JP2532118B2 - 鉛蓄電池用極板群の溶接方法 - Google Patents
鉛蓄電池用極板群の溶接方法Info
- Publication number
- JP2532118B2 JP2532118B2 JP62327964A JP32796487A JP2532118B2 JP 2532118 B2 JP2532118 B2 JP 2532118B2 JP 62327964 A JP62327964 A JP 62327964A JP 32796487 A JP32796487 A JP 32796487A JP 2532118 B2 JP2532118 B2 JP 2532118B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- strap
- lead
- ears
- electrode plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
- H01M50/531—Electrode connections inside a battery casing
- H01M50/536—Electrode connections inside a battery casing characterised by the method of fixing the leads to the electrodes, e.g. by welding
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
- H01M50/531—Electrode connections inside a battery casing
- H01M50/54—Connection of several leads or tabs of plate-like electrode stacks, e.g. electrode pole straps or bridges
- H01M50/541—Connection of several leads or tabs of plate-like electrode stacks, e.g. electrode pole straps or bridges for lead-acid accumulators
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、溶湯により極柱及びストラップを形成する
と同時に該ストラップと極板耳とを溶接するいわゆるキ
ャストオン方式による鉛蓄電池用極板群の溶接方法に関
する。
と同時に該ストラップと極板耳とを溶接するいわゆるキ
ャストオン方式による鉛蓄電池用極板群の溶接方法に関
する。
従来の技術 従来、この種のキャストオン方式による鉛蓄電池用極
板群の溶接方法においては、例えば、特公昭49−38899
号公報に示されるごとく、予め極板群耳部に溶剤を塗布
することにより、良好な溶着状態を呈するストラップを
得る方法が提案されている。
板群の溶接方法においては、例えば、特公昭49−38899
号公報に示されるごとく、予め極板群耳部に溶剤を塗布
することにより、良好な溶着状態を呈するストラップを
得る方法が提案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような方法では、極板群耳部と
溶湯が接触溶着する際に、溶剤(フラックス)が分解気
化し、ストラップ内部の極板耳部近傍に、気泡(ブロー
ホール)が残留し、その溶接状態は良好とは言い難い。
更に、この溶接不良部位には、鉛蓄電池の電解液である
硫酸が侵入しやすく、これにより、ストラップが局部的
に腐食、破損するおそれがある。
溶湯が接触溶着する際に、溶剤(フラックス)が分解気
化し、ストラップ内部の極板耳部近傍に、気泡(ブロー
ホール)が残留し、その溶接状態は良好とは言い難い。
更に、この溶接不良部位には、鉛蓄電池の電解液である
硫酸が侵入しやすく、これにより、ストラップが局部的
に腐食、破損するおそれがある。
ところで極板耳部と溶湯が良好な溶着状態を呈しスト
ラップ内部に溶剤の分解気化に付随する気泡の残留を防
ぐためには、下に掲げた事項が必須である。
ラップ内部に溶剤の分解気化に付随する気泡の残留を防
ぐためには、下に掲げた事項が必須である。
1.溶剤の分解気化した気泡がストラップ外部に逸脱する
間は、溶湯の流動性が失われることなく、つまり、これ
が凝固を開始していないこと。
間は、溶湯の流動性が失われることなく、つまり、これ
が凝固を開始していないこと。
2.極板群耳部表面は、溶湯との溶着のために前記耳部を
構成する鉛合金の融点に達すること。
構成する鉛合金の融点に達すること。
上記二項目を満足するには、 a.溶湯の鋳込み温度を高くする。
b.鋳型温度を高くする。
方法があるが、aに於ては、極板群耳部が溶け落ちるお
それがあり、また、鉛の気化を助長し環境汚染をもたら
すことにもなる。一方、bに於ては溶湯の凝固に際し、
高温割れを生じさせ、更に、凝固時間が多大となるので
生産性に乏しい。
それがあり、また、鉛の気化を助長し環境汚染をもたら
すことにもなる。一方、bに於ては溶湯の凝固に際し、
高温割れを生じさせ、更に、凝固時間が多大となるので
生産性に乏しい。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とするも
のである。
のである。
上記目的達成のために、本発明は、溶剤を塗布した極
板群耳部を溶湯に浸漬する際に、該耳部の浸漬深さをス
トラップ厚さ(高さ方向)に対して変化させることによ
り、溶湯から該耳部への熱伝達を制御し、上述a、b両
項目を満足せしめるものである。
板群耳部を溶湯に浸漬する際に、該耳部の浸漬深さをス
