JP3438568B2 - 組み込み式調理器 - Google Patents
組み込み式調理器Info
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- JP3438568B2 JP3438568B2 JP04497298A JP4497298A JP3438568B2 JP 3438568 B2 JP3438568 B2 JP 3438568B2 JP 04497298 A JP04497298 A JP 04497298A JP 4497298 A JP4497298 A JP 4497298A JP 3438568 B2 JP3438568 B2 JP 3438568B2
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- cabinet
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- layer
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、組み込み式調理器
におけるシール構成に関するものである。
におけるシール構成に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の組み込み式調理器のシール構成を
図８、図９において説明する。１はシステムキッチン等
のキャビネット、２は鍋等を載置するトッププレート、
３はトッププレート２や製品自体を支持しているトップ
フレーム、４はその支持面で、キャビネット１との接触
面であるフランジ部、５は内部部品等を支持する外郭、
６はフランジ部４に貼られたシールテープで、エチレン
プロピレンゴム等の発泡体の一面に両面テープを貼った
ものである。７は製品本体である。この構成つまりフラ
ンジ部４に貼られたシールテープ６がキャビネット１と
挟まれ、圧縮する構成によって、外部から本体内部への
水等の浸入を防止してシールを確保している。
図８、図９において説明する。１はシステムキッチン等
のキャビネット、２は鍋等を載置するトッププレート、
３はトッププレート２や製品自体を支持しているトップ
フレーム、４はその支持面で、キャビネット１との接触
面であるフランジ部、５は内部部品等を支持する外郭、
６はフランジ部４に貼られたシールテープで、エチレン
プロピレンゴム等の発泡体の一面に両面テープを貼った
ものである。７は製品本体である。この構成つまりフラ
ンジ部４に貼られたシールテープ６がキャビネット１と
挟まれ、圧縮する構成によって、外部から本体内部への
水等の浸入を防止してシールを確保している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成においては、製品を作る際、シールテープ６を
トップフレーム３の全周に貼るという工程をふまなけれ
ばならないため、非常に時間がかかっていた。つまり、
人間の手でシールテープ５の非粘着紙をはがしながらフ
ランジ部４に貼っていくので、単純に時間がかかる上
に、手振れ等で貼り位置がずれたりしたならば、またそ
れを貼り直すというような余計な作業も増えるために、
安定した効率の良い作業というものができないのであ
る。また、シールテープ５はテープ状であるので、つな
ぎ目はシールテープ６を何ミリか重ね合わさなければな
らないため、その部分が若干浮きぎみになったり、また
そこからはがれやすくなるという問題点も考えられてい
た。
来の構成においては、製品を作る際、シールテープ６を
トップフレーム３の全周に貼るという工程をふまなけれ
ばならないため、非常に時間がかかっていた。つまり、
人間の手でシールテープ５の非粘着紙をはがしながらフ
ランジ部４に貼っていくので、単純に時間がかかる上
に、手振れ等で貼り位置がずれたりしたならば、またそ
れを貼り直すというような余計な作業も増えるために、
安定した効率の良い作業というものができないのであ
る。また、シールテープ５はテープ状であるので、つな
ぎ目はシールテープ６を何ミリか重ね合わさなければな
らないため、その部分が若干浮きぎみになったり、また
そこからはがれやすくなるという問題点も考えられてい
た。
【０００４】そこで、本発明は上記従来の問題点を解決
するもので、本体のキャビネット接触面に発泡シール層
を形成することで、工数のかからない、性能が安定した
信頼性の高い機器を提供することを目的とする。
するもので、本体のキャビネット接触面に発泡シール層
を形成することで、工数のかからない、性能が安定した
