JP6953836B2 - 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラム - Google Patents

画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラムにおいて、紙詰まり(ジャム)によるパージ処理やリカバリ処理に伴って確実な出力物を得る技術に関する。
多様な印刷がなされた用紙をそれぞれ適切に出力するため、画像形成された用紙に対して各種の処理を施す後処理部が画像形成部の後段に接続されて画像形成装置が構成されることがある。このような場合、画像形成装置内部に画像形成されてから排出されるまでの用紙が複数枚同時に存在した状態になっている。
ところで、排出途中の用紙にジャム等の異常が発生した場合に、この異常が発生した用紙(異常起因用紙)の後続の正常な残留用紙にダメージを与えないように停止させた上で、扉等の搬送路を開いて異常起因用紙を除去し、扉等を閉じた後に、画像形成装置内に残留している残留用紙をパージ(purge:除去)処理として通常とは別のトレイに排出する機能が存在している。
また、この後に、リカバリ処理として、異常起因用紙やパージ処理された残留用紙などの正常に排出されなかった用紙の画像形成を再度実行する機能が存在している。
以下、このジャム発生時のパージ処理とリカバリ処理について図を参照して説明する。
画像形成装置100では、先行して実行される第一の画像形成と、第一の画像形成に続いて実行される後続の第二の画像形成を実行するとき、通常は、第一の画像形成による画像形成済の用紙P1の排出が完了する前に、第二の画像形成を開始する。
この場合、図7に示すように、画像形成装置100内部の搬送経路110の下流(画像形成部150から遠い方)に第一の画像形成による画像形成済みの用紙P1が、搬送経路の上流(画像形成部150に近い方)に第二の画像形成による画像形成済みの用紙P2が、画像形成装置100内に同時に存在する状態が発生する。なお、用紙P1と用紙P2とは、第1排出部180aに向けて搬送されている。
この状態で、図8のように、第一の画像形成による画像形成済みの用紙P1の搬送にジャムが発生した場合、第二の画像形成による画像形成済みの用紙P2の搬送を続行すると第二の画像形成による画像形成済み用紙がジャム箇所に搬送されることで第二の画像形成による画像形成済み用紙もジャムとなってしまい、復旧に手間を要してしまう。
そこで、このようなジャムの連鎖を防止するため、画像形成装置100は、用紙P1のジャムを検出すると後続の用紙P2の搬送経路を通常の搬送経路からパージ搬送経路に切り替え、画像形成装置100内に残留している画像形成済みの用紙P2を本来排出される第1排出部180aとは別の第2排出部180bに自動的に排出する機能(パージ機能)を備えることがある(図9参照)。
このパージ機能を備える場合、図9のように、第一の画像形成による画像形成済みの用紙P1の搬送においてジャムが発生した場合、第二の画像形成による画像形成済みの用紙P2は排出設定されている本来の第1排出部180aとは別の第2排出部180bに排出される。
このとき、ジャムの連鎖は防止されるものの、第二の画像形成は正常な排出が行われていないため、自動的に(あるいはユーザ操作によって)第二の画像形成と同一の画像が形成される第三の画像形成(リカバリ処理)が行われる場合がある。
この場合、図10に示すように、パージにより本来の第1排出部180aとは別の第2排出部180bに排出された第二の画像形成による画像形成済みの用紙P2と、リカバリ処理により第二の画像形成と同一の内容で画像形成が行われ、かつ本来の第1排出部180aに排出された画像形成済みの用紙P2(2)とが、同じ内容の画像形成がなされた状態で別々に画像形成装置100外部に排出された状態(以下、重複出力と記載する)となる。
この場合ユーザは、本来排出される第1排出部180aとは別の第2排出部180bから回収した用紙が正常に印刷完了した用紙であると誤って認識する場合がある。
ここで第二の画像形成が、例えば商品の発注のために送信されたFAXを受信した受信FAX印刷ジョブによる画像形成であるとき、ユーザ(FAXの受信者)はFAXの送信者がどのような内容で何枚送信したかを認知できないため、第二の画像形成による画像形成済みの用紙P2と、第三の画像形成による画像形成済みの用紙P2(2)とを見て別々の発注であると誤認識してしまう可能性があり、送信者、受信者ともに許容できない問題となってしまう。
なお、ジャム発生時の用紙の取り扱いについては、以下の特許文献に各種の提案がなされている。
特開2001−154562号公報
以上の特許文献1では、連続動作(前ジョブの最終頁の画像形成完了時に次ジョブを開始する)と、排他動作(画像形成装置から前ジョブの最終頁が排出されたことをセンサで検知した後に次ジョブを開始する)とが記載されている。しかしながら、本先行技術には連続動作と排他動作との切り替えについては記載されておらず、出力物の属性(重複出力が許容されるか、されないか)によって動的に切り替える記載はない。したがって、重複出力が許容されるにも関わらず排他動作を実施してしまい、生産性が低下してしまうという課題がある。
