JP3433910B2 - 送水ホース接手 - Google Patents

送水ホース接手

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JP3433910B2 JP11513699A JP11513699A JP3433910B2 JP 3433910 B2 JP3433910 B2 JP 3433910B2 JP 11513699 A JP11513699 A JP 11513699A JP 11513699 A JP11513699 A JP 11513699A JP 3433910 B2 JP3433910 B2 JP 3433910B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、消火ホースなどの
送水ホース接手、特に高圧水の流動により軸方向に大き
な引き抜き圧力が作用する送水ホース接手に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】従来の送水ホース接手として、相互に接
合締結する一対の接手筒の外周に、環伏の締結作動環を
旋回自在に嵌合し、この締結作動環の外周の二ケ所にそ
れぞれ互いに内側凹部Uを相対向した鉤形の鉤止爪及び
を各接手筒の先端前方に向けて突設すると共に、この鉤
止爪間の外周に周方向に横長楔伏に延出する楔突条を形
成し、一方の接手筒の鉤止爪の内側凹部に前記他方の接
手筒の楔突条を嵌合し、その内側凹部の垂直壁頂部から
屈曲形成した接合面を、前記楔突条の後面に形成した先
端から周方向の後端にかけて締結作動環先端からの高さ
を増す傾斜面に圧接することにより、前記接手筒相互を
接合締結するようにした送水ホース接手が知られている
(実公昭63−37593号)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、接手筒同士を接合締結する際の締め込み時に、鉤
止爪と楔突条の相互の摺接面が全面で強力に圧着するた
め、摩擦抵抗が大きく、締め込みが容易でない点であ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、締結作動環の
ベアリングボールの半円形リング溝を、各鉤止爪間の締
結作動環の片側半周部側の所用地点から他側の半周部の
中央地点にかけてその溝幅を徐々に増大するように、締
結作動環の後端側の側縁を前後の僅かな傾きに傾斜して
形成することを最も主要な特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】各鉤止爪3,3間の締結作動環2
の片側半周部S側の地点P,Q(二地点でなく中央地点
Mの一地点)から他側の半周部S’の中央地点M’にか
けてその溝幅を徐々に増大するように、締結作動環2の
後端側の側縁が2°前後の僅かな傾きθに傾斜して形成
する。 【0006】従って、溝幅が増大する片側半周部S’側
のリング溝9においてはベアリングボール10のガタが
大きく、接手筒1,1同士の接合の際に、締結作動環2
を上記地点P,QあるいはMを中心として接手筒1に対
して締結作動環2の先端方向に傾けることにより、鉤止
爪3,3の摺接面4bの位置を傾ける前の状態よりも締
結作動環2の先端前方に変位させ、楔突条5の後面5a
との間隔を広げて締結操作を円滑かつ容易化する。 【0007】 【実施例】以下この考案を図面に示す実施例について説
明すると、精密鋳造などにより円筒状に鋳造成形した接
手筒1の外周に、同様に環状に鋳造成形した締結作動環
2が旋回自在に嵌合されている。 【0008】締結作動環2の外周には、それぞれ鉤形に
屈曲形成された一対の鉤止爪3,3がそれらの鉤形内側
凹部4を互いに径方向に相対向して接手筒1の先端の接
合端面前方に向けて突設され、各鉤止爪3,3の付根間
の両半周部の外周には締結作動環2の締め込み回転方向
(右回転)に沿つて延出する楔突条5,5が形成されて
いる。 【0009】鉤止爪3の内側凹部4は、締結作動環2の
