JP3438246B2 - 鉛蓄電池極板群の溶接方法およびその装置 - Google Patents
鉛蓄電池極板群の溶接方法およびその装置Info
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- JP3438246B2 JP3438246B2 JP00959293A JP959293A JP3438246B2 JP 3438246 B2 JP3438246 B2 JP 3438246B2 JP 00959293 A JP00959293 A JP 00959293A JP 959293 A JP959293 A JP 959293A JP 3438246 B2 JP3438246 B2 JP 3438246B2
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉛蓄電池、特に自動車用
鉛蓄電池(以下「自動車用電池」という)の極板群スト
ラップを形成する際に、複数の極板耳部をこれと一体に
接続するキャストオン方式による極板群の溶接方法およ
びその装置の改良に関するものである。
鉛蓄電池(以下「自動車用電池」という)の極板群スト
ラップを形成する際に、複数の極板耳部をこれと一体に
接続するキャストオン方式による極板群の溶接方法およ
びその装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は極板とストラップとの溶接部分を
示したもので、複数の陰極板1の耳部1aがストラップ
2に溶接されている。3はセル間接続導体である。この
ようにストラップ2を介して同極性の複数の極板耳部を
相互に接続する作業を通常は極板群溶接または群溶接と
呼んでおり、その手段として従来キャストオン方式が広
く用いられている。図4は、キャストオン方式による極
板群溶接の説明図である。この方式は、まづ鋳型4をス
トラップ2及びセル間接続導体3を形成するための溶湯
鉛7の融点以下の適当な温度に加熱しておく。次に杓5
によって前記鋳型4の凹部6に溶湯鉛7を注入する。言
うまでもなく、鋳型4の温度はそれ以下であるため、溶
湯鉛7の温度は鋳型4に注入すると同時に大きな速度で
低下し始める。その後極板群8を鋳型4に向かって降下
させ、該鋳型4内の溶湯鉛7が凝固する前の適当な温度
になった時に耳部1aを溶湯鉛7中に浸漬する。このよ
うな状態のなかで溶湯鉛7が凝固すると、ストラップ
2、セル間接続導体3、耳部1aのそれぞれが溶接一体
化された極板群8aが出来上がる。
示したもので、複数の陰極板1の耳部1aがストラップ
2に溶接されている。3はセル間接続導体である。この
ようにストラップ2を介して同極性の複数の極板耳部を
相互に接続する作業を通常は極板群溶接または群溶接と
呼んでおり、その手段として従来キャストオン方式が広
く用いられている。図4は、キャストオン方式による極
板群溶接の説明図である。この方式は、まづ鋳型4をス
トラップ2及びセル間接続導体3を形成するための溶湯
鉛7の融点以下の適当な温度に加熱しておく。次に杓5
によって前記鋳型4の凹部6に溶湯鉛7を注入する。言
うまでもなく、鋳型4の温度はそれ以下であるため、溶
湯鉛7の温度は鋳型4に注入すると同時に大きな速度で
低下し始める。その後極板群8を鋳型4に向かって降下
させ、該鋳型4内の溶湯鉛7が凝固する前の適当な温度
になった時に耳部1aを溶湯鉛7中に浸漬する。このよ
うな状態のなかで溶湯鉛7が凝固すると、ストラップ
2、セル間接続導体3、耳部1aのそれぞれが溶接一体
化された極板群8aが出来上がる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなキャストオ
ン方式は一種の“鋳ぐるみ”であるが、きわめて高い技
術レベルが要求される。その第1の理由は、キャストオ
ン方式といわれる溶接法は“溶接開始から終了するまで
の全過程が過渡的な状態の中で進行する”という点にあ
る。このことは溶接法自体が本質的に不安定要素を有し
ており、安定した溶接結果が得難い事を意味している。
その代表的なものが耳部1aの鋳型4内への浸漬であ
り、100〜200℃/sという大きな速度で冷却中の
溶湯鉛7中に耳部1aを浸漬するために、そのタイミン
グが僅かに違っても、耳部1aは過剰溶解して溶断した
り、逆に溶湯鉛7の温度が低くなり過ぎてストラップ2
の内部にボイドが残留、または耳部1aの側面が溶接さ
れずに隙間が存在する等の欠陥が発生することになる。
第2の理由は被溶接材料の組み合わせにある。すなわ
ち、耳部1aもこれを鋳ぐるむ溶湯鉛7も共に鉛基合金
であり、両者の融点に大きな差がない。例えば銅線を互