なお、第二の画像形成が受信FAX印刷ジョブによるものである場合にパージ機能を動作させずに搬送経路内で停止させたままにすることで重複出力は回避する方法も考えられる。しかしながら、この場合、搬送経路内の画像形成済み用紙をユーザが取り除く手間がかかり、生産性も低下してしまう。
また、第二の画像形成による画像形成済み用紙がパージによって排出された場合でも正常な排出完了と扱うことでも重複出力は回避する方法も考えられる。しかしながら、第二の画像形成による画像形成済み用紙は、本来排出される第1排出部とは異なる第2排出部に排出されているため、受信者がFAXを受信したことを見落としたり誤って廃棄したりする可能性があり、発注の確認漏れとなりこれも許容できない問題となってしまう。
すなわち、以上の各特許文献1記載の技術や、その他の予想される解決策をもってしても、パージ処理とリカバリ処理とによる重複出力の問題については、生産性や手間を犠牲にしないと解決することができないという問題が残っている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、異常発生時にパージ処理とリカバリ処理とを実行する画像形成において、生産性を維持しつつ、許容されない重複出力を有効に防止することが可能な、画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラムを実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決すべく、本発明の一側面が反映された画像形成装置と画
像形成システムと画像形成制御プログラムとは、以下に説明するものである。
(1)本発明の一側面が反映された画像形成装置は、用紙に画像形成する画像形成部と、前記用紙が排出される第1排出部と、前記第1排出部と異なる位置に設けられて前記用紙が排出される第2排出部と、前記用紙を前記第1排出部又は前記第2排出部に搬送する搬送部と、搬送される前記用紙の異常を検知する異常検知部と、前記異常検知部の検知結果を参照して前記画像形成部の画像形成と前記搬送部の搬送とを制御する制御部と、を有する画像形成装置であって、前記制御部は、前記異常検知部により異常が検知された場合に、異常が検知された用紙を異常起因用紙、該異常起因用紙よりも搬送の上流で残留している用紙を残留用紙、とした場合に、正常に画像形成された前記用紙を前記第1排出部に排出するように前記搬送部を制御し、前記異常検知部により異常が検知された場合における前記残留用紙をパージ処理として前記第2排出部に排出するよう前記搬送部を制御すると共に、前記残留用紙と同じ画像をリカバリ処理として再び画像形成するよう前記画像形成部を制御し、第1の画像形成と、前記第1の画像形成に続く第2の画像形成とを実行する場合に、前記画像形成部が実行中の第1の画像形成に続く第2の画像形成について、前記パージ処理と前記リカバリ処理とによる重複出力が許容されるか否かに応じて、重複出力が許容される場合には前記第1の画像形成に連続して前記第2の画像形成を実行し、重複出力が許容されない場合には前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留するよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明の一側面が反映された画像形成システムは、用紙に画像形成する画像形成部と、前記用紙が排出される第1排出部と、前記第1排出部と異なる位置に設けられて前記用紙が排出される第2排出部と、前記用紙を前記第1排出部又は前記第2排出部に搬送する搬送部と、搬送される前記用紙の異常を検知する異常検知部と、前記異常検知部の検知結果を参照して前記画像形成部の画像形成と前記搬送部の搬送とを制御する制御部と、を有する画像形成システムであって、前記制御部は、前記異常検知部により異常が検知された場合に、異常が検知された用紙を異常起因用紙、該異常起因用紙よりも搬送の上流で残留している用紙を残留用紙、とした場合に、正常に画像形成された前記用紙を前記第1排出部に排出するように前記搬送部を制御し、前記異常検知部により異常が検知された場合における前記残留用紙をパージ処理として前記第2排出部に排出するよう前記搬送部を制御すると共に、前記残留用紙と同じ画像をリカバリ処理として再び画像形成するよう前記画像形成部を制御し、第1の画像形成と、前記第1の画像形成に続く第2の画像形成とを実行する場合に、前記画像形成部が実行中の第1の画像形成に続く第2の画像形成について、前記パージ処理と前記リカバリ処理とによる重複出力が許容されるか否かに応じて、重複出力が許容される場合には前記第1の画像形成に連続して前記第2の画像形成を実行し、重複出力が許容されない場合には前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留するよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