JP2003090479A - 配管類の結合金具 - Google Patents

配管類の結合金具

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    • F16L17/00Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure
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    • F16L17/067Plastics sealing rings

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Abstract

(57)【要約】 【課題】結合状態で流体が溜まることの全くない構成
で、常に新鮮な流体が得られる配管類の結合金具を提供
することにある。 【解決手段】結合金具本体は、その前端部の内周面に沿
って円環状のシールパッキン嵌合部15を有し、シール
パッキン16は、シールパッキン嵌合部15の内部に曲
率中心を有する円弧面を少なくとも一部に有し、シール
パッキン嵌合部15の内部の曲率中心を中心として回動
自在に設けられたシールパッキン本体17と、このシー
ルパッキン本体17と一体に設けられ結合部材14の端
部より相手側の結合部材14方向に突出するシール部1
8とを有し、一対の結合部材14を結合する過程におい
てシール部18が弾性的に圧接したとき、その反力によ
ってシールパッキン本体17が曲率中心を中心としてシ
ール部18が離間する方向に回動し、一対の結合部材1
4の結合状態においてシール部18に内圧が加わったと
き、シールパッキン本体17が曲率中心を中心としてシ
ール部18が圧接する方向に回動することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば雌雄の区別
のない一対の同一構造の結合金具本体から構成される配
管類の結合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】ホース、たとえば消防ホースの結合金具
として差し込み型のものが知られているが、これは結合
される一対の結合金具本体に雌雄の区別があって、雄金
具相互、または雌金具相互の結合ができない。
【0003】特に、消火作業のように迅速性と確実性が
求められるところに用いられるものとしては、取扱い上
の不便さがあり、また、構造の相違する雄金具と雌金具
の2種類の金具を製造しなければならず、製造コストが
高くなっている。
【0004】このような不具合を解消するため、雌雄の
区別のない同一形状の一対の結合金具本体からなるホー
スの結合金具が開発された。たとえば、本出願人におい
て出願した特願平7−275835号があり、すでに特
許登録(特許第3107507号)に至っている。
【0005】近時、このホースの結合金具を、たとえば
食品プラント関係(いわゆる、サニタリーと呼ばれる)
を構成する配管類の結合や、医薬品あるいは化粧品など
の製造ラインを構成する配管類の結合に転用することの
要望が大である。
【0006】すなわち、結合金具本体相互の結合と離脱
がワンタッチで行えて、作業性の大幅な改善が得られる
こと、および必要に応じて分解(分離)が簡単に行える
ことなどの利点がある。
【0007】ここで問題は、配管内に導かれる流体が、
結合金具本体内においても常に円滑に流れることであ
る。すなわち、流体として完全に新鮮であることが求め
られ、少しでも溜まる部位が存在してはならない。
【0008】そこで、本出願人は、前述のような要望に着
目し、特願2001−134577号として、図7に示す
シールパッキンを開発した。
【0009】図8に示し、3Aは結合金具本体1に設け
られる同一形状の円筒状の一対の結合部材を示し、4A
は結合金具3Aに取付けられるリング状のシールパッキ
ンである。前記結合部材3Aの前端面には、周方向に亘
って取付用凹部25が設けられていて、この取付用凹部
25に前記シールパッキン4Aが取付けられる。取付用
凹部25は、結合部材3Aの内径側から外径側に亘って
漸次突出する方向に斜めに形成される底面25aと、結
合部材3Aの軸方向に平行な周面25bを備えている。
前記底面25aの傾斜角度は、たとえば、15°に設定
されている。さらに、取付用凹部25の周面25b前端
には、内径方向に突出する係止突起25cが一体に設け
られる。
【0010】前記シールパッキン4Aは、所定の肉厚お
よび内径と外径とを有するリング状をなす。内径は結合
部材3Aの内径と同一寸法に形成され、外径は取付用凹
部25の周面25b直径と略同一である。
【0011】シールパッキン4Aの一端面4aは、内径
側から外径側に亘って漸次突出する傾斜面をなしてい
て、この傾斜角度は取付用凹部底面25aの傾斜角度と
同程度である。また、シールパッキン4Aの周面は軸方
向と平行であり、この外径前端には内径方向に凹陥形成
される係止凹部26が設けられる。
【0012】前記係止凹部26は、取付用凹部25に設
けられる係止突起25cの寸法形状と対応するよう形成
されていて、このことからシールパッキン4Aは結合部
材3Aの取付用凹部25に嵌め込まれる。
【0013】しかも、結合部材3Aの係止突起25cに
