JP3435948B2 - 車両用発電機の電圧制御装置 - Google Patents

車両用発電機の電圧制御装置

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  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機の出力電圧
を、制御信号に応じて複数種類に調整する車両用発電機
の電圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用発電機の出力電圧の制御では、車
両走行状態に対応して、例えば、車両が加速状態にある
時、積極的に発電機の発電を停止してエンジンの負荷ト
ルクを軽くすることで、加速性を向上したり、バッテリ
の充電状態が良好な場合に、発電をバッテリ開放電圧相
当に抑制し、エンジンの負荷トルクを軽くすることで燃
費を向上したり、車両減速時に、発電電圧を高くし積極
的に発電することで減速時の運動エネルギの減少分をバ
ッテリに回生充電したり、発電機の出力電圧を優先して
高電力負荷(ヒーテッド・ウインド・シールド)などに
給電する際に、バッテリに充電する電圧より高電圧で発
電するなどの種々の発電制御の要求が今日高まりを見せ
ており、それに対応して、実公平1−27401号公
報、特開平5−268733号公報などに、必要な出力
電圧に対応した制御電圧を設定して、各制御電圧に応じ
て電圧調整器によって各種の出力電圧を発生させる車両
用発電機の制御装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、必要な出力電
圧にそれぞれ対応した制御電圧を設定するものでは、必
要な出力電圧の種類が増えると、それに応じて電圧調整
器の制御電圧の数を増やさなければならず、電圧調整器
では要求される出力電圧に応じた個々の制御信号を確実
に判別して制御電圧を設定する必要がある。しかし、制
御信号に2つを越える複数の情報を与えるようにする
と、制御信号数が増加するとともに各情報に対するノイ
ズマージンが低下するため、誤動作しやすくなり、安定
した動作を確保するためには、制御信号の識別のための
信号検出回路に高い精度が要求され、高価な装置とな
り、安価な装置とするには制御電圧の数に制限が生じ
る。また、発電機の出力電圧に対応した電圧調整器の制
御電圧を外部より入力される信号より変換合成して、要
求される複数の出力電圧に対応するものでは、外部信号
より制御電圧を変換合成するための複雑な機構を要し、
高価な装置となるという問題がある。
【0004】本発明は、電圧調整器に送出される制御信
号の種類が増加することがなく、簡単な構成によって複
数種類の出力電圧を発生させることができ、また、電圧
調整器に入力される制御信号の伝送線が外れたり、接地
しても内部の制御電圧で発電し、発電機の発電が停止し
たり、無制御になったりすることがなく安全に発電す
る、安価で信頼性の高い車両用発電機の電圧制御装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】車両用発電機の電圧制御
装置では、制御信号送出手段から制御電圧設定手段へ第
1の制御信号が継続して送出されると、制御電圧設定手
段は入力される第1の制御信号に応じて第1の制御電圧
を選択的に設定し、また、制御信号送出手段から第2の
制御信号が継続して送出されると、制御電圧設定手段は
入力される第2の制御信号に応じて第2の制御電圧を選
択的に設定する。電圧調整手段は、発電機の出力電圧を
検出し、制御電圧設定手段に設定された第1または第2
の制御電圧に基づいて発電機の界磁電流を断続制御する
ことによって発電機の出力電圧を第1の出力電圧または
第2の出力電圧に調整する。
【0006】制御信号送出手段において、中間電圧設定
手段によって発電機の出力電圧が第1の出力電圧と第2
の出力電圧との間の中間の出力電圧に設定されると、制
御信号切替制御手段は、発電機の出力電圧を検出した検
出電圧と中間の出力電圧に対応する電圧とを比較し、比
較結果に基づいて第1の制御信号と第2の制御信号とを
交互に切り替えて送出する。すなわち、発電機の出力電
圧が中間の出力電圧に対応する電圧より低い場合には第
1の制御信号が送出され、発電機の出力電圧が中間の出
力電圧より高い場合には第2の制御信号がフィードバッ
ク制御により送出される。
【0007】制御電圧設定手段は、交互に入力される第
1の制御信号と第2の制御信号とに応じて第1の制御電
圧と第2の制御電圧とを交互に選択的に設定する。この
とき、電圧調整手段は、第1の制御電圧に応じて発電機
の界磁電流を増加させて発電機の出力電圧を上昇させ、
第2の制御電圧に応じて発電機の界磁電流を減少させて
発電機の出力電圧を低下させる。
【0008】第1の制御信号と第2の制御信号とをフィ
ードバック制御して切り替えて送出することによって、
制御電圧設定手段に交互に設定される第1の制御電圧と
第2の制御電圧とに基づいて発電機の界磁電流を断続制
御されると、発電機の出力電圧は、第1の出力電圧と第
2の出力電圧との間の中間の出力電圧に調整される。
【0009】このように電圧調整手段では、2つの制
御信号にそれぞれ対応して2つの出力電圧を発生させる
