JP4147555B2 - 管継手 - Google Patents

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本発明は、水道管等の接合に用いられる管継手に関する。
従来より金属製又は樹脂製の水道管等の接合に用いられている管継手の一例を図21に示す。当該管継手は、軸上に対向する接合管1の間に介在させて水密に接合するものであり、管継手本体2´と一対の左右の押輪3´とを緊締具4で締め付け可能に構成されている。管継手本体2´は、対向するフランジ状の突出部2a´と、突出部2a´の間に一体に形成される筒胴部2b´と、突出部2a´の内周側の端部方向にテーパ状に拡がる受口部2c´とを有する。押輪3´はフランジ状の突出部3a´を備えると共に、接合管1の外周に周隙間を残すように配置された管継手本体2´の両端に配置される。緊締具4を締め付けると、管継手本体2´と各押輪3´との間にセットされたゴムパッキン輪5´が、押輪3´の先端部3b´で押されて受口部2c´に挿入されると共に、接合管1の外周面に圧着して接合管1同士が継がれた状態となる(下記特許文献1参照)。継がれた接合管1は、当該接合部において伸縮・可とう性を発揮する。
また、従来、施工現場での作業性向上を図るために、管継手の仮組みが行われている。当該仮組みは、ゴムパッキン輪その他の必要部品を径方向及び軸方向に予め位置決めするものである。仮組みした管継手の一例を図22(a)に示す。当該管継手では、環状スペーサ13の係止凸部13aをゴムパッキン輪51の係止凹部51aに係合した状態で、ゴムパッキン輪51の先端部を管継手本体2´の受口部2c´に挿入すると共に、環状スペーサ13の位置決め用突起13bが受口部2c´の開口縁の角に当接するまで、押輪3´を緊締具(図示省略)で締め付けることで仮組みを行う(下記特許文献2参照)。
更に、上記のような環状スペーサを使用せずに仮組みが可能な管継手が提案されている。図23(a)に示す管継手では、ゴムパッキン輪52の基部52bに設けられたストッパー52cが管継手本体2´の受口部周縁外面2f´に当接するようにして、ゴムパッキン輪の先部52aが受口部2c´の入口である受孔部2e´に仮止めされていると共に、緊締具(図示省略)の締め付けにより移動する押輪3´の先端部3b´が、ゴムパッキン輪52の基部52bの外周側52eに嵌合することで、仮組みが行われる(下記特許文献1参照)。
施工時においては、仮組みされた管継手に接合管1を挿入し、緊締具の操作により押輪3を移動させることで、図22(b)及び(c)、又は図23(b)及び(c)に示すように、ゴムパッキン輪51、52が受口部2c´に楔状に密着結合すると共に、接合管1の外周面に圧接して、接合管1が継がれた状態となる。
また、図21〜23に示すように、押輪3´の内周側には抜け止めリング6´が設けられており、これが接合管1外面に係合することにより離脱防止効果が発揮される。また、図21および図24に示すように、押輪3´は周方向の1箇所で分離しており、止着具11を締め付けることで縮径可能に構成されている。施工時においては、緊締具4を締め付けた後、止着具11を締め付けて押輪3´を縮径させ、抜け止めリング6´を接合管1外面に圧接・係合させることで離脱防止を図っていた。
特開2003−42359号公報(第2頁、図1、4〜6) 特許第3061136号明細書(第5頁、図4)
しかしながら、従来の押輪はそのような止着具を備えていることから、図20および23に示すような止着具用ボス12を有する複雑な形状に成らざるを得ず、そのため、押輪の生産には余分な材料及び工程が必要となっていた。また、施工時においても、止着具の締め付け工程が必要であるため、作業能率を阻害する要因となっていた。そこで、本発明の目的は、押輪の生産コストが低減できるとともに、施工性も良好である管継手を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明の管継手は、外周に突出部を有し接合管の一端側外周に嵌め込まれる押輪と、前記押輪に対向する側に前記突出部に対向する突出部を有すると共に、この突出部の内周側に前記押輪に向けて拡がる管受口部を有して、前記接合管の外周に周隙間をもって嵌装される管または管継手本体と、前記押輪を前記管または前記管継手本体の方向に移動操作可能な緊締具と、前記管または前記管継手本体と前記接合管との内外間に配置され、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って生じる自らの弾性変形により前記管受口部に嵌装されるパッキン輪と、前記押輪と前記接合管との内外間に配置され、周方向の1箇所で分離する抜け止めリングとを備えた管継手において、前記押輪は、周方向において分離した箇所を有さない環状を呈すると共に、その内周側に前記管または前記管継手本体に向けてテーパ状に拡がる押輪受口部を有し、前記押輪と前記パッキン輪との間に配置され、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って生じる自らの弾性変形により、前記抜け止めリングを前記押輪受口部に圧入しつつ前記接合管外面に圧接する弾性部材と、前記パッキン輪と前記弾性部材との間に配置され、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って前記管受口部周縁外面に当接するスペーサとを備える。
上記管継手によれば、周方向の1箇所で分離する抜け止めリングが、弾性部材の弾性変形によってテーパ状の押輪受口部に圧入される構成であるため、従来の止着具のような縮径機構を用いることなく抜け止めリングの縮径を行うことができる。よって、押輪に止着具のような縮径機構を備える必要が無く、押輪を周方向において分離した箇所を有さない環状に形成することが可能となる。その結果、押輪の生産に必要な材料や製造工程を削減し、生産コストを低減することができる。また、弾性部材の弾性変形は、移動する押輪の押圧に伴って生じるため、特別な工程が不要であり、施工時に通常行われる緊締具の操作のみでパッキン輪の嵌装による止水と抜け止めリングの圧接による離脱防止とを、容易且つ確実に行うことができる。更に、スペーサをパッキン輪と弾性部材との間に配置することによって、押輪から弾性部材に伝わる押圧をパッキン輪に好適に伝達することができる。当該スペーサは、緊締具の操作により移動する押輪の押圧に伴って管受口部周縁外面に当接することから、施工時におけるパッキン輪の管受口部への押込量を制御することができる。
上記において、前記押輪受口部は、拡がる側の開口部と、窄まる側のテーパ部とを備え、前記弾性部材は前記開口部内周側に配置されるとともに、前記抜け止めリングは前記弾性部材の弾性変形により、前記テーパ部に圧入されるように構成したものが好ましい。
上記構成により、緊締具の操作によって移動する押輪の押圧に伴って弾性変形する弾性部材が、抜け止めリングを好適に押輪受口部に圧入することができる。抜け止めリングは周方向の1箇所で分離しているため、テーパ部に圧入されることで縮径し、接合管外面に圧接して離脱防止効果を奏する。
上記において、前記押輪の前記テーパ部には前記抜け止めリングのみが圧入可能に構成されたものが好ましい。
水圧や地震等によって接合管に軸方向の力が作用した場合、当該抜け止めリングはテーパ部内周側で接合管と共に摺動して管路を伸縮させるものであるため、このような摺動部材を抜け止めリングのみにすることによって、管路がスムーズに伸縮するとともに、摺動部材の損傷を抑制して管継手の耐久性を向上させることができる。
上記において、前記パッキン輪が、前記管受口部側となる先部と、前記押輪側となる基部とからなり、前記先部は外周が前記管受口部の入口に仮止めが可能となるように、その管受口部の内径と略同径であると共に、前記基部は前記先部に繋がる処だけ外周が前記先部の外径よりも大径とされて前記管受口部周縁外面に当接するストッパーとなっているものが好ましい。
上記構成により、パッキン輪の基部のストッパーが管受口部周縁外面に当接するようにしてパッキン輪の先部が管受口部の入口に仮止めされていると共に、緊締具の操作により移動する押輪がスペーサ等を介してパッキン輪の基部の押輪側端面に当接した状態とすることにより仮組みが可能となる。また、仮組みされた管継手に接合管を内挿した状態で緊締具の操作によって押輪を移動させると、押輪の移動による押圧に伴ってパッキン輪がストッパーを含めて自ら弾性変形しながら管受口部の奥へ進入して管受口部に楔状に密着結合すると共に、接合管の外周面にも圧着することにより、パッキン輪が嵌装されて接合管が継がれる。
上記において、前記弾性部材および前記スペーサに代えて、前記押輪と前記パッキン輪との間に配置され、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って前記管受口部周縁外面に当接するとともに、その押圧に伴って生じる自らの弾性変形により前記抜け止めリングを前記押輪受口部に圧入しつつ前記接合管外面に圧接する弾性リングスペーサを備えるものが好ましい。
