JP4781134B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置の用紙制御に関するものである。
従来、タンデムプリンタ、両面印刷可能なプリンタ等の印刷装置においては、複数ページを連続して印刷する場合、用紙搬送路に複数枚の用紙が同時に搬送されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−60091号公報
しかしながら、前記従来の印刷装置においては、用紙のジャムが発生した場合、ジャムを起こした用紙以外の用紙であって印刷されていない用紙も、印刷装置から取り出さなければジャムが復旧しないようになっている。そして、印刷装置から取り出す際に、用紙が折れたり、破れたりして再利用することができなくなってしまうことがある。また、用紙をきれいに取り出すことができたとしても、取り出した用紙を再度給紙トレイにセットしなければならず、作業が煩雑になってしまう。
本発明は、前記従来の印刷装置の問題点を解決して、印刷媒体搬送路上で発生する印刷媒体搬送エラーが検出された後に、再利用可能な印刷媒体の存在が検出され、かつ、印刷媒体搬送エラーの解除が検出されると、印刷媒体搬送方向において再利用可能な印刷媒体の先端よりも上流に配設された印刷媒体検出部まで再利用可能な印刷媒体を逆搬送するようにして、印刷媒体を再利用することができ、オペレータによる再利用可能な印刷媒体の除去動作が不要となり、手間を省くことができ、時間を短縮することができる印刷装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の印刷装置においては、印刷媒体が搬送される印刷媒体搬送路と、該印刷媒体搬送路に対向して複数配設され、前記印刷媒体搬送路を搬送される印刷媒体の先端を検出する印刷媒体検出部と、前記印刷媒体搬送路で発生する印刷媒体搬送エラーの有無を検出するエラー検出部と、印刷媒体搬送エラーを検出した後、前記印刷媒体搬送路上に再利用可能な未印刷の印刷媒体が存在するか否かを検出する再利用検出部と、前記印刷媒体を給紙する複数の給紙トレイとを有し、前記再利用検出部が再利用可能な未印刷の印刷媒体の存在を検出し、かつ、前記エラー検出部が印刷媒体搬送エラーの解除を検出した場合、先の印刷起動がジョブの最後でないときには、印刷媒体搬送方向において前記再利用可能な未印刷の印刷媒体の先端よりも上流に配設された印刷媒体検出部まで、前記再利用可能な未印刷の印刷媒体を逆搬送し、先の印刷起動がジョブの最後であるとき、又は、次の印刷要求が他の給紙トレイからの給紙を指示しているときには、前記再利用可能な未印刷の印刷媒体を一つの給紙トレイまで逆搬送し、他の給紙トレイからの印刷媒体の給紙を可能とする。
本発明によれば、印刷装置は、印刷媒体搬送路上で発生する印刷媒体搬送エラーが検出された後に、再利用可能な印刷媒体の存在が検出され、かつ、印刷媒体搬送エラーの解除が検出されると、印刷媒体搬送方向において再利用可能な印刷媒体の先端よりも上流に配設された印刷媒体検出部まで再利用可能な印刷媒体を逆搬送する。そのため、印刷媒体を再利用することができ、オペレータによる再利用可能な印刷媒体の除去動作が不要となり、手間を省くことができ、時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の構成を示す図、図2は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の搬送経路を示す概略図である。
図において、10は印刷装置である。本実施の形態における印刷装置10は、印刷媒体としての用紙50上に印刷する装置であればいかなる装置であってもよく、例えば、ファクシミリ機、複写機、複合機等であってもよいが、ここでは、カラー画像を形成するカラープリンタである場合について説明する。
そして、31は給紙トレイ22内に収容された用紙50を印刷媒体搬送路としての搬送経路29に送り出す第1ピックアップローラであり、28は前記給紙トレイ22内に配設され、用紙50を第1ピックアップローラ31に押し付けるためのステージである。また、26及び27は第1及び第2の搬送ローラであり、第1ピックアップローラ31によって搬送経路29に送り出された用紙50を矢印で示される方向に搬送する。さらに、30は矢印で示される方向に用紙50を搬送する搬送ベルトであり、25は該搬送ベルト30に用紙50を給紙する給紙ローラである。
