JPH0255643A - 金属薄帯の連続鋳造用ノズル - Google Patents
金属薄帯の連続鋳造用ノズルInfo
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- JPH0255643A JPH0255643A JP63203133A JP20313388A JPH0255643A JP H0255643 A JPH0255643 A JP H0255643A JP 63203133 A JP63203133 A JP 63203133A JP 20313388 A JP20313388 A JP 20313388A JP H0255643 A JPH0255643 A JP H0255643A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/10—Supplying or treating molten metal
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- B22D11/116—Refining the metal
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- B22D11/0637—Accessories therefor
- B22D11/064—Accessories therefor for supplying molten metal
- B22D11/0642—Nozzles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ツインドラム方式による金属薄帯の連続鋳造
に関するものである。
に関するものである。
従来の技術
銅帯等の金属薄帯は、スラブを熱間圧延し、或いは、さ
らに冷間圧延して製造されていた。しかし、熱間圧延工
程の省略あるいは軽減を目的として、厚さ数■■程度の
金属薄帯を連続鋳造する技術が開発されつつある。
らに冷間圧延して製造されていた。しかし、熱間圧延工
程の省略あるいは軽減を目的として、厚さ数■■程度の
金属薄帯を連続鋳造する技術が開発されつつある。
このような金属薄帯の製造法の一つとして、ツインドラ
ム方式の連続鋳造法が知られている。この方法は、軸を
水平にし互いに接近して回転する一対の冷却ドラムと、
その端部に設置された一対のサイド堰により形成された
湯溜り部に溶湯を注入し、冷却ドラム面で生成した金属
の凝固シェルを冷却ドラム間の最近接点にて圧着・圧延
して金属薄帯とするものである。
ム方式の連続鋳造法が知られている。この方法は、軸を
水平にし互いに接近して回転する一対の冷却ドラムと、
その端部に設置された一対のサイド堰により形成された
湯溜り部に溶湯を注入し、冷却ドラム面で生成した金属
の凝固シェルを冷却ドラム間の最近接点にて圧着・圧延
して金属薄帯とするものである。
ツインドラム方式の連続鋳造法においては、冷却ドラム
面に均一な厚さの凝固シェルを生成させることが重要で
ある。厚ざの不均一な凝固シェルが冷却ドラム間で圧着
・圧延されると、凝固界面に存在する溶融金属の成分偏
析部が凝固シェルの厚い箇所から薄い箇所に移動して凝
固するため、得られた金属薄帯には成分偏析が生じ、特
にステンレス鋼等の合金では問題となる。さらに、凝固
シェルの薄い箇所には、凝固収縮による応力が集中して
割れが発生する。
面に均一な厚さの凝固シェルを生成させることが重要で
ある。厚ざの不均一な凝固シェルが冷却ドラム間で圧着
・圧延されると、凝固界面に存在する溶融金属の成分偏
析部が凝固シェルの厚い箇所から薄い箇所に移動して凝
固するため、得られた金属薄帯には成分偏析が生じ、特
にステンレス鋼等の合金では問題となる。さらに、凝固
シェルの薄い箇所には、凝固収縮による応力が集中して
割れが発生する。
冷却ドラムの軸方向すなわち金属薄帯の幅方向（以下単
に幅方向という）に均一な厚さの凝固シェルを生成する
ためには、湯溜り部に注入する溶湯の流速を幅方向均一
にすることによって、初期凝固シェルの厚さを均一にす
ることが必要である。
に幅方向という）に均一な厚さの凝固シェルを生成する
ためには、湯溜り部に注入する溶湯の流速を幅方向均一
にすることによって、初期凝固シェルの厚さを均一にす
