JP3437715B2 - 容器用ポンプ装置 - Google Patents

容器用ポンプ装置

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JP3437715B2
JP3437715B2 JP14726196A JP14726196A JP3437715B2 JP 3437715 B2 JP3437715 B2 JP 3437715B2 JP 14726196 A JP14726196 A JP 14726196A JP 14726196 A JP14726196 A JP 14726196A JP 3437715 B2 JP3437715 B2 JP 3437715B2
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suction
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器用ポンプ装置に
関するものであり、特に内容物の全量をほぼ最後まで注
出することができる容器用ポンプ装置に係わるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、高粘度であったり、或いは、外
気との接触により変質する内容物を一定量で吐出する容
器としては、図11に示すものが知られている。
【0003】この容器1はその内部に可撓性の内容物充
填密閉袋(以下、密閉袋と記す。) 3が収容され、口筒部5にポンプ7を有している。この
ポンプ7は容器1の外部に露出する作動部9と、前記密
閉袋3に挿入された吸引部11とを備えている。この吸
引部11は容器1から露出する連結部13と、連結部1
3に固定された筒部15から構成されている。
【0004】この筒部15の下端には吸引口17が開口
しており、この吸引口17には、図12に示すように、
断面十字形の隙間保持体19の基端19aが嵌合してい
る。この容器1では、作動部9を下方に押し下げた後、
スプリングバックにより上昇させると、吸引部11内が
負圧になり、密閉袋3内の内容物21が吸引口17から
吸い上げられる。作動部9を再び下方に押し下げると、
吸い上げられた内容物21が作動部9に設けた吐出口2
3から注出されるようになっている。このように順次吸
い上げていけば密閉袋3内の内容物21がなくなるまで
注出することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した従
来のものにおいては、使い始めのときには問題ないが、
内容物21が少なくなってきて密閉袋3が前記断面十字
形の隙間保持体19に密着すると、即ち、図13に示す
ように、密閉袋3が隙間保持体19の凸部25a,25
b,25c,25dと凹部27a,27b,27c,2
7dに密着すると内容物21の通路が閉ざされて、内容
物21を吸引することができなくなる。このため、ポン
プ7が完全復帰することができなくなり、内容物21が
残留するという問題があった。
【0006】また、密閉袋3の収縮が均一でなく偏って
収縮すると、隙間保持体19の一部に密閉袋3が接触し
て隙間保持体19が斜めに傾き、密閉袋3が完全に収縮
できなくなり内容物21が残留する場合があった。この
ため、隙間保持体19の底部を支持する機構を追加しな
ければならないという問題があった。
【0007】また、隙間保持体19が斜めに傾かないよ
う剛性を向上させるために、断面十字型の各凸部の先部
の左右に広がる膨出端部を設けた隙間保持体があるが重
量が増加するという問題もあった。
【0008】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、密閉袋が隙間保持体の凹部
を閉塞するのを防止して内容物を円滑に且つ確実に注出
できるようにし、しかも、内容物の全量を注出すること
ができるようにし、生産性にも優れた容器用ポンプ装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。以下に、本発明の
ポイントを簡単に述べる。
【0010】(1) 本発明は、容器の外観形状を保持
する外容器と、この外容器の内部に内容物を収容する内
容器を備えた容器に使用され、この容器の外部に露出す
る作動部と、前記内容器に挿入されて吸引口から内容物
を吸引する吸引部とを備えた容器用ポンプ装置におい
て、基端が前記吸引部の吸引口に嵌合し先端が前記内容
器の内底部に向かって延びる隙間保持体を備え、この隙
間保持体の外周面には、隙間保持体の基端側から先端側
に向かってねじられた凸部と凹部が周方向に交互に設け
られていることを特徴とする容器用ポンプ装置である。
【0011】作動部を下方に押し下げた後、スプリング
バックにより上昇させると、吸引部内が負圧になり、内
容器内の内容物が吸引口から吸い上げられる。その後、
作動部を再び下方に押し下げると、吸い上げられた内容
物が作動部に設けた吐出口から注出される。このように