シールパッキン4Aの係止凹部26が係止されていると
ころから、シールパッキン4Aが結合部材3Aから軸方
向へ抜け出ることの防止がなされている。
【0014】シールパッキン4Aが結合部材3Aに取付
けられた状態で、シールパッキン4Aの一端面4bは結
合部材3Aの前端面から突出している。シールパッキン
4Aの突出端面4bは、その突出量が外径側よりも内径
側が大になるよう傾斜形成される。
【0015】シールパッキン4Aの突出端面4bに形成
される傾斜角度は、シールパッキン4Aの一端面4aと
取付用凹部25の底面25aに形成される傾斜角度と同
程度であり、したがって例えば15°に設定されてい
る。
【0016】結局、シールパッキン4Aの最も肉厚の厚
い部位は内径側であり、肉厚の薄い部位は外径側であっ
て、その両端面は内径側から外径側に下がり勾配となる
傾斜面に形成されることになる。
【0017】図8(A)は、結合部材3A相互を正対さ
せ、シールパッキン4Aが対向している状態を示してい
る。すなわち、結合部材3A相互の結合前である。
【0018】図8(B)は、いずれか一方の結合部材3
Aを軸方向に移動して、結合部材3A相互を結合させる
ことにより、シールパッキン4A相互が弾性変形して密
接しシール性を確保している状態を示している。
【0019】シールパッキン4Aの突出端面4bにおけ
る傾斜角度の設定から、シールパッキン4A相互を突き
合わせても突出端面4bの外径側周縁は互いに密着せず
に残り、かつ結合部材3A相互の前端面は所定の間隔を
存する。
【0020】このとき、結合部材3A相互内には流体は
流通せず、内部が無加圧状態である。また、シールパッ
キン4Aは弾性材からなるので、全体の体積は結合前と
結合後で全く変化しない。そのため、シールパッキン4
Aの外径側は結合前の傾斜面4bから突出して断面R状
をなし、内径側は中心軸方向に突出するよう弾性変形す
る。
【0021】図8(C)は、実際に結合部材3A内に流
体を流通させた状態を示していて、内部に所定の圧力が
かかっている。シールパッキン4Aの内径面は流体圧を
受けて外径側へ押圧され、その分、外径側周縁は外方へ
突出する。
【0022】結合部材3A相互を結合してシールパッキ
ン4A相互を密接させれば、シールパッキン4A相互に
よりシール性を確保する。その一方で、シールパッキン
4Aと結合部材3Aとの間に凹部空間が形成されないか
ら、流体の液溜まりが生じることがなく、円滑に流通し
て常に新鮮な流体が得られる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、雌雄の区別
のない同一形状の一対の結合金具本体からなるホースの
結合金具は、特願2001−134577号の明細書及
び図面に記載されているように、図1及び図2の結合金
具本体1,1相互が軸方向に結合されると、一方の結合
金具本体1の嵌合突部5が他方の結合金具本体1の嵌合
凹部6内に挿入され、また一方の結合金具本体1の嵌合
凹部6内に他方の結合金具本体1の嵌合突部5が挿入さ
れて、互いに相補形に挿入するようになっている。
【0024】さらに、嵌合突部5の一方の側面には、周
方向に突出する係止鉤部7が一体に設けられる。係止鉤
部7,7相互が係合することにより、結合金具本体1,
1相互が軸方向に結合される。また、係止鉤部7の係止
面は、周方向に対して所定の角度だけオーバーハング状
に傾斜しており、これらが係合した状態で流体圧などに
より結合金具本体1,1相互を引き離す方向の荷重が作
用した場合に、係止鉤部7,7相互はより強く係合し、
結合金具本体1,1相互の抜けを確実に防止するように
構成される。
【0025】さらに、係止鉤部7,7相互が係合した状
態で、嵌合突部5の先端面と嵌合凹部6の奥壁面との間
に隙間を存している。したがって、係止鉤部7,7相互
が係合した状態から、嵌合突部5と嵌合凹部6とがさら
に軸方向に互いに進入するように移動可能である。従っ
て、結合金具本体1,1の結合途中の押し込み量が大き
く、このときシールパッキン4Aが大きく撓む。
【0026】しかしながら、前述した特願2001−1
34577号のものは、シールパッキン4Aの内周面の
幅をD=5mm、結合部材3Aの端面から突出するシー
ルパッキン4Aの突出量をδ=1mmとすると、結合部
材3A相互の結合途中の最大押し込み状態のとき、シー
ルパッキン4Aは突出量δに相当する1mm撓むことに
なり、δ/D=1/5=20%の圧縮となる。
【0027】従って、シールパッキン4Aは、シリコー
ンゴム等の柔らかくて弾性の大きい材質に限定され、医
薬品等では弗素樹脂製のシールパッキンが求められてい
るが、弗素樹脂は硬くて弾性が小さいため、前述のような
シールパッキンの構造では採用できない。
【0028】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、結合状態で流体が溜
まることの全くない構成で、常に新鮮な流体が得られ、
適用範囲の拡大が得られる配管類の結合金具を提供する
ことにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、請求項1は、一対の結合金具本体が配管
端部、もしくは配管要素に一体に接続され、各結合金具