ることが必要である。
湯溜り部に幅方向均一に溶湯を供給する技術として、特
開昭８０−２１０３４２号公報および特開昭８１−２８
９９５３号公報に示された技術が知られている。前者は
、溶湯を注入するためのノズルから流出した溶融金属を
箱型項内に一旦滞留させ、該堰に設けられた切欠部から
冷却ドラム面に流下させて、幅方向均一に溶湯を注入す
るものである。後者は、ノズルの内部に多孔板を配して
タンデイツシュからの溶湯流の衝撃を緩和させ、湯溜り
部への注入を均一低速にしようとするものである。
開昭８０−２１０３４２号公報および特開昭８１−２８
９９５３号公報に示された技術が知られている。前者は
、溶湯を注入するためのノズルから流出した溶融金属を
箱型項内に一旦滞留させ、該堰に設けられた切欠部から
冷却ドラム面に流下させて、幅方向均一に溶湯を注入す
るものである。後者は、ノズルの内部に多孔板を配して
タンデイツシュからの溶湯流の衝撃を緩和させ、湯溜り
部への注入を均一低速にしようとするものである。
また、斜め上方に向く吐出孔を有するノズルを湯溜り部
に浸漬して溶湯を注入することにより、湯溜り部内の凝
固を防止し、金属薄帯の割れや破断を防■Ｌすることが
特開昭１３０−２１［１ｆ９５１３号公報により知られ
ている。
に浸漬して溶湯を注入することにより、湯溜り部内の凝
固を防止し、金属薄帯の割れや破断を防■Ｌすることが
特開昭１３０−２１［１ｆ９５１３号公報により知られ
ている。
発明が解決しようとする課題
特開昭８０−２１０３４２号公報の技術は、溶湯が冷却
ドラムの表面に直接流下するため、冷却ドラム面上での
溶融金属の濡れ状態を安定させることが困難であり、冷
却ドラム面上での溶融金属の流れが金属薄帯の表面に湯
じわ状の凹凸となって現れ、平滑な表面を有する製品を
得ることが困難である。
ドラムの表面に直接流下するため、冷却ドラム面上での
溶融金属の濡れ状態を安定させることが困難であり、冷
却ドラム面上での溶融金属の流れが金属薄帯の表面に湯
じわ状の凹凸となって現れ、平滑な表面を有する製品を
得ることが困難である。
また、特開昭８１−２８９９５３号公報の技術は、溶湯
の注入流の流速が多孔板の番孔の中心部と孔間とで異な
り、番孔の中心部が最大となる波状の流速分布を示す、
このときの幅方向の流速変動は極めて小さなものではあ
るが、それに対応した凝固シェルの厚さ変動が生じて、
金属薄帯の表面に悪影響を与える。
の注入流の流速が多孔板の番孔の中心部と孔間とで異な
り、番孔の中心部が最大となる波状の流速分布を示す、
このときの幅方向の流速変動は極めて小さなものではあ
るが、それに対応した凝固シェルの厚さ変動が生じて、
金属薄帯の表面に悪影響を与える。
特開昭８０−２１８！３５６号公報の技術は、吐出孔が
。
。
幅方向に２個以上設けられているので、溶湯の吐出流速
が番孔の部分と孔間で異なる。したがって、幅方向に凝
固シェルの厚さ変動が生じて、表面性状のよい金属薄帯
が得られない。
が番孔の部分と孔間で異なる。したがって、幅方向に凝
固シェルの厚さ変動が生じて、表面性状のよい金属薄帯
が得られない。
本発明は、ツインドラム方式による金属薄帯の連続鋳造
ドおいて、湯溜り部内の溶湯表面の凝固を防止して凝固
物のまき込みを防止するとともに、凝固シェルを均一な
厚さに生成させることにより、成分の偏析がなく、かつ
表面性状の優れた金属薄帯を製造することを目的とする
。
ドおいて、湯溜り部内の溶湯表面の凝固を防止して凝固
物のまき込みを防止するとともに、凝固シェルを均一な
厚さに生成させることにより、成分の偏析がなく、かつ
表面性状の優れた金属薄帯を製造することを目的とする
。
課題を解決するための手段
本発明は、
（１）軸を水平にし互いに接近して回転する一対の冷却
ドラムと、該冷却ドラムの端部に設置された一対のサイ
ド堰により形成された湯溜り部にノズルの先端部を浸漬
し、該ノズルの吐出孔から吐出させた溶湯を、前記湯溜
り部内にて前記冷却ドラムの軸方向に連続して設けられ
た堰により均一な上向Ｓ流にして湯溜り部に注入しつつ
鋳造することを特徴とする金属薄帯の連続鋳造法、（２
）軸を水平にし互いに接近して回転する一対の冷却ドラ
ムと、該冷却ドラムの端部に設置された一対のサイド堰
により形成された湯溜り部に溶湯を注入するためのノズ