弾性部材およびスペーサに代えて上記弾性リングスペーサを用いることで、仮組みで使用する部材の数が低減し、パッキン輪等の径方向および軸方向の位置決めが簡単になる。また、スペーサの破損による仮組み崩壊がないため、管継手を仮組み状態のまま施工現場へ運搬する場合でも、管継手の仮組み状態が崩れ難くなる。よって、管継手の取り扱いが容易となり、施工性やコストの面において有利となる。
上記において、前記スペーサに、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って前記押輪受口部の内周面に沿って移動して、前記抜け止めリングを前記接合管外面に圧接する突起が設けられたものが好ましい。
上記構成によると、緊締具の操作によって接合管を継ぐ際に、弾性部材の弾性変形だけでなく、突起の移動によっても抜け止めリングを接合管外面に圧接することができるため、より強固な離脱防止効果を得ることができる。しかも、突起の移動は、緊締具の操作により移動する押輪の押圧に伴って押輪受口部の内周面に沿って行われるため、施工時における通常の操作のみで足り、施工性を損なうことなく上記の作用効果を奏することができる。
上記において、前記突起が、前記スペーサの周方向に所定のピッチで複数個設けられたものが好ましい。
突起がスペーサの周方向に所定のピッチで複数個設けられていることにより、緊締具の操作によって押輪を移動させたときに、その緊締具の内周側において、周方向にある程度の拡がりをもった領域で抜け止めリングを縮径させることができる。即ち、抜け止めリングを局所的に縮径させることなく、周方向に均等に縮径させることができるため、押輪受口部に円滑に圧入することができる。
上記において、前記押輪受口部の前記突起に対向する位置に、前記管または前記管継手本体に向けてテーパ状に拡がり、前記突起が内接する凹溝が設けられたものが好ましい。
上記構成により、緊締具の操作によって押輪を移動させたときに、突起が凹溝に内接しつつ、その凹溝のテーパに沿って移動するため、突起を円滑に移動させることができる。また、凹溝は突起の移動経路を構成するため、突起の正確な移動を確保することができる。更に、凹溝の深さやテーパ角等を適宜調整することにより、押輪の移動量に対する突起の移動量を制御することができる。
上記において、前記押輪受口部の内周面に沿って移動した前記突起の前記接合管外面に対向する面が、前記管または前記管継手本体に向けて拡がるテーパ状になるとともに、前記押輪受口部において前記抜け止めリングが圧入される領域の内周面と略同一面上に位置するように構成されたものが好ましい。
上記構成によれば、突起が押輪受口部の内周面に沿って移動した際、その突起の接合管外面に対向する面が、管または管継手本体に向けて拡がるテーパ状になることにより、通水時の抜け止めリングの移動と協働して、抜け止めリングがより強固に接合管外面に圧接され、優れた離脱防止効果が発揮される。しかも、その突起の接合管外面に対向する面が、押輪受口部において抜け止めリングが圧入される領域の内周面と略同一面上に位置するように構成されていることにより、押輪受口部に抜け止めリングを確実に圧入することができる。更に、突起が移動しても抜け止めリングの摺動経路は確保されており、通水時または地震発生時などにおいて、抜け止めリングは接合管とともに押輪受口部の内周側または突起の内周側で摺動して離脱防止効果を奏することができる。
上記において、前記スペーサが前記弾性部材に保持されているものが好ましい。
上記構成によれば、スペーサと弾性部材とを一体物として扱うことができるため、仮組みの際にパッキン輪等の径方向および軸方向の位置決めが簡単になる。また、仮組みが崩壊し難くなるため、管継手を仮組み状態のまま施工現場へ運搬することができ、施工性やコストの面において有利となる。
上記において、前記突起が前記スペーサに回動可能に支持されたものが好ましい。
上記構成により、緊締具の操作によって押輪を移動させたときに、突起が押輪受口部の内周面に沿って円滑に移動するため、施工性が向上するとともに突起またはスペーサの損傷を防止することができる。また、一度使用した場合であっても、元の形状に容易に復元することができるため、好適に再度使用することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る管継手の施工状態を示す半断面図である。図1に示す管継手は、金属製または樹脂製の接合管1を水密に継ぐものであり、接合管1の外周に周隙間を残すようにして配置される管継手本体2と、管継手本体2の両側に配置される一対の押輪3とを備える。管継手本体2および押輪3はT形ボルト・ナット4(前記緊締具に相当する。)により締め付け可能に構成されている。管継手本体2は両端にフランジ状の突出部2aを備え、これら突出部2a間に鼓状に膨らんだ筒胴部2bを一体に備えて構成されると共に、突出部2aの内周側に管受口部2cを有する。また、押輪3は、管継手本体2が備える突出部2aに対向するフランジ状の突出部3aを備え、突出部3aの内周側に押輪受口部3cを有する。管継手本体2と押輪3との間にはパッキン輪5、抜け止めリング6、スペーサ7および弾性リング8(前記弾性部材に相当する。)がセットされ、ボルト・ナット4により締め付け可能に構成されている。以下、この管継手の各部の構成を具体的に説明する。
