JPS5847257B2 - クラツド鋼塊の製造方法 - Google Patents

クラツド鋼塊の製造方法

Info

Publication number
JPS5847257B2
JPS5847257B2 JP13717880A JP13717880A JPS5847257B2 JP S5847257 B2 JPS5847257 B2 JP S5847257B2 JP 13717880 A JP13717880 A JP 13717880A JP 13717880 A JP13717880 A JP 13717880A JP S5847257 B2 JPS5847257 B2 JP S5847257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
molten
steel
molten steel
clad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13717880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5762839A (en
Inventor
隆雄 唐松
康太 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP13717880A priority Critical patent/JPS5847257B2/ja
Publication of JPS5762839A publication Critical patent/JPS5762839A/ja
Publication of JPS5847257B2 publication Critical patent/JPS5847257B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエレクトロスラグ溶接法を利用したクラッド鋼
塊の製造方法に関する。
普通鋼板にステンレス鋼、ニッケル基合金等の異種金属
板を重ね合わせたクラツド鋼板は、普通鋼板が構造用母
材としての強度を有し、またステンレス鋼板等が耐食性
を有するので、反応槽、高圧釜、熱交換器等を使用する
重化学工業及び食品、土木、造船、原子力等の種々の分
野において広く使用されている。
このクラツド鋼板の製造に供する鋼塊の製造方法として
は、第3図に示す如き方法が知られている。
即ち、フロアに設置された定盤13上に台盤12が、そ
してまた台盤12上に鋳鉄製の角筒状の鋳型11が載置
されており、鋳型11の上縁には支持板6が支架されて
いて、この支持板6にはステンレス鋼からなるクラツド
板4が吊支されている。
該クラツド板4を鋳型11の側壁との間に介在させるよ
うにして、電極板5が支持棒7に吊支され、この電極板
5及びクラツド板4には、溶接電源が接続されている。
そして定盤13に内設された湯道13a、台盤12中夫
に開設された湯口12aを経て鋳型11内へ下注された
溶鋼1上に、溶融スラグ2を40〜60mrn程度の厚
さに浮遊させ、電極板5の下端が溶融スラグ2内に位置
するように調節しrjから、クラッド板4−電極板5間
に通電して、両者間に介在する溶融スラグ2の抵抗によ
る発熱にてクラツド板4の表層部を軟化溶融せしめるこ
とにより、溶!d41の湯面が上昇してクラツド板40
表面が溶鋼1に覆われた際に、クラツド板4の表層部と
溶!1ii11とが混融し、注入溶鋼が占める部分と予
め鋳型内に挿入設置したクラツド板4との境界が消失し
て、ステンレス鋼部分と普通鋼部分との接着性が極めて
優れているクラッド鋼塊を製造せんとする方法である。
然るところこのような方法においては、電極板5を溶融
スラグ2中に略々一定の深さに浸漬しておくため、溶融
スラグ浴は40〜60mm程度の深さを確保する必要が
ある。
従って通電開始迄に大量の溶融スラグを用意する必要が
あり、特別な設備を要していた。
また溶融スラグは、溶gA1が鋳型11と接触して凝固
した鋼塊外表面と鋳型11との間に残留又は侵入して消
耗するので、適宜フラックスを補給してスラグ浴深さを
上記した範囲内に保持する必要があるが、湯面又はスラ
グ浴深さの検出及び補給量の調節が難しいという問題が
あった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、多
量の溶融スラグを要することなく、鋳込開始後可及的速
やかに電極−クラツド板間の通電状態を安定せしめ、ま
たスラグ浴深さの制御が容易であり、溶鋼鋳込中の全期
間にわたって溶鋼とクラツド板との間に良好た溶接を行
い、作業性及び生産性を向上し得るエレクトロスラグ溶
接によるクラッド鋼塊の製造方法を提供することを目的
とする。
本発明に係るクラッド鋼塊の製造方法は、下注方式の鋳
型内に配したクラツド板と電極との間に、溶鋼上に浮遊