いに半田付けする場合を考えてみよう。銅の融点は約1
080℃であるのに対して、代表的な半田のそれは約1
80℃である。半田付け時に銅線は半田の中に置かれる
わけであるが、半田付けの温度、すなわち溶融半田の温
度は230〜250℃であり、銅線の融点に比べて十分
に低いために、半田付け中に銅線が溶融することは実質
的にないといってよい。一方、キャストオン方式の場合
は、例えば耳部1aを構成するPb−0.07Ca−
0.5Sn合金の融点は325℃、ストラップ2を構成
するPb−2.7Sb−0.2As合金のそれは、30
5℃(液相線温度=凝固開始温度)である。前述したキ
ャストオン時の溶接欠陥の発生防止を考慮すると、溶湯
鉛7が十分な流動性を維持している温度領域にある時に
耳部1aを浸漬しなければならない。そのような溶湯鉛
7の温度は例えば350℃以上になるわけで、これは前
記耳部1aの融点より十分に高い。ここにキャストオン
方式による溶接法の本質的な難しさがあるわけで、鋳型
4の凹部6への浸漬後の耳部1aの温度上昇を厳密に制
御しないと耳部1aが過剰に溶融してしまい、ストラッ
プ2と溶接一体化することが出来ないことになる。
ン方式は一種の“鋳ぐるみ”であるが、きわめて高い技
術レベルが要求される。その第1の理由は、キャストオ
ン方式といわれる溶接法は“溶接開始から終了するまで
の全過程が過渡的な状態の中で進行する”という点にあ
る。このことは溶接法自体が本質的に不安定要素を有し
ており、安定した溶接結果が得難い事を意味している。
その代表的なものが耳部1aの鋳型4内への浸漬であ
り、100〜200℃/sという大きな速度で冷却中の
溶湯鉛7中に耳部1aを浸漬するために、そのタイミン
グが僅かに違っても、耳部1aは過剰溶解して溶断した
り、逆に溶湯鉛7の温度が低くなり過ぎてストラップ2
の内部にボイドが残留、または耳部1aの側面が溶接さ
れずに隙間が存在する等の欠陥が発生することになる。
第2の理由は被溶接材料の組み合わせにある。すなわ
ち、耳部1aもこれを鋳ぐるむ溶湯鉛7も共に鉛基合金
であり、両者の融点に大きな差がない。例えば銅線を互
いに半田付けする場合を考えてみよう。銅の融点は約1
080℃であるのに対して、代表的な半田のそれは約1
80℃である。半田付け時に銅線は半田の中に置かれる
わけであるが、半田付けの温度、すなわち溶融半田の温
度は230〜250℃であり、銅線の融点に比べて十分
に低いために、半田付け中に銅線が溶融することは実質
的にないといってよい。一方、キャストオン方式の場合
は、例えば耳部1aを構成するPb−0.07Ca−
0.5Sn合金の融点は325℃、ストラップ2を構成
するPb−2.7Sb−0.2As合金のそれは、30
5℃(液相線温度=凝固開始温度)である。前述したキ
ャストオン時の溶接欠陥の発生防止を考慮すると、溶湯
鉛7が十分な流動性を維持している温度領域にある時に
耳部1aを浸漬しなければならない。そのような溶湯鉛
7の温度は例えば350℃以上になるわけで、これは前
記耳部1aの融点より十分に高い。ここにキャストオン
方式による溶接法の本質的な難しさがあるわけで、鋳型
4の凹部6への浸漬後の耳部1aの温度上昇を厳密に制
御しないと耳部1aが過剰に溶融してしまい、ストラッ
プ2と溶接一体化することが出来ないことになる。
【0004】図5は、キャストオン方式による極板群溶
接部断面(極板の耳部の厚さ方向に直角な断面)状態を
示したものである。便宜的にストラップ2がPb−Sb
系合金、極板の耳部1aがPb−Ca系合金からなる陰
極板群溶接部(陰極板が溶接されている群溶接部を言
う)について説明する。図5(A)は良好な溶接がなさ
れた場合のそれである。この溶接では、耳部1aを鋳型
4の凹部6内の溶湯鉛7中に浸漬した際に耳部1aが溶
融するが、決して過剰ではなく、耳部1aの耳部先端1
bはストラップ2の十分内部に位置している。この状態
での耳部先端1bの近傍(上部)にはPb−Sb系合金
とPb−Ca系合金との混合領域9が存在する。しか
し、この混合領域9は決して大きくない。また、ストラ
ップ2内に位置する耳部1aの耳部側面1cには、耳部
1a自体が溶融した形跡は認められない。しかしなが
ら、溶融鉛7が耳部1aに十分に濡れて、ストラップ2
と耳部1aとは接するが如き状態で溶接されており、耳
部側面1cとストラップ2との間には隙間は全く存在し
ない。さらにストラップ底面2aにおける耳部1aの付
け根には、溶湯鉛7が耳部1aに十分に濡れたことを裏
付けるフィレット2bが形成されている。図5(B)は
好ましからざる溶接状態の一例であり、耳部1aを浸漬
するタイミングが早すぎた場合である。この溶接では、
耳部1aの浸漬時の溶湯鉛7の温度が高すぎるため、耳