信頼性の高い機器を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、本体のキャビネットに接触する上部に発泡
シール層を形成することにより、工数を大きく削減する
ことができ、またシール性能をより向上させることがで
きる。
に本発明は、本体のキャビネットに接触する上部に発泡
シール層を形成することにより、工数を大きく削減する
ことができ、またシール性能をより向上させることがで
きる。
【０００６】
【発明の実施の形態】請求項１に記載の発明は、上面に
開口部を有するキャビネットに取り付けるように、下部
が前記開口部より小さく上部が前記開口部より大きい断
面形状を有する本体と、前記本体を支持するトップフレ
ームと、その支持部で前記キャビネットとの接触部であ
るフランジ部と、フランジ部の内側にありかつフランジ
部より 高く位置している発泡シール層塗布部とを備え、
前記本体はその概外縁部をキャビネットに近接または接
触させ、前記フランジ部と前記発泡シール塗布部および
前記キャビネットで構成される空隙を有し、この空隙
に、発泡シール層が発泡シール層塗布部に接着される形
で形成され、設置時に前記発泡シール層が前記キャビネ
ットに挟まれ圧縮されることにより外部からのシールを
構成してなる組み込み式調理器。例えば、液状の発泡シ
ール材を自動機によって塗布加熱して形成することがで
き、工数を大幅に削減するとともに、確実なシール層が
作られることからシール性能を更に良くすることができ
る。
開口部を有するキャビネットに取り付けるように、下部
が前記開口部より小さく上部が前記開口部より大きい断
面形状を有する本体と、前記本体を支持するトップフレ
ームと、その支持部で前記キャビネットとの接触部であ
るフランジ部と、フランジ部の内側にありかつフランジ
部より 高く位置している発泡シール層塗布部とを備え、
前記本体はその概外縁部をキャビネットに近接または接
触させ、前記フランジ部と前記発泡シール塗布部および
前記キャビネットで構成される空隙を有し、この空隙
に、発泡シール層が発泡シール層塗布部に接着される形
で形成され、設置時に前記発泡シール層が前記キャビネ
ットに挟まれ圧縮されることにより外部からのシールを
構成してなる組み込み式調理器。例えば、液状の発泡シ
ール材を自動機によって塗布加熱して形成することがで
き、工数を大幅に削減するとともに、確実なシール層が
作られることからシール性能を更に良くすることができ
る。
【０００７】特に、本体の概外縁部をキャビネットに近
接または接触させてなることにより、発泡シール材の圧
縮率が比較的小さく、圧縮時でも比較的厚くなるもので
あっても外観上シール層が目立たず、外観が整った品位
のある商品とすることができ、かつシール性能も十分確
保することもできる。
接または接触させてなることにより、発泡シール材の圧
縮率が比較的小さく、圧縮時でも比較的厚くなるもので
あっても外観上シール層が目立たず、外観が整った品位
のある商品とすることができ、かつシール性能も十分確
保することもできる。
【０００８】請求項２に記載の発明は、特に、発泡シー
ル層塗布部の材質を金属製とすることにより、発泡シー
ル材の塗布加熱後の発泡シール層塗布部への粘着力を非
常に大きくすることができ、本体を設置後に動かしても
シール材のはがれがなく、また金属製ということから強
度も確保され、更に、シール性能を十分確保できる品質
の良い商品とすることができる。
ル層塗布部の材質を金属製とすることにより、発泡シー
ル材の塗布加熱後の発泡シール層塗布部への粘着力を非
常に大きくすることができ、本体を設置後に動かしても
シール材のはがれがなく、また金属製ということから強
度も確保され、更に、シール性能を十分確保できる品質
の良い商品とすることができる。
【０００９】請求項３に記載の発明は、発泡シール層塗
布部を調理器の外周を連続して周回することにより、発
泡シール層が本体外周部に連続して切れ目なく接着され
るため、本体外部から内部への水の浸入に対してほぼ完
全にシールでき、シール性能を十分確保できる品質の良
い商品を提供することができる。
布部を調理器の外周を連続して周回することにより、発
泡シール層が本体外周部に連続して切れ目なく接着され
るため、本体外部から内部への水の浸入に対してほぼ完
全にシールでき、シール性能を十分確保できる品質の良
い商品を提供することができる。
【００１０】
【実施例】（参考例１）
以下本発明に係わるの第１の参考例について、図面を参
照にしながら説明する。
照にしながら説明する。
【００１１】図１、図２において、１１はシステムキッ
チン等のキャビネット、１２は鍋等を載置するトッププ
レート、１３はトッププレート１２や製品自体を支持し