ように2つの制御電圧を設定しておけば、発電機の出力
電圧を、第1の出力電圧、第2の出力電圧、第1の出力
電圧と第2の出力との間の中間の出力電圧にそれぞれ調
整することができる。従って、制御電圧設定手段では、
制御信号送出手段から送出される2つの制御信号を識別
できるような回路構成を設けて置くだけで、発電機の出
力電圧を、第1の出力電圧から第2の出力電圧までの電
圧に調整することができる。
【0010】この結果、制御電圧設定手段および電圧調
整手段の回路構成を簡単にすることができ、安価で、制
御信号の誤検出が少なく信頼性の高い装置とすることが
できる。また、電圧調整手段の動作結果を確認できるの
で、出力電圧精度が向上し、フィードバック制御により
発電機の電気負荷の変動や、温度変化に対しても安定し
た動作が確保できる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】請求項は、設定電圧設定手段は、第1の
制御電圧、第2の制御電圧の他に、さらに、例えば、バ
ッテリに充電することを目的としない発電制御のための
第3の制御電圧とを設定しているので、車両走行状態、
電気負荷の使用状態に応じ、制御信号送出手段から制御
電圧設定手段へ第3の制御信号が送出されると、制御電
圧設定手段は入力される第3の制御信号に応じて第3の
制御電圧を選択的に設定し、電圧調整手段は、発電制御
することによって発電機の出力電圧を第3の出力電圧に
調整する。
【0019】制御電圧設定手段は、簡単な回路構成に
て、第1の制御信号、第2の制御信号の他に、さらにバ
ッテリに充電することを目的としない発電制御のための
第3の制御信号とを識別できるので、車両の走行状態、
電気負荷の使用状態に応じた様々な発電制御の要求に対
し、制御電圧を使い分けて発電制御できるので、安価
で、制御信号の誤検出の比較的少ない装置にて、安全に
発電機の出力電圧を利用できる。また、制御信号送出手
段は、発電機の出力電圧を検出するとともに、第1の制
御電圧、第2の制御電圧と第3の制御電圧のうち、任意
の2つの制御電圧に対応する制御信号を送出し、出力電
圧を中間の出力電圧にフィードバック制御するので、様
々な発電制御の要求に対し、発電機の出力電圧を2つの
出力の電圧の間になる第3の出力電圧に調整できる。従
って、様々な出力電圧の要求を簡単な回路構成にて実現
することができる。
【0020】請求項は、制御信号送出手段から制御電
圧設定手段へ第3の制御信号が送出されると、制御電圧
設定手段は第3の制御電圧として発電機の発電を停止す
る制御電圧を設定することで、発電機の発電トルクを低
減する要求が発生したときに、発電機の発電が停止し、
エンジンの負荷トルクを低減できるので、加速性能が向
上する。
【0021】請求項は、制御信号送出手段から制御電
圧設定手段へ第3の制御信号が送出されると、制御電圧
設定手段は第3の制御電圧として発電機の出力電圧を高
電力負荷に給電するための高電圧に設定するので、確実
に発電機の出力電圧が高電力負荷に給電するための高電
圧になる。この結果、例えば、発電機の出力電圧を高電
力負荷に給電する要求が生じたときに、発電機の出力電
圧が高電圧になるので、高電力負荷に十分な電力を給電
できる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】次に本発明の車両用発電機の電圧
制御装置を図に示す実施例に基づいて説明する。図1
は、本発明の第1実施例を示す。図1において、1は車
両に搭載されたバッテリ、2は3相交流式の発電機で、
車両に搭載されたエンジン(内燃機関)によって駆動さ
れる。21は発電機2の発電巻線、22は界磁巻線、2
3は三相全波整流器である。3は発電制御装置で端子3
0に入力される制御信号に応じて発電機2の界磁巻線2
2の界磁電流を断続制御する。4は発電制御装置3へ制
御信号を送出する上位制御装置であり、ECU41およ
び信号発生回路42を有する。5は車両の電気負荷であ
り、6はそのスイッチであり、7は上位制御装置4と発
電制御装置3とを接続する信号線である。
【0027】発電制御装置3は、上位制御装置4からの
制御信号に応じて発電機2で発電する出力電圧に対応し
た制御電圧を設定する制御電圧設定回路31と、制御電
圧設定回路31で設定された制御電圧に応じて発電機2
の界磁巻線22への界磁電流を断続制御する電圧調整回
路32とからなる。
【0028】制御電圧設定回路31は、図示しない定電
圧電源Vccの電圧を分圧回路によって分圧して発電機2
の出力電圧を決定するための制御電圧とするもので、分
圧回路を構成する抵抗310、311のうちの低電位側
の抵抗311に抵抗312とトランジスタ313とから
なるスイッチング回路を並列に接続し、分圧点Pの電位
を切り替えることによって、2つの制御電圧を発生す
る。トランジスタ313は、端子30を介して上位制御
装置4から送出される制御信号を入力してスイッチング
動作を行い、オン時に分圧点Pの電位を下げる。これに
より、トランジスタ313がオフのとき、発電機2の出
力電圧を高電圧VHi(例えば16.0V)にするため
の第1制御電圧v1が設定され、トランジスタ313が
オンのとき発電機2の出力電圧を低電圧VLo(14.