先端面からほぼ直角に立ち上がる垂直壁4aとその頂端
から対向方向に屈曲した摺接面4bとから鉤形状に形成
され、その摺接面4bはその基端から先端に向かつて締
結作動環2の先端面からの高さを徐々に減少するように
締結作動環2の先端面に向かつて約20°の下向き勾配
をなして傾く傾斜面(以下径方向傾斜面という)に形成
され、更にこの摺接面4bは締結作動環2の締め込み回
転方向(右回転)に向かって締結作動環2の先端面から
の高さを徐々に増加するように傾く上り勾配の傾斜面
(以下周方向傾斜面という)に形成されている。 【0010】また、垂直壁4aと摺接面4bの交角部に
は、円弧面Rが形成されている。 【0011】楔突条5,5は、一対の接手筒1,1同士
をその先端に固着した環状のパツキン6を介して突き合
わせたとき、相手の接手筒1から突出する各鉤止爪3,
3の内側凹部4に掛合可能な位置及び突出高さに設定さ
れ、その先端とこれに隣接する鉤止爪3との間には相手
の鉤止爪3が自由に出入りできる間隙7が設けられてい
る。 【0012】そして、楔突条5の後面(締結作動環2の
後端方向に向けられた面)5aは、その先端から周方向
の後端にかけて締結作動環2の先端面からの高さを徐々
に増大するように、上記各鉤止爪3の摺接面4bの左右
方向傾斜面と同方向で同一勾配の傾斜面(以下周方向傾
斜面という)に形成され、更にこの後面5aの外周縁か
ら内周縁にかけて(結結作動環2の円筒中心に向かつ
て)締結作動環2の先端面からの高さを徐々に減少する
ように上記各鉤止爪3の接合面4bの前後方向傾斜面と
同方向で同一勾配の傾斜面(以下径方向傾斜面という)
に形成されている。 【0013】また、楔突条5の先端部付近における後面
の高さは、接手筒1,1同士をその先端のパツキン6を
介して突き合わせたとき、相手の締結作動環2から突出
する鉤止爪3の摺接面4bに対して充分な段差を有する
ような高さに設定され、掛合開始時に鉤止爪3の内側凹
部4に余裕を持つて掛合できるように設定されている。 【0014】接手筒1に対して締結作動環2を円滑に旋
回できるようにするために、両者の回転摺動面に互いに
対面する断面半円形のリング溝8,9がそれぞれ形成さ
れ、これらのリング溝8,9間に多数のベアリングボー
ル10が装填されている。 【0015】締結作動環2のリング溝9は、図4に示す
ように各鉤止爪3,3間の締結作動環2の片側半周部S
側の地点P,Q(二地点でなく中央地点Mの一地点)か
ら他側の半周部S’の中央地点M’にかけてその溝幅を
徐々に増大するように、締結作動環2の後端側の側縁が
2°前後の僅かな傾きθに傾斜して形成されている。 【0016】従って、溝幅が増大する片側半周部S’側
のリング溝9においてはベアリングボール10のガタが
大きく、締結作動環2を上記地点P,QあるいはMを中
心として接手筒1に対して締結作動環2の先端方向に傾
けることにより、鉤止爪3,3の摺接面4bの位置を傾
ける前の状態よりも締結作動環2の先端前方に変位させ
ることができる。 【0017】一方、接手筒1の内部には、内層に合成ゴ
ム管11を、また外層に布層12を積層して成形した送
水ホース13が嵌挿され、その外周は鋸刃伏の掛合段部
14に食い込み圧着し、またその先端部は接手筒1の先
端部内周に設けた内底リング溝15に嵌合したゴムパツ
キン16により挟着シールされている。 【0018】ゴムパツキン16は、その後端に内外二重
の環伏をなす挟圧リップ17,18が設けられ、これら
の間に形成されたリング状の挟着溝に送水ホース13の
先端部が嵌合挟着されている。 【0019】そして、送水ホース13とゴムパツキン1
6の内周面に、真鍮などの金属よりなる拡張環19が嵌
合され、この拡張環19を内側から掛合段部14の方向
に拡張することにより、送水ホース13を掛合段部14
に圧接して一体的に連結すると同時に、ゴムパツキン1
6を内底リング溝15に圧接密着させてシールし、更に
両挟圧リップ17,18と送水ホース13の先端部を圧
着シールし、送水ホース13の周囲を完全に密着シール
