JP3432628B2 - 連設型記録紙収納装置 - Google Patents

連設型記録紙収納装置

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JP3432628B2
JP3432628B2 JP03430795A JP3430795A JP3432628B2 JP 3432628 B2 JP3432628 B2 JP 3432628B2 JP 03430795 A JP03430795 A JP 03430795A JP 3430795 A JP3430795 A JP 3430795A JP 3432628 B2 JP3432628 B2 JP 3432628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、ファクシミ
リ又は複写機などの画像形成装置から排出される記録紙
を所定の場所に一時収納するための複数の容器を備えて
いる記録紙収納装置を連設して構成した連設型記録紙収
納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、この種の記録紙収納装置の全
体斜視図であり、図12は、その動作を説明する概略構
成図である。画像形成装置Aは、ファクシミリ、プリン
タ、又は複写機などのいずれかである。記録紙収納装置
Bの筐体1の上部には、画像形成装置Aの排出ローラr
1が後方に排出する記録紙を取り込んで水平方向後方に
搬送する横搬送部5が設けられており、筐体1の後部に
は、上記横搬送部5の後端部から垂直下方に搬送する縦
搬送部6が設けられている。両搬送部5,6は、共通の
モータMにより駆動される。両搬送部5,6は、搬送面
を挟んで対設された駆動ローラdr及び押圧ローラpr
からなるローラ対によって構成されている。
【0003】前部フレーム2と後部フレーム3との間に
は、空間9が形成されており、その空間内に多数の容器
10-1,10-2,…10-(n-1),10-nが所定間隔を持
って取着されている。以下、特定の容器を意味しない場
合には容器10という。これらの容器10を取着するた
めに、前後のフレーム2,3に、互いに対向して突出す
る複数対の支持部材11,12を設け、それぞれの対の
支持部材に容器10の前後両端部を摺動自在に嵌合して
いる。
【0004】縦搬送部6のローラ対によって搬送される
記録紙を、所定の容器10に送り込むためのゲート13
が各容器に対応して設けられている。図13は、1つの
容器10に対応するゲート13を示す。ゲート13は、
後部フレーム3に記録紙の搬送面と平行にかつ水平状態
に支持された駆動ローラdrの駆動軸14により回動自
在に支持された偏向ユニット15と、その偏向ユニット
15を回動させるソレノイドSLとから構成されてい
る。上記偏向ユニット15は、複数の偏向板15aと、
各偏向板15aを接続する結合部15bから構成されて
いる。
【0005】ソレノイドSLは、コイルバネなどの付勢
部材を内蔵しており、その付勢部材により偏向ユニット
15を常時は、縦搬送部6により搬送される記録紙を下
方に通過させる図13に実線で示す通過位置に保持して
おり、ソレノイドSLが通電されたときは、偏向ユニッ
ト15を、図13に一点鎖線で示す偏向位置に回動させ
て、縦搬送部6により搬送されてくる記録紙を所定の容
器10に送り込むようになっている。
【0006】図13において、18は、偏向ユニット1
5に板ばね等を介して取着された挟圧ローラであり、偏
向ユニット15によって容器10側に偏向された記録紙
Pを当該挟圧ローラ18の上方にある駆動ローラdrと
の間に挟圧することにより、当該記録紙に強い搬送力を
付与して記録紙を容器内方に確実に送り込むためのもの
である。このような構成によって、記録紙Pの後端部が
容器10の入口近傍に停滞することを防止している。
【0007】図13において、19は、各容器10に対
応して設けられた記録紙の到達を検知するための検知部
である。検知部19は、回動自在に支持されており常時
搬送路に一部が突出した状態に付勢されている検知レバ
ー19aと、その検知レバーが記録紙によって回動され
たことを検知する光センサ19bとを具備している。ゲ
ート13及び検知部19によって偏向手段が構成されて
いる。
【0008】上述した横搬送部5、縦搬送部6、及び偏
向手段によって、記録紙を搬送して容器10に送り込む
搬送機構が構成されている。この搬送機構は、画像形成
装置Aから送信された制御命令に従って動作する制御部
(図示せず)によって制御されている。すなわち、上記
制御部は、当該容器10に対応する検知部19の検知状
態を読み取って記録紙の到達を検知すると、当該容器1
0に対応するゲート13を所定のタイミングで偏向位置
に回動させることにより、記録紙を容器10に送り込
み、検知部19がその記録紙の後端部の通過を検知する
と、ゲート13を復旧させるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、1
台の画像形成装置Aに対して1台の記録紙収納装置Bを
接続して用いていた。そして、1台の記録紙収納装置B
が具備する容器の数は10個前後のものが多い。最近の
