れる受入口5aが、後部に記録紙を排出す
る排出口5bがそれぞれ設けられている。横搬送部5の
後部には、記録紙を縦搬送部6及び排出口5bのいずれ
か一方に転送する転送手段21が設けられている。この
転送手段21は、記録紙の進行方向を排出口5b方向又
は縦搬送部6に切り替えるゲート22と、記録紙を検知
する検知部23とから構成されている。また、偏向手段
20は、既に図7及び図8において詳述した、各容器1
0に対応して設けられているゲート13及び検知部19
から構成されている。 【0015】なお、転送手段21のゲート22及び検知
部23は、概ねゲート13及び検知部19と同様に構成
されている。すなわち、ゲート22は、回動自在に支持
された偏向板、ソレノイド及び付勢部材によって構成さ
れており、検知部23は、検知レバー及び光センサによ
って構成されている。 【0016】図1に示すように、受入口5aを、初段の
記録紙収納装置B1においては画像形成装置Aの排紙口
に、次段以下の記録紙収納装置B2,B3,…において
は前段の記録紙収納装置の排出口5bにそれぞれ接続す
ることによって、複数の記録紙収納装置が順次連設され
て連設されている。 【0017】図2に示すように、各記録紙収納装置は、
破線で示すように、受入口から進入した記録紙を所定の
容器10及び排出口5bのいずれか一方に搬送する搬送
機構30を具備している。搬送機構30は、横搬送部
5、転送手段21、縦搬送部6、及び各容器に対応して
設けられている偏向手段20から構成されている。 【0018】図3は、画像形成装置Aに複数の記録紙収
納装置B1〜B4を順次連設した場合の構成を概略的に
示しており、記録紙収納装置B2〜B4の搬送機構30
及び制御部40は、記録紙収納装置B1と同一部分の図
示を省略している。各記録紙収納装置は、画像形成装置
Aの制御部50(図4のみに示す)から送信される制御
命令に従って搬送機構30を制御する制御部40を有し
ている。 【0019】制御部40は、搬送機構30の各部に対す
る制御動作を行うCPU40a、データを一時的に記憶
するRAM40b、CPU40aの動作プログラムや制
御動作に必要な設定データ(例えば、後述する基準アド
レスP)などを記憶するROM40c、I/Oポート4
0e、及びインターフェース部(以下、I/Fという)
45を具備している。CPU40aは、I/Oポート4
0dを介して搬送機構30を制御している。I/F40
eは、前段の画像形成装置又は記録紙収納装置の制御部
との送受信、及び後段の記録紙収納装置の制御部との送
受信をデータ線DLを介して制御するものである。すな
わち、図3に示すように、1台の画像形成装置Aの制御
部50(図4のみに示す)に、複数の記録紙収納装置の
制御部40がデータ線DLを介して順次直列的に接続さ
れており、互いに隣接する記録紙収納装置の制御部40
同志が上記データ線DLを介して結合されて、制御命令
等の送受信を互いに行うように構成されている。 【0020】図4は、制御動作を説明する模式図であ
る。1台の画像形成装置Aに対して一例として3台の記
録紙収納装置B1〜B3が順次連設されており、各記録
紙収納装置は、一例として10個の容器10を有してい
る。したがって、図示の例の連設型記録紙収納装置に
は、合計30個の容器10が具備されている。また、図
4において、破線は、同装置の記録紙の搬送路Lを示し
ている。 【0021】記録紙収納装置の各容器10に対しては、
次に説明するように絶対アドレスN及び相対アドレスR
の両者が予め割り当てられている。すなわち、絶対アド
レスNは、画像形成装置A側からみた位置関係に対応す
る順番で付されたものであって、30個の容器10それ
ぞれに対してN=1〜30が割り当てられている。した
がって、一連の絶対アドレスNには、同一のアドレスは
存在しない。画像形成装置Aの制御部50の記憶手段5
1は、上記絶対アドレスNを記憶しており、通信手段5
2は、画像形成装置Aに入力される指定に基づき、その
記録紙を収納すべき容器に対応する絶対アドレスNを記
憶手段51から読み出して制御命令としてデータ線DL
に出力して次段の記録紙収納装置B1に送信する。 【0022】一方、相対アドレスRは、各記録紙収納装
置内において、所定の順番で付されたものであって、各
記録紙収納装置が具備する容器10の個数である10個