また、前記搬送ベルト30に沿って、ブラック(BK)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応する画像形成部34K、34Y、34M及び34Cが、用紙50の搬送方向における上流から順に配設されている。そして、搬送ベルト30によって搬送される用紙50上に画像形成部34K、34Y、34M及び34Cによって形成されたブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色のトナー像が転写される。
さらに、前記搬送経路29上において画像形成部34Cの下流側には、定着器38が配設されている。該定着器38は、加熱及び加圧することによって、用紙50上に転写されたトナー像を定着させる。また、該トナー像が定着されて印刷の終了した用紙50は、排出トレイ39上に排出される。
そして、前記搬送経路29上において第1の搬送ローラ26と第2の搬送ローラ27との間には、搬送経路29上の用紙50の有無を検出する印刷媒体検出部としての第1のINセンサ23が配設され、第2の搬送ローラ27と給紙ローラ25との間には、搬送経路29上の用紙50の有無を検出する印刷媒体検出部としての第2のINセンサ24が配設され、給紙ローラ25と搬送ベルト30との間には、搬送経路29上の用紙50の有無を検出する印刷媒体検出部としての第3のINセンサ33が配設されている。また、前記搬送経路29上において定着器38の下流側には、排出される用紙50の有無を検出する印刷媒体検出部としての排出センサ32が配設される。
なお、35は手差しで給紙する用紙50を載置するためのフロントトレイであり、36は該フロントトレイ35上の用紙50を搬送経路29に送り出す第2ピックアップローラである。
そして、前記印刷装置10においては、複数ページを連続して印刷する場合、複数枚の用紙50が連続して給紙されるので、図2に示されるように、同時に複数枚の用紙50が搬送経路29に沿って搬送されることがある。図2に示される例においては、第1の用紙50a、第2の用紙50b及び第3の用紙50cが搬送経路29に沿って搬送されている。なお、ここでは、第1の用紙50aに、印刷媒体搬送エラーとしてのジャムが発生した状態が示されている。この場合、オペレータが、印刷装置10の図示されないカバーを開けて、ジャムが発生した第1の用紙50aを除去した後に、前記カバーを閉じると、第2の用紙50bは、自動的に下流方向に搬送され、排出トレイ39上に排出される。
次に、前記印刷装置10の制御機能について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の制御機能を示すブロック図である。
図において、40は印刷要求を印刷装置10に送信する上位装置としてのパーソナルコンピュータ等のコンピュータである。そして、11は印刷装置10全体の制御を行う印刷制御部であり、12は、第1のINセンサ23、第2のINセンサ24、第3のINセンサ33及び排出センサ32の出力する情報に基づいて、第1ピックアップローラ31、第2ピックアップローラ36、第1の搬送ローラ26、第2の搬送ローラ27、給紙ローラ25、搬送ベルト30等を駆動する駆動モータ41に動作要求を行う給紙制御部である。また、13は、第1のINセンサ23、第2のINセンサ24、第3のINセンサ33及び排出センサ32の出力する情報に基づいて、印刷媒体搬送エラーとしての重送の判定を行い、ステージ28の上下動や第1ピックアップローラ31、第2ピックアップローラ36、第1の搬送ローラ26、第2の搬送ローラ27、給紙ローラ25、搬送ベルト30等の反転要求を行う重送制御部である。さらに、14は、第1のINセンサ23、第2のINセンサ24、第3のINセンサ33及び排出センサ32の出力する情報を読み取る用紙センサ部であり、15は、第1ピックアップローラ31、第2ピックアップローラ36、第1の搬送ローラ26、第2の搬送ローラ27、給紙ローラ25及び搬送ベルト30を駆動する駆動モータ41の動作を制御するモータ制御部であり、16はステージ28を上下動させるステージ制御部である。
次に、前記構成の印刷装置10の動作について説明する。まず、用紙50の搬送動作について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第1の図、図5は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第2の図である。
まず、フロントトレイ35からの給紙の場合、図4に示されるように、第2ピックアップローラ36によって給紙された用紙50は、第2のINセンサ24によりその先端が検出され、その後、第2のINセンサ24と給紙ローラ25との間+αの距離だけ搬送され、給紙ローラ25によって斜行が補正される。そして、該給紙ローラ25によって搬送されると、第3のINセンサ33により用紙50の先端が検出され、印刷のための用紙位置制御が行われる。