ているトップフレーム、１４はその支持部で、キャビネ
ット１１との接触部であるフランジ部、１５は内部部品
等を支持する外郭、１６はフランジ部１５に備えられた
発泡シール層である。１７は製品本体である。設置時に
フランジ部１４についた発泡シール層１６がキャビネッ
ト１１に挟まれ、圧縮されることにより外部からのシー
ルを構成している。
チン等のキャビネット、１２は鍋等を載置するトッププ
レート、１３はトッププレート１２や製品自体を支持し
ているトップフレーム、１４はその支持部で、キャビネ
ット１１との接触部であるフランジ部、１５は内部部品
等を支持する外郭、１６はフランジ部１５に備えられた
発泡シール層である。１７は製品本体である。設置時に
フランジ部１４についた発泡シール層１６がキャビネッ
ト１１に挟まれ、圧縮されることにより外部からのシー
ルを構成している。
【００１２】次に、この第１の参考例における作用を説
明する。
明する。
【００１３】まずこの構成を作るところから述べる。ト
ップフレーム１３のフランジ部１４に、２液を混合した
粘度の高い液状の発泡シリコーン材を自動機により塗布
を行う。そして、発泡シリコーン材塗布部を加熱するこ
とにより、発泡シリコーン材は発泡して弾力性のある発
泡シール層１６を形成するのである。その際、発泡シリ
コーン材は加熱することでフランジ部１４に粘着するの
で、従来例のフランジ部にシールテープを貼った状態と
同じとなる。つまり、発泡シール層１６の形成を自動化
できるので工数はかからないし、また一度条件を決めて
しまえば常に同じ軌道を動くため、従来例のような貼り
直し等の作業ロスもなくすことができ、かつ品質の良い
シール層を提供できる。また、塗布時は粘着性のある液
状であるため、最後のつなぎ目においてもうまく処理す
ることができるため、加熱発泡時には、全周が一つにつ
ながったシール層となり高さも均一化が図れる。
ップフレーム１３のフランジ部１４に、２液を混合した
粘度の高い液状の発泡シリコーン材を自動機により塗布
を行う。そして、発泡シリコーン材塗布部を加熱するこ
とにより、発泡シリコーン材は発泡して弾力性のある発
泡シール層１６を形成するのである。その際、発泡シリ
コーン材は加熱することでフランジ部１４に粘着するの
で、従来例のフランジ部にシールテープを貼った状態と
同じとなる。つまり、発泡シール層１６の形成を自動化
できるので工数はかからないし、また一度条件を決めて
しまえば常に同じ軌道を動くため、従来例のような貼り
直し等の作業ロスもなくすことができ、かつ品質の良い
シール層を提供できる。また、塗布時は粘着性のある液
状であるため、最後のつなぎ目においてもうまく処理す
ることができるため、加熱発泡時には、全周が一つにつ
ながったシール層となり高さも均一化が図れる。
【００１４】次にシール構成の作用について述べる。上
記に示した構成によって、製品本体１７をキャビネット
１１に設置すると、製品本体１７の自重がフランジ部１
４を介して発泡シール層１６にかかり、発泡シール層１
６はキャビネット１１と挟まれる。荷重がかかった発泡
シール層１６は、弾力性があるためにつぶされる。この
ことにより、フランジ部１４とキャビネット１１の間の
隙間には発泡シール層１６で満たされるため、外部から
の水浸入に対して完全なシール構成ができる。その上、
発泡シール層１６は表面がスキン層に覆われるため、更
にシール性能を向上することができる。
記に示した構成によって、製品本体１７をキャビネット
１１に設置すると、製品本体１７の自重がフランジ部１
４を介して発泡シール層１６にかかり、発泡シール層１
６はキャビネット１１と挟まれる。荷重がかかった発泡
シール層１６は、弾力性があるためにつぶされる。この
ことにより、フランジ部１４とキャビネット１１の間の
隙間には発泡シール層１６で満たされるため、外部から
の水浸入に対して完全なシール構成ができる。その上、
発泡シール層１６は表面がスキン層に覆われるため、更
にシール性能を向上することができる。
【００１５】また、この構成では発泡シリコーン材を自
動機で塗布することができるため、塗布量（ノズル径、
スピード）や加熱条件を変えることでシール高さを用途
によって容易に変えることもできるし、軌道の修正もで
きるのであらゆる形状にみあったシール層を作ることも
できる。
動機で塗布することができるため、塗布量（ノズル径、
スピード）や加熱条件を変えることでシール高さを用途
によって容易に変えることもできるし、軌道の修正もで
きるのであらゆる形状にみあったシール層を作ることも
できる。
【００１６】これらのことから、工数のかからない、品
