JP2000289886A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP2000289886A
JP2000289886A JP11099607A JP9960799A JP2000289886A JP 2000289886 A JP2000289886 A JP 2000289886A JP 11099607 A JP11099607 A JP 11099607A JP 9960799 A JP9960799 A JP 9960799A JP 2000289886 A JP2000289886 A JP 2000289886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙ジャム発生後の復帰作業が容易で復帰ま
での時間が短い低コストの画像出力装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 給紙部1〜3から供給された用紙を排出
口10bに至る6つのセグメント11〜16に区画され
てなる用紙搬送路10に沿って搬送する用紙搬送部20
と、搬送中の用紙上に画像を形成する画像形成部18
と、用紙搬送路10上を搬送中の全ての用紙についてジ
ャムが発生したか否かを判定するジャム判定手段とを備
え、このジャム判定手段が、搬送中の用紙についてジャ
ムが発生したジャム用紙であると判定した場合に、給紙
部1〜3からジャム用紙の先端が存在するセグメントま
での搬送動作を停止するとともに、そのセグメントより
も用紙搬送路10下流側のセグメントについては、その
下流側のセグメントを搬送中の用紙を排出し終えた後に
搬送動作を停止するよう、各セグメントに備えられたモ
ータ11a〜16aを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙搬送路に沿っ
て搬送される用紙上に画像を形成して出力する画像出力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】用紙搬送路に沿って搬送される用紙上に
画像を形成して出力する画像出力装置において、用紙搬
送路上で用紙ジャムが発生した場合、その画像出力装置
を停止してジャム用紙を取り除く作業が必要であるが、
その作業を軽減するため、画像出力装置をジャムが発生
しにくいように改良するとともに、用紙ジャムが発生し
た場合に用紙搬送路上に残留したジャム用紙を取り除く
作業を軽減するための種々の工夫がなされている。特
に、サイズの大きい用紙に画像を形成する大型の画像出
力装置においては多数の用紙が用紙搬送路上に存在して
いるのでジャムが発生した場合に即座に用紙搬送動作を
停止してしまうとジャム用紙以外の、正常に搬送されて
いる用紙の搬送動作も停止されてしまうので、ジャム発
生場所によっては用紙搬送路上に多数の用紙が残留し、
オペレータはこれらの用紙を全て探し出しそれを取り除
くのに長時間を要している。
【0003】そこで、例えば、特開平8−179579
号公報には、用紙ジャムが発生しても用紙搬送路上にジ
ャム用紙が残留しないように転写部の前あるいは定着部
の前に通常の画像形成動作中には作動しないジャム用紙
排出装置および排出トレイを設けておき、用紙ジャムが
発生した場合に、そのジャム用紙排出装置によりジャム
用紙を排出トレイにバイパスさせることによりオペレー
タの作業の軽減を計った画像出力装置が開示されてい
る。
【0004】また、特開平7−315681号公報に
は、用紙ジャム発生時に、オペレータがジャム用紙を取
り除いた後、一定時間の間、用紙搬送手段を強制駆動さ
せることにより用紙搬送路上に残留した用紙を機外へ排
出させる強制搬送手段を設けた用紙処理装置が開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−1
79579号公報に開示された画像出力装置では、通常
時には不要なジャム用紙排出手段や排出トレイを配備し
なければならないためコストアップが避けられず、ま
た、ジャム用紙排出のための特別な制御手段を設ける必
要がありコストアップと同時に制御の複雑化を招くため
信頼性が低下しやすいという問題がある。
【0006】また、特開平7−315681号公報に開
示された用紙処理装置では、ジャム用紙を取り除いた後
の強制搬送中に再び用紙ジャムが発生してもそれを検知
することができず、用紙ダメージをさらに悪化させる危
険性がある。また、オペレターは用紙を取り除くために
カバーを開けたり、用紙搬送路上の残留用紙の強制搬送
のための操作を行ったする必要があるため、ジャム発生
から再び出力できるようになるまでにかなりの時間を要
するという問題がある。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑み、用紙ジャム
発生後の復帰作業が容易で復帰までの時間が短い低コス
トの画像出力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像出力装置は、複数のモータを備え、これら複
数のモータを制御することにより、用紙を供給する給紙
部から供給された用紙を、その給紙部から、用紙が排出
される排出口に至る、上記複数のモータそれぞれにより
駆動される複数のセグメントに区画されてなる用紙搬送
路に沿って搬送する用紙搬送手段と、上記用紙搬送路上
を搬送中の用紙上に画像を形成する画像形成部と、上記
用紙搬送路上を搬送中の全ての用紙についてジャムが発