通信の高速化に伴い、1台の画像形成装置から排出され
る記録紙の配布宛先数の増加が要望されているが、従来
の記録紙収納装置Bは、それが具備する容器の数よりも
多くの容器が必要となった場合に対応することが困難で
ある。本発明は、このような事情に基づいてなされたも
ので、その目的は、1台の画像形成装置から排出される
記録紙を収容する容器の数の増加が必要となった場合
に、これに容易に対応でき、しかも画像形成装置及び記
録紙収納装置に対する付加構成が簡単で、確実に所定の
容器に記録紙を収納することができる記録紙収納装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の連設型記録紙収
納装置は、プリンタ、ファクシミリ又は複写機などの画
像形成装置に複数台の記録紙収納装置を順次連設し、前
記画像形成装置から排出される記録紙を、所定の記録紙
収納装置の所定の容器に送り込んで一時収納するもので
あって、前記各記録紙収納装置は、いずれも、記録紙を
受入する受入口と、記録紙を排出する排出口と、前記受
入口から受入した記録紙を所定の容器及び前記排出口の
いずれか一方に搬送する搬送機構と、上位装置の制御部
からデータ線を介して送信される制御命令に従って前記
搬送機構を制御する制御部とを有し、前記複数台の記録
紙収納装置は、前記受入口を、初段の記録紙収納装置に
おいては前記画像形成装置の排紙口に、次段以下の記録
紙収納装置においては前段の記録紙収納装置の排出口に
それぞれ接続して連設され、かつ、前記画像形成装置の
制御部と前記各記録紙収納装置の制御部との間を共通デ
ータ線で並列接続するとともに、前記画像形成装置の制
御部と初段の記録紙収納装置の制御部との間及び互いに
隣接する記録紙収納装置の制御部同志をそれぞれ転送デ
ータ線で結合し、前記画像形成装置の制御部は、前記各
記録紙収納装置に固有の識別アドレスと、各記録紙収納
装置の各容器に固有の容器アドレスとを記憶する記憶手
段と、通信手段とを有し、前記通信手段は、前記画像形
成装置に入力される指定に基づき、記録紙を排出する際
に、その記録紙を収納すべき記録紙収納装置に固有の識
別アドレス及び収納すべき容器に固有の容器アドレスと
を前記記憶手段から読み出して前記制御命令として前記
各記録紙収納装置に前記共通データ線を介して送信する
とともに、前記各記録紙収納装置の状態を示す、前記識
別アドレスが含まれる検知情報を初段の記録紙収納装置
から前記転送データ線を介して受信するものであり、前
記各記録紙収納装置の制御部は、前記共通データ線を介
して前記制御指令を受信する通信手段と、当該記録紙収
納装置の固有の識別アドレスと、前記記録紙収納装置の
各容器に固有の容器アドレスとを記憶する記憶手段と、
受信した制御命令に含まれる識別アドレス及び容器アド
レスが前記記憶手段に格納されている識別アドレス及び
容器アドレスと合致するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が否定の判定をした場合は、前記記録紙を
前記排出口に排出し、肯定の判定をした場合は、前記記
録紙を前記容器アドレスにより指定される容器に収納す
るように、前記搬送機構を制御する搬送制御手段と、当
該記録紙収納装置から前記画像形成装置に応答すべき検
知情報を、当該記録紙収納装置の次段から前記転送デー
タ線を介して受信した検知情報に追加して一連の検知情
報を構成し、その検知情報を前段の記録紙収納装置に前
記転送データ線を介して送信する転送手段とを有してい
ることを特徴としている。
【0011】本発明の連設型記録紙収納装置は、各記録
紙収納装置の制御部に具備されている転送手段が、検知
情報を前段の記録紙収納装置に転送する際に、前記検知
情報に基づいて生成した誤り検出符号を前記検知情報に
付加し、前記各記録紙収納装置の制御部の通信手段は、
それが受信した検知情報に誤りがあるか否かを前記誤り
検出符号に基づいて判定し、その判定結果に基づいて前
記検知情報の受取りを行うことを特徴としている。
【0012】本発明の連設型記録紙収納装置は、記録紙
収納装置の排紙口に、それから排出される記録紙に対し
て所定の処理を行うフィニッシャの導入口を接続し、画
像形成装置、各段の記録紙収納装置、及び前記フィニッ
シャのそれぞれの制御部の間を共通データ線で並列接続
するとともに、前記画像形成装置から前記フィニッシャ
に与えるべき制御命令を前記共通データ線を介して送信
し、前記フィニッシャの制御部とそのフィニッシャに連
設された前記記録紙収納装置の前記制御部との間を転送
データ線で接続するとともに、前記フィニッシャから前
記画像形成装置に応答すべき検知情報を前記転送データ
線及び前記記録紙収納装置の前記制御部を介して前記画
像形成装置に転送し、前記フィニッシャに関わる前記制
御命令及び前記検知情報は、前記フィニッシャに固有の
識別アドレスを含んでいることを特徴としている。な
お、本明細書において、フィニッシャとは、記録紙に対
して孔開け処理、綴じ処理、及び封緘処理等の所定の処
理を行う装置をさす。
【0013】
【作用】図4に示すように、画像形成装置Aの制御部5
0の通信手段52は、入力される指定に基づき、その記
録紙を収納すべき記録紙収納装置に固有の識別アドレス