質の安定した信頼性の高い機器を提供することができ
る。
質の安定した信頼性の高い機器を提供することができ
る。
【００１７】また、別の効果として発泡シール層は弾力
性が比較的大きいため、本体内部に振動源（モーター
等）があるものについて、キャビネットへの振動の伝導
を軽減させる効果も持ち合わせている。
性が比較的大きいため、本体内部に振動源（モーター
等）があるものについて、キャビネットへの振動の伝導
を軽減させる効果も持ち合わせている。
【００１８】以上、参考例では発泡シール層はトップフ
レームに備えられているが、それにとらわれず請求項に
記載のとうり本体のキャビネットに接触する部分であれ
ば、どこであっても同様の効果がある（例えば側面でも
良い）。それと図３のように、平面的には下部１８が開
口部１９よりも大きくなっているが、各平面位置では開
口部１９よりも小さくて、開口部１９へ組み込むことが
できる機器においても同様の効果がある。
レームに備えられているが、それにとらわれず請求項に
記載のとうり本体のキャビネットに接触する部分であれ
ば、どこであっても同様の効果がある（例えば側面でも
良い）。それと図３のように、平面的には下部１８が開
口部１９よりも大きくなっているが、各平面位置では開
口部１９よりも小さくて、開口部１９へ組み込むことが
できる機器においても同様の効果がある。
【００１９】また、調理器においてＩＨクッキングヒー
ター、ハロゲンヒーター、ガス調理器、電気クッキング
ヒーター等の組み込み式調理器であるならば同様の効果
が得られる。
ター、ハロゲンヒーター、ガス調理器、電気クッキング
ヒーター等の組み込み式調理器であるならば同様の効果
が得られる。
【００２０】（実施例１）
以下本発明の第１の実施例について、図面を参照にしな
がら説明する。
がら説明する。
【００２１】図４において、２１はシステムキッチン等
のキャビネット、２２は鍋等を載置するトッププレー
ト、２３はトッププレート２２や製品自体を支持してい
るトップフレーム、２４はその支持部でキャビネット２
１との接触部であるフランジ部、２５はフランジ部２４
の内側にありかつフランジ部２４より高く位置している
発泡シール層塗布部（本体上部の下端）、２６は内部部
品等を支持する外郭、２７は発泡シール層塗布部２５に
備えられた発泡シール層である。２８はフランジ部２４
と発泡シール層塗布部２５の位置関係及びキャビネット
２１で構成される空隙であり、そこに発泡シール層２７
が発泡シール層塗布部２５に接着される形で形成されて
いる。設置時に発泡シール層２７がキャビネット２１に
挟まれ、圧縮されることにより外部からのシールを構成
している。
のキャビネット、２２は鍋等を載置するトッププレー
ト、２３はトッププレート２２や製品自体を支持してい
るトップフレーム、２４はその支持部でキャビネット２
１との接触部であるフランジ部、２５はフランジ部２４
の内側にありかつフランジ部２４より高く位置している
発泡シール層塗布部（本体上部の下端）、２６は内部部
品等を支持する外郭、２７は発泡シール層塗布部２５に
備えられた発泡シール層である。２８はフランジ部２４
と発泡シール層塗布部２５の位置関係及びキャビネット
２１で構成される空隙であり、そこに発泡シール層２７
が発泡シール層塗布部２５に接着される形で形成されて
いる。設置時に発泡シール層２７がキャビネット２１に
挟まれ、圧縮されることにより外部からのシールを構成
している。
【００２２】次に、この第１の実施例における作用を説
明する。
明する。
【００２３】製品本体２９をキャビネット２１に設置し
たときを考える。発泡シール材において、圧縮率という
ものが限られており、１００％つぶされることはない。
このような中、フランジ部２４と発泡シール層塗布部２
５が同じ高さであると、発泡シール層２７は全てつぶさ
れずに製品本体２９が浮いた感じとなり、違和感のある
設置状態となってしまう。ところが、上記構成によって
フランジ部２４より内側に空隙２８を設けることによ
り、発泡シール層２７はキャビネット２１との接触部で
あるフランジ部２４に隠されて外観上見えることはな
い。なおかつ発泡シール層２７は圧縮されるためにシー
ル性能も確保することができるのである。つまり、発泡
シール層２７の見えない外観に品位のある製品を提供す
るだけでなく、シール性能も満足する信頼性のある製品
をも提供できる。
たときを考える。発泡シール材において、圧縮率という
ものが限られており、１００％つぶされることはない。
このような中、フランジ部２４と発泡シール層塗布部２
５が同じ高さであると、発泡シール層２７は全てつぶさ
れずに製品本体２９が浮いた感じとなり、違和感のある