生したか否かを判定するジャム判定手段とを備え、上記
ジャム判定手段が、搬送中のいずれかの用紙についてジ
ャムが発生したジャム用紙であると判定した場合に、上
記給紙部からジャム用紙の先端が存在するセグメントま
での搬送動作を停止するとともに、そのセグメントより
も上記用紙搬送路下流側のセグメントについては、その
下流側のセグメントを搬送中の用紙を排出し終えた後に
搬送動作を停止するものであることを特徴とする。
【0009】ここで、上記ジャム判定手段が、上記用紙
搬送路上を搬送中のいずれかの用紙についてジャム用紙
であると判定した場合において、そのジャム用紙よりも
一つ前を搬送中の用紙の先端がそのジャム用紙と同一の
セグメントに存在する場合は、一つ前を搬送中の用紙を
ジャム用紙であると判定するものであることが好まし
い。
【0010】また、上記ジャム判定手段が、上記用紙搬
送路上を搬送中のいずれかの用紙についてジャム用紙で
あると判定した場合において、そのジャム用紙よりも一
つ前を搬送中の用紙の後端がそのジャム用紙と同一のセ
グメントに存在する場合は、一つ前を搬送中の用紙をジ
ャム用紙であると判定するものであることも好ましい。
【0011】また、上記ジャム判定手段は、上記用紙搬
送路上を搬送中のいずれかの用紙についてジャム用紙で
あると判定した場合において、そのジャム用紙よりも一
つ前を搬送中の用紙の後端がそのジャム用紙と同一のセ
グメントに存在する場合は、一つ前を搬送中の用紙をジ
ャム用紙であると判定するアルゴリズムを、上記ジャム
用紙から、上記用紙搬送路上の、上記ジャム用紙よりも
下流側を搬送中の各用紙について下流側に向かって順次
に繰り返すことにより、最終的に最下流のジャム用紙を
決定するものであることも好ましい態様の一つである。
【0012】さらに、上記ジャム判定手段によりジャム
用紙であると判定された用紙の先端が上記排出口に最近
接したセグメントに存在するときは、全てのセグメント
の搬送動作を停止するものであること、および、上記ジ
ャム判定手段によりジャム用紙であると判定された用紙
よりも上記用紙搬送路下流側には用紙が存在しない場合
は、全てのセグメントの搬送動作を停止するものである
ことも好ましい態様である。
【0013】また、上記ジャム判定手段は、上記用紙搬
送路上を搬送中のいずれかの用紙についてジャム用紙で
あると判定した場合において、そのジャム用紙よりも一
つ前を搬送中の用紙の後端がそのジャム用紙の先端と同
一のセグメントに存在し、かつ、一つ前を搬送中の用紙
の先端が、そのジャム用紙の先端が存在するセグメント
よりも下流側のセグメントに存在する場合に、セグメン
トの搬送力どうしの比較によりそのジャム用紙の先端が
存在するセグメントが停止しても一つ前を搬送中の用紙
の搬送が可能な場合は、一つ前を搬送中の用紙について
はジャム用紙ではないと判定するものであることが好ま
しい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0015】図1は、本発明の各実施形態に共通な画像
出力装置の基本構成図である。
【0016】図1に示すように、この画像出力装置は、
スキャナ、ホストコンピュータなどの上位装置100、
上位装置I/F部200、制御部(CPU)300、用
紙管理部400、画像メモリ500、画像形成部60
0、搬送系I/O部700、およびジャム判定部800
などがバス900により相互に接続されて構成されてい
る。
【0017】上位装置100から送られてきた画像デー
タは上位装置I/F部200を通じて画像メモリ500
に蓄えられる。上位装置100から画像出力指示を受け
た制御部300は画像形成部600および搬送系I/O
部700を制御して画像メモリ500に蓄えられた画像
データに基づき用紙上に画像を形成し出力する。
【0018】用紙管理部400は、用紙が用紙搬送路上
のどの位置に存在するかを管理する。
【0019】ジャム判定部800は、搬送系I/O部7
00を経由して送られてくるセンサ出力の変化情報から
用紙搬送路上のどの位置に存在する用紙にジャムが発生
したかを検出しそれを用紙管理部400に通知する。
【0020】図2は、本発明の各実施形態に共通な画像
出力装置における用紙搬送路を示す図である。
【0021】図2に示すようにこの画像出力装置には、
ロール紙がセットされる給紙部として第1ロール紙給紙
部1と第2ロール紙給紙部2の2つが設けられており、
また、カット紙がセットされる給紙部としてカット紙給
紙部3が設けられている。第1ロール紙給紙部1および
第2ロール紙給紙部2にはそれぞれ2つずつの合計4つ
のリール1b,1b,2b,2bおよびカッタ1c,2
cが配備されており、これら4つのリールに、例えばA
0用ロール紙、A1用ロール紙、A2用ロール紙、およ
びA3用ロール紙をセットすることにより、カット紙給
紙部3にセットされるA4カット紙とともにA0からA
4までの5種類のサイズの用紙を使用して画像形成する
ことができる。
【0022】なお、これら3つの給紙部以外に、手差し
で用紙を給紙する手差し挿入口10aが備えられてい
る。
【0023】これらの各給紙部から供給された用紙は、
これら各給紙部から排紙口10bに至る用紙搬送路10
に沿って配備された複数の搬送ローラによって搬送され
る。用紙搬送路10はRFC1セグメント11、RFC
2セグメント12、A搬送セグメント13、B搬送セグ
メント14、定着セグメント15、およびE搬送セグメ
ント16の6つのセグメントに区画されている。