IDと、容器を指定するための容器アドレスNとを記憶
手段51から読み出し、これらを制御命令として共通デ
ータ線DLに出力する。画像形成装置Aに連設されてい
る各段の記録紙収納装置の制御部40は、通信手段42
により受信した制御命令を判定手段43に与える。判定
手段43は、上記制御命令の識別アドレスIDが、記憶
手段41に格納されている自己の識別アドレスIDと合
致するか否かを判定する。搬送制御手段44は、判定手
段43が否定の判定をした場合は、記録紙を排出口に排
出し、肯定の判定をした場合は、記録紙を上記容器アド
レスNにより指定される容器10に収納するように、搬
送機構30を制御する。一方、各段の記録紙収納装置の
転送手段45は、当該記録紙収納装置から画像形成装置
Aに応答すべき検知情報を、当該記録紙収納装置の次段
から転送データ線TLを介して受信した検知情報に追加
して一連の検知情報を構成する。次いで、その検知情報
を前段(上流側)の記録紙収納装置に転送データ線TL
を介して送信する。このような一連の転送動作によっ
て、各段の記録紙収納装置の検知情報が画像形成装置A
に送信される。
【0014】各記録紙収納装置の制御部の転送手段が、
検知情報を前段(上流側)の記録紙収納装置に転送する
際、前記検知情報に基づいて生成した誤り検出符号を前
記検知情報に付加し、前記各記録紙収納装置の制御部の
通信手段が、受信した検知情報に誤りがあるか否かを前
記誤り検出符号に基づいて判定し、その判定結果に基づ
いて検知情報の受取りを行う場合には、通信手段は、誤
りの生じている検知情報の受取りを拒否することによ
り、正しい検知情報を受取ることができる。このため、
画像形成装置も正しい検知情報を受取ることが可能とな
る。
【0015】記録紙収納装置の排紙口に、それから排出
される記録紙に対して所定の処理を行うフィニッシャの
導入口を接続し、画像形成装置、各段の記録紙収納装
置、及び前記フィニッシャのそれぞれの制御部の間を共
通データ線で並列接続するとともに、前記画像形成装置
から前記フィニッシャに与えるべき制御命令を前記共通
データ線を介して送信し、前記フィニッシャの制御部と
そのフィニッシャに連設された前記記録紙収納装置の前
記制御部との間を転送データ線で接続するとともに、前
記フィニッシャから前記画像形成装置に応答すべき検知
情報を前記転送データ線及び前記記録紙収納装置の前記
制御部を介して前記画像形成装置に転送し、前記フィニ
ッシャに関わる前記制御命令及び前記検知情報は、前記
フィニッシャに固有の識別アドレスを含んでいる場合に
は、画像形成装置に記録紙収納装置を連設するととも
に、フィニッシャを接続することができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の連設型記録紙収納装置の一実
施例を示す概略構成図であり、図2は、1台の連設型記
録紙収納装置の搬送機構の詳細な構成を示すブロック図
であり、図3は、連設型記録紙収納装置の主として制御
系統の構成を示す概略ブロック図であり、図4は、制御
動作の説明図であり、図5は、制御命令のデータ構成図
であり、図6は、1台の記録紙収納装置における制御命
令の送信動作を説明するフローチャートであり、図7
は、検知情報のデータ構成図であり、図8は、検知情報
の生成過程を説明するデータ構成図であり、図9は、検
知情報の送信動作を説明するフローチャートである。な
お、図1〜図9において、従来例を示す図11〜図13
と同一又は対応する部分には、同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0017】図1に示すように、画像形成装置Aに連設
される記録紙収納装置B1,B2,B3,…は、いずれ
も同一構成を有する。すなわち、横搬送部5の前部に記
録紙を受け入れる受入口5aが、後部に記録紙を排出す
る排出口5bがそれぞれ設けられている。横搬送部5の
後部には、記録紙を縦搬送部6及び排出口5bのいずれ
か一方に転送する転送手段21が設けられている。この
転送手段21は、記録紙の進行方向を排出口5b方向又
は縦搬送部6に切り替えるゲート22と、記録紙を検知
する検知部23とから構成されている。また、偏向手段
20は、既に図7及び図8において詳述した、各容器1
0に対応して設けられているゲート13及び検知部19
から構成されている。
【0018】なお、転送手段21のゲート22及び検知
部23は、概ねゲート13及び検知部19と同様に構成
されている。すなわち、ゲート22は、回動自在に支持
された偏向板、ソレノイド及び付勢部材によって構成さ
れており、検知部23は、検知レバー及び光センサによ
って構成されている。
【0019】図1に示すように、受入口5aを、初段の
記録紙収納装置B1においては画像形成装置Aの排紙口
に、次段以下の記録紙収納装置B2,B3,…において
は前段(上流側)の記録紙収納装置の排出口5bにそれ
ぞれ接続することによって、複数の記録紙収納装置が順
次連設されて連設されている。
【0020】図2に示すように、各段の記録紙収納装置
は、破線で示すように、受入口から進入した記録紙を所
定の容器10及び排出口5bのいずれか一方に搬送する
搬送機構30を具備している。搬送機構30は、横搬送