設置状態となってしまう。ところが、上記構成によって
フランジ部２４より内側に空隙２８を設けることによ
り、発泡シール層２７はキャビネット２１との接触部で
あるフランジ部２４に隠されて外観上見えることはな
い。なおかつ発泡シール層２７は圧縮されるためにシー
ル性能も確保することができるのである。つまり、発泡
シール層２７の見えない外観に品位のある製品を提供す
るだけでなく、シール性能も満足する信頼性のある製品
をも提供できる。
【００２４】ここではフランジ部を傾斜させて示してい
るが、平面の段違いで構成させても良いし、またそれぞ
れ別部材で構成させても同じことが言える。
るが、平面の段違いで構成させても良いし、またそれぞ
れ別部材で構成させても同じことが言える。
【００２５】また、発泡シール材の塗布等は参考例１と
同様のため参考例１記載の同じ内容の効果も得られる。
同様のため参考例１記載の同じ内容の効果も得られる。
【００２６】（実施例２）
以下本発明の第２の実施例について、図面を参照にしな
がら説明する。
がら説明する。
【００２７】図５において、３１はシステムキッチン等
のキャビネット、３２は鍋等を載置するトッププレー
ト、３３はトッププレート３２や製品自体を支持してい
るトップフレーム、３４はその支持部で、キャビネット
３１との接触部であるフランジ部であり金属で構成され
ている。３５は内部部品等を支持する外郭、３６はフラ
ンジ部３５に備えられた発泡シール層である。３７は製
品本体である。設置時にフランジ部３４についた発泡シ
ール層３６がキャビネット３１に挟まれ、圧縮されるこ
とにより外部からのシールを構成している。
のキャビネット、３２は鍋等を載置するトッププレー
ト、３３はトッププレート３２や製品自体を支持してい
るトップフレーム、３４はその支持部で、キャビネット
３１との接触部であるフランジ部であり金属で構成され
ている。３５は内部部品等を支持する外郭、３６はフラ
ンジ部３５に備えられた発泡シール層である。３７は製
品本体である。設置時にフランジ部３４についた発泡シ
ール層３６がキャビネット３１に挟まれ、圧縮されるこ
とにより外部からのシールを構成している。
【００２８】次に、この第２の実施例における作用を説
明する。
明する。
【００２９】この構成を作るところを述べる。トップフ
レーム３３のフランジ部３４に、２液を混合した粘度の
高い液状の発泡シリコーン材を自動機により塗布を行
う。そして、発泡シリコーン材塗布部を加熱することに
より、発泡シリコーン材は発泡して弾力性のある発泡シ
ール層３６を形成するのである。その際、発泡シリコー
ン材は加熱することでフランジ部３４に粘着する。とこ
ろが、フランジ部３４は金属製であるため、粘着度が高
いので、フランジ部３４からのはがれ等はなく信頼性の
高いシール構成を形成することができる（特に、ホーロ
ー処理を施された鋼板にはより粘着度は強い。）。
レーム３３のフランジ部３４に、２液を混合した粘度の
高い液状の発泡シリコーン材を自動機により塗布を行
う。そして、発泡シリコーン材塗布部を加熱することに
より、発泡シリコーン材は発泡して弾力性のある発泡シ
ール層３６を形成するのである。その際、発泡シリコー
ン材は加熱することでフランジ部３４に粘着する。とこ
ろが、フランジ部３４は金属製であるため、粘着度が高
いので、フランジ部３４からのはがれ等はなく信頼性の
高いシール構成を形成することができる（特に、ホーロ
ー処理を施された鋼板にはより粘着度は強い。）。
【００３０】また、２口や３口の調理器においては重い
ものでは約２５ｋｇあり、樹脂等のフランジ部では重量
に耐え切れず、たわんだり、反ったりするため、この変
形が発泡シール層３６にも影響して隙間ができてしま
い、シール性能に悪影響を与えてしまう。ところが、金
属製のフランジ部３４を有しているために、強度は確保
されるので発泡シール層３６の反りも少なくシール性能
の向上が図られる。
ものでは約２５ｋｇあり、樹脂等のフランジ部では重量
に耐え切れず、たわんだり、反ったりするため、この変
形が発泡シール層３６にも影響して隙間ができてしま
い、シール性能に悪影響を与えてしまう。ところが、金
属製のフランジ部３４を有しているために、強度は確保
されるので発泡シール層３６の反りも少なくシール性能
の向上が図られる。
【００３１】また、発泡シール材の塗布等は実施例１と
同様のため実施例１記載の同じ内容の効果も得られる。
同様のため実施例１記載の同じ内容の効果も得られる。
【００３２】（実施例３）
以下本発明の第３の実施例について、図面を参照にしな
がら説明する。
がら説明する。
【００３３】図６、図７において、４１はシステムキッ