【0024】なお、本実施形態において、セグメントと
は1つのモータで駆動される複数の搬送ローラよりなる
搬送単位をいう。すなわち、RFC1セグメント11に
は複数の搬送ローラ11r、RFC1セグメント12に
は複数の搬送ローラ12r、A搬送セグメント13には
複数の搬送ローラ13r、B搬送セグメント14には複
数の搬送ローラ14r、定着セグメント15には複数の
搬送ローラ15r、およびE搬送セグメント16には複
数の搬送ローラ16rがそれぞれ配備されている。これ
らの各搬送ローラは、それぞれのセグメントごとに配備
されたモータ11a,12a,13a,14a,15
a,16aにより駆動される。
【0025】これらのモータ11a,12a,13a,
14a,15a,16aは、用紙搬送部20により制御
されて上記の3つの給紙部のうちのいずれか1個所の給
紙場所から供給された用紙を用紙搬送路10に沿って搬
送する。この用紙搬送部20は、図1に示す制御部30
0および搬送系I/O部700の制御下におかれてい
る。
【0026】なお、本実施形態における用紙搬送部20
は、本発明にいう用紙搬送手段に相当するものである。
【0027】第1ロール紙給紙部1はRFC1セグメン
ト11に含まれており、第2ロール紙給紙部2はRFC
1セグメント11に含まれている。なお、カット紙給紙
部3はいずれのセグメントの中に含まれていないが、そ
れは、第1ロール紙給紙部1を含むRFC1セグメント
11および第2ロール紙給紙部2を含むRFC2セグメ
ント12は、自ら給紙を行うとともに他の給紙部から給
紙された用紙を搬送する用紙搬送路の役割を有している
ので、用紙搬送路を構成するセグメントの一つとなって
いるが、カット紙給紙部3の場合は、他の給紙部から給
紙された用紙を搬送する役割を有してはいないので、用
紙搬送路を構成するセグメントとして定義されていな
い。
【0028】各セグメントには、搬送中の用紙の先端お
よび後端がそのセグメントに存在するか否かを検出する
センサが備えられており、これら各センサからの情報が
搬送系I/O部700(図1参照)を経由して制御部3
00に送られる。
【0029】制御部300(図1参照)は、ある給紙場
所から用紙搬送路に新たに用紙が給紙される度毎に用紙
管理部400に、どの給紙部からどのサイズの用紙が給
紙されその用紙がどのような状態であるかを示す用紙情
報を登録する。用紙の状態としては、「搬送中」、「ジ
ャム」、「排出」の3つの状態がある。新たに給紙され
た用紙は「搬送中」状態として登録される。
【0030】用紙管理部400は、登録された「搬送
中」状態の用紙について、搬送系I/O部700から送
られてくるセンサ情報に基づき各用紙の位置情報を絶え
ず更新し、最終的に用紙が排出されたことを検知すると
その用紙の状態を「排出」状態に更新する。
【0031】ジャム判定部800は、搬送系I/O部7
00からのセンサ情報の経時的な変化を定期的にチェッ
クすることにより用紙ジャムの発生を検出するととも
に、用紙搬送路上の全ての用紙の状態を判定して、除去
作業の対象となる「ジャム」状態の用紙と、ジャムを発
生した用紙よりも前を搬送中の用紙のうち、除去作業の
ために画像出力装置を停止する前に画像出力装置から排
出可能な「搬送中」状態の用紙との2種類に区分する。
【0032】ジャム判定部800により「搬送中」状態
の用紙と判定された用紙は、除去作業のために画像出力
装置を停止する前に画像出力装置から全て排出され、画
像出力装置停止後の用紙搬送路上には「ジャム」状態の
用紙のみが残留する。従ってオペレータは「ジャム」状
態の用紙のみを除去すればよく作業は大幅に軽減され
る。
【0033】B搬送セグメント14には、画像形成部1
8が形成されている。画像形成部18は、用紙搬送路1
0上を搬送中の用紙上に画像を形成するものであり、例
えば周知の電子写真方式の画像形成手段を構成する像担
持体ドラム18aが用紙搬送路10上に配備されてい
る。B搬送セグメント14に続く定着セグメント15に
は、定着ロール19bを含む定着部19が形成されてお
り、像担持体ドラム18aにより用紙上に転写されたト
ナー像を定着する。
【0034】なお、E搬送セグメント16には通常使用
される排出口10bの他に、オプションの用紙折畳み装
置用の排出口10cが設けられている。
【0035】次に、本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0036】上記のように構成された画像出力装置にお
いて、用紙搬送中にジャムが発生した場合、即座に用紙
搬送路10による用紙の搬送動作を停止してしまうと、
用紙ジャムを発生したジャム用紙以外の正常に搬送され
ている用紙の搬送動作も全て停止するため用紙搬送路上
に多数の用紙が残留してしまいオペレータがこれらの用
紙を除去するのに長時間を必要とする。
【0037】そこで、本実施形態の画像出力装置では、
ジャム用紙以外の用紙を可能な限り機外へ排出してから
用紙搬送動作を停止するようなソフトウエア制御を行う
ことによって、ジャム停止後のジャム用紙除去に要する
時間を減少させている。
【0038】すなわち、この画像出力装置は、複数のモ
ータ11a,12a,13a,14a,15a,16a
を制御することにより、給紙場所から供給された用紙
を、給紙場所から排出口に至る、これら複数のモータに
より駆動される6つのセグメント11,12,13,1
4,15,16に区画されてなる用紙搬送路10に沿っ
て搬送する用紙搬送部20と、用紙搬送路10上を搬送