また、給紙トレイ22からの給紙の場合は、図4に示されるように、第1ピックアップローラ31によって給紙された用紙50は、第1のINセンサ23によりその先端が検出され、給紙ローラ25によって斜行が補正され、第3のINセンサ33により再度先端が検出される。
そして、用紙50を排出する制御の場合、図5に示されるように、第3のINセンサ33によって用紙50の先端を検出してから搬送速度に基づく時間に応じて、排出センサ32により用紙50の先端の検出を行う。前記排出センサ32によって用紙50の先端を検出すると、用紙50のサイズに基づいて排出センサ32がオフになるのを検出する。
次に、重送が発生した場合の動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の重送が発生した状態を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の用紙が戻された状態を示す図、図8は本発明の第1の実施の形態における印刷装置の重送が発生した場合の動作を示すフローチャートである。
まず、印刷を実行すると、給紙トレイ22から用紙50が給紙されて搬送される。そして、第1のINセンサ23がオンになった時点から第1の搬送ローラ26と第2の搬送ローラ27とを一定の間(第1のINセンサ23から給紙ローラ25までの距離に応じた時間)回転させ、給紙ローラ25に用紙50の先端を突き当てて斜行を補正し、印刷動作の開始を待機する。この場合、図4に示されるように、第1のINセンサ23及び第2のINセンサ24がオンとなる。
続いて、印刷起動要求を受けると印刷動作が開始され、給紙ローラ25が回転し、搬送ベルト30上に用紙50を送り出す。そして、第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになったか否かが判断される。通常の場合であると、用紙50が送り出されるので、第1のINセンサ23がオフになった後に第2のINセンサ24がオフとなる。そのため、第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフにならない場合には、通常の印刷動作が行われる。
一方、重送が発生した場合、すなわち、第1の用紙50aと第2の用紙50bとが重なって搬送された場合、第1の用紙50aと第2の用紙50bとの間には、一般的に、搬送方向のずれが生じている。該ずれによって、第2の用紙50bは搬送ベルト30上に送り出されず、図6に示されるように、取り残される。この場合、第2のINセンサ24は第1の用紙50aが搬送されたことによってオフとなる。
そこで、第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになった場合、重送が発生して用紙50、すなわち、第2の用紙50bが給紙経路上に残っていると判断し、給紙トレイ22からの次の用紙50、すなわち、第3の用紙50cの給紙をキャンセルする。
続いて、図7に示されるように、給紙トレイ22のステージ28を下降させ、第1の搬送ローラ26と第2の搬送ローラ27とを逆転させ、第1のINセンサ23がオフになるまで第2の用紙50bを逆搬送する。その後、ステージ28を上昇させ、再び、第2の用紙50bの搬送を行い、該第2の用紙50bを使用して印刷を実行する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 第1のINセンサ23及び第2のINセンサ24がオンになる。
ステップS2 印刷動作を開始する。
ステップS3 第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになったか否かを判断する。第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになった場合はステップS5に進み、第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになっていない場合はステップS4に進む。
ステップS4 通常の印刷動作を行い、処理を終了する。
ステップS5 用紙50bが給紙経路上に残っている。
ステップS6 給紙トレイ22からの次の用紙50cの給紙をキャンセルする。
ステップS7 給紙トレイ22のステージ28を下降させる。
ステップS8 残っている用紙50bを第1のINセンサ23がオフになるまで逆搬送する。
ステップS9 給紙トレイ22のステージ28を上昇させる。
ステップS10 用紙50bを使用して印刷を行い、処理を終了する。
次に、ジャムが発生した場合の動作について説明する。ここでは、ジャムが発生し、該ジャムが解除された後に、未印刷の用紙50がある場合について説明する。
