JP2567595Y2 - ディスペンサー付き容器 - Google Patents
ディスペンサー付き容器Info
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- JP2567595Y2 JP2567595Y2 JP1992003789U JP378992U JP2567595Y2 JP 2567595 Y2 JP2567595 Y2 JP 2567595Y2 JP 1992003789 U JP1992003789 U JP 1992003789U JP 378992 U JP378992 U JP 378992U JP 2567595 Y2 JP2567595 Y2 JP 2567595Y2
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- JP
- Japan
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- container
- container body
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- dome
- cap
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/0005—Components or details
- B05B11/0037—Containers
- B05B11/0039—Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means
- B05B11/0044—Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means compensating underpressure by ingress of atmospheric air into the container, i.e. with venting means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1028—Pumps having a pumping chamber with a deformable wall
- B05B11/1032—Pumps having a pumping chamber with a deformable wall actuated without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液状又はペースト状の
内容物を分与するディスペンサー付き容器に関する。
内容物を分与するディスペンサー付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディスペンサー付き容器
として、図7に示す構造のディスペンサー付き容器が提
供されている(特開平3−148455号公報)。
として、図7に示す構造のディスペンサー付き容器が提
供されている(特開平3−148455号公報)。
【0003】図に示すディスペンサー付き容器は、容器
本体1の口部2に容器本体1内部の内容物を分与するヘ
ッド3が上下動可能に取り付けられ、前記口部2の内側
に内容物の一時貯溜室となるシリンダ室4が形成される
とともに、このシリンダ室4内に前記ヘッド3の上下動
に従って摺動するピストン5が収納され、このピストン
5はシリンダ室4内のスプリング6によって常時上方へ
付勢状態とされた構造とされている。そして、ヘッド3
の押圧操作により、ピストン・シリンダ機構によってシ
リンダ室4内の内容物がヘッド3の液通路7を通ってヘ
ッド3の吐出面8に吐出するようになっている。
本体1の口部2に容器本体1内部の内容物を分与するヘ
ッド3が上下動可能に取り付けられ、前記口部2の内側
に内容物の一時貯溜室となるシリンダ室4が形成される
とともに、このシリンダ室4内に前記ヘッド3の上下動
に従って摺動するピストン5が収納され、このピストン
5はシリンダ室4内のスプリング6によって常時上方へ
付勢状態とされた構造とされている。そして、ヘッド3
の押圧操作により、ピストン・シリンダ機構によってシ
リンダ室4内の内容物がヘッド3の液通路7を通ってヘ
ッド3の吐出面8に吐出するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディスペンサー付き容器においては、ピストン・シ
リンダ機構によって容器本体1内の内容物をポンプアッ
プする構造であるため、ヘッド3と口部2との間に組み
込む部品数が多くなるとともに、組立に手間がかかる欠
点を有しており、製造コストが高くついて一般容器とし
ては適しにくかった。また、上記従来のディスペンサー