部5、転送手段21、縦搬送部6、及び各容器に対応し
て設けられている偏向手段20から構成されている。
【0021】図3は、画像形成装置Aに複数の記録紙収
納装置B1〜B3を順次連設した場合の構成を概略的に
示している。初段の記録紙収納装置B1及び次段の記録
紙収納装置B2の構成のみを示し、次々段の記録紙収納
装置B3の構成は、次段の記録紙収納装置B2と同様で
あるため、図示を省略している。各段の記録紙収納装置
は、画像形成装置Aの制御部50(図4のみに示す)か
ら送信される制御命令に従って搬送機構30を制御する
制御部40を有している。
【0022】各段の記録紙収納装置の制御部40は、搬
送機構30の各部に対する制御動作を行うCPU40
a、データを一時的に記憶するRAM40b、CPU4
0aの動作プログラムや制御動作に必要な設定データな
どを記憶するROM40c、I/Oポート40e、イン
ターフェース部(以下、I/Fという)40e,40
f,40gを具備している。CPU40aは、I/Oポ
ート40dを介して搬送機構30を制御している。I/
F40fは、画像形成装置Aから共通データ線DLを介
して制御指令等のデータを受信する際の制御を行うもの
であり、I/F40eは、次段(下流側)の記録紙収納
装置から転送データ線TLを介して検知情報等のデータ
を受信する際の制御を行うものである。I/F40g
は、前段(上流側)の記録紙収納装置へ転送データ線T
Lを介して検知情報を送信する際の制御を行うものであ
る。
【0023】すなわち、図3に示すように、1台の画像
形成装置Aの制御部50(図4のみに示す)に対して、
各段の記録紙収納装置B1〜B3の制御部40が共通デ
ータ線DLを介して並列接続されており、その共通デー
タ線DLは、各段の記録紙収納装置へのデータ送信のみ
に使用されている。一方、画像形成装置Aと初段の記録
紙収納装置B1とは、転送データ線TLを介して接続さ
れており、記録紙収納装置B1から画像形成装置Aに対
するデータ送信のみに使用されている。さらに、次段以
下の記録紙収納装置B2,B3についても同様に、それ
ぞれの間が、転送データ線TLによって接続されてお
り、それぞれ、転送データ線TLは、当該記録紙収納装
置からその前段(上流側)の記録紙収納装置に対するデ
ータ送信用に使用されている。
【0024】図4に示すように、1台の画像形成装置A
に対して、一例として3台の記録紙収納装置B1〜B3
が順次連設されており、各段の記録紙収納装置は、一例
として10個の容器10を有している。したがって、図
示の例の連設型記録紙収納装置には、合計30個の容器
10が具備されている。また、図4において、破線は、
同装置の記録紙の搬送路Lを示している。
【0025】各段の記録紙収納装置B1〜B3には、固
有の識別アドレスIDが予め割り当てられている。識別
アドレスIDは、画像形成装置A側からみた位置関係に
対応する順番で付されたものであって、3台の記録紙収
納装置に対してID=1〜3が割り当てられている。
【0026】記録紙収納装置の各容器10に対しては、
次に説明するように容器アドレスNが予め割り当てられ
ている。容器アドレスNは、各段の記録紙収納装置内に
おいて、所定の順番で付されたものであって、各段の記
録紙収納装置が具備する容器10の個数である10個に
応じて、容器アドレス(N=1〜10)が割り当てられ
ている。したがって、各段の記録紙収納装置の容器アド
レスNは、互いに同一の内容となっている。各段の記録
紙収納装置の制御部40は、上記容器アドレスNに基づ
いて特定の容器10を指定してその容器に記録紙を収納
するように搬送機構30を制御する。
【0027】画像形成装置Aの制御部50の記憶手段5
1は、上記識別アドレスID及び容器アドレスNを記憶
しており、通信手段52は、画像形成装置Aに入力され
る指定に基づき、その記録紙を収納すべき記録紙収納装
置の識別アドレスIDと、容器に対応する容器アドレス
Nとを記憶手段51から読み出し、それを付加した制御
命令を共通データ線DLに出力して各段の記録紙収納装
置に送信する。
【0028】上記制御命令のデータ構成を図5に示す。
1単位の、すなわち1ブロックの制御命令CMは、ヘッ
ダHD及び制御データCDからなるデータ部TDと、そ
のデータ部TDのエラーを検知するための誤り検出符号
EDとから構成されている。ヘッダHDは識別アドレス
IDを含み、制御データCDは容器アドレスNを含んで
構成されている。誤り検出符号EDは、画像形成装置A
の通信手段51がデータ部TDに基づいて生成される。
各段の記録紙収納装置の通信手段42は、誤り検出符号
EDとデータ部TDとに基づいて、上記データ部TDに
誤りが発生しているか否かを検出することにより、制御
命令CMの転送が成功したか否かを判定することができ
る。誤り検出符号は特に限定されるものではないが、一
例として、BCC(BlockCheck Character )を使用する
ことができる。
【0029】上述の制御命令CMのデータ構成及び誤り
検出符号の生成方法は、画像形成装置のI/Fの仕様に
適合したものを採用すればよい。また、上述したような
データ誤りの検出動作は、画像形成装置と、それから排
出される記録紙に所定処理(例えば、孔開け処理、綴じ
