JP4659768B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物を載置するトッププレートの外周部を保持するフレームを備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来から、誘導加熱調理器本体の上部を覆うトッププレートと、このトッププレートの外周を固定するトップフレーム及びアンダーフレームとをシリコン接着剤で一体化した誘導加熱調理器が存在する(たとえば、特許文献1参照)。この誘導加熱調理器は、2液タイプで付加反応型のシリコン接着剤に接着性を高める接着助剤を含有させて、トッププレートとトップフレーム及びアンダーフレームとを接着層を介して一体化するようになっている。
特開2006−310118号公報(第4頁、第2図)
上記の誘導加熱調理器は、トッププレートの外周部にシリコン接着剤を塗布し、このトッププレートとトップフレーム及びアンダーフレームを接着した後に、シリコン接着剤を加熱硬化させていた。つまり、トッププレートとトップフレーム及びアンダーフレームとを接着させた後に、シリコン接着剤を加熱するという作業工程を経由させる必要があったのである。したがって、誘導加熱調理器の製造工程が増加し、製造に要する手間や費用、時間を多くかかってしまっていた。
また、トッププレートとトップフレーム及びアンダーフレームとを接着させるシリコン接着剤を加熱させないようにすることもできる。しかしながら、シリコン接着剤を加熱硬化させない場合には、シリコン接着剤が完全に乾燥するまで製造ラインから外さなければならなかった。シリコン接着剤が完全に乾燥するまでには、一昼夜程度の時間を要し、仕掛品が増加して製造効率が悪いものとなっていた。また、シリコン接着剤が乾燥するまでの間、誘導加熱調理器を製造ラインから外して保管しなければならず、保管コストを多く要することになっていた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、トッププレートの外周部を容易にフレームに接合でき、製造効率を向上させた誘導加熱調理器を提供するものである。
本発明に係る誘導加熱調理器は、被加熱物を載置するガラストップと、前記ガラストップの外周部の少なくとも一辺を保持するフレームと、前記ガラストップの下部奥側に設けられ、輻射熱で被加熱物を加熱するための加熱手段と、を備え、前記ガラストップの外周部表面と前記フレームとを両面テープで接合し、前記ガラストップの外周部のうち、前記加熱手段の近傍に位置する部位における前記両面テープを該加熱手段の外周に沿うように湾曲させていることを特徴とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、ガラストップの外周部表面とフレームとを両面テープで接合したので、トッププレートの外周部を容易にフレームに保持でき、製造効率が向上する。つまり、シリコン接着剤等のシール剤のようなものでガラストップの外周部をフレームに保持する場合に比べて、シール剤の乾燥時間を省略でき、仕掛品を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器100を示す斜視図である。図1に基づいて、誘導加熱調理器100の全体構成について説明する。この誘導加熱調理器100は、誘導加熱による調理鍋載置部を左右に二口、ラジエントヒータ(RH)加熱による調理鍋載置部を奥中央に一口設けた、ビルトイン型(システムキッチン一体型)IHクッキングヒータである場合を例に説明するものとする。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、誘導加熱調理器100は、筐体10と、筐体10の上部を覆うガラストップ30と、ガラストップ30の外周部の少なくとも一辺を保持するフレーム32とで構成されている。筐体10には、電流によって発生する磁力線によって、ガラストップ30に載置される鍋やフライパン等の被加熱物に渦電流を生じさせ、被加熱物自体を発熱させる誘導加熱コイルや、通常の商用周波数の交流電力が供給され、ヒータ自体が発熱することにより、その輻射熱で被加熱物を加熱する加熱手段であるラジエントヒータ等が搭載されている。
ガラストップ30は、筐体10の上面側に配置され、筐体10の上部を覆うトッププレートであり、耐熱ガラス等で構成され、鍋等の被加熱物を載置するものである。このガラストップ30の上面側には、3つの鍋載置部31が形成されている。この鍋載置部31は、筐体10に搭載されている加熱手段(誘導加熱コイルやラジエントヒータ)に対応する位置を示しており、被加熱物を載置する目安となっている。すなわち、ガラストップ30の前方(手前側)左右の鍋載置部31に対応する位置には誘導加熱コイルが、ガラストップ30の後方(奥側)中央の鍋載置部31に対応する位置にはラジエントヒータがそれぞれ配置されていることがわかり、加熱手段の位置の目安になっているのである。