明の一側面が反映された画像形成制御プログラムは、用紙に画像形成する画像形成部と、前記用紙が排出される第1排出部と、前記第1排出部と異なる位置に設けられて前記用紙が排出される第2排出部と、前記用紙を前記第1排出部又は前記第2排出部に搬送する搬送部と、搬送される前記用紙の異常を検知する異常検知部と、前記異常検知部の検知結果を参照して前記画像形成部の画像形成と前記搬送部の搬送とを制御する制御部と、を有する画像形成装置を制御する制御プログラムであって、前記異常検知部により異常が検知された場合に、異常が検知された用紙を異常起因用紙、該異常起因用紙よりも搬送の上流で残留している用紙を残留用紙、とした場合に、正常に画像形成された前記用紙を前記第1排出部に排出するように前記搬送部を制御し、前記異常検知部により異常が検知された場合における前記残留用紙をパージ処理として前記第2排出部に排出するよう前記搬送部を制御すると共に、前記残留用紙と同じ画像をリカバリ処理として再び画像形成するよう前記画像形成部を制御し、第1の画像形成と、前記第1の画像形成に続く第2の画像形成とを実行する場合に、前記画像形成部が実行中の第1の画像形成に続く第2の画像形成について、前記パージ処理と前記リカバリ処理とによる重複出力が許容されるか否かに応じて、重複出力が許容される場合には前記第1の画像形成に連続して前記第2の画像形成を実行し、重複出力が許容されない場合には前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留するよう前記画像形成部を制御する、ように画像形成装置のコンピュータを機能させることを特徴とする。
(2)以上の(1)において、前記制御部は、前記パージ処理を実行しない設定である場合、又は、前記パージ処理を実行するものの前記リカバリ処理を実行しない設定である場合に、重複出力が許容されない場合の保留を解除し、前記第1の画像形成に連続して前記第2の画像形成を実行するよう前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
(3)以上の(1)〜(2)において、前記制御部は、重複出力が許容されない場合において、前記第1の画像形成が実行中は前記第2の画像形成の開始を保留し、前記第1の画像形成により画像形成された前記用紙が前記第1排出部に排出されたことが検知された時点で前記保留を解除する、ことを特徴とする。
(4)以上の(1)〜(3)において、前記制御部は、前記第1の画像形成により画像形成される前記用紙の排出先と前記第2の画像形成により画像形成される前記用紙の排出先とが異なる設定であり、重複出力が許容されない場合において、前記第1の画像形成が実行中は前記第2の画像形成の開始を保留し、前記第2の画像形成により画像形成される前記用紙が通過しない搬送経路に前記第1の画像形成により画像形成された前記用紙が位置した時点で前記保留を解除する、ことを特徴とする。
(5)以上の(1)〜(4)において、前記制御部は、重複出力が許容されない場合において、前記第1の画像形成が実行中は前記第2の画像形成の開始を保留し、前記第1の画像形成により画像形成された前記用紙について異常が発生しない位置に搬送された時点で前記保留を解除する、ことを特徴とする。
(6)以上の(1)〜(5)において、前記制御部は、前記第2の画像形成について、予め定められたジョブ種に該当する場合、前記用紙が予め定められ紙種に該当する場合、又は、重複出力が許容されない旨の設定がなされた場合、のいずれかに該当する場合に、重複出力が許容されない場合として前記第1の画像形成が実行中は前記第2の画像形成の開始を保留する、ことを特徴とする。
本発明の一側面が反映された画像形成装置と画像形成システムと画像形成制御プログラムでは、以下のような効果を奏することができる。(1)パージ処理とリカバリ処理による重複出力が許容される場合には第1の画像形成に連続して第2の画像形成を実行し、生産性を向上させることができる。そして、パージ処理とリカバリ処理による重複出力が許容されない場合には第1の画像形成が実行中は第2の画像形成の開始を保留することで、パージ処理とリカバリ処理とが実行されたとしても許容されない重複出力を有効に防止することが可能になる。
(2)以上の(1)において、パージ処理を実行しない設定、又は、パージ処理を実行するもののリカバリ処理を実行しない設定である場合に、重複出力が許容されない場合の保留を解除し、第1の画像形成に連続して第2の画像形成を実行することで、生産性を維持しつつ、重複出力を有効に防止することができる。
(3)以上の(1)〜(2)において、重複出力が許容されない場合において、第1の画像形成が実行中は第2の画像形成の開始を保留し、第1の画像形成により画像形成された用紙の排出が検知された時点で保留を解除することで、生産性の悪化を抑制しつつ、重複出力を有効に防止することができる。
(4)以上の(1)〜(3)において、第2の画像形成により画像形成される用紙が通過しない搬送経路に第1の画像形成により画像形成された用紙が位置した時点で保留を解除することで、生産性の悪化を抑制しつつ、重複出力を有効に防止することができる。(5)以上の(1)〜(4)において、第1の画像形成の用紙が異常が発生しない位置に搬送された時点で保留を解除することで、生産性の悪化を抑制しつつ、重複出力を有効に防止することができる。