させた溶融スラグを介して通電することによりクラッド
鋼塊を製造する方法において、前記溶融スラグと略々等
しい比重を有する湯面被覆板を浮遊せしめることを特徴
とする。
以下本発明方法を図面に基いて説明する。
第1図は本発明方法の実施状態を示す立断面図、第2図
はその平面図である。
下注造塊設備の定盤13上に複数の台盤12(図には1
基のス現われている)が載置されており、台盤12上に
は鋳鉄製の角筒状の鋳型11が夫々載置されている。
そして台盤12の中央に開設された湯口12aは、定盤
13の厚み方向略中央に内設された湯道13aによって
、注入管(図示せず)に連通連結されており、注入管に
注入された取鍋(図示せず)内の溶鋼は、湯道13aを
経て複数の鋳型11(図には1基のみ現われている)に
分配供給されるようになっている。
而して鋳型11内には、鋳型11の上縁に支架された支
持板6に吊支させ、ステンレス−鋼からたるクラツド板
4を、鋳型11の広辺側壁に沿わせて位置させである。
更に支持棒7に各吊支せしめた、普通鋼からたる4枚の
電極板5を、クラツド板4との間に適宜の間隙を存せし
めるようにして、その幅方向に並置しである。
支持棒7は電極昇降装置(図示せず)に支承されていて
、4枚の電極板5をクラツド板4との間に間隙を保持さ
せたまま上下動せしめ、その上下位置を調節できるよう
にたっており、溶鋼1の鋳型内鋳込開始前においては、
電極板5の下端(2点鎖線にて示す)をクラツド板4の
下端(破線にて示す)近傍に位置せしめておく。
而して溶鋼鋳込開始前の鋳型11内には、これらクラツ
ド板4及び電極板5配設位置を除く部分に、湯面被覆板
3(2点鎖線にて示す)を存置せしめておく。
湯面被覆板3は下層の被覆剤層3a、中層の保温層3b
及び上層の比重調節層3cを、ボルトによる固着又は耐
熱接着剤による接着にて、多層構造としたものであり、
その平面形状は鋳型11の内周面に沿う形状から、クラ
ツド板4及び電極板5が占める部分をくり抜いた形状と
なっている。
被覆剤層3aは、通常の下注造塊法において使田される
粉末状又は顆粒状の被覆剤を、耐熱接着剤により固型状
に成型したものである。
保温層3bは、溶鋼又は溶融スラグの保有熱によって溶
融することかたく、また上層の比重調節層3cに対する
断熱層として作用するものである。
また比重調節層3cは、被覆剤層3a、保温層3b及び
比重調節層3cからなる湯面被覆板3全体の比重を溶融
スラグ2の比重と略等しくして、湯面被覆板3を、被覆
剤層3aが溶鋼1内に沈んだ状態で、溶鋼1に浮遊せし
めるべく設けられる。
これら湯面被覆板3を構成する各層の材質及び比重、厚
みは、例えば下記のとおりである。
また溶鋼熱により焼失する素材よりたる収納袋2aに、
粉末状又は顆粒状の溶接フラックスを収納して、溶鋼鋳
込開始前の鋳型11内に存置しておく。
このようにしてクラツド板4及び電極板5を鋳型内に垂
設し、また湯面被覆板3及び溶接フラックスを鋳型内に
存置した上で、湯道13a経由で溶鋼1を下注する。
そうすると溶鋼1の保有熱により収納袋2aが焼失し、
収納されていた溶接フラックスは、溶鋼面一ヒに浮遊し
、更に溶鋼熱によって溶融して溶融スラグ2となる一方
、湯面被覆板3はその下側が溶鋼内に沈んだ状態で溶m
1に浮遊し、溶鋼1の湯面上昇と共に上昇してくる。
湯面被覆板3の比重は3程度と溶融スラグ2の比重と略
同−であるから、湯面被覆板3は専ら溶鋼内に沈んだ部
分が溶lA1から受ける浮力によって浮遊するので、湯
面被覆板3の厚み164闘の内、溶鋼内に沈んでいる部
分は下端から60〜70mm程度、即ち略々被覆剤層3
aの部分である。
また溶融スラグ2の浴深さは通常40〜601n7n程
度であるので、湯面被覆板3は比重調節層3c及び保温
層3bの一部が溶融スラグ面上に露出した状態で溶鋼に
浮遊している。
このように従来方法においては、溶融スラグ2が、その
全面に亘って覆っていた溶鋼面の大部分の領域を、湯面
被覆板3が占め、溶融スラグ2は電極板5、クラツド板
4周辺と鋳型内周面近傍の極くわずかの領域に存在して
いる状態で、溶鋼湯面の上昇と共に湯面被覆板3及び溶
融スラグ2が鋳型内を上昇する。
而して電極板5及びクラツド板4間が溶融スラグ2によ
り満たされた後、電極板5とクラツド板4との間に通電
を開始する。
そして溶鋼湯面の上昇に伴い、溶鋼湯面位置を湯面被覆
板3の位置を監視することにより検知しつつ、電極板5
と溶鋼1とが接触してアーク放電を起こすことがrjい
ように、その上昇分に見合うだけ電極板5を上昇せしめ
る。
また溶鋼湯面が上昇することにより、溶融スラグ2が鋳
型内周面に付着残留して消耗するが、湯面被覆板3の上
面と溶融スラグ2の湯面との相対位置を監視して溶融ス
ラグ2の浴深さの変動を検知し、この消耗外を補給して
一定の浴深さを確保する。
こうして溶鋼湯面が鋳型11内を上昇する間、電極板5
