JPH05335009A - 鉛蓄電池用極板群の製造方法 - Google Patents

鉛蓄電池用極板群の製造方法

Info

Publication number
JPH05335009A
JPH05335009A JP4141342A JP14134292A JPH05335009A JP H05335009 A JPH05335009 A JP H05335009A JP 4141342 A JP4141342 A JP 4141342A JP 14134292 A JP14134292 A JP 14134292A JP H05335009 A JPH05335009 A JP H05335009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ears
alloy
strap
electrode plate
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4141342A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Shimizu
祥司 清水
Ryosuke Morinari
良佐 森成
Yoshio Naota
良夫 直田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd filed Critical Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority to JP4141342A priority Critical patent/JPH05335009A/ja
Publication of JPH05335009A publication Critical patent/JPH05335009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイド及び混合領域の生成を抑制して溶接不
良の発生を抑え、しかも生産性を高めながら経済的に鉛
蓄電池用極板群を製造する方法を提供することにある。 【構成】 切削を施した後にフラックスを塗布した複数
枚の極板の耳部の先端をそれぞれSbを実質的に含まな
いPb基合金またはPbの溶湯に浸漬して溶融させる。
この溶湯から複数枚の極板の耳部を引き上げ、該耳部に
新たにフラックスを塗布することなくストラップ形成用
鋳型に鋳こまれているPb−Sb系合金溶湯中に複数枚
の極板の耳部を浸漬させて複数枚の極板の耳部をストラ
ップと一体化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛蓄電池用極板群の製
造方法に関するものであり、特に複数枚の極板の耳部を
ストラップと一体化して鉛蓄電池用極板群を製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にPb−Ca系合金からなる複数枚
の極板の耳部をPb−Sb系合金からなるストラップと
一体化して鉛蓄電池用極板群を製造する方法は次の通り
である。まずスチール製の回転ブラシ等によりPb−C
a系合金からなる複数枚の極板の耳部を研磨してからこ
れら複数枚の同極性の極板をストラップ溶接が容易に行
えるように極板の耳部を平行にして所定の間隔を隔てて
並べ、未溶接極板群を形成する。次に未溶接極板群の耳
部をフラックスを入れた槽内に浸漬して耳部にフラック
スを塗布した後に、未溶接極板群の耳部に熱風を所定時
間吹き付けてフラックスを乾燥させる。次に、図2
(A)に示すようにストラップ合金溶湯の融点以下の適
当な温度に加熱されたストラップ形成用鋳型1の凹部2
内にPb−Sb系合金からなるストラップ合金溶湯3を
杓4で注入する。溶湯は注入されると鋳型に熱が奪われ
早い速度で温度が低下する。この温度低下により鋳型内
の溶湯が凝固する前の適当な温度になった時点で、図2
(B)に示すように未溶接極板群の極板5の耳部6を浸
漬させ、鋳型1内の溶湯3を凝固するいわゆるキャスト
オン法により複数枚の極板5の耳部6をストラップと一
体化させる。図3(A),(B)及び(C)はキャスト
オン法により製造された鉛蓄電池用極板群の平面図であ
る。本図に示されるように鉛蓄電池用極板群は複数枚の
極板5の耳部6とストラップ7とが一体に形成されて構
成されている。このようにして鉛蓄電池用極板群を製造
すると、溶湯が鋳型に熱を奪われて低下する速度が極め
て早い(100〜200℃/s)ために、ストラップ合
金の溶湯3中に耳部6を浸漬するタイミングが僅かにず
れると耳部6が溶断したり、ストラップ7の内部にボイ
