JP2002128124A - 注出容器 - Google Patents

注出容器

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JP2002128124A
JP2002128124A JP2000332746A JP2000332746A JP2002128124A JP 2002128124 A JP2002128124 A JP 2002128124A JP 2000332746 A JP2000332746 A JP 2000332746A JP 2000332746 A JP2000332746 A JP 2000332746A JP 2002128124 A JP2002128124 A JP 2002128124A
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valve
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Haruo Tsuchida
治夫 土田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ式の注出容器において、ポンプ部の構
造を簡略化することにより、部品数を少なくし、コスト
を低減化すると共に、組立てを容易にする。 【解決手段】 容器本体１内に連通する吸込み孔１７
を開設した装着体１０と、注出弁部２１を上端に、吸込
み弁部２８を下端にそれぞれ設け、中間部を弾性潰れ変
形可能な弾発部２４に形成した貫通筒状のポンプ体２０
と、注出孔３７を頂壁３１に開設し、ポンプ体２０に弾
発されて、装着体１０に昇降スライド可能に、かつ抜け
出し不能に組付く押し下げヘッド３０と、からポンプ付
きキャップ９を構成し、このポンプ付きキャップ９を容
器本体１の口筒部６に組付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーム状液体等
の内容物を少量ずつ注出するポンプ式の注出容器に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のポンプ式注出容器として、容器
本体の上端口筒部に、弾性潰れ変形可能なドーム状の弾
性筒体を組付けると共に、この弾性筒体の上端に、注出
口を有する押し下げヘッドを組付け、かつ口筒部の開口
部に吸込み弁を、弾性筒体の上端開口部に注出弁を、そ
れぞれ配設して、この弾性筒体内をポンプ室として構成
したものが知られている（実開昭６１−１７０７２号公
報等参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、ポンプを構成する弾性筒体、吸
込み弁、注出弁をそれぞれ別体の部材としているので、
構造が複雑で部品数が多くなると共に、容器の組立ても
手間がかかり面倒になっている、と云う問題があった。
【０００４】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、ポンプ式の
注出容器において、ポンプ部の構造を簡略化することを
技術的課題とし、もって部品数を少なくし、コストを低
減化すると共に、組立てを容易にすることを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項１記載の発明の手段は、外側に周
設した組付き筒の上端と、内側に起立設した有頂の軸筒
の下端とを連結する連結壁部の上面にガイド筒を立設す
ると共に、このガイド筒の内方に複数の吸込み孔を周方
向に開設した装着体を有すること、この装着体の軸筒に
外装し、この軸筒の上端部外周面を弁座とする注出弁部
体を上端に設けると共に、装着体の吸込み孔の内部側に
位置する吸込み弁部を下端に設け、中間部を弾性潰れ変
形可能な弾発部に形成した貫通筒状のポンプ体を有する
こと、このポンプ体の注出弁部を介してポンプ体内と連
通する注出孔を頂壁に開設し、ポンプ体に弾発されて、
装着体のガイド筒に昇降スライド可能に、かつ抜け出し
不能に組付く押し下げヘッドを有すること、装着体とポ
ンプ体と押し下げヘッドからポンプ付きキャップを構成
すること、このポンプ付きキャップの組付き筒を、容器
本体の口筒部に組付けること、にある。
【０００６】使用時において、押し下げヘッドを押し下
げると、ポンプ体が押圧されてその弾発部が潰れ変形す
るため、ポンプ体内が加圧されて注出弁部が開弁し、こ
のポンプ内の内容物が注出孔を通って注出される。
【０００７】次いで、押し下げヘッドの押し下げを解放
すると、ポンプ体の弾発部が弾性復元してポンプ体内が
負圧化するため、吸込み弁部が開弁し、容器本体内の内
容物が吸込み孔を通ってポンプ体内に吸い上げられる。
【０００８】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に、容器本体を、胴部の下部内に、内部の負圧
化により上方へ摺動するスライド蓋を密に嵌合させて構
成した、ことを加えたものである。
【０００９】この請求項２記載の発明にあっては、内容
物の注出に従って、容器の内容物収納容積を正確にかつ
確実に減少させて、容器内に外気を吸入することが全く
ないので、嫌気性内容物を好適に収納することができ、
また内容物の消費に関わりなく、外観体裁を一定に保持
すると共に、安定した自立機能を維持する。