5V)にするための第2制御電圧v2が設定される。こ
こで、第1制御電圧v1は、車両減速時の回生充電を目
的とする発電電圧、第2制御電圧v2は、バッテリ充電
用の通常の発電電圧に相当する。314、315はトラ
ンジスタ313のバイアス抵抗である。
【0029】電圧調整回路32は、制御電圧設定回路3
1で設定された制御電圧を比較器320の正入力端子に
入力し、他方、負入力端子には、発電機2の出力電圧
(バッテリ端子電圧と同じ)を抵抗321、322によ
る分圧回路にて検出し、これらの電圧を比較し、比較器
320の出力により、界磁巻線22の通電を制御するト
ランジスタ323のスイッチング動作を制御し、各制御
電圧v1、v2に応じて、出力電圧が高電圧VHi(1
6.0V)、低電圧VLo(14.5V)にそれぞれな
るように、界磁電流を断続制御する。324、325は
抵抗、326は還流ダイオードである。
【0030】また、各制御電圧v1、v2が発電機2の
界磁巻線22のインダクタンスにより決まる時定数より
短い周期で交互に設定されると、還流ダイオード326
を還流する界磁電流が各制御電圧v1、v2の切り替わ
る周期に追従しないため、発電機2の出力電圧は、高電
圧VHiと低電圧VLoの間の中間電圧Vmとなり、そ
の電圧値は、各制御電圧v1、v2の時間比率によって
決まる。この中間電圧Vmは、例えばその電圧値を15
Vとした場合、バッテリ低温時に、バッテリ充電電圧を
上げ、充電性を向上するのに利用できる。
【0031】発電制御装置3は以上の構成により、端子
30に与えられる制御信号に応じて、端子30の電位が
トランジスタ313のしきい値vthより高いHiレベル
の場合に、発電機2の出力電圧を低電圧(14.5V)
にし、端子30の電位がしきい値vthより低いLoレベ
ルの場合に、発電機2の出力電圧を高電圧(16.0
V)にし、端子30の電位がしきい値vthを境に交互に
変化する場合には、その時間比率に応じた中間電圧Vm
を出力する。
【0032】上位制御装置4は、発電機2の出力電圧
V、エンジンの回転数N、エンジン負荷Q、車両の加
速、減速等の車両状態Xに基づいてECU41によりエ
ンジン制御を行うとともに、発電機2の出力電圧を決定
する発電制御を行い、発電制御装置3へ出力電圧に応じ
た制御信号を信号発生回路42によって発生して発電制
御端子43へ送出する。発電制御では、発電機2の出力
電圧を高電圧VHiにする場合には、ECU41よりH
iレベルを送出し、信号発生回路42は、スイッチング
素子をオンにして発電制御端子43を接地し、低電圧V
Loにする場合には、ECU41よりLoレベルを送出
し、信号発生回路42は、スイッチング素子をオフにし
て発電制御端子43をオープンにする。
【0033】また、高電圧VHiと低電圧VLoとの間
の中間電圧Vmにする場合には、図2に示すように、E
CU41は、発電機2の出力電圧Vを検出し(ステップ
0)、エンジンの回転数N、エンジン負荷Q、車両の加
速、減速等の車両状態Xに基づいて決定された中間電圧
Vmに対応する基準電圧と出力電圧を比較し(ステップ
1)、その比較結果に基づきスイッチング素子のオン時
間t1とオフ時間t2とを決定し(ステップ2)、オン
時間t1だけHiレベルを送出し(ステップ3)、オフ
時間t2だけLoレベルを送出し(ステップ4)、これ
らを繰り返して、HiレベルとLoレベルとの時間比率
をフィードバック制御により増減し、HiレベルとLo
レベルとを短い周期で切り替えて交互に出力する。これ
により、ECU41によりフィードバック制御され、信
号発生回路42では、スイッチング素子によりオンとオ
フとが短い周期で切り替えられる断続信号を送出する。
【0034】この実施例では、この断続信号の周期を、
発電機2の時定数(100ms)に対して短い半分以下
の一定の周期(例えば20ms)に設定し、オン時間t
1とオフ時間t2との時間比率r=t1/(t1+t
2)を発電機2の出力電圧と中間電圧Vmに対応する基
準電圧と比較し設定するようにしている。即ち、出力電
圧が基準電圧に対し低いときは、オン時間t1の時間比
率rを増加し、逆に高い時は時間比率rを減ずる。この
フィードバック制御がなされたときの発電制御装置3に
おける各部の信号を図3に合わせて示す。図3から明ら
かなとおり、発電機2の出力電圧は、オン時間t1とオ
フ時間t2との時間比率rに応じて決まる一定の誤差Δ
Vの範囲内の中間電圧Vmとしてフィードバック制御さ
れることが分かる。
【0035】以上のとおり、本実施例では、上位制御装
置4の制御信号に応じて発電機2の出力電圧を高電圧V
Hiと低電圧VLoとに切り替える発電制御装置3にお
いて、制御電圧設定回路31では各出力電圧に対応した
制御信号である信号発生回路42のオン信号とオフ信号
を端子30で判別するためには、例えば、図4(a)に
示すように、端子30に入力される最高電圧値vHに対
して、トランジスタ313に一つのしきい値vthを設定
して、このしきい値vthの上下で2種の制御信号の電圧
レベルを判別すればよいため、外部雑音に対するノイズ
マージンが大きく取れ、安定した動作を確保できる。