部1aが過剰に溶融している。この結果、前述した混合
領域9も大きくなり、図5(B)にあるようにストラッ
プ底面2aに露出する場合も生じてくる。
接部断面(極板の耳部の厚さ方向に直角な断面)状態を
示したものである。便宜的にストラップ2がPb−Sb
系合金、極板の耳部1aがPb−Ca系合金からなる陰
極板群溶接部(陰極板が溶接されている群溶接部を言
う)について説明する。図5(A)は良好な溶接がなさ
れた場合のそれである。この溶接では、耳部1aを鋳型
4の凹部6内の溶湯鉛7中に浸漬した際に耳部1aが溶
融するが、決して過剰ではなく、耳部1aの耳部先端1
bはストラップ2の十分内部に位置している。この状態
での耳部先端1bの近傍(上部)にはPb−Sb系合金
とPb−Ca系合金との混合領域9が存在する。しか
し、この混合領域9は決して大きくない。また、ストラ
ップ2内に位置する耳部1aの耳部側面1cには、耳部
1a自体が溶融した形跡は認められない。しかしなが
ら、溶融鉛7が耳部1aに十分に濡れて、ストラップ2
と耳部1aとは接するが如き状態で溶接されており、耳
部側面1cとストラップ2との間には隙間は全く存在し
ない。さらにストラップ底面2aにおける耳部1aの付
け根には、溶湯鉛7が耳部1aに十分に濡れたことを裏
付けるフィレット2bが形成されている。図5(B)は
好ましからざる溶接状態の一例であり、耳部1aを浸漬
するタイミングが早すぎた場合である。この溶接では、
耳部1aの浸漬時の溶湯鉛7の温度が高すぎるため、耳
部1aが過剰に溶融している。この結果、前述した混合
領域9も大きくなり、図5(B)にあるようにストラッ
プ底面2aに露出する場合も生じてくる。
【0005】一般的に、どのような溶接法においても
“ヒートバランスを最適化する”と言うことが重要であ
るが、キャストオン方式はこれが極めて難しい溶接法で
あると言うことが以上の説明から理解されよう。それ
故、従来上記した“ヒートバランスの最適化”を中心
に、信頼性の高い極板群溶接部を得るための努力がいろ
いろ行なわれてきた。それらは例えば、特開平1−29
2750号公報に開示されている溶湯鉛量の安定化に関
する技術や特開平3−133054号公報に開示されて
いる耳部の溶融防止に関する技術等である。しかしなが
ら、これらの技術はそれなりの効果は認められるものの
生産性を低下させる等実用面では必ずしも満足できるも
のではない。
“ヒートバランスを最適化する”と言うことが重要であ
るが、キャストオン方式はこれが極めて難しい溶接法で
あると言うことが以上の説明から理解されよう。それ
故、従来上記した“ヒートバランスの最適化”を中心
に、信頼性の高い極板群溶接部を得るための努力がいろ
いろ行なわれてきた。それらは例えば、特開平1−29
2750号公報に開示されている溶湯鉛量の安定化に関
する技術や特開平3−133054号公報に開示されて
いる耳部の溶融防止に関する技術等である。しかしなが
ら、これらの技術はそれなりの効果は認められるものの
生産性を低下させる等実用面では必ずしも満足できるも
のではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した如く、キャスト
オン方式は「溶接開始から終了するまでの全過程が過渡
的な状態の中で進行する」という特殊性を有しているた
め、鋳型4の温度、注湯時の溶湯鉛7の温度、耳部1a
を溶湯鉛7中に浸漬するタイミングなど、数多くの溶接
因子を極めて精度良く制御しなければならない。本発明
で特に重点課題としている混合領域9の生成を最少に抑
えるためには、前述した如く耳部1aの過剰溶融を絶対
に避けなければならない。
オン方式は「溶接開始から終了するまでの全過程が過渡
的な状態の中で進行する」という特殊性を有しているた
め、鋳型4の温度、注湯時の溶湯鉛7の温度、耳部1a
を溶湯鉛7中に浸漬するタイミングなど、数多くの溶接
因子を極めて精度良く制御しなければならない。本発明
で特に重点課題としている混合領域9の生成を最少に抑
えるためには、前述した如く耳部1aの過剰溶融を絶対
に避けなければならない。
【0007】ところで、発明者等はキャストオン方式に
よる極板群溶接時の現象解析から、耳部1aの溶融長さ
に関してきわめて興味深い事実を確認している。それは
「耳部1aの溶融長さは耳部1aが浸漬される時の溶湯
鉛7の温度に極めて大きく依存しており、例えば鋳型温
度のような他の溶接因子にはあまり影響されない」とい
うことである。本発明はこの解析結果に基づくものであ
り、過剰溶融を避けて耳部1aの溶融長さを一定の範囲
内に抑え込むために、極板群溶接工程中、まず鋳型4の
凹部6内に溶湯鉛7が注入された直後から適当な時間経