中の用紙上に画像を形成する画像形成部18と、用紙搬
送路10上を搬送中の全ての用紙についてジャムが発生
したか否かを判定するジャム判定部800(図1参照)
とを備え、そのジャム判定部800が、搬送中のいずれ
かの用紙についてジャムが発生したジャム用紙であると
判定した場合に、給紙場所からジャム用紙の先端が存在
するセグメントまでの搬送動作を停止するとともに、そ
のセグメントよりも用紙搬送路10下流側のセグメント
については、その下流側のセグメントを搬送中の用紙を
排出し終えた後に搬送動作を停止するように構成されて
いる。
【0039】なお、本実施形態におけるジャム判定部8
00は、本発明にいうジャム判定手段に相当するもので
ある。
【0040】図3は、第1の実施形態におけるジャム処
理の流れを示すフローチャートである。
【0041】なお、以下の説明において、「上流側」と
は用紙搬送路10の給紙場所に近い側をいい、「下流
側」とは用紙搬送路10の排出口に近い側をいう。
【0042】制御部300(図1参照)は、ジャム判定
部800からジャム通知を受信すると、ジャムを発生し
たジャム用紙と、そのジャム用紙よりも用紙搬送路上流
側上流に存在する用紙全てを「ジャム」状態として更新
するように用紙管理部400に要求する(ステップS
1)。
【0043】次に、そのジャム用紙の先端が存在するセ
グメントを用紙管理部400に問合せ、その結果判明し
たジャム用紙の先端が存在するセグメントを、停止対象
セグメントとして保持する(ステップS2)。すなわ
ち、ジャム発生により一斉に停止させるべきセグメント
のうちの最下流のセグメントの位置を所定の記憶手段に
記憶しておく。
【0044】次に、「搬送中」状態の用紙が用紙搬送路
10上に存在するか否かを用紙管理部400に問合せる
(ステップS3)。問い合わせの結果、「搬送中」状態
の用紙が用紙搬送路10上に存在しない場合は、全セグ
メントの搬送動作を停止するよう搬送系I/O部700
に要求する。その結果、起動している全てのセグメント
が停止される(ステップS10)。
【0045】ステップS3における問い合わせの結果、
「搬送中」状態の用紙が用紙搬送路10上に存在する場
合は、「搬送中」状態の用紙の中で最も登録の新しい
「搬送中」状態の用紙の後端が存在するセグメント、す
なわち「搬送中」状態の用紙のうちで最上流側に存在す
る用紙の後端が存在するセグメントを用紙管理部400
に問合せる(ステップS4)。
【0046】次に、ステップS4による問い合わせの結
果得られたセグメントが上記の停止対象セグメントと同
じセグメントであるか否かが判定され(ステップS
5)、停止対象セグメントとは異なるセグメントである
と判定された場合は後述のステップS7の処理に移る。
【0047】ステップS5による判定の結果、停止対象
セグメントと同じセグメントであると判定された場合
は、その「搬送中」状態の用紙を「ジャム」状態に更新
し、さらに、その用紙の先端が存在するセグメントを用
紙管理部400に問合せ、その結果得られたセグメント
により停止対象セグメントを更新する(ステップS
6)。
【0048】次に、ステップS7において、ステップS
4からステップS6までの一連の処理が、用紙搬送路1
0上の「搬送中」状態の用紙全てについて完了したか否
かが判定され、判定の結果完了していない場合は、ステ
ップS4に戻り上記の一連の処理を繰り返す。
【0049】ステップS7における判定の結果、処理が
完了している場合は、給紙場所から停止対象セグメント
までの全てのセグメントの搬送動作を停止するよう搬送
系I/O部700に要求する。搬送系I/O部700は
それに応じて給紙場所から停止対象セグメントまでの全
てのセグメントの搬送動作を停止する(ステップS
8)。
【0050】次に、用紙管理部400は、用紙搬送路1
0上に「搬送中」状態の用紙が存在するか否かを判定し
(ステップS9)、用紙搬送路10上に「搬送中」状態
の用紙が全て排出されたと判定されるのを待って、起動
中の全てのセグメントの搬送動作を停止するよう搬送系
I/O部700に要求し、これにより全てのセグメント
が停止される(ステップS10)。
【0051】このようにして、ジャムが発生した時点
で、「ジャム」状態の用紙以外の、「搬送中」状態の全
ての用紙、すなわち正常に搬送されつつある全ての用紙
を機外に排出し終えてから用紙搬送動作が停止されるの
で、ジャム停止後のジャム用紙除去に要する時間を減少
させることができる。
【0052】なお、図3に示す第1の実施形態の画像出
力装置の変形として、ジャム判定部800により検出さ
れたジャム用紙の後端が存在するセグメントよりも給紙
場所側にあるセグメントのモータを逆回転させることに
より「ジャム」状態ではない用紙を給紙場所へ戻すよう
に画像出力装置を構成してもよい。すなわち、ジャム用
紙の後端が存在するセグメントを用紙管理部400に問
い合わせ、その結果得られたセグメントよりも上流側の
セグメント全てを一定時間逆回転させて「ジャム」状態
ではない用紙を給紙場所に戻すようにすればよい。
【0053】なお、上記の動作でセグメントを一定時間
逆回転させる際に、用紙管理部400を制御してジャム
検出を行うようにすることも可能である。この場合、用
紙としてロール紙を使用している場合は、カッタ11
c,12c(図2参照)により切断される前のロール紙
のみを給紙場所まで戻すようにした方がよい。
【0054】さらに、このように構成した画像出力装置
において、「ジャム」状態ではない用紙のうちの、画像