ルであって、前記冷却ドラムに対向する一対の側壁と前
記サイド堰に対向する一対の端壁と底壁を有し、前記側
壁の下部に複数の吐出孔が前記底壁に沿って設けられ、
前記吐出孔に対向して前記冷却ドラムの軸方向に連続し
て設けられた一対の堰を有していることを特徴とする金
属薄帯の連続鋳造用ノズルである。
ドラムと、該冷却ドラムの端部に設置された一対のサイ
ド堰により形成された湯溜り部にノズルの先端部を浸漬
し、該ノズルの吐出孔から吐出させた溶湯を、前記湯溜
り部内にて前記冷却ドラムの軸方向に連続して設けられ
た堰により均一な上向Ｓ流にして湯溜り部に注入しつつ
鋳造することを特徴とする金属薄帯の連続鋳造法、（２
）軸を水平にし互いに接近して回転する一対の冷却ドラ
ムと、該冷却ドラムの端部に設置された一対のサイド堰
により形成された湯溜り部に溶湯を注入するためのノズ
ルであって、前記冷却ドラムに対向する一対の側壁と前
記サイド堰に対向する一対の端壁と底壁を有し、前記側
壁の下部に複数の吐出孔が前記底壁に沿って設けられ、
前記吐出孔に対向して前記冷却ドラムの軸方向に連続し
て設けられた一対の堰を有していることを特徴とする金
属薄帯の連続鋳造用ノズルである。
以下詳細に説明する。
請求項（１）の金属薄帯の連続鋳造法を、具体例により
説明する。第４図に示すように、軸を水平にし互いに接
近して回転する一対の冷却ドラム１ａ、１ｂと、冷却ド
ラム１ａ、１ｂの端部に設置された一対のサイド堰２ａ
、２ｂにより形成された湯溜り部３にノズルの先端部を
浸漬し、金属薄帯４を鋳造する。溶湯の注入は、第１図
のようにノズル１０の先端を湯溜り部３に浸漬し、ノズ
ル１０の吐出孔１４から吐出させた溶湯を、湯溜り部３
内にて冷却ドラムｆａ、 ｌｂの軸方向に連続して設け
られた堰１５ａ 、 １５ｂにより均一な上向き流に
して行う。
説明する。第４図に示すように、軸を水平にし互いに接
近して回転する一対の冷却ドラム１ａ、１ｂと、冷却ド
ラム１ａ、１ｂの端部に設置された一対のサイド堰２ａ
、２ｂにより形成された湯溜り部３にノズルの先端部を
浸漬し、金属薄帯４を鋳造する。溶湯の注入は、第１図
のようにノズル１０の先端を湯溜り部３に浸漬し、ノズ
ル１０の吐出孔１４から吐出させた溶湯を、湯溜り部３
内にて冷却ドラムｆａ、 ｌｂの軸方向に連続して設け
られた堰１５ａ 、 １５ｂにより均一な上向き流に
して行う。
請求項（２）の金属薄帯の連続鋳造用ノズルを第１図お
よび第２図に示す具体例により説明する。
よび第２図に示す具体例により説明する。
本発明のノズル１０は、第４図に示すような湯溜り部３
に溶湯を注入するためのノズルであり、第１図は溶湯の
注入状態を示す断面図、第２図はノズル主要部の一部切
欠き斜視図である。ノズルｌＯは、冷却ドラムｌａ、
ｌｂに対向する一対の側壁１１ａ 、 １１ｂと、サイ
ド堰２ａ、２ｂに対向する一対の端壁１２ａ 、 １２
ｂと、底壁１３とを有し、側壁ｔｌａ 、 ｌｌｂの下
部に複数の吐出孔１４が底壁１３に沿って設けられ、吐
出孔１４に対向して冷却ドラム１ａ、１ｂの軸方向に連
続して設けられた一対の堰１５ａ 、 １５ｂを有して
いる。
に溶湯を注入するためのノズルであり、第１図は溶湯の
注入状態を示す断面図、第２図はノズル主要部の一部切
欠き斜視図である。ノズルｌＯは、冷却ドラムｌａ、
ｌｂに対向する一対の側壁１１ａ 、 １１ｂと、サイ
ド堰２ａ、２ｂに対向する一対の端壁１２ａ 、 １２
ｂと、底壁１３とを有し、側壁ｔｌａ 、 ｌｌｂの下
部に複数の吐出孔１４が底壁１３に沿って設けられ、吐
出孔１４に対向して冷却ドラム１ａ、１ｂの軸方向に連
続して設けられた一対の堰１５ａ 、 １５ｂを有して
いる。
作用
請求項（１）の金属薄帯の連続鋳造法によれば、第１図
に示すように、湯溜り部３内に浸漬されたノズル１０の
吐出孔１４から吐出した溶湯が冷却ドラム１ａ、１ｂの
軸方向に連続して設けられた堰１５ａ。
に示すように、湯溜り部３内に浸漬されたノズル１０の
吐出孔１４から吐出した溶湯が冷却ドラム１ａ、１ｂの
軸方向に連続して設けられた堰１５ａ。
１５ｂに当り、側壁１１と堰１５の間で攪拌・混合され
て幅方向均一な上向き流となる。そして矢印５で示すよ
うに湯溜り部３内の溶湯表面および冷却ドラムｌに沿っ
て流れ凝固する。