図2は、図1の管継手の仮組み状態を示す部分断面図である。この仮組み状態では、パッキン輪5などの部材が予め径方向及び軸方向に位置決めされているため、施工時間の大幅な短縮が可能となる。図2に示すように、管継手本体2の突出部2aには、ボルト通孔が周方向にボルト・ナット4の数(例えば4個)だけ設けられている。また、管受口部2cは押輪3側に向けて拡がるように形成されており、窄まる側に接合管1に平行な筒面である圧入部2dと、拡がる側に接合管1に平行な筒面である受孔部2eとを備える。
パッキン輪5は、管受口部2c側となる先部5aと押輪3側となる基部5bとからなり、先部5aは外周が管受口部2cの入口である受孔部2eに仮止めが可能なように、管受口部2cの内径と略同径とされている。一方、基部5bは先部5aに繋がる処だけ外周が先部5aの外径よりも大径とされて、管受口部周縁外面2fに当接するストッパー5cとなっている。これにより、パッキン輪5のストッパー5cが管受口部周縁外面2fに当接して軸方向の位置決めがなされ、パッキン輪5の先部5aが管受口部2cの入口である受孔部2eに当接して径方向の位置決めがなされる。
パッキン輪5の基部5bは、押輪3側外周端縁の全周にわたって押輪3側に突出するヒレ部5eが形成されていると共に、ヒレ部5eはスペーサ7が有するヒレ部7eと係合可能に構成されているため、パッキン輪5とスペーサ7との径方向の位置決めを簡便に行うことができる。
パッキン輪5はゴム製であることが好ましく、例としてSBR(スチレンブタジエンゴム)等から形成されるものが挙げられる。更に、パッキン輪5の先部5aは軟質部からなるものが好ましく、硬度H(JIS K 6253のデュロメータ硬さ試験(タイプA)による硬さ。以下同じ。)が60°±5°であることが好ましい。一方、基部5bは硬質部からなるものが好ましく、硬度Hが90°±5°であることが好ましい。また、パッキン輪5のストッパー5cは、管受口部2cに当接する側に凹部5fが形成されているものが好ましい。これらの作用効果については後述する。
図3は、管継手が備える押輪3の正面図である。押輪3の突出部3aにも、ボルト通孔が周方向にボルト・ナット4の数(例えば4個)だけ管継手本体2の側のボルト通孔に対応する位置に設けられており、押輪3と管継手本体2のボルト通孔を介してボルト・ナット4が挿通されて締め付け可能に構成されている。押輪3は周方向において分離した箇所を有さず、したがって、従来の止着具のような縮径機構や止着具用ボスを有さない。また、図2に示すように、押輪受口部3cは管継手本体2側に向けて拡がるように形成されており、拡がる側の開口部3bと窄まる側のテーパ部3dとを備える。開口部3bの内周側には弾性リング8と抜け止めリング6とが設けられている。
図4は、図2における弾性リング8および抜け止めリング6を押輪3側から見た正面図である。弾性リング8は環状体であり、押輪3の開口部3b内周面に沿った断面形状を有する。また、押輪3のテーパ部3d側には凹部8aを備え、その内周側には抜け止めリング6が設けられている。抜け止めリング6は、離脱防止効果向上のためにその内周面に接合管1の外表面と係合可能な形状を有するものが好ましく、更に、耐久性向上のために高剛性材料から形成されていることが好ましい。例として、図2に示すような内周歯形の断面形状を有するSUS製リングが挙げられる。また、抜け止めリング6は周方向の1箇所に分離した箇所を有し、径寸法が変更可能に構成されている。弾性リング8および抜け止めリング6の内径は接合管1の外径よりも大径であり、仮組み状態において接合管1の外周に周隙間をもって配置されている。
弾性リング8はゴム製であることが好ましく、例としてSBR等から形成されるものが挙げられる。また、硬度Hは55°〜60°であることが好ましい。