順次吸い上げていくと内容器が隙間保持体の凸部に密着
するが凹部には密着しないので、この凹部が内容物の通
路として確保される。従って、内容物が少なくなった時
でも、内容物の吸い上げを確実に行うことができる。
【0012】(2) ここで、前記容器が少なくとも前
記外容器をなす外側層と、前記内容器をなす内側層の少
なくとも2層を備えた容器であることが好ましい。内容
物が吸い上げられて減少した場合、前記内側層が前記外
側層から分離し、容器の一部に設けられた隙間からこの
分離した空間に空気が流入することにより、外側層から
構成される外容器の外観形状の変化を防止することがで
きる。
【0013】また、前記内側層は外側層に密着させたも
のでなく、外側層の内部に収容される袋状の密封された
容器でもよい。
【0014】(3) また、前記隙間保持体の外周面に
形成される凸部は、その凸部の一端に対して他端が隣接
する他の凸部の少なくとも一端の周方向位置までねじら
れていることが好ましい。
【0015】このようにすると、隙間保持体の横断面に
おいて、凸部は周方向全体に配することができ、内容物
の通路を確実に確保することができる。従って、内容物
が吸い上げられて内側層が外側層から分離し隙間保持体
に密着したとしても、密着する部分は常に凸部となり凹
部に密着することはなく、内容器内の内容物は凹部を介
して吸引口に流れ込み、内容物のほぼ全量を最後まで注
出することができる。
【0016】尚、凸部はその凸部の一端に対して他端が
隣接する他の凸部の少なくとも一端の周方向位置まで必
ずしもねじられていなくてもよい。また、凸部の断面形
状は矩形状に限られず、この凸部の先端部の最外辺が円
弧をなしたり複数の直線を組合せたものでもよい。
【0017】(4) 本発明で使用する容器の外側層は
例えばポリエチレンを使用することができ、内側層は例
えばエチレンビニルアルコール共重合体を使用すること
ができる。但し、容器の原材料は前記の例に限るもので
はない。
【0018】また、本発明で注出される内容物は、例え
ば、内容器内に流動性を有する内容物(例えば、液体石
鹸、リンス等)を充填することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図10の図面に基づいて説明する。初めに、本発明
のポンプ装置を装着する容器について説明する。容器2
9は樹脂材料で形成され、図5に示すように、円筒状の
収容胴部31と口筒部33を備えている。この口筒部3
3はその先端にポンプ装置35を装着するための開口部
37を有し、口筒部33の外壁面にはポンプ装置35を
装着するためのネジ山39が形成されている。
【0020】収容胴部31は外側層31aと内側層31
bの2層から構成され、この外側層31aにより外容器
32をなし、内側層31bにより内容器34をなしてい
る。内容器34は可撓性を有した袋状をなしている。容
器の使用前において、この内容器34は外容器32に密
着している。
【0021】収容胴部31の底部には、図9に示すよう
に、積層された樹脂をブロー成形した後、ブロー成形用
金型が閉じる時に樹脂をくい切ると同時にシールして空
気がもれないようにするピンチオフ41が形成されてい
る。このピンチオフ41では前記内容器34をシールす
る。しかし、外容器32はシールされずに金型によりく
い切られるため、外容器32の底部に孔が開いた状態と
なる。従って、外容器32と内容器34の境目が露出す
ることになり、この境目を介して空気が外容器32と内
容器34間に形成された空間内に流入する。
【0022】〔第1の実施の形態〕 〈ポンプ装置の全体的概要〉図5に示すように、このポ
ンプ装置35は容器29の口筒部37に装着して使用さ
れる。
【0023】このポンプ装置35は、上端部を容器29
の外部に露出させた作動部47と、上端部を除いてその
殆どを前記内容器34内に挿入した吸引部49とを備え
ている。
【0024】この吸引部49は容器29から露出する連
結部51と、この連結部51に固定された筒部53とか
ら構成されている。吸引部49の下部には吸引口55が
開口している。この吸引口55には隙間保持体57の基
端57aが嵌合されている。
【0025】〈各部の詳細〉以下、各部を詳細に説明す
る。
【0026】〈作動部について〉ポンプ装置35の作動
部47は、図1に示すように、吐出口59aを備えたヘ
ッド部59と、ヘッド部59に連結され吸引部49内を
昇降するピストン61とから構成されている。ピストン
61は有底筒状をなし、内部が液通路になっていてヘッ
ド部59の吐出口59aに連通している。
【0027】〈吸引部について〉吸引部49は、図1及
び図5に示すように、フランジ部63と容器29の口筒
部33との間にパッキン65を介装し、フランジ部63
の上からキャップ67を口筒部33に螺合することによ
って、容器29に固定されている。
【0028】フランジ部63の下側は、上から順に、第
1筒部53a、第2筒部53b、第3筒部53c、第4
