JPH09177284A - 金属パネルの接続構造 - Google Patents

金属パネルの接続構造

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JPH09177284A
JPH09177284A JP35114695A JP35114695A JPH09177284A JP H09177284 A JPH09177284 A JP H09177284A JP 35114695 A JP35114695 A JP 35114695A JP 35114695 A JP35114695 A JP 35114695A JP H09177284 A JPH09177284 A JP H09177284A
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JP
Japan
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metal
metal panel
sealing material
backup
connection structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP35114695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ishino
善之 石野
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Cleanup Corp
Original Assignee
Cleanup Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築外壁、内壁、浴槽内壁、台所内壁などに
金属パネルを並べて接続する場合のパネルの接続構造
で、金属パネルの表面にフッ素樹脂被膜を備えたものに
好適なもの。 【構成】 フッ素樹脂被膜21を備えた金属パネルP同
士を接続して目地を構成するものであって、金属パネル
Pは側端でバックアップ材1が露出し、双方の金属パネ
ルPのバックアップ材1までシリコンシーリング材3を
充填し、このシーリング材3に埋設される脚42を備え
た接続具4にてシーリング材3の表面を被うようにした
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築外壁、内
壁、浴槽内壁、台所内壁などにパネル状製品を並べて接
続する場合のパネルの接続構造に関するもので、特に、
表面の金属板をフッ素処理したパネルに好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建材としての金属パネルPは集成材など
を枠状に組み合わせてバックアップ材1とし、フッ素樹
脂被膜21を有するアルミニウムやステンレスの薄板を
素材とする金属基材2を片面と周縁部に被せるようにし
たものである。この金属パネルPは、裏面を建築駆体に
沿わせて取り付け、隣り合う金属パネルPの間には目地
を構成するようにシリコンシーリング材3を充填するよ
うにしていた(図6)。しかし、金属基材2の表面のフ
ッ素樹脂被膜21とシリコンシーリング材3との接着性
が悪く境界面から水が浸透して耐水性を損ない、汚れが
浸透付着し、カビの発生などの問題が生じていた。
【0003】そこで、図7乃至図10の手段が採用され
ている。図7の手段は、金属基材2の周縁すなわち金属
パネルPの側縁となる面のフッ素樹脂被膜21を何らか
の手段で取り除くか、或は、金属パネルPの周縁を除い
てフッ素樹脂被膜21を形成し、シリコンシーリング材
3を充填するようにしたものである。図8の手段は、プ
ラスチック或はアルミニウムの押出成型品にてそれぞれ
構成する溝状部材5及び係止脚61を備えた蓋板6を、
隣接する金属パネルPの間に介在させるようにしてシリ
コンシーリング材3を用いないものである。図9の手段
は金属パネルPの接合すべき側縁の途中まで金属基材2
を被せ、側縁面にバックアップ材1が露出するように
し、シリコーンシーリング材3をこのバックアップ材1
で確実に接着するようにしたものである。図10の手段
は、ほぼH型をなす樹脂成型品又は金属製の連結具7の
両側に金属パネルPを差し込むようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような手段
には次のような問題があった。まず図7に示す手段で
は、取り除く場合には、金属基材2とフッ素樹脂被膜2
1との境界部分の寸法のバラツキが生じたり、フッ素樹
脂被膜21のみを除くのが難しいこともあった。図8の
手段では、金属パネルP及び押出成型品の溝状部材5及
び蓋板6の双方がハードなものであることから、これら
の部材及び壁面との間の寸法誤差を吸収できず、どうし
ても隙間が生じるので耐水性は期待できず、汚れを防ぐ
ことができなかった。また、比較的部品サイズが大きく
なり、金属パネルPと押出成型品との間で段差が発生し
て見た目が思わしくなく、清掃のし易さにも欠ける欠点
があった。
【0005】図9の手段では、金属パネルPの側縁面の
金属基材2を短くして、バックアップ材1でシリコンシ
ーリング材3を接着して金属パネルP同士を接続するも
のであるが、シリコンシーリング材3を大量に詰め込む
必要があり、金属パネルP同士は接着されるが、フッ素
樹脂被膜21とシリコンシーリング材3との境界面から
の水の浸透などの従来の欠陥がそのまま残ることになっ
てしまっていた。図10の手段では、予め連結具7に金
属パネルPを挟み込んでから取り付けるので設置場所に
よっては施工が難しくなったり、施工後に損傷した一の
金属パネルPのみを交換する場合に支障を来すばかり
か、接合部の防水処理が難しく、外壁、台所、浴槽には
適さないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、フッ
素樹脂被膜の剥離工程を不要とし、コストアップ要因を
減らすとともに、押出成型品などの高額部品を不要とす
べく種々研究試作の結果完成したものである。この発明
の要旨とするのは、バックアップ材にフッ素樹脂被膜を
有する金属基材を被せた金属パネルを含む複数の金属パ
ネルを壁面に並べて取り付け、接合部に硬化して目地を
なすシーリング材を配した接続構造であって、金属基材
は側端で途中まで被いバックアップ材が側端で露出する
ように形成し、シーリング材は少なくとも一方のフッ素
樹脂被膜を有する金属パネルの側端のバックアップ材ま
で充填され、互いに隣接する金属パネルの表面端縁に跨
がる帯状部材の裏面にシーリング材に埋設される脚を設
けた接続具が差し込まれ固定されることを特徴とするも
のである。