処理及び封緘処理等)を行う装置(以下、フィニッシャ
という)との間でなされるデータの双方向通信でなされ
るデータ誤りの検出動作と同様に行えばよい。
【0030】各段の記録紙収納装置の制御部40の記憶
手段41は、識別アドレスID及び上記容器アドレスN
の両アドレスを記憶している。記憶手段41は、例えば
ROM40c(図3のみに示す)によって構成される。
【0031】なお、各段の記録紙収納装置の通信手段4
2は、図3に示すI/F40e,40f,40gを含む
制御部40によって構成されている。図3に示すよう
に、隣接する記録紙収納装置のI/F40eとI/F4
0gとが互いに接続されており、下流側の記録紙収納装
置からのデータを上流側の記録紙収納装置に転送し得る
ように構成されているが、この動作については後述す
る。
【0032】各段の記録紙収納装置の制御部40は、上
記通信手段42で受信した制御命令の識別アドレスID
及び容器アドレスNに基づいて指定された容器10に記
録紙を収納するように、搬送機構30を制御する。
【0033】また、各段の記録紙収納装置B1〜B3の
制御部40の記憶手段41は、各段の記録紙収納装置に
固有の識別アドレスIDと、各段の記録紙収納装置の各
容器に固有の容器アドレスNとを記憶している。記憶手
段41は、例えばROM43c(図3のみに示す)によ
って構成される。
【0034】次に、図6のフローチャートを参照して、
各段の記録紙収納装置の制御部に制御命令が送信される
場合の制御動作を説明するが、ここでは、2段目に接続
されている記録紙収納装置B2(識別アドレス(ID=
2))の容器アドレス(N=1)の容器10に記録紙を
収納する場合について例示する。
【0035】画像形成装置Aの制御部50は、識別アド
レス(ID=2)及び容器アドレス(N=1)が付加さ
れた制御命令CMを共通データ線DLに出力する(ステ
ップS1)。
【0036】各段の記録紙収納装置は、通信手段42に
より共通データ線DLから上記制御命令CMを受信する
と、制御命令CMの識別アドレスIDが当該記録紙収納
装置に割り当てられている識別アドレスIDに相当する
か否かを、ROM43に保持されている識別アドレスI
Dに基づいて識別する(ステップS2)。
【0037】例えば、初段の記録紙収納装置B1の制御
部40は、上記識別結果が否定(“N”)であるため、
画像形成装置Aから排出される記録紙を次段の記録紙収
納装置B2に排出するように搬送機構30を制御する
(ステップS3)。
【0038】一方、次段の記録紙収納装置B2の制御部
40は、上記識別結果が肯定(“Y”)であるため、受
信した制御命令CMの容器アドレス(N=1)により指
定される容器10に記録紙を収納するように搬送機構3
0を制御する(ステップS4)。
【0039】なお、記録紙収納装置B1,B3の容器1
0に対する収納動作を行う場合は、画像形成装置Aから
送信する制御命令CMの識別アドレスIDの値が異なる
点が異なるだけであり、各制御部40が図6のフローチ
ャートに従って制御動作を実行する点は同様である。
【0040】なお、図6のフローチャートと、図4のブ
ロック図との対応を説明しておくと、ステップS2は判
定手段43に、ステップS3,S4は搬送制御手段44
にそれぞれ相当している。
【0041】上述したように、連設型記録紙収納装置
は、1台の画像形成装置Aに複数の同一構成の記録紙収
納装置を連設して構成されるとともに、各段の記録紙収
納装置が具備する所定の容器に記録紙を収納することが
できる。
【0042】以上、画像形成装置Aから記録紙収納装置
に制御命令CMが送信される場合の動作について説明し
たが、各段の記録紙収納装置から画像形成装置Aに検知
情報を送信し、その検知情報に基づいて画像形成装置A
が所定動作を行う場合がある。この検知情報とは、例え
ば、容器における記録紙の収納状態(記録紙の有無、あ
るいは記録紙の満杯)を示す情報であり、画像形成装置
Aの所定動作とは、例えば、記録紙の有無の表示、ある
いは記録紙満杯の警告表示であり、各容器に対応づけて
なされる動作である。なお、上記検知情報は、各容器に
対応して設けられた種々の検知手段の検知出力を各段の
記録紙収納装置の制御部が読み取って生成するものであ
る。
【0043】図7は、検知情報SIのデータ構成図であ
る。図7に示すように、検知情報SIは、ヘッダHD及
び検知データSDからなるデータ部TDと、そのデータ
部のエラーを検知するための誤り検出符号EDとから構
成されている。ヘッダHDは識別アドレスIDを含み、
検知データSDは容器アドレスNを含んで構成されてい
る。誤り検出符号EDは、図5において説明したものと
同じく、上記データ部TDの内容に誤りが発生したか否
かを検出するためのものである。このように、1つの検
知情報SIは、図5の制御命令CMと基本的に同様な構
造となっている。
【0044】このようなデータ構成によれば、画像形成
装置は、記録紙収納装置の制御部から受信した検知情報
SIについて上記誤り検出符号EDに基づいて誤り検出
を行うことにより、正しい検知情報SIを受取ることが
できる。
【0045】ところで、図3に示すように、検知情報S
Iの通信経路は、共通データ線DLを介して各段の記録
紙収納装置に並列に送信される制御命令CMの通信経路