過した時刻に至るまでの溶湯温度を実測する。そしてこ
の間の溶湯温度の変化を基に、溶湯鉛7が凝固を開始す
る時刻に至るまでの溶湯温度の時間的変化を表す近似式
を算出する。次にこの近似式によって、溶湯鉛7が耳部
1aを浸漬するに最適な温度(耳部浸漬温度)に至る時
刻を決定する。そしてその時刻に於いて耳部1aが溶湯
鉛7中に浸漬されるように極板群8の降下速度を制御し
ようとするものである。
よる極板群溶接時の現象解析から、耳部1aの溶融長さ
に関してきわめて興味深い事実を確認している。それは
「耳部1aの溶融長さは耳部1aが浸漬される時の溶湯
鉛7の温度に極めて大きく依存しており、例えば鋳型温
度のような他の溶接因子にはあまり影響されない」とい
うことである。本発明はこの解析結果に基づくものであ
り、過剰溶融を避けて耳部1aの溶融長さを一定の範囲
内に抑え込むために、極板群溶接工程中、まず鋳型4の
凹部6内に溶湯鉛7が注入された直後から適当な時間経
過した時刻に至るまでの溶湯温度を実測する。そしてこ
の間の溶湯温度の変化を基に、溶湯鉛7が凝固を開始す
る時刻に至るまでの溶湯温度の時間的変化を表す近似式
を算出する。次にこの近似式によって、溶湯鉛7が耳部
1aを浸漬するに最適な温度(耳部浸漬温度)に至る時
刻を決定する。そしてその時刻に於いて耳部1aが溶湯
鉛7中に浸漬されるように極板群8の降下速度を制御し
ようとするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、例えば鋳型の凹部への溶湯鉛
注入時の溶湯温度のばらつきに影響されることなく、常
に一定の温度で溶湯鉛中に極板群の耳部を浸漬すること
が可能である。このために耳部の過剰溶融は完全に防止
することができ、先に述べた極板群溶接部での腐食の問
題も完全に解決が図れる。
注入時の溶湯温度のばらつきに影響されることなく、常
に一定の温度で溶湯鉛中に極板群の耳部を浸漬すること
が可能である。このために耳部の過剰溶融は完全に防止
することができ、先に述べた極板群溶接部での腐食の問
題も完全に解決が図れる。
【0009】
【実施例】実施例について説明する。図1はある温度の
鋳型4の凹部6に注入された溶湯鉛7の特定の場所の、
注湯直後から凝固開始までの温度変化を示した冷却曲線
である。図1において時刻tc、温度Tcはそれぞれキャ
ストオン時に極板群8の耳部1aを浸漬する時刻、同温
度、また時刻td、温度Tdはそれぞれ溶湯鉛7が凝固を
開始する時刻、同温度である。我々は多くの実験によっ
て温度Tが時間tの3次関数となることを確認してお
り、この冷却曲線は一般に次の(1)式で表わされる。
鋳型4の凹部6に注入された溶湯鉛7の特定の場所の、
注湯直後から凝固開始までの温度変化を示した冷却曲線
である。図1において時刻tc、温度Tcはそれぞれキャ
ストオン時に極板群8の耳部1aを浸漬する時刻、同温
度、また時刻td、温度Tdはそれぞれ溶湯鉛7が凝固を
開始する時刻、同温度である。我々は多くの実験によっ
て温度Tが時間tの3次関数となることを確認してお
り、この冷却曲線は一般に次の(1)式で表わされる。
【0010】
T=at3+bt2+ct+d ……… (1)
鋳型4の凹部6に注入後の溶湯鉛7の表面の特定な場所
の温度が数式で表されると言うことは、溶湯鉛7が目的
の温度になる時刻が把握できると言うことである。換言
すると過剰溶融が生じないような最適な温度が予め把握
できていれば、耳部1aを鋳型4の凹部6内の溶湯鉛7
内に浸漬すべき時刻を知ることが出来るということであ
る。本発明はこの点に着目したもので、予め耳部浸漬温
度を求めておき、鋳型4の凹部6内に注入された溶湯鉛
7がこの温度になる時刻に、耳部1aが溶湯鉛7中に浸
漬されるように極板群8を降下させることを基本として
いる。
の温度が数式で表されると言うことは、溶湯鉛7が目的
の温度になる時刻が把握できると言うことである。換言
すると過剰溶融が生じないような最適な温度が予め把握
できていれば、耳部1aを鋳型4の凹部6内の溶湯鉛7
内に浸漬すべき時刻を知ることが出来るということであ
る。本発明はこの点に着目したもので、予め耳部浸漬温
度を求めておき、鋳型4の凹部6内に注入された溶湯鉛
7がこの温度になる時刻に、耳部1aが溶湯鉛7中に浸
漬されるように極板群8を降下させることを基本として
いる。
【0011】ところで、数多くの極板群8を順次溶接し
てゆく場合を考える時、全ての溶接因子が厳密に制御さ
れるならば、上記(1)式の係数a,b,c,dそれぞ
れに対して常に一定の値a1,b1,c1,d1が決まるわ
けで、上記特定場所の温度変化は次の(2)式で表わさ
れることは言うまでもない。