本体の周端部に沿い所定間隔を存して軸方向に突出する
複数の嵌合突部が設けられて、これら嵌合突部相互間に
嵌合凹部が形成され、前記嵌合突部の一方の側面に周方
向に突出する係止鉤部が設けられ、他方の側面に周方向
に弾性力を付勢する付勢機構が設けられ、前記結合金具
本体の前端面にシールパッキンが取付けられ、前記結合
金具本体相互における係止鉤部相互の係合と、付勢機構
の弾性付勢力をもって結合金具本体相互を着脱自在に結
合し、この結合により前記シールパッキン相互が当接し
てシールを維持する配管類の結合金具において、前記結
合金具本体は、その前端部の内周面に沿って円環状のシ
ールパッキン嵌合部を有し、前記シールパッキンは、前
記シールパッキン嵌合部の内部に曲率中心を有する円弧
面を少なくとも一部に有し、前記シールパッキン嵌合部
の内部の前記曲率中心を中心として回動自在に設けられ
たシールパッキン本体と、このシールパッキン本体と一
体に設けられ前記結合金具本体の端部より相手側の結合
金具本体方向に突出するシール部とを有し、前記一対の
結合金具本体を結合する過程において前記シール部が弾
性的に圧接したとき、その反力によって前記シールパッ
キン本体が前記曲率中心を中心として前記シール部が接
合状態で離間する方向に回動し、前記一対の結合金具本
体の結合状態において前記シール部に内圧が加わったと
き、前記シールパッキン本体が前記曲率中心を中心とし
て接合状態の前記シール部が圧接する方向に回動するこ
とを特徴とする。
【0030】請求項2は、一対の結合金具本体が配管端
部、もしくは配管要素に一体に接続され、各結合金具本
体の周端部に沿い所定間隔を存して軸方向に突出する複
数の嵌合突部が設けられて、これら嵌合突部相互間に嵌
合凹部が形成され、前記嵌合突部の一方の側面に周方向
に突出する係止鉤部が設けられ、他方の側面に周方向に
弾性力を付勢する付勢機構が設けられ、前記結合金具本
体の前端面にシールパッキンが取付けられ、前記結合金
具本体相互における係止鉤部相互の係合と、付勢機構の
弾性付勢力をもって結合金具本体相互を着脱自在に結合
し、この結合により前記シールパッキン相互が当接して
シールを維持する配管類の結合金具において、前記結合
金具本体は、その前端部の内周面に沿って円環状のシー
ルパッキン嵌合部を有し、前記シールパッキンは、前記
シールパッキン嵌合部の内部に曲率中心を有する円弧面
を少なくとも一部に有し、前記シールパッキン嵌合部の
内部の前記曲率中心を中心として回動自在に設けられた
シールパッキン本体と、このシールパッキン本体の内周
側に一体に設けられ前記結合金具本体の端部より相手側
の結合金具本体方向に突出するシール部と、前記シール
パッキン本体の外周側に一体に設けられ前記結合金具本
体の端部より相手側の結合金具本体方向に突出する負圧
用シール片とを有し、前記一対の結合金具本体を結合す
る過程において前記シール部が弾性的に圧接したとき、
その反力によって前記シールパッキン本体が前記曲率中
心を中心として前記シール部が接合状態で離間する方向
に回動し、前記一対の結合金具本体の結合状態において
前記シール部の内側に負圧が作用したとき、前記シール
パッキン本体がシールパッキンの弾性復元力によって前
記曲率中心を中心として前記シール部が圧接する方向に
回動するとともに、前記負圧用シール片が大気圧によっ
て互いに圧接することを特徴とする。
【0031】請求項3は、請求項1の前記シールパッキ
ンは、前記シールパッキン嵌合部の曲率中心を中心とす
る円弧面を有する断面略半円形のシールパッキン本体
と、このシールパッキン本体と一体に突出する断面略三
角形のシール部とからなることを特徴とする。
【0032】請求項4は、請求項1〜3のいずれかに記
載の前記シールパッキンは、弗素樹脂、硬質ゴム、金属の
いずれかで形成されていることを特徴とする。
【0033】請求項5は、結合・分離可能な一対の結合
部材の一方の端部に、その内周面に沿って設けられた円
環状のシールパッキン嵌合部に嵌合され、他方の結合部
材の端部に平坦面を有し、前記一対の結合部材を結合し
たとき、両結合部材間をシールするシールパッキンを備
えた配管類の結合金具において、前記シールパッキンは、
前記シールパッキン嵌合部の内部に曲率中心を有する円
弧面を少なくとも一部に有し、前記シールパッキン嵌合
部の内部の前記曲率中心を中心として回動自在に設けら
れたシールパッキン本体と、このシールパッキン本体と
一体に設けられ前記結合部材の端部より相手側の結合部
材の平坦面方向に突出するシール部とを有し、前記一対
の結合部材を結合する過程において前記シール部が相手
側の結合部材の平坦面に弾性的に圧接したとき、その反
力によって前記シールパッキン本体が前記曲率中心を中
心として前記シール部が相手側の結合部材の平坦面から
離間する方向に回動し、前記一対の結合部材の結合状態
において前記シール部に内圧が加わったとき、前記シー
ルパッキン本体が前記曲率中心を中心として前記シール
部が相手側の結合部材の平坦面に圧接する方向に回動す
ることを特徴とする。
【0034】前記構成によれば、結合金具本体を軸方向
に移動すると、結合金具本体相互を結合させる過程にお
いて、嵌合突部に突設される係止鉤部が相手側の係止鉤
部を乗り越える、最大押し込み量に達したとき、シールパ