とは異なっている。すなわち、検知情報SIは、隣接す
る記録紙収納装置間を接続する転送データ線TLを介し
て順次転送されるとともに、各段の記録紙収納装置を転
送される度に、新たなデータ部TDが付加されるように
なっている。各段の記録紙収納装置の制御部40は、受
信した検知情報SIのデータ部TDに新たなデータ部T
Dを付加する度にそのデータ部TDの全体について改め
て誤り検出符号EDを生成し、その誤り検出符号を付加
した検知情報を再構成し、この検知情報を隣接する上流
側の記録紙収納装置の通信部へ転送する。各段の記録紙
収納装置の通信手段42は、下流側装置から受信した検
知情報SIについて誤り検出符号EDに基づいて誤り検
出を行って誤りの有無を判定し、その判定結果に基づい
て検知情報SIの受取りを行う。つまり、誤りの有る検
知情報の受取りを拒否することにより、正しい検知情報
を受取ることができる。
【0046】このように記録紙収納装置の制御部からの
検知情報SIが画像形成装置Aの制御部50に送信され
る際の制御動作を図8のデータ構成図及び図9のフロー
チャートを参照して説明する。
【0047】図9に示すように、記録紙収納装置の制御
部40は、当該装置の下流側に接続されている装置の制
御部40から転送される検知情報SI1を受信する(ス
テップS10)。図8(a)に示すように、上記検知情
報SI1は、データ部TD1及び誤り検出符号ED1か
ら構成されている。
【0048】記録紙収納装置の制御部40は、下流側装
置から受信した検知情報SI1のデータ部TD1に対し
て、当該装置自身に関わる検知データSD2を含むデー
タ部TD2を付加することにより、新たなデータ部TD
12(=TD1+TD2)を生成する(ステップS1
1)。
【0049】そして、制御部40は、データ部TD12
に対して誤り検出符号ED12を生成することにより、
図8(b)に示すように、データ部TD12及び誤り検
出符号ED12を含む検知情報SI2を構成する(ステ
ップS12)。
【0050】次いで、制御部40は、新たに構成した検
知情報SI12を転送データ線TLを介して上流側の記
録紙収納装置に転送する(ステップS13)。
【0051】このような動作が下流側末端の記録紙収納
装置から上流へ向かって順次なされることにより、連設
された各段の記録紙収納装置の検知データが順次連結さ
れてなる検知情報が画像形成装置Aの制御部に転送され
る。なお、上記ステップS11〜S13が図4の転送手
段45に相当している。
【0052】上述したように、画像形成装置Aの制御部
50は、連設された各段の記録紙収納装置の検知情報S
Iを受信することができる。したがって、連設した各段
の記録紙収納装置の容器に対応する検知情報の収集及び
その検知情報に対応する制御動作を実行することができ
る。また、各段の記録紙収納装置の制御部40の転送手
段42が、検知情報SIを上流側の記録紙収納装置に転
送する際、検知情報に基づいて生成した誤り検出符号E
Dを検知情報に付加し、各段の記録紙収納装置の制御部
40の通信手段42が受信した検知情報に誤りがあるか
否かを前記誤り検出符号に基づいて判定し、その判定結
果に基づいて検知情報の受取りを行うので、誤りの有る
検知情報の受取りを拒否することにより、正しい検知情
報SIを受取ることができる。この結果、画像形成装置
Aも正しい検知情報を受取ることができる。
【0053】なお、本実施例では、画像形成装置に対し
て複数の記録紙収納装置を連設する構成を例示したが、
本発明の連設型記録紙収納装置に対して、画像形成装置
と接続して使用するフィニッシャを接続して構成するこ
とが可能である。このような構成について以下例示す
る。なお、上記フィニッシャとは、前述したように、画
像形成装置から排出される記録紙に対して孔開け処理、
綴じ処理及び封緘処理等の所定処理を行う装置をいう。
【0054】図10(a)に示すように、画像形成装置
AとフィニッシャCとが接続されたシステムが一般的に
用いられている。両者A,Bには、所定のハードウェア
及びソフトウェアの仕様で構成される通信手段52,6
0が具備されており、それらの間には双方向にデータを
交換するために送信線SL及び受信線RLが設けられて
いる。
【0055】ところで、図10(b)に示すように、画
像形成装置Aに1台以上の記録紙収納装置Bを連設し、
さらに上述のようなフィニッシャCを接続した構成とし
たい場合がある。このような場合には、図10(a)で
説明した上記画像形成装置A及びフィニッシャCの通信
手段52,60の既存のハードウェア及びソフトウェア
の変更は最小限度とすることが望まれる。したがって、
次のような構成とすることにより、上記変更を最小限と
するとともに、連設型記録紙収納装置に対してフィニッ
シャを容易に接続して構成することができる。
【0056】すなわち、記録紙収納装置の排紙口に、そ
れから排出される記録紙に対して所定の処理を行うフィ
ニッシャの導入口を接続する。画像形成装置A、各段の
記録紙収納装置B、及びフィニッシャCのそれぞれの制
御部の通信手段を共通データ線DLで並列接続するとと
もに、画像形成装置AからフィニッシャCに与えるべき
制御命令を共通データ線DLを介して送信する。