【0036】これに対して、制御電圧設定回路31にお
いて、発電機2の出力電圧としての高電圧VHiと低電
圧VLoとさらに中間電圧Vmにそれぞれ対応した制御
信号の電圧レベルを判別しようとすると、図4(b)に
示すように、端子30に入力される最高電圧値vHに対
して、二つのしきい値vth1、vth2を設定して、これ
らしきい値vth1、vth2の上下および間で3種の制御
信号の電圧レベルを判別しなければならないため、外部
雑音に対するノイズマージンが大きく取れず、上位制御
装置4の制御信号に対応した安定した動作が確保しにく
く、安定した動作を確保するためには、回路構成が複雑
にしなければならず、高価になることが分かる。これ
は、制御信号の種類の増加とともに著しく顕著になる。
【0037】図5に本発明の第2実施例を示す。第2実
施例では、ECU41での処理の一部をアナログ処理に
置き換えたものである。即ち、上位制御装置4の信号送
出回路42において、抵抗411、412からなる分圧
回路で発電機2の出力電圧を検出する検出回路と、他
方、抵抗413、414、415およびトランジスタ4
16によって定電圧電源Vccの電圧をECU41の出力
信号に応じて切り替える基準電圧回路を設け、出力電圧
の分圧と基準電圧回路の基準電圧とを比較器417で比
較した結果に応じて補正した制御信号を信号発生回路4
2のスイッチング素子としてのトランジスタ418によ
り発電制御端子43へ送出するフィードバック制御を行
っている。
【0038】即ち、ECU41により、トランジスタ4
16をオンし、制御電圧設定回路31に発電機2の出力
電圧Vmに対応する基準電圧を設定する。また、ECU
41は直接スイッチング素子(トランジスタ418)を
制御せず、トランジスタ418は比較器417の出力に
よりオン/オフされる。
【0039】発電機2の出力電圧が基準電圧より低い場
合、比較器417はトランジスタ418にHiレベルを
出力し、トランジスタ418はオンする。すると、端子
30は接地され、制御電圧設定回路31の制御電圧は第
1制御電圧v1が設定され、電圧調整回路32は、発電
機2の出力電圧を高電圧VHiに調整すべく出力電圧が
上昇する。逆に、発電機2の出力電圧が基準電圧より高
い場合、比較器417のLo出力により、端子30はH
iレベルとなり、制御電圧設定回路31の制御電圧は第
2制御電圧v2が設定され、発電機2の出力電圧は低下
する。このように、中間電圧Vmに対応する基準電圧と
発電機2の出力電圧との比較結果に基づき、第1制御電
圧v1と第2制御電圧v2とを交互に切り替え設定する
ことでフィードバック制御し、発電機2の出力電圧を高
電圧VHiと低電圧VLoとの間の電圧Vmに調整す
る。
【0040】図6、図7に本発明の第3実施例を示す。
第3実施例は、上位制御装置4のECU41で発電機2
の出力電圧の変更要求があった場合に、発電制御装置3
へ送出する制御信号を、変更前の出力電圧に応じた信号
から変更後の出力電圧に応じた信号に急に切り替えない
で、徐々に変更するようにするものである。ここでは、
第2実施例の比較器417の後段にさらにアップダウン
カウンタ(U/Dカウンタ)420と、U/Dカウンタ
420のカウント値に応じたパルス幅のPWM信号を発
生するPWM信号発生器421と、アンド回路422を
設けて、他方ではECU41により制御されるトランジ
スタ423を設けている。
【0041】比較器417の比較の結果、検出された発
電機2の出力電圧が決定された出力電圧より低い場合に
は、U/Dカウンタ420がアップカウントし、そのカ
ウント値に応じてPWM信号発生器421においてPW
M信号のHiレベルのデューティ比を大きくし、発電機
2の出力電圧が高い場合には、U/Dカウンタ420が
ダウンカウントし、そのカウント値に応じてPWM信号
発生器421においてPWM信号のHiレベルのデュー
ティ比を小さくする。トランジスタ423は、ECU4
1からの制御信号に応じてスイッチング動作を行う。E
CU41からトランジスタ423へは、高電圧VHiに
対応してLoレベルが、低電圧VLoに対応してHiレ
ベルがそれぞれ送出される。
【0042】この結果、ECU41からの制御信号が、
ECU41の演算処理による変更要求に伴って変更後の
出力電圧に対応していても、PWM信号発生器421か
らアンド回路422へ送出されるPWM信号と一致しな
い場合には、PWM信号発生器421のPWM信号が優
先されるため、検出される発電機2の出力電圧が基準電
圧に一致してU/Dカウンタ420のカウントが終わる
までは、トランジスタ418から送出される制御信号は
PWM信号に応じた信号となり、図7に示すように、発
電機2の出力電圧は、U/Dカウンタ420のカウント
に応じて徐々に変更後の出力電圧に変化する。
【0043】図8に本発明の第4実施例を示す。上記実
施例では、発電制御装置3において、端子30への制御
信号に応じて制御電圧を切り替えるものを示したが、第
4実施例では、抵抗330、331、332による発電
機2の出力電圧の分圧比を、制御信号に応じてトランジ
スタ313によって切り替えるようにしている。
【0044】抵抗330と331との接続点にはツェナ