トラップ厚さ(高さ方向)に対して変化させることによ
り、溶湯から該耳部への熱伝達を制御し、上述a、b両
項目を満足せしめるものである。
作用 極板群耳部と溶湯は良好な溶着状態を呈し、ストラッ
プ内部に、溶剤の分解気化に伴う気泡の残留を防ぐこと
ができる。これにより、電解液のストラップ内部への侵
入による該部の腐食、破損が解消される。
プ内部に、溶剤の分解気化に伴う気泡の残留を防ぐこと
ができる。これにより、電解液のストラップ内部への侵
入による該部の腐食、破損が解消される。
実施例 本発明の一実施例を説明する。
キャストオン方式による極板群溶接方法は次の過程を
経る。
経る。
1.溶湯が鋳型に注がれる。
2.溶剤を塗布した耳部が溶湯に浸漬される。
3.溶湯の凝固が終了し溶接が完了する。
ここで、先にのべたように、良好な溶接状態を得るため
には耳部と溶湯の熱バランスが重要となってくる。その
因子にはつぎのことが掲げられる。
には耳部と溶湯の熱バランスが重要となってくる。その
因子にはつぎのことが掲げられる。
a.給湯温度及び量。
b.溶湯が鋳型に注がれてから、極板群耳部が浸漬される
までの時間。
までの時間。
c.耳部の浸漬深さ。
d.鋳型温度。
本発明は、cを変化させることにより前述の目的を達成
するものである。よって、他の条件は第1表に示すよう
に一定とした。
するものである。よって、他の条件は第1表に示すよう
に一定とした。
耳部の浸漬深さについては、第2表に示すような第1図
中極板耳部1が金型3内の溶湯2に浸漬される深さDと
ストラップ厚さHの比の条件で行なった。
中極板耳部1が金型3内の溶湯2に浸漬される深さDと
ストラップ厚さHの比の条件で行なった。
制作したサンプルの評価は、次の2方法で行なった。
1.フィレット形成部(第1図A部)の断面観察による評
価 良好な溶着状態は耳部と溶湯とのぬれ状態から判断で
きる。上記状態は、第2図(A2)に示したように、溶湯
の盛り上がりを伴う。よって、この盛り上がり部の高さ
L(耳部側面12ケ所)をもって比較した。
価 良好な溶着状態は耳部と溶湯とのぬれ状態から判断で
きる。上記状態は、第2図(A2)に示したように、溶湯
の盛り上がりを伴う。よって、この盛り上がり部の高さ
L(耳部側面12ケ所)をもって比較した。
2.ブローホール(第1図B部)断面観察による評価 上記ブローホール4は、第2図(B1)に示すように耳
部近傍に観察されるが、評価はブローホール4により、
該耳部1が溶湯2と未溶接状態を呈している長さを測
り、これを該耳部1が溶湯2内に浸漬している該耳部1
の周囲長さで除した値(ブローホール発生率とする)を
もって比較した。結果を第3表に示す。
部近傍に観察されるが、評価はブローホール4により、
該耳部1が溶湯2と未溶接状態を呈している長さを測
り、これを該耳部1が溶湯2内に浸漬している該耳部1
の周囲長さで除した値(ブローホール発生率とする)を
もって比較した。結果を第3表に示す。
なお第3表におけるサンプルgとmについてLのとこ
ろの−は第2図(A1)に示す様相を呈したものである。
一方、評価検体数は、各条件10サンプルである。また、
これらストラップの高温耐食性試験をSAE規格による寿
命試験法(80℃)に準じ行なった。その結果m、gのサ
ンプルには腐食破損が認められ、fのサンプルにもその
兆候が認められた。よって、Lの値としてはサンプルl
での0.33mmほどあれば高温耐食性を有するが、その値が
0.40mmのサンプルfに於て、腐食、破損の兆候が認めら
れたことは、上記腐食、破損にはブローホールの発生率
が影響することもわかった。上記目的のためには、その
値を、4%程度に抑えることが必要である。よって、評
価値の再現性を考慮すれば、本発明の目的は、耳部浸漬
深さをストラップ厚さに対して0.7以下にすることによ
り達成されることが確かめられた。
ろの−は第2図(A1)に示す様相を呈したものである。
一方、評価検体数は、各条件10サンプルである。また、
これらストラップの高温耐食性試験をSAE規格による寿
命試験法(80℃)に準じ行なった。その結果m、gのサ
ンプルには腐食破損が認められ、fのサンプルにもその
兆候が認められた。よって、Lの値としてはサンプルl
での0.33mmほどあれば高温耐食性を有するが、その値が
0.40mmのサンプルfに於て、腐食、破損の兆候が認めら
れたことは、上記腐食、破損にはブローホールの発生率
が影響することもわかった。上記目的のためには、その
値を、4%程度に抑えることが必要である。よって、評
価値の再現性を考慮すれば、本発明の目的は、耳部浸漬
深さをストラップ厚さに対して0.7以下にすることによ
り達成されることが確かめられた。
発明の効果 上述のように、溶剤を塗布した耳部の浸漬深さを変化
させることにより良好な溶着状態を呈するストラップに
より、硫酸侵入による局部的なストラップ及び極柱の腐
食、破損が減ぜられた。
させることにより良好な溶着状態を呈するストラップに
より、硫酸侵入による局部的なストラップ及び極柱の腐
食、破損が減ぜられた。
第1図は、耳部の浸漬深さを示す説明図、第2図は評価
方法の説明図で、(A1)と(A2)はそれぞれ異なるフィ
レット形成部を示し、又(B1)はブローホール形成を示
す。 1:極板耳部、2:溶湯、3:金型、4:ブローホール、D:耳部
浸漬深さ、H:ストラップ厚さ
方法の説明図で、(A1)と(A2)はそれぞれ異なるフィ
レット形成部を示し、又(B1)はブローホール形成を示
す。 1:極板耳部、2:溶湯、3:金型、4:ブローホール、D:耳部
浸漬深さ、H:ストラップ厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−30155(JP,A) 特開 昭51−149537(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】溶剤を塗布した極板群耳部を溶湯に浸漬す
