JP3434194B2 - 加工部の耐食性に優れた塗装鋼板 - Google Patents
加工部の耐食性に優れた塗装鋼板Info
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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- C23C28/30—Coatings combining at least one metallic layer and at least one inorganic non-metallic layer
- C23C28/32—Coatings combining at least one metallic layer and at least one inorganic non-metallic layer including at least one pure metallic layer
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C23C28/345—Coatings combining at least one metallic layer and at least one inorganic non-metallic layer including at least one inorganic non-metallic material layer, e.g. metal carbide, nitride, boride, silicide layer and their mixtures, enamels, phosphates and sulphates with at least one oxide layer
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装鋼板に関す
る。さらに詳しくは、加工部の耐食性に優れ、家電用、
建材用などのパネル材として適用可能な塗装鋼板に関す
るものである。
る。さらに詳しくは、加工部の耐食性に優れ、家電用、
建材用などのパネル材として適用可能な塗装鋼板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】塗装金属板は、金属板を先に成形加工し
て複雑な形状物とした後に塗装を加える方式に比べ、塗
装工程が合理化できる、品質が均一になる、塗料の消費
量が節約される等の利点があることから、これまで多く
使用されており、今後とも使用量は増加すると考えられ
る。一般に塗装金属板は、冷延鋼板、亜鉛めっき系鋼
板、その他の金属板に予め塗装をした後、任意の形状に
成形加工して最終の用途に供するものであり、たとえば
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電製品の外装、自
動販売機、事務機器、自動車、エアコン室外機などの機
器外装、またエレベータなどの内装建材として、多方面
に適用が可能である。このような多様な用途において、
特に屋外で使用される家電用や建材用製品の場合には、
加工部での腐食が発生し、商品価値を落とすものとして
嫌われる傾向にある。したがって、曲げなどの加工され
た部位における耐食性の向上は、塗装鋼板における非常
に大きな課題の一つである。
て複雑な形状物とした後に塗装を加える方式に比べ、塗
装工程が合理化できる、品質が均一になる、塗料の消費
量が節約される等の利点があることから、これまで多く
使用されており、今後とも使用量は増加すると考えられ
る。一般に塗装金属板は、冷延鋼板、亜鉛めっき系鋼
板、その他の金属板に予め塗装をした後、任意の形状に
成形加工して最終の用途に供するものであり、たとえば
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電製品の外装、自
動販売機、事務機器、自動車、エアコン室外機などの機
器外装、またエレベータなどの内装建材として、多方面
に適用が可能である。このような多様な用途において、
特に屋外で使用される家電用や建材用製品の場合には、
加工部での腐食が発生し、商品価値を落とすものとして
嫌われる傾向にある。したがって、曲げなどの加工され
た部位における耐食性の向上は、塗装鋼板における非常
に大きな課題の一つである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この課題の解決のため