ッキンのシール部が圧接される。しかし、シールパッキ
ンは硬く弾性が小さいため、反力によってシールパッキ
ン本体が曲率中心を中心としてシール部が接合状態で離
間する方向に回動して反力を吸収する。
【0035】結合金具本体の係止鉤部相互が係止する
と、係止鉤部の係止面が周方向に対して所定の角度だけ
オーバーハングしている分だけ結合金具本体相互が離間
するため、シールパッキンのシール部の弾性復元力によ
る回動によって互いに圧接する方向に圧接する。従っ
て、無加圧状態で、シール部相互が弾性的に接合してシ
ールする。
【0036】そして、結合金具本体内に流体を流通さ
せ、一対の結合金具本体の結合状態においてシールパッ
キン本体の内径側に内圧が加わると、シールパッキン本
体が曲率中心を中心としてシールパッキン嵌合部の内部
でシール部が圧接する方向に回動して接合面が互いに接
合する。
【0037】このように、結合金具本体相互を結合して
シールパッキン相互を密接させれば、シールパッキン相
互によりシール性を確保する。その一方で、シールパッ
キンと結合金具本体との間に凹部空間が形成されないか
ら、流体の液溜まりが生じることがなく、円滑に流通し
て常に新鮮な流体が得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0039】図1〜図5は第1の実施形態を示し、図1
は特願2001−134577号と基本的に同一構造の
結合金具を示している。この結合金具は、雌雄のない同
一の構造の一対の結合金具本体1,1から構成される。
それぞれの結合金具本体1は、たとえば配管2端部にロ
ー付けなどの適宜な手段で連結固定される。
【0040】前記結合金具本体1は略円筒体からなって
いて、その外径は配管2の連結部から先端に亘って直径
が拡大するテーパー状に形成され、内径は連結される配
管2の内径と略同一に形成される。
【0041】結合金具本体1の内径先端から円筒状の結
合部材14が螺装されている。そして、結合部材14の
前端面に、後述するシールパッキン16が回動自在に取
付け固定される。
【0042】前記結合金具本体1の先端は結合部材14
を囲んでおり、ここには周方向に所定間隔を存して、か
つ軸方向に突出する複数の嵌合突部5が一体に設けられ
る。これら嵌合突部5の相互間を、それぞれ嵌合凹部6
と呼ぶ。
【0043】前記結合金具本体1相互が軸方向に結合さ
れると、一方の結合金具本体1の嵌合突部5が他方の結
合金具本体1の嵌合凹部6内に挿入され、また一方の結
合金具本体1の嵌合凹部6内に他方の結合金具本体1の
嵌合突部5が挿入されて、互いに相補形に挿入するよう
になっている。
【0044】なお、嵌合凹部6の幅寸法は嵌合突部5の
幅寸法よりも広く形成されていて、嵌合凹部6内に嵌合
突部5が挿入した状態で、対向する側面相互間に隙間を
存することになる。
【0045】前記嵌合突部5の一方の側面5aには、周
方向に突出する係止鉤部7が一体に設けられる。従っ
て、互いの嵌合突部5に突設される係止鉤部7相互が係
合することにより、結合金具本体1相互が軸方向に結合
されることとなる。
【0046】また、係止鉤部7の係止面は、周方向に対
して所定の角度だけオーバーハング状に傾斜しており、
これらが係合した状態で流体圧などにより結合金具本体
1相互を引き離す方向の荷重が作用した場合に、係止鉤
部7相互はより強く係合し、結合金具本体1相互の抜け
を確実に防止するように構成される。
【0047】さらに、係止鉤部7相互が係合した状態
で、嵌合突部5の先端面と嵌合凹部6の奥壁面との間に
隙間を存している。したがって、係止鉤部7相互が係合
した状態から、嵌合突部5と嵌合凹部6とがさらに軸方
向に互いに進入するように移動可能である。
【0048】係止鉤部7が設けられていない嵌合突部5
の他方の側面5bは、結合金具本体1の軸方向に対して
傾斜している。すなわち、嵌合突部5は嵌合凹部6の底
部に相当する基端から先端に亘って周方向の幅寸法が狭
くなるテーパー状に形成され、前記側面5bは嵌合突部
5を嵌合凹部6に挿入する際のガイド面をなす。
【0049】前記テーパー状側面5bには、それぞれ付
勢機構8が設けられている。この付勢機構8は、図2に
拡大して示すように、円筒形のケース部材9内に突没自
在に収容される付勢部材としての鋼球10と、この鋼球
10を嵌合突部側面5bから突出する方向に弾性的に押
圧付勢するスプリング11とから構成される。
【0050】同図に示すように、嵌合突部5が相手側の
嵌合凹部6内に嵌合されると、付勢機構8相互が対向し
て鋼球10相互が互いに当接し押圧しあう。その結果、
嵌合突部5の付勢機構8が設けられる側面5b相互が離
反し、かつ反対側の側面5a相互が密接するよう押圧付
勢される。
【0051】そして、これら側面5aには係止鉤部7が
設けられているので、前記付勢機構8、8の作用によっ
て係止鉤部7、7相互はより強固に係合し、衝撃などに
よって問題が発生しない。
【0052】このようにして構成される結合金具本体
1,1相互を結合するには、一方の結合金具本体1の嵌
合突起5に対して他方の結合金具本体1の嵌合凹部6を
正対させる。必然的に、一方の結合金具本体1の嵌合凹
部6に対して他方の結合金具本体1の嵌合突部5が正対
する。