(6)以上の(1)〜(5)において、予め定められたジョブ種、用紙が予め定められ紙種、又は、重複出力が許容されない設定、のいずれかに第2の画像形成が該当する場合に、第1の画像形成が実行中は第2の画像形成の開始を保留することで、必要な重複出力を有効かつ確実に防止しつつ、生産性の悪化を最低限に抑制することが可能になる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示す説明図である。 従来の動作を示す説明図である。 従来の動作を示す説明図である。 従来の動作を示す説明図である。 従来の動作を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔全体構成〕
図1と図2を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。なお、ここでは、各部が一体に構成された画像形成装置を具体例にしているが、各部が用紙の流れに沿って別装置として接続された画像形成システムであっても良い。
図1では画像形成装置各部の構成要素を機能別に図示している。また、図2では画像形成装置各部の概略断面構成を、用紙の搬送状態に合わせて模式的に図示している。
図1と図2に示すように、この画像形成装置100は、制御部101と、通信部102と、操作表示部103と、記憶部104と、給紙部105と、搬送部110と、異常検知部115と、原稿読込部120と、画像データ記憶部130と、画像処理部140と、画像形成部150と、排出部180と、を備えて構成されている。
ここで、制御部101は、画像形成装置100内の各部を制御する。通信部102は、接続されている他の装置と通信する。操作表示部103は、操作者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部101に通知すると共に画像形成装置100の状態表示とを行う。記憶部104は、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される。給紙部105は、収容されている用紙を給紙する。搬送部110は、給紙され画像形成される用紙を所定速度で搬送する。異常検知部115は、各部に配置されたセンサによりジャム検知を行う。原稿読込部120は、原稿をスキャンして画像データを生成する。画像データ記憶部130は、画像形成する際のイメージデータや各種データを記憶する。画像処理部140は、画像形成に必要な各種画像処理を実行する。画像形成部150は、画像形成命令と画像処理後のイメージデータとに基づいて印刷(以下、「画像形成」と言う)を実行する。排出部180は、第1排出部180a,第2排出部180b,第3排出部180c等の複数の排出部を備えて構成され、画像形成された用紙や、パージ処理による残留用紙が排出される。
ここで、制御部101は、異常が検知された用紙を異常起因用紙、該異常起因用紙よりも搬送の上流で残留している用紙を残留用紙、とした場合に、正常に画像形成された用紙を所定の排出部(例えば、第1排出部180a)に排出するように搬送部110を制御し、異常検知部115により異常が検知された場合における残留用紙をパージ処理として所定以外の他の排出部(例えば、第2排出部180b)に排出するよう搬送部110を制御すると共に、少なくとも残留用紙と同じ画像をリカバリ処理として再び画像形成するよう画像形成部150を制御する。更に、制御部101は、画像形成部150が実行中の先行画像形成に続く後続画像形成について、パージ処理とリカバリ処理とによる重複出力が許容されるか否かに応じて、重複出力が許容される場合には先行画像形成に連続して後続画像形成を実行し、重複出力が許容されない場合には先行画像形成が実行中は後続画像形成の開始を保留するよう画像形成部150を制御する。
なお、以上の画像形成装置100について、画像形成部150と排出部180とを別筐体で構成してから用紙の流れに沿って接続する画像形成システムとして構成しても良い。なお、画像形成システムとした場合にも、制御部101が画像形成システム全体を制御する。
〔実施形態の動作〕
〔全体動作〕
以下、本実施形態の画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラムについて、図3のフローチャートや図4以降の動作状態説明図を参照して動作手順に従って説明する。なお、画像形成装置100に含まれる制御部101の処理は、画像形成制御プログラムに従って実行される。
ここで、図3は本実施形態の画像形成装置において制御部101により実行される特徴的な処理の手順を示すフローチャートである。
なお、前提として、この実施形態では、原則として、異常検知部115により異常が検知された場合における残留用紙をパージ処理として第2排出部180bに排出するよう搬送部110を制御すると共に、残留用紙と同じ画像をリカバリ処理として再び画像形成するよう前記画像形成部を制御する。