に、これまで加工部の耐食性を向上させる様々な提案が
なされてきた。例えば、特開昭61−152444号公
報においては、Zn−Niめっき鋼板にクロメート層と
ジンクリッチ塗料を形成することによって加工部の耐食
性を向上させる技術が開示されている。しかしながら、
これまで開示された塗装鋼板では、加工部の耐食性が必
ずしも十分ではなく、使用中に加工部に腐食が生じるこ
とがあった。そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
加工部の耐食性に優れた塗装鋼板を提供するものであ
る。
に、これまで加工部の耐食性を向上させる様々な提案が
なされてきた。例えば、特開昭61−152444号公
報においては、Zn−Niめっき鋼板にクロメート層と
ジンクリッチ塗料を形成することによって加工部の耐食
性を向上させる技術が開示されている。しかしながら、
これまで開示された塗装鋼板では、加工部の耐食性が必
ずしも十分ではなく、使用中に加工部に腐食が生じるこ
とがあった。そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
加工部の耐食性に優れた塗装鋼板を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特開平4
−147955号公報において、加工後の耐赤錆性が通
常の溶融Znめっき鋼板よりも大幅に優れたZn−Mg
−Al合金めっき鋼板の製造法を開示したが、さらに、
低コストで耐食性に優れる塗装鋼板の開発について鋭意
研究を重ねた結果、鋼板の表面において、このZn−M
g−Al合金めっきを形成した後に、さらに、塗装する
ことによって、より優れた耐食性を得られることを見い
だして本発明に至った。
−147955号公報において、加工後の耐赤錆性が通
常の溶融Znめっき鋼板よりも大幅に優れたZn−Mg
−Al合金めっき鋼板の製造法を開示したが、さらに、
低コストで耐食性に優れる塗装鋼板の開発について鋭意
研究を重ねた結果、鋼板の表面において、このZn−M
g−Al合金めっきを形成した後に、さらに、塗装する
ことによって、より優れた耐食性を得られることを見い
だして本発明に至った。
【0005】すなわち、本発明の主旨とするところは、
以下の通りである。 (1)鋼板の表面に、下層として、Mg:0.05〜
3.0重量%、Al:0.1〜1.0重量%、残部がZ
nおよび不可避的不純物よりなるZn合金めっき層を有
し、中間層としてクロメート皮膜層を有し、上層として
1〜100μm厚の有機被膜層を有することを特徴とす
る加工部の耐食性に優れた塗装鋼板。
以下の通りである。 (1)鋼板の表面に、下層として、Mg:0.05〜
3.0重量%、Al:0.1〜1.0重量%、残部がZ
nおよび不可避的不純物よりなるZn合金めっき層を有
し、中間層としてクロメート皮膜層を有し、上層として
1〜100μm厚の有機被膜層を有することを特徴とす
る加工部の耐食性に優れた塗装鋼板。
【0006】(2)鋼板の表面に、下層として、Mg:
0.05〜3.0重量%、Al:0.1〜1.0重量
%、Co:0.01〜0.3重量%、残部がZnおよび
不可避的不純物よりなるZn合金めっき層を有し、中間
層としてクロメート皮膜層を有し、上層として1〜10
0μm厚の有機被膜層を有することを特徴とする加工部
の耐食性に優れた塗装鋼板。
0.05〜3.0重量%、Al:0.1〜1.0重量
%、Co:0.01〜0.3重量%、残部がZnおよび
不可避的不純物よりなるZn合金めっき層を有し、中間
層としてクロメート皮膜層を有し、上層として1〜10
0μm厚の有機被膜層を有することを特徴とする加工部
の耐食性に優れた塗装鋼板。
【0007】(3)塗装鋼板の、上記Zn合金めっき層
の下層にNiめっき層を有することを特徴とする前記
(1)または(2)に記載の加工部の耐食性に優れた塗
装鋼板。 (4)上記有機被膜層が、熱硬化型の樹脂塗膜であるこ
とを特徴とする前記(1)乃至(3)に記載の加工部の
耐食性に優れた塗装鋼板。 (5)前記(1)乃至(4)に記載の塗装鋼板を使用し
たパネル材にある。
の下層にNiめっき層を有することを特徴とする前記
(1)または(2)に記載の加工部の耐食性に優れた塗
装鋼板。 (4)上記有機被膜層が、熱硬化型の樹脂塗膜であるこ
とを特徴とする前記(1)乃至(3)に記載の加工部の
耐食性に優れた塗装鋼板。 (5)前記(1)乃至(4)に記載の塗装鋼板を使用し