パッキン輪5と弾性リング8との間に配置されるスペーサ7は、弾性リング8の管継手本体2側側面に沿った断面形状を有するとともに、上述のように、管継手本体2側にヒレ部7eを有して、パッキン輪5のヒレ部5eと係合可能に構成されている。これにより、弾性リング8を介して伝わる押輪3の押圧をパッキン輪5に確実に伝達することができるとともに、弾性リング8およびパッキン輪5の径方向の位置決めを容易にする。スペーサ7の外径は管受口部周縁外面2fよりも大径に形成されている。また、スペーサ7は弾性変形を生じないものが好ましく、例としてPOM(ポリアセタール樹脂)から形成されるものが挙げられる。
次に、図2の仮組みした状態から、接合管1を継ぐまでの施工について説明する。図5は、図2の管継手のボルト・ナット4を途中まで締め付けた状態を示す部分断面図である。図6は、そのボルト・ナット4を完全に締め付けた状態を示す部分断面図である。図7は、接合管1の接合完了後に通水して抜け出し力が作用した状態を示す部分断面図である。
図5に示すように、仮組みされた管継手に接合管1を内挿した状態で、ボルト・ナット4を締め付けて押輪3を移動させると、押輪3の押圧によって弾性リング8およびスペーサ7が管継手本体2側へ移動し、パッキン輪5を押圧する。押圧されたパッキン輪5は、ストッパー5cを含めて自ら弾性変形しながら管受口部2cに進入する。そして、パッキン輪5の先部5aが圧入部2dに楔状に密着結合すると共に、接合管1の外周面にも圧着することにより、パッキン輪5は嵌装され、接合管1を通過する液体が外部に漏れ出ないように接合管1が継がれる。
ここで、上述のように、弾性リング8の内周側には抜け止めリング6が設けられているため、押輪3の押圧によって、弾性リング8よりも先にパッキン輪5が弾性変形を起こす。その結果、止水に耐え得るパッキン輪5の十分な圧縮が得られた後に、抜け止めリング6の圧接が行われ、接合管1の接合を好適に行うことができる。
また、上述のように、パッキン輪5の基部5bが硬質であることにより、押輪3の押圧がパッキン輪5に確実に伝達されるのに加え、先部5aが軟質であることにより、密着性・圧着性が向上してシール性能を高めることができる。基部5bの一部であるストッパー5cの硬度Hが90°±5°であれば、適度な硬さ・弾性変形性を有し、十分なストッパー機能を発揮して仮組み状態が崩れ難いうえに、パッキン輪5を管受口部2cに進入させる際に容易に変形するので好ましい。また、ストッパー5cの管受口部2cに当接する側に凹部5fが設けられていることにより、管受口部2cの受孔部2eの縁に引っ掛かると共に進行方向とは反対側に反るようにして弾性変形しつつ、ストッパー5cを円滑に管受口部2cに挿入することができる。
パッキン輪5の押込みがある程度まで進行すると、スペーサ7の外周側部分7dが管受口部周縁外面2fに当接し、パッキン輪5の管受口部2cへの嵌装が完了する。そして、その状態から更にボルト・ナット4を締め付けることにより、押輪3の押圧が弾性リング8に作用し、図6に示すように、弾性リング8の弾性変形が生じる。その弾性変形の外圧により、抜け止めリング6は押輪3のテーパ部3d側に押圧され、縮径しながらテーパ部3dに圧入される。その結果、抜け止めリング6が接合管1の外面に圧接し、接合管1の抜け止めが確保される。
接合完了後、接合管1に通水すると、通水による水圧によって接合管1に軸方向の力が作用し、図7に示すように、抜け止めリング6が接合管1の外面と係合して離脱防止効果を奏するとともに、パッキン輪5によって水密性が確保され得る。また、抜け止めリング6がテーパ部3d内周側で接合管1とともに摺動可能に構成されていることから、地震発生時には管路の伸縮が可能となって接合管の離脱を防止し得る。
[第2実施形態]
第2実施形態は、押輪、弾性リングおよびスペーサの構成が以下の通りである他は、第1実施形態と同様であるため、相違点を中心に説明して共通の説明は省略する。
図8(a)は、押輪側から見たスペーサの正面図であり、(b)および(c)は、それぞれ(a)のb矢視およびc矢視における断面図である。スペーサ15は、周方向に所定のピッチで設けられた複数の突起16を有している。突起16は、スペーサ15の側面から延びた連接部16bと、その先端に形成された先部16aとからなる。スペーサ15は樹脂からなるものが好ましく、突起16の先部16aに外周側から力が作用したときに、連接部16bが撓んで突起16が傾動するように構成されている。
先部16aの外周面16cは、突起16を傾動させたときに後述する押輪19の内周面に沿うように形成されている。一方、先部16aの内周面16dは、突起16を傾動させたときに管継手本体2に向けて拡がるテーパ状になるとともに、押輪19のテーパ部19dと略同一面上に位置するように構成されている。これらの形状に基づく機能については後述する。なお、突起16の個数および形状等は特に限定されるものではない。