【0053】そのままの姿勢を保持して、少なくとも一
方の結合金具本体1を軸方向に移動すればよい。結合金
具本体1,1相互の嵌合凹部6内に嵌合突部5が挿入さ
れ、かつ付勢機構8の鋼球10,10相互が転接した状
態で、互いの係止鉤部7,7相互が係合する。
【0054】結合金具本体1,1相互が結合されて、配
管2,2相互の結合がなされる。同時に、後述するよう
にシールパッキン16,16相互が密接状態となり、結
合金具本体1,1と配管2,2相互に対するシール性が
確保される。
【0055】必要に応じて配管2を分解(分離)する場
合は、いずれか一方の結合金具本体1を周方向に回動付
勢すればよい。このときの回動付勢方向は、付勢機構8
が設けられる側面5b、5b相互が密接する方向であ
る。
【0056】すなわち、付勢機構8の押圧付勢力に抗し
て結合金具本体1を回動することとなり、側面5b,5
b相互が密接したところで、それまで係合状態にあった
係止鉤部7,7相互が離反する。結合金具本体1,1相
互の結合状態が解除されて、結合金具本体は互いに自由
になり、分解できる。
【0057】なお、ここでは結合金具本体1に配管2を
接続したが、配管に代わって弁類などの配管接続機器あ
るいはホース類でもよく、また、結合金具本体1を、本
体部と、嵌合部とから構成するよう変更してもよい。
【0058】すなわち、本体部の一端に配管2を接続
し、他端に前記結合部材14を取付け、嵌合部には嵌合
突部5、嵌合凹部6、係止鉤部7、付勢機構8などを形
成する。このことにより、結合金具本体1,1相互の結
合と分解(分離)の際は、嵌合部に対する操作ですみ、
嵌合部が容易に扱えて作業性の向上を得る。
【0059】いずれの構成の結合金具本体1であって
も、結合部材14と、この結合部材14に取付けられる
シールパッキン16は、図3(A)(B)に示すように
構成されている。
【0060】結合部材14の端部における内周側に偏倚
した部分には、後述する加工方法で切削加工されるシー
ルパッキン嵌合部15が設けられている。このシールパ
ッキン嵌合部15は曲率中心Oを中心とする凹円弧面1
5aを有する断面半円形に形成されている。
【0061】シールパッキン16のシールパッキン本体
17は、例えば弗素樹脂材料であるPTFE(四フッ化
エチレン樹脂)によってリング状に形成され、そのシー
ルパッキン本体17はシールパッキン嵌合部15の内部
に回動自在に嵌合されている。このシールパッキン本体
17は前記曲率中心Oを中心とする凸円弧面17aを有
する断面略半円形をなし、シールパッキン本体17の凸
円弧面17aはシールパッキン嵌合部15の凹円弧面1
5aを滑りながら回動するようになっている。
【0062】シールパッキン本体17には結合部材14
の端部より相手側の結合金具本体1の結合部材14方向
に突出するシール部18が一体に設けられている。この
シール部18は結合部材14の内周面と略面一の内周面
18aと、結合部材14の外周から内周に向かって上り
勾配に傾斜する接合面18bとを有して鋭角の尖端部1
8cを有する略三角形状に形成されている。本実施形態
においては、曲率中心Oから尖端部18cの位置が結合
部材14の軸方向に対して45°の位置にある。
【0063】そして、前記一対の結合金具本体1,1の
結合状態においてシールパッキン16の内周面18に内
圧が加わったとき、シールパッキン本体17がシールパ
ッキン嵌合部15の内部で曲率中心Oを中心としてシー
ル部18が互いに圧接する方向に回動するようになって
いる。
【0064】シールパッキン16のシール部18の尖端
部18cが曲率中心Oからα=45°の時には軸方向の
移動量Lg=1mmと径方向の移動量Lk=1mmが1
対1となるが、このαを任意に選べば比率を変えること
ができる。結合部材14の内周面の半径と略同一である
シールパッキン16の半径R=50mmとしたとき、撓
み量=Lh/R=1/50=2%圧縮となる。
【0065】このように軸方向の移動量であるパッキン
の突出量を1mm確保すると、従来のパッキンの場合は、
従来技術で述べたとおり、20%の圧縮変形が必要であ
ったが、この発明のパッキンであれば、2%の圧縮変形で
済むというのが大きな特徴である。さらに、加圧状態と
なると、シール部18の内周面18aのW=5mmの面
圧で回転力が発生してシール部18の尖端部18c同士
が押し付けられる方向に回動し、この圧縮力によってシ
ールする。
【0066】なお、ここで結合部材14のシールパッキ
ン嵌合部15の加工方法について説明すると、図4に示
すように、普通旋盤(XY等の2軸制御)で加工する場
合、図4(A)に示すように、結合部材14の軸方向に対
して45°の方向から粗取りバイト20によって切り込
みを入れ、仕上げ代を0.2〜0.5mm程度を残して
切削する。シールパッキン圧入代を0.3mmの場合、
シールパッキンがφ5mmの場合、0.3/5=6%圧
縮の圧入になる。
【0067】次に、図4(B)に示すように、仕上バイト
21に示すように、約45°方向へ押し込んだ後、仕上バ
イト21を矢印に示すように左右方向に0.3mm程度
振ると、シールパッキン嵌合部15を略真円状に加工で
きる。シールパッキン嵌合部15がφ5mmで、直線部
が0.3mmの場合、真円との隔たりである高さは0.