形成部18(図2参照)のイメージ描画位置に到達して
いない用紙のみを給紙場所へ戻すように画像出力装置を
構成することもできる。このように構成した場合は、給
紙場所まで戻した用紙には画像が形成されていないの
で、用紙として再利用することができる。
【0055】図4は、図3に示した第1の実施形態にお
いて用紙ジャムが発生した状態を示す模式図である。
【0056】なお、以下の説明においては、説明を簡単
にするために3つのセグメントA,B,C上を搬送中の
複数の用紙のうちの1枚の用紙でジャムが発生した場合
の例について説明する。なお、各用紙は給紙場所から用
紙搬送路10上に給紙された時点で「搬送中」状態とし
て登録されているものとする。
【0057】図4(a)には、用紙搬送路10上を矢印
A方向に搬送中の3枚の用紙のうち用紙31がセグメン
トBにおいてジャムを発生した様子が示されている。こ
の場合、ジャムを発生した用紙31が「ジャム」状態と
して更新されるとともに、用紙先端がジャム用紙31よ
りも上流側のセグメントCに存在する用紙32も、ステ
ップS1(図3参照)により「ジャム」状態として更新
され、ステップS2により、ジャム用紙31の先端が存
在するセグメントBが停止対象セグメントとして保持さ
れる。
【0058】また、ジャム用紙31よりも下流側のセグ
メントAに存在する用紙30の後端は、停止対象セグメ
ントと同じセグメントには存在しないのでステップS6
による処理はスキップされ用紙30は「搬送中」状態の
まま保持される。用紙搬送路上の全ての用紙についての
処理が終了するとステップS7からステップS8に進
み、給紙場所から停止対象セグメントBまでの全てのセ
グメントが停止される。セグメントAは停止されないの
で用紙30は機外に排出され、用紙搬送路上に「搬送
中」状態の用紙が存在しなくなった時点で全セグメント
が停止される(ステップS10)。
【0059】図4(b)には、用紙搬送路10上を矢印
A方向に搬送中の3枚の用紙のうち用紙31がセグメン
トCにおいてジャムを発生した様子が示されている。こ
の場合は、ジャムを発生した用紙31が「ジャム」状態
として更新され(ステップS1)、ステップS2によ
り、ジャム用紙31の先端が存在するセグメントCが停
止対象セグメントとして保持される。そして、ジャム用
紙31よりも下流側のセグメントBに存在する用紙32
の後端は、停止対象セグメントと同じセグメントに存在
するのでステップS6による処理が行われ用紙32は
「ジャム」状態として更新されるとともに、停止対象セ
グメントはセグメントBに更新される。さらに、「ジャ
ム」状態の用紙32よりも下流側のセグメントAに存在
する用紙30の後端は、停止対象セグメントと同じセグ
メントには存在しないのでステップS6による処理はス
キップされ「搬送中」状態のまま保持される。ステップ
S7以降の処理は図4(a)の場合と同様である。
【0060】図4(c)には、用紙搬送路10上を矢印
A方向に搬送中の3枚の用紙のうち用紙31がセグメン
トCにおいてジャムを発生した様子が示されている。こ
の場合は、ジャムを発生した用紙31が「ジャム」状態
として更新され(ステップS1)、ステップS2によ
り、ジャム用紙31の先端が存在するセグメントCが停
止対象セグメントとして保持される。そして、ジャム用
紙31よりも下流側のセグメントBに存在する用紙32
の後端は、停止対象セグメントと同じセグメントに存在
するのでステップS6による処理が行われ、用紙32は
「ジャム」状態として更新されるとともに停止対象セグ
メントはセグメントBに更新される。「ジャム」状態の
用紙32よりも下流側のセグメントAに存在する用紙3
3の後端は、停止対象セグメントと同じセグメントBに
存在するのでステップS6による処理が行われ用紙33
も「ジャム」状態として更新されるとともに停止対象セ
グメントはセグメントCに更新される。ステップS7以
降の処理は図4(a)の場合と同様である。
【0061】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0062】第1の実施形態では、「搬送中」状態の用
紙の後端が停止対象セグメントに存在し、かつその用紙
の先端が異なるセグメントに存在する場合にその用紙は
無条件に搬送停止すべきものと判定してその用紙を「ジ
ャム」状態として更新する方式が採用されている。
【0063】しかし、実際上は、用紙の先端が存在する
セグメントの搬送強度が、その用紙の後端が存在するセ
グメントよりも大きい場合は、用紙の先端が存在するセ
グメントでその用紙を引っ張ることにより、その用紙を
排出することが可能である。本発明の第2の実施形態は
この考え方に基づくものである。
【0064】この第2の実施形態では、制御部300
は、上記の搬送強度を次に示すような搬送強度管理表で
管理しており、停止対象セグメントを判定する際にこの
搬送強度管理表を参照してセグメントどうしの搬送強度
を比較して判定を行っている。
【0065】表1は、本発明の第2の実施形態に用いら
れる搬送強度管理表である。
【0066】
【表1】
【0067】図5は、第2の実施形態におけるジャム処
理の流れを示すフローチャートである。
【0068】制御部300(図1参照)は、ジャム判定
部800からジャム通知を受信すると、ジャムを発生し
たジャム用紙と、そのジャム用紙よりも用紙搬送路上流
側上流に存在する用紙全てを「ジャム」状態として更新
するように用紙管理部400に要求する(ステップS1
1)。