図9は本発明の第1の実施の形態における印刷装置のジャムが発生した場合の動作を示す第1の図、図10は本発明の第1の実施の形態における印刷装置のジャムが発生した場合の動作を示す第2の図、図11は本発明の第1の実施の形態における印刷装置のジャムが発生した場合の動作を示す第3の図である。
まず、図9に示されるように、未印刷の用紙50の先端が画像形成部34Kと第3のINセンサ33との間にある場合は、前記用紙50を第3のINセンサ33がオフになるまで逆搬送した後、再度、正搬送する。そして、第3のINセンサ33によって用紙50の先端を検出し、用紙50の位置制御を行う。
また、図10に示されるように、未印刷の用紙50の先端が第1のINセンサ23と第2のINセンサ24との間にある場合は、前記用紙50を第1のINセンサ23がオフになるまで逆搬送する。
さらに、未印刷の用紙50の先端が第2のINセンサ24より上流にある場合は、そのまま前記用紙50の搬送を続ける。
なお、図11に示されるように、フロントトレイ35からの給紙の場合、未印刷の用紙50の先端が第3のINセンサ33より下流のときは前記用紙50を第3のINセンサ33がオフになるまで逆搬送し、未印刷の用紙50の先端が第3のINセンサ33と第2のINセンサ24との間のときは前記用紙50を第2のINセンサ24がオフになるまで逆方向に搬送し、未印刷の用紙50の先端が第2のINセンサ24より上流のときはそのまま搬送を続ける。ジャムとなった用紙の特定は、各センサ23、24、33及び32で監視している中で、エラーを検出したセンサの下方の用紙(所定時間センサがONになったまま)や手前の用紙(所定時間にセンサONとならない)とする。そして、その特定用紙が取り除かれるとジャム解除とする。
このように、本実施の形態においては、第1のINセンサ23、第2のINセンサ24及び第3のINセンサ33によって、印刷媒体搬送エラーが発生したときに再利用可能な未印刷の用紙50の存在を検出することができる。そのため、未印刷の用紙50を逆搬送して、再度、印刷を行うことができ、用紙50を損ねることなく再利用することができる。
また、重送時には、ジャムとしないので、オペレータが印刷媒体搬送エラーの解除動作を行う必要がなくなり、ジャム時には、オペレータが再利用可能な印刷媒体の除去動作を行う必要がなくなり、手間を省くことができ、時間を短縮することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び効果についてもその説明を省略する。
図12は本発明の第2の実施の形態における印刷装置の構成を示す図である。
図に示されるように、本実施の形態における印刷装置10は、用紙50を収容する給紙トレイとしての追加給紙トレイ60、該追加給紙トレイ60内に収容された用紙50を搬送経路29に送り出す第3ピックアップローラ63、前記追加給紙トレイ60内に配設され、用紙50を第3ピックアップローラ63に押し付けるための追加ステージ62、及び、前記第3ピックアップローラ63によって搬送経路29に送り出された用紙50を矢印で示される方向に搬送する第3の搬送ローラ61を有する。なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における印刷装置10の制御機能について説明する。
図13は本発明の第2の実施の形態における印刷装置の制御機能を示すブロック図である。
図に示されるように、本実施の形態における印刷装置10は、次の印刷要求の有無、給紙トレイ22及び追加給紙トレイ60の情報等を記憶する印刷ジョブ管理部17を有する。また、ステージ制御部16はステージ28及び追加ステージ62を上下動させる。なお、その他の点の制御機能については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における印刷装置10の動作について説明する。
図14は本発明の第2の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第1の図、図15は本発明の第2の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第2の図、図16は本発明の第2の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第3の図、図17は本発明の第2の実施の形態における印刷装置の重送が発生した場合の動作を示すフローチャートである。
まず、印刷を実行すると、給紙トレイ22から用紙50が給紙されて搬送される。そして、第1のINセンサ23がオンになった時点から第1の搬送ローラ26と第2の搬送ローラ27とを一定の間回転させ、給紙ローラ25に用紙50の先端を突き当てて斜行を補正し、印刷動作の開始を待機する。この場合、図14に示されるように、第1のINセンサ23及び第2のINセンサ24がオンとなる。