たパネル材にある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において、塗装鋼板とは、鋼板上にZn−Mg−
Al合金めっきまたはZn−Mg−Al−Co合金めっ
きとクロメート皮膜、及び有機皮膜からなる層を順次付
与したものである。本発明の下地鋼板としては、Alキ
ルド鋼、Ti、Nb等を添加した極低炭素鋼、及びこれ
らにP、Si、Mn等の強化元素を添加した高強度鋼等
種々のものが適用できる。
本発明において、塗装鋼板とは、鋼板上にZn−Mg−
Al合金めっきまたはZn−Mg−Al−Co合金めっ
きとクロメート皮膜、及び有機皮膜からなる層を順次付
与したものである。本発明の下地鋼板としては、Alキ
ルド鋼、Ti、Nb等を添加した極低炭素鋼、及びこれ
らにP、Si、Mn等の強化元素を添加した高強度鋼等
種々のものが適用できる。
【0009】下層のZn−Mg−Al合金めっきは、M
g:0.05〜3.0重量%、Al:0.1〜1.0重
量%、残部がZnおよび不可避的不純物よりなるZn合
金めっき層である。Mgの含有量を0.05〜3.0重
量%に限定した理由は、0.05重量%未満では耐食性
を向上させる効果が不十分であるためであり、3.0重
量%を超えるとめっき層が脆くなり、密着性が低下する
ためである。Alの含有量を0.1〜1.0重量%に限
定した理由は、0.1重量%未満ではめっき層が脆くな
って密着性が低下するためであり、1.0重量%を超え
ると耐食性を向上させる効果が認められなくなるためで
ある。
g:0.05〜3.0重量%、Al:0.1〜1.0重
量%、残部がZnおよび不可避的不純物よりなるZn合
金めっき層である。Mgの含有量を0.05〜3.0重
量%に限定した理由は、0.05重量%未満では耐食性
を向上させる効果が不十分であるためであり、3.0重
量%を超えるとめっき層が脆くなり、密着性が低下する
ためである。Alの含有量を0.1〜1.0重量%に限
定した理由は、0.1重量%未満ではめっき層が脆くな
って密着性が低下するためであり、1.0重量%を超え
ると耐食性を向上させる効果が認められなくなるためで
ある。
【0010】Zn−Mg−Al−Co合金めっきは、M
g:0.05〜3.0重量%、Al:0.1〜1.0重
量%、Co、:0.01〜0.3重量%、残部がZnお
よび不可避的不純物よりなるZn合金めっき層である。
Mgの含有量を0.05〜3.0重量%に限定した理由
は、0.05重量%未満では耐食性を向上させる効果が
不十分であるためであり、3.0重量%を超えるとめっ
き層が脆くなり、密着性が低下するためである。Alの
含有量を0.1〜1.0重量%に限定した理由は、0.
1重量%未満ではめっき層が脆くなって密着性が低下す
るためであり、1.0重量%を超えると耐食性を向上さ
せる効果が認められなくなるためである。Coの含有量
を0.01〜0.3重量%に限定した理由は、0.01
重量%未満では耐食性を向上させる効果が不十分である
ためであり、0.3重量%を超えると耐食性を向上させ
る効果が認められなくなるためである。
g:0.05〜3.0重量%、Al:0.1〜1.0重
量%、Co、:0.01〜0.3重量%、残部がZnお
よび不可避的不純物よりなるZn合金めっき層である。
Mgの含有量を0.05〜3.0重量%に限定した理由
は、0.05重量%未満では耐食性を向上させる効果が
不十分であるためであり、3.0重量%を超えるとめっ
き層が脆くなり、密着性が低下するためである。Alの
含有量を0.1〜1.0重量%に限定した理由は、0.
1重量%未満ではめっき層が脆くなって密着性が低下す
るためであり、1.0重量%を超えると耐食性を向上さ
せる効果が認められなくなるためである。Coの含有量
を0.01〜0.3重量%に限定した理由は、0.01
重量%未満では耐食性を向上させる効果が不十分である
ためであり、0.3重量%を超えると耐食性を向上させ
る効果が認められなくなるためである。
【0011】めっき層中には、これ以外にFe:1.0
重量%以下、Sb:1.0重量%以下、Pb:1.0重
量%以下の1種類以上を含有させてもよい。Zn−Mg
−Al合金めっきの付着量については、特に制約は設け
ないが、耐食性の観点から10g/m2 以上、加工性の
観点から350g/m2 以下であることが望ましい。本
発明において、めっき鋼板の製造方法については、特に
限定するところはなく、通常の無酸化炉方式の溶融めっ