ドが残留したり、耳部6の側面部がストラップ7に溶接
されない等の問題が生じる。ここで、これらの問題につ
いて詳細に説明する。図4(A)〜(C)はストラップ
合金の溶湯中の温度がそれぞれに異なる時期に耳部を浸
漬して製造した極板群のストラップと耳部との溶接部の
断面図である。図4(A)はストラップ合金の溶湯が適
切な温度の時期に耳部を浸漬して良好な溶接がなされた
極板群の溶接部の断面図である。図に示すように、耳部
6はストラップ7と適度に溶融して、耳部6の先端部8
の近傍には、ストラップ7の合金(Pb−Sb系合金)
と耳部6の合金(Pb−Ca系合金)との混合領域9が
適度な大きさに形成される。この溶融は耳部6の合金の
融点(例えば、Pb−0.07Ca−0.5Sn合金の
融点は325℃)とストラップ7の合金の融点(例え
ば、Pb−2.7Sb−0.2As合金の融点は305
℃)が比較的近いために生じる。例えば銅線(融点:約
1050℃)と半田(融点:約180℃)とでは融点に
大きな差があるので温度230〜250℃の溶融半田で
銅線を半田付けしても銅線は半田に溶融しない。これに
対してストラップ合金の溶湯温度は350℃以上になる
ので耳部の合金の融点より十分に高くなり、ストラップ
合金の溶湯に耳部を浸漬すると耳部の先端部は溶融す
る。またストラップ7内にある耳部6の側面部10は、
ストラップ7と溶融せず該ストラップに密接に接触して
いる。これは、ストラップ合金溶湯の温度が適当なた
め、ストラップ合金溶湯が耳部6に十分にぬれるためで
ある。耳部6がストラップ7から突出する部分にはフィ
レット11が形成されており、このフィレット11の形
成によりストラップ合金溶湯が耳部6に十分にぬれたこ
とが裏付けされる。図4(B)は、溶湯中に耳部を浸漬
するタイミングが遅れて、ストラップ合金の溶湯温度が
低下した時期に耳部とストラップ合金とが溶接された極
板群の溶接部の断面図である。本図に示すように、耳部
61の先端部81の近傍にはボイド12が形成されてい
る。これは耳部61の浸漬後にストラップ合金の溶湯が
急速に凝固するので、耳部61の先端部81に塗布され
ているフラックスが分解、蒸発して気泡になっても、溶
湯から逸脱できないために生じる。また、耳部側面部1
01とストラップ71との間に隙間13ができる。これ
はストラップ合金の溶湯温度が低下していることに加え
て、耳部61の表面の清浄化が不十分で耳部61の表面
に酸化被膜が部分的に残っていたり、耳部61の表面の
平坦度が十分でないために生じる。この隙間が大きく形
成された場合には耳部の先端だけがストラップと接触し
た状態になり、ストラップから耳部が脱落することもあ
る。またこのようにしてできたボイド12及び隙間13
は、電解液が混合領域9内に侵入する侵入経路となる。
図4(C)は、溶湯中に耳部を浸漬するタイミングが早
すぎて、ストラップ合金の溶湯温度が高い時期に耳部と
ストラップ合金とが溶接された極板群の溶接部の断面図
である。本図に示すように、耳部62の浸漬時のストラ
ップ合金溶湯の温度が高すぎるため、耳部62が過剰に
溶融して混合領域91が大きく形成され、ストラップ7
2の底面72aに混合領域91の一部91aが露出して
いる。耳部62の過剰溶融が著しい場合には、耳部62
が溶断してしまう場合もある。
【0003】以上のように、ストラップ合金の溶湯中に
耳部を浸漬するタイミングが僅かにずれると、ストラッ
プから耳部が脱落しやすくなったり、耳部は溶断しやす
くなる。また、ストラップと耳部とが接合されていて
も、混合領域内に電解液が侵入する侵入経路が形成され
たり、混合領域がストラップの表面に露出して混合領域
は電解液と接触しやすくなる。この混合領域には鉛蓄電
池の電解液(希硫酸)に対する耐食性が劣る金属間化合
物Sb2 Ca3 が含まれているため、電解液が混合領域
に接触すると、混合領域が腐食して耳部がストラップか
ら脱落したり、ストラップが切断して、電池が使用でき
なくなるという問題が生じる。特に最近の自動車はエン
ジンの高出力化、排気ガス清浄化のための機器の増加
で、エンジンルームの高温化が著しく、電池温度が90
℃以上に達することもあるので、自動車に搭載して鉛蓄
電池を使用すると電池温度の上昇が著しく、特に陰極板
群の腐食が大きくなるという問題がある。
【0004】そこで、このようなキャストオン法におけ
るヒートバランスの適性化を図るために種々の提案がさ
れた。例えば、特公昭63−4312号公報や特公昭6
3−5863号公報には耳部の表面処理を行う技術が示
されている。また特開平1−292750号公報には溶