筒部53d、第5筒部53e、第6筒部53fになって
おり、第2筒部53bと第3筒部53cの境、第4筒部
53dと第5筒部53eの境、第5筒部53eと第6筒
部53fの境には、それぞれ段部69a,69b,69
cが形成されている。
【0029】図3(A)、(B)、(C)、(d)はそ
れぞれ、前記第2筒部53b、第4筒部53d、第5筒
部53e、第6筒部53fの拡大横断面図であり、第2
筒部53bと第4筒部53dと第5筒部53eと第6筒
部53fの各外周面には、筒部53の軸線に沿って延び
る凸部71a,71b,71c,71dと凹部(溝)7
3a,73b,73c,73dが周方向に交互に形成さ
れている。
【0030】これら、凸部71a〜71dと凹部73a
〜73dの個数及び寸法は、内容器34が筒部53に密
接した場合でも、各凹部73a〜73dと内容器34と
の間に形成される液通路に内容物45が所定流量で流れ
るように設定されている。
【0031】また、後述するように第2筒部53bの内
面はピストンパッキン75の摺動面となるが、第2筒部
53bの外周面には多数の細かい凸部71aと凹部73
aを形成したことによって、この第2筒部53bの内面
に成形時の所謂「ヒケ」が生じることがなく、ピストン
パッキン75の液密状態の摺動が確保されることとな
る。従って、このポンプ装置35はポンプ効率がよい。
【0032】もし、第2筒部53bの内面に「ヒケ」が
生じていると、第2筒部53bの内面とピストンパッキ
ン75との間に隙間が生じて、ポンプ効率が悪くなる。
第6筒部53fの下端には前記吸引口55が開口し、こ
の吸引口55から内容器34内の内容物45がポンプ装
置35に吸い上げられるようになっている。
【0033】ピストン61と第2筒部53bの内面との
間には、ピストンパッキン75が摺動可能に設けられて
おり、ヘッド部59とピストン61とピストンパッキン
75は、筒部53との間に設けられたスプリング77に
よって上方に弾性付勢されている。
【0034】図1は、ヘッド部59を連結部51に螺合
してピストン61を移動不能にした状態を示している
が、ヘッド部59と連結部51との螺合を解除すると、
ヘッド部59とピストン61とピストンパッキン75は
スプリング77のバネ力によって上方に持ち上げられ、
ヘッド部59は、図5に示すように、連結部51の上方
に移動する。
【0035】筒部53内の下部には弁座口79を開閉す
るボールチェッキ81が収納されている。ピストン61
の底面外縁部には第2筒部53bの内面との間に液通路
83が形成されており、ピストン61において液通路8
3よりも上位に位置する部分には液通路孔85が設けら
れている。
【0036】前記第6筒部53fの下端に開口した吸引
口55には隙間保持体57の基端57aが挿入され、第
6筒部53fに隙間保持体57が嵌合している。隙間保
持体57は、図4に示すように、棒状をなし、その外周
面には、隙間保持体57の基端側57aから先端側57
bに向かってねじられた凸部87a,87b,87c,
87dと凹部89a,89b,89c,89dが周方向
に交互に設けられている。隙間保持体57の横断面形状
は略「十」の字形をなし、「十」の字の中心が吸引部4
9の筒部53の中心と一致している。
【0037】即ち、隙間保持体57は、その全長に亙っ
て長手方向にねじられた4つの凸部87a,87b,8
7c,87dと、4つの凹部89a,89b,89c,
89dを有し、凸部87a,87b,87c,87dの
巻方向は隙間保持体57の上部から下部に向かって反時
計方向であり、凸部の条数は3である。従って、隙間保
持体57の周方向には必ず凸部87a,87b,87
c,87dが存在することになる。
【0038】尚、隙間保持体57の巻方向は反時計方向
に限られず時計方向でもよい。また、凸部の条数も3に
限るものではない。
【0039】また、「十」の字の外接円の外径は、吸引
口55の内径よりも若干小径で、且つ、図2に示すよう
に、第6筒部53fの内周面に設けられた抜け止め突起
91の内径よりも若干大径に形成されていて、隙間保持
体57の基端57aを吸引口55に差し込んだ時に、抜
け止め突起91ときつく嵌合して固定されるようになっ
ている。
【0040】〈ポンプ装置の作用について〉次に上記構
成のポンプ装置35の作用を図1,図5,図6,図7及
び図8を用いて説明する。
【0041】このポンプ装置35を使用して内容器34
内に収容されている内容物45を外部に注出するには、
ヘッド部59を連結部51に対して回転させヘッド部5
9と連結部51との螺合を解除して、ピストン61を移
動可能な状態とする。ヘッド部59とピストン61とピ
ストンパッキン75がスプリング77のバネ力によって
上方に移動して、図5に示すように、作動部47が連結
部51の上方に一定の間隔を有して停止する。
【0042】その後、この上方に移動した作動部47を
下方に押し下げた後、ヘッド部59とピストン61とピ