て幅方向均一な上向き流となる。そして矢印５で示すよ
うに湯溜り部３内の溶湯表面および冷却ドラムｌに沿っ
て流れ凝固する。
このため、湯溜り部３内の溶湯温度が均一となって溶湯
表面が凝固しないので、凝固物のまき込みによる表面疵
の発生を防止することかでさるばかりではなく、凝固シ
ェルが幅方向均一に生成し、均一な厚さの凝固シェルが
冷却ドラム間で圧着番圧延されるので、成分偏析がなく
、かつ割れのない表面性状の優れた金属薄帯４が得られ
る。
表面が凝固しないので、凝固物のまき込みによる表面疵
の発生を防止することかでさるばかりではなく、凝固シ
ェルが幅方向均一に生成し、均一な厚さの凝固シェルが
冷却ドラム間で圧着番圧延されるので、成分偏析がなく
、かつ割れのない表面性状の優れた金属薄帯４が得られ
る。
本発明法において、均一な上向き流を得る手段としては
、請求項（２）のノズルを湯溜り部３に浸漬して溶湯を
注入すればよいが、その他、堰１５内に複数本のノズル
を浸漬してもよい。
、請求項（２）のノズルを湯溜り部３に浸漬して溶湯を
注入すればよいが、その他、堰１５内に複数本のノズル
を浸漬してもよい。
請求項（２）の金属薄帯の連続鋳造用ノズルによれば、
第２図に示すノズル１０内に供給された溶湯は、側壁１
１と端壁１２と底壁１３で囲まれた部分に溜まった後、
複数の吐出孔１４から吐出して堰１５に当り、側壁１１
と堰１５の間で攪拌−混合されて幅方向均一な上向き流
となる。そして、請求項（１）の作用と同様に湯溜り部
３で流動し凝固するので、成分偏析がなく、かつ表面疵
や割れのない表面性状の優れた金属薄帯が得られる。
第２図に示すノズル１０内に供給された溶湯は、側壁１
１と端壁１２と底壁１３で囲まれた部分に溜まった後、
複数の吐出孔１４から吐出して堰１５に当り、側壁１１
と堰１５の間で攪拌−混合されて幅方向均一な上向き流
となる。そして、請求項（１）の作用と同様に湯溜り部
３で流動し凝固するので、成分偏析がなく、かつ表面疵
や割れのない表面性状の優れた金属薄帯が得られる。
なお、第２図において、１Ｂは図示しないタンデイツシ
ュからノズル１０内に溶湯を供給するための内ノズル、
１７は内ノズル１Ｂの開孔、１８は多孔質耐火物である
。このような内ノズル１６を使用し、開孔１７を端壁！
２に向けることにより、各吐出孔！４かた湯溜り部３に
注入される溶湯の流れが幅方向により均一となる。
ュからノズル１０内に溶湯を供給するための内ノズル、
１７は内ノズル１Ｂの開孔、１８は多孔質耐火物である
。このような内ノズル１６を使用し、開孔１７を端壁！
２に向けることにより、各吐出孔！４かた湯溜り部３に
注入される溶湯の流れが幅方向により均一となる。
また、複数の吐出孔１４の上方に多孔質耐火物１８を設
けることにより、ノズル１０内に供給された溶湯は、多
孔質耐火物１８の上で一旦貯溜されたのち多孔質耐火物
１８を通過して底壁１３に向けて幅方向均一に落下する
ので、吐出孔１４から吐出する溶湯の流れが、幅方向に
さらに均一化される。
けることにより、ノズル１０内に供給された溶湯は、多
孔質耐火物１８の上で一旦貯溜されたのち多孔質耐火物
１８を通過して底壁１３に向けて幅方向均一に落下する
ので、吐出孔１４から吐出する溶湯の流れが、幅方向に
さらに均一化される。
本発明ノズルの別の例を第３図に示す、第３図（ａ）は
、吐出孔１４を底壁１３に接して設けたものであり、強
い−Ｌ向き流が得られる。第３図（Ｃ）は堰１５の上部
を流線形にしたものであり、さらに滑らかな上向き流が
得られる。また、堰１５の外面と冷却ドラム１の表面を
平行にすることにより、この間を流れる溶湯のよどみや
反転流の発生を防止することができる。
、吐出孔１４を底壁１３に接して設けたものであり、強
い−Ｌ向き流が得られる。第３図（Ｃ）は堰１５の上部
を流線形にしたものであり、さらに滑らかな上向き流が
得られる。また、堰１５の外面と冷却ドラム１の表面を
平行にすることにより、この間を流れる溶湯のよどみや
反転流の発生を防止することができる。
実施例
本発明例として、第２図に示すノズルを使用し、堰１５
の上端が湯面から２０重層下に浸漬するようにしてＸｌ
−Ｃｒ系オーステナイト系ステンレス鋼の薄帯を連続鋳
造した。溶湯の温度１５１０℃、鋳造速度８０■／ｍｉ
ｎで、幅７８０ｍｍ、板厚２■麟の薄帯を得た。湯溜