とクラツド板4との間に安定通電することにより、溶融
スラグ2の抵抗発熱によってクラツド板40表層部が加
熱されて溶融し、この溶融したクラツド板4の表層部が
溶鋼1に覆われたときに溶鋼1と混融し、溶鋼1が凝固
して得られる鋼塊においては、クラツド板4と注入溶鋼
が占める部分との境界が消失して、クラツド板4の溶着
状態が極めて優れた鋼塊となる。
たお湯面被覆板3の被覆剤層3aは、溶鋼湯面の上昇の
間に溶鋼熱によりしだいに溶融し、溶融した被覆剤は鋳
型11と溶鋼1との間に薄い溶融膜として介在して、溶
鋼1が鋳型11と接触するのを防しヒする作用をし、通
常の下注造塊法における被覆剤同様、鋼塊周面の表面性
状を良好にする効果を有する。
このように本発明方法においては、溶鋼湯面上の従来溶
融スラグに覆われていた領域の大部分を湯面被覆板3が
占め、溶融スラグ2は電極板5とクラツド板4との間等
、極く小領域に限定して存せしめるので、溶接フラック
スの使用量が従来の1/′5以下と極めて低下し、経済
的に有利なのは勿論のこと、鋳込開始時に溶融せしめる
溶接フラックスの量が小量でよいから、従来に比して極
めて速やかに、十分な深さの溶融スラグ浴を電極板クラ
ツド板間に形成することができ、鋳込初期の通電状態が
安定する迄に要する時間が短かく、従って通電不安定又
はスラグ浴の温度が低過ぎることに起因する、クラツド
板の溶着不良によって発生する鋼塊底部の不良切捨部を
、極めて少くすることができる。
ちたみに溶着不良による鋼塊底部の切捨廃却率は、従来
の12係(鋼塊底から300mm)に対して、2幅(鋼
塊底から50mrIL)へと低減した。
また湯面被覆板の上下位置を観察することにより、溶鋼
湯面位置を間接的に検知でき、更に湯面被覆板の上面と
溶融スラグ湯面との相対位置の観察により、スラグ浴深
さを検知できるので、溶融スラグの消耗に対して正確な
補給ができるため、スラグ浴深さを一定に保持すること
ができるから、スラグ浴がクラツド板の下部から上部へ
上昇する間の全期間に亘り、電極板をスラグ浴中に一定
の深さに浸漬せしめて、電極板−クラツド板間に安定通
電することができ、クラツド板の溶着状態を鋼塊底部か
ら頭部にかげて略々全面に亘り良好なものとすることが
できる。
ちなみにクラッド鋼塊を圧延して得たクラツド鋼板にお
いて、超音波探傷法による内部欠陥検査における不合格
品の発生率が、従来は30係程度であったものが、本発
明方法は2係へと低下し、更に欠陥部分の面積率は、従
来は1鋼板の全面積に対して平均25幅であったものが
、本発明方法は平均2係へと低下した。
以上詳述した如く本発明方法による場合は、クラツド板
の溶着状態が極めて優れたクラッド鋼塊を製造すること
ができ、また鋼塊歩留が高まり、生産性が向上する等、
本発明はエレクトロスラグ溶接法を利用したクラッド鋼
塊の製造技術の向上に多大の貢献をなすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施状態を示す立断面図、第2図
はその平面図、第3図は従来方法による鋼塊製造方法を
示す立断面図である。 1・・・溶鋼、2・・・溶融スラグ、3・・・湯面被覆
板、3a・・・被覆剤層、3b・・・保温層、3c・・
・比重調節層、4・・・クラツド板、5・・・電極板、
11・・・鋳型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下注方式の鋳型内に配したクラツド板と電極との間
    に、溶鋼上に浮遊させた溶融スラグを介して通電するこ
    とによりクラッド鋼塊を製造する方法において、前記溶
    融スラグと略々等しい比重を有する湯面被覆板を下面を
    溶鋼に接した状態で浮遊せしめることを特徴とするクラ
    ッド鋼塊の製造方法。
JP13717880A 1980-09-30 1980-09-30 クラツド鋼塊の製造方法 Expired JPS5847257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13717880A JPS5847257B2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 クラツド鋼塊の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13717880A JPS5847257B2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 クラツド鋼塊の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5762839A JPS5762839A (en) 1982-04-16
JPS5847257B2 true JPS5847257B2 (ja) 1983-10-21