【0069】次に、そのジャム用紙の先端が存在するセ
グメントを用紙管理部400に問合せ、その結果判明し
たジャム用紙の先端が存在するセグメントを、停止対象
セグメントとして保持する(ステップS12)。すなわ
ち、ジャム発生により一斉に停止させるべきセグメント
のうちの最下流のセグメントの位置を所定の記憶手段に
記憶しておく。
【0070】次に、「搬送中」状態の用紙が用紙搬送路
10上に存在するか否かを用紙管理部400に問合せる
(ステップS13)。問い合わせの結果、「搬送中」状
態の用紙が用紙搬送路10上に存在しない場合は、全セ
グメントの搬送動作を停止するよう搬送系I/O部70
0に要求する。その結果、起動している全てのセグメン
トが停止される(ステップS21)。
【0071】ステップS13における問い合わせの結
果、「搬送中」状態の用紙が用紙搬送路10上に存在す
る場合は、「搬送中」状態の用紙の中で最も登録の新し
い「搬送中」状態の用紙の後端が存在するセグメント、
すなわち「搬送中」状態の用紙のうちで最上流側に存在
する用紙の後端が存在するセグメントを用紙管理部40
0に問合せる(ステップS14)。
【0072】次に、ステップS14による問い合わせの
結果得られたセグメントが上記の停止対象セグメントと
同じセグメントであるか否かが判定され(ステップS1
5)、停止対象セグメントとは異なるセグメントである
と判定された場合は後述のステップS18の処理に移
る。
【0073】ステップS15による判定の結果、停止対
象セグメントと同じセグメントであると判定された場合
は、「搬送中」状態の用紙のうちで最上流側に存在する
「搬送中」状態の用紙の先端が存在するセグメントとそ
の用紙の後端が存在するセグメントの搬送力どうしの比
較によりジャム用紙の先端が存在するセグメントが停止
してもジャム用紙の一つ前を搬送中の用紙の搬送が可能
か否か、すなわち、「搬送中」状態の用紙のうちで最上
流側に存在する「搬送中」状態の用紙の先端が存在する
セグメントの搬送強度の方が、その用紙の後端が存在す
るセグメントの搬送強度よりも大きいか否かが上記の表
1により判定される(ステップS16)。
【0074】ステップS16における判定の結果、用紙
の先端が存在するセグメントの搬送強度の方が、その用
紙の後端が存在するセグメントの搬送強度よりも大きい
場合は後述のステップS18の処理に移る。
【0075】ステップS16における判定の結果、用紙
の先端が存在するセグメントの搬送強度の方が、その用
紙の後端が存在するセグメントの搬送強度よりも強くな
い場合は、その「搬送中」状態の用紙を「ジャム」状態
に更新し、さらに、その用紙の先端が存在するセグメン
トを用紙管理部400に問合せ、その結果得られたセグ
メントにより停止対象セグメントを更新する(ステップ
S17)。
【0076】次に、ステップS18において、ステップ
S14からステップS17までの一連の処理が、用紙搬
送路10上の「搬送中」状態の用紙全てについて完了し
たか否かが判定され、判定の結果完了していない場合は
ステップS14に戻り上記の一連の処理を繰り返す。
【0077】ステップS18における判定の結果、処理
が完了している場合は、給紙場所から停止対象セグメン
トまでの全てのセグメントの搬送動作を停止するよう搬
送系I/O部700に要求する。搬送系I/O部700
はそれに応じて給紙場所から停止対象セグメントまでの
全てのセグメントの搬送動作を停止する(ステップS1
9)。
【0078】次に、用紙管理部400は、用紙搬送路1
0上に「搬送中」状態の用紙が存在するか否かを判定し
(ステップS20)、用紙搬送路10上に「搬送中」状
態の用紙が全て排出されたと判定されるのを待って、起
動中の全てのセグメントの搬送動作を停止するよう搬送
系I/O部700に要求し、これにより全てのセグメン
トが停止される(ステップS21)。
【0079】このようにして、ジャムが発生した時点
で、「ジャム」状態の用紙以外の、「搬送中」状態の全
ての用紙、すなわち正常に搬送されつつある全ての用紙
を機外へ排出し終えてから用紙搬送が停止されるので、
ジャム停止後のジャム用紙除去に要する時間を減少させ
ることができる。
【0080】なお、上記のステップ16における判定に
際して、該当する用紙が3つ以上のセグメントに跨って
いる場合は、その中に用紙後端が存在するセグメントよ
り搬送強度の大きいセグメントが1つでも含まれていれ
ば搬送可能と判断し、その用紙を「ジャム」状態とはし
ないようにする考慮が必要である。
【0081】図6は、図5に示した第2の実施形態にお
いて用紙ジャムが発生した状態を示す模式図である。
【0082】図6(a)には、用紙搬送路10上を矢印
A方向に搬送中の3枚の用紙のうち用紙31がセグメン
トCにおいてジャムを発生した様子が示されている。こ
の場合は、ジャムを発生した用紙31が「ジャム」状態
として更新され(ステップS11)、ステップS12に
よりジャム用紙31の先端が存在するセグメントCが停
止対象セグメントとして保持される。
【0083】ジャム用紙31よりも下流側のセグメント
Bに存在する用紙32の後端は、停止対象セグメントと
同じセグメントに存在し、かつ用紙32の先端が存在す
るセグメントBの搬送強度の方が、用紙32の後端が存
在するセグメントCの搬送強度よりも小さいのでステッ
プS17による処理が行われ用紙32は「ジャム」状態
として更新されるとともに停止対象セグメントはセグメ
ントBに更新される。
【0084】さらに、「ジャム」状態の用紙32よりも