る際に該耳部の浸漬深さをストラップ厚さ(高さ方向)
比で0.7以下にすることを特徴とするキャストオンスト
ラップ方式による鉛蓄電池用極板群の溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62327964A JP2532118B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 鉛蓄電池用極板群の溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62327964A JP2532118B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 鉛蓄電池用極板群の溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01167951A JPH01167951A (ja) | 1989-07-03 |
JP2532118B2 true JP2532118B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=18204974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62327964A Expired - Lifetime JP2532118B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 鉛蓄電池用極板群の溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532118B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3253306A (en) * | 1960-12-30 | 1966-05-31 | Globe Union Inc | Machine for making storage battery elements |
JPS5816752B2 (ja) * | 1978-08-26 | 1983-04-01 | 古河電池株式会社 | 蓄電池の極板耳群の熔接法 |
JPS57171562A (en) * | 1981-04-14 | 1982-10-22 | Furukawa Battery Co Ltd:The | Welding method for lug group of plate and strap |
JPS5990354A (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-24 | Japan Storage Battery Co Ltd | 鉛蓄電池の製造法 |
-
1987
- 1987-12-24 JP JP62327964A patent/JP2532118B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01167951A (ja) | 1989-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5846032B2 (ja) | 成形性、溶接性に優れた電池ケース用アルミニウム合金板 | |
JPS5976846A (ja) | 低アンチモン鉛基合金および鋳造方法 | |
JP2532118B2 (ja) | 鉛蓄電池用極板群の溶接方法 | |
CN101248547B (zh) | 电极及形成电极的方法 | |
JP5954128B2 (ja) | 成形性、溶接性に優れた電池ケース用アルミニウム合金板の製造方法 | |
JP3413930B2 (ja) | 鉛蓄電池極板群の製造法 | |
JP2600508B2 (ja) | 鉛蓄電池の群溶接方法 | |
JPH05335009A (ja) | 鉛蓄電池用極板群の製造方法 | |
JP4793518B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JPS58157065A (ja) | 鉛蓄電池用極板群のストラップ溶接方法 | |
JP2002008624A (ja) | 鉛蓄電池用ストラップ | |
JPH06223806A (ja) | 鉛蓄電池キャスト・オン・ストラップ用鋳型 | |
JPWO2005045956A1 (ja) | 鉛蓄電池およびその製造方法 | |
JPH09192820A (ja) | ハイブリッド鉛蓄電池の製造方法 | |
JP2003331814A (ja) | 制御弁式鉛蓄電池の製造方法 | |
JP2696975B2 (ja) | 鉛蓄電池の群溶接方法 | |
JPS63264864A (ja) | 鉛蓄電池用極板群の製造法 | |
JP5209815B1 (ja) | 電池蓋用アルミニウム合金板及びその製造方法 | |
JPH04137357A (ja) | 鉛蓄電池用極板群の溶接方法 | |
JP2794745B2 (ja) | 鉛蓄電池用格子体の製造方法 | |
JPH02210755A (ja) | 鉛蓄電池極板群ストラップ部の鋳造鋳型および鉛蓄電池極板群ストラップ部 | |
CN116511473A (zh) | 一种连铸连轧的极板铸焊方法及电池组 | |
JPH06236753A (ja) | 蓄電池用極板群のストラップ形成方法 | |
JPS63245853A (ja) | 鉛蓄電池用極板群の製造方法 | |
JPH01175167A (ja) | 鉛蓄電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627 Year of fee payment: 12 |