005mmであり、無視できる。
【0068】また、普通旋盤(XY等の2軸制御)に代
わって複合旋盤(XYZAB等の5軸制御)を使用して
バイトを回転制御することにより、一層簡単に加工でき
る。
【0069】次に、第1の実施形態の作用について説明
する。
【0070】図5(A)は、結合金具本体1相互の結合
前の状態であり、結合部材14のシールパッキン嵌合部
15に装着されたシールパッキン16は無圧縮状態であ
る。
【0071】次に、図5(B)に示すように、いずれか一
方の結合金具本体1を軸方向に移動すると、結合金具本
体1相互を結合させる過程において、図2に示すよう
に、嵌合突部5に突設される係止鉤部7が相手側の係止
鉤部7を乗り越える、最大押し込み量に達したとき、シー
ルパッキン16のシール部18のシール面18bが圧接
されるが、シールパッキン16は硬く弾性が小さいた
め、反力によってシールパッキン本体17が曲率中心O
としてシール部18が離間する方向(矢印a方向に)に
回動して反力を吸収する。つまり、シールの尖端部18
cと曲率中心Oがシールパッキン本体17の凸円弧面1
7aの略半径分だけずれているので回転モーメントが発
生して回転する。
【0072】次に、図5(C)に示すように、結合金具本
体1,1の係止鉤部7と係止鉤部7とが係止すると、係
止鉤部7の係止面が周方向に対して所定の角度だけオー
バーハングしている分だけ結合部材14,14相互が離
間(矢印b方向)するため、シールパッキン15のシー
ル部18の弾性復元力による回動によって互いに圧接す
る方向(矢印c方向)に圧接する。従って、無加圧状態
で、シール部18の尖端部18c相互が弾性的に接合し
てシールする。
【0073】次に、図5(D)に示すように、実際に配管
2および結合金具本体1内に流体を流通させ、一対の結
合金具の結合状態においてシール部18に内圧が加わる
と、シールパッキン本体17が曲率中心Oとしてシール
パッキン嵌合部15の内部でシール部18が圧接する方
向(矢印d方向)に回動して接合面18bが互いに接合
する。
【0074】このように、結合金具本体1相互を結合し
てシールパッキン16相互を密接させれば、シールパッ
キン16相互によりシール性を確保する。しかも、シー
ルパッキン16,16のシール部18間に段差がなく、
フラットな状態となり、流通抵抗を軽減できる。その一
方で、シールパッキン16と結合金具本体1の結合部材
14との間に凹部空間が形成されないから、流体の液溜
まりが生じることがなく、円滑に流通して常に新鮮な流
体が得られる。
【0075】図6は、第2の実施形態を示し、第1の実
施形態のシールパッキン16のシールパッキン本体17
の外周側に結合部材14の端部より相手側の結合部材1
4方向に突出する負圧用シール片19を設けたものであ
る。この負圧用シール片19は肉厚が薄いが、大気圧は
9.8×10−2MPaという小さい圧力なので対応で
きる。
【0076】次に、第2の実施形態の作用について説明
する。
【0077】図6(A)は、結合金具本体1相互の結合
前の状態であり、結合部材14のシールパッキン嵌合部
15に装着されたシールパッキン16は無圧縮状態であ
る。
【0078】次に、図6(B)に示すように、いずれか一
方の結合金具本体1を軸方向に移動すると、結合金具本
体1相互を結合させる過程において、図2に示すよう
に、嵌合突部5に突設される係止鉤部7が相手側の係止
鉤部7を乗り越える、最大押し込み量に達したとき、シー
ルパッキン15のシール部18のシール面18bが圧接
されるが、シールパッキン15は硬く弾性が小さいた
め、反力によってシールパッキン本体17が曲率中心O
としてシール部18が離間する方向(矢印a方向に)に
回動して反力を吸収する。このとき、負圧用シール片1
9も互いに圧接される。つまり、シールの尖端部18c
と曲率中心Oがシールパッキン本体17の凸円弧面17
aの略半径分だけずれているので回転モーメントが発生
して回転する。
【0079】次に、図6(C)に示すように、係止鉤部7
と係止鉤部7とが係止すると、係止鉤部7の係止面が周
方向に対して所定の角度だけオーバーハングしている分
だけ結合部材14,14相互が離間(矢印b方向)する
ため、シールパッキン15のシール部18の弾性復元力
による回動によって互いに圧接する方向(矢印c方向)
に弾性変形する。従って、無負圧状態で、シール部18
の尖端部18c相互が弾性的に接合してシールするとと
もに、負圧用シール片19の先端部相互が接合した状態
となる。
【0080】次に、図6(D)に示すように、実際に配管
2および結合金具本体1が真空状態となると、シールパ
ッキン15のシール部18の弾性復元力による回動によ
って互いに圧接する方向に接合してシール状態を維持す
るとともに、負圧用シール片19が大気圧によってシー
