JP4463094B2 - 底面フィルタ付液体収容容器 - Google Patents
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Description
また、図4に示したように、ブロー成形や真空成形等により注液筒部6と容器本体10とを一体に形成してある一体成形型点眼容器AにキャップBを螺合或いは嵌合等により装着させる、所謂ボトルパック点眼具X等が汎用されている。
さらに、注液筒部の先端に注液口を設けた中栓部を装着するものも知られていた(例えば、特許文献1参照)。
このような点眼具Xの素材としては、成形の容易さ等から軟質の熱可塑性樹脂が用いられている。
一方、特許文献3に記載の注液容器の構成では、注液口の反対側に外気吸入用弁が設けてあり、注液後の外気吸入時には、液体収容部にある液体と外気吸入用弁とは接しないため、外気吸入用弁から液体が漏洩する虞はない。しかし、フィルタ部材が設けられていないことから、外気吸入に伴う微生物等による液体収容部内の汚染の虞があった。
このとき、例えば、注液時の1滴量を一定に制御してあるような点眼具であれば、このように注液時に液体が勢いよく飛び出すと、周縁に散逸した液体の分量を補うために再度注液操作を行って眼に滴下する必要がある。そのため、過剰の注液操作と液体の無駄が生じるという問題点があった。
また、通気手段は、フィルタ部材を備えている。フィルタ部材は、外部空気に含まれる微生物等の汚染源の侵入を許容しないように構成してあり、通気手段から吸い込まれる外部空気がフィルタ部材を経由することで、液体収容部内の汚染を防止することが可能となる。
さらに、通気手段は、外部からの空気の流入を許容すると共に外部への液体の流出を阻止する逆止弁を備えている。そのため、この逆止弁において外部空気の流入を行って容器内と外部との圧力を平衡させることが可能となる。この逆止弁は液体の流出を阻止するため、保管時等において、通気手段からの液体の漏洩を防止することができる。
また、キャップを、液体を収容した未開封の容器本体に装着すれば、開封手段により密封状態を解除可能となる。一方、開封手段による注液部の開封時まで確実に容器本体の密封状態を維持することができる。
当該キャップは、外部への液体の流出を許容すると共に外部からの空気の流入を阻止する弁手段を備えている。当該弁手段は、開封手段に対し外方から密接状態にあるときには外部からの空気の流入を阻止し、開封手段から離間した状態にあるときには外部への液体の流出を許容するため、所望量の液体を外部流出させた後には、外部空気が容器本体内に流入する経路を遮断できる構成となる。従って、容器開封後に外部の空気に含まれる微生物等の点眼容器内への取り込みを防ぐことができ、容器開封後における容器内汚染の防止が可能となる。
そのため、底面キャップを設けた液体収容容器を容易に製造することができる。
このため、液体の流出操作をしない通常時には、各板状部位の端部同士の接触によって閉塞された状態となっている(閉状態)。
図1に、液体収容容器として、主に医療用に用いられる点眼具Xの概略図を示す。この点眼具Xは、液体として主に医療用点眼液等の薬液を収容可能な容器本体10を有する点眼容器Aと、点眼容器Aに着脱自在なキャップBとから構成してある。
つまり、点眼動作の際には、点眼容器A(容器本体10)の胴部2を二本の指先で把持して胴部2を容器軸線側に押圧操作して容器本体10の容積を減少させることにより薬液を外部流出させる。所望量の液体を外部流出させた後、容器本体10の押圧を停止すると、容器本体10自身の復元性等により形状が液体を外部流出する前の状態に戻ろうとする。この時、容器本体10内部は陰圧となって流出した液体の分だけ外部空気が通気手段100から液体収容部12内部に流入するように構成することができる。
上述したように点眼容器Aは弾性変形可能に構成してあるが、仮に、容器本体10の底面の変形が歪な形状のまま残る場合であっても、通気手段100が受部105を有すると、点眼容器Aを安定して床面に載置することができる。
さらに、底面キャップ110装着時には、通気手段100を良好に保護することができる。
つまり、通気手段100を覆う底面キャップ110を設けることにより、容器本体10の内外圧差が生じるのを防止することができる。