付き容器のように、容器本体1内における内容物と空気
との置換を行わない構造のディスペンサー付き容器とし
ては、上記ピストン・シリンダ機構と合わせて、内容物
の減少に伴って収縮する可撓性を有する袋体に内容物を
収納するようにしたディスペンサー付き容器があるが、
かかるディスペンサー付き容器もおいても、上記従来の
ディスペンサー付き容器と同様に製造コストが高くつい
て一般容器としては適しにくいものであった。
来のディスペンサー付き容器においては、ピストン・シ
リンダ機構によって容器本体1内の内容物をポンプアッ
プする構造であるため、ヘッド3と口部2との間に組み
込む部品数が多くなるとともに、組立に手間がかかる欠
点を有しており、製造コストが高くついて一般容器とし
ては適しにくかった。また、上記従来のディスペンサー
付き容器のように、容器本体1内における内容物と空気
との置換を行わない構造のディスペンサー付き容器とし
ては、上記ピストン・シリンダ機構と合わせて、内容物
の減少に伴って収縮する可撓性を有する袋体に内容物を
収納するようにしたディスペンサー付き容器があるが、
かかるディスペンサー付き容器もおいても、上記従来の
ディスペンサー付き容器と同様に製造コストが高くつい
て一般容器としては適しにくいものであった。
【0005】本考案は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、内容物の吐出に従って容器本体で減少した内容物
と空気との置換を容易に行なうことによって、内容物の
吐出を容易ならしめ、かつ、その構造も簡単なもので、
一般容器として適するディスペンサー付き容器を提供す
ることを目的とする。
ので、内容物の吐出に従って容器本体で減少した内容物
と空気との置換を容易に行なうことによって、内容物の
吐出を容易ならしめ、かつ、その構造も簡単なもので、
一般容器として適するディスペンサー付き容器を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案のディス
ペンサー付き容器では、容器本体の口部に有頭筒状のキ
ャップを外嵌し、このキャップの天板部に、容器本体の
内外に連結するとともに逆止弁を備えた貫通孔を設け、
前記天板部の裏面に、容器本体内の内容物を前記貫通孔
を介して天板部の上面に導く管を垂設し、前記天板部の
上面に、前記逆止弁との間に密閉室を形成するドームを
装着し、このドームは弾性変形および弾性復元可能と
し、このドームの裾部の一部には、前記キャップに設け
られた凹片に上方から嵌合して開口部を形成し、かつ前
記ドームの弾性変形とともに前記開口部を解放し、前記
ドームの弾性復元とともに前記開口部を閉鎖する凸片を
設け、前記天板部の裏面に、この裏面と前記口部の上端
との間に介在され、容器本体内を液密に保持するリング
状のパッキンを装着し、このパッキンは、断面視して下
方に凸なるV字状をなし、かつ外縁部にスリットを備え
るとともに、内周部に、容器本体内の負圧時にのみ前記
スリットを介した容器本体内への空気の吸入を許容する
フラップを備える構造とすることで、前記課題の解決手
段とした。
ペンサー付き容器では、容器本体の口部に有頭筒状のキ
ャップを外嵌し、このキャップの天板部に、容器本体の
内外に連結するとともに逆止弁を備えた貫通孔を設け、
前記天板部の裏面に、容器本体内の内容物を前記貫通孔
を介して天板部の上面に導く管を垂設し、前記天板部の
上面に、前記逆止弁との間に密閉室を形成するドームを
装着し、このドームは弾性変形および弾性復元可能と
し、このドームの裾部の一部には、前記キャップに設け
られた凹片に上方から嵌合して開口部を形成し、かつ前
記ドームの弾性変形とともに前記開口部を解放し、前記
ドームの弾性復元とともに前記開口部を閉鎖する凸片を
設け、前記天板部の裏面に、この裏面と前記口部の上端
との間に介在され、容器本体内を液密に保持するリング
状のパッキンを装着し、このパッキンは、断面視して下
方に凸なるV字状をなし、かつ外縁部にスリットを備え
るとともに、内周部に、容器本体内の負圧時にのみ前記
スリットを介した容器本体内への空気の吸入を許容する
フラップを備える構造とすることで、前記課題の解決手
段とした。
【0007】
【作用】本考案にかかるディスペンサー付き容器におい
ては、ドームを押圧して密閉室の容積を小さくした状態
から、ドームを弾性復帰させると、密閉室が負圧化する
ことにより、逆止弁が開いて容器本体内の内容物が管を
通ってキャップの天板部の上面に供給される。容器本体
内は内容物が減少した分だけ負圧化し、この負圧に伴っ
てパッキンのフラップ部が容器本体内へ向けて傾き天板
部の裏面との間に隙間を形成し、パッキンの一部に設け
た空気導入スリットなどを介して空気が容器本体内に吸
入し、容器本体内の気圧が元に復帰する。キャップの天