湯量の安定化を図る技術が示されている。また特開平3
−133054号公報には耳部の溶融防止を図る技術が
示されている。
【0005】またボイドの発生を防止する技術として
は、特開昭63−245853号公報にキャストオン時
に耳部または鋳型に振動を与え、溶湯中に発生したボイ
ドを強制的に浮上させる技術が示されている。
【0006】またSb2 Ca3 を含む混合領域の生成を
防止する技術としては特開平2−46651号公報に、
極板の耳部だけがPb−Ag合金等のCaを含まないP
b基合金により形成された集電体を作る技術が示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
63−4312号公報、特公昭63−5863号公報、
特開平1−292750号公報及び特開平3−1330
54号公報に示された技術は効果は認められるものの、
生産性が低下する等の問題があり、必ずしも満足できる
ものではない。また特開昭63−245853号公報に
示された技術は、振動によって凝固中のストラップが割
れる危険性があり、その制御が難しいという問題があ
る。また特開平2−46651号公報に示された技術の
ように耳部だけ材質が異なる極板を製造することは技術
的には可能であるが、この技術を用いることは経済的に
困難である。
【0008】本発明の目的は、ボイド及び混合領域の生
成を抑制して溶接不良の発生を抑え、しかも生産性を高
めながら経済的に鉛蓄電池用極板群を製造する方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、P
b−Sb系合金によりストラップを形成する際に、Pb
−Ca系合金からなる複数枚の極板の耳部を該ストラッ
プと一体化して極板群を製造する鉛蓄電池用極板群の製
造方法を対象とする。そして本発明の製造方法では、ま
ずフラックスが塗布された複数枚の極板の耳部の先端を
それぞれSbを実質的に含まないPb基合金またはPb
の溶湯に浸漬して溶融させる。次に、この溶湯から複数
枚の極板の耳部を引き上げ、該耳部に新たにフラックス
を塗布することなくストラップ形成用鋳型に鋳こまれて
いるPb−Sb系合金溶湯中に複数枚の極板の耳部を浸
漬させて複数枚の極板の耳部をストラップと一体化させ
る。
【0010】請求項2の発明では、Sbを実質的に含ま
ないPb基合金として、Pb−Sn合金を用いる。
【0011】請求項3の発明では、Pb−Sb系合金に
よりストラップを形成する際に、Pb−Ca系合金から
なる複数枚の極板の耳部を該ストラップと一体化して極
板群を製造する鉛蓄電池用極板群の製造方法を対象とす
る。そして本発明の製造方法は、極板の耳部の表面を切
削して平滑化する工程と、平滑化した極板の耳部にフラ
ックスを塗布する工程と、フラックスが乾燥する前にフ
ラックスが塗布された複数枚の極板の耳部の先端をSb
を実質的に含まないPb基合金またはPbの溶湯に浸漬
して溶融させるとともに複数枚の極板の耳部を加熱する
工程と、溶湯から複数枚の極板の耳部を引き上げ該耳部
の温度が大幅に低下する前に該耳部に新たにフラックス
を塗布することなくストラップ形成用鋳型に鋳こまれて
いるPb−Sb系合金溶湯中に複数枚の極板の耳部を浸
漬させて複数枚の極板の耳部をストラップと一体化させ
る工程とからなる。
【0012】請求項4の発明では、Sbを実質的に含ま
ないPb基合金として、Pb−Sn合金を用いる。
【0013】請求項5の発明では、Pb−Sb系合金溶
湯中に複数枚の極板の耳部を浸漬させる際の耳部の温度
を80℃以上とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明のように、フラックスが塗布さ
れた複数枚の極板の耳部の先端をそれぞれSbを実質的
に含まないPb基合金またはPbの溶湯に浸漬して溶融
させると、極板の耳部の先端にあるフラックスは熱によ
り消失する。そしてこの溶湯から極板の耳部を引き上げ
ると、耳部の先端にはSbを含有しないPb合金のコー
ティング層が形成され、このコーティング層には酸化被
膜に被覆される。このような極板の耳部をストラップ形
成用鋳型に鋳こまれている合金溶湯中に浸漬させると、
耳部の先端に塗布されたフラックスは消失しているため
耳部の先端近傍にボイドは発生せず、溶湯は耳部側面部
のフラックスにより極板の耳部側面を這い上がるように
して耳部にぬれていく。そして、このとき発生する気泡
は、這い上がる溶湯によって押し上げられて、溶湯から
排出される。また、耳部の先端には酸化被膜が形成され
ているので、この酸化被膜により耳部の溶融が抑制され