き法が適用できる。また、下層としてNiプレめっきを
施す場合も通常行われているプレめっき方法を適用すれ
ばよく、プレNiめっきを施した後、無酸化あるいは還
元雰囲気中で急速低温加熱を行い、その後に溶融めっき
を行う方法などが好ましい。
重量%以下、Sb:1.0重量%以下、Pb:1.0重
量%以下の1種類以上を含有させてもよい。Zn−Mg
−Al合金めっきの付着量については、特に制約は設け
ないが、耐食性の観点から10g/m2 以上、加工性の
観点から350g/m2 以下であることが望ましい。本
発明において、めっき鋼板の製造方法については、特に
限定するところはなく、通常の無酸化炉方式の溶融めっ
き法が適用できる。また、下層としてNiプレめっきを
施す場合も通常行われているプレめっき方法を適用すれ
ばよく、プレNiめっきを施した後、無酸化あるいは還
元雰囲気中で急速低温加熱を行い、その後に溶融めっき
を行う方法などが好ましい。
【0012】さらに、加工部の耐食性を向上させる目的
で、下層にNiめっき層を設ける。このプレNiめっき
量は2.0g/m2 以下が好ましい。2.0g/m2 を
超えるとめっき密着性が劣化する。プレめっき量の下限
は、0.2g/m2 が好ましい。めっき下層に、Niめ
っき層を有する場合に加工部の耐食性が良好となる理由
は、めっき層−地鉄界面に生成したNi−Al−Fe−
Zn化合物が、一種のバインダーの役割を果たすことに
よるものと考えられる。次に、中間層としてのクロメー
ト皮膜は、電解クロメート、塗布型クロメート、反応型
クロメート等、どの方法で付与しても良い。クロメート
皮膜の役割はめっきと有機被膜の間の密着性を向上させ
るためであり、これは耐食性の向上にも効果がある。
で、下層にNiめっき層を設ける。このプレNiめっき
量は2.0g/m2 以下が好ましい。2.0g/m2 を
超えるとめっき密着性が劣化する。プレめっき量の下限
は、0.2g/m2 が好ましい。めっき下層に、Niめ
っき層を有する場合に加工部の耐食性が良好となる理由
は、めっき層−地鉄界面に生成したNi−Al−Fe−
Zn化合物が、一種のバインダーの役割を果たすことに
よるものと考えられる。次に、中間層としてのクロメー
ト皮膜は、電解クロメート、塗布型クロメート、反応型
クロメート等、どの方法で付与しても良い。クロメート
皮膜の役割はめっきと有機被膜の間の密着性を向上させ
るためであり、これは耐食性の向上にも効果がある。
【0013】次に、上層の有機被膜としては、ポリエス
テル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、
ウレタン樹脂、フッ素樹脂等が例として挙げられ、特に
限定されるものではないが、特に加工が厳しい製品に使
用する場合、熱硬化型の樹脂塗膜が最も好ましい。熱硬
化型の樹脂塗膜としては、エポキシポリエステル塗料、
ポリエステル塗料、メラミンポリエステル塗料、ウレタ
ンポリエステル塗料等のポリエステル系塗料や、アクリ
ル塗料が挙げられる。ポリエステル樹脂の酸成分の一部
を脂肪酸に置き換えたアルキッド樹脂や、油で変性しな
いオイルフリーアルキッド樹脂に、メラミン樹脂やポリ
イソシアネート樹脂を硬化剤として併用したポリエステ
ル系の塗料、及び各種架橋剤と組み合わせたアクリル塗
料は、他の塗料に比べて加工性が良いため、厳しい加工
の後にも塗膜に亀裂などが発生しないためである。
テル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、
ウレタン樹脂、フッ素樹脂等が例として挙げられ、特に
限定されるものではないが、特に加工が厳しい製品に使
用する場合、熱硬化型の樹脂塗膜が最も好ましい。熱硬
化型の樹脂塗膜としては、エポキシポリエステル塗料、
ポリエステル塗料、メラミンポリエステル塗料、ウレタ
ンポリエステル塗料等のポリエステル系塗料や、アクリ
ル塗料が挙げられる。ポリエステル樹脂の酸成分の一部
を脂肪酸に置き換えたアルキッド樹脂や、油で変性しな
いオイルフリーアルキッド樹脂に、メラミン樹脂やポリ
イソシアネート樹脂を硬化剤として併用したポリエステ
ル系の塗料、及び各種架橋剤と組み合わせたアクリル塗
料は、他の塗料に比べて加工性が良いため、厳しい加工
の後にも塗膜に亀裂などが発生しないためである。
【0014】有機被膜の膜厚は、1〜100μmが適正
である。膜厚を1μm以上とした理由は、膜厚が1μm
未満では耐食性が確保できないためである。また、膜厚