下流側のセグメントAに存在する用紙30の後端は、停
止対象セグメントと同じセグメントBには存在しないの
でステップS16およびステップS17による処理はス
キップされ「搬送中」状態のまま排出される。用紙搬送
路上の全ての用紙についての処理が終了するとステップ
S18からステップS19に進み、給紙場所から停止対
象セグメントBまでの全てのセグメントが停止される。
セグメントAは停止されないので用紙30は機外に排出
され、用紙搬送路上に「搬送中」状態の用紙が存在しな
くなった時点で全セグメントが停止される(ステップS
20)。
【0085】図6(b)には、用紙搬送路10上を矢印
A方向に搬送中の3枚の用紙のうち用紙31がセグメン
トCにおいてジャムを発生した様子が示されている。こ
の場合は、ジャムを発生した用紙31が「ジャム」状態
として更新され(ステップS11)、ステップS12に
よりジャム用紙31の先端が存在するセグメントCが停
止対象セグメントとして保持される。
【0086】ジャム用紙31よりも下流側のセグメント
Bに存在する用紙32の後端は、停止対象セグメントと
同じセグメントに存在し、かつ用紙32の先端が存在す
るセグメントBの搬送強度の方が、用紙32の後端が存
在するセグメントCの搬送強度よりも小さいのでステッ
プS17による処理が行われ用紙32は「ジャム」状態
として更新されるとともに停止対象セグメントはセグメ
ントBに更新される。
【0087】さらに、「ジャム」状態の用紙32よりも
下流側のセグメントAに存在する用紙30の後端は、停
止対象セグメントと同じセグメントに存在するが、用紙
30の先端が存在するセグメントAの搬送強度の方が、
用紙32の後端が存在するセグメントBの搬送強度より
も大きいのでステップS17による処理はスキップさ
れ、用紙30は「搬送中」状態のまま保持される。ステ
ップS18以降の処理は図6(a)の場合と同様であ
る。
【0088】図6(c)には、用紙搬送路10上を矢印
A方向に搬送中の2枚の用紙のうち用紙31がセグメン
トCにおいてジャムを発生した様子が示されている。こ
の場合は、ジャムを発生した用紙31が「ジャム」状態
として更新され(ステップS11)、ステップS12に
よりジャム用紙31の先端が存在するセグメントCが停
止対象セグメントとして保持される。そして、ジャム用
紙31よりも下流側のセグメントBに存在する用紙30
の後端は、停止対象セグメントと同じセグメントCに存
在し、かつ用紙30の先端が存在するセグメントAの搬
送強度の方が、用紙30の後端が存在するセグメントC
の搬送強度よりも大きいのでステップS17による処理
はスキップされ、用紙30は「搬送中」状態のまま保持
される。ステップS18以降の処理は図6(a)の場合
と同様である。
【0089】なお、第2の実施形態の画像出力装置にお
いて、各セグメントのモータに、例えばトルクアップ装
置などを備えておき、制御部によりこれらのトルクアッ
プ装置を制御させることにより各セグメントの搬送強度
を制御できるようにすることが可能な場合は、「ジャ
ム」状態と判定された用紙より先に搬送されている用紙
の後端が存在するセグメントが停止対象セグメントと同
じセグメントに存在し、かつその用紙の先端が存在する
セグメントが停止対象セグメントと異なる場合に、用紙
の先端が存在するセグメントの搬送強度を、用紙の後端
が存在するセグメントより大きくなるように制御してそ
の用紙を強制的に排出させるように構成してもよい。
【0090】制御部に各セグメントの搬送強度を制御さ
せるようにすることが不可能な場合でも、各セグメント
のモータと各ローラとの間にクラッチを設けておき、用
紙後端が存在するセグメント内の各ローラのクラッチを
オフにしたり、該当するセグメントのモータをモータフ
リー(負荷なし状態)とすることにより同様な効果を得
ることができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像出力
装置によれば、複数のセグメントに区画されてなる用紙
搬送路上を搬送中の全ての用紙についてジャムが発生し
たか否かを判定するジャム判定手段を備え、このジャム
判定手段が、搬送中のいずれかの用紙についてジャムが
発生したジャム用紙であると判定した場合に、給紙場所
からジャム用紙の先端が存在するセグメントまでの搬送
動作を停止するとともに、そのセグメントよりも用紙搬
送路下流側のセグメントについては、その下流側のセグ
メントを搬送中の用紙を排出し終えた後に搬送動作を停
止するように構成されているため、ジャムが発生した時
点で排出可能な用紙を全て排出させることが可能とな
り、特別なハードウエアを用いることなく、用紙ジャム
発生後の復帰作業が容易で復帰までの時間が短い低コス
トの画像出力装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態に共通な画像出力装置の基
本構成図である。
【図2】本発明の各実施形態に共通な画像出力装置にお
ける用紙搬送路を示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるジャム処理の流れを示
すフローチャートである。
【図4】図3に示した第1の実施形態において用紙ジャ
ムが発生した状態を示す模式図である。
【図5】第2の実施形態におけるジャム処理の流れを示
すフローチャートである。
【図6】図5に示した第2の実施形態において用紙ジャ