に応じて、相対アドレス(R=1〜10)が割り当てら
れている。したがって、各記録紙収納装置の相対アドレ
スRは、互いに同一の内容となっている。各記録紙収納
装置の制御部40は、上記相対アドレスRに基づいて特
定の容器10を指定してその容器に記録紙を収納するよ
うに搬送機構30を制御する。 【0023】また、各記録紙収納装置の制御部40の記
憶手段41は、上記相対アドレスRと、当該記録紙収納
装置が具備する容器個数に対応する基準アドレスPとを
記憶している。記憶手段41は、例えばROM40c
(図3のみに示す)によって構成される。なお、基準ア
ドレスPは、上述した相対アドレスRの最大値に等し
い。したがって、図4の例では、各記録紙収納装置が1
0個の容器10を具備しているので、P=10となる。 【0024】次に、図5のフローチャートを参照して、
各記録紙収納装置の制御部40が制御命令を受信する場
合の制御動作を説明するが、ここでは、2段目に接続さ
れている記録紙収納装置B2の所定の容器10(絶対ア
ドレス(N=11))に記録紙を収納する場合について
例示する。 【0025】まず、記録紙収納装置B1の制御部40
は、画像形成装置Aの制御部50からアドレスが付加さ
れた制御命令CMが送信されてくるのを待機している
(ステップS1)。 【0026】画像形成装置Aが送信した絶対アドレス
(N=11)の付加された制御命令CMを記録紙収納装
置B1の制御部40が受信すると、受信した制御命令C
Mに付加されているアドレスAdが当該記録紙収納装置
B2の容器に割り当てられている相対アドレス(R=1
〜10)に該当するか否か、すなわちアドレスAdが基
準アドレスP以下か否かを判定する(ステップS2)。 【0027】ここで、アドレス(Ad=11)は、基準
アドレス(P=10)より大であるため、上記判定結果
が否定(“N”)となる。すなわち、受信したアドレス
Adは、当該記録紙収納装置B1より後段の記録紙収納
装置の容器を指定しているものと判断する。したがっ
て、受信した制御命令CMに付加されているアドレスA
dから当該記録紙収納装置B1の基準アドレス(P=1
0)を減算して得た値(Ad−P)を制御命令CMの新
たなアドレス(Ad=1)として書き替える(ステップ
S3)。 【0028】続いて、制御部40の通信手段42は、上
記アドレスAdが付加された制御命令CMをデータ線D
Lを介して次段の隣接する記録紙収納装置B2に転送す
る(ステップS4)。 【0029】さらに、記録紙収納装置B1の制御部40
は、搬送機構30を制御して、記録紙を記録紙収納装置
B2へ排出して(ステップS5)、一連の制御動作を終
了する。 【0030】一方、上記記録紙を受入口5aから導入し
た記録紙収納装置B2の制御部40は、上述のフローチ
ャートに従って制御動作を行う。すなわち、上記制御部
40は、制御命令CMを待機し(ステップS1)、前段
の記録紙収納装置B1から転送された、アドレスAdが
付加された制御命令CMを受信すると、上記アドレス
(Ad=1)が当該記録紙収納装置B2の容器に割り当
てられている相対アドレス(R=1〜10)に該当する
か否かを判定する(ステップS2)。 【0031】ここで、受信したアドレス(Ad=1)
は、基準アドレス(P=10)以下であるため、上記判
定結果は肯定(“Y”)となる。すなわち、上記制御部
40は、受信したアドレスAdが当該記録紙収納装置B
2の容器10を指定しているものと判断する。したがっ
て、記録紙収納装置B2の制御部40は、受信したアド
レスAdに従って、搬送機構30を制御して、記録紙収
納装置B1から排出された記録紙を当該容器10(アド
レス(N=11))に送り込み(ステップS6)、一連
の収納動作を終了する。 【0032】なお、他の記録紙収納装置B1,B3の容
器10に対する収納動作を行う場合は、画像形成装置A
から送信する制御命令CMに付加されている絶対アドレ
スNの値が異なる点だけであり、それらの装置B1,B
3の制御部40は、上述と同様に図5のフローチャート
に従って制御動作を実行する。 【0033】なお、図5のフローチャートと、図4のブ
ロック図との対応を説明すると、ステップS2は判定手
段43に、ステップS3,S4は転送手段44に、ステ
ップS5,S6は搬送制御手段45にそれぞれ相当して
いる。 【0034】上述したように、本実施例の連設型記録紙
収納装置は、1台の画像形成装置Aに複数の同一構成の
記録紙収納装置を連設して構成されるとともに、各記録
紙収納装置が具備する所定の容器に記録紙を収納するこ
とができる。 【0035】また、画像形成装置Aの制御部50は、絶
対アドレスNのみによって容器10を指定することがで
きるので、連設する記録紙収納装置を増減する際には、
記憶手段の絶対アドレスNを変更するだけでよい。各記
録紙収納装置の制御部40は、受信した制御命令に含ま
れるアドレスに基づいて同一の制御動作を実行すればよ
いので、各記録紙収納装置のハードウェア構成及びソフ
トウェア構成は同一でよい。 【0036】以上、画像形成装置Aから各記録紙収納装
置Bに対して制御命令CMが送信される場合の動作につ
いて説明したが、各記録紙収納装置Bの制御部40から
画像形成装置Aの制御部50に対して検知情報を送信
し、その検知情報に基づいて画像形成装置Aの制御部5
0が所定動作を行う場合がある。この検知情報とは、例
えば、容器における記録紙の収納状態(記録紙の有無、
あるいは記録紙の満杯)を示す情報であり、画像形成装
置Aの所定動作とは、例えば、記録紙の有無の表示、あ
るいは記録紙満杯の警告表示であり、各容器に対応づけ
てなされる動作である。なお、上記検知情報は、各容器
に対応して設けられた種々の検知手段の検知出力を各制
御部40が読み取って生成するものである。 【0037】このような各記録紙収納装置の制御部40
からの検知情報が画像形成装置Aの制御部50に送信さ
れる場合の制御動作を、図6のフローチャートを参照し
て説明する。ここでは、2段目に接続されている記録紙
収納装置B2の所定の容器10(絶対アドレス(N=1
1))に対応する検知情報が送信される場合について例
示する。 【0038】まず、記録紙収納装置B1の制御部40
は、後段の記録紙収納装置B2からアドレスが付加され
た検知情報SIが送信されてくるのを待機している(ス
テップS10)。 【0039】記録紙収納装置B1の制御部40は、記録
紙収納装置B2の制御部40が送信した、相対アドレス
(R=1)が付加された検知情報SIを受信すると、そ
の相対アドレスに当該記録紙収納装置B1の基準アドレ
ス(P=10)を加算して得た値を検知情報SIの新た
なアドレス(Ad=11)として書き替える(ステップ
S11)。この時点で、上記検知情報SIのアドレスA
dは、容器の絶対アドレスN=11を復元している。 【0040】続いて、そのアドレスAdが付加された検
知情報SIを記録紙収納装置B1からデータ線DLを介
して画像形成装置Aに転送する(ステップS12)。画
像形成装置Aの制御部50は、受信した上記検知情報S
Iに付加されているアドレス(Ad=11)に基づいて
所定動作を行い、一連の動作を終了する。 【0041】なお、他の記録紙収納装置B1,B3の容
器10に対応する検知情報SIが送信される場合には、
記録紙収納装置の制御部40によって加算される過程が
異なるだけであり、各制御部40の動作は、図6のフロ
ーチャートに従って行われる。 【0042】上述したように、画像形成装置Aの制御部
50が受信した検知情報SIに付加されているアドレス
Adは、絶対アドレスNを再現(復元)しているため、
上記制御部50は、絶対アドレスNに基づいて容器を特
定して所定の制御動作を行うことができる。 【0043】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の連設型記
録紙収納装置によれば、1台の画像形成装置に複数の記
録紙収納装置を連設して構成されるとともに、各記録紙
収納装置が具備する所定の容器に記録紙を収納すること
ができる。 【0044】そして、画像形成装置の制御部は、絶対ア
ドレスのみによって容器を指定することができるので、
連設する記録紙収納装置を増減する際には、指定する絶
対アドレスを増減するだけでよい。また、各記録紙収納
装置の制御部は、受信したアドレスに基づいて同一の制
御動作を実行すればよいので、各記録紙収納装置は、そ
のハードウェア構成及びソフトウェア構成を同一にでき
る。したがって、連設型記録紙収納装置の制御を簡素な
構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の連設型記録紙収納装置の一実施例を示