【００１０】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に、容器本体を、内部の負圧化により胴部の内
容物収納部分が偏平に減容化するチューブ容器で構成し
た、ことを加えたものである。
【００１１】この請求項３記載の発明にあっては、内容
物の注出に従って、容器の内容物収納容積を正確にかつ
確実に減少させて、容器内に外気を吸入することが全く
ないので、嫌気性内容物を好適に収納することができ、
また容器本体を、最も構成が簡単で安価なものとするこ
とができる。
【００１２】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に、把持部の上端に、押し下げヘッドの注出孔
の注出口に嵌合可能な栓を後面に突設した蓋板を連設
し、把持部の下端後部に、押し下げヘッドの外筒と容器
本体の頂壁との間に挿入され、かつ容器本体のガイド筒
の外周に係脱可能な円弧状のロック部を連設して構成し
たロック蓋を設けた、ことを加えたものである。
【００１３】この請求項４記載の発明にあっては、容器
の非使用時において、ロック蓋を装着することにより、
注出口を密閉することができると共に、押し下げヘッド
をロックしてその不必要な下降を防止することができ
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。図１〜図３は一実施例を示した
もので、嫌気性のクリーム状液体等の内容物を収納する
容器本体１は、円筒形状の胴部２の下端開口部に、底板
に空気孔４を開設した底蓋３を組付けると共に、胴部２
の下端部内に、容器本体１内の負圧化により上方へ摺動
するスライド蓋５を密に嵌合させ、胴部２の上端面に、
外周面に係合突条７を周設した口筒部６を立設すると共
に、その内方に開口部８を開設して構成されている。
【００１５】装着体１０は、口筒部６の外周に、アンダ
ーカット結合により組付く組付き筒１１の上端から内方
に頂壁１２を連設し、この頂壁１２の下面にシール筒１
３を垂下設すると共に、上面にガイド筒１４を立設して
いる。
【００１６】さらに、このガイド筒１４の内方上面に係
合凹部１５を周設し、頂壁１２の内端部下面に、周方向
に複数の吸込み孔１７を開設した中筒１６を垂下設する
と共に、中筒１６の下端部内面に弁座筒１８を垂下連設
し、この弁座筒１８の下端から内側上方へ反転して、有
頂の軸筒１９が起立連設されている。
【００１７】シリコンゴム等の弾性材から成る貫通筒状
のポンプ体２０は、上端に軸筒１９の上端部外周面を弁
座とする薄肉テーパ筒状の注出弁部２１を形成すると共
に、その下位に突周設した上部フランジ２２の上面に嵌
合筒片２３を立設し、この上部フランジ２２の下方の中
間部を、蛇腹状に湾曲した弾性潰れ変形（図３の右半分
参照）可能な弾発部２４に形成している。
【００１８】さらに、この弾発部２４の下位に突周設し
た下部フランジ２５の周縁下面に係合突条２６を周設す
ると共に、その内方にシール筒片２７を垂下設し、下端
に、弁座筒１８の内周面を弁座とする薄肉筒状の吸込み
弁部２８を形成して構成されている。
【００１９】押し下げヘッド３０は、前端に注出筒３２
を突設した頂壁３１の周縁に、ガイド筒１４に昇降スラ
イド可能に、かつ抜け出し不能に外嵌する外筒３３を垂
下設すると共に、その内方に、ポンプ体２０の嵌合筒片
２３に外嵌する嵌着筒３４を垂下設し、さらにその内方
に、下端面が上部フランジ２２の上面に当接する内筒２
５を垂下設し、この内筒３５の内方の頂壁中央部を上方
へ凹設して注出室３６を形成すると共に、この注出室３
６から注出筒３２の前端まで注出孔３７が開設されてい
る。
【００２０】以上の各部材は、ポンプ体２０の係合突条
２６を装着体１０の係合凹部１５に係合させると共に、
ポンプ体２０の嵌合筒片２３を押し下げヘッド３０の嵌
着筒３４に嵌合させた状態で、押し下げヘッド３０の外
筒３３を装着体１０のガイド筒１４に外嵌組付けするこ
とにより、一体のポンプ付きキャップ９が形成され、こ
のポンプ付きキャップ９の組付き筒１１を、容器本体１
の口筒部６にアンダーカット結合させて組付けることに
より、注出容器が構成される。
【００２１】次に、図４に示した他の実施例を説明する
と、容器本体１は、内容物の減少に伴う内部の負圧化に
より、その胴部２の内容物収納部分が扁平に減容化する
チューブ容器で構成されている。
【００２２】また、装着体１０の頂壁１２を直接、軸筒
１９に連設して、吸込み孔１７をこの頂壁１２の内側部
分に開設すると共に、ポンプ体２０の下端の吸込み弁部
２８を水平リング状に形成して、この吸込み孔１７上に
位置させ、かつまた、ポンプ体２０の弾発部２４を、中
央が内方へ凹んだ湾曲状に形成してある。
【００２３】このチューブ容器の場合、二重チューブ構
造として、内容物収納部分を形成する内側チューブは、
偏平に減容化変形したままであるが、外側チューブは、
内側チューブとの間に外気を侵入自在として潰れ変形し
ないものとするのが、外観体裁上良い。
【００２４】ロック蓋４０は、両側面を円弧状に凹設し
て形成した把持部４１の上端に、注出孔３７の注出口に
嵌合可能な栓４３を後面に突設した蓋板４２を連設し、
把持部４１の下端後部に、押し下げヘッド３０の外筒３
３と容器本体１の頂壁１２との間に挿入され、かつ容器
本体１のガイド筒１４の外周に係脱可能な円弧状のロッ
ク部４４を連設して構成されている。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。ポンプを構成する弾発筒