て混合領域の生成が抑制される。尚、このように耳部の
先端に酸化被膜を形成すると、溶接条件次第では耳部を
全く溶融させないこともできる。以上のように本発明に
よれば、ストラップ合金の溶湯中に耳部を浸漬するタイ
ミングが多少ずれても、ボイド及び混合領域の生成を抑
制することができる。
【0015】Pb−Sn合金はPb−Ca系合金(極板
の耳部の合金)よりも数10℃ほど融点が高く、溶融し
た際に良好な流動性を示す。そのため、請求項2の発明
のようにPb−Snの合金溶湯をSbを実質的に含まな
いPb基合金の溶湯として用いると、溶湯から極板の耳
部を引き上げた際に、溶融したPb−Sn合金のたれ
(ヒゲ)ができるのを防止することができる。尚、Pb
−Sn合金中のSnの含有量は10%以上が好ましい。
【0016】請求項3の発明のように、極板の耳部の表
面を切削して平滑化すると、極板の耳部がストラップ合
金の溶湯に確実にぬれて耳部の付け根にフィレットが形
成され、耳部側面とストラップとの間に隙間が生じ難く
なる。しかもぬれの速度が早くなるため溶接時間の短縮
を図ることができる。またフラックスが乾燥する前に、
フラックスが塗布された複数枚の極板の耳部の先端を溶
湯に浸漬するので、フラックスを良好に乾燥することが
できる。従来の乾燥方法では気体(熱風)と金属との間
の熱交換であるために、熱交換の効率が著しく悪い。例
えば40秒間熱風を耳部に吹き付けても70〜80℃程
度までしか耳部を加熱することができず、フラックスの
溶媒を完全に蒸発させることができない。これもボイド
発生の大きな原因の1つとなっている。本発明によれ
ば、熱の供給源(溶湯)の温度が約300℃と十分に高
く、しかも静止している溶湯(液体金属)と固体金属と
の熱交換であるため極めて熱交換効率が高く、10秒程
度の浸漬で耳部全体を200℃近くまで加熱できる。そ
のため、従来のようにフラックスを乾燥させる工程を設
ける必要がない。そして、この溶湯から極板の耳部を引
き上げると、耳部の先端のフラックスは消失し、耳部の
先端には酸化被膜を被覆したコーティング層が形成され
る。この耳部の温度が大幅に低下する前に該耳部に新た
にフラックスを塗布することなくストラップ形成用鋳型
に鋳こまれている溶湯中に耳部を浸漬させると、請求項
1の発明の作用と同様にコーティング層によりボイドの
発生と混合領域の生成とを抑制することができる。しか
も、耳部の温度が大幅に低下する前に溶湯中に耳部を浸
漬させるので、耳部にいわゆる溶接のための予熱が施さ
れ耳部とストラップの溶接を良好に行える。また、極板
素材の耳部をストラップと一体化させる前に極板素材の
耳部の先端を溶湯に浸漬することにより、未溶接極板群
の耳部の先端が溶湯で溶融して耳部の先端位置をほぼ一
直線上に揃えることができるという利点がある。
【0017】前述のようにPb−Sn合金はPb−Ca
系合金(極板の耳部の合金)よりも数10℃ほど融点が
高いため、請求項4の発明のようにPb−Sn合金をS
bを実質的に含まないPb基合金として用いると、溶湯
から極板の耳部を引き上げた際に、溶融した合金のたれ
(ヒゲ)ができるのを防止できる。そのため、未溶接極
板群の耳部の先端位置を一直線上に揃えることができる 請求項5の発明のように、Pb−Sb系合金溶湯中に複
数枚の極板の耳部を浸漬させる際の耳部の温度を80℃
以上とすると、耳部に溶湯が十分にぬれ、耳部とストラ
ップとの溶接を良好に行える。
【0018】
【実施例】以下、55D23形鉛蓄電池用陰極板群を製
造する方法を例にして本発明の実施例の製造方法を詳細
に説明する。まずPb−0.07Ca−0.5Snの合
金からなる集電体に活物質が充填された陰極板の耳部
(幅13mm)にカッターブレードを押し当て、これを
耳部の長さ方向に移動させて耳部の両面を切削した。本
実施例で研削後の耳部の厚みは1.3mmであり、表面
粗さは0.3〜0.5μm であった。次に6枚の陰極板
を極板の耳部を平行にして所定の間隔を隔てて並べて未
溶接極板群を形成し、この未溶接極板群の耳部をメタり
ん酸を主成分とする溶質をIPAと水との混合溶液(溶
媒)に溶かしたフラックス溶液の槽内に浸漬して耳部に
フラックスを塗布した。尚、未溶接極板群は陽極板の未
溶接極板群及びセパレータを組み合わせて形成してもよ
い。次にフラックスが乾燥する前に温度350±1℃の
Pb−10Sn溶湯中に浸漬深さが2mmになるように
未溶接極板群の耳部を15秒間浸漬してから10mm/
sの速さで溶湯から引き上げた。その結果、図1に示す
ように未溶接極板群の各極板15の耳部16の先端17
の表面には酸化被膜18によって被覆されて、厚み0.