また、ガラストップ30は、その外周部の少なくとも一辺をフレーム32で保持されるように構成されている(図2参照)。このフレーム32の後方には、筐体10の内部を循環させた空気を吸排気するための吸排気口33が形成されている。このフレーム32は、ガラストップ30の外周部を保持できる材料で形成されていればよい。なお、図1では、鍋載置部31がガラストップ30に形成されている場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、鍋載置部31がガラストップ30に形成されていなくてもよい。また、3つの鍋載置部31がガラストップ30に形成されている場合を例に示しているが、鍋載置部31の個数を特に限定するものではない。
なお、ユーザからの支持を受け付けるための操作部や、誘導加熱調理器100の運転状態や運転時の設定内容、トラブルの状態等の内容をユーザに表示する液晶表示装置等の表示部が筐体10やガラストップ30に設けられている。また、筐体10内には、高周波電源基板や制御基板等の実装部品も搭載されている。この高周波電源基板や制御基板は、ユーザからの指示内容や図示省略の温度センサからの温度情報に基づいて誘導加熱コイルやラジエントヒータの加熱を制御するようになっている。
図2は、ガラストップ30とフレーム32との接合状態の一例を拡大して示す縦断面図である。図2に基づいて、実施の形態1の特徴事項であるガラストップ30とフレーム32との接合について説明する。図2に示すように、フレーム32は、ガラストップ30の外周部の上側を覆うようになっている。そして、ガラストップ30の外周部上面と、フレーム32との間には、両面テープ40が介在している。つまり、ガラストップ30は、両面テープ40を介してフレーム30に接合することで、保持されるようになっているのである。この両面テープ40は、両面が接着面となっているテープである。つまり、実施の形態1に係る誘導加熱調理器100は、ガラストップ30の外周部とフレームとをシリコン接着剤等のシール剤ではなく、両面テープ40で接合されているのである。
この両面テープ40は、耐熱性のあるもので構成され、ガラストップ30とフレーム32とを接合する機能の他、ガラストップ30とフレーム32との間をシールするシール剤としての機能も有している。なお、両面テープ40をガラストップ30の外周部に貼り付けてから、フレーム32を接合させてもよく、両面テープ40をフレーム32に貼り付けてから、ガラストップ30の外周部を接合させてもよい。また、両面テープ40を作業員等の手動で貼り付けてもよく、機械等で自動的に貼り付けてもよい。
以上のように、両面テープ40でガラストップ30の外周部とフレーム32とを接合する、つまりガラストップ30を両面テープ40を介してフレーム32で保持するので、シール剤でガラストップ30の外周部とフレーム32とを接合するような場合に比べて、シール剤の乾燥時間が不要となる分、製造に要する時間を低減することができる。また、その間、誘導加熱調理器100を製造ラインから外す必要がなく、製造効率が向上する。さらに、シール剤を乾燥させるための保管場所や保管コストが不要になる。
次に、両面テープ40の貼り付け方について説明する。まず、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の全体に両面テープ40を貼り付ける場合について説明する。この場合、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のコーナー部における両面テープ40の扱い方が問題となる。そこで、実施の形態1に係る誘導加熱調理器100では、ガラストップ30の外周部及びフレーム32の全体を隙間なく接合するために、以下のように両面テープ40を扱うことができるようになっている。
図3は、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のコーナー部における両面テープ40の扱い方の一例を説明するための説明図である。両面テープ40は、細長い帯形状となっているために、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のコーナー部において貼り付け方向を曲げてしまうと、しわができてしまう。つまり、両面テープ40に平坦な接着面を確保することができず、接着強度及びシール性が低下してしまうのである。
そこで、図3に示すように、コーナー部において、両面テープ40の外側となる部分にスリット41を設け、そのスリット41がガラストップ30の外周部及びフレーム32のコーナー部に位置させることで、両面テープ40にしわができなくなるようにしている。したがって、両面テープ40に平坦な接着面を確保することができ、接着強度及びシール性を向上させることができる。つまり、コーナー部において、両面テープ40の外側となる部分に設けたスリット41が所定の角度で広がることで、平坦な接着面を確保させているのである。
図4は、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のコーナー部における両面テープ40の扱い方の別の一例を説明するための説明図である。図3では、コーナー部において両面テープ40の外側となる部分にスリット41を設けて、両面テープ40にしわができなくなるようにしている場合を例に示したが、図4では、コーナー部において両面テープ40の内側となる部分に三角形状の切り込み42を設けて、両面テープ40にしわができなくなるようにしている場合を例に示している。
図4に示すように、コーナー部において、両面テープ40の内側となる部分に三角形状の切り込み42を設け、その切り込み42がガラストップ30の外周部及びフレーム32のコーナー部に位置させることで、両面テープ40にしわができなくなるようにしている。したがって、両面テープ40に平坦な接着面を確保することができ、接着強度及びシール性を向上させることができる。つまり、コーナー部において、両面テープ40の内側となる部分に設けた三角形状の切り込み42の両辺が近づいたり、接合したりすることで、平坦な接着面を確保させているのである。
スリット41の個数や切り込み長さは、両面テープ40の幅やコーナー部のR処理に応じて決定するとよい。切り込み42の個数や三角形状の角度も同様に、両面テープ40の幅やコーナー部のR処理に応じて決定するとよい。なお、伸縮性のある材料で両面テープ40を構成するようにしてもよい。そうすれば、両面テープ40の伸縮性によってコーナー部に対応可能なので、スリット41や切り込み42を両面テープ40に設けなくて済む。また、ガラストップ30の外周部に対応した打ち抜き成型で両面テープ40を一体的に形成するようにしてもよい。そうすれば、コーナー部の対応を考慮しなくて済む。
次に、ガラストップ30の外周部及びフレーム32の一部を両面テープ40で接合する場合について説明する。上述したように、ガラストップ30の外周部及びフレーム32のコーナー部における両面テープ40の扱い方が問題となる。そこで、実施の形態1に係る誘導加熱調理器100では、ガラストップ30の外周部及びフレーム32の全体を隙間なく接合するために、以下のように両面テープ40を扱うこともできるようになっている。
図5は、両面テープ40の貼り付け方の一例を説明するための説明図である。図5に基づいて、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の一部に両面テープ40を貼り付ける場合の一例について説明する。図5に示すように、両面テープ40は、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の直線部、つまりコーナー部以外の部分に貼り付けられるようになっている。そして、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のコーナー部は、シール剤45で接合されるようになっている。つまり、両面テープ40とシール剤45とを併用するようになっているのである。
また、この場合には、両面テープ40を仮止め用として使用することもできる。つまり、シール剤45は、シリコン接着剤等で構成されているために乾燥時間を多く要し、シール剤45を塗布した後は所定時間経過するまでの間、製造ラインから外す必要があったが、両面テープ40でガラストップ30をフレーム32に仮止めしておくことで、乾燥時間を後回しにすることができるのである。したがって、仕掛品を低減することができ、組み立てられた誘導加熱調理器100が保管されている時間を乾燥時間に充当することができる。
なお、ここでは、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の直線部に両面テープ40を貼り付けた場合を例に説明したが、仮止め用として両面テープ40を使用するのであれば全部の直線部に両面テープ40を貼り付けずに、直線部のいずれかに両面テープ40を貼り付けるようにしてもよい。この場合、1つの直線部に両面テープ40を貼り付けるようにしてもよく、2つまたは3つの直線部に両面テープ40を貼り付けるようにしてもよい。
図6は、両面テープ40の貼り付け方の他の一例を説明するための説明図である。図6に基づいて、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の一部に両面テープ40を貼り付ける場合の他の一例について説明する。図6では、ガラストップ30の外周部の直線部に溝35を予め形成しておき、両面テープ40をずれないようにしている場合を例に示している。ここでは、ガラストップ30の外周部に溝35を形成している場合を例に示しているが、フレーム32の両面テープ40の接着面に溝35を形成するようにしてもよい。
また、ここでは、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の3つの直線部に溝35を形成した場合を例に示しているが、これに限定するものではない。全部の直線部に溝35を形成し、コーナー部にシール剤を塗布することで、両面テープ40とシール剤とを併用するようにしてもよい。なお、両面テープ40を仮止めと使用する場合には、直線部のいずれかに溝35を形成するようにしてもよい。この場合、1つの直線部に溝35を形成するようにしてもよく、2つの直線部に溝35を形成するようにしてもよい。
図7は、両面テープ40の貼り付け方の他の一例を説明するための説明図である。図7に基づいて、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の一部に両面テープ40を貼り付ける場合の他の一例について説明する。図7に示すように、両面テープ40は、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の図示省略のラジエントヒータ(ガラストップ30の後方(奥側)中央の鍋載置部31)の近傍以外の部分に貼り付けられるようになっている。