ルパッキン本体17方向に押圧され、互いに圧接する方
向(矢印e方向に)に弾性変形するため、外部の空気が
結合金具本体1の内部に侵入することはない。
【0081】図7は第3の実施形態を示し、一方の結合
部材14の端部にはシールパッキン嵌合部15が設けら
れ、シールパッキン16のシールパッキン本体17が曲
率中心Oを中心として回動自在に嵌合されていること
は、第1及び第2の実施形態と同一である。本実施形態
は、前記結合部材14に結合される他方の結合部材とし
ての筒体30の端部には平坦面31が形成されている。
【0082】従って、結合部材14と筒体30とが相対
的に軸方向に移動して結合部材14と筒体30を結合さ
せる過程において、シールパッキン16のシール部18
のシール面18bが平坦面31に圧接されるが、シール
パッキン16は硬く弾性が小さいため、反力によってシ
ールパッキン本体17が曲率中心Oとしてシール部18
が離間する方向(矢印a方向に)に回動して反力を吸収
する。つまり、シール部18の尖端部18cと曲率中心
Oがシールパッキン本体17の凸円弧面17aの半径分
だけずれているので回転モーメントが発生して回動す
る。
【0083】そして、結合部材14と筒体30とが結合
されると、シールパッキン16のシール部18の弾性復
元力による回動によってシール部18が筒体30の平坦
面31に圧接してシールする。結合部材14と筒体30
の結合状態においてシール部18に内圧が加わったと
き、シールパッキン本体17が曲率中心Oを中心として
シール部18が筒体30の平坦面31に圧接する方向に
回動する。
【0084】なお、前記実施形態においては、シールパ
ッキンを弗素樹脂製としたが、この発明は、前記実施形
態に限定されず、硬質ゴム、金属製のシールパッキンに
も適用できる。
【0085】また、結合金具本体は、配管相互を結合す
る場合について説明したが、ホース相互の結合、配管や
ホースとポンプ等の機器を結合する結合にも適用でき
る。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、結
合金具本体相互の結合状態でシール性を確保して高い信
頼性が得られ、配管内部に流通する流体の液溜まりの発
生する余地が全くなく、硬くて弾性の小さい材質でも確
実にシールできる結合金具を提供できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の結合金具を分離して
示す一部を断面した側面図。
【図2】同実施形態の、付勢機構を示す結合金具本体の
一部を断面した側面図。
【図3】同実施形態を示し、(A)(B)はシールパッ
キンの断面図。
【図4】同実施形態を示し、(A)(B)は切削加工方
法を示す断面図。
【図5】同実施形態を示し、(A)〜(D)は作用説明
図。
【図6】本発明の第2の実施形態を示し、(A)〜
(D)は作用説明図。
【図7】本発明の第3の実施形態を示し、(A)(B)
は作用説明図。
【図8】先行技術を示し、(A)〜(C)は作用説明
図。
【符号の説明】
1…結合金具本体、 2…配管、 5…嵌合突部、 6…嵌合凹部、 7…係止鉤部、 8…付勢機構、 15…シールパッキン嵌合部 16…シールパッキン 17…シールパッキン本体 18…シール部 19…負圧用シール片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の結合金具本体が配管端部、もしく
    は配管要素に一体に接続され、 各結合金具本体の周端部に沿い所定間隔を存して軸方向
    に突出する複数の嵌合突部が設けられて、これら嵌合突
    部相互間に嵌合凹部が形成され、 前記嵌合突部の一方の側面に周方向に突出する係止鉤部
    が設けられ、他方の側面に周方向に弾性力を付勢する付
    勢機構が設けられ、 前記結合金具本体の前端面にシールパッキンが取付けら
    れ、 前記結合金具本体相互における係止鉤部相互の係合と、
    付勢機構の弾性付勢力をもって結合金具本体相互を着脱
    自在に結合し、この結合により前記シールパッキン相互
    が当接してシールを維持する配管類の結合金具におい
    て、 前記結合金具本体は、その前端部の内周面に沿って円環
    状のシールパッキン嵌合部を有し、 前記シールパッキンは、前記シールパッキン嵌合部の内
    部に曲率中心を有する円弧面を少なくとも一部に有し、
    前記シールパッキン嵌合部の内部の前記曲率中心を中心
    として回動自在に設けられたシールパッキン本体と、こ
    のシールパッキン本体と一体に設けられ前記結合金具本
    体の端部より相手側の結合金具本体方向に突出するシー
    ル部とを有し、前記一対の結合金具本体を結合する過程
    において前記シール部が弾性的に圧接したとき、その反