を100μm以下とした理由は、膜厚が100μmを越
えるとコスト面から不利になるためで、望ましくは、2
0μm以下である。有機被膜層は、単層でも良いし、ま
た、樹脂を2種類以上とした複層でも構わない。なお、
本発明の方法に使用される有機被膜には、必要に応じ、
可塑剤、酸化防止剤、熱安定剤、無機粒子、顔料、有機
潤滑などの添加剤を配合される。
である。膜厚を1μm以上とした理由は、膜厚が1μm
未満では耐食性が確保できないためである。また、膜厚
を100μm以下とした理由は、膜厚が100μmを越
えるとコスト面から不利になるためで、望ましくは、2
0μm以下である。有機被膜層は、単層でも良いし、ま
た、樹脂を2種類以上とした複層でも構わない。なお、
本発明の方法に使用される有機被膜には、必要に応じ、
可塑剤、酸化防止剤、熱安定剤、無機粒子、顔料、有機
潤滑などの添加剤を配合される。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 (実施例1)まず、厚さ0.8mmの冷延鋼板を準備
し、これに450℃の浴中のMg量、Al量を変化させ
たZn−Mg−Al合金めっき浴で3秒溶融めっきを行
い、N 2 ワイピングでめっき付着量を135g/m2 に
調整した。得られためっき鋼板のめっき層中組成を表1
に示す。なお、一部の試料については、下層にNiプレ
めっき層を施した。次に、このZn−Mg−Al合金め
っきを行った鋼板を塗布型のクロメート処理液に浸漬し
て、クロメート処理を行った。クロメート皮膜の付着量
はCr換算量で50mg/m2 とした。その上に、プラ
イマーとしてエポキシポリエステル塗料をバーコーター
で塗装し、熱風乾燥炉で焼き付けて膜厚を5μmに調整
した。トップコートは、ポリエステル塗料をバーコータ
ーで塗装し、熱風乾燥炉で焼き付けて膜厚を20μmに
調整した。
る。 (実施例1)まず、厚さ0.8mmの冷延鋼板を準備
し、これに450℃の浴中のMg量、Al量を変化させ
たZn−Mg−Al合金めっき浴で3秒溶融めっきを行
い、N 2 ワイピングでめっき付着量を135g/m2 に
調整した。得られためっき鋼板のめっき層中組成を表1
に示す。なお、一部の試料については、下層にNiプレ
めっき層を施した。次に、このZn−Mg−Al合金め
っきを行った鋼板を塗布型のクロメート処理液に浸漬し
て、クロメート処理を行った。クロメート皮膜の付着量
はCr換算量で50mg/m2 とした。その上に、プラ
イマーとしてエポキシポリエステル塗料をバーコーター
で塗装し、熱風乾燥炉で焼き付けて膜厚を5μmに調整
した。トップコートは、ポリエステル塗料をバーコータ
ーで塗装し、熱風乾燥炉で焼き付けて膜厚を20μmに
調整した。
【0016】以上の様にして作製した塗装鋼板を150
×70mmに切断し、真中で180度折り曲げ、塩水噴
霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを1サイクルと
して60サイクルのサイクル腐食試験を行った。耐食性
は、赤錆発生状況を以下に示す評点づけで判定した。評
点3以上を合格とした。 5:5%未満 4:5%以上10%未満 3:10%以上20%未満 2:20%以上30%未満 1:30%以上 評価結果は表1に示す通りであり、本発明材はいずれも
良い耐食性を示した。
×70mmに切断し、真中で180度折り曲げ、塩水噴
霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを1サイクルと
して60サイクルのサイクル腐食試験を行った。耐食性
は、赤錆発生状況を以下に示す評点づけで判定した。評
点3以上を合格とした。 5:5%未満 4:5%以上10%未満 3:10%以上20%未満 2:20%以上30%未満 1:30%以上 評価結果は表1に示す通りであり、本発明材はいずれも
良い耐食性を示した。
【0017】
【表1】
【0018】(実施例2)まず、厚さ0.8mmの冷延
鋼板を準備し、これに450℃の浴中のMg量、Al量
を変化させたZn−Mg−Al−Co合金めっき浴で3
秒溶融めっきを行い、N2 ワイピングでめっき付着量を
135g/m2 に調整した。得られためっき鋼板のめっ
き層中組成を表2に示す。なお、一部の試料について
は、下層にNiプレめっき層を施した。次に、このZn
−Mg−Al−Co合金めっきを行った鋼板を塗布型の
クロメート処理液に浸漬して、クロメート処理を行っ