そして、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のラジエントヒータの近傍は、シール剤で接合されるようになっている。つまり、両面テープ40とシール剤とを併用するようになっているのである。ラジエントヒータの近傍は、高温になることがあり、この部分を耐熱性の高いシール剤で接合するようにすれば、接着強度及びシール性を確保することができる。したがって、両面テープ40及びシール剤の双方のメリットを活用することができる。
この図7では、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のコーナー部における両面テープ40が直角になっている場合を例に示している。たとえば、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の4つの直線部に対応した両面テープ40を用意し、各両面テープ40のコーナー部における繋ぎ目に隙間ができないように各両面テープ40を貼り付けるようにしてもよいし、両面テープ40を打ち抜き成型で一体的に形成するようにしてもよい。また、図3で示したスリット41や図4で示した切り込み42を設けてコーナー部に対応させてもよい。
図8は、両面テープ40の貼り付け方の他の一例を説明するための説明図である。図8に基づいて、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の一部に両面テープ40を貼り付ける場合の他の一例について説明する。図8に示すように、両面テープ40は、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のラジエントヒータ(ガラストップ30の後方(奥側)中央の鍋載置部31)の部分をラジエントヒータの外周に沿うように湾曲させて貼り付けられるようになっている。
つまり、ガラストップ30の外周部及びフレーム32の全部を両面テープ40で接合させているのである。このとき、ラジエントヒータの近傍の高温に対応するように、両面テープ40をラジエントヒータの外周に沿うように湾曲させるようになっている。このようにすれば、シール剤と併用せずに、両面テープ40のみでガラストップ30をフレーム32に接合でき、接着強度及びシール性を確保することができる。
この図8では、ガラストップ30の外周部又はフレーム32のコーナー部における両面テープ40が直角になっている場合を例に示している。たとえば、ガラストップ30の外周部又はフレーム32の4つの直線部に対応した両面テープ40を用意し、各両面テープ40のコーナー部における繋ぎ目に隙間ができないように各両面テープ40を貼り付けるようにしてもよいし、両面テープ40を打ち抜き成型で一体的に形成するようにしてもよい。また、図3で示したスリット41や図4で示した切り込み42を設けてコーナー部に対応させてもよい。
以上のように、ガラストップ30の外周部とフレーム32の全部を両面テープ40で接合したり、両面テープ40とシール剤とを併用したりできるので、シール剤でガラストップ30の外周部とフレーム32との全部を接合するような場合に比べて、シール剤の乾燥時間が不要となる分、製造に要する時間を低減することができる。また、その間、誘導加熱調理器100を製造ラインから外す必要がなく、製造効率が向上する。さらに、シリコン接着剤を乾燥させるための保管場所や保管コストが不要になる。なお、実施の形態1では、ガラストップ30の後方に加熱手段であるラジエントヒータを設けた場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、ラジエントヒータを設けずにガラストップ30の後方に加熱手段である誘導加熱コイルを設けるようにしてもよい。
実施の形態2.
図9は、ガラストップ30とフレーム32aとの接合状態の一例を拡大して示す縦断面図である。図9に基づいて、実施の形態2の特徴事項であるガラストップ30とフレーム32aとの接合について説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。実施の形態2では、図9に示すように、フレーム32aの形状が実施の形態1に係るフレーム32と相違している。
つまり、フレーム32aは、ガラストップ30の外周部における上下面を挟持するように覆っている。そして、ガラストップ30の外周部下側と、フレーム32aのガラストップ30の下側部分とは、両面テープ40で接合されている。このフレーム32aは、ガラストップ30の外周部を上下から挟持するように覆うことで、ガラストップ30の外周部を保護する機能を有している。なお、ガラストップ30の外周部上側と、フレーム32aのガラストップ30の上側部分とを両面テープ40で接合させてもよく、双方を両面テープ40で接合させてもよい。
以上のように、両面テープ40でガラストップ30の外周部とフレーム32aとを接合するので、シール剤でガラストップ30の外周部とフレーム32aとを接合するような場合に比べて、シリコン接着剤の乾燥時間が不要となる分、製造に要する時間を低減することができる。その間、誘導加熱調理器100を製造ラインから外す必要がなく、製造効率が向上する。また、シリコン接着剤を乾燥させるための保管場所や保管コストが不要になる。さらに、実施の形態2では、フレームの形状を特定の形状に限定する必要がないことを示している。
実施の形態3.