てゆく場合を考える時、全ての溶接因子が厳密に制御さ
れるならば、上記(1)式の係数a,b,c,dそれぞ
れに対して常に一定の値a1,b1,c1,d1が決まるわ
けで、上記特定場所の温度変化は次の(2)式で表わさ
れることは言うまでもない。
【0012】
T=a1t3+b1t2+c1t+d1 ……… (2)
しかしながら、溶接因子の中には制御が容易でないもの
もあるわけで、実際には溶接の都度それらは何某か変動
するものと考えねばならない。このことは溶接の度に係
数が異なることを意味しており、上記(2)式に予め設
定した耳部浸漬温度T=Tc を代入して得られる時刻は
常に妥当なものとは限らないことになる。上記の点を解
決するために、本発明では上記(1)式の係数を溶接の
度毎に計算し直し、新たに求めた係数を有する式に耳部
浸漬温度を代入して得られた時刻に耳部1aを浸漬する
ようにした。
もあるわけで、実際には溶接の都度それらは何某か変動
するものと考えねばならない。このことは溶接の度に係
数が異なることを意味しており、上記(2)式に予め設
定した耳部浸漬温度T=Tc を代入して得られる時刻は
常に妥当なものとは限らないことになる。上記の点を解
決するために、本発明では上記(1)式の係数を溶接の
度毎に計算し直し、新たに求めた係数を有する式に耳部
浸漬温度を代入して得られた時刻に耳部1aを浸漬する
ようにした。
【0013】その具体的な作業概要について、図1と図
2で説明する。先ず溶湯鉛7が鋳型4の凹部6内に注入
された直後の時刻taから時刻tbに至るまでの時刻
ta,ta 1,ta2,tbにおける各温度Ta,Ta1,
Ta2,Tbを温度測定装置10で測定し、各々の値を
(1)式に代入して係数を計算する。これはa,b,
c,dに関する4元1次連立方程式を解くことになる。
この計算は溶接過程が進行する中でコンピュータ11を
用いて瞬時に行い、新たに得られたa,b,c,dの値
を用いた(1)式を決定する。即ち、これによって真に
その溶接における冷却曲線が近似されるわけである。こ
の(1)式のTに予め決定しておいた耳部浸漬温度Tc
を代入し計算することにより、これに対応する時刻すな
わち耳部浸漬時刻tcを決定する。次に決定した耳部浸
漬時刻tcをもとに極板群8の耳部1aの降下速度を決
定する。これは例えば図1の時刻tb1から上述した過程
を経て決定された耳部浸漬時刻tcまでの時間(tc−t
b1)ならびに極板群8の時刻tb1における位置から耳部
1aを浸漬して停止する位置までの距離を基に計算して
決定する。以上の計算は全て溶接過程途上において行な
うわけで、勿論すべてコンピュータ11に行なわせるも
のである。こうして決定した極板群8の降下速度を、指
令として極板群降下速度制御装置12へ送る。該極板群
降下制御装置12はこの指令を受て、極板群降下装置1
3を駆動させ前記の速度で極板群8を降下、時刻tcに
おいて耳部1aを鋳型4の凹部6内の溶湯鉛7中に浸漬
する。
2で説明する。先ず溶湯鉛7が鋳型4の凹部6内に注入
された直後の時刻taから時刻tbに至るまでの時刻
ta,ta 1,ta2,tbにおける各温度Ta,Ta1,
Ta2,Tbを温度測定装置10で測定し、各々の値を
(1)式に代入して係数を計算する。これはa,b,
c,dに関する4元1次連立方程式を解くことになる。
この計算は溶接過程が進行する中でコンピュータ11を
用いて瞬時に行い、新たに得られたa,b,c,dの値
を用いた(1)式を決定する。即ち、これによって真に
その溶接における冷却曲線が近似されるわけである。こ
の(1)式のTに予め決定しておいた耳部浸漬温度Tc
を代入し計算することにより、これに対応する時刻すな
わち耳部浸漬時刻tcを決定する。次に決定した耳部浸
漬時刻tcをもとに極板群8の耳部1aの降下速度を決
定する。これは例えば図1の時刻tb1から上述した過程
を経て決定された耳部浸漬時刻tcまでの時間(tc−t
b1)ならびに極板群8の時刻tb1における位置から耳部
1aを浸漬して停止する位置までの距離を基に計算して
決定する。以上の計算は全て溶接過程途上において行な
うわけで、勿論すべてコンピュータ11に行なわせるも
のである。こうして決定した極板群8の降下速度を、指
令として極板群降下速度制御装置12へ送る。該極板群
降下制御装置12はこの指令を受て、極板群降下装置1
3を駆動させ前記の速度で極板群8を降下、時刻tcに
おいて耳部1aを鋳型4の凹部6内の溶湯鉛7中に浸漬
する。
【0014】55D23形自動車用鉛蓄電池の陰極板群
の溶接部をキャストオン方式で形成するに当たり、本発
明による方法と従来の方法を適用して、得られた極板群
の溶接部の溶接状態を比較評価した。ストラップ合金の