り部３の表面の溶湯はノズル１０から冷却ドラムｌに向
けて静かに一方向に流れ、湯面には凝固物の生成が認め
られなかった。得られた薄帯の表面性状は、表面疵や割
れがなく平滑であり、成分偏析も認められなかった。
の上端が湯面から２０重層下に浸漬するようにしてＸｌ
−Ｃｒ系オーステナイト系ステンレス鋼の薄帯を連続鋳
造した。溶湯の温度１５１０℃、鋳造速度８０■／ｍｉ
ｎで、幅７８０ｍｍ、板厚２■麟の薄帯を得た。湯溜
り部３の表面の溶湯はノズル１０から冷却ドラムｌに向
けて静かに一方向に流れ、湯面には凝固物の生成が認め
られなかった。得られた薄帯の表面性状は、表面疵や割
れがなく平滑であり、成分偏析も認められなかった。
比較例として、堰を設けず、吐出孔１４の上端が湯面か
ら３０厘層下に浸漬するようにして水平方向に溶湯を吐
出させ、その他は上記本発明例と同じ条件で同じ材料を
連続鋳造した。湯面の変動があり、また湯面には凝固物
が見られ、得られた薄帯の表面には割れがあり、幅方向
の成分偏析が認められた。
ら３０厘層下に浸漬するようにして水平方向に溶湯を吐
出させ、その他は上記本発明例と同じ条件で同じ材料を
連続鋳造した。湯面の変動があり、また湯面には凝固物
が見られ、得られた薄帯の表面には割れがあり、幅方向
の成分偏析が認められた。
発明の効果
本発明により、ツインドラム方式の金属薄帯の連続鋳造
において、冷却ドラムとサイド堰で形成された湯溜り部
に溶湯が幅方向（冷却ドラムの軸方向）に均一な上向き
流となって注入され、均一な厚さの凝固シェルが生成す
るので、成分偏析がなく、かつ巻き込み疵などの表面疵
や割れのない表面性状のすぐれた金属薄帯が得られる。
において、冷却ドラムとサイド堰で形成された湯溜り部
に溶湯が幅方向（冷却ドラムの軸方向）に均一な上向き
流となって注入され、均一な厚さの凝固シェルが生成す
るので、成分偏析がなく、かつ巻き込み疵などの表面疵
や割れのない表面性状のすぐれた金属薄帯が得られる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明法の説明図、第２図および°第３第４図
はツ 図は本発明ノズルの具体例を示す図、 インドラム方式の説明図である。 ｌ＠番・冷却ドラム１．２・・・サイ φ・Φ湯溜り部、４・・Φ金属薄帯、５動方向、 １０
・・・ノズル、１１・・Φ側壁、・端壁、１３・・・底
壁、１４・・・吐出孔、Φ堰、１６・・・内ノズル、１
７・・・開孔、・多孔質耐火物。
はツ 図は本発明ノズルの具体例を示す図、 インドラム方式の説明図である。 ｌ＠番・冷却ドラム１．２・・・サイ φ・Φ湯溜り部、４・・Φ金属薄帯、５動方向、 １０
・・・ノズル、１１・・Φ側壁、・端壁、１３・・・底
壁、１４・・・吐出孔、Φ堰、１６・・・内ノズル、１
７・・・開孔、・多孔質耐火物。
Claims (2)
- （１）軸を水平にし互いに接近して回転する一対の冷却
ドラムと、該冷却ドラムの端部に設置された一対のサイ
ド堰により形成された湯溜り部にノズルの先端部を浸漬
し、該ノズルの吐出孔から吐出させた溶湯を、前記湯溜
り部内にて前記冷却ドラムの軸方向に連続して設けられ
た堰により均一な上向き流にして湯溜り部に注入しつつ
鋳造することを特徴とする金属薄帯の連続鋳造法。 - （２）軸を水平にし互いに接近して回転する一対の冷却
ドラムと、該冷却ドラムの端部に設置された一対のサイ
ド堰により形成された湯溜り部に溶湯を注入するための
ノズルであって、前記冷却ドラムに対向する一対の側壁
と前記サイド堰に対向する一対の端壁と底壁を有し、前
記側壁の下部に複数の吐出孔が前記底壁に沿って設けら
れ、前記吐出孔に対向して前記冷却ドラムの軸方向に連
続して設けられた一対の堰を有していることを特徴とす
る金属薄帯の連続鋳造用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63203133A JPH0616925B2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 金属薄帯の連続鋳造用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63203133A JPH0616925B2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 金属薄帯の連続鋳造用ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0255643A true JPH0255643A (ja) | 1990-02-26 |