す概略構成図である。 【図2】1台の連設型記録紙収納装置の搬送機構の詳細
な構成を示すブロック図である。 【図3】連設型記録紙収納装置の概略ブロック図であ
る。 【図4】制御動作の説明図である。 【図5】1台の記録紙収納装置における制御命令の送信
動作を説明するフローチャートである。 【図6】検知情報の送信動作を説明するフローチャート
である。 【図7】従来装置の全体斜視図である。 【図8】従来装置の動作を説明する概略構成図である。 【図9】図8の1つの容器に対応するゲート部分の要部
拡大図である。 【符号の説明】 A 画像形成装置 50 制御部 51 記憶手段 52 通信手段 B1〜B3 記録紙収納装置 10 容器 30 搬送機構 40 制御部 41 記憶手段 42 通信手段 43 判定手段 44 転送手段 45 搬送制御手段 CM 制御命令 N 絶対アドレス R 相対アドレス P 基準アドレス DL データ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 比呂志 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新 興製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−62062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】プリンタ、ファクシミリ又は複写機などの
    画像形成装置に複数台の記録紙収納装置を順次連設し、
    前記画像形成装置から排出される記録紙を、所定の記録
    紙収納装置の所定の容器に送り込んで一時収納する連設
    型記録紙収納装置であって、 前記各記録紙収納装置は、いずれも、記録紙を受入する
    受入口と、記録紙を排出する排出口と、前記受入口から
    受入した記録紙を所定の容器及び前記排出口のいずれか
    一方に搬送する搬送機構と、上位装置の制御部からデー
    タ線を介して送信される制御命令に従って前記搬送機構
    を制御する制御部とを有し、 前記複数台の記録紙収納装置は、前記受入口を、初段の
    記録紙収納装置においては前記画像形成装置の排紙口
    に、次段以下の記録紙収納装置においては前段の記録紙
    収納装置の排出口にそれぞれ接続し、かつ、前記画像形
    成装置の制御部と初段の記録紙収納装置の制御部との間
    及び互いに隣接する記録紙収納装置の制御部同志をそれ
    ぞれデータ線で結合して連設され、 前記画像形成装置の制御部は、 前記連設された記録紙収納装置の各容器に対して前記画
    像形成装置側から見た位置関係に対応する順番で付され
    た絶対アドレスを記憶する記憶手段と、 前記画像形成装置に入力される指定に基づき、記録紙を
    排出する際に、その記録紙を収納すべき容器に対応する
    前記絶対アドレスを前記記憶手段から読み出して前記制
    御命令として前記データ線に出力する通信手段とを有
    し、 前記各記録紙収納装置の制御部は、 当該記録紙収納装置が具備する各容器に対応する相対ア
    ドレスと、容器個数に対応する基準アドレスとを記憶す
    る記憶手段と、 前記データ線を介してデータの授受を行う通信手段と、 受信した制御命令に含まれるアドレスが当該記録紙収納
    装置の容器に割当てられている前記相対アドレスに該当
    するか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段が否定の判定をした場合に、前記受信した
    制御命令に含まれるアドレスから当該記録紙収納装置の
    前記基準アドレスを減算した後、前記制御命令を前記デ
    ータ線を介して次段の記録紙収納装置の制御部に転送す
    る転送手段と、 前記判定手段が否定の判定をした場合は、記録紙を前記
    排出口から排出し、肯定の判定をした場合は、前記記録
    紙を前記相対アドレスが指定する容器に収納するよう
    に、前記搬送機構を制御する搬送制御手段とを有するこ
    と、を特徴とする連設型記録紙収納装置。
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