【0057】一方、フィニッシャCの制御部の通信手段
60とそのフィニッシャに連設された記録紙収納装置B
の制御部の転送手段42とを転送データ線TLで接続す
るとともに、フィニッシャCから画像形成装置Aに応答
すべき検知情報を転送データ線TL及び各段の記録紙収
納装置Bの制御部の転送手段45を介して画像形成装置
Aに転送する。
【0058】なお、フィニッシャCに関わる制御命令及
び検知情報は、前述した実施例の図5及び図7に示す制
御命令や検知情報のデータ構成と同様であり、フィニッ
シャCに予め割り当てられている固有の識別アドレスを
含んでいる。上述の構成においては、予め、画像形成装
置Aと記録紙収納装置Bとの間でやり取りされる制御情
報及び検知情報を、画像形成装置AとフィニッシャCと
のインターフェース仕様で規定されているデータ構成と
同じ形式に設定しておけば、フィニッシャCのハードウ
ェアやソフトウェアを変更すること無く、フィニッシャ
を記録紙収納装置に容易に接続することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の連設型記
録紙収納装置によれば、1台の画像形成装置に複数の記
録紙収納装置を連設して構成されるとともに、各段の記
録紙収納装置が具備する所定の容器に記録紙を収納する
ことができる。また、各段の記録紙収納装置の転送手段
は、当該記録紙収納装置から画像形成装置に応答すべき
検知情報を当該記録紙収納装置の次段から転送データ線
を介して受信した検知情報に追加して一連の検知情報を
構成し、その検知情報を前段の記録紙収納装置に転送デ
ータ線を介して送信する。このような一連の転送動作に
よって、各段の記録紙収納装置の検知情報が画像形成装
置に送信される。これにより、画像形成装置は、連設さ
れた各段の記録紙収納装置の検知情報を受信することに
より、連設した各段の記録紙収納装置の容器に対応する
検知情報の収集及びその検知情報に対応する制御動作を
実行することができる。
【0060】各段の記録紙収納装置の制御部の転送手段
が、検知情報を前段の記録紙収納装置に転送する際に、
検知情報に基づいて生成した誤り検出符号を検知情報に
付加し、各段の記録紙収納装置の制御部の通信手段が受
信した検知情報に誤りがあるか否かを誤り検出符号に基
づいて判定し、その判定結果に基づいて検知情報の受取
りを行う場合には、各段の記録紙収納装置の通信手段
は、誤りの生じている検知情報を受取りを拒否すること
により、正しい検知情報を受取ることができる。このた
め、画像形成装置も正しい検知情報を受取ることができ
る。
【0061】記録紙収納装置の排紙口に、それから排出
される記録紙に対して所定の処理を行うフィニッシャの
導入口を接続し、画像形成装置、各段の記録紙収納装
置、及びフィニッシャのそれぞれの制御部の間を共通デ
ータ線で並列接続するとともに、画像形成装置からフィ
ニッシャに与えるべき制御命令を共通データ線を介して
送信し、フィニッシャの制御部とそのフィニッシャに連
設された記録紙収納装置の制御部との間を転送データ線
で接続するとともに、フィニッシャから画像形成装置に
応答すべき検知情報を転送データ線及び記録紙収納装置
の制御部を介して画像形成装置に転送し、フィニッシャ
に関わる制御命令及び検知情報は、フィニッシャに固有
の識別アドレスを含んでいる場合には、画像形成装置に
記録紙収納装置を連設するとともに、フィニッシャを接
続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連設型記録紙収納装置の一実施例を示
す概略構成図である。
【図2】1台の連設型記録紙収納装置の搬送機構の詳細
な構成を示すブロック図である。
【図3】連設型記録紙収納装置の概略ブロック図であ
る。
【図4】制御動作の説明図である。
【図5】制御命令のデータ構成図である。
【図6】1台の記録紙収納装置における制御命令の送信
動作を説明するフローチャートである。
【図7】検知情報のデータ構成図である。
【図8】検知情報の生成過程を説明するデータ構成図で
ある。
【図9】検知情報の送信動作を説明するフローチャート
である。
【図10】画像形成装置及びフィニッシャからなるシス
テムに記録紙収納装置を連設する場合の概略構成図であ
る。
【図11】従来装置の全体斜視図である。
【図12】従来装置の動作を説明する概略構成図であ
る。
【図13】図12の1つの容器に対応するゲート部分の
要部拡大図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置 50 制御部 51 記憶手段 52 通信手段 B1〜B3 記録紙収納装置 10 容器 30 搬送機構 40 制御部 41 記憶手段 42 通信手段 43 判定手段 44 搬送制御手段 45 転送手段 ID 識別アドレス N 容器アドレス CM 制御命令 TD データ部 HD ヘッダ CD 制御データ ED 誤り検出符号 SI 検知情報 SD 検知データ DL 共通データ線 TL 転送データ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 比呂志 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新 興製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−62062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタ、ファクシミリ又は複写機などの