まず、制御部101は、操作表示部103や外部コンピュータからの次の用紙についての画像形成の要求が生じていないかを監視している(図3中のステップS101)。ここでは、次の用紙に対して新たに発生する画像形成を、次の画像形成と呼ぶことにする。次の画像形成の要求が発生していなければ(図3中のステップS101でNO)、一定時間待ってから、再び次の画像形成が要求されているかを確認する(図3中のステップS101)。
なお、この説明において、前の画像形成とは実行中の先行画像形成を意味し、次の画像形成とはこれから実行を開始する後続画像形成を意味する。
また、次の画像形成とは、同じジョブにおける前の用紙(ページ)の画像形成に続く次の用紙(ページ)の画像形成の要求のほか、前のジョブの最終用紙が終了した場合の次のジョブの最初の用紙の画像形成の要求などが該当する。
次の画像形成が要求されていれば(図3中のステップS101でYES)、画像形成部150が画像形成を実施可能かどうかを確認する(図3中のステップS102)。画像形成が実施可能でないとは、例えば、前の画像形成についての一連の処理が完了していないことや、次の画像形成のための準備が完了していないことなどを意味する。なお、画像データ記憶部130や画像処理部140の動作可能か否かを同時に確認しても良い。画像形成部150が次の画像形成を実施可能でなければ(図3中のステップS102でNO)、一定時間が経過するのを待ってから、再び、画像形成部150が画像形成を実施可能かどうかを確認する(図3中のステップS102)。
画像形成部150が次の画像形成を実施で可能であれば(図3中のステップS102でYES)、制御部101は、次の画像形成においてジャム発生時にパージ処理とリカバリ処理とを実行する設定であるかを確認する(図3中のステップS103)。
ここで、次の画像形成においてジャム発生時にパージ処理を実行しない設定である場合、又は、ジャム発生時にパージ処理を実行するもののリカバリ処理を実行しない設定である場合に(図3中のステップS103でNO)、制御部101は、前の画像形成の用紙が搬送部に存在していても、重複出力は発生しないため、次の画像形成の開始を画像形成部150に要求する(図3中のステップS108)。この場合、前の画像形成と後の画像形成とは、所定の紙間隔をあけて連続した状態で実行される。
画像形成部150が次の画像形成を実施で可能であり(図3中のステップS102でYES)、次の画像形成においてジャム発生時にパージ処理とリカバリ処理を実行する設定である場合に(図3中のステップS103でYES)、制御部101は、次の画像形成で重複出力を許容されるかを確認する(図3中のステップS104)。
ここで、重複出力とは、図10に示すように、第一の画像形成で異常が発生した後にパージ処理により本来の排出部180aとは別の排出部180bに排出された第二の画像形成による画像形成済みの用紙P2と、その後のリカバリ処理により第二の画像形成と同一の内容で第三の画像形成が行われて本来の排出部180aに排出される画像形成済みの用紙P2(2)とで、同じ内容の二つの画像形成が出力されることを意味している。
そして、重複出力を許容されるかどうかは、ジョブ種別、紙種、初期設定又はユーザ設定、により決定される。例えば、ジョブ種別がFAX受信出力や機密プリント等の特定の種別である場合、普通紙以外(例えば、塗工紙など)の紙種の場合、初期設定やユーザ設定がなされている場合、などでは重複出力禁止に該当すると制御部101が判断する。なお、ジョブ種別としては、FAX受信や機密プリント以外にも、重複出力が望ましくない性質のジョブに対しては同様に重複出力禁止と扱って良い。なお、この設定は、初期設定やユーザ設定として、記憶部104に格納されている。
ここで、ジョブがFAX受信出力や機密プリントではなく、紙種は普通紙であり、初期設定やユーザ設定でも重複出力禁止がなされていない場合には、生産性を最重視し、重複出力を許容として処理を進める。
次の画像形成が重複出力を許容されるならば(図3中のステップS104でYES)、制御部101は、前の画像形成の用紙が搬送部に存在していても、重複出力は問題にならないため、次の画像形成の開始を画像形成部150に要求する(図3中のステップS108)。この場合、前の画像形成と後の画像形成とは、所定の紙間隔をあけて連続した状態で実行される。
なお、制御部101が画像形成部150に画像形成を要求するとは、実際には、指定された画像データに基づいて用紙上に画像を形成するように、給紙部105、搬送部110、画像データ記憶部130、画像処理部140、画像形成部150の各部を制御することを意味する。
次の画像形成が重複出力を許容されないならば(図3中のステップS104でNO)、制御部101は、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置と次の画像形成に係る用紙の搬送経路とを取得する(図3中のステップS105)。