材質はPb−2.7Sb−0.2Asであり、陰極板耳
部の材質はPb−0.07Ca−0.5Snである。ス
トラップの寸法は長さ32mm、幅17mm,厚さ8m
mである。また陰極板耳部の寸法は幅13mm、厚さ
1.3mm、ストラップ中への浸漬深さ(陰極板耳部が
全く溶融しないと仮定した時の長さ)は6mmである。
なお上記寸法のストラップには6枚の陰極板耳部を溶接
した。また陰極板耳部は溶接に先立ち表面を機械研削
し、十分に清浄かつ平滑化した。なお、陰極板耳部表面
の粗さの平均値は0.61ミクロンである。
の溶接部をキャストオン方式で形成するに当たり、本発
明による方法と従来の方法を適用して、得られた極板群
の溶接部の溶接状態を比較評価した。ストラップ合金の
材質はPb−2.7Sb−0.2Asであり、陰極板耳
部の材質はPb−0.07Ca−0.5Snである。ス
トラップの寸法は長さ32mm、幅17mm,厚さ8m
mである。また陰極板耳部の寸法は幅13mm、厚さ
1.3mm、ストラップ中への浸漬深さ(陰極板耳部が
全く溶融しないと仮定した時の長さ)は6mmである。
なお上記寸法のストラップには6枚の陰極板耳部を溶接
した。また陰極板耳部は溶接に先立ち表面を機械研削
し、十分に清浄かつ平滑化した。なお、陰極板耳部表面
の粗さの平均値は0.61ミクロンである。
【0015】キャストオンマシンの概要は次のようなも
のである。すなわち、本発明による方法、従来の方法い
ずれの場合にも同じ構造の鋳型4を使用しており、その
材質は鋳鉄(FCD材)製で、所定の位置に合計12箇
所の凹部6が形成されている。即ち一回の操作で自動車
用鉛蓄電池1個分の極板群溶接が出来るものである。ま
た、鋳型4の凹部6の内面には厚さ約0.3mmの塗型
(断熱層)を施してある。鋳型4の加熱には電熱ヒータ
を使用し、比例制御方式の温調を行っている。なお、本
発明による方法、従来方法ともに鋳型4の設定温度は1
50℃としたが、本発明による方法の場合のばらつきは
±4℃、従来の方法の場合のばらつきは±5℃であっ
た。
のである。すなわち、本発明による方法、従来の方法い
ずれの場合にも同じ構造の鋳型4を使用しており、その
材質は鋳鉄(FCD材)製で、所定の位置に合計12箇
所の凹部6が形成されている。即ち一回の操作で自動車
用鉛蓄電池1個分の極板群溶接が出来るものである。ま
た、鋳型4の凹部6の内面には厚さ約0.3mmの塗型
(断熱層)を施してある。鋳型4の加熱には電熱ヒータ
を使用し、比例制御方式の温調を行っている。なお、本
発明による方法、従来方法ともに鋳型4の設定温度は1
50℃としたが、本発明による方法の場合のばらつきは
±4℃、従来の方法の場合のばらつきは±5℃であっ
た。
【0016】溶湯鉛7の供給は本発明による方法、従来
の方法いずれの場合も杓式であり、溶湯供給位置(杓5
が傾いて鋳型4の凹部6に溶湯鉛7を注湯する時の極板
群8の降下位置)の制御精度は±0.2mm、杓5の傾
斜確度のそれは±1度である。なお、杓5から鋳型4の
凹部6に注入する際の溶湯鉛7の溶湯温度は520℃と
したが、そのばらつきは、本発明による方法の場合は9
〜17℃、従来の方法の場合のそれは8〜14℃であっ
た。温度測定装置10は非接触式であることが必要であ
るため、赤外線検知式のものを使用した。赤外線センサ
は極板群ホルダに取り付け、極板群8の極板の3枚目と
4枚目の耳部1aの間に存在する溶湯鉛7の温度を測定
した。なお、本実施例においては鋳型4の凹部6に溶湯
鉛7を注入後0.5s,0.8s,1.1sの3時点の
溶湯温度を測定している。また、耳部浸漬温度は360
℃を設定している。
の方法いずれの場合も杓式であり、溶湯供給位置(杓5
が傾いて鋳型4の凹部6に溶湯鉛7を注湯する時の極板
群8の降下位置)の制御精度は±0.2mm、杓5の傾
斜確度のそれは±1度である。なお、杓5から鋳型4の
凹部6に注入する際の溶湯鉛7の溶湯温度は520℃と
したが、そのばらつきは、本発明による方法の場合は9
〜17℃、従来の方法の場合のそれは8〜14℃であっ
た。温度測定装置10は非接触式であることが必要であ
るため、赤外線検知式のものを使用した。赤外線センサ
は極板群ホルダに取り付け、極板群8の極板の3枚目と
4枚目の耳部1aの間に存在する溶湯鉛7の温度を測定
した。なお、本実施例においては鋳型4の凹部6に溶湯
鉛7を注入後0.5s,0.8s,1.1sの3時点の
溶湯温度を測定している。また、耳部浸漬温度は360
℃を設定している。
【0017】なお、酸化膜の生成によって測温精度が低
下することが判明したため、鋳型4の凹部6にある溶湯
鉛7の表面には不活性ガス(Ar)を吹き付けながら溶
接した。耳部浸漬時刻および極板群8の降下速度の決定