ーダイオードZDが接続されていて、それぞれの分圧に
おいて、発電機3の出力電圧が高くなるとツェナーダイ
オードZDが導通して抵抗333、334を電流が流れ
て、トランジスタ335がオンになり、トランジスタ3
23をオフにして界磁電流が減少し、逆に発電機2の出
力電圧が下がると、トランジスタ335がオフになり、
トランジスタ323をオンにして界磁電流が増加する。
【0045】図9、図10、図11に本発明の第5実施
例を示す。第5実施例では、上位制御装置4と発電制御
装置3との間の制御信号として、所定のデューティ比を
有するパルス信号を用いて、発電機2の出力電圧を高電
圧VHiにする場合には、パルス信号を送出し、低電圧
VLoにする場合にはパルス信号を停止する。上位制御
装置4では、図9に示すように、ECU41の後段に入
力がHiレベルの場合に所定のデューティ比(ここでは
50%)でパルス信号を発振し、Loレベルの場合に発
振を停止するパルス発振器430を設け、高電圧VHi
に対応してパルス信号を、低電圧VLoに対応してデュ
ーティ比100%のHiレベルをそれぞれトランジスタ
418を介して発電制御端子43に制御信号として送出
し、高電圧VHiと低電圧VLoとの間の中間電圧Vm
にする場合には、例えば、図10に示すようにパルス信
号とHiレベルとの時間比率rを、中間電圧Vmに応じ
て設定する。
【0046】発電制御装置3には、図11に示すよう
に、端子30とトランジスタ313との間に、所定のデ
ューティ比を検出するデューティ比検出回路340を設
ける。デューティ比検出回路340では、端子30の入
力信号に応じて、トランジスタ341がスイッチング
し、コンデンサ342の電荷を放電する。入力信号のデ
ューティ比が50%の場合に定電流源343によって充
電される電荷とトランジスタ341によって放電される
電荷との差によってコンデンサ342の電圧がV0にな
るように設定しておく。また、比較器344の基準電圧
Vaをデューティ比が60%の場合のコンデンサ342
の電圧相当に、比較器345の基準電圧Vbをデューテ
ィ比が40%の場合のコンデンサ342の電圧相当にな
るように、Va>V0>Vbの関係で設定しておき、比
較器344、345の後段には、ナンド回路346を設
ける。
【0047】この結果、端子30にデューティ比50%
のパルス信号が入力した場合には、そのデューティ比が
40%と60%の間であるため、ナンド回路346の出
力がLoレベルとなり、トランジスタ313がオフにな
り、発電機2の出力電圧を高電圧VHiにするための第
1制御電圧V1が設定され、端子30に入力された信号
のパルス信号のデューティ比がそれ以外、あるいは、他
の電圧信号である場合には、ナンド回路346の出力が
Hiレベルとなり、トランジスタ313がオンになり、
発電機2の出力電圧を低電圧VLoにするための第2制
御電圧V2が設定される。この実施例では、所定のデュ
ーティ比が検出されるか否かで制御電圧の切り替えを行
うため、端子30への信号線7のインピーダンスが変化
しても、影響を受けない。従って、誤動作し難い。
【0048】図12、図13、図14に本発明の第6実
施例を示す。第6実施例では、上位制御装置4と発電制
御装置3との間の制御信号として、所定の周波数を有す
る交流信号を用いて、発電機2の出力電圧を高電圧VH
iにする場合には、交流信号を送出し、低電圧VLoに
する場合には交流信号を停止する。上位制御装置4で
は、ECU41の後段に入力がHiレベルの場合に所定
の周波数(ここでは100Hz)で発振し、Loレベル
の場合に発振を停止する発振器440を設け、高電圧V
Hiに対応して交流信号を、低電圧VLoに対応してH
iレベルをそれぞれトランジスタ418を介して発電制
御端子43に制御信号として送出し、高電圧VHiと低
電圧VLoとの間の中間電圧Vmにする場合には、例え
ば、図13に示すように交流信号とHiレベルとの時間
比率rを、中間電圧Vmに応じて設定する。
【0049】発電制御装置3には、図14に示すよう
に、端子30とトランジスタ313との間に、所定の周
波数を検出する周波数検出回路350を設ける。周波数
検出回路350では、端子30の入力信号に応じて、ト
ランジスタ351、352がそれぞれスイッチングし、
コンデンサ353、354の電荷をそれぞれ放電する。
【0050】入力した制御信号の周波数が所定の周波数
(100Hz)に対応して決められた基準周波数(例え
ば、90Hz)より大きい場合に定電流源355によっ
て充電される電荷とトランジスタ351によって放電さ
れる電荷との差によってコンデンサ353の電圧が後段
のインバータ357のしきい値より高くなるようにコン
デンサ353の容量および定電流源355の電流値を設
定し、また、入力した制御信号の周波数が所定の周波数
(100Hz)に対応して決められた基準周波数(例え
ば、110Hz)より小さい場合に定電流源356によ
って充電される電荷とトランジスタ352によって放電
される電荷との差によってコンデンサ354の電圧が後
段のナンド回路358のしきい値より高くなるようにコ
ンデンサ354の容量および定電流源356の電流値を