続いて、印刷起動要求を受けると印刷動作が開始され、給紙ローラ25が回転し、搬送ベルト30上に用紙50を送り出す。そして、第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになったか否かが判断される。通常の場合であると、用紙50が送り出されるので、第1のINセンサ23がオフになった後に第2のINセンサ24がオフとなる。そのため、第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフにならない場合には、通常の印刷動作が行われる。
一方、重送が発生した場合、すなわち、第1の用紙50aと第2の用紙50bとが重なって搬送された場合、第1の用紙50aと第2の用紙50bとの間には、搬送方向のずれが生じている。該ずれによって、第2の用紙50bは搬送ベルト30上に送り出されず、図15に示されるように、取り残される。この場合、第2のINセンサ24は第1の用紙50aが搬送されたことによってオフとなる。
そこで、第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになった場合、重送が発生して用紙50、すなわち、第2の用紙50bが給紙経路上に残っていると判断し、給紙トレイ22からの次の用紙50、すなわち、第3の用紙50cの給紙をキャンセルする。
続いて、図16に示されるように、給紙トレイ22のステージ28を下降させ、前の用紙50、すなわち、第2の用紙50bは印刷ジョブの最後であるか否かを判断し、印刷ジョブの最後である場合、すなわち、先の印刷起動がジョブの最後、又は、次のジョブが追加給紙トレイ60からの印刷要求である場合には、第1の搬送ローラ26と第2の搬送ローラ27とを逆転させ、図16に示されるように、第2の用紙50bを給紙トレイ22まで逆搬送する。これにより、搬送経路29が空き、追加給紙トレイ60からの給紙が可能になる。そして、戻し終わるとステージ28を上昇させ、次の印刷に備える。
また、前の用紙50が印刷ジョブの最後でない場合、すなわち、先の印刷起動がジョブの最後でない場合には、第1の搬送ローラ26と第2の搬送ローラ27とを逆転させ、第1のINセンサ23がオフになるまで第2の用紙50bを逆搬送する。その後、ステージ28を上昇させ、再び、第2の用紙50bの搬送を行い、該第2の用紙50bを使用して印刷を実行する。
なお、ここでは、給紙トレイ22から用紙50が給紙された場合について説明したが、追加給紙トレイ60から給紙された場合も、同様の動作を行うことによって第2の用紙50bを再利用することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 第1のINセンサ23及び第2のINセンサ24がオンになる。
ステップS12 印刷動作を開始する。
ステップS13 第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになったか否かを判断する。第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになった場合はステップS15に進み、第1のINセンサ23の前に第2のINセンサ24がオフになっていない場合はステップS14に進む。
ステップS14 通常の印刷動作を行い、処理を終了する。
ステップS15 用紙50bが給紙経路上に残っている。
ステップS16 給紙トレイ22からの次の用紙50cの給紙をキャンセルする。
ステップS17 給紙トレイ22のステージ28を下降させる。
ステップS18 前の用紙50bが印刷ジョブの最後であるか否かを判断する。前の用紙50bが印刷ジョブの最後である場合はステップS19に進み、前の用紙50bが印刷ジョブの最後でない場合はステップS21に進む。
ステップS19 残っている用紙50bを給紙トレイ22まで逆搬送する。
ステップS20 給紙トレイ22のステージ28を上昇させ、処理を終了する。
ステップS21 残っている用紙50bを第1のINセンサ23がオフになるまで逆搬送する。
ステップS22 給紙トレイ22のステージ28を上昇させる。
ステップS23 用紙50bを使用して印刷を行い、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、第1のINセンサ23及び第2のINセンサ24によって、重送が発生したときに再利用可能な未印刷の用紙50の存在を検出することができる。そのため、未印刷の用紙50を第1のINセンサ23まで逆搬送して前記用紙50の先端を検出し、ホッピング動作を行うことによって、用紙50を損ねることなく再利用することができる。