| JPH0616925B2 JPH0616925B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=16468960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63203133A Expired - Lifetime JPH0616925B2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 金属薄帯の連続鋳造用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616925B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2738761A1 (fr) * | 1995-09-14 | 1997-03-21 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Coulee d'une bande de metal |
| WO2002085558A1 (en) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Danieli & C. Officine Meccaniche Spa | Device to discharge liquid steel from a container to a crystallizer with rollers |
| EP2506998A4 (en) * | 2009-12-04 | 2015-11-25 | Nucor Corp | GUSSAUSGABEDÜSE |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5026723A (ja) * | 1973-04-12 | 1975-03-19 | ||
| JPS59135851U (ja) * | 1983-02-26 | 1984-09-11 | 新日本製鐵株式会社 | 連鋳浸漬ノズル |
| JPS61165255A (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 連続鋳造装置における注湯装置 |
| JPS61205647U (ja) * | 1985-06-11 | 1986-12-25 |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP63203133A patent/JPH0616925B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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| JPS61205647U (ja) * | 1985-06-11 | 1986-12-25 |
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| US6889749B2 (en) | 2001-04-19 | 2005-05-10 | Danieli & C. Officine Meccaniche Spa | Device to discharge liquid steel from a container to a crystallizer with rollers |
| EP2506998A4 (en) * | 2009-12-04 | 2015-11-25 | Nucor Corp | GUSSAUSGABEDÜSE |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0616925B2 (ja) | 1994-03-09 |
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