板部の上面に分与された内容物は、ドームを押圧するこ
とにより、ドームとキャップとの間の開口部から外部に
吐出する。内容物の吐出後、ドームを弾性復帰させる
と、この開口部は自身の自閉機能によって閉じられる。
ては、ドームを押圧して密閉室の容積を小さくした状態
から、ドームを弾性復帰させると、密閉室が負圧化する
ことにより、逆止弁が開いて容器本体内の内容物が管を
通ってキャップの天板部の上面に供給される。容器本体
内は内容物が減少した分だけ負圧化し、この負圧に伴っ
てパッキンのフラップ部が容器本体内へ向けて傾き天板
部の裏面との間に隙間を形成し、パッキンの一部に設け
た空気導入スリットなどを介して空気が容器本体内に吸
入し、容器本体内の気圧が元に復帰する。キャップの天
板部の上面に分与された内容物は、ドームを押圧するこ
とにより、ドームとキャップとの間の開口部から外部に
吐出する。内容物の吐出後、ドームを弾性復帰させる
と、この開口部は自身の自閉機能によって閉じられる。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を、図1ないし図3を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0009】図中、符号10は内容物が収納される容器
本体、符号20は容器本体10の口部11に外嵌される
キャップ、符号30はキャップ20の上面に装着される
ドームを示しており、これら符号10、20、30によ
り本実施例のディスペンサー付き容器は基本構成されて
いる。
本体、符号20は容器本体10の口部11に外嵌される
キャップ、符号30はキャップ20の上面に装着される
ドームを示しており、これら符号10、20、30によ
り本実施例のディスペンサー付き容器は基本構成されて
いる。
【0010】前記容器本体10は、図1および図2に示
すように、分与する内容物を内部の収納室12に収納す
る有底筒状の容器であって、口部11の外周にはキャッ
プ20の側壁部21の内周面に周設された周突条23に
係合してキャップ20を口部11に外嵌する2条の周突
条13、13が周設されている。なお、キャップ20と
口部11はねじ嵌合式であってもよい。
すように、分与する内容物を内部の収納室12に収納す
る有底筒状の容器であって、口部11の外周にはキャッ
プ20の側壁部21の内周面に周設された周突条23に
係合してキャップ20を口部11に外嵌する2条の周突
条13、13が周設されている。なお、キャップ20と
口部11はねじ嵌合式であってもよい。
【0011】前記キャップ20は、図1および図2に示
すように、筒状の側壁部21と、この側壁部21の上端
に一体に設けられた天板部22とから構成されている。
前記側壁部21の内周面には口部11の外周面の周突条
13、13に係合する周突条23が周設されている。前
記天板部22の中央には板厚方向に貫通する貫通孔24
が穿孔され、この貫通孔24の上端には容器本体10内
部の内容物の吐出のみを許容する逆止弁25が取り付け
られている。またこの貫通孔24の下端周縁には口部1
1の内側に位置する内筒26が垂設されており、この内
筒26には先端が容器本体10の内底部付近まで達する
管27の上端が取り付けられている。この管27は容器
本体10内の内容物を貫通孔24を通して天板部22の
上面に導くための部品である。
すように、筒状の側壁部21と、この側壁部21の上端
に一体に設けられた天板部22とから構成されている。
前記側壁部21の内周面には口部11の外周面の周突条
13、13に係合する周突条23が周設されている。前
記天板部22の中央には板厚方向に貫通する貫通孔24
が穿孔され、この貫通孔24の上端には容器本体10内
部の内容物の吐出のみを許容する逆止弁25が取り付け
られている。またこの貫通孔24の下端周縁には口部1
1の内側に位置する内筒26が垂設されており、この内
筒26には先端が容器本体10の内底部付近まで達する
管27の上端が取り付けられている。この管27は容器
本体10内の内容物を貫通孔24を通して天板部22の
上面に導くための部品である。
【0012】前記ドーム30は、容器本体10内の内容
物を天板部22上面に供給するとともに、天板部22上
面に供給された内容物を外部に吐出操作する部品であっ
て、弾性変形および弾性復帰可能な材質の部材から半球
状に形成されている。このドーム30は、天板部22の
上面縁部に沿って周方向に立設された壁部28と、この
壁部28の内側に位置して周方向に立設された内壁部2
8aとの間に、自身の裾部31を嵌入することによっ
て、天板部22の上面に気密に装着されている。したが
って、かかるドーム30の内面と逆止弁25を含む天板
部22の上面との間には密閉室が形成されている。
物を天板部22上面に供給するとともに、天板部22上