また、次の印刷要求が別の給紙トレイからの給紙を指示している場合には、用紙50をすべて元の給紙トレイに戻すことによって用紙50を損ねることなく再利用することができ、搬送経路29を空けることができる。この場合、この動作は、前記給紙トレイが給紙トレイ22であっても、追加給紙トレイ60であっても変わらない。
さらに、ジャムとしないので、オペレータが印刷媒体搬送エラーの解除動作を行う必要がなくなり、手間を省くことができ、時間を短縮することができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、センサが複数の場合について説明したが、重送された用紙50が搬送された第1の用紙50aと給紙経路内に取り残された第2の用紙50bとに分離したことが分かる構成となっていれば、同様の制御を行うことができる。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における印刷装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置の搬送経路を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置の制御機能を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置の重送が発生した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置の用紙が戻された状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置の重送が発生した場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置のジャムが発生した場合の動作を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置のジャムが発生した場合の動作を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷装置のジャムが発生した場合の動作を示す第3の図である。 本発明の第2の実施の形態における印刷装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における印刷装置の制御機能を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第1の図である。 本発明の第2の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第2の図である。 本発明の第2の実施の形態における印刷装置の用紙の搬送動作を示す第3の図である。 本発明の第2の実施の形態における印刷装置の重送が発生した場合の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 印刷装置
22 給紙トレイ
23 第1のINセンサ
24 第2のINセンサ
29 搬送経路
32 排出センサ
33 第3のINセンサ
50 用紙
50a 第1の用紙
50b 第2の用紙
50c 第3の用紙
63 追加給紙トレイ

Claims (1)

  1. (a)印刷媒体が搬送される印刷媒体搬送路と、
    (b)該印刷媒体搬送路に対向して複数配設され、前記印刷媒体搬送路を搬送される印刷媒体の先端を検出する印刷媒体検出部と、
    (c)前記印刷媒体搬送路で発生する印刷媒体搬送エラーの有無を検出するエラー検出部と、
    (d)印刷媒体搬送エラーを検出した後、前記印刷媒体搬送路上に再利用可能な未印刷の印刷媒体が存在するか否かを検出する再利用検出部と、
    (e)前記印刷媒体を給紙する複数の給紙トレイとを有し、
    (f)前記再利用検出部が再利用可能な未印刷の印刷媒体の存在を検出し、かつ、前記エラー検出部が印刷媒体搬送エラーの解除を検出した場合、先の印刷起動がジョブの最後でないときには、印刷媒体搬送方向において前記再利用可能な未印刷の印刷媒体の先端よりも上流に配設された印刷媒体検出部まで、前記再利用可能な未印刷の印刷媒体を逆搬送し、先の印刷起動がジョブの最後であるとき、又は、次の印刷要求が他の給紙トレイからの給紙を指示しているときには、前記再利用可能な未印刷の印刷媒体を一つの給紙トレイまで逆搬送し、他の給紙トレイからの印刷媒体の給紙を可能とすることを特徴とする印刷装置。
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