設定しておく。
【0051】この結果、端子30に基準周波数の90〜
110Hzの間の所定の周波数(100Hz)の制御信
号が入力した場合には、ナンド回路358の出力がLo
レベルとなり、トランジスタ313がオフになり、発電
機2の出力電圧を高電圧VHiにするための第1制御電
圧V1が設定され、入力された制御信号の周波数が基準
周波数の範囲外の場合あるいはそれ以外の電圧信号の場
合には、ナンド回路358の出力がHiレベルとなり、
トランジスタ313がオンになり、発電機2の出力電圧
を低電圧VLoにするための第2制御電圧V2が設定さ
れる。
【0052】この実施例でも、所定の周波数が検出され
るか否かで制御電圧の切り替えを行うため、端子30へ
の信号線7のインピーダンスが変化しても、影響を受け
ないため、誤動作し難い。なお、交流信号を含む制御信
号としては、図15に示すように、高電圧VHiと低電
圧VLoの各出力電圧に対応した2種類の周波数信号
(例えば100Hzと200Hz)を対応させたもので
もよい。
【0053】図16に本発明の第7実施例を示す。第7
実施例では、ECU41から送出される制御信号に対応
して発電機2の出力電圧が変化しているか否かを検出
し、発電機2の出力電圧が、制御どおりに変化しない場
合には、発電機2の出力電圧を低電圧VLoに固定する
ものである。以下、図16に基づいてその制御動作を説
明する。
【0054】発電機2の出力電圧を検出し(ステップ
0)、ECU41において、決定される中間電圧Vmに
対応する基準電圧と比較する(ステップ10)。その比
較結果に基づき、制御信号の各レベルの各時間t1,t
2がそれぞれ決まる(ステップ20)。それに応じて、
ECU41からは高電圧VHiに対応してHiレベルの
信号が時間t1だけ出力される(ステップ30)と、そ
のときの発電機2の出力電圧が検出され、出力電圧が上
昇しているか否かが判別される。このとき、発電機2の
出力電圧の上昇が検出されない場合には(ステップ40
においてNO)、発電制御端子43と端子30との間
で、信号線7の断線、接触不良等による制御信号の伝送
異常等があると認められるため、ECU41の出力が低
電圧VLoに対応したLoレベルに固定される(ステッ
プ50)。
【0055】発電機2の出力電圧の上昇が検出された場
合には(ステップ40においてYES)、制御信号の伝
送が正常であると認められ、ECU41からは次の低電
圧VLoに対応してLoレベルの制御信号が時間t2だ
け出力される(ステップ60)。このとき、同様に発電
機2の出力電圧が検出され、出力電圧が低下している否
かが判別される。このとき、出力電圧の低下が検出され
ない場合には(ステップ70においてNO)、制御信号
の伝送異常等があると認められるため、ECU41の出
力が低電圧VLoに対応したLoレベルに固定される
(ステップ50)。
【0056】出力電圧の低下が検出された場合には(ス
テップ70においてYES)、正常動作であると認めら
れ、ステップ20を経て、次の高電圧VHiに対応して
Hiレベルの信号が時間t1だけ出力され(ステップ3
0)、以下、同様の制御が繰り返し行われる。
【0057】一方、出力電圧が制御信号に応じて変化し
ないためにステップ50へ移行した場合には、例えば、
所定時間待機し(ステップ80)、その後に、ステップ
20へ移行して、同様の制御を行う。これにより、例え
ば、信号線7等の接触異常等で、偶然、制御信号の伝送
に異常が生じたような場合には、正常に戻った時点か
ら、通常の動作に移行することができる。
【0058】図17に本発明の第8実施例を示す。第8
実施例は、図1において上位制御装置4の信号送出回路
42のスイッチング素子の開閉による、発電制御端子4
3の電位として、接地、オープンと電源電圧Vaの3種
類を設定するものに代え、制御電圧設定回路31の制御
電圧端子Pにトランジスタ316のコレクタ端を接続
し、トランジスタ316のベースは、レベルシフトダイ
オード317、318を介し、端子30に接続したもの
である。
【0059】本実施例における動作の特徴部分について
説明する。信号送出回路42のスイッチング素子がオー
プン状態にあるときは、バイアス抵抗314,315に
より端子30の電位は、ダイオード1個から3個分の間
の電位(0.7V〜2.1V)に設定されているので、
トランジスタ313はオンし、トランジスタ316はオ
フする。従って、比較器320の正入力端子の電位は、
第2制御電圧v2に設定される。また、信号送出回路4
2のスイッチング素子が接地状態の場合は、端子30の
電位は接地され、トランジスタ313、トランジスタ3
16はともにオフする。従って、比較器320の正入力
端子の電位は、第1制御電圧v1に設定される。
【0060】また、信号送出回路42のスイッチング素
子が電源端子側の場合は、端子30の電位は電源電圧V
aとなり、電源電圧Vaはダイオード3個分の電圧より
高く(5V程度)設定されているので、トランジスタ3
16がオンする。比較器320の正入力端子の電位は、
トランジスタ316のオン電圧レベル(0.1V程度)と
なり、発電機2の制御電圧は十分に低い制御電圧とな