図9(a)は、押輪側から見た弾性リングの正面図であり、(b)および(c)は、それぞれ(a)のb矢視およびc矢視における断面図である。弾性リング17は、図9(b)に示すように、図2の弾性リング8と同様、押輪19の内周面に沿った断面形状を有し、押輪19側に凹部17aを備える。また、弾性リング17は、周方向に所定のピッチで形成された複数の薄肉部18を有している。薄肉部18は、スペーサ15の突起16に対向する位置に形成されており、薄肉部18の内周側に突起16の連接部16bを係合可能に構成されている。これにより、スペーサ15を弾性リング17に保持することができる。
弾性リング17に保持されたスペーサ15および抜け止めリング6の正面図を図10に、その側面視における半断面図を図11に示す。抜け止めリング6は、弾性リング17の凹部17aの内周側に配置されつつ、周方向に所定のピッチで突起16の内周面16dの内周側に配置される。
図12(a)は、管継手本体側から見た押輪の正面図であり、(b)および(c)は、それぞれ(a)のb矢視およびc矢視における断面図である。押輪19は、図3の押輪3と同様に、突出部19aにボルト通孔が設けられており、押輪19と管継手本体2とのボルト通孔にボルト・ナット4が挿通されて締め付け可能に構成されている。管継手本体2側に拡がる押輪受口部19cは、拡がる側の開孔部19bと窄まる側のテーパ部19dとを備える。また、押輪19には、周方向に所定のピッチで凹溝20が形成されている。凹溝20は、スペーサ15の突起16に対向する位置に、管継手本体2に向けて拡がるテーパ状に形成されており、突起16の先部16aが内接可能に構成されている。
図13は、本実施形態の管継手の仮組み状態を示す部分断面図である。この仮組み状態では、図2の場合と同様に、パッキン輪5などの部材が予め径方向および軸方向に位置決めされている。上述のように、スペーサ15の突起16は押輪19の凹溝20に内接しているとともに、スペーサ15および抜け止めリング6は弾性リング17に保持されているため、仮組みの際の位置決めを簡単に行うことができるとともに、仮組みが崩壊し難いため取り扱いが容易となる。なお、図13は、スペーサ15の突起16が形成された箇所の断面であるが、突起16が形成されていない箇所の断面は、図2の部分断面図が相当する。図14〜16に対する図5〜7の関係も同様である。
次に、図13の仮組みした状態から、接合管1を継ぐまでの施工について説明する。図14は、図13の管継手のボルト・ナット4を途中まで締め付けた状態を示す部分断面図である。図15は、そのボルト・ナット4を完全に締め付けた状態を示す部分断面図である。図16は、接合管1の接合完了後に通水して抜け出し力が作用した状態を示す部分断面図である。
図14に示すように、仮組みされた管継手に接合管1を内挿した状態で、ボルト・ナット4を締め付けて押輪19を移動させると、前述の実施形態と同様に、押輪19の押圧に伴ってパッキン輪5が弾性変形しながら管受口部2cに進入して楔状に密着結合する。そして、スペーサ15の外周側部分15dが管受口部周縁外面2fに当接し、パッキン輪5の嵌装が完了する。
続いて、更にボルト・ナット4を締め付けると、押輪19の押圧がスペーサ15および弾性リング17に作用する。即ち、図15に示すように、スペーサ15の突起16が、押輪19の押圧に伴って押輪受口部19cの内周面(凹溝20)に沿って移動し、その内周面16dが接合管1の外面に対向する。これにより、抜け止めリングが接合管1の外面に圧接される。このとき、前述の実施形態と同様、弾性リング17の弾性変形によっても抜け止めリング6の圧接が行われる。突起16は、凹溝20に内接しつつ、その凹溝20のテーパに沿って移動するため、円滑且つ正確に移動することができる。
また、複数個の突起16がスペーサ15の周方向に設けられていることにより、締め付けたボルト・ナット4の内周側において抜け止めリング6を局所的に縮径させるのではなく、周方向にある程度の拡がりをもった領域で縮径させることができる。よって、抜け止めリング6を周方向に均等に縮径させて、押輪受口部19cに円滑に圧入することができる。
また、図15に示すように、接合管1の外面と対向する突起16の内周面16dは、管継手本体2側に向けて拡がったテーパ状になっている。ここで、通水による水圧によって接合管1に軸方向の力が作用したときには、図16に示すように、抜け止めリング6がそのテーパの窄まる側に移動するため、それらの協働により抜け止めリング6をより強固に接合管1外面に圧接することができる。