ここで、制御部101は、取得した搬送経路の情報を参照し、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が、次の画像形成に係る用紙の搬送経路上にあるかを確認する(図3中のステップS106)。
前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が次の画像形成に係る用紙の搬送経路上でなければ(図3中のステップS106でNO)、重複出力は発生しないため、制御部101は、次の画像形成の開始を画像形成部150に要求する(図3中のステップS108)。この場合、前の画像形成と後の画像形成とは、所定の紙間隔をあけて連続した状態で実行される。
前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が次の画像形成に係る用紙の搬送経路上であった場合は(図5中のステップS106でYES)、制御部101は、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が、ジャムを発生することがない位置であるかを確認する(図3中のステップS107)。ここで、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が、ジャムを発生することがない位置であるとは、搬送経路上の最終の駆動ローラを抜けた位置に用紙が存在しているか、あるいは、用紙が排出部上に存在しているか、を意味する。
前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置がジャムを発生することがない位置であれば(図3中のステップS107でYES)、重複出力は発生しないため、制御部101は、次の画像形成の開始を画像形成部150に要求する(図3中のステップS108)。この場合、前の画像形成と後の画像形成とは、パージ処理によるリカバリ処理に該当しないような搬送状態でそれぞれ実行されることになる。
一方、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が次の画像形成に係る用紙の搬送経路上であり(図5中のステップS106でYES)、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置がジャムを発生することがない位置ではない場合(図3中のステップS107でNO)には、制御部101は、一定時間待ってから再び、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置の取得(図3中のステップS105)に戻る。
なお、このステップS107でNOに該当してステップS105に戻る動作が、「重複出力が許容されない場合に先行画像形成が実行中は後続画像形成の開始を保留する」制御に該当する。
そして、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が次の画像形成に係る用紙の搬送経路上でなく(図3中のステップS106でNO)、次の画像形成の開始を画像形成部150に要求(図3中のステップS108)した場合、又は、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置がジャムを発生することがない位置であり(図3中のステップS107でYES)、次の画像形成の開始を画像形成部150に要求した場合(図3中のステップS108)には、制御部101は、以下のように終了確認を行う(図3中のステップS109)。
すなわち、制御部101は、全ての用紙の画像形成が完了していない場合(図3中のステップS109でNO)にはステップS101に戻って更に次の画像形成の開始に備え、全ての用紙の画像形成が完了している場合(図3中のステップS109でYES)には動作を終了するように各部を制御する(図3中のエンド)。
以上のような動作により、パージ処理とリカバリ処理による重複出力が許容される場合には前の画像形成に連続して次の画像形成を実行し、生産性を向上させることができる。
そして、パージ処理とリカバリ処理による重複出力が許容されない場合には前の画像形成が実行中は次の画像形成の開始を保留することで、パージ処理とリカバリ処理とが実行されたとしても重複出力を有効に防止することが可能になる。
〔実施形態の動作の具体的状態〕
ここで、以上のフローチャート中で示した状態を具体的に図示して説明する。
図4は、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が次の画像形成に係る用紙の搬送経路上である場合を示す。ここで、前の画像形成に係る用紙P1の排出先は第1排出部180a、次の画像形成に係る用紙P2の排出先も第1排出部180aであるとする。この場合、前の画像形成に係る用紙P1の搬送経路上の位置が、次の画像形成に係る用紙の搬送経路(画像形成部150の転写位置〜第1排出部180a)上であるため、この時点では、次の画像形成の用紙P2は、制御部101の指示により、画像形成部150のレジストローラ等の用紙待機位置で待機(画像形成の開始を保留)している。このため、仮に前の画像形成に係る用紙P1にジャム等が発生しても、次の画像形成に係る用紙P2は保留状態であって、パージ処理による残留用紙の重複出力の問題は発生しない。