ストンパッキン75がスプリング77のバネ力によって
上方に移動すると、ピストンパッキン75も液通路83
を塞ぎながら上昇する。その結果、ボールチェッキ81
が負圧によって持ち上げられ、弁座口79が開放され
て、吸引口55から内容物45がピストン61の下側に
位置する一次貯溜室93に流入する。
【0043】その後、ヘッド部59とピストン61とピ
ストンパッキン75をスプリング77のバネ力に抗して
下方に押し下げると、ボールチェッキ81が弁座口79
を閉塞するとともに、ピストンパッキン75がピストン
61の底面部から離間して液通路83を開放する。その
結果、内溶物45が一次貯溜室93から液通路83を通
りピストン61内に流入し、ヘッド部59の吐出口59
aから注出される。
【0044】内容器34内に収容されている内容物45
は、当初は内容器34内に満たされた状態で収容されて
おり、この内容器34は外容器32に密着している。そ
の後、ポンプ装置35を用いて内容物45を注出する
と、図5に示すように、容器29の底部において内容器
34が外容器32から剥離して収縮する。これと同時に
容器29の底部に形成された前記ピンチオフ41を介し
て矢印が示すように、空気が内容器34と外容器32間
の空間内に流入する。この空気の流入により、外容器3
2の外観形状の変形を防止することができる。
【0045】さらに内容物45を注出すると、図6に示
すように、内容器34が外容器32からさらに剥離して
収縮し、そして、図7に示すように、内容器34が前記
吸引部49と隙間保持体57に密着する。
【0046】内容器34が隙間保持体57の外周に密着
した状態の横断面図を図8に示す。隙間保持体57の凸
部87a,87b,87c,87dはその上部から下部
に向かってねじられていることにより、隙間保持体57
の周方向には必ずこの凸部87a,87b,87c,8
7dが存在する。従って、内容器34が収縮するとこの
凸部87a,87b,87c,87dと接触し凹部89
a,89b,89c,89dに密着することはなく、こ
の凹部89a,89b,89c,89dが内容物45の
通路として確保されることになる。
【0047】また、前記隙間保持体57は断面形状が十
字型をした棒状部材をねじられた構造としているため、
十字型の各凸部の先部の左右に広がる膨出端部を設けた
従来の隙間保持体に比べて重量が低減する。さらに、隙
間保持体57の周方向に必ず凸部87a,87b,87
c,87d存在するため、隙間保持体57の曲げ剛性が
向上する。
【0048】〔第2の実施の形態〕次に、本発明による
容器用ポンプ装置35の第2の実施の形態を図10を用
いて説明する。図10は第2の実施の形態における隙間
保持体95の斜視図を示す。
【0049】第2の実施の形態の隙間保持体95は、棒
状をなし、一枚の長方形状の板を隙間保持体95の基端
側95aから先端側95bに向かってねじられた構造を
なしている。この隙間保持体95は凸部97a,97b
と凹部99a,99bが周方向に交互に設けられてい
る。隙間保持体95の横断面形状は略「−」の字形をな
し、「−」の字の中心が前記吸引部49の筒部53の中
心と一致している。
【0050】即ち、隙間保持体95は、その全長に亙っ
て長手方向にねじられた2つの凸部97a,97bと、
2つの凹部99a,99bを有し、この凸部97a,9
7bの巻方向は隙間保持体95の長手方向に向かって反
時計方向であり、凸部の条数は2である。従って、隙間
保持体95の周方向には必ず凸部97a,97bが存在
することになる。
【0051】尚、隙間保持体95の巻方向は反時計方向
に限られず時計方向でもよい。また、凸部の条数も2に
限るものではない。
【0052】また、「−」の字の外接円の外径は、吸引
口55の内径よりも若干小径で、且つ、図2に示すよう
に、第6筒部53fの内周面に設けられた抜け止め突起
91の内径よりも若干大径に形成されていて、隙間保持
体95の基端95aを吸引口55に差し込んだ時に、抜
け止め突起91ときつく嵌合して固定されるようになっ
ている。
【0053】尚、本発明では2つの凸部97a,97b
の成す角度を約180度としたがこれに限るものではな
く、鋭角や鈍角でもよい。本発明は構造が容易であるた
め、生産性の向上及び生産コストの低減を図ることがで
きる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吸引口に隙間保持体の基端を嵌合し、この隙間保持体の
基端から先端側に向かってねじられた凸部と凹部を周方
向に交互に設けたことにより、吸引口を常に開放状態に
保持することができるとともに、内容器が隙間保持体に
密着しても内容器は隙間保持体の凸部に密着するのみで
凹部には密着しないので内容物の通路を確保できるた
め、内容物の全量を円滑にほぼ完全になくなるまで確実
に注出することができる。
【0055】また、内容物の減少にともない内側層が外
側層から分離後、容器の一部に設けられた隙間からこの