1〜0.15mmのコーティング層19が形成された。
また、耳部側面部20に塗布されたフラックス21は、
浸漬時に溶湯から伝わる熱によって乾燥していた。尚、
極板群の耳部を浸漬する溶湯はSnの含量が10重量%
以上のPb−Sn合金が望ましい。次にキャストオンマ
シンに組み込まれた鋳鉄(FCD材)製のストラップ形
成用鋳型の凹部の内壁に厚さ約0.3mmのコルク層を
形成し、鋳型を150±2℃の温度に加熱し、この鋳型
の凹部(長さ32mm×幅17mm×厚さ10mm)にPb−
2.7Sb−0.2Asの合金溶湯を注入した。そし
て、極板素材の耳部の温度が80℃未満に低下する前に
耳部に新たにフラックスを塗布することなく、この溶湯
中に耳部の浸漬深さ(耳部が溶融しないと仮定した時の
耳部先端と鋳型凹部底面との距離)が2mmになるよう
に30mm/sの速度で未溶接極板群の耳部を浸漬して未溶
接極板群の耳部をストラップと一体化させた。尚、本実
施例では溶湯温度が330±3℃の範囲にある時に未溶
接極板群の耳部を溶湯中に浸漬し、未溶接極板群の耳部
を長さ32mm、幅17mm、厚さ7mmの寸法のストラップ
と一体化させた。
【0019】ここで本実施例で用いたキャストオンマシ
ンの概要を示す。キャストオンマシンの鋳型の加熱には
電熱ヒータを用いており、温度調整は比例制御式(精度
±1℃)で行っている。また溶湯の供給は自動的に行
い、サーボモータで駆動する極板群昇降装置により未溶
接極板群が所定の位置まで降下してきた時点で溶湯を入
れた杓が傾き、溶湯を鋳型内に供給する。尚、溶湯供給
位置(杓が傾く時の極板耳部の位置)の制御精度は±
0.5mmで、杓の傾斜角度制御の精度は±1度である。
【0020】次に本実施例の方法で製造した鉛蓄電池用
極板群の溶接状況を調べるために2種類の鉛蓄電池用極
板群a,bを各々30個づつ製造して溶接部の外観を目
視及び顕微鏡で観察した。鉛蓄電池用極板群aは本実施
例の方法で製造した鉛蓄電池用極板群である。鉛蓄電池
用極板群bは耳部の表面を切削する工程や、極板素材の
耳部の先端を溶湯に浸漬する工程を行わない従来の方法
で製造した鉛蓄電池用極板群である。鉛蓄電池用極板群
bは次のようにして製造した。まず二つの高速回転する
ワイヤブラシ(線径0.2mm) の間に極板の耳部を通過
させて耳部の両面を表面粗さ6.3μm に磨いた後に、
極板の耳部を平行にして6枚の極板を並べて未溶接極板
群を形成した。次にフラックスを耳部に塗布した後に該
耳部に温度150±5℃の熱風を40秒間吹き付けてフ
ラックスを乾燥した。そして、200±2℃の温度に加
熱された鋳型に入れられた380±5℃の溶湯に極板素
材を入れて未溶接極板群の耳部をストラップと一体化さ
せた。尚、その他の製造方法は本実施例と同じ方法で行
い、集電体、フラックス、溶湯等は本実施例の方法で用
いたものと同じものを用いた。そして各鉛蓄電池用極板
群a,bのフィレットの形成状況を目視により観察し、
耳部側面の隙間の発生状況、ボイドの発生状況、耳部の
過剰溶融の発生状況(混合領域の生成状況)を顕微鏡に
より観察した。表1はその観察結果を示している。尚、
本表において、ボイドの発生状況は極板群1個について
3断面をとって観察を行った。
【0021】
【表1】 本表より本実施例の方法で製造した鉛蓄電池用極板群a
は、従来の方法で製造した鉛蓄電池用極板群bに比べて
いずれの項目においても良好な結果を示しているのが判
る。
【0022】次に耳部を切削することにより得られる効
果を試験により確認した。カッターブレードにより切削
した耳部を持つ極板と、線径0.18mmの回転スチール
ワイヤを1800rpm で回転させて研磨した耳部を持つ
極板とをそれぞれ20枚作り、各極板の耳部の表面の荒
さと、各極板の耳部に対する溶湯のぬれ速度とを調べ
た。尚、各極板の合金材質はPb−0.07Ca−0.
5Snであり耳部の寸法は厚み1.3mm、幅13mmであ
る。またぬれ速度は、各極板を315℃のストラップ合
金(Pb−2.7Sb−0.2As)の溶湯に浸漬して
フィレット形成までの時間を測定した。測定結果は、切
削した耳部を持つ極板は、耳部の表面の荒さは平均0.
36μm 、最大値2.15μm であり、ぬれ速度は平均
2.21秒であった。これに対して研磨した耳部を持つ
極板、耳部の表面の荒さは平均6.76μm 、最大値4
2.3μm であり、ぬれ速度は平均3.24秒であっ
た。以上より耳部を切削した方が耳部を研磨するよりも
耳部を平滑化でき、ぬれ速度を早められるのが判る。特
に耳部を切削した極板のぬれ速度は耳部を研磨した極板
のぬれ速度に比べて約1秒間短縮されているが、キャス
トオン法において1秒間短縮できるのは、生産性に非常
に大きな影響を与える。
【0023】次に極板の耳部をストラップと一体化させ
る前に耳部の先端を溶湯に浸漬することにより得られる
ボイド発生率の抑制効果を試験により確認した。まず回
転スチールワイヤで研磨した耳部を持つPb−0.07
Ca−0.5Sn合金の極板6枚を耳部を平行にして並
べた未溶接極板群を40個作った。そして、そのうち2
0個枚の未溶接極板群極は、フラックスを耳部に塗布し
てから耳部の先端を温度350℃のPb−10Sn溶湯
中に浸漬深さが2mmになるように15秒間浸漬した。
また残りの半数個の未溶接極板群は、フラックスを耳部
に塗布してから耳部の先端を溶湯中に浸漬することな
く、耳部に温度150±5℃の熱風を40秒間吹き付け
てフラックスの乾燥のみを行った。次にそれぞれの未溶
接極板群を315℃のストラップ合金(Pb−2.7S
b−0.2As)の溶湯に浸漬して耳部をストラップと
一体化させて各極板群にできた直径1mm以上の大きさの
ボイドの発生率を調べた。測定結果は、耳部の先端を溶
湯に浸漬した極板群のボイドの発生率は5.0%であっ
たのに対して耳部の先端を溶湯に浸漬しない極板群のボ