面に供給された内容物を外部に吐出操作する部品であっ
て、弾性変形および弾性復帰可能な材質の部材から半球
状に形成されている。このドーム30は、天板部22の
上面縁部に沿って周方向に立設された壁部28と、この
壁部28の内側に位置して周方向に立設された内壁部2
8aとの間に、自身の裾部31を嵌入することによっ
て、天板部22の上面に気密に装着されている。したが
って、かかるドーム30の内面と逆止弁25を含む天板
部22の上面との間には密閉室が形成されている。
【0013】また、天板部22の側面一部には遠心方向
へ突出する断面凹状の凹片29が設けられ、この凹片2
9の上面と逆止弁25との間に位置する壁部28および
内壁部28aの一部は切り欠きされており、凹片29の
上面と逆止弁25との間を連通している。この凹片29
に対向するドーム30の裾部31の一部には、凹片29
の上面との間に内容物出口となる開口部32を形成する
凸片33が設けられている。前記の開口部32は自閉性
を有している。即ち、この開口部32は、密閉室内の内
容物がドーム30の弾性変形によってドーム30と一体
な材質から形成される凸片33の先端部を押し上げて外
部に吐出しようとし、自ら開いて内容物を吐出させる
が、ドーム30の弾性復帰とともに凸片33の先端部を
凹片29の上面先端に密着させることにより、自らを閉
じる構造とされている。
へ突出する断面凹状の凹片29が設けられ、この凹片2
9の上面と逆止弁25との間に位置する壁部28および
内壁部28aの一部は切り欠きされており、凹片29の
上面と逆止弁25との間を連通している。この凹片29
に対向するドーム30の裾部31の一部には、凹片29
の上面との間に内容物出口となる開口部32を形成する
凸片33が設けられている。前記の開口部32は自閉性
を有している。即ち、この開口部32は、密閉室内の内
容物がドーム30の弾性変形によってドーム30と一体
な材質から形成される凸片33の先端部を押し上げて外
部に吐出しようとし、自ら開いて内容物を吐出させる
が、ドーム30の弾性復帰とともに凸片33の先端部を
凹片29の上面先端に密着させることにより、自らを閉
じる構造とされている。
【0014】さらに、容器本体10の口部11上端とキ
ャップ20の天板部22の裏面との間には、容器本体1
0内部の液密性を確保するリング状のパッキン40が介
在されている。このパッキン40は、図2および図3に
示すように断面視して下方に凸なるV字状をなし、かつ
パッキン40の下端面は口部1の上端に全周に亙って密
着し、またパッキン40の外縁部は天板部22の裏面に
全周に亙って密着した状態で支持されている。そして、
かかるパッキン40の下端面から連続する内周部は容器
本体10内部の気圧の変化によって上下方向にひらひら
するフラップ41とされている。このフラップ41は、
容器本体10内部が負圧化することにより、口部11の
内側に向けて傾き、フラップ41の先端と天板部22の
裏面との間に隙間を形成し、パッキン40の外縁部の一
部を切り欠いて成る空気導入用のスリット42を通して
容器本体10内部に空気を吸入する機能を奏するように
なっている。
ャップ20の天板部22の裏面との間には、容器本体1
0内部の液密性を確保するリング状のパッキン40が介
在されている。このパッキン40は、図2および図3に
示すように断面視して下方に凸なるV字状をなし、かつ
パッキン40の下端面は口部1の上端に全周に亙って密
着し、またパッキン40の外縁部は天板部22の裏面に
全周に亙って密着した状態で支持されている。そして、
かかるパッキン40の下端面から連続する内周部は容器
本体10内部の気圧の変化によって上下方向にひらひら
するフラップ41とされている。このフラップ41は、
容器本体10内部が負圧化することにより、口部11の
内側に向けて傾き、フラップ41の先端と天板部22の
裏面との間に隙間を形成し、パッキン40の外縁部の一
部を切り欠いて成る空気導入用のスリット42を通して
容器本体10内部に空気を吸入する機能を奏するように
なっている。
【0015】次に、上記のように構成されたディスペン
サー付き容器の作用を説明する。
サー付き容器の作用を説明する。
【0016】上記ディスペンサー付き容器は、容器本体
10の口部11に対し、パッキン40、管27および逆
止弁25付きキャップ20、ドーム30を順に組み付け
るだけで、組み立てられる。したがって、部品数も少な
く組立工数も少なく、製作コストの低減化が図れる。
10の口部11に対し、パッキン40、管27および逆
止弁25付きキャップ20、ドーム30を順に組み付け
るだけで、組み立てられる。したがって、部品数も少な
く組立工数も少なく、製作コストの低減化が図れる。
【0017】ドーム30を押圧して密閉室の容積を小さ