【0007】また、この発明の要旨とするのは、上述の
接続構造のうち平面での接続構造で、双方の金属パネル
の側端のバックアップ材までシーリング材を充填するよ
うにしたことを特徴とするものである。さらに、上述の
接続構造のうち入隅部分での接続構造で、一方のフッ素
樹脂被膜を有する金属パネルの側端にのみシーリング材
を密着させるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に即し
この発明の内容を説明する。図1において、金属パネル
Pは設置箇所によっては不燃材から構成するバックアッ
プ材1にステンレス鋼板やアルミ板などの金属基材2を
被って構成するものである。金属基材2のフッ素樹脂被
膜21は金属基材2に予め塗布するか、フッ素樹脂被膜
21を塗布したシートを金属基材2に貼り付けてフッ素
樹脂被膜21を形成する。この金属パネルPの金属基材
2は側端で途中まで被いバックアップ材1が側端で露出
するように形成する。シリコンシーリング材3は図9に
示す従来例のように側端で露出するバックアップ材1に
て接着するように充填する。この発明では、それに加え
て、互いに隣接する金属パネルP、Pの表面端縁に跨が
る帯状部材41の裏面にシリコンシーリング材3に埋設
される脚42を設けた接続具4をもって、目地を形成す
るシリコンシーリング材3の表面を被うようにしたもの
である。接続具4の脚42は図1に示すように、金属パ
ネルP、Pの間のシリコンシーリング材3に埋設され、
かつ先端が広がるようになっている。
【0009】接続具4の脚42の形状は、図2乃至図4
に断面矢印状、断面数珠状、又は断面波形状など適宜選
択することができる。この脚42により充填するシリコ
ンシーリング材3の量が少なくてすみ、かつ、シリコン
シーリング材3を隣接する金属パネルPのバックアップ
材1に行き渡らせ接着し、かつ、シリコンシーリング材
3が固化したときに埋設され抜けなくなる。これまでの
実施の形態では、金属パネルPの双方が表面にフッ素樹
脂被膜21を備えたものであったが、少なくとも一方が
フッ素樹脂被膜21を備えたものであってもよい。この
場合は、他方のフッ素樹脂被膜21を有しない金属パネ
ルPでは側端全部を金属基材2で被っているものであっ
てもよい。
【0010】また、これまでの実施の形態では、金属パ
ネルPを横方向乃至縦方向の平面に並べるものである
が、図5に示すものは、壁面の入隅に適用したものであ
る。互いに隣接する金属パネルP、Pが直角をなすの
で、表面端縁に跨がる帯状部材41はL形をなすように
なっている。また、シリコンシーリング材3を充填する
箇所は断面L形となるので十分行きわたらず、一方の金
属パネルPの端縁のバックアップ材1まで行き渡らない
が、他の部分で接着され、目地となる接合部は隠れるの
で、汚れ防止、耐水性の改善には十分であるといえる。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上のような構成からなるも
ので、金属パネル同士の接続する目地部分が接続具の帯
状部材で隠れるので、汚れ防止及び耐水性の改善に顕著
な効果が認められるのである。また、接続具の帯状部材
により金属パネルの表面に段差ができないので、清掃が
容易で意匠性を改善することができる。シーリング材が
少なくとも一方のフッ素樹脂被膜を有する金属パネルの
側端のバックアップ材に密着することになり、剥離する
恐れがなくなるのである。平面的な接続構造では、接続
すべき双方の金属パネルの側端のバックアップ材に跨が
って密着するので強固に接続することができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る金属パネルの接続構造の断面図
である。
【図2】接続具の別の例を示す断面図である。
【図3】同じく接続具の別の例を示す断面図である。
【図4】同じく接続具の別の例を示す断面図である。
【図5】この発明に係る金属パネルの入隅での接続構造
の断面図である。
【図6】従来の金属パネルの接続構造の断面図である。
【図7】金属パネルのフッ素コーティング層を除いた例
を示す
【図8】樹脂の押出成型品による固定の例を示す。
【図9】金属パネルの側縁にバックアップ材が露出し、
ここで接着させ止める構造を示す。
【図10】断面ほぼH形状の樹脂成型品で固定する例を
示す。
【符号の説明】
P 金属パネル 1 バックアップ材 2 金属基材 21 フッ素樹脂被膜 3 シリコンシーリング材 4 接続具 41 帯状部材 42 脚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックアップ材にフッ素樹脂被膜を有す
    る金属基材を被せた金属パネルを含む複数の金属パネル
    を壁面に並べて取り付け、接合部に硬化して目地をなす
    シーリング材を配した接続構造であって、 フッ素皮膜を有する金属基材は側端で途中まで被いバッ
    クアップ材が側端で露出するように形成し、シーリング
    材は少なくとも一方のフッ素樹脂被膜を有する金属パネ
    ルの側端のバックアップ材まで充填され、互いに隣接す
    る金属パネルの表面端縁に跨がる帯状部材の裏面にシー
    リング材に埋設される脚を設けた接続具が差し込まれ固
    定されることを特徴とする金属パネルの接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金属パネルの接続構造に
    おいて、平面での接続構造で、双方の金属パネルの側端
    のバックアップ材までシーリング材を充填するようにし
    たことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の金属パネルの接続構造に
    おいて、入隅部分での接続構造で、一方のフッ素樹脂被
    膜を有する金属パネルの側端にのみシーリング材を密着
    させるようにしたことを特徴とするもの。
JP35114695A 1995-12-27 1995-12-27 金属パネルの接続構造 Pending JPH09177284A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133201A (ja) * 2009-03-24 2009-06-18 Ohbayashi Corp 仕上材、仕上面施工方法、床、および、壁
CN114197764A (zh) * 2021-11-16 2022-03-18 中建四局第三建设有限公司 一种全覆土绿化屋面自适应隔震变形缝施工方法

Cited By (2)

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