イドの発生率は22.5%であった。
【0024】次に未溶接極板群の耳部をストラップと一
体化させる前に耳部の先端を溶湯に浸漬することにより
未溶接極板群の耳部の先端位置をほぼ一直線上に揃えら
れる効果を試験により確認した。まず、Pb−0.07
Ca−0.5Sn合金の極板6枚を極板の耳部を平行に
して機械式に並べた未溶接極板群を30個作った。そし
て、そのうち15個の未溶接極板群は、耳部の先端を温
度350℃のPb−10Sn溶湯中に浸漬深さが2mm
になるように15秒間浸漬した。また残りの15個の未
溶接極板群は浸漬を行わなかった。次にそれぞれの未溶
接極板群の耳部先端の位置ずれ寸法を測定した。測定結
果は、耳部の先端を溶湯に浸漬した未溶接極板群の耳部
先端の位置ずれは平均で0.22mm、最大で0.4mmで
あった。これに対して耳部の先端を溶湯に浸漬しない未
溶接極板群の耳部先端の位置ずれは平均で0.43mm、
最大で1.7mmであった。尚、平均値、最大値は共に未
溶接極板群の中で最も大きな値のものを示した。この結
果より、耳部の先端を溶湯に浸漬すると未溶接極板群の
耳部先端の位置ずれを平均値で半分にできるのが判る。
【0025】次に極板の耳部をストラップと一体化させ
る前に耳部の先端を溶湯に浸漬することにより極板の耳
部を予熱できる効果を試験により確認した。まず回転ス
チールワイヤで研磨した耳部を持つPb−0.07Ca
−0.5Sn合金の極板を6枚用いて未溶接極板群を1
50個作った。そして、そのうち120個の未溶接極板
群は、フラックスを耳部に塗布してから耳部の先端を温
度350℃のPb−10Sn溶湯中に浸漬深さが2mm
になるように15秒間浸漬した。また残りの30個の未
溶接極板群は、フラックスを耳部に塗布してから耳部に
温度150±5℃の熱風を40秒間吹き付けてフラック
スの乾燥と予熱を行った。次に耳部の先端を溶湯に浸漬
した未溶接極板群を30個づつ4つのグループに別けて
第1のグループは耳部温度が112℃、第2のグループ
は耳部温度が96℃、第3のグループは耳部温度が80
℃、第4のグループは耳部温度が76℃になった時に、
また耳部の先端を溶湯に浸漬しない未溶接極板群は耳部
温度が95℃になった時にそれぞれ315℃のストラッ
プ合金(Pb−2.7Sb−0.2As)の溶湯に浸漬
して耳部をストラップと一体化させ、各極板群のフィレ
ットが形成されない極板群の個数を調べた。表2はその
測定結果を示している。
【0026】
【表2】 本表より耳部の先端を溶湯に浸漬することにより高い予
熱効果を得られるのが判る。尚、耳部の温度が76℃に
なってから未溶接極板群を溶湯に浸漬すると従来の耳部
に熱風を吹き付ける極板群とフィレットが形成されない
個数がほぼ同程度になるのが判る。また、熱風吹き付け
では95℃までしか予熱できないため、キャストオン時
には耳部の温度は38℃まで低下してしまう。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、フラックスが
塗布された複数枚の極板の耳部の先端をそれぞれSbを
実質的に含まないPb基合金またはPbの溶湯に浸漬し
て溶融させるので、耳部の先端のフラックスは消失し、
耳部の先端に酸化被膜を表面に被覆したコーティング層
が形成される。そのため、極板の耳部をストラップ形成
用鋳型に鋳こまれている合金溶湯中に浸漬させて複数枚
の極板の耳部をストラップと一体化させても耳部の先端
近傍にボイドは発生せず、耳部の溶融が抑制されて混合
領域の生成を抑制することができる。以上のように本発
明によれば、ストラップ合金の溶湯中に耳部を浸漬する
タイミングが多少ずれても、ボイド及び混合領域の生成
を抑制できるので、比較的良好な溶接が行える。
【0028】請求項2の発明によれば、Pb−Snの合
金溶湯をSbを実質的に含まないPb基合金の溶湯とし
て用いるので、溶湯から極板の耳部を引き上げた際に、
溶融したPb−Sn合金のたれ(ヒゲ)ができるのを防
止することができる。
【0029】請求項3の発明によれば、極板の耳部の表
面を切削して平滑化するので、耳部側面とストラップと
の間に隙間が生じ難くなり、しかもぬれの速度が早くな
って溶接時間の短縮を図ることができる。またフラック
スが乾燥する前に、フラックスが塗布された複数枚の極
板の耳部の先端を溶湯に浸漬するので、従来のように熱
風等でフラックスを乾燥させなくてもフラックスを良好
に乾燥することができる。そして、この溶湯から極板の
耳部を引き上げると、耳部の先端のフラックスは消失
し、耳部の先端には酸化被膜が形成したコーティング層
ができる。そして耳部の温度が大幅に低下する前に該耳
部に新たにフラックスを塗布することなくストラップ形
成用鋳型に鋳こまれている溶湯中に複数枚の極板の耳部
を浸漬させると、請求項1の発明の効果と同様にコーテ
ィング層によりボイドの発生と混合領域の生成を抑制す
ることができる。しかも、本発明によれば、複数枚の極
板の耳部をストラップと一体化させる前に耳部の先端を
溶湯に浸漬するので、耳部にいわゆる溶接のための予熱
が施され耳部とストラップの溶接を良好に行える。ま
た、未溶接極板群の耳部の先端が溶湯で溶融することに
より未溶接極板群の耳部の先端位置をほぼ一直線上に揃
えることができるという利点がある。
【0030】請求項4の発明によれば、Pb−Sn合金
をSbを実質的に含まないPb基合金として用いるの
で、溶湯から極板の耳部を引き上げても、溶融した合金
のたれ(ヒゲ)ができるのを防止できる。そのため、未
溶接極板群の耳部の先端位置を一直線上に揃えることが
できる。
【0031】請求項5の発明によれば、Pb−Sb系合
金溶湯中に複数枚の極板の耳部を浸漬させる際の耳部の
温度を80℃以上とするので、耳部に溶湯が十分にぬ
れ、耳部とストラップとの溶接を良好に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の方法で鉛蓄電池を製造する過程に