くした状態から、ドーム30を弾性復帰させると、密閉
室が負圧化することにより、逆止弁25が開いて容器本
体10内の内容物が管27、貫通孔24を通ってキャッ
プ20の天板部22の上面に供給される。容器本体10
内は内容物が減少した分だけ負圧化し、この負圧に伴っ
てパッキン40のフラップ41が口部11内へ向けて傾
き天板部22の裏面との間に隙間を形成する。すると、
パッキン40の空気導入スリット42および隙間を通し
て空気が容器本体10内に吸入し、容器本体10内の気
圧が元に復帰する。
くした状態から、ドーム30を弾性復帰させると、密閉
室が負圧化することにより、逆止弁25が開いて容器本
体10内の内容物が管27、貫通孔24を通ってキャッ
プ20の天板部22の上面に供給される。容器本体10
内は内容物が減少した分だけ負圧化し、この負圧に伴っ
てパッキン40のフラップ41が口部11内へ向けて傾
き天板部22の裏面との間に隙間を形成する。すると、
パッキン40の空気導入スリット42および隙間を通し
て空気が容器本体10内に吸入し、容器本体10内の気
圧が元に復帰する。
【0018】ドーム30をもう一度押圧すると、密閉室
内に供給された内容物は、ドーム30の凸片33とキャ
ップ20の凹片29との間の開口部32の先端を押し開
けて外部に吐出する。内容物の吐出後、ドーム30を弾
性復帰させると、この開口部32は自身の自閉機能によ
って閉じられる。また、密閉室が負圧化することによ
り、逆止弁25が開いて容器本体10内の内容物が管2
7、貫通孔24を通ってキャップ20の天板部22の上
面に再び供給される。
内に供給された内容物は、ドーム30の凸片33とキャ
ップ20の凹片29との間の開口部32の先端を押し開
けて外部に吐出する。内容物の吐出後、ドーム30を弾
性復帰させると、この開口部32は自身の自閉機能によ
って閉じられる。また、密閉室が負圧化することによ
り、逆止弁25が開いて容器本体10内の内容物が管2
7、貫通孔24を通ってキャップ20の天板部22の上
面に再び供給される。
【0019】後は、ドーム30の押圧動作を繰り返すこ
とによって、容器本体10内部からキャップ20の天板
部22上面に供給された内容物と空気との置換を行いつ
つ、繰り返し内容物を外部に吐出操作することができ
る。
とによって、容器本体10内部からキャップ20の天板
部22上面に供給された内容物と空気との置換を行いつ
つ、繰り返し内容物を外部に吐出操作することができ
る。
【0020】本実施例のディスペンサー付き容器によれ
ば、ドーム30の押圧動作により、パッキン40のフラ
ップ41の作用によって容器本体10内における内容物
と空気の置換を円滑に行なわしめることができる。これ
により、容器本体10内の内容物を吐出性能を低下させ
ることなく容易に天板部22の上面に供給して外部に吐
出することができ、ドーム30の押圧動作を繰り返すこ
とによって、内容物を繰り返し吐出することができ、吐
出操作を容易にかつスムーズに行うことができる。ま
た、前記したように、部品数が少なくかつ組立が容易で
あり、低廉なディスペンサー付き容器を提供することが
できることと合わせて、一般容器として好適である。し
かも、パッキン40が断面視して下方に凸なるV字状を
なし、かつ天板部22の裏面に装着されているため、キ
ャップ20の着脱に際しパッキン40が邪魔とならずキ
ャップ20の着脱が容易で、内容物の再充填を容易に行
うことができる。
ば、ドーム30の押圧動作により、パッキン40のフラ
ップ41の作用によって容器本体10内における内容物
と空気の置換を円滑に行なわしめることができる。これ
により、容器本体10内の内容物を吐出性能を低下させ
ることなく容易に天板部22の上面に供給して外部に吐
出することができ、ドーム30の押圧動作を繰り返すこ
とによって、内容物を繰り返し吐出することができ、吐
出操作を容易にかつスムーズに行うことができる。ま
た、前記したように、部品数が少なくかつ組立が容易で
あり、低廉なディスペンサー付き容器を提供することが
できることと合わせて、一般容器として好適である。し
かも、パッキン40が断面視して下方に凸なるV字状を
なし、かつ天板部22の裏面に装着されているため、キ
ャップ20の着脱に際しパッキン40が邪魔とならずキ
ャップ20の着脱が容易で、内容物の再充填を容易に行
うことができる。
【0021】図4ないし図6は本考案の第2実施例を示
すもので、本実施例のディスペンサー付き容器において
は、第1実施例のディスペンサー付き容器に対して押釦
50を装着するとともに、パッキンの構造を変更してい
る。
すもので、本実施例のディスペンサー付き容器において
は、第1実施例のディスペンサー付き容器に対して押釦
50を装着するとともに、パッキンの構造を変更してい
る。
【0022】即ち、本実施例では図4に示すように、キ