図5は、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が、次の画像形成に係る用紙の搬送経路上ではない場合を示す。ここで、前の画像形成に係る用紙P1の排出先は第3排出部180c、次の画像形成に係る用紙P2の排出先は第1排出部180aであるとする。この場合、前の画像形成に係る用紙P1の搬送経路上の位置が、次の画像形成に係る用紙の搬送経路上(画像形成部150の転写位置〜第1排出部180a)ではないため、仮に前の画像形成に係る用紙P1にジャム等が発生しても、次の画像形成に係る用紙P2は指定されている第1排出部180aに正常に排出可能であり、パージ処理による残留用紙の重複出力の問題は発生しない。このため、次の画像形成の用紙P2は、制御部101の指示により、画像形成部150の画像形成が開始される。
図6は、前の画像形成に係る用紙の搬送経路上の位置が、次の画像形成に係る用紙の搬送経路上であるが、ジャムを発生することがない位置である場合を示す。ここで、前の画像形成に係る用紙P1の排出先は第1排出部180a、次の画像形成に係る用紙P2の排出先は第1排出部180aで同じであるとする。この場合、前の画像形成に係る用紙P1の搬送経路上の位置が、次の画像形成に係る用紙P2と同じ搬送経路上に存在しているが、搬送経路上の最終の駆動ローラを抜けた位置に用紙が存在しているため、ジャムを発生することがない。従って、次の画像形成に係る用紙P2は、前の画像形成に係る用紙P1のジャム等の影響を受けず、指定されている第1排出部180aに正常に排出可能であり、パージ処理による残留用紙の重複出力の問題は発生しない。このため、次の画像形成の用紙P2は、制御部101の指示により、画像形成部150の画像形成が開始される。
〔その他の実施形態〕
以上の説明では、排出部として複数の排出先を有する画像形成装置100を具体例にしていたが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成装置と後処理装置や排出装置とが用紙の流れに沿って接続された画像形成システムにおいて、後処理装置や排出装置で排出されるような場合でも、本実施例を適用して良好な効果を得ることができる。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
104 記憶部
103 操作表示部
105 給紙部
110 搬送部
115 異常検知部
120 原稿読込部
130 画像データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
180 排出部

Claims (8)

  1. 用紙に画像形成する画像形成部と、
    前記用紙が排出される第1排出部と、
    前記第1排出部と異なる位置に設けられて前記用紙が排出される第2排出部と、
    前記用紙を前記第1排出部又は前記第2排出部に搬送する搬送部と、
    搬送される前記用紙の異常を検知する異常検知部と、
    前記異常検知部の検知結果を参照して前記画像形成部の画像形成と前記搬送部の搬送とを制御する制御部と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記異常検知部により異常が検知された場合に、異常が検知された用紙を異常起因用紙、該異常起因用紙よりも搬送の上流で残留している用紙を残留用紙、とした場合に、
    正常に画像形成された前記用紙を前記第1排出部に排出するように前記搬送部を制御し、
    前記異常検知部により異常が検知された場合における前記残留用紙をパージ処理として前記第2排出部に排出するよう前記搬送部を制御すると共に、前記残留用紙と同じ画像をリカバリ処理として再び画像形成するよう前記画像形成部を制御し、
    第1の画像形成と、前記第1の画像形成に続く第2の画像形成とを実行する場合に、
    前記第2の画像形成について、前記パージ処理と前記リカバリ処理とによる重複出力が許容されるか否かに応じて、重複出力が許容される場合には前記第1の画像形成に連続して前記第2の画像形成を実行し、重複出力が許容されない場合には前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留するよう前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記パージ処理を実行しない設定である場合、又は、前記パージ処理を実行するものの前記リカバリ処理を実行しない設定である場合に、重複出力が許容されない場合の保留を解除し、前記第1の画像形成に連続して前記第2の画像形成を実行するよう前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、重複出力が許容されない場合において、前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留し、前記第1の画像形成により画像形成された前記用紙が前記第1排出部に排出されたことが検知された時点で前記保留を解除する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1の画像形成により画像形成される前記用紙の排出先と前記第2の画像形成により画像形成される前記用紙の排出先とが異なる設定であり、