おける極板の耳部を示す平面図である。
【図2】 (A)は鉛蓄電池を製造する際の、ストラッ
プ形成用鋳型の凹部内にストラップ合金溶湯を注入して
いる態様を示す図である。(B)は鉛蓄電池を製造する
際の、極板の耳部をストラップ合金溶湯に浸漬して極板
の耳部をストラップと一体化させている態様を示す図で
ある。
【図3】 (A),(B)及び(C)はキャストオン法
により製造された鉛蓄電池用極板群の平面図である。
【図4】 (A)はストラップ合金の溶湯が適切な温度
の時期に耳部を浸漬して良好な溶接がなされた極板群の
溶接部の断面図である。(B)は、溶湯中に耳部を浸漬
するタイミングが遅れて溶接された極板群の溶接部の断
面図である。(C)は、溶湯中に耳部を浸漬するタイミ
ングが早すぎて溶接された極板群の溶接部の断面図であ
る。
【符号の説明】
3 ストラップ合金溶湯 5,15 極板 6,16,61,62 耳部 7,71,72 ストラップ 17 先端

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Pb−Sb系合金によりストラップを形
    成する際に、Pb−Ca系合金からなる複数枚の極板の
    耳部を該ストラップと一体化して極板群を製造する鉛蓄
    電池用極板群の製造方法であって、 フラックスが塗布された前記複数枚の極板の耳部の先端
    をそれぞれSbを実質的に含まないPb基合金またはP
    bの溶湯に浸漬して溶融させ、 前記溶湯から前記複数枚の極板の耳部を引き上げ、該耳
    部に新たにフラックスを塗布することなくストラップ形
    成用鋳型に鋳こまれているPb−Sb系合金溶湯中に前
    記複数枚の極板の耳部を浸漬させて前記複数枚の極板の
    耳部を前記ストラップと一体化させることを特徴とする
    鉛蓄電池用極板群の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記Sbを実質的に含まないPb基合金
    として、Pb−Sn合金を用いることを特徴とする請求
    項1に記載の鉛蓄電池用極板群の製造方法。
  3. 【請求項3】 Pb−Sb系合金によりストラップを形
    成する際に、Pb−Ca系合金からなる複数枚の極板の
    耳部を該ストラップと一体化して極板群を製造する鉛蓄
    電池用極板群の製造方法であって、 前記極板の前記耳部の表面を切削して平滑化する工程
    と、 平滑化した前記極板の耳部にフラックスを塗布する工程
    と、 フラックスが乾燥する前に、フラックスが塗布された前
    記複数枚の極板の耳部の先端をSbを実質的に含まない
    Pb基合金またはPbの溶湯に浸漬して溶融させるとと
    もに前記複数枚の極板の耳部を加熱する工程と、 前記溶湯から前記複数枚の極板の耳部を引き上げ、該耳
    部の温度が大幅に低下する前に該耳部に新たにフラック
    スを塗布することなくストラップ形成用鋳型に鋳こまれ
    ているPb−Sb系合金溶湯中に前記複数枚の極板の耳
    部を浸漬させて前記複数枚の極板の耳部を前記ストラッ
    プと一体化させる工程とからなることを特徴とする鉛蓄
    電池用極板群の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記Sbを実質的に含まないPb基合金
    として、Pb−Sn合金を用いることを特徴とする請求
    項3に記載の鉛蓄電池用極板群の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記Pb−Sb系合金溶湯中に複数枚の
    極板の耳部を浸漬させる際の耳部の温度は80℃以上で
    あることを特徴とする請求項3または4に記載の鉛蓄電
    池用極板群の製造方法。
JP4141342A 1992-06-02 1992-06-02 鉛蓄電池用極板群の製造方法 Pending JPH05335009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4141342A JPH05335009A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 鉛蓄電池用極板群の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4141342A JPH05335009A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 鉛蓄電池用極板群の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05335009A true JPH05335009A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15289736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4141342A Pending JPH05335009A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 鉛蓄電池用極板群の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05335009A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0848437A1 (de) * 1996-12-14 1998-06-17 VARTA Batterie Aktiengesellschaft Verfahren zum Angiessen von Polbrücken an die Plattenfahnen von Elektrodenplatten für Bleiakkumulatoren