そのため、底面キャップ110を設けた容器本体10を容易に製造することができる。
薬液を滴下投与した後、押圧操作を停止すると、点眼容器A自身の復元性等により薬液を滴下投与する前の形状に戻ろうとする。この時、点眼容器A内部は陰圧となって投与した薬液の分だけ外部空気が液体収容部12内部に流入する。
また、薬液投与後、点眼容器Aの胴部2の押圧操作を停止して点眼容器Aの形状が薬液を滴下投与する前の状態に戻ろうとするとき(点眼容器A内部は陰圧となる)には、流入する外部空気の圧力を好適に利用して通気手段100を開状態とすることができる。
そのため、点眼動作に合わせて、タイミングよく外部空気の流入を許容すると共に外部への薬液の流出を許容しない逆止弁103とすることができる。
上述したように、キャップBは点眼容器Aの雄ネジ6aに着脱自在に螺合するものが適用可能である。
例えば、キャップBは、未開封状態の注液部61aを開封可能な開封手段と、外部への液体の流出を許容すると共に外部からの空気の流入を阻止する弁手段を備えた構成とすることが可能である。
具体的には、図1に示したように、薬液を収容可能な点眼容器Aに装着可能な基体部材7と、基体部材7に取付け可能なオーバーキャップ8とを備える。オーバーキャップ8には、基体部材7に対して摺動自在となるよう基体部材7に挿入保持され、その側面に薬液を外部へ導く溝部9aを有すると共に、点眼容器Aの密封状態を解除すべくオーバーキャップ8によって点眼容器Aの側へ押込可能な押込部材(開封手段)9と、押込部材9に対し外方から密接した状態で基体部材7の先端部分77に設けた第一密接部材(弁手段)11と、基体部材7の内周側に設けてあり、押込まれた押込部材9と密接可能な第二密接部材13とを備えて構成してある。
また、基体部材7を、第一基体部材7aと第二基体部材7bとで構成することが可能である。
所望量の薬液を外部流出させた後には、第一密接部材11は、再び押込部材9に対し外方から密接状態となり、外部空気が容器本体10内に流入する経路を遮断できる構成となる。従って、点眼容器A開封後に外部の空気に含まれる微生物等の点眼容器A内への取り込みを防ぐことができ、点眼容器A開封後における容器内汚染の防止が可能となる。
点眼容器Aは、例えばブロー成形や真空成形により作製する。
本実施例では、ブロー成形、薬液充填、容器閉塞の一貫システムであるブローフィルシール法により底面キャップ110と点眼容器A(容器本体10)とを一体化形成する態様を例示する(図3参照)。
10 容器本体
12 液体収容部
61a 注液口
100 通気手段
103 逆止弁
101 フィルタ部材
110 底面キャップ
Claims (5)
- 液体を収容する液体収容部を有する容器本体と、開封状態で液体の流出を許容する注液部とを設けてある液体収容容器において、
前記容器本体の底面に、フィルタ部材と、外部からの空気の流入を許容すると共に外部への液体の流出を阻止する逆止弁とを備えた通気手段を設けてあり、
前記容器本体に装着可能であると共に、未開封状態の前記注液部を開封可能な開封手段と、外部への液体の流出を許容すると共に外部からの空気の流入を阻止する弁手段を備えたキャップを設け、
前記弁手段が、前記開封手段に対し外方から密接状態にあるときには外部からの空気の流入を阻止し、液体の圧力により前記開封手段から離間した状態にあるときには外部への液体の流出を許容する液体収容容器。 - 前記通気手段が、床面と接すると共に容器本体を支える受部を有する請求項1に記載の液体収容容器。
- 前記通気手段を覆う底面キャップを設けてある請求項1又は2に記載の液体収容容器。
- 前記底面キャップが前記容器本体と一体に形成してあり、前記底面キャップは前記容器本体に対して切り取り自在に構成してある請求項3に記載の液体収容容器。
- 前記逆止弁が、端部において相互に接触自在な一対の板状部位を有すると共に、前記一対の板状部材の端部同士の接触により閉塞し、或いは、前記一対の板状部材の端部同士が離間することにより開口するように構成してあるダックビル型である請求項1〜4の何れか一項に記載の液体収容容器。
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