り、発電機出力端電位はバッテリ電位が印加されるの
で、電圧調整回路32はトランジスタ323をオフし、
界磁電流を流さなくなり、発電機2の発電が停止する。
従って、本実施例において、上位制御装置4は、車両の
加速状態においてECU41により、信号送出回路42
のスイッチング素子を電源端子側にすることで、発電機
2の発電を停止できる。これにより、例えば、登坂時に
発電トルクを減じ、加速性能が向上できる。
【0061】また、スイッチング素子の状態をオープン
状態と電源端子側とで切り替えることで、発電電圧を0
V〜14.5Vの間の中間電圧Vmに制御できる。例え
ば、中間電圧Vmとして12.8V(バッテリ開放端電
圧相当)とすれば、バッテリの充電状態が良好であると
きに、Vmにて制御すれば、発電機2の出力電圧を抑制
できるので、燃費が向上できる。
【0062】ここで、中間電圧Vmにフィードバック制
御するECU41の制御動作を図18のフローチャート
を用いて説明する。ECU41は発電機2の出力電圧を
検出し(ステップ0)、中間電圧Vmに対応する基準電
圧と比較する(ステップ100)。出力電圧が基準電圧
より低い場合には(ステップ100においてNO)、信
号送出回路42のスイッチング素子をオープンにする
(ステップ200)。すると、発電機2の出力電圧は1
4.5Vに設定されるので、発電機2は発電し、発電電
圧が上昇する。次に、出力電圧が基準電圧より高い場合
には(ステップ100においてYES)、信号送出回路
42のスイッチング素子を電源端子側にオンする(ステ
ップ300)。すると、発電機2の出力電圧は、発電停
止に設定されるので、発電機2の出力電圧は低下する。
以上の制御処理によるフィードバック制御を発電機2の
時定数に対し短く行うことで、発電機2の出力電圧は中
間電圧Vmにフィードバック制御できる。
【0063】図19に本発明の第9実施例を示す。第9
実施例は第8実施例に対し、高電力負荷(ヒーテッド・
ウインド・シールド)を付加した構成とし、制御電圧設
定回路31を変更したものである。ここで、9は高電力
負荷であり、スイッチ8は発電機2の出力電力をバッテ
リ1もしくは高電力負荷9のいずれに給電するかを選択
する出力切替スイッチである。なお、上位制御装置4は
第8実施例と同じ構成をとるので、説明を省略する。制
御電圧設定回路31は、出力電圧を分圧する分圧回路3
21,322に抵抗317およびトランジスタ318を
付加し、トランジスタ318のオン/オフにより出力電
圧の分圧回路の分圧比を切り替えるものである。
【0064】トランジスタ318のベースには、比較器
316の出力が入力され、比較器316の負入力端子に
は、端子30の電位を検出する参照電圧Vrが入力さ
れ、この参照電圧Vrは、上位制御装置4の信号送出回
路42のスイッチング素子がオープン状態にあるときに
バイアス回路314,315により決まる端子30の電
位より高く、信号送出回路42のスイッチング素子が電
源端子側にオンのときの端子30の電位Vaより低く設
定されている。ここで、上位制御装置4の信号送出回路
42のスイッチング素子がオープン時、および接地時の
動作は第1実施例と同じであるため省略する。
【0065】第9実施例において、高電力負荷のヒーテ
ッド・ウインド・シールド使用時に、ECU41からの
指令により信号送出回路42のスイッチング素子が電源
端子側に接続されると、端子30の電位はVaとなり、
比較器316の正入力端子には端子30の電位Vaが入
力されるので、比較器316の出力はHiレベルとな
る。すると、トランジスタ318がオンし、出力電圧の
分圧回路の分圧比は、出力電圧が通常の14.5Vに相
当する分圧比より高くなり、高電力負荷に給電するため
の出力電圧の分圧比となる。
【0066】従って、信号送出回路42より端子30の
電位が電圧Vaに設定されると、発電機2は高電力負荷
用の制御電圧30vにて発電する。また、高電力負荷の
温度、また、外気温に応じて、図18と同様の処理によ
り信号送出回路42へスイッチング素子をオープンまた
は電源端側と切り替えることで、30V〜14.5Vの
間の発電電圧に制御することができ、ヒーテッド・ウイ
ンド・シールドの過昇温防止、また、外気温が極低温で
ないときは、発電機2の出力電力を抑制することで、燃
費向上を図ることができる。
【0067】以上のとおり、本発明では、2つの出力電
圧を発生させるための2つの制御電圧を交互に切り替え
るフィードバック制御により、第1の出力電圧と第2の
出力電圧との間の第3の出力電圧にすることができるた
め、制御電圧設定回路31では、上位制御装置4から送
出される限られた制御信号を識別するだけでよい。従っ
て、制御信号の識別のための回路構成が簡単になり、安
価な装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の車両用発電機の電圧制御
装置を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の上位制御装置の作動を説
明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施例の作動を説明するためのタ