JP2011181321A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Panasonic Corp 鉛蓄電池
JP2013093101A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Gs Yuasa Corp 鉛蓄電池
JP5817031B1 (ja) * 2014-10-31 2015-11-18 新神戸電機株式会社 鉛蓄電池用極板群の製造方法及び鉛蓄電池用極板の酸化被膜除去方法
EP3336950A1 (en) * 2016-12-14 2018-06-20 GS Yuasa International Ltd. A method for connecting a group of electrode plates of a lead-acid battery, a method for manufacturing a lead-acid battery, a lead-acid battery manufactured by the method, and a device for connecting a group of electrode plates of a lead-acid battery

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0848437A1 (de) * 1996-12-14 1998-06-17 VARTA Batterie Aktiengesellschaft Verfahren zum Angiessen von Polbrücken an die Plattenfahnen von Elektrodenplatten für Bleiakkumulatoren
JP2011181321A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Panasonic Corp 鉛蓄電池
JP2013093101A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Gs Yuasa Corp 鉛蓄電池
JP5817031B1 (ja) * 2014-10-31 2015-11-18 新神戸電機株式会社 鉛蓄電池用極板群の製造方法及び鉛蓄電池用極板の酸化被膜除去方法
EP3336950A1 (en) * 2016-12-14 2018-06-20 GS Yuasa International Ltd. A method for connecting a group of electrode plates of a lead-acid battery, a method for manufacturing a lead-acid battery, a lead-acid battery manufactured by the method, and a device for connecting a group of electrode plates of a lead-acid battery
CN108232097A (zh) * 2016-12-14 2018-06-29 株式会社杰士汤浅国际 铅蓄电池的极板组的连接方法和连接装置、铅蓄电池的制造方法以及铅蓄电池
CN108232097B (zh) * 2016-12-14 2023-02-28 株式会社杰士汤浅国际 铅蓄电池的极板组的连接方法和连接装置、铅蓄电池的制造方法以及铅蓄电池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5776207A (en) Lead acid storage battery and method for making same
US3789910A (en) Dip casting method using transpirationally cooled mold cavity
JPH05335009A (ja) 鉛蓄電池用極板群の製造方法
JPH1145699A (ja) 鉛蓄電池の端子形成法
JP3438246B2 (ja) 鉛蓄電池極板群の溶接方法およびその装置
JPS634312B2 (ja)
JP2600508B2 (ja) 鉛蓄電池の群溶接方法
JPH11250894A (ja) 鉛蓄電池及びその製造法
US6216764B1 (en) Method and apparatus for making lead-acid batteries
JP3413930B2 (ja) 鉛蓄電池極板群の製造法
JPH1145697A (ja) 鉛蓄電池
JPS63299052A (ja) 鉛蓄電池用極板の連結方法
JPH11111329A (ja) 鉛蓄電池及びその製造法
JPS635863B2 (ja)
JP2696975B2 (ja) 鉛蓄電池の群溶接方法
JP3672154B2 (ja) 鉛蓄電池の製造方法
JPS63264864A (ja) 鉛蓄電池用極板群の製造法
JP2532118B2 (ja) 鉛蓄電池用極板群の溶接方法
US3915218A (en) Method of fabricating battery elements
JPH05109398A (ja) 鉛蓄電池用極板群の製造方法
JP2003331814A (ja) 制御弁式鉛蓄電池の製造方法
JPH04121951A (ja) 鉛蓄電池の製造方法
JPH04137357A (ja) 鉛蓄電池用極板群の溶接方法
JPS63299053A (ja) 鉛蓄電池用極板の連結方法
JPS58225568A (ja) 鉛蓄電池極板格子用シ−トメタルおよびその製造方法