ムが発生した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1,2 ロール紙給紙部 1b,1b,2b,2b リール 1c,2c カッタ 3 カット紙給紙部 10 用紙搬送路 10a 手差し挿入口 10b,10c 排紙口 11 RFC1セグメント 11a,12a,13a,14a,15a,16a
モータ 11r,12r,13r,14r,15r,16r
搬送ローラ 12 RFC2セグメント 13 A搬送セグメント 14 B搬送セグメント 15 定着セグメント 16 E搬送セグメント 18 画像形成部 18a 像担持体ドラム 19 定着部 19a 定着ロール 20 用紙搬送部 100 上位装置 200 上位装置I/F部 300 制御部(CPU) 400 用紙管理部 500 画像メモリ 600 画像形成部 700 搬送系I/O部 800 ジャム判定部 900 バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモータを備え、これら複数のモー
    タを制御することにより、用紙を供給する給紙部から供
    給された用紙を、該給紙部から、用紙が排出される排出
    口に至る、前記複数のモータそれぞれにより駆動される
    複数のセグメントに区画されてなる用紙搬送路に沿って
    搬送する用紙搬送手段と、 前記用紙搬送路上を搬送中の用紙上に画像を形成する画
    像形成部と、 前記用紙搬送路上を搬送中の全ての用紙についてジャム
    が発生したか否かを判定するジャム判定手段とを備え、 前記ジャム判定手段が、搬送中のいずれかの用紙につい
    てジャムが発生したジャム用紙であると判定した場合
    に、前記給紙部からジャム用紙の先端が存在するセグメ
    ントまでの搬送動作を停止するとともに、該セグメント
    よりも前記用紙搬送路下流側のセグメントについては、
    該下流側のセグメントを搬送中の用紙を排出し終えた後
    に搬送動作を停止するものであることを特徴とする画像
    出力装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャム判定手段が、前記用紙搬送路
    上を搬送中のいずれかの用紙についてジャム用紙である
    と判定した場合において、該ジャム用紙よりも一つ前を
    搬送中の用紙の先端が該ジャム用紙と同一のセグメント
    に存在する場合は、該一つ前を搬送中の用紙をジャム用
    紙であると判定するものであることを特徴とする請求項
    1記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャム判定手段が、前記用紙搬送路
    上を搬送中のいずれかの用紙についてジャム用紙である
    と判定した場合において、該ジャム用紙よりも一つ前を
    搬送中の用紙の後端が該ジャム用紙と同一のセグメント
    に存在する場合は、該一つ前を搬送中の用紙をジャム用
    紙であると判定するものであることを特徴とする請求項
    1記載の画像出力装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャム判定手段は、前記用紙搬送路
    上を搬送中のいずれかの用紙についてジャム用紙である
    と判定した場合において、該ジャム用紙よりも一つ前を
    搬送中の用紙の後端が該ジャム用紙と同一のセグメント
    に存在する場合は、該一つ前を搬送中の用紙をジャム用
    紙であると判定するアルゴリズムを、前記ジャム用紙か
    ら、前記用紙搬送路上の、前記ジャム用紙よりも下流側
    を搬送中の各用紙について下流側に向かって順次に繰り
    返すことにより、最終的に最下流のジャム用紙を決定す
    るものであることを特徴とする請求項3記載の画像出力
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ジャム判定手段によりジャム用紙で
    あると判定された用紙の先端が前記排出口に最近接した
    セグメントに存在するときは、全てのセグメントの搬送
    動作を停止するものであることを特徴とする請求項1か
    ら4のうちのいずれか1項記載の画像出力装置。
  6. 【請求項6】 前記ジャム判定手段によりジャム用紙で
    あると判定された用紙よりも前記用紙搬送路下流側には
    用紙が存在しない場合は、全てのセグメントの搬送動作
    を停止するものであることを特徴とする請求項1から4
    のうちのいずれか1項記載の画像出力装置。
  7. 【請求項7】 前記ジャム判定手段は、前記用紙搬送路
    上を搬送中のいずれかの用紙についてジャム用紙である
    と判定した場合において、該ジャム用紙よりも一つ前を
    搬送中の用紙の後端が該ジャム用紙の先端と同一のセグ
    メントに存在し、かつ該一つ前を搬送中の用紙の先端
    が、該ジャム用紙の先端が存在するセグメントよりも下
    流側のセグメントに存在する場合に、セグメントの搬送
    力どうしの比較により該ジャム用紙の先端が存在するセ
    グメントが停止しても該一つ前を搬送中の用紙の搬送が
    可能な場合は、該一つ前を搬送中の用紙についてはジャ
    ム用紙ではないと判定するものであることを特徴とする
    請求項1から6のうちのいずれか1項記載の画像出力装
    置。
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