た。クロメート皮膜の付着量はCr換算量で50mg/
m2 とした。その上に、プライマーとしてエポキシポリ
エステル塗料をバーコーターで塗装し、熱風乾燥炉で焼
き付けて膜厚を5μmに調整した。トップコートは、ポ
リエステル塗料をバーコーターで塗装し、熱風乾燥炉で
焼き付けて膜厚を20μmに調整した。
鋼板を準備し、これに450℃の浴中のMg量、Al量
を変化させたZn−Mg−Al−Co合金めっき浴で3
秒溶融めっきを行い、N2 ワイピングでめっき付着量を
135g/m2 に調整した。得られためっき鋼板のめっ
き層中組成を表2に示す。なお、一部の試料について
は、下層にNiプレめっき層を施した。次に、このZn
−Mg−Al−Co合金めっきを行った鋼板を塗布型の
クロメート処理液に浸漬して、クロメート処理を行っ
た。クロメート皮膜の付着量はCr換算量で50mg/
m2 とした。その上に、プライマーとしてエポキシポリ
エステル塗料をバーコーターで塗装し、熱風乾燥炉で焼
き付けて膜厚を5μmに調整した。トップコートは、ポ
リエステル塗料をバーコーターで塗装し、熱風乾燥炉で
焼き付けて膜厚を20μmに調整した。
【0019】以上の様にして作製した塗装鋼板を150
×70mmに切断し、真中で180度折り曲げ、塩水噴
霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを1サイクルと
して60サイクルのサイクル腐食試験を行った。耐食性
は、赤錆発生状況を以下に示す評点づけで判定した。評
点3以上を合格とした。 5:5%未満 4:5%以上10%未満 3:10%以上20%未満 2:20%以上30%未満 1:30%以上
×70mmに切断し、真中で180度折り曲げ、塩水噴
霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを1サイクルと
して60サイクルのサイクル腐食試験を行った。耐食性
は、赤錆発生状況を以下に示す評点づけで判定した。評
点3以上を合格とした。 5:5%未満 4:5%以上10%未満 3:10%以上20%未満 2:20%以上30%未満 1:30%以上
【0020】カット部からの膨れ幅は、塗装鋼板にカッ
ターによるクロスカットを付け、CCT60サイクル後
の膨れ幅を以下に示す評点づけで判定した。CCTは、
塩水噴霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを1サイ
クルとした。評点は3以上を合格とした。 3:3mm未満 2:3mm以上10mm未満 1:10mm以上 評価結果は表2に示す通りであり、本発明材はいずれも
良い耐食性を示した。
ターによるクロスカットを付け、CCT60サイクル後
の膨れ幅を以下に示す評点づけで判定した。CCTは、
塩水噴霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを1サイ
クルとした。評点は3以上を合格とした。 3:3mm未満 2:3mm以上10mm未満 1:10mm以上 評価結果は表2に示す通りであり、本発明材はいずれも
良い耐食性を示した。
【0021】
【表2】
【0022】(実施例3)まず、厚さ0.8mmの冷延
鋼板を準備し、これに450℃のZn−Mg−Al合金
めっき浴で3秒溶融めっきを行い、N2 ワイピングでめ
っき付着量を135g/m2 に調整した。なお、下層に
はNiプレめっき層を施した。得られためっき鋼板のめ
っき層中組成は、重量%で、Mg:0.5%、Al:
0.3%であった。次に、このZn−Mg−Al合金め
っき鋼板を、塗布型のクロメート処理液に浸漬して、ク
ロメート処理を行った。クロメート皮膜の付着量は、C
r換算量で50mg/m2 とした。塗装は、エポキシポ
リエステル塗料、ポリエステル塗料、メラミンポリエス
テル塗料、ウレタンポリエステル塗料、アクリル塗料
を、それぞれバーコーターで塗装し、熱風乾燥炉で焼き
付けて表2に示す膜厚に調整した。比較例として、通常
の溶融亜鉛めっき鋼板に同様の塗装を施して使用した。
鋼板を準備し、これに450℃のZn−Mg−Al合金
めっき浴で3秒溶融めっきを行い、N2 ワイピングでめ
っき付着量を135g/m2 に調整した。なお、下層に
はNiプレめっき層を施した。得られためっき鋼板のめ
っき層中組成は、重量%で、Mg:0.5%、Al:
0.3%であった。次に、このZn−Mg−Al合金め
っき鋼板を、塗布型のクロメート処理液に浸漬して、ク