更に、突起16の内周面16dは、押輪19のテーパ部19dの内周面(抜け止めリング6が圧入される領域の内周面に相当する。)と略同一面上に位置するため、抜け止めリング6の摺動経路が確保される。即ち、地震発生時などにおいて、抜け止めリング6は接合管1とともに、突起16の内周側または押輪19のテーパ部19d内周側で摺動可能となり、管路が伸縮して接合管1の離脱を防止し得る。なお、押輪19の凹溝20の深さやテーパ角等は、ボルト・ナット4の締め付けが完了した段階で、突起16の内周面16dが押輪19のテーパ部19dと略同一面上に位置するように設定されている。
[他の実施形態]
(1)前述の実施形態では、管継手がスペーサ7と弾性リング8とを備える例を示したが、本発明では、それらに代えて例えば図17に示すような弾性リングスペーサ9を備えるものであってもよい。図17に示す管継手は、スペーサおよび弾性リングに代えて、弾性リングスペーサ9を備えており、それ以外は図2の管継手と同様の構成である。弾性リングスペーサ9は、図2に示したスペーサ7および弾性リング8を合体させた形状をしており、弾性リングスペーサ9のパッキン輪5側部分は硬質部からなり、抜け止めリング6側部分が軟質部からなるものが好ましい。これにより、上述したスペーサおよび弾性リングの作用効果を、弾性リングスペーサ9のみで好適に奏することができる。
(2)本発明の管継手に用いられるパッキン輪は、前述の実施形態で示したものに限定されない。例えば、図22に示したパッキン輪51のような形状を有するものであってもよい。その場合、スペーサ又は弾性リングスペーサの形状はパッキン輪の形状に応じて適宜設定される。
(3)前述の実施形態では、2つの接合管1の間に管継手本体2を介在させて接合する例を示したが、図18に示すように、管継手本体2に代えて、接合管10を用いるものであってもよい。
(4)本発明の管継手は、必ずしも仮組みされる必要はなく、パッキン輪等の各部材が分解された状態で現場に運搬されて施工されるものでもよい。
(5)前述の実施形態では、突起16がスペーサ15の側面から延設された例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図19または図20に示す形態のものでもよい。図19では、スペーサ21とは別個の部材からなる突起22が、スペーサ21に回動可能に支持されている。即ち、図19(a)に示すように、先部22aと軸部22bとを有する突起22を、スペーサ21に形成された溝部21aにおいて軸支している。これにより、図19(b)に示すように、突起22が容易に傾動(回動)する。図20では、突起24がブリッジ部25を介してスペーサ23の側面と繋がれている。これにより、図20(b)に示すように、押輪19の押圧に伴ってブリッジ部25が撓み、突起24が押輪受口部19cの内周面に沿って容易に移動する。ブリッジ部25は、突起24が円滑に移動するように容易に撓み、且つ、突起24の移動によって容易に破断しない厚みに設定されている。上記構成によれば、押輪19を移動させたときに突起22、24が押輪受口部19cの内周面に沿って円滑に移動するため、施工性が向上するとともに突起またはスペーサの損傷を防止することができる。また、一度使用した場合であっても、元の形状に容易に復元することができるため、好適に再度使用することができる。
第1実施形態における管継手の施工状態を示す半断面図 図1の管継手の仮組み状態を示す部分断面図 第1実施形態における押輪の正面図 図2における弾性リングおよび抜け止めリングを押輪側から見た正面図 図2の管継手の緊締具を途中まで締め付けた状態を示す部分断面図 図2の管継手の緊締具を完全に締め付けた状態を示す部分断面図 図6の接合管に通水して抜け出し力が作用した状態を示す部分断面図 第2実施形態におけるスペーサの正面図 第2実施形態における弾性リングの正面図 弾性リングに保持されたスペーサおよび抜け止めリングの正面図 弾性リングに保持されたスペーサおよび抜け止めリングの側面視半断面図 第2実施形態における押輪の正面図 第2実施形態における管継手の仮組み状態を示す部分断面図 図13の管継手の緊締具を途中まで締め付けた状態を示す部分断面図 図13の管継手の緊締具を完全に締め付けた状態を示す部分断面図 図15の接合管に通水して抜け出し力が作用した状態を示す部分断面図 別実施形態に係る管継手の部分断面図 別実施形態に係る管継手の部分断面図 別実施形態に係るスペーサに設けられた突起の断面図 別実施形態に係るスペーサに設けられた突起の断面図 従来の管継手の施工状態を示す半断面図 従来の管継手を示す部分断面図 従来の管継手を示す部分断面図 従来の押輪の正面図