    重複出力が許容されない場合において、前記第1の画像形成が実行中は前記第2の画像形成の開始を保留し、前記第2の画像形成により画像形成される前記用紙が通過しない搬送経路に前記第1の画像形成により画像形成された前記用紙が位置した時点で前記保留を解除する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、重複出力が許容されない場合において、前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留し、前記第1の画像形成により画像形成された前記用紙について異常が発生しない位置に搬送された時点で前記保留を解除する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第2の画像形成について、予め定められたジョブ種に該当する場合、前記用紙が予め定められ紙種に該当する場合、又は、重複出力が許容されない旨の設定がなされた場合、のいずれかに該当する場合に、重複出力が許容されない場合として前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 用紙に画像形成する画像形成部と、
    前記用紙が排出される第1排出部と、
    前記第1排出部と異なる位置に設けられて前記用紙が排出される第2排出部と、
    前記用紙を前記第1排出部又は前記第2排出部に搬送する搬送部と、
    搬送される前記用紙の異常を検知する異常検知部と、
    前記異常検知部の検知結果を参照して前記画像形成部の画像形成と前記搬送部の搬送と
    を制御する制御部と、
    を有する画像形成システムであって、
    前記制御部は、
    前記異常検知部により異常が検知された場合に、異常が検知された用紙を異常起因用紙、該異常起因用紙よりも搬送の上流で残留している用紙を残留用紙、とした場合に、
    正常に画像形成された前記用紙を前記第1排出部に排出するように前記搬送部を制御し、
    前記異常検知部により異常が検知された場合における前記残留用紙をパージ処理として前記第2排出部に排出するよう前記搬送部を制御し、
    前記残留用紙と同じ画像をリカバリ処理として再び画像形成するよう前記画像形成部を制御し、
    第1の画像形成と、前記第1の画像形成に続く第2の画像形成とを実行する場合に、前記画像形成部が実行中の第1の画像形成に続く第2の画像形成について、前記パージ処理と前記リカバリ処理とによる重複出力が許容されるか否かに応じて、重複出力が許容される場合には前記第1の画像形成に連続して前記第2の画像形成を実行し、重複出力が許容されない場合には前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留するよう前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  8. 用紙に画像形成する画像形成部と、前記用紙が排出される第1排出部と、前記第1排出部と異なる位置に設けられて前記用紙が排出される第2排出部と、前記用紙を前記第1排出部又は前記第2排出部に搬送する搬送部と、搬送される前記用紙の異常を検知する異常検知部と、前記異常検知部の検知結果を参照して前記画像形成部の画像形成と前記搬送部の搬送とを制御する制御部と、を有する画像形成装置を制御する制御プログラムであって、
    前記異常検知部により異常が検知された場合に、異常が検知された用紙を異常起因用紙、該異常起因用紙よりも搬送の上流で残留している用紙を残留用紙、とした場合に、
    正常に画像形成された前記用紙を前記第1排出部に排出するように前記搬送部を制御し、
    前記異常検知部により異常が検知された場合における前記残留用紙をパージ処理として前記第2排出部に排出するよう前記搬送部を制御すると共に、前記残留用紙と同じ画像をリカバリ処理として再び画像形成するよう前記画像形成部を制御し、
    第1の画像形成と、前記第1の画像形成に続く第2の画像形成とを実行する場合に、前記画像形成部が実行中の第1の画像形成に続く第2の画像形成について、前記パージ処理と前記リカバリ処理とによる重複出力が許容されるか否かに応じて、重複出力が許容される場合には前記第1の画像形成に連続して前記第2の画像形成を実行し、重複出力が許容されない場合には前記第1の画像形成実行中は前記第2の画像形成の開始を保留するよう前記画像形成部を制御する、
    ように画像形成装置のコンピュータを機能させる画像形成制御プログラム。
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