ロメート処理を行った。クロメート皮膜の付着量は、C
r換算量で50mg/m2 とした。塗装は、エポキシポ
リエステル塗料、ポリエステル塗料、メラミンポリエス
テル塗料、ウレタンポリエステル塗料、アクリル塗料
を、それぞれバーコーターで塗装し、熱風乾燥炉で焼き
付けて表2に示す膜厚に調整した。比較例として、通常
の溶融亜鉛めっき鋼板に同様の塗装を施して使用した。
【0023】以上の様にして作製した塗装鋼板を150
×70mmに切断し、真中で180度折り曲げ、塩水噴
霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを1サイクルと
して60サイクルのサイクル腐食試験を行った。耐食性
は、赤錆発生状況を以下に示す評点づけで判定した。評
点3以上を合格とした。 5:5%未満 4:5%以上10%未満 3:10%以上20%未満 2:20%以上30%未満 1:30%以上 評価結果は表3及び表4に示す通りであり、本発明材は
いずれも良い耐食性を示した。
×70mmに切断し、真中で180度折り曲げ、塩水噴
霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを1サイクルと
して60サイクルのサイクル腐食試験を行った。耐食性
は、赤錆発生状況を以下に示す評点づけで判定した。評
点3以上を合格とした。 5:5%未満 4:5%以上10%未満 3:10%以上20%未満 2:20%以上30%未満 1:30%以上 評価結果は表3及び表4に示す通りであり、本発明材は
いずれも良い耐食性を示した。
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】(実施例4)まず、厚さ0.8mmの冷延
鋼板を準備し、これに450℃のZn−Mg−Al合金
めっき浴で3秒溶融めっきを行い、N2 ワイピングでめ
っき付着量を135g/m2 に調整した。なお、下層に
はNiプレめっき層を施した。得られためっき鋼板のめ
っき層中組成は、重量%で、Mg:0.5%、Al:
0.3%であった。次に、このZn−Mg−Al合金め
っき鋼板を、塗布型のクロメート処理液に浸漬して、ク
ロメート処理を行った。クロメート皮膜の付着量はCr
換算量で50mg/m2 とした。その上に、プライマー
としてエポキシポリエステル塗料をバーコーターで塗装
し、熱風乾燥炉で焼き付けて膜厚を5μmに調整した。
トップコートは、ポリエステル塗料をバーコーターで塗
装し、熱風乾燥炉で焼き付けて膜厚を20μmに調整し
た。
鋼板を準備し、これに450℃のZn−Mg−Al合金
めっき浴で3秒溶融めっきを行い、N2 ワイピングでめ
っき付着量を135g/m2 に調整した。なお、下層に
はNiプレめっき層を施した。得られためっき鋼板のめ
っき層中組成は、重量%で、Mg:0.5%、Al:
0.3%であった。次に、このZn−Mg−Al合金め
っき鋼板を、塗布型のクロメート処理液に浸漬して、ク
ロメート処理を行った。クロメート皮膜の付着量はCr
換算量で50mg/m2 とした。その上に、プライマー
としてエポキシポリエステル塗料をバーコーターで塗装
し、熱風乾燥炉で焼き付けて膜厚を5μmに調整した。
トップコートは、ポリエステル塗料をバーコーターで塗
装し、熱風乾燥炉で焼き付けて膜厚を20μmに調整し
た。
【0027】以上の様にして作製した塗装鋼板を用いて
表4に示す部品を作製し、加工部が含まれるように切り
出し、塩水噴霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを
1サイクルとして60サイクルのサイクル腐食試験を行
った。耐食性は、赤錆発生状況を以下に示す評点づけで
判定した。評点3以上を合格とした。 5:5%未満 4:5%以上10%未満 3:10%以上20%未満 2:20%以上30%未満 1:30%以上 評価結果は表5に示す通りであり、本発明材はいずれも
良い耐食性を示した。
表4に示す部品を作製し、加工部が含まれるように切り
出し、塩水噴霧試験2hr→乾燥4hr→湿潤2hrを
1サイクルとして60サイクルのサイクル腐食試験を行
った。耐食性は、赤錆発生状況を以下に示す評点づけで
判定した。評点3以上を合格とした。 5:5%未満 4:5%以上10%未満 3:10%以上20%未満 2:20%以上30%未満 1:30%以上 評価結果は表5に示す通りであり、本発明材はいずれも
良い耐食性を示した。
【0028】