体、吸込み弁、注出弁を一体化して、貫通筒状のポンプ
体に形成したので、ポンプ部の構造が簡略化され、もっ
て部品数が減少し、コストが低減化されると共に、組立
ても容易になる。
【００２６】また、装着体とポンプ体と押し下げヘッド
とから一体のポンプ付きキャップを組立て、これを容器
本体に組み付けることができるので、この点からも容器
の組立てが容易化される。
【００２７】請求項２記載の発明にあっては、嫌気性内
容物を好適に収納でき、かつ内容物の消費に影響される
ことなく、良好な外観体裁と安定した自立機能を維持す
ることができる。
【００２８】請求項３記載の発明にあっては、嫌気性内
容物を好適に収納でき、かつ容器本体を、最も構造が簡
単で安価なものとすることができる。
【００２９】請求項４記載の発明にあっては、注出口を
密閉してホコリ等の侵入を防止すると共に、内容物の不
正注出を確実に防止するので、衛生的で安全な使用形態
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す、縦断側面図。
【図２】図１に示した実施例における、ポンプ体の半縦
断側面図。
【図３】図１に示した実施例における、右半分はヘッド
押し下げ状態を、左半分はヘッド解放状態を示す要部拡
大縦断側面図。
【図４】本発明の他の実施例を示す、要部を断面にした
側面図。
【図５】図１に示した実施例の、ロック蓋を分離した状
態の上部側面図。
【図６】図１に示した実施例における、ロック蓋の平面
図。
【符号の説明】
１ ； 容器本体 ２ ； 胴部 ３ ； 底蓋 ４ ； 空気孔 ５ ； スライド蓋 ６ ； 口筒部 ７ ； 係合突条 ８ ； 開口部 ９ ； ポンプ付きキャップ １０ ； 装着体 １１ ； 組付き筒 １２ ； 頂壁 １３ ； シール筒 １４ ； ガイド筒 １５ ； 係合凹部 １６ ； 中筒 １７ ； 吸込み孔 １８ ； 弁座筒 １９ ； 軸筒 ２０ ； ポンプ体 ２１ ； 注出弁部 ２２ ； 上部フランジ ２３ ； 嵌合筒片 ２４ ； 弾発部 ２５ ； 下部フランジ ２６ ； 係合突条 ２７ ； シール筒片 ２８ ； 吸込み弁部 ３０ ； 押し下げヘッド ３１ ； 頂壁 ３２ ； 注出筒 ３３ ； 外筒 ３４ ； 嵌着筒 ３５ ； 内筒 ３６ ； 注出室 ３７ ； 注出孔 ４０ ； ロック蓋 ４１ ； 把持部 ４２ ； 蓋板 ４３ ； 栓 ４４ ； ロック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E014 PA01 PB03 PC03 PC18 PD15 PF01 3E065 AA01 AA02 BA12 DA05 DB01 DC03 DD01 DD05 DE12 FA11 JA22 3E084 AA02 AA03 AA12 AB01 BA03 CA01 CC03 DA01 DB08 DB13 DC03 EA03 EB04 EC03 FA09 FC04 GA08 GB12 KB01 LA17 LB02 LB07 LC01 LD24 LD27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 外側に周設した組付き筒(11)の上端と、
    内側に起立設した有頂の軸筒(19)の下端とを連結する連
    結壁部の上面にガイド筒(14)を立設すると共に、該ガイ
    ド筒(14)の内方に複数の吸込み孔(17)を周方向に開設し
    た装着体(10)と、前記軸筒(19)に外装し、該軸筒(19)の
    上端部外周面を弁座とする注出弁部(21)を上端に設ける
    と共に、前記吸込み孔(17)の内部側に位置する吸込み弁
    部(28)を下端に設け、中間部を弾性潰れ変形可能な弾発
    部(24)に形成した貫通筒状のポンプ体(20)と、前記注出
    弁部(21)を介してポンプ体(20)内と連通する注出孔(37)
    を頂壁(31)に開設し、前記ポンプ体(20)に弾発されて、
    前記ガイド筒(14)に昇降スライド可能に、かつ抜け出し
    不能に組付く押し下げヘッド(30)と、からポンプ付きキ
    ャップ(9) を構成し、該ポンプ付きキャップ(9) の前記
    組付き筒(11)を容器本体(1) の口筒部(6) に組付けて成
    る注出容器。
  2. 【請求項２】 容器本体(1) を、胴部(2) の下部内に、
    内部の負圧化により上方へ摺動するスライド蓋(5) を密
    に嵌合させて構成した請求項１記載の注出容器。
  3. 【請求項３】 容器本体(1) を、内部の負圧化により胴
    部(2) の内容物収納部分が偏平に減容化するチューブ容
    器で構成した請求項１記載の注出容器。
  4. 【請求項４】 把持部(41)の上端に、押し下げヘッド(3
    0)の注出孔(37)の注出口に嵌合可能な栓(43)を後面に突
    設した蓋板(42)を連設し、前記把持部(41)の下端後部
    に、押し下げヘッド(30)の外筒(33)と容器本体(1) の頂
    壁(12)との間に挿入され、かつガイド筒(14)の外周に係
    脱可能な円弧状のロック部(44)を連設して構成したロッ
    ク蓋(40)を設けた請求項１または２または３記載の注出
    容器。
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