    画像形成装置に複数台の記録紙収納装置を順次連設し、
    前記画像形成装置から排出される記録紙を、所定の記録
    紙収納装置の所定の容器に送り込んで一時収納する連設
    型記録紙収納装置であって、 前記各記録紙収納装置は、いずれも、記録紙を受入する
    受入口と、記録紙を排出する排出口と、前記受入口から
    受入した記録紙を所定の容器及び前記排出口のいずれか
    一方に搬送する搬送機構と、上位装置の制御部からデー
    タ線を介して送信される制御命令に従って前記搬送機構
    を制御する制御部とを有し、 前記複数台の記録紙収納装置は、前記受入口を、初段の
    記録紙収納装置においては前記画像形成装置の排紙口
    に、次段以下の記録紙収納装置においては前段の記録紙
    収納装置の排出口にそれぞれ接続して連設され、かつ、
    前記画像形成装置の制御部と前記各記録紙収納装置の制
    御部との間を共通データ線で並列接続するとともに、前
    記画像形成装置の制御部と初段の記録紙収納装置の制御
    部との間及び互いに隣接する記録紙収納装置の制御部同
    志をそれぞれ転送データ線で結合し、 前記画像形成装置の制御部は、前記各記録紙収納装置に
    固有の識別アドレスと、各記録紙収納装置の各容器に固
    有の容器アドレスとを記憶する記憶手段と、通信手段と
    を有し、前記通信手段は、前記画像形成装置に入力され
    る指定に基づき、記録紙を排出する際に、その記録紙を
    収納すべき記録紙収納装置に固有の識別アドレス及び収
    納すべき容器に固有の容器アドレスとを前記記憶手段か
    ら読み出して前記制御命令として前記各記録紙収納装置
    に前記共通データ線を介して送信するとともに、前記各
    記録紙収納装置の状態を示す、前記識別アドレスが含ま
    れる検知情報を初段の記録紙収納装置から前記転送デー
    タ線を介して受信するものであり、 前記各記録紙収納装置の制御部は、前記共通データ線を
    介して前記制御指令を受信する通信手段と、当該記録紙
    収納装置の固有の識別アドレスと、前記記録紙収納装置
    の各容器に固有の容器アドレスとを記憶する記憶手段
    と、受信した制御命令に含まれる識別アドレス及び容器
    アドレスが前記記憶手段に格納されている識別アドレス
    及び容器アドレスと合致するか否かを判定する判定手段
    と、前記判定手段が否定の判定をした場合は、前記記録
    紙を前記排出口に排出し、肯定の判定をした場合は、前
    記記録紙を前記容器アドレスにより指定される容器に収
    納するように、前記搬送機構を制御する搬送制御手段
    と、当該記録紙収納装置から前記画像形成装置に応答す
    べき検知情報を、当該記録紙収納装置の次段から前記転
    送データ線を介して受信した前記検知情報に追加して一
    連の検知情報を構成し、その検知情報を前段の記録紙収
    納装置に前記転送データ線を介して送信する転送手段と
    を有していること、 を特徴とする連設型記録紙収納装置。
  2. 【請求項2】各記録紙収納装置の制御部の転送手段は、
    検知情報を前段の記録紙収納装置に転送する際に、前記
    検知情報に基づいて生成した誤り検出符号を前記検知情
    報に付加し、前記各記録紙収納装置の制御部の通信手段
    は、それが受信した検知情報に誤りがあるか否かを前記
    誤り検出符号に基づいて判定し、その判定結果に基づい
    て前記検知情報の受取りを行うこと、 を特徴とする請求項1記載の連設型記録紙収納装置。
  3. 【請求項3】記録紙収納装置の排紙口に、それから排出
    される記録紙に対して所定の処理を行うフィニッシャの
    導入口を接続し、 画像形成装置、各段の記録紙収納装置、及び前記フィニ
    ッシャのそれぞれの制御部の間を共通データ線で並列接
    続するとともに、前記画像形成装置から前記フィニッシ
    ャに与えるべき制御命令を前記共通データ線を介して送
    信し、 前記フィニッシャの制御部とそのフィニッシャに連設さ
    れた前記記録紙収納装置の前記制御部との間を転送デー
    タ線で接続するとともに、前記フィニッシャから前記画
    像形成装置に応答すべき検知情報を前記転送データ線及
    び前記記録紙収納装置の前記制御部を介して前記画像形
    成装置に転送し、 前記フィニッシャに関わる前記制御命令及び前記検知情
    報は、前記フィニッシャに固有の識別アドレスを含んで
    いること、 を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の連設型記録
    紙収納装置。
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