【表5】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば加工部の耐食性に優れた
塗装鋼板の提供でき、パネル材として非常に広い用途に
おいて、加工部における耐食性を懸念せずに、需要家が
塗装工程を省略して製品を完成させることが可能となっ
た。したがって、本発明は工業的価値の非常に高い発明
であるといえる。
塗装鋼板の提供でき、パネル材として非常に広い用途に
おいて、加工部における耐食性を懸念せずに、需要家が
塗装工程を省略して製品を完成させることが可能となっ
た。したがって、本発明は工業的価値の非常に高い発明
であるといえる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 西岡 良二
千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株
式会社 君津製鐵所内
(56)参考文献 特開 平9−143658(JP,A)
特開 平5−237449(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C23C 28/00
B05D 5/00
B05D 7/14
B32B 15/08
Claims (5)
- 【請求項1】 鋼板の表面に、下層として、 Mg:0.05〜3.0重量%、 Al:0.1〜1.0重量%、 残部がZnおよび不可避的不純物よりなるZn合金めっ
き層を有し、中間層としてクロメート皮膜層を有し、上
層として1〜100μm厚の有機被膜層を有することを
特徴とする加工部の耐食性に優れた塗装鋼板。 - 【請求項2】 鋼板の表面に、下層として、 Mg:0.05〜3.0重量%、 Al:0.1〜1.0重量%、 Co:0.01〜0.3重量%、 残部がZnおよび不可避的不純物よりなるZn合金めっ
き層を有し、中間層としてクロメート皮膜層を有し、上
層として1〜100μm厚の有機被膜層を有することを
特徴とする加工部の耐食性に優れた塗装鋼板。 - 【請求項3】 塗装鋼板の、Zn合金めっき層の下層に
Niめっき層を有することを特徴とする請求項1または
2に記載の加工部の耐食性に優れた塗装鋼板。 - 【請求項4】 有機被膜層が、熱硬化型の樹脂塗膜であ
ることを特徴とする請求項1乃至3に記載の加工部の耐
食性に優れた塗装鋼板。 - 【請求項5】 請求項1乃至4に記載の塗装鋼板を使用
したパネル材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5111898A JP3434194B2 (ja) | 1997-06-16 | 1998-03-03 | 加工部の耐食性に優れた塗装鋼板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-158189 | 1997-06-16 | ||
JP15818997 | 1997-06-16 | ||
JP5111898A JP3434194B2 (ja) | 1997-06-16 | 1998-03-03 | 加工部の耐食性に優れた塗装鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1171685A JPH1171685A (ja) | 1999-03-16 |
JP3434194B2 true JP3434194B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=26391645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5111898A Expired - Fee Related JP3434194B2 (ja) | 1997-06-16 | 1998-03-03 | 加工部の耐食性に優れた塗装鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3434194B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-03 JP JP5111898A patent/JP3434194B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1171685A (ja) | 1999-03-16 |
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