ャップ20の側壁部21の下端外周に段部51を周設
し、この段部51に乗せる形で側壁部21の外周に外筒
52を被せるとともに、外筒52の上面開口部内に押釦
50を摺動可能に嵌合し、押釦50の裏面から垂設した
筒部53の下端をドーム30の頂部に当接させる構造と
し、押釦50を押圧操作することによりドーム30を弾
性変形させ、押釦50の押圧を解除することによりドー
ム30を弾性復帰するようにしたものである。
ャップ20の側壁部21の下端外周に段部51を周設
し、この段部51に乗せる形で側壁部21の外周に外筒
52を被せるとともに、外筒52の上面開口部内に押釦
50を摺動可能に嵌合し、押釦50の裏面から垂設した
筒部53の下端をドーム30の頂部に当接させる構造と
し、押釦50を押圧操作することによりドーム30を弾
性変形させ、押釦50の押圧を解除することによりドー
ム30を弾性復帰するようにしたものである。
【0023】また、本実施例で採用されるパッキン43
は、図5および図6に示すように、そのフラップ44の
先端がキャップ20の内筒26の側周面に当接する形と
されており、容器本体10内部が負圧化することによっ
てフラップ44の先端が下方に傾いて内筒26の側周面
との間に空気吸入用の隙間を形成するようになってい
る。また、パッキン43の上面には天板部22の裏面と
の間の面圧を受ける多数の突起45が周方向に沿って設
けられている。なお、符号46は空気導入用のスリット
を示している。
は、図5および図6に示すように、そのフラップ44の
先端がキャップ20の内筒26の側周面に当接する形と
されており、容器本体10内部が負圧化することによっ
てフラップ44の先端が下方に傾いて内筒26の側周面
との間に空気吸入用の隙間を形成するようになってい
る。また、パッキン43の上面には天板部22の裏面と
の間の面圧を受ける多数の突起45が周方向に沿って設
けられている。なお、符号46は空気導入用のスリット
を示している。
【0024】本実施例によれば、第1実施例で得られる
効果をそのまま奏することができる他、押釦50によっ
てドーム30の押圧操作性を改良することができる効果
を得ることができる。
効果をそのまま奏することができる他、押釦50によっ
てドーム30の押圧操作性を改良することができる効果
を得ることができる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のディスペ
ンサー付き容器によれば、ドームの押圧動作およびこれ
に連動するパッキンのフラップの作用によって容器本体
内における内容物と空気の置換を円滑に行なわしめて、
容器本体内の内容物を容易かつ効率よく天板部上面に供
給して開口部より外部に吐出することができる。これに
よりドームの押圧動作を繰り返すことによって、内容物
を繰り返し吐出することができ、吐出操作を容易にかつ
スムーズに行うことができ、その使用勝手に優れるとい
う効果を奏する。また、部品数が少なくかつ組立が容易
であり、使用勝手も良好であるため、一般容器として好
適に使用できる。加えて、パッキンが断面視して下方に
凸なるV字状をなし、かつ天板部の裏面に装着されてい
るため、キャップの着脱に際しパッキンが邪魔とならず
キャップの着脱が容易で、内容物の再充填を容易に行う
ことができる。
ンサー付き容器によれば、ドームの押圧動作およびこれ
に連動するパッキンのフラップの作用によって容器本体
内における内容物と空気の置換を円滑に行なわしめて、
容器本体内の内容物を容易かつ効率よく天板部上面に供
給して開口部より外部に吐出することができる。これに
よりドームの押圧動作を繰り返すことによって、内容物
を繰り返し吐出することができ、吐出操作を容易にかつ
スムーズに行うことができ、その使用勝手に優れるとい
う効果を奏する。また、部品数が少なくかつ組立が容易
であり、使用勝手も良好であるため、一般容器として好
適に使用できる。加えて、パッキンが断面視して下方に
凸なるV字状をなし、かつ天板部の裏面に装着されてい
るため、キャップの着脱に際しパッキンが邪魔とならず
キャップの着脱が容易で、内容物の再充填を容易に行う
ことができる。
【図1】本考案の第1実施例を示すディスペンサー付き
容器の分解斜視図である。
容器の分解斜視図である。
【図2】同ディスペンサー付き容器の断面図である。
【図3】同ディスペンサー付き容器の要部断面図であ
る。
る。
【図4】本考案の第2実施例を示すディスペンサー付き
容器の断面図である。
容器の断面図である。
【図5】同ディスペンサー付き容器に使用されるパッキ
ンの斜視図である。
ンの斜視図である。
【図6】同ディスペンサー付き容器の要部断面図であ
る。
る。
【図7】図7は従来のディスペンサー付き容器を示す断
面図である。
面図である。