図10は、ガラストップ30とフレーム32bとの接合状態の一例を拡大して示す縦断面図である。図10に基づいて、実施の形態3の特徴事項であるガラストップ30とフレーム32bとの接合について説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。実施の形態3では、図10に示すように、フレーム32bの形状が実施の形態1に係るフレーム32及び実施の形態2に係るフレーム32aと相違している。
つまり、フレーム32bは、フレーム32と同様にガラストップ30の外周部の上側を覆うようになっているが、ガラストップ30の外周部を保持する面の一部に両面テープ40の長手方向に沿った窪みが形成されているのである。この窪みは、両面テープ40の長手方向の略中心線となる位置に形成するとよい。また、ガラストップ30の外周部上側と、フレーム32bとの間には、両面テープ40が貼り付けられている。そして、このような場合には、両面テープ40をフレーム32bに貼り付けてから、ガラストップ30の外周部を接合させるようになっている。
幅の広い両面テープ40を使用する場合、両面テープ40と接着面との間に気泡が残存してしまうことがある。そうすると、両面テープ40とガラストップ30の外周部との接合や、両面テープ40とフレーム32bとの接合が完全に行われないことなり、接着強度やシール性が確保できないということになりかねない。そこで、両面テープ40を窪みを形成したフレーム32bに貼り付けてから、ガラストップ30の外周部を接合するようにして、両面テープ40と接着面との間に気泡が残存しないようにできる。
つまり、フレーム32bに形成した窪みに対応する位置における両面テープ40からガラストップ30の外周部に接合し、その後、幅方向に沿って両面テープ40の全体が接合することになり、空気を両面テープ40の長手方向中心線側から幅方向両側に押し出すことができるのである。したがって、ガラストップ30の外周部とフレーム32bとを接合した際に、空気が両面テープ40と接着面との間に気泡となって残存させないようにすることができる。
以上のように、両面テープ40でガラストップ30の外周部とフレーム32bとを接合するので、シリコン接着剤でガラストップ30の外周部とフレーム32bとを接合するような場合に比べて、シリコン接着剤の乾燥時間が不要となる分、製造に要する時間を低減することができるとともに、接着強度及びシール性を確保することができる。また、その間、誘導加熱調理器100を製造ラインから外す必要がなく、製造効率が向上する。さらに、シリコン接着剤を乾燥させるための保管場所や保管コストが不要になる。
実施の形態4.
図11は、ガラストップ30とフレーム32との接合状態の一例を拡大して示す縦断面図である。図11に基づいて、実施の形態4の特徴事項であるガラストップ30とフレーム32との接合について説明する。なお、実施の形態4では実施の形態1〜実施の形態3との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜実施の形態3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。実施の形態4では、図11に示すように、両面テープ40aが長手方向に2分割されている場合を例に示している。
実施の形態3では、フレーム32bのガラストップ30の外周部を保持する面の一部に両面テープ40の長手方向に沿った窪みを形成して気泡の残存を防止する場合を例に説明したが、実施の形態4では、両面テープ40aを長手方向に2分割して気泡の残存を防止する場合を例に説明する。つまり、両面テープ40aの幅が狭いほど、気泡を残存させないことができるのである。また、両面テープ40aのように長手方向に2分割しても、接着面積の合計が実施の形態1〜実施の形態3に係る両面テープ40の接着面積と同程度であれば、接着強度を確保することが可能である。
したがって、この実施の形態4では、両面テープ40aを長手方向に2分割することによって、接着強度を確保しつつ、両面テープ40aと接着面との間に気泡を残存させないことができる。なお、この実施の形態4では、両面テープ40aを長手方向に2分割した場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、両面テープ40aを長手方向に3分割以上してもよい。
以上のように、両面テープ40aでガラストップ30の外周部とフレーム32とを接合するので、シリコン接着剤でガラストップ30の外周部とフレーム32bとを接合するような場合に比べて、シリコン接着剤の乾燥時間が不要となる分、製造に要する時間を低減することができるとともに、接着強度及びシール性を確保することができる。また、その間、誘導加熱調理器100を製造ラインから外す必要がなく、製造効率が向上する。さらに、シリコン接着剤を乾燥させるための保管場所や保管コストが不要になる。