チン等のキャビネット、４２は鍋等を載置するトッププ
レート、４３はトッププレート４２や製品自体を支持し
ているトップフレーム、４４はその支持部で、キャビネ
ット４１との接触部であるフランジ部、４５は内部部品
等を支持する外郭、４６はフランジ部４５に備えられた
発泡シール層であり、フランジ部４４の外周に連続して
形成されている。４７は製品本体である。設置時にフラ
ンジ部４４についた発泡シール層４６がキャビネット４
１に挟まれ、圧縮されることにより外部からのシールを
構成している。
チン等のキャビネット、４２は鍋等を載置するトッププ
レート、４３はトッププレート４２や製品自体を支持し
ているトップフレーム、４４はその支持部で、キャビネ
ット４１との接触部であるフランジ部、４５は内部部品
等を支持する外郭、４６はフランジ部４５に備えられた
発泡シール層であり、フランジ部４４の外周に連続して
形成されている。４７は製品本体である。設置時にフラ
ンジ部４４についた発泡シール層４６がキャビネット４
１に挟まれ、圧縮されることにより外部からのシールを
構成している。
【００３４】次に、この第３の実施例における作用を説
明する。
明する。
【００３５】製品本体４７をキャビネット４１に設置し
たときを考える。上記に示した構成によって、製品本体
４７をキャビネット４１に設置すると、製品本体４７の
自重がフランジ部４４を介して発泡シール層４６にかか
り、発泡シール層４６はキャビネット４１と挟まれる。
荷重がかかった発泡シール層４６は、弾力性があるため
につぶされる。このことにより、フランジ部４４とキャ
ビネット４１の間の隙間には発泡シール層４６で満たさ
れる。なおかつ、発泡シール層４６はフランジ部４４の
外周部に連続して周回されているために、本体外部と内
部は発泡シール層４６によって完全に遮断され、本体外
部からの水浸入に対して確実にシールすることができ
る。また、実施例１でも少し述べたけれども、発泡シー
ル層は自動機によって液状の発泡シール層を塗布後加熱
して形成されるので、継ぎ目部においても確実に切れ目
なく構成することができる。これらより、シール性能を
確実に確保できる信頼性の高い機器を提供することがで
きる。
たときを考える。上記に示した構成によって、製品本体
４７をキャビネット４１に設置すると、製品本体４７の
自重がフランジ部４４を介して発泡シール層４６にかか
り、発泡シール層４６はキャビネット４１と挟まれる。
荷重がかかった発泡シール層４６は、弾力性があるため
につぶされる。このことにより、フランジ部４４とキャ
ビネット４１の間の隙間には発泡シール層４６で満たさ
れる。なおかつ、発泡シール層４６はフランジ部４４の
外周部に連続して周回されているために、本体外部と内
部は発泡シール層４６によって完全に遮断され、本体外
部からの水浸入に対して確実にシールすることができ
る。また、実施例１でも少し述べたけれども、発泡シー
ル層は自動機によって液状の発泡シール層を塗布後加熱
して形成されるので、継ぎ目部においても確実に切れ目
なく構成することができる。これらより、シール性能を
確実に確保できる信頼性の高い機器を提供することがで
きる。
【００３６】また、発泡シール材の塗布等は実施例１と
同様のため実施例１記載の同じ内容の効果も得られる。
同様のため実施例１記載の同じ内容の効果も得られる。
【００３７】
【発明の効果】以上のように、請求項１記載の発明によ
れば、本体のキャビネットとの接触部に、前記本体を支
持するトップフレームと、その支持部で前記キャビネッ
トとの接触部であるフランジ部と、フランジ部の内側に
ありかつフランジ部より高く位置している発泡シール層
塗布部とを備え、前記フランジ部と前記発泡シール塗布
部および前記キャビネットで構成される空隙を有し、こ
の空隙に、発泡シール層が発泡シール層塗布部に接着さ
れる形で形成され、設置時に前記発泡シール層が前記キ
ャビネットに挟まれ圧縮されることにより外部からのシ
ールを構成してなることにより、例えば、発泡シール層
は液状の発泡シール材を自動機によって塗布加熱して形
成することができ、工数を大幅に削減することができ
る。また、設定条件を変えるだけで軌道修正等の変更が
容易にできるので、シール層を作成するにあたり自在な
形状に対応することができる。その上、塗布量を調整す
ることで局部的に厚みを変えるというようなこともでき
るので、いろんなタイプの筐体に適応できるオールマイ
ティーなシール層の作成を実現することができる。ま
た、そのシール層構成において、本体とキャビネットの
間に隙間のないシール層が形成されることから、シール
性能も更に良い信頼性の高い機器をも提供することがで