イムチャートである。
【図4】本発明の効果を説明するための制御信号としき
い値との関係を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す上位制御装置の部分
回路図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す上位制御装置の部分
回路図である。
【図7】本発明の第3実施例の作動を示すタイムチャー
トである。
【図8】本発明の第4実施例を示す発電制御装置の部分
回路図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す上位制御装置の部分
回路図である。
【図10】本発明の第5実施例の作動を説明するための
タイムチャートである。
【図11】本発明の第5実施例を示す発電制御装置の部
分回路図である。
【図12】本発明の第6実施例を示す上位制御装置の部
分回路図である。
【図13】本発明の第6実施例の作動を説明するための
タイムチャートである。
【図14】本発明の第6実施例を示す発電制御装置の部
分回路図である。
【図15】本発明の第6実施例の変形例を示すタイムチ
ャートである。
【図16】本発明の第7実施例の上位制御装置の作動を
示す流れ図である。
【図17】本発明の第8実施例を示す発電制御装置の部
分回路図である。
【図18】本発明の第8実施例の作動を説明するための
流れ図である。
【図19】本発明の第9実施例の車両用発電機の電圧制
御装置を示す回路図である。
【符号の説明】
2 発電機 3 発電制御装置 31 制御電圧設定回路(制御電圧設定手段) 32 電圧調整回路(電圧調整手段) 4 上位制御装置(制御信号送出手段) 411、412 抵抗(電圧検出手段) 41 ECU(異常判別手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/14 - 7/24 H02P 9/00 - 9/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された内燃機関によって駆動
    される発電機の出力電圧を第1の出力電圧に調整するた
    めの第1の制御電圧と、前記発電機の出力電圧を前記第
    1の出力電圧より低い第2の出力電圧に調整するための
    第2の制御電圧と、前記発電機の出力電圧を前記第1の
    出力電圧より高いか若しくは前記第2の出力電圧より低
    い第3の出力電圧に調整するための第3の制御電圧とが
    設定可能であり、前記第1の制御電圧に対応する第1の
    制御信号または前記第2の制御電圧に対応する第2の制
    御信号若しくは前記第3の制御電圧に対応する第3の制
    御信号が外部より入力されると、その制御信号により前
    記第1の制御電圧または前記第2の制御電圧若しくは前
    記第3の制御電圧を選択して設定する制御電圧設定手段
    と、 前記発電機の出力電圧を検出し、前記制御電圧設定手段
    に設定された前記各制御電圧に基づいて前記発電機の界
    磁電流を断続制御することによって、前記発電機の出力
    電圧を前記各制御電圧に対応する前記各出力電圧に調整
    する電圧調整手段と、 前記発電機の外部に設けられ、前記発電機の出力電圧を
    決定し、決定された出力電圧に応じて前記第1の制御信
    号または前記第2の制御信号若しくは前記第3の制御信
    号を前記制御電圧設定手段に送出する制御信号送出手段
    とからなる車両用発電機の電圧制御装置において、 前記制御信号送出手段は、 前記発電機の出力電圧を前記第1の出力電圧ないし前記
    第3の出力電圧のうちの任意の2つの出力電圧の間にな
    る中間の出力電圧に設定する中間電圧設定手段と、 前記発電機の出力電圧を検出する電圧検出手段と、 該電圧検出手段の検出電圧と前記中間の出力電圧に対応
    する電圧とを比較し、該比較結果に基づいて前記第1の
    制御信号ないし前記第3の制御信号のうち前記中間の出
    力電圧にすべく2つの制御信号を交互に切り替えて、前
    記発電機の出力電圧を前記中間の出力電圧にフィードバ
    ック制御する制御信号切替制御手段とを有することを特
    徴とする車両用発電機の電圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御電圧設定手段は、前記第3の制
    御電圧として前記発電機の発電を停止する制御電圧を設
    定することを特徴とする請求項1記載の車両用発電機の
    電圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御電圧設定手段は、前記第3の制
    御電圧として前記発電機の出力電圧を高電力負荷に給電
    するための高電圧に設定することを特徴とする請求項1
    記載の車両用発電機の電圧制御装置。
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