のためのコンピュータ11には、アップル社製IIci
(HD:80MB,RAM:8MB)を使用した。また
極板群降下速度制御装置12および極板群降下装置13
であるが、本発明による方法に用いたものは12個の極
板群8の降下速度を個別に制御するものであり、従来の
方法のそれは12個の極板群8全体が設定された速度で
同時に降下するような制御を行なうものである。なお極
板群降下装置13はいずれもサーボモータによる駆動方
式を採用している。次に本発明による方法と従来の方法
によりそれぞれ504群の極板群8を溶接し、その溶接
状態を評価した結果を表1に示す。
下することが判明したため、鋳型4の凹部6にある溶湯
鉛7の表面には不活性ガス(Ar)を吹き付けながら溶
接した。耳部浸漬時刻および極板群8の降下速度の決定
のためのコンピュータ11には、アップル社製IIci
(HD:80MB,RAM:8MB)を使用した。また
極板群降下速度制御装置12および極板群降下装置13
であるが、本発明による方法に用いたものは12個の極
板群8の降下速度を個別に制御するものであり、従来の
方法のそれは12個の極板群8全体が設定された速度で
同時に降下するような制御を行なうものである。なお極
板群降下装置13はいずれもサーボモータによる駆動方
式を採用している。次に本発明による方法と従来の方法
によりそれぞれ504群の極板群8を溶接し、その溶接
状態を評価した結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】上記表1から明らかな如く、本発明を適用
することによって極板群8の耳部1aの過剰溶融は著し
く抑制され、延いては高温耐食性に優れた信頼性の高い
鉛蓄電池を製造することが可能となった。
することによって極板群8の耳部1aの過剰溶融は著し
く抑制され、延いては高温耐食性に優れた信頼性の高い
鉛蓄電池を製造することが可能となった。
【0020】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、鋳型の
凹部内の溶湯鉛中に常に一定温度で極板群の耳部を浸漬
することが可能であり、耳部の過剰溶融を防止すること
ができる。そのため高温耐蝕性に優れ、信頼性の高い鉛
蓄電池を得ることができる等工業的価値甚だ大なるもの
である。
凹部内の溶湯鉛中に常に一定温度で極板群の耳部を浸漬
することが可能であり、耳部の過剰溶融を防止すること
ができる。そのため高温耐蝕性に優れ、信頼性の高い鉛
蓄電池を得ることができる等工業的価値甚だ大なるもの
である。
【図1】鋳型の凹部に注入された溶湯鉛の注湯から凝固
開始までの温度変化を表した曲線図である。
開始までの温度変化を表した曲線図である。
【図2】作業概要図である。
【図3】極板とストラップとの溶接部分を示し、(A)
は上面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
は上面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図4】キャストオン法による極板群の溶接方法の説明
図であり、(A)は鋳型の凹部の溶湯鉛中に極板群の耳
部を浸漬する前の状態を示し、(B)は同浸漬後の状態
を示している。
図であり、(A)は鋳型の凹部の溶湯鉛中に極板群の耳
部を浸漬する前の状態を示し、(B)は同浸漬後の状態
を示している。
【図5】キャストオン法で溶接した極板群の溶接部の断
面図で、(A)は良好な溶接状態を示し、(B)は好ま
しくない溶接状態を示している。
面図で、(A)は良好な溶接状態を示し、(B)は好ま
しくない溶接状態を示している。
1aは耳部、4は鋳型、5は杓、6は凹部、7は溶湯
鉛、8,8aは極板群、10は温度測定装置、11はコ
ンピュータ、12は極板群降下速度制御装置、13は極
板群降下装置。
鉛、8,8aは極板群、10は温度測定装置、11はコ
ンピュータ、12は極板群降下速度制御装置、13は極
板群降下装置。
Claims (5)
- 【請求項1】キャストオン方式による極板群溶接工程
中、先ず、鋳型の凹部内に溶湯鉛が注入された直後から
適当な時間経過した時刻に至るまでの溶湯鉛温度を実測
し、この間の溶湯鉛温度の時間的変化を基に、前記溶湯
鉛が凝固を開始する時刻に至るまでの溶湯鉛温度の時間
的変化を表わす近似式を算出し、次いで、この近似式に
よって、前記溶湯鉛が前記極板群の耳部を浸漬するに最
適な温度に至る時刻を決定し、その時刻において前記極
板群の耳部が前記溶湯鉛中に浸漬されるように前記極板
群の降下速度を制御することを特徴とする鉛蓄電池極板
群の溶接方法。 - 【請求項2】前記近似式は、T=at 3 +bt 2 +ct