なお、各実施の形態では、誘導加熱調理器をビルトイン型(システムキッチン一体型)IHクッキングヒータに用いた場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、据え置き型や卓上型のIHクッキングヒータに用いても同様の作用効果を有することは言うまでもない。また、各実施の形態で説明した内容を組み合わせて実施するようにしてもよい。さらに、両面テープ40及び両面テープ40aの伸縮性や耐熱性が向上すれば、シール剤と併用することもなく、利便性が向上する。
実施の形態1に係る誘導加熱調理器を示す斜視図である。 ガラストップとフレームとの接合状態の一例を拡大して示す縦断面図である。 ガラストップの外周部又はフレームのコーナー部における両面テープの扱い方の一例を説明するための説明図である。 ガラストップの外周部又はフレームのコーナー部における両面テープの扱い方の別の一例を説明するための説明図である。 両面テープの貼り付け方の一例を説明するための説明図である。 両面テープの貼り付け方の他の一例を説明するための説明図である。 両面テープの貼り付け方の他の一例を説明するための説明図である。 両面テープの貼り付け方の他の一例を説明するための説明図である。 ガラストップとフレームとの接合状態の一例を拡大して示す縦断面図である。 ガラストップとフレームとの接合状態の一例を拡大して示す縦断面図である。 ガラストップとフレームとの接合状態の一例を拡大して示す縦断面図である。
符号の説明
10 筐体、30 ガラストップ、31 鍋載置部、32 フレーム、32a フレーム、32b フレーム、33 吸排気口、35 溝、40 両面テープ、40a 両面テープ、41 スリット、42 切り込み、100 誘導加熱調理器。

Claims (9)

  1. 被加熱物を載置するガラストップと、
    前記ガラストップの外周部の少なくとも一辺を保持するフレームと、
    前記ガラストップの下部奥側に設けられ、輻射熱で被加熱物を加熱するための加熱手段と、を備え、
    前記ガラストップの外周部表面と前記フレームとを両面テープで接合し、前記ガラストップの外周部のうち、前記加熱手段の近傍に位置する部位における前記両面テープを該加熱手段の外周に沿うように湾曲させている
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 被加熱物を載置するガラストップと、
    前記ガラストップの外周部の少なくとも一辺を保持するフレームと、
    前記ガラストップの下部奥側に設けられ、輻射熱で被加熱物を加熱するための加熱手段と、を備え、
    前記ガラストップの外周部表面と前記フレームとを両面テープで接合し、前記両面テープを、前記ガラストップの外周部のうち、前記加熱手段の近傍に位置する部位以外に貼り付けている
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 被加熱物を載置するガラストップと、
    前記ガラストップの外周部の少なくとも一辺を保持するフレームと、を備え、
    前記ガラストップの外周部表面と前記フレームとを両面テープで接合し、
    前記フレームは前記ガラストップの外周部を保持する前記両面テープ側の面の一部が凸となるように前記両面テープの長手方向に沿った窪みを形成した
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  4. 被加熱物を載置するガラストップと、
    前記ガラストップの外周部の少なくとも一辺を保持するフレームと、を備え、
    前記ガラストップの外周部表面と前記フレームとを両面テープで接合し、前記両面テープを前記ガラストップの外周側及びその内側に平行して複数に分割して設けた
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  5. 前記両面テープを前記ガラストップの外周部及び前記フレームの一部に貼り付けた
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記両面テープを前記ガラストップの外周部及び前記フレームの直線部に貼り付けた
    ことを特徴とする請求項5に記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記ガラストップの外周部及び前記フレームの前記両面テープが貼り付けられた部分以外の部分にシール剤を設けた
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  8. 前記ガラストップの外周部又は前記フレームに前記両面テープを貼り付けるための溝を形成した
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  9. 前記溝を、前記ガラストップの外周部及び前記フレームの直線部に形成した
    ことを特徴とする請求項8に記載の誘導加熱調理器。
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