    力によって前記シールパッキン本体が前記曲率中心を中
    心として前記シール部が接合状態で離間する方向に回動
    し、前記一対の結合金具本体の結合状態において接合状
    態の前記シール部に内圧が加わったとき、前記シールパ
    ッキン本体が前記曲率中心を中心として前記シール部が
    圧接する方向に回動することを特徴とする配管類の結合
    金具。
  2. 【請求項2】 一対の結合金具本体が配管端部、もしく
    は配管要素に一体に接続され、 各結合金具本体の周端部に沿い所定間隔を存して軸方向
    に突出する複数の嵌合突部が設けられて、これら嵌合突
    部相互間に嵌合凹部が形成され、 前記嵌合突部の一方の側面に周方向に突出する係止鉤部
    が設けられ、他方の側面に周方向に弾性力を付勢する付
    勢機構が設けられ、 前記結合金具本体の前端面にシールパッキンが取付けら
    れ、 前記結合金具本体相互における係止鉤部相互の係合と、
    付勢機構の弾性付勢力をもって結合金具本体相互を着脱
    自在に結合し、この結合により前記シールパッキン相互
    が当接してシールを維持する配管類の結合金具におい
    て、 前記結合金具本体は、その前端部の内周面に沿って円環
    状のシールパッキン嵌合部を有し、 前記シールパッキンは、前記シールパッキン嵌合部の内
    部に曲率中心を有する円弧面を少なくとも一部に有し、
    前記シールパッキン嵌合部の内部の前記曲率中心を中心
    として回動自在に設けられたシールパッキン本体と、こ
    のシールパッキン本体の内周側に一体に設けられ前記結
    合金具本体の端部より相手側の結合金具本体方向に突出
    するシール部と、 前記シールパッキン本体の外周側に一体に設けられ前記
    結合金具本体の端部より相手側の結合金具本体方向に突
    出する負圧用シール片とを有し、前記一対の結合金具本
    体を結合する過程において前記シール部が弾性的に圧接
    したとき、その反力によって前記シールパッキン本体が
    前記曲率中心を中心として前記シール部が接合状態で離
    間する方向に回動し、前記一対の結合金具本体の結合状
    態において前記シール部の内側に負圧が作用したとき、
    前記シールパッキン本体がシールパッキンの弾性復元力
    によって前記曲率中心を中心として前記シール部が圧接
    する方向に回動するとともに、前記負圧用シール片が大
    気圧によって互いに圧接することを特徴とする配管類の
    結合金具。
  3. 【請求項3】 前記シールパッキンは、前記シールパッ
    キン嵌合部の曲率中心を中心とする円弧面を有する断面
    略半円形のシールパッキン本体と、このシールパッキン
    本体と一体に突出する断面略三角形のシール部とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の配管類の結合金具。
  4. 【請求項4】 前記シールパッキンは、弗素樹脂、硬質ゴ
    ム、金属のいずれかで形成されていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の配管類の結合金具。
  5. 【請求項5】 結合・分離可能な一対の結合部材の一方
    の端部に、その内周面に沿って設けられた円環状のシー
    ルパッキン嵌合部に嵌合され、他方の結合部材の端部に
    平坦面を有し、前記一対の結合部材を結合したとき、両
    結合部材間をシールするシールパッキンを備えた配管類
    の結合金具において、前記シールパッキンは、前記シール
    パッキン嵌合部の内部に曲率中心を有する円弧面を少な
    くとも一部に有し、前記シールパッキン嵌合部の内部の
    前記曲率中心を中心として回動自在に設けられたシール
    パッキン本体と、このシールパッキン本体と一体に設け
    られ前記結合部材の端部より相手側の結合部材の平坦面
    方向に突出するシール部とを有し、前記一対の結合部材
    を結合する過程において前記シール部が相手側の結合部
    材の平坦面に弾性的に圧接したとき、その反力によって
    前記シールパッキン本体が前記曲率中心を中心として前
    記シール部が相手側の結合部材の平坦面から離間する方
    向に回動し、前記一対の結合部材の結合状態において前
    記シール部に内圧が加わったとき、前記シールパッキン
    本体が前記曲率中心を中心として前記シール部が相手側
    の結合部材の平坦面に圧接する方向に回動することを特
    徴とする配管類の結合金具。
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