+d(Tは溶湯鉛温度、tは鋳型の凹部内に溶湯鉛が注
入されてからの時間、a,b,c,dは係数)で表わさ
れるものであることを特徴とする請求項1に記載の鉛蓄
電池極板群の溶接方法。 - 【請求項3】前記鋳型の凹部に注入された溶湯鉛の表面
を不活性ガスで被覆しながら溶接する請求項1又は2に
記載鉛蓄電池極板群の溶接方法。 - 【請求項4】溶湯鉛の温度を測定する装置と、鋳型の凹
部内に前記溶湯鉛が注入された直後から適当な時間経過
した時刻に至るまでの溶湯鉛温度の時間的変化を基に、
前記溶湯鉛が凝固を開始する時刻に至るまでの溶湯鉛温
度の時間的変化を表わす近似式を算出し、この近似式に
よって、前記溶湯鉛が極板群の耳部を浸漬するに最適な
温度に至る時刻を決定する装置と、該装置からの指令に
基づいて前記極板群の降下速度を制御する装置と、極板
群降下装置をそなえることを特徴とする鉛蓄電池極板群
の溶接装置。 - 【請求項5】前記溶湯鉛の温度を測定する装置が溶湯鉛
表面から放出される赤外線を検知する方式である請求項
4に記載の鉛蓄電池極板群の溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00959293A JP3438246B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 鉛蓄電池極板群の溶接方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00959293A JP3438246B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 鉛蓄電池極板群の溶接方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06223809A JPH06223809A (ja) | 1994-08-12 |
JP3438246B2 true JP3438246B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=11724603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00959293A Expired - Fee Related JP3438246B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 鉛蓄電池極板群の溶接方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3438246B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103264154A (zh) * | 2013-05-14 | 2013-08-28 | 超威电源有限公司 | 一种外化成蓄电池制作工艺 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4538922B2 (ja) * | 2000-08-21 | 2010-09-08 | 新神戸電機株式会社 | キャストオンストラップ溶接装置及びキャストオンストラップ溶接方法 |
JP2002343334A (ja) * | 2001-05-16 | 2002-11-29 | Japan Storage Battery Co Ltd | 鉛蓄電池およびその製造方法 |
JP5772497B2 (ja) * | 2011-10-24 | 2015-09-02 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
JP5817031B1 (ja) * | 2014-10-31 | 2015-11-18 | 新神戸電機株式会社 | 鉛蓄電池用極板群の製造方法及び鉛蓄電池用極板の酸化被膜除去方法 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP00959293A patent/JP3438246B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103264154A (zh) * | 2013-05-14 | 2013-08-28 | 超威电源有限公司 | 一种外化成蓄电池制作工艺 |
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JPH06223809A (ja) | 1994-08-12 |
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