きる。
れば、本体のキャビネットとの接触部に、前記本体を支
持するトップフレームと、その支持部で前記キャビネッ
トとの接触部であるフランジ部と、フランジ部の内側に
ありかつフランジ部より高く位置している発泡シール層
塗布部とを備え、前記フランジ部と前記発泡シール塗布
部および前記キャビネットで構成される空隙を有し、こ
の空隙に、発泡シール層が発泡シール層塗布部に接着さ
れる形で形成され、設置時に前記発泡シール層が前記キ
ャビネットに挟まれ圧縮されることにより外部からのシ
ールを構成してなることにより、例えば、発泡シール層
は液状の発泡シール材を自動機によって塗布加熱して形
成することができ、工数を大幅に削減することができ
る。また、設定条件を変えるだけで軌道修正等の変更が
容易にできるので、シール層を作成するにあたり自在な
形状に対応することができる。その上、塗布量を調整す
ることで局部的に厚みを変えるというようなこともでき
るので、いろんなタイプの筐体に適応できるオールマイ
ティーなシール層の作成を実現することができる。ま
た、そのシール層構成において、本体とキャビネットの
間に隙間のないシール層が形成されることから、シール
性能も更に良い信頼性の高い機器をも提供することがで
きる。
【００３８】また、本体外縁部をキャビネットに近接ま
たは接触させることにより、発泡シール材の圧縮率が比
較的小さく、圧縮時でも比較的厚くなるものであって
も、外観上シール層は目立たず、外観が整った品位のあ
る商品とすることができる。
たは接触させることにより、発泡シール材の圧縮率が比
較的小さく、圧縮時でも比較的厚くなるものであって
も、外観上シール層は目立たず、外観が整った品位のあ
る商品とすることができる。
【００３９】また、請求項２記載の発明によれば、発泡
シール層塗布部の材質を金属製にすることで、発泡シー
ル材の塗布加熱後の発泡シール層塗布部への粘着力は非
常に大きくなり、本体を設置後に動かしてもシール材の
はがれはなく、また金属製ということから強度が確保さ
れるので、シール性能を十分確保できる品質の良い商品
とすることができる。
シール層塗布部の材質を金属製にすることで、発泡シー
ル材の塗布加熱後の発泡シール層塗布部への粘着力は非
常に大きくなり、本体を設置後に動かしてもシール材の
はがれはなく、また金属製ということから強度が確保さ
れるので、シール性能を十分確保できる品質の良い商品
とすることができる。
【００４０】また、請求項３記載の発明によれば、発泡
シール層塗布部を調理器の外周に連続して周回すること
により、全周にシール層を有することができ、従来のよ
うに、シール層の形成をテープばりで施した場合のつな
ぎ目部分の浮きによるシール性能に悪化等の問題がな
く、本体外部から内部への水の浸入に対してほぼ完全に
シールができ、シール性能を十分確保できる品質の良い
商品を提供することができる。
シール層塗布部を調理器の外周に連続して周回すること
により、全周にシール層を有することができ、従来のよ
うに、シール層の形成をテープばりで施した場合のつな
ぎ目部分の浮きによるシール性能に悪化等の問題がな
く、本体外部から内部への水の浸入に対してほぼ完全に
シールができ、シール性能を十分確保できる品質の良い
商品を提供することができる。
【図１】本発明の第１の参考例を示す組み込み式調理器
の要部断面図
の要部断面図
【図２】同、組み込み式調理器の斜視図
【図３】同、組み込み式調理器の要部正面図
【図４】本発明の第１の実施例を示す組み込み式調理器
の要部断面図
の要部断面図
【図５】本発明の第２の実施例を示す組み込み式調理器
の要部断面図
の要部断面図
【図６】本発明の第３の実施例を示す組み込み式調理器
の要部断面図
の要部断面図
【図７】同、組み込み式調理器の下面図
【図８】従来の組み込み式調理器の要部断面図
【図９】同、組み込み式調理器の斜視図
【符号の説明】
１１、２１、３１、４１ キャビネット
１３、２３、３３、４３ トップフレーム
１４、２４、４４ フランジ部
１６、２７、４６ 発泡シール層
１７、２９、３７、４７ 製品本体
２５ 発泡シール層塗布部（本体上部下端）
２８ 空隙
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 松井 幹彦
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(72)発明者 古結 悟
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(56)参考文献 特開 平３−94876（ＪＰ，Ａ)