10 容器本体 11 口部 20 キャップ22 天板部 24 貫通孔 25 逆止弁27 管 29 凹片 30 ドーム 32 開口部33 凸片 40 パッキン 41 フラップ 42 スリット 。
Claims (1)
- 【請求項1】 容器本体(10)の口部(11)に有頭
筒状のキャップ(20)が外嵌され、このキャップの天
板部(22)には、容器本体の内外に連結するとともに
逆止弁(25)を備えた貫通孔(24)が設けられ、前
記天板部の裏面には、容器本体内の内容物を前記貫通孔
を介して天板部の上面に導く管(27)が垂設され、前
記天板部の上面には、前記逆止弁との間に密閉室を形成
するドーム(30)が装着され、このドームは弾性変形
および弾性復元可能とされ、このドームの裾部の一部に
は、前記キャップに設けられた凹片(29)に上方から
嵌合して開口部(32)を形成し、かつ前記ドームの弾
性変形とともに前記開口部を解放し、前記ドームの弾性
復元とともに前記開口部を閉鎖する凸片(33)が設け
られ、前記天板部の裏面には、この裏面と前記口部の上
端との間に介在され、容器本体内を液密に保持するリン
グ状のパッキン(40)が装着され、このパッキンは、
断面視して下方に凸なるV字状をなし、かつ外縁部にス
リット(42)を備えるとともに、内周部に、容器本体
内の負圧時にのみ前記スリットを介した容器本体内への
空気の吸入を許容するフラップ(41)を備えているこ
とを特徴とするディスペンサー付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992003789U JP2567595Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | ディスペンサー付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992003789U JP2567595Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | ディスペンサー付き容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562454U JPH0562454U (ja) | 1993-08-20 |
JP2567595Y2 true JP2567595Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=11566959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992003789U Expired - Lifetime JP2567595Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | ディスペンサー付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567595Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200458459Y1 (ko) * | 2009-04-29 | 2012-02-20 | 천용건 | 액체분배용 펌프 |
JP2019514809A (ja) * | 2016-04-27 | 2019-06-06 | イノベーションコーオペレイティブスリーディ,リミテッド・ライアビリティ・カンパニーInnovationcooperative3D, Llc | 可撓性流体パッケージ用の調節可能な流体用量分配器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0339410Y2 (ja) * | 1985-05-21 | 1991-08-20 | ||
JPH0617739Y2 (ja) * | 1987-07-08 | 1994-05-11 | 株式会社吉野工業所 | 流動体注出容器 |
EP0410858B1 (fr) * | 1989-07-25 | 1994-04-06 | L'oreal | Ensemble de distribution d'au moins un produit fluide, notamment cosmétique ou pharmaceutique |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP1992003789U patent/JP2567595Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0562454U (ja) | 1993-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971202 |