符号の説明
1 接合管
2 管継手本体
2c 管受口部
2f 管受口部周縁外面
3 押輪
3c 押輪受口部
4 ボルト・ナット
5 パッキン輪
6 抜け止めリング
7 スペーサ
8 弾性リング
15 スペーサ
16 突起
16d 突起の内周面
18 薄肉部
19 押輪
19c 押輪受口部
20 凹溝
21 スペーサ
22 突起
23 スペーサ
24 突起
25 ブリッジ部

Claims (11)

  1. 外周に突出部を有し接合管の一端側外周に嵌め込まれる押輪と、
    前記押輪に対向する側に前記突出部に対向する突出部を有すると共に、この突出部の内周側に前記押輪に向けて拡がる管受口部を有して、前記接合管の外周に周隙間をもって嵌装される管または管継手本体と、
    前記押輪を前記管または前記管継手本体の方向に移動操作可能な緊締具と、
    前記管または前記管継手本体と前記接合管との内外間に配置され、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って生じる自らの弾性変形により前記管受口部に嵌装されるパッキン輪と、
    前記押輪と前記接合管との内外間に配置され、周方向の1箇所で分離する抜け止めリングとを備えた管継手において、
    前記押輪は、周方向において分離した箇所を有さない環状を呈すると共に、その内周側に前記管または前記管継手本体に向けてテーパ状に拡がる押輪受口部を有し、
    前記押輪と前記パッキン輪との間に配置され、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って生じる自らの弾性変形により、前記抜け止めリングを前記押輪受口部に圧入しつつ前記接合管外面に圧接する弾性部材と、
    前記パッキン輪と前記弾性部材との間に配置され、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って前記管受口部周縁外面に当接するスペーサと、を備えることを特徴とする管継手。
  2. 前記押輪受口部は、拡がる側の開口部と、窄まる側のテーパ部とを備え、前記弾性部材は前記開口部内周側に配置されるとともに、前記抜け止めリングは前記弾性部材の弾性変形により、前記テーパ部に圧入されるように構成した請求項1記載の管継手。
  3. 前記押輪の前記テーパ部には前記抜け止めリングのみが圧入可能に構成された請求項2記載の管継手。
  4. 前記パッキン輪が、前記管受口部側となる先部と、前記押輪側となる基部とからなり、前記先部は外周が前記管受口部の入口に仮止めが可能となるように、その管受口部の内径と略同径であると共に、前記基部は前記先部に繋がる処だけ外周が前記先部の外径よりも大径とされて前記管受口部周縁外面に当接するストッパーとなっている請求項1〜3いずれかに記載の管継手。
  5. 前記弾性部材および前記スペーサに代えて、前記押輪と前記パッキン輪との間に配置され、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って前記管受口部周縁外面に当接するとともに、その押圧に伴って生じる自らの弾性変形により前記抜け止めリングを前記押輪受口部に圧入しつつ前記接合管外面に圧接する弾性リングスペーサを備える請求項1〜4いずれかに記載の管継手。
  6. 前記スペーサに、前記緊締具の操作により移動する前記押輪の押圧に伴って前記押輪受口部の内周面に沿って移動して、前記抜け止めリングを前記接合管外面に圧接する突起が設けられた請求項1〜4いずれかに記載の管継手。
  7. 前記突起が、前記スペーサの周方向に所定のピッチで複数個設けられた請求項6記載の管継手。
  8. 前記押輪受口部の前記突起に対向する位置に、前記管または前記管継手本体に向けてテーパ状に拡がり、前記突起が内接する凹溝が設けられた請求項6または7記載の管継手。
  9. 前記押輪受口部の内周面に沿って移動した前記突起の前記接合管外面に対向する面が、前記管または前記管継手本体に向けて拡がるテーパ状になるとともに、前記押輪受口部において前記抜け止めリングが圧入される領域の内周面と略同一面上に位置するように構成された請求項6〜8いずれかに記載の管継手。
  10. 前記スペーサが前記弾性部材に保持されている請求項6〜9いずれかに記載の管継手。
  11. 前記突起が前記スペーサに回動可能に支持された請求項6〜10いずれかに記載の管継手。
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