Family

ID=15192631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13717880A Expired JPS5847257B2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 クラツド鋼塊の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5847257B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101941066A (zh) * 2010-10-15 2011-01-12 哈尔滨工业大学 用于电场处理下浇铸金属的陶瓷铸型及采用其浇铸钛铝基合金的方法
CN103962517A (zh) * 2013-02-05 2014-08-06 宝钢特钢有限公司 一种模铸大规格电极棒的浇注装置及其浇注方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69818658T2 (de) 1997-03-18 2004-08-12 Zakrytoe Aktsionernoe Obschestvo "Elmet-Rol-Gruppa Medovara" Verfahren zur beschichtung mittels des elektroschlackeverfahrens
CN113430453A (zh) * 2021-05-27 2021-09-24 南京钢铁股份有限公司 一种低密度复合钢板的制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101941066A (zh) * 2010-10-15 2011-01-12 哈尔滨工业大学 用于电场处理下浇铸金属的陶瓷铸型及采用其浇铸钛铝基合金的方法
CN103962517A (zh) * 2013-02-05 2014-08-06 宝钢特钢有限公司 一种模铸大规格电极棒的浇注装置及其浇注方法
CN103962517B (zh) * 2013-02-05 2016-03-30 宝钢特钢有限公司 一种模铸电极棒的浇注装置及其浇注方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5762839A (en) 1982-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3696228A (en) Pressure vessel and method of making
US4207454A (en) Method for electroslag welding of metals
CN102294451B (zh) 一种提高薄带连铸铸带质量的方法
JPS5847257B2 (ja) クラツド鋼塊の製造方法
JPH0320295B2 (ja)
PL98546B1 (pl) Nadstawka wlewnicy do wytwarzania wlewkow metoda elektrozuzlowa
JPS602141B2 (ja) クラツド鋼塊の製造方法
JP4519600B2 (ja) 電磁攪拌コイル
JPS6087959A (ja) 連続鋳造のパウダ供給方法およびその装置
US2895893A (en) Galvanic anode
KR100356174B1 (ko) 쌍롤식 연속박판 주조설비의 탕면 밀봉장치 및 방법
US3412782A (en) Process of producing clad slabs
US2226695A (en) Clad metal and method of making same
US3841387A (en) Method and apparatus for casting metal
JPH0255643A (ja) 金属薄帯の連続鋳造用ノズル
JPH10211546A (ja) ホットトップ鋳造法
SU1526889A1 (ru) Устройство дл разливки стали
JPH10330982A (ja) 金属箔電着ドラム
JP2002205152A (ja) 連続鋳造品の製造方法
FI69972C (fi) Kontinuerlig metallgjutning
RU2263003C2 (ru) Способ непрерывной разливки металла в электромагнитном кристаллизаторе
JPS5823536A (ja) 複層中空鋼塊の製造方法
JPH08276255A (ja) 連続鋳造用パウダー
JPS5919054A (ja) 金属薄板の連続鋳造方法
SU1022789A1 (ru) Способ электрошлаковой сварки