すると共に、高圧流体の高圧力による送水ホース13の
引き抜け離脱を完全に阻止するようになつている。 【0020】以上のように構成された接手筒1,1同士
を互いに突き合わせて締結接合する際には、一方の接手
筒1の締結作動環2における鉤止爪3と楔突条5の先端
間の間隙7の位置に他方の接手筒1の締結作動環2から
突出する鉤止爪3の位置を合わせた伏態において、接手
筒1,1同士を突き合わせて相互の鉤止爪3,3をそれ
ぞれ相手の締結作動環2の外周に位置させる。 【0021】この状態において、相対する締結作動環
2,2をその楔突条5,5の先端方向に相対的に回転さ
せると、各楔突条5,5が相手の鉤止爪3,3の内側凹
部4に掛合し、鉤止爪3の摺接面4bがそれぞれ楔突条
5,5の後面5aの周方向傾斜面に沿つて摺接移動する
につれて後面5aに圧接し、これによつて接手筒1,1
相互は相対方向に締付けられ、パツキン16,16を介
して密封状に締結接合される。 【0022】一方、この締結作動環2,2の接合の際
に、それらのリング溝9の傾斜変化する溝幅(ガタ)を
利用して、図5に示すように締結作動環2を上記地点
P,QあるいはMを中心として接手筒1に対して締結作
動環2の先端方向に図5の一点鎖線で示すように傾ける
ことにより、鉤止爪3,3の摺接面4bの位置を傾ける
前の状態よりも締結作動環2の先端前方に変位させ、楔
突条5の後面5aとの間隔を若干広げることにより、鉤
止爪3の摺接面4bと楔突条5の後面5aの摩擦抵抗を
減少させて鉤止爪3と楔突条の掛合を容易かつ円滑にさ
せ、締結作動環2,2の回転による接合締結操作を軽微
な力で軽快に行うことが可能となる。 【0023】そして、接手筒1,1の接合後において送
水ホース13に高圧で送水を開始すると、相対する接手
筒1,1同士は相互に相反方向に引っ張られるため、接
手筒1の同溝幅に形成されたリング溝8の水平な側縁に
ベアリングボール10が係合して締結作動環2を上記傾
斜前の位置に引き戻して鉤止爪3の摺接面4bを楔突条
5の後面5aに圧接するため、接手筒1,1同士は強固
な締結状態を維持することになる。 【0024】 【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、接手筒同
士の接合締結に際して締結作動環をそのリング溝の傾斜
変化する溝幅(ガタ)を利用して若干傾けながら回転締
結することにより、締結操作を軽微な力で軽快に行うこ
とが可能となる。 【0025】
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の送水ホース継手の実施例を示す部分
縦断側面図である。 【図2】この発明の送水ホース継手の側面図である。 【図3】この発明の送水ホース継手の正面図である。 【図4】この発明の送水ホース継手の締結作動環の縦断
側面図である。 【図5】この発明の送水ホース継手の締結作動環の側面
図である。 【図6】この発明の送水ホース継手の接合締結状態を示
す側面図である。 【符号の説明】 1 接手筒 2 締結作動環 3 鉤止爪 4 内側凹部 4a 垂直面 4b 摺接面 5 楔突条 5a 後面 6 パッキン 7 間隙 8 リング溝 9 リング溝 10 ベアリングボール 11 ゴム層 12 布層 13 送水ホース 14 係合段部 15 内底リング溝 16 ゴムパッキン 17 挟圧リング 18 挟圧リング 19 拡張環 S 半周部 S’ 半周部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 接手筒の外周に回転自在に嵌合させた締
    結作動環のボールベアリングのリング溝を、各鉤止爪間
    の締結作動環の片側半周部側の地点から他側の半周部の
    中央地点にかけてその溝幅を徐々に増大するように、前
    記締結作動環の後端側の側縁が僅かな傾きに傾斜して形
    成してなることを特徴とする送水ホース接手。
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