実開 平５−46582（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭62−189509（ＪＰ，Ｕ)
実開 平４−97210（ＪＰ，Ｕ)
特公 平２−925（ＪＰ，Ｂ２)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A47B 77/08
F24C 15/08
Claims (3)
- 【請求項１】 上面に開口部を有するキャビネットに取
り付けるように、下部が前記開口部より小さく上部が前
記開口部より大きい断面形状を有する本体と、前記本体
を支持するトップフレームと、その支持部で前記キャビ
ネットとの接触部であるフランジ部と、フランジ部の内
側にありかつフランジ部より高く位置している発泡シー
ル層塗布部とを備え、前記本体はその概外縁部をキャビ
ネットに近接または接触させ、前記フランジ部と前記発
泡シール塗布部および前記キャビネットで構成される空
隙を有し、この空隙に、発泡シール層が発泡シール層塗
布部に接着される形で形成され、設置時に前記発泡シー
ル層が前記キャビネットに挟まれ圧縮されることにより
外部からのシールを構成してなる組み込み式調理器。 - 【請求項２】 発泡シール層の塗布部の材質を金属製と
してなる請求項１記載の組み込み式調理器。 - 【請求項３】 発泡シール層は、その塗布部を周回状に
連続して配設してなる請求項１または２記載の組み込み
式調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04497298A JP3438568B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 組み込み式調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04497298A JP3438568B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 組み込み式調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11239521A JPH11239521A (ja) | 1999-09-07 |
| JP3438568B2 true JP3438568B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=12706401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04497298A Expired - Lifetime JP3438568B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 組み込み式調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3438568B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4670248B2 (ja) * | 2004-03-26 | 2011-04-13 | パナソニック株式会社 | 表面処理鋼板を用いた調理器 |
| KR101058688B1 (ko) * | 2004-11-10 | 2011-08-22 | 파나소닉 주식회사 | 내장형 가열 조리기 및 그 가열 조리기가 조립되는 주방조리대 |
| JP4566047B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2010-10-20 | 三洋電機株式会社 | 加熱調理器 |
| JP4710483B2 (ja) * | 2005-08-19 | 2011-06-29 | パナソニック株式会社 | 調理器 |
| JP4525598B2 (ja) * | 2006-01-17 | 2010-08-18 | パナソニック株式会社 | 組み込み式調理器 |
| JP4659768B2 (ja) * | 2007-01-12 | 2011-03-30 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP04497298A patent/JP3438568B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11239521A (ja) | 1999-09-07 |
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