分離した空間に空気が流入することにより、外容器の外
観形状の変化を防止することができる。
【0056】隙間保持体は断面形状が十字型をした棒状
部材をねじられた構造としているため、十字型の各凸部
の先部の左右に広がる膨出端部を設けた隙間保持体に比
べて重量が低減し、また、凸部が隙間保持体の周方向に
必ず存在するため、隙間保持体の曲げ剛性が向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に使用するポンプ
装置の作動部と吸引部と隙間保持体の組立外観図であ
る。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に使用するポンプ
装置の吸引部の要部拡大縦断面図である。
【図3】 (A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ
図2のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図、D
−D断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に使用する隙間保
持体を示す斜視図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態における内容物を
注出した状態を示す正面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態における内容物を
さらに注出した状態を示す正面図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態における内容物を
殆ど注出した状態を示す正面図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態における内容器
が密着した隙間保持体の横断面図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態において使用する
容器の底面図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態に使用する隙間
保持体を示す斜視図である。
【図11】 従来技術における隙間保持体を有するポン
プ装置を装着した容器の組立外観図である。
【図12】 従来技術における隙間保持体の斜視図であ
る。
【図13】 従来技術における密閉袋が密着した隙間保
持体の横断面図である。
【符号の説明】
29 容器 31a 外側層 31b 内側層 32 外容器 34 内容器 35 ポンプ装置 45 内容物 47 作動部 49 吸引部 55 吸引口 57 隙間保持体 57a 基端 57b 先端部 87a,87b,87c,87d 凸部 89a,89b,89c,89d 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−74081(JP,A) 特開 平7−132981(JP,A) 実開 平3−3582(JP,U) 実用新案登録2575410(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 83/76 B65D 47/34 B65D 77/04 B05B 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の外観形状を保持する外容器と、こ
    の外容器の内部に内容物を収容する内容器を備えた容器
    に使用され、この容器の外部に露出する作動部と、前記
    内容器に挿入されて吸引口から内容物を吸引する吸引部
    とを備えた容器用ポンプ装置において、 基端が前記吸引部の吸引口に嵌合し先端が前記内容器の
    内底部に向かって延びる隙間保持体を備え、この隙間保
    持体の外周面には、隙間保持体の基端側から先端側に向
    かってねじられた凸部と凹部が周方向に交互に設けられ
    ていることを特徴とする容器用ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記容器が少なくとも前記外容器をなす
    外側層と、前記内容器をなす内側層の少なくとも2層を
    備えた容器であることを特徴とする請求項1記載の容器
    用ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記隙間保持体の外周面に形成される凸
    部は、その凸部の一端に対して他端が隣接する他の凸部
    の少なくとも一端の周方向位置までねじられていること
    を特徴とする請求項1記載の容器用ポンプ装置。
  4. 【請求項4】 内容器が、外容器から剥離して収縮する
    ものである請求項1〜3の何れかに記載の容器用ポンプ
    装置。
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